JP2889021B2 - 適応雑音除去方法 - Google Patents

適応雑音除去方法

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JP2889021B2
JP2889021B2 JP3213507A JP21350791A JP2889021B2 JP 2889021 B2 JP2889021 B2 JP 2889021B2 JP 3213507 A JP3213507 A JP 3213507A JP 21350791 A JP21350791 A JP 21350791A JP 2889021 B2 JP2889021 B2 JP 2889021B2
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伸治 屋内
俊幸 宮原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の雑音源から放射
される雑音信号と希望信号との混在した信号の中から、
雑音信号だけを適応的に除去する適応雑音除去方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の適応雑音除去方法に用い
られる適応雑音除去装置の構成例を示す機能ブロック図
である。
【0003】この適応雑音除去装置は、希望信号と適応
雑音除去処理の対象となる雑音信号との両者を受信する
センサ1と、複数のセンサ2−1〜2−Nからなる雑音
信号のリファレンスセンサ群2とを備え、そのリファレ
ンスセンサ群2の出力側には、センサ選択器3が接続さ
れている。センサ選択器3は、予め定められたセンサ2
−1〜2−Nの出力信号をN個選択する機能を有し、そ
の出力側には複数の適応フィルタ(以下、ADFとい
う)4−1〜4−Nが接続されている。
【0004】各ADF4−1〜4−Nは、センサ選択器
3の出力信号をリファレンス信号とし、時間領域におい
て適応フィルタリング処理を行う回路であり、それらの
出力側には加算器5が接続され、さらに該加算器5とセ
ンサ1とが減算器6に接続されている。減算器6は、セ
ンサ1の出力信号から加算器5の出力信号を減算し、そ
の減算結果を出力端子7へ出力すると共に、各ADF4
−1〜4−Nへフィ―ドバックするようになっている。
【0005】図3は、図2中の各ADF4−1〜4−N
の構成例を示す機能ブロック図である。
【0006】このADFは、センサ選択器3の出力信号
を順次遅延する複数の縦続接続された遅延素子10−1
〜10−Pを有し、その入出力側には、係数器11−0
〜11−Pがそれぞれ接続されている。係数器11−0
〜11−Pの出力側には、加算器12が接続され、さら
にその加算器12の出力側が図2の加算器5に接続され
ている。
【0007】以上のような適応雑音除去装置を用いた従
来の適応雑音除去方法について説明する。
【0008】図2において、雑音信号のリファレンスセ
ンサ群2は、各センサ2−1〜2−N毎に受信した雑音
信号をセンサ選択器3へ出力する。センサ選択器3で
は、予め定められたセンサの出力信号をN個選択し、各
ADF4−1〜4−Nへそれぞれ出力する。
【0009】図3に示すADF4−1では、センサ選択
器3からの雑音信号を遅延素子10−1及び係数器11
−0に入力する。遅延素子10−1では、一定時間遅延
した出力を遅延素子10−2及び係数器11−1へ与え
る。以下同様に各遅延素子10−1〜10−Pで処理さ
れる。係数器11−0〜11−Pでは、次式(1)によ
り、乗算処理を行う。 Yi (k)=Xi (k)・Wi (k) ・・・(1) 但し、i=0,1,2,…,P Xi (k);時刻kにおける遅延素子10−iの出力 i=0の場合はセンサ選択器3の出力 Wi (k);時刻kにおける重み係数 (1)式により乗算処理した結果は加算器12へ送出さ
れ、該加算器12で、Yo 〜Yp の結果を加算し、図2
の加算器5へ出力する。他のADF4−2〜4−Nも同
様の処理となる。
【0010】加算器5は、ADF4−1〜4−Nの出力
の加算処理を行い、その結果を減算器6へ出力する。減
算器6は、適応雑音除去処理の対象である希望信号と雑
音信号の両者を受信するセンサ1からの出力と、加算器
5からの出力の減算を行い、その減算結果を出力端子7
へ出力すると共に、ADF4−1〜4−Nへ出力する。
【0011】各ADF4−1〜4−N内の係数器11−
0〜11−Pは、減算器6からの出力z(k)を用い、
次式(2)により、時刻k+1における重み係数W
i (k+1)の更新を行う。 Wi (k+1)=Wi (k)+μ・Xi (k)・z(k)・・・(2) 但し、μ;収束係数 z(k);時刻kにおける適応雑音除去処理の出力 図4は、従来の他の適応雑音除去方法に用いられる適応
