JP2888823B1 - バンプ付基板の検査装置、検査方法及びバンプ付基板の製造方法 - Google Patents

バンプ付基板の検査装置、検査方法及びバンプ付基板の製造方法

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JP2888823B1
JP2888823B1 JP10555498A JP10555498A JP2888823B1 JP 2888823 B1 JP2888823 B1 JP 2888823B1 JP 10555498 A JP10555498 A JP 10555498A JP 10555498 A JP10555498 A JP 10555498A JP 2888823 B1 JP2888823 B1 JP 2888823B1
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Abstract

【要約】 【課題】 基板上に形成された複数のバンプを精度よく
識別することができ、例えば平バンプが形成された基板
の検査も正確かつ迅速に行うことができる検査装置を提
供する。 【解決手段】 バンプ付基板の、バンプの配列された検
査面に検査光を照射し、その反射光をPSDにて受光し
つつ検査光を検査面内にて二次元的に走査し、そのとき
の受光部の検知出力に基づいて、検査面内の各位置の高
さ値に関する情報と反射光の輝度情報を生成する。そし
て、閾値以上の反射光輝度が得られる領域を高輝度領域
BA1〜BA6等として特定し、その特定された高輝度領
域のうち、基準面積S0以上の拡がりを持ったもの(B
A1〜BA3)のみを各バンプの要部が存在するバンプ要
部存在領域として識別する。他方、その識別されたバン
プ要部存在領域内の各位置の高さ値情報に基づいてバン
プ高さを算出する。これにより、バンプ表面状態等の影
響を受けて、1つのバンプに由来する高輝度領域が2以
上のものに分裂した場合でも、これを2以上のバンプと
誤認するトラブルが発生しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップ接
合用基板やボールグリッドアレイ(BGA)基板など、
チップ−基板間あるいは基板−基板間の電気的接続をと
るためのバンプが二次元的に配列されたバンプ付基板の
検査装置、検査方法及びそれを用いたバンプ付基板の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサチップや計算
機チップなどの集積回路チップは、その集積度がますま
す大きくなる傾向にあり、チップの入出力部の端子数も
急増してきている。このようなチップを例えばフリップ
チップ形式で基板に接続する場合、その基板に形成され
る接続用のバンプの数は少ないもので数百個、多いもの
では数千個にも及んできている。ここで、基板上のバン
プは、例えばその形成位置がずれていたり、高さその他
の寸法が規定の範囲に入っていなかったりするとチップ
との間で接続不良を生じ、集積回路チップの作動に支障
を来たす問題があるので、その検査を厳重に行う必要が
ある。
【0003】従来、このようなバンプ付基板の例えば高
さの検査方法として最も一般的なものにレーザーを用い
た測定方法があり、具体的にはナイフエッジ法あるいは
共焦点法によりバンプ高さを求める方法がある。ところ
が、この方法では1個のバンプの高さを測定するのに数
秒程度を要することから、上記のように多数のバンプが
形成された基板の場合は、1つの基板の全てのバンプ高
さを測定するのに数10分から数時間もかかってしま
い、大量生産される基板の全数検査を行うことは事実上
不可能であった。
【0004】そこで、この問題を解決するために、特開
平6−167322号公報には、スポット光により基板
全面を走査することにより、バンプを含む基板全面の高
さデータを入力し、バンプ電極頂点の高さと基板の高さ
との差よりバンプの高さの検査を高速で行う装置が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
装置では、球状バンプを有する半導体シリコン基板が検
査対象であり、明るさデータによりマスキングを行うこ
とで各バンプの頂点付近からの反射光を用いて高さを求
めるようにしている。ところが、この方法を頂面が平坦
な形状のバンプ(以下、平バンプという)の高さ測定に
流用した場合、次のような問題が生ずる。すなわち、バ
ンプ表面が球状の場合は、その頂点付近に限定された形
で反射輝度の大きい領域(以下、高輝度領域という)が
現われるので、個々の高輝度領域がどのバンプに対応す
るものであるかを比較的容易に判別することができる。
また、別の見方をすれば、複数の球状バンプが形成され
た基板においては、各バンプに対応して頂点付近に高さ
データが一点のみ発生する形になるので、2以上の高さ
データが検出された場合は、それら高さデータがどのバ
ンプに由来するかについての混同を生ずる心配はなかっ
た。
【0006】ところが平バンプの場合、表面が平坦であ
るため1つのバンプに由来する高輝度領域は拡がりを持
つこととなり、1つのバンプであるにもかかわらず、平
坦な頂面をレーザ光が走査するに伴い頂面上の各位置毎
に高さデータが発生する。すなわち、1つのバンプであ
るにもかかわらず、これに対応する高さデータが多数生
成してしまうのである。その結果、発生した高さデータ
とバンプとの間には一対一の対応関係はもはや存在せ
ず、例えば位置的に比較的近接して表れる2つの高さデ
ータが、同一のバンプに由来するのか、あるいは異なる
バンプに由来するものかが判然としなくなり、バンプ高
さを正確に決定できなくなる欠点が生ずる。
【0007】この場合、互いに異なるバンプに由来する
2つの高さデータは、反射輝度の小さい領域により隔て
られた2つの高輝度領域にそれぞれ属するものとなるの
で、両高さデータの検出位置間に低輝度領域が存在する
か否かにより、それらの識別は一見可能なように思われ
る。ところが、頂面に凹みが形成されたようなバンプの
場合は、その凹みに対応する低輝度領域がバンプ内に生
じてしまうので、たとえ低輝度領域を隔てて存在する2
つの高さデータといえども、これを異なる2つのバンプ
に由来するものと直ちに特定することはできないのであ
る。
【0008】本発明の課題は、基板上に形成された複数
のバンプを精度よく識別することができ、例えば頂面が
平坦な平バンプの場合も、その高輝度領域の拡がりを二
次元的に捕えて処理することにより、どのようなバンプ
が形成された基板であっても、その検査も正確かつ迅速
に行うことができる検査装置、検査方法及びそれを用い
たバンプ付基板の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
検査装置は、基板本体上に複数のバンプが二次元的に配
列されたバンプ付基板の検査装置に係るものであり、上
記課題を解決するために下記の要件を備えたことを特徴
とする。すなわち、該検査装置は、バンプ付基板の、少
なくとも複数のバンプの配列された領域を検査面とし
て、該検査面に検査光を照射する光源と、検査光に基づ
く検査面からの反射光を受光する受光部と、検査光を検
査面内にて二次元的に走査する光走査手段と、受光部の
検知出力に基づいて、検査面内の各位置の高さに関する
情報を生成する高さ情報生成手段と、受光部の検知出力
に基づいて、検査面上の各位置における反射光の輝度情
報を生成する反射光輝度情報生成手段と、その生成され
た反射光輝度情報に基づき、検査面において所定の閾値
以上の反射光輝度を示す領域(高輝度領域)を特定する
高輝度領域特定手段と、その特定された個々の高輝度領
域のうち基準面積以上のものを、各バンプの要部が存在
するバンプ要部存在領域として識別するバンプ要部存在
領域識別手段と、その識別されたバンプ要部存在領域内
の各位置の高さ情報に基づいて、該バンプ要部存在領域
に対応するバンプの高さ情報を少なくとも含んだ検査情
報を生成する検査情報生成手段と、その生成した検査情
報を出力する検査情報出力手段と、を備える。
【0010】また、本発明の検査方法は、基板本体上に
複数のバンプが二次元的に配列されたバンプ付基板の検
査方法に係るものであり、上記課題を解決するために下
記の内容を有したことを特徴とする。すなわち、バンプ
付基板の、少なくとも複数のバンプの配列された領域を
検査面として、該検査面に検査光を照射するとともに、
検査面からの検査光に基づく反射光を受光部にて受光し
つつ、その検査光を検査面内にて二次元的に走査し、そ
のときの受光部の検知出力に基づいて、検査面内の各位
置の高さに関する情報を生成し、他方、受光部の検知出
力に基づいて、検査面上の各位置における反射光の輝度
情報を生成し、その生成された反射光輝度情報に基づ
き、検査面において所定の閾値以上の反射光輝度を示す
領域(高輝度領域)を特定し、その特定された個々の高
輝度領域のうち基準面積以上のものを、各バンプの要部
が存在するバンプ要部存在領域として識別し、その識別
されたバンプ要部存在領域内の各位置の高さ情報に基づ
いて、該バンプ要部存在領域に対応するバンプの高さ情
