JP2887799B2 - 部品取付装置 - Google Patents

部品取付装置

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JP2887799B2
JP2887799B2 JP31571797A JP31571797A JP2887799B2 JP 2887799 B2 JP2887799 B2 JP 2887799B2 JP 31571797 A JP31571797 A JP 31571797A JP 31571797 A JP31571797 A JP 31571797A JP 2887799 B2 JP2887799 B2 JP 2887799B2
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裕之 渡邊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被取付部に部品を
取り付ける部品取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品取付装置としては、
例えば、実開昭59−9410号公報または実開昭55
−56911号公報に記載されているように、被取付部
に配設され、その被取付部に取り付けられる部品の取付
ねじが螺着される係止部材を備えた構成が知られてい
る。
【0003】係止部材は、被取付部に取り付けられる基
部を有し、この基部に取付ねじが挿通される通孔が形成
されるとともに、基部の両側から通孔を中心に相対する
内方に向けて互いに折曲される一対の挟持片部が形成さ
れている。
【0004】そして、係止部材を被取付部に配設してお
き、被取付部に取り付けられる部品に挿通された取付ね
じを係止部材の一対の挟持片部間に圧入して、取付ねじ
のねじ山に一対の挟持片部が係合することにより、被取
付部に係止部材および取付ねじを介して部品を取り付け
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
部品取付装置では、取付ねじが係止部材に対して斜めに
挿入されると、取付ねじが一対の挟持片部間に圧入され
なかったり、取付ねじが一対の挟持片部間に圧入されて
も外れやすく、部品を確実に取り付けられない問題があ
る。しかも、被取付部に対する部品の位置ずれなどによ
り、取付ねじが係止部材に対して動いて一対の挟持片部
間から外れる可能性がある。
【0006】さらに、取付ねじの螺旋状のねじ山と係止
部材の一対の挟持片部とが確実に噛合しなかったり、取
付ねじを強固に締め付けると挟持片部がねじ山の斜面で
押し開かれてねじ山から外れるようなねじ山の飛びが生
じやすく、部品を確実に取り付けられない問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、係止部材の一対の挟持片部間に取付ねじを保持
することにより、被取付部に部品を確実に取り付けるこ
とができる部品取付装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の部品取付
装置は、被取付部に配設され、その被取付部に取り付け
られる部品の取付ねじのねじ部が螺着される係止部材を
備えた部品取付装置において、前記係止部材は、前記被
取付部に配設される基部と、この基部に形成され、前記
取付ねじの挿通を可能とする通孔と、前記基部の両側か
ら前記通孔を中心に相対する内方に向けて互いに折曲形
成されるとともに先端に一対の噛合部が形成され、これ
ら一対の噛合部間に前記取付ねじのねじ部の挿入を可能
とするとともに挿入される取付ねじのねじ部の両側から
一対の噛合部が噛合して弾性的に挟持する一対の挟持片
部と、この挟持片部に形成され、一対の挟持片部の噛合
部間に挿入される取付ねじのねじ部をその一対の噛合部
間に保持するストッパとを具備しているものである。
【0009】係止部材の一対の挟持片部の噛合部間に挿
入される取付ねじのねじ部をその一対の噛合部間に保持
するストッパを形成したことにより、取付ねじのねじ部
が係止部材に斜めに挿入されても一対の噛合部間に導く