雑音除去装置の構成例を示す機能ブロック図であり、図
2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。
【0012】この適応雑音除去装置では、図2のセンサ
1の出力側及びセンサ選択器3の出力側に、周波数分析
器15−0〜15−Nが接続され、それらの出力側が減
算器6及びADF4A−1〜4A−Nに接続されてい
る。周波数分析器15−0〜15−Nのうち、周波数分
析器15−0はセンサ1の出力信号に対してFFT等の
フ―リエ変換の手段を用いて周波数分析処理を行うこと
により、該信号をQ個のbinに分割し、減算器6へ出
力する機能を有している。他の各周波数分析器15−1
〜15−Nも同様に、センサ選択器3の各出力に対して
FFT等のフ―リエ変換の手段を用いて周波数分析処理
を行うことにより、該信号をQ個のbinに分割し、各
ADF4A−1〜4A−Nへ出力する機能を有してい
る。
【0013】各ADF4A−1〜4A−Nは、図2のA
DF4−1〜4−Nとほぼ同様の回路であるが、そのA
DF4−1〜4−Nが時間領域において適応フィルタリ
ング処理を行うのに対し、この図4のADF4A−1〜
4A−Nでは、周波数領域での適応フィルタリング処理
を行う点のみが異なっている。
【0014】次に、図4のような適応雑音除去装置を用
いた従来の他の適応雑音除去方法について説明する。
【0015】図4において、雑音信号のリファレンスセ
ンサ群2は、各センサ2−1〜2−N毎に受信した雑音
信号をセンサ選択器3へ出力する。センサ選択器3で
は、予め定められたセンサの出力信号をN個選択し、各
周波数分析器15−1〜15−Nへ出力する。
【0016】周波数分析器15−1は、センサ選択器3
で選択された第1のセンサの雑音信号に対して、FFT
等のフ―リエ変換の手段を用いて周波数分析処理を行う
ことにより、該信号をQ個のbinに分割し、ADF4
A−1へ出力する。ADF4A−1は、各bin毎に次
式(1−1)で示される重み係数Wji(k)の乗算処理
を行い、加算器5へ出力する。他の周波数分析器15−
2〜15−N及びADF4A−2〜4A−Nについて
も、同様に処理され、加算器5へそれぞれ出力される。 Yji(k)=Xji(k)・Wji(k) ・・・(1−1) 但し、 i=0,1,2,…,Q−1、j=1,2,…,N Xji(k);第j番目のセンサ2−jの時刻kにおける
i番目のbin入力 Wji(k);第j番目のセンサ2−jの時刻kにおける
i番目の重み係数 加算器5では、各ADF4A−1〜4A−Nからそれぞ
れ出力されたQ個の周波数bin出力に対して各bin
毎に加算処理を行い、その結果を減算器6へ出力する。
【0017】一方、適応雑音除去の対象となるセンサ1
は、受信した音響信号を電気信号に変換し、周波数分析
器15−0へ出力する。周波数分析器15−0は、セン
サ1からの信号に対し、周波数分析処理を行うことによ
り、該信号をQ個のbinに分割し、減算器6へ出力す
る。
【0018】減算器6は、周波数分析器15−0からの
周波数bin出力と、加算器5からの周波数bin出力
に対して、各bin毎に減算処理を行い、その減算結果
を出力端子7へ出力すると共に、ADF4A−1〜4A
−Nへ出力する。ADF4A−1〜4A−Nにおける重
み係数は、減算器6からの出力Zi (k)を用い、次式
(2−1)により、時刻k+1における重み係数W
ji(k+1)の更新を行う。 Wji(k+1)=Wji(k)+μ・X * ji(k)・zi (k) ・・・(2−1) 但し、μ;収束係数 X * ji(k);Xji(k)の共役複素数 zi (k);時刻kにおけるi番目のbinの適応雑音
除去処理の出力
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来の図2の適応雑音
除去方法では、時間領域において適応フィルタリング処
理を行うことにより、希望信号と雑音信号の混在した信
号から、該雑音信号を適応的に除去する方法である。こ
れに対して、従来の図4の適応雑音除去方法では、周波
数領域での適応フィルタリング処理を行うことにより、
図2と同様に、雑音信号を適応的に除去する方法であ
る。これらは、図2或いは図4の出力端子7に接続され
る回路が、時間領域での処理を行う回路か、或いは周波
数領域での処理を行う回路かによって、それが使い分け
られる。
【0020】しかしながら、従来のいずれの方法におい
ても、リファレンスセンサ群2からN個のセンサ2−1
〜2−Nを選択する場合、次のような問題があり、それ
を解決することが困難であった。
【0021】適応雑音除去処理の雑音除去能力を向上