報を少なくとも含んだ検査情報を得る。
【0011】上記検査装置及び方法では、バンプ付基板
の検査面から閾値以上の反射光輝度が得られる領域を高
輝度領域として特定し、さらにその高輝度領域のうち、
基準面積以上の拡がりを持ったもののみを各バンプの要
部が存在するバンプ要部存在領域として識別するように
した。すなわち、頂面が平坦な平バンプ等の場合も、そ
の高輝度領域の拡がりを二次元的に捕えて処理がなされ
るので、1つの高輝度領域から生ずる2以上の高さデー
タを、異なるバンプに由来するものと誤認する心配がな
くなり、ひいてはどのようなバンプが形成された基板で
あっても、その検査を正確かつ迅速に行うことができる
ようになる。その結果、例えば頂面に凹みが形成された
バンプの場合でも、高輝度領域の拡がりに基づいて確実
に識別できるようになる。また、バンプ表面状態等の影
響を受けて、1つのバンプに由来する高輝度領域が2以
上のものに分裂することもありうるが、この場合は、基
準面積未満の高輝度領域はバンプ要部存在領域とみなさ
れないので、これを2以上のバンプと誤認するトラブル
が発生しにくくなり、ひいては基板上に形成された複数
のバンプを精度よく識別することが可能となる。その結
果、例えば球状バンプと比較して高輝度領域が広く現わ
れ、また領域の分裂も起こりやすい平バンプの検査を問
題なく行うことができる。また、該バンプ要部存在領域
内の各位置の高さ情報を用いることで、対応するバンプ
の高さを正確に知ることができ、検査精度を高めること
ができる。
【0012】また、本発明のバンプ付基板の製造方法
は、基板本体上に複数のバンプが二次元的に配列された
バンプ付基板の製造方法であって、基板本体上にバンプ
を形成する工程と、バンプ付基板の、少なくとも複数の
バンプの配列された領域を検査面として、該検査面に検
査光を照射するとともに、検査面からの検査光に基づく
反射光を受光部にて受光しつつ、その検査光を検査面内
にて二次元的に走査し、そのときの受光部の検知出力に
基づいて、検査面内の各位置の高さに関する情報を生成
する。他方、受光部の検知出力に基づいて、検査面上の
各位置における反射光の輝度情報を生成し、その生成さ
れた反射光輝度情報に基づき、検査面において所定の閾
値以上の反射光輝度を示す領域(高輝度領域)を特定
し、その特定された個々の高輝度領域のうち基準面積以
上のものを、各バンプの要部が存在するバンプ要部存在
領域として識別する。そして、その識別されたバンプ要
部存在領域内の各位置の高さ情報に基づいて、該バンプ
要部存在領域に対応するバンプの高さを測定し、該バン
プの高さが所定の範囲内にあるバンプ付基板のみを検査
・選別することを特徴とする。これによれば、上記本発
明の検査方法の利点を活かすことで、基板本体上にバン
プを形成して得られるバンプ付基板を、バンプ高さが所
定の範囲にあるか否かに基づいて簡易に選別することが
でき、ひいては品質保証されたバンプ付基板を能率よく
製造することが可能となる。
【0013】具体的には検査情報生成手段は、検査面に
対し、各バンプ要部存在領域と所定の位置関係を満足
し、かつ該バンプ要部存在領域を個々に包含する所定寸
法のバンプ高さ決定領域を設定するバンプ高さ決定領域
設定手段と、その設定されたバンプ高さ決定領域内の各
位置の高さ情報に基づいてバンプの高さを演算するバン
プ高さ演算手段とを備えたものとすることができる。平
バンプのように頂面が平坦なバンプの場合、該頂面に対
応してバンプ要部存在領域がかなり広く現われ、そのバ
ンプ要部存在領域内にてバンプ高さに分布を生じている
ことも多い。そこで、上記のように、バンプ要部存在領
域を含むようにバンプ高さ決定領域を設定し、そのバン
プ高さ決定領域内の各位置の高さ情報に基づいてバンプ
の高さを演算するようにすれば、そのようなバンプ高さ
の分布による高さ測定の誤差を生じにくくなり、より精
度の高い高さ情報を得ることが可能となる。
【0014】なお、バンプ高さ決定領域は、バンプ要部
存在領域と実質同一のものとして設定することもできる
し、バンプ要部存在領域よりも広く設定されたものとす
ることもできる。前者の場合は、バンプ要部存在領域内
の高さ情報に基づいてバンプの高さが演算される。
【0015】また、後者の場合は、例えば設定されたバ
ンプ高さ決定領域内に存在する高輝度領域のうち、バン
プ要部存在領域を含め、基準面積よりも小さく設定され
た所定の閾面積以上のものをバンプ高さ決定用高輝度領
域として抽出するバンプ高さ決定用高輝度領域抽出手段
を設けるようにする。そして、バンプ高さ演算手段を、
バンプ高さ決定領域内の各位置のうち、抽出されたバン
プ高さ決定用高輝度領域内に属するものの高さ情報に基
づいて、対応するバンプの高さを演算するものとして構
成するようにする。これにより、バンプ要部存在領域に
加え、種々の要因により該バンプ要部存在領域から分裂
した高輝度領域からの高さ情報も、バンプ高さの演算に
使用されるので、バンプ高さをより精度高く測定するこ
とが可能となる。この場合、上記閾面積はゼロであって
もよいが、ノイズ等の影響により誤検出される高輝度領
域を除去するために、ゼロでない所定の値に設定してお
くことが望ましいといえる。
【0016】なお、バンプ高さ決定領域設定手段は、バ
ンプ高さ決定領域を、バンプ要部存在領域の幾何学的重
心位置を中心とする円状領域、又は該幾何学的重心位置
を対角線交点位置とする四辺形状領域、及びバンプ要部
存在領域に外接する四辺形状領域のいずれかとして設定
するものとして構成できる。このようにバンプ高さ決定
領域を設定することで、該バンプ高さ決定領域内におけ
るバンプが本来存在しない領域の比率を少なくすること
ができ、ひいてはバンプ高さの測定精度をさらに向上さ
せることができる。
【0017】また、バンプ高さ演算手段は、バンプ高さ
決定用高輝度領域内の各位置の高さを該領域内において
平均化することにより得られる平均高さ、各位置の高さ
の最大値である最大高さ、同じく最小値である最小高
さ、及び各位置の高さの最頻値である最頻高さの少なく
ともいずれかを、対応するバンプの高さとして演算する
ものとして構成することができる。これにより、平バン
プのように頂面が平坦で、かつその頂面内でバンプ高さ
に分布を生じている場合でも、バンプ高さに対する合理
的な評価ないし判定を行うことができる。また、必要に
応じて、上記平均高さ、最大高さ、最小高さ及び最頻高
さの2以上のもの(例えば平均高さと最大高さなど)を
演算し、両者を組み合わせて評価を行うようにすること
もでき、これにより一層精度の高いバンプ高さ評価を行
うことができるようになる。
【0018】また、上記本発明の装置には、バンプ付基
板の検査面に対し、各バンプの形成位置の許容範囲を規
定する位置許容範囲規定ウィンドウを設定する位置許容
範囲規定ウィンドウ設定手段と、その設定された位置許
容範囲規定ウィンドウ内の高輝度領域の面積、又は該位
置許容範囲規定ウィンドウ内に占める高輝度領域の面積
率を算出する面積算出手段と、その面積算出手段が算出
する高輝度領域の面積又は面積率に基づいて、該位置許
容範囲規定ウィンドウに対応するバンプの形成状態の良
否を判定する判定手段とを設けることができる。これに
より、形成位置ずれや欠損等を生じた不良バンプを、位
置許容範囲規定ウィンドウ内に一定以上の面積の高輝度
領域を生じているか否かに基づいて容易に判別すること
ができる。
【0019】次に、検査情報生成手段は、バンプ要部存
在領域の幾何学的重心位置を、対応するバンプの中心位
置として算出するバンプ中心算出手段を備えたものとす
ることができる。この場合、検査情報としてバンプの中
心位置座標を生成するように構成することができる。ま
た、検査情報生成手段は、バンプ要部存在領域の寸法に
基づいて、対応するバンプの寸法を演算するバンプ寸法
演算手段を備えたものとすることができる。この場合、
検査情報としてバンプのバンプ寸法情報を生成するよう
に構成することができる。
【0020】例えば前記公報に記載された従来技術にお
いては、バンプ径やバンプ中心位置をバンプのシルエッ
ト像に基づいて求めるようにしていたが、レーザー光が
基板表面に斜めに入射する関係上、該シルエット像は、
一般には実際のバンプ形状を正確に反映したものにはな
らない。また、バンプの周囲にパッド部や溝等が形成さ
れていたり、バンプ周囲部分の基板の表面状態が一定し
ない場合等においては、その影響を受けてシルエット像
の形が変化することもある。従って、このようなシルエ
ット像を用いて決定されたバンプ寸法や中心位置には、
しかるべき補正を行わないかぎり、少なからぬ誤差を生
じてしまう問題がある。しかしながら、反射光により形
成されるバンプ要部存在領域は、バンプ形状を直接反映
したプロファイルとしての意味を持つので、これを用い
ることによりバンプ中心位置やバンプ寸法をより正確に
求めることができる。
【0021】なお、バンプ中心算出手段は、バンプ要部
存在領域に外接する四辺形状領域(例えば長方形状領
域)の対角線交点位置を、対応するバンプの中心位置と
して算出するものとして構成することができる。例えば