とともに、取付ねじのねじ部が一対の噛合部間に挿入さ
れれば、被取付部に対する部品の位置ずれが生じて取付
ねじのねじ部が係止部材に対して動いても、取付ねじの
ねじ部が一対の噛合部間から外れるのを規制し、被取付
部に部品を確実に取り付ける。
【0010】請求項2記載の部品取付装置は、請求項1
記載の部品取付装置において、一対の挟持片部の噛合部
は、取付ねじのねじ部の軸方向に対して段違い状に形成
されているものである。
【0011】一対の挟持片部の噛合部が、取付ねじのね
じ部の軸方向に対して段違い状に形成されていることに
より、取付ねじのねじ部の螺旋状のねじ山に対して各噛
合部が確実に噛合する。
【0012】請求項3記載の部品取付装置は、請求項1
または2記載の部品取付装置において、通孔は、一対の
挟持片部の噛合部と平行な方向に長孔状に形成されてい
るものである。
【0013】通孔が、一対の挟持片部の噛合部と平行な
方向に長孔状に形成されていることにより、被取付部と
部品との位置ずれに対応可能とする。
【0014】請求項4記載の部品取付装置は、請求項1
ないし3いずれか記載の部品取付装置において、基部に
被取付部の一方の面に係合される係合片部が形成され、
一対の挟持片部の噛合部の近傍から被取付部の他方の面
に係止される係止片部が切り起こし形成されているもの
である。
【0015】基部に被取付部の一方の面に係合される係
合片部が形成され、一対の挟持片部の噛合部の近傍から
被取付部の他方の面に係止される係止片部が切り起こし
形成されていることにより、係止部材を被取付部に被着
させるだけで容易に取り付けられるとともに、一対の挟
持片部間への取付ねじの挿入時に係止片部で挟持片部の
噛合部が外側に押動されるのを規制して、噛合部を取付
ねじに強固に噛合させる。
【0016】請求項5記載の部品取付装置は、請求項1
ないし4いずれか記載の部品取付装置において、被取付
部に取り付けられる部品を挿通して係止部材に螺着され
る取付ねじを具備しているものである。
【0017】被取付部に取り付けられる部品を挿通して
係止部材に螺着される取付ねじを具備していることによ
り、係止部材と取付ねじとで被取付部に部品を確実に取
り付ける。
【0018】請求項6記載の部品取付装置は、請求項5
記載の部品取付装置において、取付ねじは、ねじ部およ
び頭部を有し、ねじ部の周囲にねじ部の先端側に向けて
傾斜面とするとともに頭部側に臨んでねじ部の軸方向に
対して略垂直な係止面とする鋸歯状のねじ山が螺旋状に
形成されているものである。
【0019】取付ねじは、ねじ部および頭部を有し、ね
じ部の周囲にねじ部の先端側に向けて傾斜面とするとと
もに頭部側に臨んでねじ部の軸方向に対して略垂直な係
止面とする鋸歯状のねじ山が螺旋状に形成されているこ
とにより、ねじ山の係止面に挟持片部が噛合した状態で
部品の荷重が加わったり、取付ねじを強固に締め付けて
も、そのねじ山の係止面に挟持片部が噛合した状態を維
持し、取付ねじを強固に締め付けて部品を被取付部に強
固に固定するとともにがたつきや位置ずれを防止する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の構
成を図面を参照して説明する。
【0021】図6および図8において、11は被取付部の
一部を構成する器具本体で、この器具本体11は、直管形
のランプLに沿って細長く、上面部12およびこの上面部
12の両側の縁部13とから断面略コ字状に形成されてお
り、その上面部12に天井面等の取付面14に当接して器具
上面との間に所定間隙を設ける複数の突部15が突出形成
されている。
【0022】器具本体11の下面の両端部には、ソケット
取付金具21がそれぞれ左右一対ずつ取り付けられてい
る。この各ソケット取付金具21は、ランプソケット22が
取り付けられたソケット取付片部23と、器具取付片部24
とから断面略L字状に形成されている。器具取付片部24
の先端には引掛片部25がソケット取付片部23とは反対方
向にに略直角に折曲形成されており、この引掛片部25が
器具本体11の上面部12に形成された図示しない引掛孔を
通じて器具上面に引掛け係合されている。そして、図9
