JP2889255B2 - 原子炉ノイズ監視装置 - Google Patents

原子炉ノイズ監視装置

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JP2889255B2 JP63315038A JP31503888A JP2889255B2 JP 2889255 B2 JP2889255 B2 JP 2889255B2 JP 63315038 A JP63315038 A JP 63315038A JP 31503888 A JP31503888 A JP 31503888A JP 2889255 B2 JP2889255 B2 JP 2889255B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原子炉ノイズ監視装置に係り、バックグラン
ドノイズ中より異音を検出して監視を行う原子炉ノイズ
監視装置に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、原子炉における構造物の応力腐食などに起因す
る部品脱落などの判定を行う手段として、原子炉ノイズ
を監視する方法がある。このために原子炉ノイズ監視装
置が用いられるが、この装置は、原子力発電プラントの
1次系の各機器に取付けられた検出器の各々が検出した
異音(主として金属同志が衝突した音)が、バックグラ
ンド・ノイズ(B.G.N)に比べて一定比率以上であると
きにハイアラームを発生するように構成されている。
なお、この種の装置に関するものとして、特開昭58−
21524号、実開昭60−27329号、特開昭60−105994号、特
開昭61−290392号、特開昭62−8095号及び実開昭62−10
4196号の各公報に記載がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記した従来の原子炉ノイズ監視装置では、
微小なインパクト音の検出は、インパクト発生場所近傍
の検出器でしか行えず、インパクト発生場所から離れた
隣の検出器では音が減衰し、バックグランドに埋もれて
検出できない。このため、警報妥当性診断装置では、単
チャンネルであることから誤警報と見なされ、ルースパ
ーツ警報を発生せずに、事故を見過ごしてしまう恐れが
ある。また、聴音ができたとしても、信号利得が小さい
ため、バックグランド・ノイズとの判別が難しく、正確
な発生場所の推定が困難である。
近年、原子力発電プラントは累積運転時間が多くな
り、原子炉炉心構造物の応力腐食などによる部品脱落が
問題になっているがこれらの部品は燃料棒支持ピン或い
はバネなどの比較的軽量のものが多いため、これらの脱
落による異音は極めて小さな音であり、異音の判別や位
置推定は困難になっている。しかし、たとえ小さな異音
でも発生場所によっては、非常に重要な場合があり、ま
た、重大事故に繋がる恐れがある。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決で
き、インパクト発生場所の近傍にある検出器での異音の
検出を可能にし、ルースパーツ検出能力及び位置推定精
度の向上が図れるようにした原子炉ノイズ監視装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明は、原子力発
電プラントの各機器に取付けられた検出器で検出した異
音に基づく検出信号と予め設定した設定値との比較によ
り警報を発する原子炉ノイズ監視装置にあって、前記異
音の内、同一箇所で発生していると見なされる異音を累
加してS/N比を高めた信号を前記検出信号とする信号処
理手段を設けるようにしたものである。
〔作 用〕
上記手段によれば、検出信号をN回累加することによ
り、バックグランドノイズがキャンセルされ、その結果
として検出信号のS/N比を向上させることができ、バッ
クグランドノイズに比べて異音レベルを大きくすること
ができる。したがって、従来、見過ごされていた異音の
検出が可能になり、正確に異音発生場所を推定すること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による原子炉ノイズ監視装置の一実施
例を示すブロック図である。本例においては、検出器が
10個の場合を例示している。
第1図において、加速度計1〜10は原子プラントの一
次系配管又は補機に設置され、各部の振動音を検知して
電気信号に交換して出力する。加速度計1〜10のおのお
の出力信号を増幅するために、前置増幅器11〜20が加速
度計1〜10に接続されている。更に、前置増幅器11〜20
の各々には、ハイアラーム警報(オン・オフの2値信
号)を発生するためのルースパーツディテクタ21〜30が
接続されている。加速度計1〜10は、第2図(a)、
(b)に示すように、原子炉の各部に設置される。
ルースパーツディテクタ21〜30の各々には、そのアナ
ログ出力信号をデジタル信号に変換するために、A/D
(アナログ/デジタル)変換器31〜40が接続され、この
A/D変換器31〜40に累加装置51〜60が接続され、更に累
加装置51〜60には警報レベル設定器41〜50が接続されて
いる。警報レベル設定器41〜50各々と累加装置51〜60の
各々との出力を比較するために、比較器61〜70が設けら
れている。また、比較器61〜70の各出力信号に基づいて
警報の妥当性を診断する為に警報妥当性診断装置71が設
けられると共に、累加装置51〜60の各出力信号に基づい
てルースパーツを解析するために、ルースパーツ解析装
置72が設けられている。
なお、警報妥当性診断装置71の詳細については、例え
ば、特願昭60−145722号公報に詳細な記載があり、ルー
スパーツ解析装置72については、例えば、「火力原子力
発電」Vol.38、No.6、65〜67Pに記載がある。
警報妥当性診断装置71によって警報の妥当性が判定さ