重心位置をバンプ中心として算出する方法は、中心決定
の方法としてより正確ではあるが、算出に際しては高輝
度領域を構成する多数の輝度データの位置座標値を使用
するため、演算回数は若干多くなる。しかしながら、上
記のようにバンプ要部存在領域に外接する四辺形状領域
(及び、その対角線交点位置)を求める方法では、その
領域決定の演算処理が重心座標演算に比べるとずっと簡
単であり、処理速度の向上を図ることができる。
【0022】また、検査情報生成手段は、バンプ中心算
出手段が決定した各バンプの中心位置間距離に基づい
て、バンプの配列間隔を演算するバンプ配列間隔演算手
段を備えたものとすることができる。この場合、検査情
報として、バンプの配列間隔情報を生成するように構成
することができる。この演算結果を用いることにより、
基板上のバンプの配列間隔の検査を容易に行うことがで
きる。
【0023】なお、バンプ付基板は、基板保持体に保持
させた状態でその検査面に検査光を照射することができ
る。この場合、バンプ高さ演算手段は、各バンプの高さ
を、基板保持体との間で一定の位置関係を満たす基準高
さレベルからの高さ(コプラナリティ決定用高さ)とし
て演算するものとすることができる。そして、検査情報
生成手段は、その演算された各バンプのコプラナリティ
決定用高さのうち、その最大値z’maxと最小値z’min
とに基づいて、バンプ付基板の各バンプの高さの不均一
性を反映した情報であるコプラナリティ情報を生成する
コプラナリティ情報生成手段を含むものとして構成する
ことができる。
【0024】基板上に設けられた個々のバンプは、接続
対象となる集積回路チップ(例えばフリップチップの場
合)やプリント基板(例えばBGA基板の場合)との接
続性等を高めるために、その高さができる限り揃ってい
ることが望ましいとされる。この場合、簡易なパラメー
タとしては上記z’maxとz’minとの差(z’max−
z’min)の値が小さいほどバンプ高さは揃っているこ
とを意味し、バンプ高さの不均一性を表す指標となる。
【0025】本発明においては、上記z’max−z’min
を含め、z’maxとz’minとを用いて算出される、バン
プ高さの不均一性を表す指標を広義にコプラナリティと
称する。例えば、本発明においては、z’max−z’min
のほか、各バンプの頂点位置(平バンプの場合はバンプ
頂面上の所定位置:例えば、前述のバンプ中心位置に対
応する頂面上の位置)に対応する最小二乗平面を頂点基
準面P0とし、その頂点基準面P0と平行でかつ高さ最大
のバンプの頂点を通る平面をPmax、同じく高さ最小の
バンプの頂点を通る平面をPminとしたときのPmaxとP
minの面間距離として定義される狭義のコプラナリティ
など、各種指標を採用することができる。また、基板上
に形成された多数のバンプのうち、最も距離が大きくな
るもの同士(例えば長方形ないし正方形状の領域にマト
リックス状にバンプが配置される場合は、その領域の対
角線の両端にそれぞれ位置するバンプ同士)のバンプ間
距離LDにて上記指標となる距離を割った、単位長さ辺
りのコプラナリティを用いてもよい。いずれにしろ、上
記のようなコプラナリティ情報生成手段を設けること
で、バンプ付基板のコプラナリティ評価を簡単に行うこ
とができるようになる。
【0026】なお、バンプ高さは、基準レベルから見た
バンプ頂点(あるいは頂面)までの高さとして表現でき
るが、例えば基準レベルをバンプが突出形成されている
基板本体の表面に設定した場合、バンプ高さは該表面か
らの突出高さを意味することとなる。しかしながら、図
19(a)に示すように、基板本体表面が反っていたり
すると、基板本体表面からのバンプ突出高さが揃ってい
ても、バンプ頂点位置が該反りの影響で不揃いになり、
コプラナリティ不良となることもある。従って、上記構
成では、コプラナリティに及ぼす上記のような基板保持
体側からの影響も考慮できるよう、バンプ高さは、基板
保持体との間で一定の位置関係を満たす基準高さレベル
からの高さにより表したものを用いるのである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の検査装置の検査
対象となるバンプ付基板1の一例を示している。該バン
プ付基板1は、例えば約25mm角、板厚約1mmのプ
ラスチック製の基板本体2上の中央部に例えば正方形状
に形成されたバンプ配列領域BPに対し、Sn−Pb二
元合金等からなる半田合金により構成されたバンプ3が
多数、例えば格子状あるいは千鳥状に2次元的に配列・
固着された構造を有する、フリップチップ基板として構
成されている。そして、検査面はこのバンプ配列領域B
Pを包含する形で設定される。
【0028】本実施例では、各バンプ3は、図6に示す
ように、頂面が平坦に形成された平バンプとして形成さ
れているものとする。基板本体2上には、各バンプ3の
配置位置に対応して凹所2aが形成され、その底面に例
えば無電解Ni−Pメッキ層とこれを覆う無電解Auメ
ッキ層とからなる下地導電性パッド(以下、単にパッド
と称する)4が形成されるとともに、このパッド4上に
バンプ3が固着されている。また、バンプ3と凹所2a
の側面との間は幅Wの環状の溝部6となっている。な
お、基板本体2のその他の表面部位には、アクリル樹脂
やエポキシ樹脂等により、図示しないソルダーレジスト
層が形成されている。
【0029】このようなバンプ付基板は各種公知の方法
で得ることができるが、一例として、半田ペーストをス
クリーンマスク(あるいはメタルマスク)を介して基板
本体2上の所定位置に印刷し、さらにこれを加熱して半
田ペーストを溶融させることにより基板状にバンプを形
成する半田ペースト印刷法がある。
【0030】図2は、本発明の装置の一実施例におけ
る、測定系10の要部の構成を模式的に示したものであ
る。測定系10は、半導体レーザ光源12、ビームエキ
スパンダ14、ポリゴンミラー16、f・θレンズ1
8、結像レンズ20、半導体位置検出器(PSD)22
(受光部)を含んで構成される。半導体レーザ光源12
からのレーザー光(入射光)LBが回転するポリゴンミ
ラー16で反射され、バンプ付き基板1の検査面CPに
対し、その縦横のバンプ配列のいずれか一方に沿う方向
(以下、これをx方向という)に振られながら照射され
る。照射された入射光LBは検査面CPで反射されて反
射光RBとなり、結像レンズ20を経てPSD22によ
り受光される。
【0031】図3は、測定系10の具体的な構成例を示
している((a)は側面図、(b)は背面図である)。
この構成においては、(b)に示すように、縦長のケー
ス36内においてその上部には半導体レーザ光源12が
配置され、(a)に示すように、その下端面に形成され
たビーム孔から斜め前方下向きにレーザ光LBを出射す
るようになっている。レーザ光LBは、コリメータレン
ズ24を経て第一の光路変更ミラー26により後方下向
きに反射され、その光路上に配置されたビームエキスパ
ンダ14を経て、(b)に示すように第二の光路変更ミ
ラー28により、側方上向きに反射される。
【0032】第二の光路変更ミラー28で反射されたレ
ーザ光LBは、ケース36の幅方向において、その側方
やや上寄りに配置されたポリゴンミラー16に入射され
る。同図(a)に示すように、ポリゴンミラー16は、
ケース36の内部においてその下部後方に形成された傾
斜壁36aに対し、回転軸RAが前方上向きに傾いた形
となるように取り付けられている。そして、このポリゴ
ンミラー16で反射されたレーザ光LBは、該ポリゴン
ミラー16の斜め下方に配置されたf・θレンズ18を
通って、ケース36の底面に形成された開口部6aか
ら、その下側においてワークホルダ(基板保持体)38
によりほぼ水平に保持されたバンプ付基板(以下、ワー
クともいう)1の検査面CPに入射される。
【0033】そして、レーザ光LBは検査面CPで斜め
前方上向きに反射されて反射光RBとなり、f・θレン
ズ18の前方において、ほぼ直立形態で配置された第三
の光路変更ミラー30により斜め後方上向きに反射され
る。そして、f・θレンズ18の斜め前方上側に配置さ
れた結像レンズ20を通り、ポリゴンミラー16の斜め
前方上側に配置された第四の光路変更ミラー32により
前方に反射され、ケース36の前面内側に配置されたP
SD22により受光される。
【0034】ここで、ケース36内において、半導体レ
ーザ光源12、コリメータレンズ24及びビームエキス
パンダ14を含む第一の光学系グループ(本実施例で
は、上側から順に配列された半導体レーザ光源12、コ
リメータレンズ24、第一の光路変更ミラー26、ビー
ムエキスパンダ14、第二の光路変更ミラー28)は、
該ケース36の幅方向において一方の側に寄せた形で配
置されている。他方、ポリゴンミラー16、f・θレン
ズ18、結像レンズ20及びPSD22を含む第二の光
学系グループ(本実施例では、ポリゴンミラー16、f
・θレンズ18、第三の光路変更ミラー30、結像レン
ズ20、第四の光路変更ミラー32及びPSD22から
なる)が、ケース36の幅方向において上記第一の光学