に示すように、後述する部品としての反射板61の取付前
状態では、ランプソケット22を取り付けたソケット取付
金具21の重心位置の関係で、ランプソケット22が下方に
下がる状態に回動する。
【0023】器具本体11の下面の両端近傍には、被取付
部の一部を構成する反射板取付金具31がそれぞれ取り付
けられている。この反射板取付金具31は、水平片部32の
両側から上方に立上片部33が形成され、この各立上片部
33から取付片部34が形成されており、この取付片部34が
器具本体11の上面部12の下面に溶接等によって固定され
ている。水平片部32には、図5に示すように、四角形状
の嵌合孔35が形成されている。
【0024】反射板取付金具31の水平片部32には、その
嵌合孔35に嵌合して係止部材41が取り付けられる。この
係止部材41は、図2ないし図4に示すように、金属製の
ばね板材からなり、基部としての下面部42と、この下面
部42の両側から相対する内方に折曲形成された一対の挟
持片部43から一体に形成されている。
【0025】下面部42は、後述する取付ねじ71のねじ部
72が挿通可能とするとともに両端方向に長孔状の通孔44
が形成され、両端縁部には係合片部45が突出形成されて
いる。
【0026】一対の挟持片部43は、嵌合孔35内に嵌合可
能とする対向幅間隔および横幅にそれぞれ形成されてお
り、下面部42から立上片部46が略直角に立ち上げ形成さ
れ、この立上片部46の上端から傾斜片部47が相対する内
方に折曲形成され、この傾斜片部47の上端の両側部にス
トッパとしての当接片部48が形成されている。この当接
片部48は他方の挟持片部43の当接片部48に当接して、挟
持片部43が内方に変位するのを規制する。
【0027】また、各挟持片部43の傾斜片部47の上端中
央域には取付ねじ71のねじ部72に噛合する噛合部49が形
成されており、両噛合部49は段違いに形成されている。
【0028】さらに、各挟持片部43には、下端を自由端
として係止片部50が切起こし形成されており、この係止
片部50の先端は立上片部46より外方に弾性的に突出され
ている。
【0029】そして、係止部材41を反射板取付金具31の
水平片部32に取り付けるには、図1に示すように、一対
の挟持片部43を水平片部32の嵌合孔35に下方から挿入す
ることにより、両係止片部50が嵌合孔35の縁部に当接し
て内方に弾性変形し、係合片部45が水平片部32の下面に
接合する際に、各係止片部50の先端部が嵌合孔35の上方
に弾性的に突出し、係合片部45と係止片部50との間で水
平片部32を挟持して固定的に取り付けられる。
【0030】前記反射板61は、両側に反射面部62を有す
る断面略V字状に形成され、その両端面部に略三角形状
の端板63が取り付けられている。各反射面部62の両端に
はランプソケット22が挿通するソケット取付孔64が形成
されている。また、両反射面部62の頂部65には、器具本
体11の各反射板取付金具31の位置に対応して、取付ねじ
71が嵌合する凹部66が形成されている。この凹部66に
は、水平状の取付部67がプレス加工によって形成され、
この取付部67に取付ねじ71のねじ部72が挿通する通孔68
が形成されている。
【0031】前記取付ねじ71は、ねじ部72の一端に回動
操作用の頭部73が一体的に形成されている。ねじ部72に
は、先端側を軸方向に対して傾斜面とするとともに頭部
73側に臨んでねじ部72の軸方向に対して略垂直な係止面
とするくさび状、すなわち鋸歯状のねじ山74が螺旋状に
形成され、基端部に断面略三角形状のフランジ部75が形
成されている。
【0032】そして、この取付ねじ71は、ねじ部72を反
射板61の凹部66の通孔68に下方から挿入し、反射板61の
内面側に突出したねじ部72の先端側からプッシュナット
81を圧入し、このプッシュナット81をフランジ部75の下
側に嵌合することにより、反射板61に対して回動自在に
抜け止め保持される。取付ねじ71の頭部73は、水平状の
取付部67に平行に臨んで凹部66内に嵌合される。
【0033】プッシュナット81は、リング部82の内周部