させるためには、センサ1に含まれる雑音源の詳細な分
析が必要となる。 設計時に、最適な選択がなされていても、経年変化等
により、選択されていないセンサで受信した雑音源の影
響が大きくなってくると、性能が劣化する。 本発明は、前記従来技術が持っていた課題として、適応
雑音除去処理の雑音除去能力向上のために雑音源の詳細
な分析が必要になるという点や、経年変化等によって性
能が劣化するという点について解決した適応雑音除去方
法を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、特定の雑音源から放射される雑音信
号を受信するM個のセンサ中、N個(M>N)のセンサ
を選択し、前記N個のセンサの出力信号をリファレンス
信号とし、時間領域においてN個のADFで適応フィル
タリング処理を行うことにより、希望信号と雑音信号の
混在した信号から雑音信号を適応的に除去する適応雑音
除去方法において、次のような手段を講じている。
【0023】即ち、前記N個のセンサを雑音のリファレ
ンスとして該N個のセンサ毎に前記N個のADFで適応
フィルタリングを実施することによって適応雑音除去処
理を行い、パワ―算出処理によって前記N個のADFの
出力のパワ―を求め、前記N個のADFの出力のパワ―
に基づき、センサ選択処理によって前記M個のセンサの
中からN個のセンサの再選択を行うようにしている。
【0024】第2の発明では、第1の発明の適応雑音除
去処理、パワ―算出処理、及びセンサ選択処理を一定周
期毎に実施するようにしている。
【0025】第3の発明では、第1の発明において、時
刻kと時刻k+1における前記適応雑音除去処理の出力
信号の差に基づき、前記適応雑音除去処理、パワ―算出
処理、及びセンサ選択処理を実施するようにしている。
【0026】第4の発明によれば、特定の雑音源から放
射される雑音信号を受信するM個のセンサ中、N個(M
>N)のセンサを選択し、前記N個のセンサの周波数分
析出力信号をリファレンス信号とし、N個のADFで周
波数領域での適応フィルタリング処理を行うことによ
り、希望信号と雑音信号の混在した信号の周波数分析結
果から雑音信号を適応的に除去する適応雑音除去方法に
おいて、次のような手段を講じている。
【0027】即ち、周波数分析処理により、前記選択さ
れたN個のセンサについて周波数分析を行い、前記N個
の周波数分析結果を雑音のリファレンスとして該N個の
センサ毎に、周波数領域にて前記N個のADFで適応フ
ィルタリングを実施することによって適応雑音除去処理
を行なう。さらに、パワ―算出処理によって前記N個の
ADFの出力のパワ―を求め、センサ選択処理によって
前記N個のADFの出力のパワ―の大きい方からL個の
センサを選択した後、センサ再選択処理によって前記セ
ンサの残りN−L個を前記M個のセンサ中、選択されて
いないセンサから選ぶことによってN個のセンサの再選
択を行うようにしている。
【0028】第5の発明では、第4の発明の周波数分析
処理、適応雑音除去処理、パワ―算出処理、センサ選択
処理、及びセンサ再選択処理を一定周期毎に実施するよ
うにしている。
【0029】第6の発明では、第4の発明において、時
刻kと時刻k+1における前記適応雑音除去処理の出力
信号のパワ―の差に基づき、前記周波数分析処理、適応
雑音除去処理、パワ―算出処理、センサ選択処理、及び
センサ再選択処理を実施するようにしている。
【0030】第7の発明では、第4の発明のN個のセン
サの選択において、前記M個のセンサ全てについて周波
数分析を行い、該M個の周波数分析結果から前記N個の
周波数分析結果の選択を行うようにしている。
【0031】
【作用】第1の発明によれば、以上のように適応雑音除
去方法を構成したので、パワ―算出処理によってADF
の出力のパワ―を求め、センサ選択処理により、該パワ
―値に基づき、雑音除去能力への寄与の小さいセンサを
求め、その結果に基づきリファレンスセンサの選択法を
制御する。これにより、詳細な分析の必要がなく、かつ
経年変化等で雑音除去能力への寄与の大きいセンサが変
化しても追従することが可能となる。
【0032】第2の発明によれば、第1の発明の適応雑
音除去処理、パワ―算出処理、及びセンサ選択処理を一
定周期毎に実施することにより、雑音除去制御の簡単化
が図れる。
【0033】第3の発明によれば、時刻kと時刻k+1
における適応雑音除去処理の出力信号の差に基づき、セ
ンサ番号の更新を行う。これにより、雑音信号の変動に
精度良く追従し得る。
【0034】第4の発明によれば、パワ―算出処理によ
って周波数領域におけるDSPの出力のパワ―を求め、
センサ選択処理及びセンサ再選択処理により、該パワ―