系グループに隣接する形で配置されている。そして、第
一の光学系グループからのレーザ光LBは、光路変更ミ
ラー28により第二の光学系グループ側に導かれるよう
になっている。このようなレイアウトを採用することに
より、ケース36内に生ずるデッドスペースを効果的に
削減でき、装置全体を極めてコンパクトに構成すること
が可能となっている。
【0035】次に、検査対象となるワーク1は、凹所等
の形でワークホルダ38(基板保持体)に形成されたワ
ーク装着部38aに装着される。本実施例では、1つの
ワークホルダ38に対し複数のワーク1を、縦横所定数
ずつのマトリックス状に装着するようにしている。そし
て、図4に示すように、そのワークホルダ38が、例え
ばx駆動ねじ軸43及びx駆動モータ42(以下、x駆
動系という)と、y駆動ねじ軸45及びy駆動モータ4
4(以下、y駆動系という)とによりx方向及びy方向
にそれぞれ独立に駆動されるx−yテーブル40に着脱
可能に装着される。ここで、そのy方向は、ワーク1の
検査面CPに沿う平面内において前述のx方向、すなわ
ち図2において、f・θレンズ18を介したポリゴンミ
ラー16によるレーザ光LBの走査方向と直交する向き
に定められている。そして、図4において、ポリゴンミ
ラー16によりレーザ光をx方向に走査しつつ、テーブ
ル40をy方向に所定の間隔で寸動させることにより、
該レーザ光LBは、ワーク1の検査面CPにて二次元的
に走査されることになる。従って、本実施例では、ポリ
ゴンミラー16とx−yテーブル40のy駆動系が光走
査手段を構成する。他方、x駆動系は、例えばワークホ
ルダ38にワーク1が、x方向に複数列隣接する形で配
置されるようになっている場合、次列のワーク1をレー
ザ光の照射位置まで移動させるために使用される。
【0036】図5に、本発明の検査装置の制御系の構成
例を示す。該制御系50は、大きく分けて測定系制御部
51と、データ解析部81とからなる。測定系制御部5
1の中央制御ユニット52は、I/Oポート54と、こ
れに接続されたCPU56、RAM58、ROM60及
び高さ・輝度検出部75とを主体に構成される。また、
該I/Oポート54にはこの他に、レーザ発生部61、
ポリゴンミラー作動部63、x−yテーブル作動部69
がそれぞれ接続されている。なお、CPU56は、後述
の高さ演算部76及び輝度演算部77とともに、高さ情
報生成手段、反射光輝度情報生成手段の主体をなすもの
である。
【0037】レーザ発生部61は、半導体レーザ光源1
2と、中央制御ユニット52からの指令を受けることに
より、該半導体レーザ光源12にレーザ光LBを発生さ
せるレーザドライバ62とを備えて構成される。また、
ポリゴンミラー作動部63は、ポリゴンミラー16(図
3)を回転駆動するポリゴンミラー駆動モータ17と、
中央制御ユニット52からの指令を受けてその作動制御
を司るサーボ駆動ユニット64と、ポリゴンミラー駆動
モータ17すなわちポリゴンミラー16の回転速度及び
回転角度位置を検出するロータリエンコーダ(本実施例
ではアブソリュート型のものを使用する:以下、ABS
と略記する)66とを備える。サーボ駆動ユニット64
は、ABS66からフィードバックされる回転速度情報
に基づいて、ポリゴンミラー駆動モータ17の作動制御
を行う。他方、ABS66による回転角度位置は、レー
ザ光LBによる走査点のx座標を特定するx座標特定情
報、及びポリゴンミラー16の使用中のミラー面を特定
するミラー面特定情報として使用される。
【0038】また、x−yテーブル作動部69は、x駆
動モータ42、y駆動モータ44、及び中央制御ユニッ
ト52からの指令を受けてそれらの作動制御を司るサー
ボ駆動ユニット68及び72と、各モータ42,44の
回転角度位置を検出するロータリーエンコーダ(本実施
例ではインクリメント型のものを使用する:以下、IN
Cと略記)70,74とを備える。サーボ駆動ユニット
68,72は、各々INC70,74からフィードバッ
クされる回転速度情報に基づいて、x駆動モータ42及
びy駆動モータ44の作動制御を行う。また、y駆動モ
ータ44側のINC74による回転角度位置は、レーザ
光LBによる走査点のy座標を特定するy座標特定情報
としても使用される。
【0039】次に、高さ・輝度検出部75は、前述のP
SD22と、その各電極からの出力をデジタル変換する
A/D変換器78,79と、それらA/D変換器78,
79によりデジタル変換されたPSD22の出力を用い
て高さ及び輝度を演算し、結果を中央制御ユニット52
に出力する高さ演算部76及び輝度演算部77等を含ん
で構成される。以下、レーザ光による高さ検出原理につ
いて説明する。
【0040】すなわち、図6に示すように、基板本体2
の板面とほぼ平行に高さ基準面SLPを設定し、この高
さ基準面SLPに対して一定の入射角θでレーザ光LB
を入射させるようにする。ここで、この高さ基準面SL
Pにて反射が起こった場合には、PSD22は基準受光
位置DP0でその反射光を受けることとなる。しかしな
がら、バンプ3等の存在により反射面位置が高さz’だ
け高くなると、受光位置はDP1にずれる。該受光位置
DP1の基準受光位置DP0までのずれ量L、換言すれば
反射面の高さz’は、PSD22の2つの出力端子A及
びBの出力電流をIA,IBに基づいて測定できる。な
お、以下においては、高さ基準面SLPを基準とした高
さz’を高さレベルz’と呼ぶことにする。
【0041】ここで、基準受光位置DP0で受光したと
きの出力端子Aの出力電流をIA0、同じく出力端子Bの
出力電流をIB0として、IA0=IB0となるようにPSD
22の受光位置を調整しておけば、上記ずれ量Lは、
(IA−IB)/(IA+IB)に比例して大きくなる。図
5に示すように高さ演算部76は、デジタル変換された
IA,IBの情報から(IA−IB)/(IA+IB)に相当
する値を演算し、これを高さレベル信号として出力す
る。他方、PSD22の両端子の出力電流の和IA+IB
は、受光する光の強さ(輝度)にほぼ比例して大きくな
るので、輝度演算部77は、同じく(IA+IB)に相当
する値を演算し、これを輝度信号として出力する。
【0042】また、中央制御ユニット52のCPU56
は、ROM60に格納された制御プログラム60aに基
づき、RAM58をワークエリアとして、レーザ発生部
61、ポリゴンミラー作動部63及びx−yテーブル作
動部69の作動制御を行う。他方、クロックパルス(図
示しないクロック回路が発生する)が与えるタイミング
に従い、レーザ光の走査位置のx座標を与えるABS6
6からの出力値XABSと、同じくy座標を与えるINC
74のパルスカウント値YINCとを取り込んで、位置デ
ータ(XABS,YINC)を生成するとともに、高さ・輝度
検出部75からのデジタル化された高さレベル信号及び
輝度信号を順次取り込むことにより、該位置に対応する
高さレベルデータz”及び輝度データIを生成する。そ
して、各走査位置毎に得られる高さレベルデータz”、
輝度データI及び位置データ(XABS,YINC)の組を、
I/Oポート54からデータ解析部81に転送する。
【0043】なお、図3において、検査面CPに対する
x方向の走査開始点に対応する位置には、ポリゴンミラ
ー16からのレーザ光LBの光路中間位置に対応してプ
リズム25と光検出器27とが設けられている。これら
プリズム25と光検出器27とは、レーザ光LBに基づ
く高さデータ及び輝度データのx方向のデータサンプリ
ング開始タイミングを検出するためのものである。すな
わち、ポリゴンミラー16の回転に伴い、レーザ光LB
がワーク1上のデータサンプリング開始位置に到来する
とこれがプリズム25に入射して、その分岐光がビーム
検出器27で検出される。測定系制御部51はこれを受
けてx方向のデータサンプリングを開始することとな
る。
【0044】図5に戻り、データ解析部81は、I/O
ポート84とこれに接続されたCPU86、RAM8
8、ROM90等を備える解析用のコンピュータ82を
主体に構成され、そのコンピュータ82のI/Oポート
84には、測定系制御部51から受信する高さレベルデ
ータz”、輝度データI及び位置データ(XABS,YIN
C)の組を一次格納するための受信データ格納RAM9
2と、ハードディスク装置等で構成された記憶装置9
4、モニタ制御部96とこれにつながれたモニタ98、
キーボードやマウス等の入力部100、プリンタ102
等が接続される。なお、モニタ98とプリンタ102等
は検査結果出力手段として機能する。また、CPU86
は、後述のデータ解析/検査プログラムに基づき、高輝
度領域特定手段、バンプ要部存在領域認識手段、検査情
報生成手段、高さ決定領域設定手段、バンプ高さ演算手
段、高さ決定用高輝度領域抽出手段、位置許容範囲規定
ウィンドウ設定手段、面積算出手段、判定手段、バンプ
配列間隔演算手段、バンプ寸法演算手段、コプラナリテ
ィ情報生成手段の主体として機能する。
【0045】また、記憶装置94には、データ解析/検
査プログラム記憶部94a、補正済データ記憶部94
b、補正用データ群記憶部94c、検査標準データ記憶