に上面側に傾斜状に突出する複数の係止突起83がスリッ
トを介して分割形成されており、係止突起83がフランジ
部75の下側に係止して抜け止め保持される。
【0034】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0035】なお、器具本体11には、ランプソケット取
付金具21、反射板取付金具31、この反射板取付金具31に
係止部材41が取り付けられている他、図示しない放電灯
用安定器や端子台等が取り付けられており、また、反射
板61には、取付ねじ71がプッシュナット81にて取り付け
られている。
【0036】天井面等の取付面14に照明器具を取付施工
するには、まず、器具本体11を取付面14に取り付ける。
【0037】そして、図9に示すように、反射板61を持
って器具本体11の下方から被着する。
【0038】この被着過程で、各ランプソケット22が反
射板61のソケット取付孔64に嵌合し、反射板61の上方移
動に伴ってソケット取付金具21が外側に回動しながら、
ランプソケット22がソケット取付孔64を通じて反射板61
の下面に突出していく。
【0039】また、被着過程において、取付ねじ71のね
じ部72が、係止部材41の通孔44に挿入されるとともに、
一対の挟持片部43に当接し、その挟持片部43間を押し広
げながら圧入される。なお、通孔44は反射板61の長手方
向に長孔状に形成されているので、器具本体11に対する
反射板61の長手方向の位置ずれがあっても挿入すること
ができ、さらに、一対の係止片部43の両側の当接片部48
により、取付ねじ71のねじ部72が斜めに圧入されても、
そのねじ部72を一対の挟持片部43間に導くことができ
る。そして、ねじ部72のねじ山74は挟持片部43の噛合部
49を噛合しつつ乗越えて上方に移動する。
【0040】そして、図10に示すように、反射板61の
上縁部が取付面14に当接する位置まで、反射板61を押し
上げる。
【0041】この状態では、ねじ部72のねじ山74の両側
に挟持片部43の噛合部49が噛合しているので、係止部材
41に対して取付ねじ71の下方への移動が係止され、すな
わち、取付ねじ71を介して反射板61が器具本体11に仮止
めされ、反射板61から手を離しても、反射板61は落下し
ない。特に、取付ねじ71のねじ部72のねじ山74は、ねじ
部72の先端側に向けて傾斜面とするとともに頭部73側に
臨んでねじ部72の軸方向に対して略垂直な係止面とする
鋸歯状に形成されているため、ねじ山74の係止面に挟持
片部43が噛合した状態で反射板61の荷重が加わっても、
その反射板61を確実に支持できる。
【0042】そして、図11に示すように、指で取付ね
じ71を押し上げることにより、ねじ部72が一対の挟持片
部43間にさらに圧入され、反射板61が上方に移動して上
縁部が取付面14に密着する。
【0043】さらに、取付ねじ71を締付け方向(図6の
矢印A方向)に回動操作することにより、ねじ部72が一
対の挟持片部43の噛合部49に対して螺合回動し、反射板
61が取付面14に密着した状態により強固に締付け固定す
ることができる。
【0044】一方、反射板61の清掃やメンテナンスのた
めに反射板61を取り外す場合には、取付ねじ71を取外し
方向(図6の矢印B方向)に回動させることにより、ね
じ部72が一対の挟持片部43の噛合部49に対して螺合解除
方向に回動し、ねじ部72が一対の挟持片部43間から外れ
ることにより、反射板61を下方に移動させて器具本体11
から取り外すことができる。
【0045】以上のように、係止部材41の一対の挟持片
部43の噛合部49間に挿入される取付ねじ71のねじ部72を
その一対の噛合部49間に保持する当接片部48を形成した
ため、取付ねじ71のねじ部72が係止部材41に斜めに挿入
されても一対の噛合部49間に導くことができるととも
に、取付ねじ71のねじ部72が一対の噛合部49間に挿入さ
れれば、器具本体11に対する反射板61の位置ずれが生じ
て取付ねじ71のねじ部72が係止部材41に対して動いて
も、取付ねじ71のねじ部72が一対の噛合部49間から外れ
るのを規制でき、器具本体11に反射板61を確実に取り付