値に基づき、雑音除去能力への寄与の小さいセンサを求
め、その結果に基づきリファレンスセンサの選択法を制
御する。これにより、リファレンスセンサの選択を自動
的に設定でき、センサの変化に追従し得る。
【0035】第5の発明のよれば、一定周期毎にセンサ
番号の更新を行う。これにより、雑音除去制御の簡単化
が図れる。
【0036】第6の発明によれば、時刻kと時刻k+1
における適応雑音除去処理の出力信号のパワ―の差に基
づき、センサ番号の更新を行う。これにより、雑音信号
の変動に対する雑音除去精度の向上が図れる。
【0037】第7の発明によれば、M個のセンサに対し
て周波数分析を行い、その分析結果に対してN個のセン
サの選択を行う。これにより、第4の発明とほぼ同様の
雑音除去が行える。従って、前記課題を解決できるので
ある。
【0038】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
り、従来の図2中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。
【0039】この適応雑音除去装置が従来の図2のもの
と異なる点は、ADF4−1〜4−Nの出力側とセンサ
選択器3との間にセンサ選択制御器20を設け、該セン
サ選択制御器22より、該ADF4−1〜4−Nの出力
から雑音除去能力への寄与の小さいセンサを求め、その
結果に基づきセンサ選択器3の選択動作を制御するよう
にしたことである。
【0040】図5は、図1中のセンサ選択制御器20の
構成例を示す機能ブロック図である。
【0041】このセンサ選択制御器は、各ADF4−1
〜4−Nからの出力に対してパワ―算出処理によって該
出力のパワ―を算出するパワ―算出器22−1〜22−
Nを有し、その各出力側に積分器21−1〜21−Nが
それぞれ接続されている。各積分器21−1〜21−N
は、各パワ―算出器21−1〜21−Nの出力に対する
積分を行う機能を有し、指数型の移動平均や、或いはK
個の信号の加算和による単純平均等で積分処理を行う。
【0042】積分器21−1〜21−Nの出力側には、
制御器23が接続され、さらにその制御器23に、使用
センサテ―ブル24が接続されている。制御器23は、
積分器22−1〜22−Nの出力に基づき、センサ選択
処理によってM個のセンサの中からN個のセンサの再選
択を行う機能を有している。
【0043】以上のような適応雑音除去装置を用いた適
応雑音除去方法について説明する。図1において、雑音
信号のリファレンスセンサ群2は、各センサ2−1〜2
−N毎に受信した雑音信号をセンサ選択器3へ出力す
る。センサ選択器3では、センサ選択制御器20からの
制御信号に基づき、雑音信号のリファレンスセンサ群2
からのM個のセンサの出力信号中、N個選択し、各AD
F4−1〜4−Nへそれぞれ出力する。
【0044】各ADF4−1〜4−Nは、センサ選択器
3からのN個の出力信号に対してそれぞれ(1)式で乗
算処理を行い、その結果を加算器5及びセンサ選択制御
器20へ送出する。加算器5は、ADF4−1〜4−N
の出力の加算処理を行い、その結果を減算器6へ出力す
る。減算器6は、適応雑音除去処理の対象である希望信
号と雑音信号の両者を受信するセンサ1からの出力と、
加算器5からの出力の減算を行い、出力端子7へ出力す
ると共に、ADF4−1〜4−Nへ出力する。図3に示
す各ADF4−1〜4−N内の係数器11−0〜11−
Pは、減算器6からの出力z(k)を用い、(2)式に
従い、時刻K+1における重み係数Wi (k+1)の更
新を行う。
【0045】図5のセンサ選択制御器20では、ADF
4−1からの信号をパワ―算出器21−1に入力する。
パワ―算出器21−1では、ADF4−1からの信号の
2乗値を算出し、その結果を積分器22−1へ出力す
る。積分器22−1は、パワ―算出器21−1の出力の
積分を行い、その結果を制御器23へ送出する。他のパ
ワ―算出器21−2〜21−N、及び積分器22−2〜
22−Nも同様の動作となる。
【0046】制御器23は、積分器22−1〜22−N
からの積分出力を入力し、N個の雑音信号の推定値であ
る積分出力の中の大きい方からL個選択する。さらに、
残りのN−L個のセンサについては、使用センサテ―ブ
ル24から削除すると共に、センサ選択器3で選択され
なかったM−N個のセンサを選択し、使用センサテ―ブ
ル24に登録する。これにより、制御器23は継続する
L個のセンサ番号に新しく登録したN−L個のセンサ番
号を追加してセンサ選択器3に出力する。
【0047】ここで、M−N個のセンサの中からN−L
個のセンサを選択する方法は、シ―ケンシャルに選択し
ても良いし、或いはランダムに選択しても良い。
【0048】制御器23からセンサ選択器3へ新しいセ