部94d及び検査結果データ記憶部94eが形成され、
それぞれ対応するプログラムないしデータが記憶されて
いる。なお、各データの内容とプログラム処理の内容に
ついては後述する。
【0046】以下、測定系制御部51における制御処理
の流れについて、図21のフローチャートを用いて説明
する。まず、D10において、ワーク1を装着したワー
クホルダ38をx−yテーブル40にセットする(図4
参照)。D20では、x−yテーブル40を最初のワー
クの走査開始位置へ移動させる。なお、測定系の立ち上
げ時に、図示しない原点位置センサによりx−yテーブ
ル40の原点位置を確認し、以降の各種位置決め処理の
基準とする。そして、D40にてレーザ光LBをワーク
の検査面CPに照射し、同時にx−yテーブル40のy
駆動とポリゴンミラー16の回転を開始する。そして、
D50では、各走査点毎に前述の高さレベルデータ
z”、輝度データI及び位置データ(XABS,YINC)の
組を生成し、これをデータ解析部81へ転送する。
【0047】なお、後の解析処理の簡略化を図るため、
y方向のデータサンプリング距離をx方向のそれよりも
大きくして(あるいはその逆も可能)、取り込むデータ
組の数を削減することができる。この場合、例えばy方
向のデータサンプリング距離を大きくするために、x方
向及びy方向のデータサンプリングの時間間隔はほぼ同
じとし、y方向の走査速度をx方向の走査速度よりも大
きくするようにしてもよいし、逆にy方向の走査速度と
x方向の走査速度とをほぼ同じとし、y方向のデータサ
ンプリングの時間間隔をx方向のそれよりも長くするよ
うにしてもよい。また、別の方法として、x方向とy方
向とをほぼ同じデータサンプリング距離にてデータ取込
みを行い、解析時にx方向あるいはy方向の少なくとも
いずれかにおいて取り込んだデータ組を間引き、使用す
るデータ組の数を削減するようにしてもよい。
【0048】次に、そのワークに対するデータの取込み
/転送が終了すれば、y方向に並ぶ次のワークの走査開
始位置へ移動し(D60→D61)、D40に戻って以
下同様の処理を繰り返す。こうして、y方向に並ぶワー
ク列について、上記データの組が順次取り込まれ、その
列のワークが尽きればx−yテーブル40のx駆動を行
って次列先頭のワークの走査開始位置へ移動し、さらに
同様の処理を繰り返す(D62→D63→D40の流
れ)。そして、全てのワークについてのデータの生成・
転送が完了すれば、処理を終了する。
【0049】データ解析部81側では測定系制御部51
からのデータを受け、図12(a)に示すように、
z”、I及び(XABS,YINC)のデータの組ODを、各
走査点と対応付けた形で受信データ格納RAM92(図
5)に格納する。以下、データ解析部81側での処理の
流れについて、図22〜図29のフローチャートを用い
て説明する。なお、この処理は、コンピュータ82(図
5)のCPU86が、記憶装置94に記憶されたデータ
解析/検査プログラムに基づき、RAM88をワークエ
リアとして実行するものである。
【0050】まず、図22のS1において、最初のワー
クのデータの組ODのデータを読み出し、S2に進んで
位置データ解析処理となる。その詳細を図23に示して
いる。まず、(XABS,YINC)は、エンコーダからの出
力値あるいはパルスカウント値になっているので、これ
を各ワーク毎にその検査面CP毎に設定される位置座標
(以下、検査面座標という)上での座標値(x’,
y’)に変換する(なお、測定系制御部51側で予めこ
の変換を行い、(x’,y’)のデータの形でこれをデ
ータ解析部81へ転送するようにしてもよい)。
【0051】次に、図6に示すように、検査面に対して
レーザ光LBは入射角θで斜めに入射する関係上、高さ
基準面SLPと、そこから高さzだけ隔たった面とで
は、同じ入射光でもΔbだけ反射位置が異なることにな
る。ここで、図からも明らかなように、 Δb=L・cosθ/sinφ‥‥‥(1) φ=180°−2θ‥‥‥(2) であるから、θとLの値からΔbを求めることができ
る。このΔbにより、座標値(x’,y’)を、例えば
高さ基準面SLPに対する入射状態を基準とした座標値
に補正する。ここで、図7に示すように、レーザ光源1
2からの光は、ポリゴンミラー16によりy方向とのな
す角度δが変化しながらx方向に走査されるので、Δb
によるx方向への補正量はΔb・sinδ、同じくy方
向への補正量はΔb・cosδで求められる。なお、入
射角θの値は、例えば図10に示すように、補正用デー
タ群記憶部94cに格納されたものを適宜読み出して使
用する。
【0052】他方、図11に示すように、ポリゴンミラ
ー16に面倒れ角の誤差Δλがあると、検査面CPに対
するレーザ光LBの照射位置に、ずれΔdが生ずる。こ
のずれΔdの大きさは、使用するf・θレンズ18の焦
点距離をfとすると、f・2Δλで求めることができ
る。他方、この照射位置のずれにより、高さの計測誤差
Δhも生ずる。この計測誤差Δhは、前述の角度φ(=
180°−2θ)を用いて、Δd/tanφで求めるこ
とができる。
【0053】そこで、図10に示すように、補正用デー
タ群記憶部94cに、ポリゴンミラー16の各面毎の面
倒れ角に基づくずれ量Δdを格納しておき、前述のXAB
Sの値から使用中のポリゴンミラー16の面を特定し
て、対応するずれ量Δdを読み出すようにする(図2
3:S203)。そして、図23のS204において、
このずれ量Δdからx及びyの各方向の補正量と、高さ
レベルz”に対する補正量を求め、これにより補正され
た座標値と高さレベルとを、検査面座標における補正済
座標値(x,y)及び高さレベルz’の組ADとして、
各走査点と対応付けた形で補正済データ記憶部94bに
格納し(図12(b)は、その格納状態を示してい
る)、位置データ解析処理を終了する。
【0054】図22に戻り、次いで、S3のバンプデー
タ解析処理に進む。図24にその詳細な流れを示してい
る。まず、S301で、各データ組の位置座標(x,
y)を、例えばRAM88(図5)のアドレス空間内に
設定したデータビット平面の各ビットに一対一に対応付
け、輝度Iが閾値ISH以上となっているか否かによりビ
ットマップデータを生成する。
【0055】図8は、バンプ3を横切るようにレーザ光
LBを走査することにより得られる、高さレベルz’及
び輝度Iのプロファイルの一例を示している。すなわ
ち、プラスチック製の基板本体2は金属製のバンプ3よ
りも反射率が低いため、輝度Iはバンプ3の頂面に対応
する領域で高く、基板本体2の露出領域で低くなる。な
お、バンプ頂面の表面状態が同じであれば、図中一点鎖
線で表すように、バンプ高さが低くなっても、輝度Iの
レベルはほぼ同じとなる。
【0056】そして、基板本体2の平均的な反射光輝度
レベルよりも高く上記閾値ISHを定めれば、検査面上に
おけるバンプ3の存在領域を、上記ビットマップデータ
上で特定することが可能となる。例えば、図14に示す
ように、閾値ISH以上のビットを「1」(ハッチングを
施したビット)、そうでないビットを「0」(ハッチン
グを施さないビット)で表せば、「1」ビットが集合し
て現われる領域がバンプの存在領域(請求項でいう高輝
度領域に対応)を表すこととなる。以下、本実施例で
は、バンプ存在領域のビットを「1」、そうでない領域
のビットを「0」で表すものとする。
【0057】他方、図8において、バンプ3の側面と溝
部6に対応する領域は、斜めに入射するレーザ光LBが
乱反射されたり遮られたりするので反射光がほとんど生
じず、輝度Iは非常に小さい値となっている。また、こ
の領域では、反射光がほとんど生じないため、高さデー
タは欠損した形になっている(実際の処理上では、例え
ば高さゼロに近い値として扱うことができる)。従っ
て、上記ビットマップデータ上で特定されるバンプ存在
領域は、バンプ頂面領域を表しているものともいえる。
【0058】次いで、図24のS302に進み、ビット
マップデータ上において個々のバンプの存在領域に分離
する処理を行う。すなわち、図14に示すように、ビッ
トマップデータを所定の方向(例えばx方向)に走査
し、「1」ビットの途切れが一定数(例えば3ビット)
以上生じたか否かにより、同一のバンプ存在領域である
か別のバンプ存在領域であるかを判別しながら、各ビッ
トにラベリング符号(本実施例では、1、2‥‥等の数
字で表している)を施してゆく。なお、走査2列目以降
は、「0」ビットの検出状態から「1」ビットの検出に
転じた時に、その「1」ビットを取り囲む例えば8つの
ビットのラベリング状態を判別し、既に認識済のビット
のラベリング符号が検出されれば、これと同一のラベリ
ング符号を施し、何も検出されなければ新たなラベリン
グ符号を施すようにする。そして、異なるラベリング符
号が付されたビットの集合同士は、異なるバンプ存在領
域として認識することとなる。
【0059】例えば、図13(a)のように高さレベル
データz’が分布し、輝度データIが同図(b)のよう
に分布したデータ組の場合、輝度閾値ISHを7に設定す
ることで、バンプ存在領域は(c)に示すような形でビ