けることができる。
【0046】また、係止部材41の一対の挟持片部43の噛
合部49が、取付ねじ71のねじ部72の軸方向に対して段違
い状に形成されているため、取付ねじ71のねじ部72の螺
旋状のねじ山74に対して各噛合部49を確実に噛合させる
ことができる。
【0047】また、係止部材41の通孔44が、一対の挟持
片部43の噛合部49と平行な方向に長孔状に形成されてい
るため、器具本体11と反射板61との位置ずれに対応でき
る。
【0048】また、係止部材41の基部42に反射板取付金
具31の下面に係合される係合片部45が形成され、一対の
挟持片部43の噛合部49の近傍から反射板取付金具31の上
面に係止される係止片部50が切り起こし形成されている
ため、係止部材41を反射板取付金具31に被着させるだけ
で容易に取り付けることができるとともに、一対の挟持
片部43間への取付ねじ71の挿入時に係止片部50で挟持片
部43の噛合部49が外側に押動されるのを規制して、噛合
部49を取付ねじ71に強固に噛合させることができる。
【0049】また、取付ねじ71は、ねじ部72および頭部
73を有し、ねじ部72の周囲にねじ部72の先端側に向けて
傾斜面とするとともに頭部73側に臨んでねじ部72の軸方
向に対して略垂直な係止面とする鋸歯状のねじ山74が螺
旋状に形成されているため、ねじ山74の係止面に挟持片
部43が噛合した状態で反射板61の荷重が加わったり、取
付ねじ71を強固に締め付けても、そのねじ山74の係止面
に挟持片部43が噛合した状態を維持でき、取付ねじ71を
強固に締め付けて反射板61を器具本体11に強固に固定で
きるとともにがたつきや位置ずれを防止できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の部品取付装置によれば、
係止部材の一対の挟持片部の噛合部間に挿入される取付
ねじのねじ部をその一対の噛合部間に保持するストッパ
を形成したため、取付ねじのねじ部が係止部材に斜めに
挿入されても一対の噛合部間に導くことができるととも
に、取付ねじのねじ部が一対の噛合部間に挿入されれ
ば、被取付部に対する部品の位置ずれが生じて取付ねじ
のねじ部が係止部材に対して動いても、取付ねじのねじ
部が一対の噛合部間から外れるのを規制でき、被取付部
に部品を確実に取り付けることができる。
【0051】請求項2記載の部品取付装置によれば、請
求項1記載の部品取付装置の効果に加えて、一対の挟持
片部の噛合部が、取付ねじのねじ部の軸方向に対して段
違い状に形成されているため、取付ねじのねじ部の螺旋
状のねじ山に対して各噛合部を確実に噛合させることが
できる。
【0052】請求項3記載の部品取付装置によれば、請
求項1または2記載の部品取付装置の効果に加えて、通
孔が、一対の挟持片部の噛合部と平行な方向に長孔状に
形成されているため、被取付部と部品との位置ずれに対
応できる。
【0053】請求項4記載の部品取付装置によれば、請
求項1ないし3いずれか記載の部品取付装置の効果に加
えて、基部に被取付部の一方の面に係合される係合片部
が形成され、一対の挟持片部の噛合部の近傍から被取付
部の他方の面に係止される係止片部が切り起こし形成さ
れているため、係止部材を被取付部に被着させるだけで
容易に取り付けることができるとともに、一対の挟持片
部間への取付ねじの挿入時に係止片部で挟持片部の噛合
部が外側に押動されるのを規制して、噛合部を取付ねじ
に強固に噛合させることができる。
【0054】請求項5記載の部品取付装置によれば、請
求項1ないし4いずれか記載の部品取付装置の効果に加
えて、被取付部に取り付けられる部品を挿通して係止部
材に螺着される取付ねじを具備しているため、係止部材
と取付ねじとで被取付部に部品を確実に取り付けること
ができる。
【0055】請求項6記載の部品取付装置によれば、請
求項5記載の部品取付装置の効果に加えて、取付ねじ
は、ねじ部および頭部を有し、ねじ部の周囲にねじ部の
先端側に向けて傾斜面とするとともに頭部側に臨んでね
じ部の軸方向に対して略垂直な係止面とする鋸歯状のね
じ山が螺旋状に形成されているため、ねじ山の係止面に