ンサ番号を送出するタイミングは、例えば一定周期で実
施される。この一定周期は、ADF4−1〜4−Nの収
束時間よりも長い値に設定する。
【0049】以上のように、この第1の実施例では、セ
ンサ選択制御器20内のパワ―算出器21−1〜21−
Nにより、ADF4−1〜4−Nの出力のパワ―を求
め、そのパワ―を積分器22−1〜22−Nで積分し、
該積分出力に基づき制御器23により、雑音除去能力へ
の寄与の小さいセンサを求め、その結果に基づきセンサ
選択器3に対してリファレンスセンサ2の選択法を制御
するようにしている。そのため、リファレンスセンサ2
の選択が、詳細な分析の必要もなく、自動的に設定でき
る。さらに、経年変化等で適応雑音除去への寄与の大き
いセンサが変化しても追従することができ、性能の劣化
を抑えることができる。また、制御器23からセンサ選
択器3へ新しいセンサ番号を送出するタイミングは、例
えば一定周期で実施するので、リファレンスセンサ2の
選択制御が簡単になるという利点も有している。
【0050】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
り、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素には
共通の符号が付されている。
【0051】この適応雑音除去装置では、図1の減算器
6の出力側に、更新タイミング抽出器30を設け、その
出力によってセンサ選択制御器20を制御するようにし
ている。更新タイミング抽出器30は、減算器6の出力
に基づき、センサ選択制御器20に対してセンサ番号の
更新を行う機能を有している。
【0052】第1の実施例では、一定周期毎にセンサ番
号の更新を行っていたが、この第2の実施例では、更新
タイミング抽出器30によってセンサ番号の更新が行わ
れる。このように、この第2の実施例では、第1の実施
例に対してタイミング抽出器30の動作のみが異なるの
で、ここでは、該更新タイミング抽出器30の動作につ
いてのみ説明する。
【0053】更新タイミング抽出器30は、時刻kにお
ける減算器6からの出力信号z(k)と、該更新タイミ
ング抽出器30内に格納している時刻k−1における減
算器6からの出力信号z(k−1)との比較処理を行
い、その差がある閾値以下になった場合にのみタイミン
グ更新制御信号をセンサ選択制御器20へ送出すると共
に、毎回減算器6からの出力信号z(k)を該更新タイ
ミング抽出器30内に格納し、次回の更新処理に備え
る。センサ選択制御器20内の制御器23は、更新タイ
ミング抽出器30からのタイミング更新制御信号に基づ
き、センサ選択器3へ新しいセンサ番号を送出する。
【0054】この第2の実施例の適応雑音除去方法で
は、雑音信号が変動する場合においても、高精度の雑音
除去が行えるという利点を有している。
【0055】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
り、従来の図4中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。
【0056】この雑音推定除去装置は、従来の図4のA
DF4A−1〜4A−Nの出力側に、センサ選択制御器
20Aが接続され、その出力によってセンサ選択器3の
センサ選択方法が制御されるようになっている。センサ
選択制御器20Aは、第1の実施例を示す図1のセンサ
選択制御器20とほぼ同一の機能を有し、例えば図5に
示すセンサ選択制御器20Aとほぼ同様の構成となって
いる。
【0057】このような適応雑音除去装置を用いた適応
雑音除去方法について説明する。図7において、雑音信
号のリファレンスセンサ群2は、各センサ2−1〜2−
N毎に受信した雑音信号をセンサ選択器3へ出力する。
センサ選択器3では、センサ選択制御器20Aからの制
御信号に基づき、雑音信号のリファレンスセンサ群2か
らのM個のセンサの出力信号の中からN個選択し、各周
波数分析器15−1〜15−Nへそれぞれ出力する。
【0058】各周波数分析器15−1〜15−Nは、セ
ンサ選択器3からのN個の出力に対し、FFT等のフ―
リエ変換の手段を用いて周波数分析を行い、その結果を
ADF4A−1〜4A−Nへそれぞれ出力する。各AD
F4A−1〜4A−Nは、各周波数分析器15−1〜1
5−NからのQ個のbin出力信号に対してそれぞれ
(1−1)式の乗算処理を行い、その結果を加算器5及
びセンサ選択制御器20Aへ送出する。加算器5は、A
DF4A−1〜4A−Nの出力に対して周波数bin毎
の加算処理を行い、結果を減算器6へ出力する。
【0059】一方、適応雑音除去の対象となるセンサ1
は、受信した音響信号を電気信号に変換し、周波数分析