ットマップデータ上に現われる(ただし、この図では、
各位置のz’の値を対応する各ビットに書き込んだ形で
表している)。なお、輝度閾値ISHの値は、例えば図1
0に示すように、補正用データ群記憶部94cに格納さ
れたものを適宜読み出して使用する。
【0060】図24に戻り、次のS303では、図16
(a)に示すように、互いに分離されたバンプ存在領域
のうち、適宜に設定された基準面積S0以上のものを抽
出し、これを、個々のバンプ頂面の主要部が存在してい
る領域、すなわちバンプ要部存在領域(図では、BA1
〜BA3)として識別する。各領域の面積は、該領域に
属するビットの個数により求めることができる。なお、
ビット数が基準面積S0に対応するビット数よりも小さ
いある閾値(例えば3ビット)に満たない領域は、ノイ
ズとして除去するようにする(例えば図16(a)のB
A5、BA6)。
【0061】そして、図24のS307〜S311で
は、抽出された各バンプ要部存在領域の幾何学的な重心
位置の座標を算出し、これを各バンプの中心Gの座標と
して決定する処理がなされる。具体的には図15に示す
ように、各ビットに対応付けられる検査平面上の座標P
のx座標値及びy座標値を、領域内の全てのビットにつ
いて合計し、そのx座標値の合計(Lx)と、y座標値
の合計(Ly)とをそれぞれビット総数NTで割ることに
より求めることができる。
【0062】なお、図30に示すように、バンプ要部存
在領域に対し、これに外接する四辺形領域を求め、その
四辺形領域の対角線交点位置としてバンプ中心Gの座標
を算出することもできる。この場合、例えばx方向の直
線をy軸に沿って平行移動させ、バンプ要部存在領域と
接点を生ずる2直線Lx1,Lx2を決定する。次いで、
y方向の直線をx軸に沿って平行移動させ、バンプ要部
存在領域と接点を生ずる2直線Ly1,Ly2を決定す
る。これにより、上記四辺形領域は長方形領域として設
定され、その対角線交点座標は、いずれか一方の対角線
の中点座標として演算することができる。このようにす
ることで、各ビットのx座標及びy座標の加算処理が不
要となり、バンプ中心座標の算出処理を簡略化すること
ができるようになる。
【0063】また、各バンプの中心Gの座標が算出され
るとS312に進み、バンプ径Dの算出処理となる。す
なわち、図17に示すように、中心Gからバンプ要部存
在領域の周縁までの距離の平均値(本実施例では、等角
度間隔で並ぶ8方向の平均値としている)rmを求め、
バンプ径Dを2rmにより算出する。この処理は、各バ
ンプ要部存在領域のそれぞれに対する処理の形で反復し
て行われる(図24:S304〜S306)。なお、決
定されたGの座標及びバンプ径Dの値は、図5の検査結
果データ記憶部94e(図18にその内容の詳細を示
す)に記憶される。
【0064】ここで、図16(a)において、おおむね
正常なバンプであれば、BA1あるいはBA2のようにバ
ンプ要部存在領域は、バンプ頂面の形状をほぼ反映した
ものとなる。一方、表面が荒れていたり、欠損が生じて
いたりすると、BA3,BA4のように、同じバンプに由
来する2以上のバンプ存在領域が現われることもある。
この場合、同図(b)に示すように、基準面積S0以上
のBA3のみがバンプ要部存在領域として識別され、基
準面積S0を下回るBA4は、バンプ中心の設定対象から
除外される。これにより、BA4を別のバンプと誤認す
るトラブルが回避される。一方、同一バンプに由来する
バンプ存在領域が、いずれも基準面積S0以下の領域に
分裂した場合は、該バンプに対応するバンプ要部存在領
域は認識されないことになる。しかしながら、このよう
な結果は、もともとバンプ表面状態等が良好でないため
に生じたのであり、逆にこれを利用して不良バンプの存
在を推定することができる。
【0065】図20にその方法の一例を示している。す
なわち、バンプ付基板1の検査面CPに対し、(b)に
示すように各バンプの形成位置の許容範囲を規定する位
置許容範囲規定ウィンドウPWの組を設定する。そし
て、その設定された各位置許容範囲規定ウィンドウPW
内のバンプ存在領域(高輝度領域)BAの面積を求め、
その面積がウィンドウPWの面積に対して一定比率以下
となっているものは、そのウィンドウPW内に不良バン
プが存在していると判定することができる。なお、位置
許容範囲規定ウィンドウPWの組は、バンプ付基板の品
種が同一であれば、検査面に対する設定位置も同じとな
る。そこで、(a)に示すようにウィンドウPWの組を
グループ化したウィンドウグループPWGと、検査面C
Pとの位置関係を規定するターゲットマークを基板1上
に形成しておき、検査時にはこのターゲットマークを目
印としてウィンドウグループPWGを位置合わせするよ
うにすればよい。
【0066】なお、ターゲットマークに代えて、基板1
上の特定バンプの中心(例えば基板1上の4隅のバンプ
の中心)を目印にウィンドウグループPWGを位置合わ
せするようにしてもよい。
【0067】以上でバンプデータ解析処理は終了し、図
22のS4に進んで検査データ生成処理となる。図25
に示すように、検査データ生成処理は、本実施例では、
バンプ高さ演算処理(S410)、バンプ間隔演算処理
(S420)、コプラナリティ演算処理(S430)の
3つのステップからなる。
【0068】図26にバンプ高さ演算処理の流れを示
す。処理の要部はS4103〜S4109であり、S4
103で、上記決定されたバンプ要部存在領域に対し、
Gを中心とするバンプ高さ決定ウィンドウ(バンプ高さ
決定領域)を、そのバンプ要部存在領域が包含される大
きさで設定する。例えば、図16(c)に示す例では、
バンプ高さ決定ウィンドウHWを、バンプ要部存在領域
の寸法よりも大きい所定半径rwの円として設定してい
る。そして、以下のS4102〜S4107において
は、基板本体2の表面を基準としたバンプ高さ(すなわ
ち、基板本体2からのバンプの突出高さ)zを、次のよ
うにして算出している。すなわち、上記バンプ高さ決定
ウィンドウHW内に存在する全てのバンプ存在領域(図
16(c)ではBAとBA’)について、各ビットに対
応する高さレベルz’を加算し、その加算値Lzをビッ
ト総数NTで割ることにより、バンプ頂面の高さレベル
z’の平均値z’m=Lz/NTを求める。そして、別途
測定した基板本体表面の高さレベルHSをこれから減ず
ることにより、 z=z’m−HS‥‥‥(4) として、zを求める。なお、上記処理は、各バンプ要部
存在領域のそれぞれに対する処理の形で反復して行われ
る(S4100〜S4102)。こうして求められた各
バンプ(あるいはバンプ要部存在領域)毎の高さzは、
図5あるいは図18に示す検査結果データ記憶部94e
に記憶される。ここで、後述するコプラナリティを求め
る処理のために、各バンプ要部存在領域毎のバンプ頂面
の高さレベルの平均値z’mの値(コプラナリティ決定
用高さ)も合わせて記憶しておくようにする。
【0069】次に、図19(b)に示すように、基板1
上のバンプ3の配列状態(B11、B12‥‥等)は、前記
特定された各バンプ要部存在領域の中心Gによって特定
することができる。図27は、バンプ間隔演算処理の流
れを示すものである。該処理の要部はS4203〜S4
205であり、S4203で現在着目しているバンプの
中心Gの座標を読み込む。次いで、S4204で、図1
9(b)に示すように、そのバンプ中心をG0として、
これに近接する4つのバンプの中心座標G1〜G4を読み
込む。そして、S4205で、近接する各バンプとの間
の間隔を、その中心間距離として算出する(K1〜K
4)。こうして求められた各バンプ(あるいはバンプ要
部存在領域)毎のバンプ間隔K1〜K4は、図5あるいは
図18に示す検査結果データ記憶部94eに記憶され
る。なお、上記処理は、各バンプ要部存在領域のそれぞ
れに対する処理の形で反復して行われる(S4100〜
S4102)。
【0070】そして、図28は、コプラナリティ演算処
理の流れを示している。この処理では、S4301〜S
4310において、各バンプ要部存在領域のバンプ頂面
の高さレベルの平均値z’mの値を逐次的に比較するこ
とによって、その最大値MAXと最小値MINを求め、S43
11でコプラナリティCを両者の差MAX−MINの値として
算出している。この値は、図5あるいは図18に示す検
査結果データ記憶部94eに記憶される。
【0071】なお、コプラナリティCとして次のような
値を算出するようにしてもよい。例えば、図31(a)
に示すように、各バンプ3の頂点位置に対応する最小二
乗平面を頂点基準面P0とし、その頂点基準面P0と平行
でかつ高さ最大のバンプ3の頂点を通る平面をPmax、
同じく高さ最小のバンプ3の頂点を通る平面をPminと
したときのPmaxとPminとの面間距離をコーポラナリテ
ィCとする。なお、頂点位置の座標は、バンプ頂面内に
て高さレベルが最高となる位置の3次元座標(x,y,
z)を用いてもよいし、例えばバンプ中心Gの位置座標
を(xp,yp)と、前記算出されたバンプ頂面の高さレ
ベルz’の平均値z’mとを組み合わせて、(xp,y
p,z’m)を用いるようにしてもよい。