挟持片部が噛合した状態で部品の荷重が加わったり、取
付ねじを強固に締め付けても、そのねじ山の係止面に挟
持片部が噛合した状態を維持でき、取付ねじを強固に締
め付けて部品を被取付部に強固に固定できるとともにが
たつきや位置ずれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品取付装置を適用した照明器具の一
実施の形態を示す一部の断面図である。
【図2】同上係止部材の断面図である。一部の分解状態
の斜視図である。
【図3】同上係止部材の底面図である。
【図4】同上係止部材の側面図である。
【図5】同上照明器具の分解状態の一部の斜視図であ
る。
【図6】同上照明器具の断面図である。
【図7】同上照明器具の斜視図である。
【図8】同上照明器具の分解状態の斜視図である。
【図9】同上反射板の取付工程を説明する一部を切り欠
いた端面図である。
【図10】同上反射板の取付工程を説明する断面図であ
る。
【図11】同上反射板の取付工程を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
11 被取付部の一部を構成する器具本体 31 被取付部の一部を構成する反射板取付金具 41 係止部材 42 基部としての下面部 43 挟持片部 44 通孔 45 係合片部 48 ストッパとしての当接片部 49 噛合部 50 係止片部 61 部品としての反射板 71 取付ねじ 72 ねじ部 73 頭部 74 ねじ山

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部に配設され、その被取付部に取
    り付けられる部品の取付ねじのねじ部が螺着される係止
    部材を備えた部品取付装置において、 前記係止部材は、 前記被取付部に配設される基部と、 この基部に形成され、前記取付ねじの挿通を可能とする
    通孔と、 前記基部の両側から前記通孔を中心に相対する内方に向
    けて互いに折曲形成されるとともに先端に一対の噛合部
    が形成され、これら一対の噛合部間に前記取付ねじのね
    じ部の挿入を可能とするとともに挿入される取付ねじの
    ねじ部の両側から一対の噛合部が噛合して弾性的に挟持
    する一対の挟持片部と、 この挟持片部に形成され、一対の挟持片部の噛合部間に
    挿入される取付ねじのねじ部をその一対の噛合部間に保
    持するストッパとを具備していることを特徴とする部品
    取付装置。
  2. 【請求項2】 一対の挟持片部の噛合部は、取付ねじの
    ねじ部の軸方向に対して段違い状に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の部品取付装置。
  3. 【請求項3】 通孔は、一対の挟持片部の噛合部と平行
    な方向に長孔状に形成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の部品取付装置。
  4. 【請求項4】 基部に被取付部の一方の面に係合される
    係合片部が形成され、一対の挟持片部の噛合部の近傍か
    ら被取付部の他方の面に係止される係止片部が切り起こ
    し形成されていることを特徴とする請求項1ないし3い
    ずれか記載の部品取付装置。
  5. 【請求項5】 被取付部に取り付けられる部品を挿通し
    て係止部材に螺着される取付ねじを具備していることを
    特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の部品取付装
    置。
  6. 【請求項6】 取付ねじは、ねじ部および頭部を有し、
    ねじ部の周囲にねじ部の先端側に向けて傾斜面とすると
    ともに頭部側に臨んでねじ部の軸方向に対して略垂直な
    係止面とする鋸歯状のねじ山が螺旋状に形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の部品取付装置。
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