器15−0へ出力する。周波数分析器15−0は、セン
サ1からの信号に対し、周波数分析処理を行うことによ
り、該信号をQ個のbinに分割し、減算器6へ出力す
る。
【0060】減算器6は、適応雑音除去処理の対象であ
る希望信号と雑音信号の両者を受信するセンサ1からの
周波数bin出力と、加算器5からの周波数bin出力
に対して各bin毎に減算を行い、その結果を出力端子
7へ出力すると共に、ADF4A−1〜4A−Nへ出力
する。ADF4A−1〜4A−N内の重み係数は、減算
器6からの出力zi(k)を用い、(2−1)式によ
り、時刻k+1における重み係数Wji(k+1)の更新
を行う。
【0061】センサ選択制御器20Aでは、図5に示す
ように、ADF4A−1からの信号をパワ―算出器21
−1に入力する。パワ―算出器21−1では、ADF4
A−1からの複素信号の2乗値を次式(3)により算出
し、その結果を積分器22−1へ出力する。 但し、 Rji(k);ADF4A−jのi番目のbinの出力Y
ji(k)の実部 Iji(k);ADF4A−jのi番目のbinの出力Y
ji(k)の虚数 分器22−1は、パワ―算出器21−1の出力の積分を
行い、その結果を制御器23へ送出する。第1の実施例
と同様に、積分器22−1は、指数型の移動平均を用い
ても良いし、或いはK個の信号の加算和による単純平均
でも良い。
【0062】他のパワ―算出器21−2〜21−N及び
積分器22−2〜22−Nも、前記と同様の動作とな
る。
【0063】図5の制御器23は、積分器22−1〜2
2−Nからの積分出力を入力し、N個の雑音信号の推定
値である積分出力の中の大きい方からL個選択する。残
りN−L個のセンサについては、使用センサテ―ブル2
4から削除すると共に、図7のセンサ選択器3で選択さ
れなかったM−N個の中からN−L個のセンサを選択
し、使用センサテ―ブル24に登録する。これにより、
制御部23は継続するL個のセンサ番号に新しく登録し
たN−L個のセンサ番号を追加して図7のセンサ選択器
3へ出力する。
【0064】第1の実施例と同様に、M−N個のセンサ
の中からN−L個のセンサを選択する方法は、シ―ケン
シャルに選択しても良いし、或いはランダムに選択して
も良い。そして、制御器23からセンサ選択器3へ新し
いセンサ番号を送出するタイミングは、例えば一定周期
で実施される。この一定周期は、ADF4A−1〜4A
−Nの収束時間よりも長い時間に設定する。
【0065】この第3の実施例では、第1の実施例と同
様の利点を有している。
【0066】第4の実施例 図8は、本発明の第4の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
り、第3の実施例を示す図7中の要素と共通の要素には
共通の符号が付されている。
【0067】この適応雑音除去装置では、図7の減算器
6の出力側に、更新タイミング抽出器30Aを設け、そ
の出力によってセンサ選択制御器20Aに対するセンサ
番号の更新を行うようになっている。
【0068】第3の実施例では、一定周期毎にセンサ番
号の更新を行っているが、この第4の実施例では、更新
タイミング抽出器30Aにより、センサ番号の更新を行
う。即ち、この第4の実施例では、第3の実施例に対し
てタイミング抽出器30Aの動作のみが異なるので、こ
こでは該更新タイミング抽出器30Aの動作についての
み説明する。
【0069】更新タイミング抽出器30Aは、時刻kに
おける減算器6からの出力信号Zi (k)のト―タルパ
ワ―値 と、該更新タイミング抽出器30A内に格納している時
刻k−1における減算器6からの出力信号Zi (k−
1)のト―タルパワ―値 との比較処理を行い、その差がある閾値以下になった場
合にのみタイミング更新制御信号をセンサ選択制御器2
0Aへ送出すると共に、 を該更新タイミング抽出器30A内に格納し、次回の更
新処理に備える。センサ選択制御器20A内の制御器2
3は、更新タイミング抽出器30Aからのタイミング更
新制御信号に基づき、センサ選択器3へ新しいセンサ番
号を送出する。この第4の実施例では、前記第2の実施
例と同様に、雑音信号が変動する場合でも、高精度な雑
音除去が行えるという利点を有している。
【0070】第5の実施例 図9は、本発明の第5の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
り、第3の実施例を示す図7中の要素と共通の要素には
共通の符号が付されている。
【0071】この適応雑音除去装置では、図7における
FFT等のフ―リエ変換の手段を用いて周波数分析を行
う周波数分析器15−1〜15−Nが、リファレンスセ
ンサ群2の出力側とセンサ選択器3の入力側との間に設