【0072】他方、図31(b)に示すように、バンプ
の高さレベルの順位において、最も高さの大きいものか
ら順に3つのものMAX1,MAX2,MAX3を抽出し、その3つ
のバンプの頂点が定める平面Pmaxから、最も高さの小
さいもの(MIN)の頂点までの距離(あるいはその頂点
を通ってPmaxと平行な平面をPminとしたときの、Pma
xとPminとの面間距離)をコーポラナリティCとするこ
ともできる。また、この逆に、バンプの高さレベルの順
位において、最も高さの小さいものから順に3つのもの
MIN1,MIN2,MIN3を抽出し、その3つのバンプの頂点が
定める平面Pminから、最も高さの大きいもの(MAX)の
頂点までの距離(あるいはその頂点を通ってPminと平
行な平面をPmaxとしたときの、PmaxとPminとの面間
距離)をコーポラナリティCとすることもできる。
【0073】なお、コーポラナリティCを算出するに当
たっては、基板1上の全てのバンプ3の高さを用いて算
出してもよいし、演算を簡略化するために、一部のバン
プ3の高さのみを用いて演算を行うようにしてもよい。
【0074】図22に戻り、以上で検査データ生成処理
は終了する。この状態における検査データ記憶部94e
の記憶内容は図18に示す通りである。まず、品番はワ
ークの種類を特定するためのものであり、検査品Noは
検査された複数のワーク(検査品)を個々に特定するた
めのものである。いずれも、例えば入力部100(図
5)等から、処理に先立って入力されるものである。そ
して、各バンプ(あるいはバンプ要部存在領域)毎に、
得られた検査データDB11、DB12‥‥等が記憶されて
いる。各検査データは、バンプ中心Gの座標、バンプ径
D、バンプ高さz、バンプ面積(バンプ要部存在領域の
面積である)S、バンプ間隔K1〜K4を含んでいる。ま
た、基板1上のバンプ配列に対して算出されたコプラナ
リティCの値も記憶されている。
【0075】そして、図22においてはS5の判定/結
果出力処理に進む。図29にその流れを示している。ま
ず、図5及び図9の検査標準データ記憶部94dには、
判定対象となる各検査パラメータ(ここでは、D、Z、
S、K1〜K4、C)の合格範囲のデータが、基板1の品
番毎に記憶されているので、対応する品番のものを読み
出す。そして、図29のS501〜S508の処理で
は、ワークの全てのバンプについて、上記得られた検査
パラメータのうちD、Z、S、K1〜K4の各値が、合格
範囲に入っていれば良バンプと判定し、入っていなけれ
ば不良バンプとして判定する。この判定結果は、図18
の検査結果データ記憶部94eに、各バンプのデータと
対応付けた形で記憶してゆく(図では、良を○、不良を
×で表している)。また、S508では、不良バンプの
検出個数を不良バンプカウンタNDにより計数し、これ
も同様に検査データ記憶部94eに記憶する。この不良
バンプの個数が所定数(本実施例では、例えば1として
いる)以上となったものを不可(×)、該所定数未満の
ものを可(○)と判定する。
【0076】こうして、全てのバンプについて判定が終
了すればS503からS510に進んでコプラナリティ
の判定が行われる。すなわち、そのワークについて測定
されたコプラナリティCの値が、許容値Cmaxを超えて
いる場合は不可(×)、超えていない場合は可(○)と
判定し、結果を検査結果データ記憶部94eに記憶す
る。そして、S514に進み、総合判定となる。ここで
は、不良バンプの個数判定とコプラナリティ判定とが、
いずれも可となっているものを総合判定合格(○)、一
方でも不可となっているものを不合格と判定している。
この結果も検査結果データ記憶部94eに記憶する。以
上の結果は、検査結果データ記憶部94eの記憶内容に
基づき、例えば図5のモニタ98あるいはプリンタ10
2から出力される(S512)。以上で、判定/結果出
力処理が終了する。このような図22のS1〜S7の各
処理が、検査を行った各ワークに順次行われ、全てのワ
ークについての処理が完了すれば、データ解析/検査判
定処理は終了となる。
【0077】なお、以上においては、本発明をフリップ
チップ基板の検査に適用した例について説明したが、バ
ンプを有する基板であれば、BGA基板等、他の種類の
基板についても本発明を適用できることはもちろんであ
る。また、バンプの形状は頂面が平坦な平バンプに限ら
れるものではなく、輝度閾値等を適当な値に設定するこ
とにより、球状バンプにも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の検査対象となるバンプ付基
板の一例を示す斜視図。
【図2】本発明の検査装置における測定系の要部の構成
を模式的に示す図。
【図3】その具体的な構成例を示す側面図及び背面図。
【図4】x−yテーブルの平面模式図。
【図5】本発明の検査装置の制御系の構成を示すブロッ
ク図。
【図6】レーザー光による高さ検出原理を示す説明図。
【図7】補正量の説明図。
【図8】バンプを横切るようにレーザ光を走査すること
により得られる高さレベル及び輝度のプロファイル。
【図9】検査標準データ記憶部のデータ内容を示す説明
図。
【図10】補正用データ群記憶部のデータ内容を示す説
明図。
【図11】走査面に対するレーザ光の照射位置のずれ及
び計測誤差の説明図。
【図12】受信データ格納RAMの内容を示す説明図、
及び補正済データ記憶部の内容を示す説明図。
【図13】バンプ存在領域をビットマップデータ上に現
わした状態の一例を示す説明図。
【図14】バンプの存在領域をビットマップデータ上で
特定する場合の一例を示す説明図。
【図15】各バンプの中心の座標を求める説明図。
【図16】バンプ要部存在領域を識別する際の説明図。
【図17】バンプ要部存在領域の中心から周縁までの距
離の平均値及びバンプ径を求める説明図。
【図18】検査結果データ記憶部の内容の一例を示す説
明図。
【図19】コプラナリティの説明図及びバンプの配列状
態を特定する処理の説明図。
【図20】不良バンプの存在を推定する方法の一例を示
す説明図。
【図21】測定系駆動部における制御処理の流れを示す
フローチャート。
【図22】データ解析/判定処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図23】その位置データ解析処理の詳細を示すフロー
チャート。
【図24】図22のバンプデータ解析処置の詳細を示す
フローチャート。
【図25】同じく検査データ生成処置の詳細を示すフロ
ーチャート。
【図26】そのバンプ高さ演算処置の詳細を示すフロー
チャート。
【図27】同じくバンプ間隔演算処理の詳細を示すフロ
ーチャート。
【図28】同じくコプラナリティ演算処理の詳細を示す
フローチャート。
【図29】図22の判定/結果出力処理の詳細を示すフ
ローチャート。
【図30】バンプ中心座標の演算方式の変形例を示す説
明図。
【図31】コプラナリティCの別の概念をいくつか例示
して説明する図。
【符号の説明】
1 バンプ付基板 2 基板本体 3 バンプ 12 半導体レーザ光源(光源) 16 ポリゴンミラー(光走査手段) 22 半導体位置検出器(受光部) 38 ワークホルダ(基板保持体) 56 CPU(高さ情報生成手段、反射光輝度生成手
段) 76 高さ演算部(高さ情報生成手段) 77 輝度演算部(反射光輝度生成手段) 86 CPU(高輝度領域特定、バンプ要部存在領域認
識手段、検査情報生成手段、高さ決定領域設定手段、バ
ンプ高さ演算手段、高さ決定用高輝度領域抽出手段、位
置許容範囲規定ウィンドウ設定手段、面積算出手段、判
定手段、バンプ中心算出手段、バンプ配列間隔演算手
段、バンプ寸法演算手段、コプラナリティ情報生成手
段) 98 モニタ(検査情報出力手段) 102 プリンタ(検査情報出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 3/34 505 H01L 23/12 L (72)発明者 松原 洋一 長野県上伊那郡宮田村137 タカノ株式 会社内 (72)発明者 小田切 章 長野県上伊那郡宮田村137 タカノ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平6−167322(JP,A) 特開 平2−13802(JP,A) 特開 平4−310807(JP,A) 特開 平4−350506(JP,A) 特開 平10−12683(JP,A) 特開 平8−159721(JP,A) 特開 平9−196625(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01N 21/84 - 21/91 H05K 3/00 H05K 3/32 H05K 3/34 H01L 23/12

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板本体上に複数のバンプが二次元的に
    配列されたバンプ付基板の検査装置であって、 前記バンプ付基板の、少なくとも前記複数のバンプの配
    列された領域を検査面として、該検査面に検査光を照射