れたことに基づいて警報を発する警報装置73が、警報妥
当性診断装置71に接続されている。また、累加装置51〜
60の各々に対し、ルースパーツディテクタ21〜30の少な
くとも1つから警報信号が出されたことを報知するORゲ
ート回路74が設けられている。
次に、以上の構成に実施例の動作について説明する。
加速度計1〜10で検出された振動音は、前置増幅器11
〜20で所定のレベルに増幅され、ルースパーツディテク
タ21〜30に印加される。ルースパーツディテクタ21〜30
は、アナログバンドパスフィルタによって高域、低域の
バックグランド・ノイズを除去し、このノイズに対し急
激なインパクト音が有った場合にハイアラーム警報を発
生すると共に、バックグランド・ノイズと振動音との比
較し、一定比率(通常、200〜300%)以上であれば、ハ
イアラーム警報を発生する。
ルースパーツディテクタ21〜30の出力信号はA/D変換
器31〜40によってアナログ信号からデジタル信号に変換
されたのち、累加装置51〜60に印加される。累加装置51
〜60は、いずれかのルースパーツディテクタ21〜30がハ
イアラーム警報を発生、例えば、第2図に示す加速度計
1の近傍の×印の部位に微小なインパクトが発生したと
する。すると、第3図(加速度計1〜3についてのみ図
示)のように、加速度計1にはインパクト波形が現れる
が、加速度計2、3はインパクト場所から離れているた
めに、インパクト波形は減衰し、バックグランド・ノイ
ズとの比が小さくなる。したがって、ハイアラーム警報
は、加速度計1のチャンネルにのみ発生する。このよう
に、加速度計のいずれかの近傍において、微小なインパ
クトがあると、第1図の累加装置51〜60が動作する。累
加装置51〜60は、第3図に示すように、ハイアラーム発
生ポイントの前150mS〜後50mSで全チャンネルに同期し
て警報を記憶する。
通常、ルースパーツが発生した場合、系内を移動する
フリールースパーツと、或る一定箇所に留まっているキ
ャプティブルースパーツとがあるが、フリールースパー
ツも最終的には何処かに流れ着く。例えば、蒸気発生器
の下部水室、原子炉容器下部などに着いてキャプティブ
ルースパーツとなり、微小インパクトを繰り返すことに
なる。したがって、第3図と同様なインパクト波形はN
回採取される。これらの波形は、異音とバックグランド
・ノイズとが重畳した波形になっているが、その異音は
同一形状(波形の立ち上がり、波高値など)である。こ
れに対してバイクグランド・ノイズは、流動音のために
ランダム性ノイズになっている。このような、異音(S:
Signal)とバックグランド・ノイズ(N:Noise)の比、
すなわちS/N比は累加によって次のように改善される。
ここで、N回の測定波形に対する平均化について第4
図を参照して考察する。第4図は、第3図の加速度計1
の波形について、これを実効値で表現したものである。
或る位置において、N回目の測定結果についての信号
成分は、信号をS、雑音の平均振幅をnとすると、 一方、雑音は複雑な波形を有し、異音のように単純に
N倍にはならず、雑音強度は次のように表される。
また、最終的なS/N比は、下記の通りになる。
すなわち、N回の積算平均化によりS/N比は 倍向上する。したがって、検出精度が高まり、従来でき
なかったハイアラームの発生が可能になる。
累加装置51〜60は、全チャンネルについて第3図に示
した波形をN回同期させながら累加する。また、警報レ
ベル設定器41〜50は、累加装置51〜60の波形の内、トリ
ガ点より前の150mS〜50mSのバックグランド・ノイズの
平均値に対し、一定の比率(例えば、200〜300%)に設
定する。さらに、比較器61〜70は、警報レベル設定器41
〜50の設定レベルと、累加装置51〜60の出力(N回累加
後)とを比較する。そして、累加装置51〜60の出力が警
報レベル設定器41〜50の設定レベル以上であれば、比較
器61〜70からハイアラーム警報信号を出力し、この警報
信号に基づいて警報妥当性診断装置71は、センサチャン
ネル上の遅延時間と比較し、妥当性が有る場合に警報装
置73を動作させる。
〔発明の効果〕 以上説明した通り、この発明は、原子力発電プラント
の各機器に取付けられた検出器で検出した異音の内、同
一箇所で発生していると見なされる異音を累加してS/N
比を高めた信号を検出信号とする信号処理手段を設けた
ので、S/N比が改善され、従来ノイズに埋もれていた異
音の検出が可能になる。このため、炉心の微小な異音を
検出できるようになり、位置推定の精度の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による原子炉ノイズ監視装置の一実施例
のブロック図、第2図(a),(b)は原子炉への加速
度計の装着状況を説明する説明図、第3図は加速度計に
よる検出信号の波形の波形図、第4図は第3図の加速度
計1に対する実効値の波形図である。 1〜10……加速度計、21〜30……ルースパーツディテク
タ、41〜50……警報レベル設定器、51〜60……累加装
置、61〜70……比較器、71……警報妥当性診断装置、72
……ルースパーツ解析装置、73……警報装置、74……OR
ゲート回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子力発電プラントの各機器に取付けられ
    た検出器で検出した異音に基づく検出信号と予め設定し
    た設定値との比較により警報を発する原子炉ノイズ監視
    装置において、 前記異音の内、同一箇所で発生していると見なされる異
    音を累加してS/N比を高めた信号を前記検出信号とする
    信号処理手段を設けたことを特徴とする原子炉ノイズ監
    視装置。
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