けられている。
【0072】第3の実施例では、センサ選択器3による
センサ選択後に、周波数分析器15−1〜15−Nによ
り、N個のセンサに対して周波数分析を行っているが、
この第5の実施例では、センサ選択器3によるセンサ選
択前に、周波数分析器15−1〜15−Nにより、M個
のセンサに対して周波数分析を実施し、この周波数分析
結果に対してセンサ選択器3でN個の選択を行ってい
る。これにより、第3の実施例とほぼ同様の利点が得ら
れる。
【0073】また、第3及び第4の実施例では、センサ
選択制御器20A内のパワ―算出器21−1〜21−N
が、各binのパワ―の加算値である信号のト―タルパ
ワ―を求め、ト―タルパワ―の大きいL個のセンサが継
続処理されるように、制御器23によってセンサ選択器
3を制御している。これに対し、この第5の実施例にお
いて、パワ―算出器21−1〜21−Nによる(3)式
の処理を、各bin毎のパワ―を求める処理とし、各b
in毎に独立にL個のセンサに関する継続、及びN−L
個のセンサに関する登録処理を行うようにすれば、より
一層の性能向上が期待できる。
【0074】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。例えば、上記実施例の適応雑
音除去装置における各機能ブロックを、集積回路による
ハ―ドウェアで構成したり、或いはディジタル・シグナ
ル・プロセッサ(DSP)等によってソフトウェアとし
て処理することも可能である。また、(2)式または
(2−1)式の重み係数の更新式では、収束係数μを一
定値にとっているが、これを時間的に変化させても良
い。
【0075】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、パワ―算出処理によってADFの出力のパワ
―を求め、センサ選択処理により、該パワ―値に基づ
き、雑音除去能力への寄与の小さいセンサを求め、その
結果に基づきリファレンスセンサの選択法を制御するよ
うにしている。そのため、リファレンスセンサの選択
は、詳細な分析の必要もなく、自動的に設定できる。さ
らに、経年変化等で適応雑音除去への寄与の大きいセン
サが変化しても追従することができ、性能の劣化を抑え
ることができる。
【0076】第2の発明によれば、適応雑音除去処理、
パワ―算出処理、及びセンサ選択処理を一定周期毎に実
施するようにしたので、雑音除去の制御がより簡単にな
る。第3の発明によれば、時刻kと時刻k+1における
適応雑音除去処理の出力信号の差に基づき、適応雑音除
去処理、パワ―算出処理、及びセンサ選択処理を実施す
るようにしたので、雑音信号が変動するような場合にお
いても、精度の良い雑音除去が行える。
【0077】第4の発明によれば、パワ―算出処理によ
って周波数領域におけるADFの出力のパワ―を求め、
センサ選択処理及びセンサ再選択処理により、該パワ―
値に基づき、雑音除去能力への寄与の小さいセンサを求
め、その結果に基づきリファレンスセンサの選択法を制
御するようにしているので、第1の発明とほぼ同様の効
果が得られる。
【0078】第5の発明によれば、周波数分析処理、適
応雑音除去処理、パワ―算出処理、センサ選択処理、及
びセンサ再選択処理を一定周期毎に実施するようにした
ので、第2の発明とほぼ同様の効果が得られる。
【0079】第6の発明によれば、時刻kと時刻k+1
における適応雑音除去処理の出力信号のパワ―の差に基
づき、周波数分析処理、適応雑音除去処理、パワ―算出
処理、センサ選択処理、及びセンサ再選択処理を実施す
るようにしたので、第3の発明とほぼ同様の効果が得ら
れる。
【0080】第7の発明によれば、N個のセンサの選択
において、M個のセンサ全てについて周波数分析を行
い、該M個の周波数分析結果から該N個の周波数分析結
果の選択を行うようにしたので、第4の発明とほぼ同様
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
る。
【図2】従来の適応雑音除去方法に用いられる適応雑音
除去装置の機能ブロック図である。
【図3】図2中のDSPの構成例を示す機能ブロック図
である。
【図4】従来の他の適応雑音除去方法に用いられる適応
雑音除去装置の機能ブロック図である。
【図5】図1中のセンサ選択制御器の構成例を示す機能
ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施例を示す適応雑音除去方法
に用いられる適応雑音除去装置の機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 センサ 2 リファレンス