    する光源と、 前記検査光に基づく前記検査面からの反射光を受光する
    受光部と、 前記検査光を前記検査面内にて二次元的に走査する光走
    査手段と、 前記受光部の検知出力に基づいて、前記検査面内の各位
    置の高さに関する情報を生成する高さ情報生成手段と、 前記受光部の検知出力に基づいて、前記検査面上の各位
    置における前記反射光の輝度情報を生成する反射光輝度
    情報生成手段と、 その生成された反射光輝度情報に基づき、前記検査面に
    おいて所定の閾値以上の反射光輝度を示す領域(以下、
    高輝度領域という)を特定する高輝度領域特定手段と、 その特定された個々の高輝度領域のうち基準面積以上の
    ものを、前記各バンプの要部が存在するバンプ要部存在
    領域として識別するバンプ要部存在領域識別手段と、 その識別されたバンプ要部存在領域内の各位置の高さ情
    報に基づいて、該バンプ要部存在領域に対応するバンプ
    の高さ情報を少なくとも含んだ検査情報を生成する検査
    情報生成手段と、 その生成した検査情報を出力する検査情報出力手段と、 を備えたことを特徴とするバンプ付基板の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記検査情報生成手段は、前記検査面に
    対し、各バンプ要部存在領域と所定の位置関係を満足
    し、かつ該バンプ要部存在領域を個々に包含する所定寸
    法のバンプ高さ決定領域を設定するバンプ高さ決定領域
    設定手段と、 その設定されたバンプ高さ決定領域内の各位置の高さ情
    報に基づいて前記バンプの高さを演算するバンプ高さ演
    算手段とを備える請求項1記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 設定された前記バンプ高さ決定領域内に
    存在する前記高輝度領域のうち、前記バンプ要部存在領
    域を含め、前記基準面積よりも小さく設定された所定の
    閾面積以上のものをバンプ高さ決定用高輝度領域として
    抽出するバンプ高さ決定用高輝度領域抽出手段を備え、 前記バンプ高さ演算手段は、前記バンプ高さ決定領域内
    の各位置のうち、前記抽出されたバンプ高さ決定用高輝
    度領域内に属するものの高さ情報に基づいて、対応する
    バンプの高さを演算するものである請求項2に記載のバ
    ンプ付基板の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記バンプ高さ決定領域設定手段は、前
    記バンプ高さ決定領域を、前記バンプ要部存在領域の幾
    何学的重心位置を中心とする円状領域、該幾何学的重心
    位置を対角線交点位置とする四辺形状領域、及びバンプ
    要部存在領域に外接する四辺形状領域のいずれかとして
    設定するものである請求項3記載の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記バンプ高さ演算手段は、前記バンプ
    高さ決定用高輝度領域内の各位置の高さを該領域内にお
    いて平均化することにより得られる平均高さ、前記各位
    置の高さの最大値である最大高さ、同じく最小値である
    最小高さ、及び前記各位置の高さの最頻値である最頻高
    さの少なくともいずれかを対応するバンプの高さとして
    演算するものである請求項3又は4に記載のバンプ付基
    板の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記バンプ付基板の検査面に対し、各バ
    ンプの形成位置の許容範囲を規定する位置許容範囲規定
    ウィンドウを設定する位置許容範囲規定ウィンドウ設定
    手段と、 その設定された位置許容範囲規定ウィンドウ内の前記高
    輝度領域の面積、又は該位置許容範囲規定ウィンドウ内
    に占める前記高輝度領域の面積率を算出する面積算出手
    段と、 その面積算出手段が算出する前記高輝度領域の面積又は
    面積率に基づいて、該位置許容範囲規定ウィンドウに対
    応するバンプの形成状態の良否を判定する判定手段と、 を含む請求項1ないし5のいずれかに記載の検査装置。
  7. 【請求項7】 前記検査情報生成手段は、前記バンプ要
    部存在領域の幾何学的重心位置を、対応するバンプの中
    心位置として算出するバンプ中心算出手段を備えるもの
    である請求項1ないし6のいずれかに記載のバンプ付基
    板の検査装置。
  8. 【請求項8】 前記検査情報生成手段は、前記バンプ要
    部存在領域に外接する四辺形状領域の対角線交点位置
    を、対応するバンプの中心位置として算出するバンプ中
    心算出手段を備えるものである請求項1ないし6のいず
    れかに記載のバンプ付基板の検査装置。
  9. 【請求項9】 前記検査情報生成手段は、前記バンプ中
    心算出手段が決定した各バンプの中心位置間距離に基づ
    いて、前記バンプの配列間隔を演算するバンプ配列間隔
    演算手段を備えるものである請求項7又は8に記載の検
    査装置。
  10. 【請求項10】 前記検査情報生成手段は、前記バンプ
    要部存在領域の寸法に基づいて、対応するバンプの寸法
    を演算するバンプ寸法演算手段を備えるものである請求
    項1ないし9のいずれかに記載の検査装置。
  11. 【請求項11】 前記バンプ付基板は、基板保持体によ
    り所定位置に保持された状態で前記検査面に前記検査光
    が照射されるようになっており、 前記バンプ高さ演算手段は前記各バンプの高さを、前記
    基板保持体との間で一定の位置関係を満たす基準高さレ
    ベルからの高さ(以下、コプラナリティ決定用高さとい
    う)として演算するものであり、 前記検査情報生成手段は、その演算された各バンプのコ
    プラナリティ決定用高さのうち、その最大値z’maxと
    最小値z’minとに基づいて、前記バンプ付基板の各バ
    ンプの高さの不均一性を反映した情報であるコプラナリ
    ティ情報を生成するコプラナリティ情報生成手段を含む
    ものである請求項1ないし10のいずれかに記載の検査
    装置。
  12. 【請求項12】 基板本体上に複数のバンプが二次元的
    に配列されたバンプ付基板の検査方法であって、 前記バンプ付基板の、少なくとも前記複数のバンプの配
    列された領域を検査面として、該検査面に前記検査光を
    照射するとともに、前記検査面からの前記検査光に基づ
    く反射光を受光部にて受光しつつ、その検査光を前記検
    査面内にて二次元的に走査し、 そのときの受光部の検知出力に基づいて、前記検査面内
    の各位置の高さに関する情報を生成し、 他方、前記受光部の検知出力に基づいて、前記検査面上
    の各位置における前記反射光の輝度情報を生成し、その
    生成された反射光輝度情報に基づき、前記検査面におい
    て所定の閾値以上の反射光輝度を示す領域(以下、高輝
    度領域という)を特定し、 その特定された個々の高輝度領域のうち基準面積以上の
    ものを、前記各バンプの要部が存在するバンプ要部存在
    領域として識別し、 その識別されたバンプ要部存在領域内の各位置の高さ情
    報に基づいて、該バンプ要部存在領域に対応するバンプ
    の高さ情報を少なくとも含んだ検査情報を得るようにし
    たことを特徴とするバンプ付基板の検査方法。
  13. 【請求項13】 基板本体上に複数のバンプが二次元的
    に配列されたバンプ付基板の製造方法であって、 前記基板本体上に前記バンプを形成する工程と、 前記バンプ付基板の、少なくとも前記複数のバンプの配
    列された領域を検査面として、該検査面に前記検査光を
    照射するとともに、前記検査面からの前記検査光に基づ
    く反射光を受光部にて受光しつつ、その検査光を前記検
    査面内にて二次元的に走査し、 そのときの受光部の検知出力に基づいて、前記検査面内
    の各位置の高さに関する情報を生成し、 他方、前記受光部の検知出力に基づいて、前記検査面上
    の各位置における前記反射光の輝度情報を生成し、その
    生成された反射光輝度情報に基づき、前記検査面におい
    て所定の閾値以上の反射光輝度を示す領域(以下、高輝
    度領域という)を特定し、 その特定された個々の高輝度領域のうち基準面積以上の
    ものを、前記各バンプの要部が存在するバンプ要部存在
    領域として識別し、 その識別されたバンプ要部存在領域内の各位置の高さ情
    報に基づいて、該バンプ要部存在領域に対応するバンプ
    の高さを測定し、 該バンプの高さが所定の範囲内にあるバンプ付基板のみ
    を検査・選別する工程と、 を含むことを特徴とするバンプ付基板の製造方法。
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