センサ群 2−1〜2−N センサ 3 センサ選択器 4−1〜4−N,4A−1〜4A−N ADF 5 加算器 6 減算器 15−0〜15−N 周波数分析器 20,20A センサ選択制
御器 30,30A 更新タイミン
グ抽出器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 3/802 G01S 3/86 G01S 7/526 G01S 7/527 G01S 7/536

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の雑音源から放射される雑音信号を
    受信するM個のセンサ中、N個(M>N)のセンサを選
    択し、前記N個のセンサの出力信号をリファレンス信号
    とし、時間領域においてN個の適応フィルタで適応フィ
    ルタリング処理を行うことにより、希望信号と雑音信号
    の混在した信号から雑音信号を適応的に除去する適応雑
    音除去方法において、 前記N個のセンサを雑音のリファレンスとして該N個の
    センサ毎に前記N個の適応フィルタで適応フィルタリン
    グを実施することによって適応雑音除去処理を行い、 パワ―算出処理によって前記N個の適応フィルタの出力
    のパワ―を求め、 前記N個の適応フィルタの出力のパワ―に基づき、セン
    サ選択処理によって前記M個のセンサの中からN個のセ
    ンサの再選択を行う、 ことを特徴とする適応雑音除去方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の適応雑音除去方法におい
    て、 前記適応雑音除去処理、パワ―算出処理、及びセンサ選
    択処理を一定周期毎に実施することを特徴とする適応雑
    音除去方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の適応雑音除去方法におい
    て、 時刻kと時刻k+1における前記適応雑音除去処理の出
    力信号の差に基づき、前記適応雑音除去処理、パワ―算
    出処理、及びセンサ選択処理を実施することを特徴とす
    る適応雑音除去方法。
  4. 【請求項4】 特定の雑音源から放射される雑音信号を
    受信するM個のセンサ中、N個(M>N)のセンサを選
    択し、前記N個のセンサの周波数分析出力信号をリファ
    レンス信号とし、N個の適応フィルタで周波数領域での
    適応フィルタリング処理を行うことにより、希望信号と
    雑音信号の混在した信号の周波数分析結果から雑音信号
    を適応的に除去する適応雑音除去方法において、 周波数分析処理により、前記選択されたN個のセンサに
    ついて周波数分析を行い、 前記N個の周波数分析結果を雑音のリファレンスとして
    該N個のセンサ毎に、周波数領域にて前記N個の適応フ
    ィルタで適応フィルタリングを実施することによって適
    応雑音除去処理を行い、 パワ―算出処理によって前記N個の適応フィルタの出力
    のパワ―を求め、 センサ選択処理によって前記N個の適応フィルタの出力
    のパワ―の大きい方からL個のセンサを選択し、 センサ再選択処理によって前記センサの残りN−L個を
    前記M個のセンサ中、選択されていないセンサから選ぶ
    ことによってN個のセンサの再選択を行う、 ことを特徴とする適応雑音除去方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の適応雑音除去方法におい
    て、 前記周波数分析処理、適応雑音除去処理、パワ―算出処
    理、センサ選択処理、及びセンサ再選択処理を一定周期
    毎に実施することを特徴とする適応雑音除去方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の適応雑音除去方法におい
    て、 時刻kと時刻k+1における前記適応雑音除去処理の出
    力信号のパワ―の差に基づき、前記周波数分析処理、適
    応雑音除去処理、パワ―算出処理、センサ選択処理、及
    びセンサ再選択処理を実施することを特徴とする適応雑
    音除去方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の適応雑音除去方法におい
    て、 前記N個のセンサの選択において、前記M個のセンサ全
    てについて周波数分析を行い、該M個の周波数分析結果
    から前記N個の周波数分析結果の選択を行うことを特徴
    とする適応雑音除去方法。
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