JP3054833B2 - ナットユニット - Google Patents

ナットユニット

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JP3054833B2
JP3054833B2 JP4026130A JP2613092A JP3054833B2 JP 3054833 B2 JP3054833 B2 JP 3054833B2 JP 4026130 A JP4026130 A JP 4026130A JP 2613092 A JP2613092 A JP 2613092A JP 3054833 B2 JP3054833 B2 JP 3054833B2
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益夫 石原
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日本ドライブイット株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部材に設けられた取付孔
に対してその片側からワンタッチで取り付けることがで
きるナットユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から板状の部材間をボルトにより締
結する場合、または板状の部材にボルトにより器具類を
取り付ける場合に、部材に設けたボルト挿通孔の片側か
らボルトを差し込み、部材の反対側に位置決めしたナッ
トに該ボルトを螺着する方法が一般的に行われている。
しかしこの方法は簡便であるが、ボルトとナットをそれ
ぞれ片方の手で支持し位置合わせし螺着しなければなら
ず、螺着作業を行うにあたって必ず両手を必要とする。
そこでこの欠点を解消するために、部材に設けたボルト
挿通孔の片側に予めナットユニットを取り付けておき、
反対側からボルトを差し込みそのナットユニットに螺着
する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記提案
されたナットユニットは、それを取り付けるための孔を
部材に新たに設ける必要があり、そのため手間とコスト
が増加するという問題があった。更にそのナットユニッ
トを取り付ける際に手が入らないなど作業スペースがな
い場合には、ナットユニットの取り付け自体ができない
という問題もあった。そこで本発明はこのような従来提
案されたナットユニットの問題点を解決し、部材の片側
からワンタッチで取り付けられるナットユニットの提供
を課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明のナットユニットは、板状の被取付け部材に設
けられた取付孔に取り付けられるように構成されてい
る。そしてこのナットユニットは、ボルト挿通孔を有す
る平板部の両側に一対の袖部を設けると共に、それと直
交する両端部に引掛爪および掛止バネ板部を設けてなる
取付体を備え、更にボルト挿通孔および引掛爪孔を有す
る係合板部とボルト螺着孔を有する螺着板部がU形に一
体成形されてなるナット体を備えている。前記掛止バネ
板部は平板部からほぼ直角に折り曲げられて形成され、
且つその折り曲げ部近傍には、ナット体における係合板
部の先端部が係合する係合爪と部材の取付孔の縁に掛止
めされる掛止爪が設けられている。そして取付体の引掛
爪および係合爪をナット体における係合板部の引掛爪孔
および先端部にそれぞれ係合することにより、取付体と
ナット体が一体的に連結されてナットユニットが形成さ
れると共に、取付体のボルト挿通孔、ナット体のボルト
挿通孔とボルト螺着孔の三者の軸心がボルトを挿入螺着
し得るように同軸に構成される。更にそのナットユニッ
トをナット体の前記U形の連結部を先にして回転させな
がら部材の取付孔に挿入することにより、前記取付孔の
対向する縁に掛止爪とU形の連結部が掛止めされると共
に、それらと前記袖部とによってその取付孔に固定され
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明のナットユニットは前述のように、取付
体の引掛爪をナット体における係合板部の引掛爪孔に引
っ掛けて係合すると共に、取付体の係合爪をナット体に
おける係合板部の先端部に係合することにより、取付体
とナット体が一体的に連結される。更にそのように組み
立てられたナットユニットを、部材の取付孔に片側から
ナット体のU形の連結部を先にして回転させながら挿入
するだけで、部材の取付孔の縁に掛止爪とU形の連結部
が掛止めされる。そしてそれらと取付体の袖部とにより
ナットユニットは部材の取付孔に安定に固定される。
【0006】
【実施例】次に、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のナットユニットの一例を分解して示
す斜視図である。ナットユニット1は取付体2およびナ
ット体3により構成されている。取付体2は全体が板バ
ネ材で作られ、矩形の平板部4およびその端部からほぼ
直角に折り曲げられて形成された掛止バネ板部5を主要
部としている。そして平板部4のほぼ中央部にはボルト
挿通孔6が設けられていると共に、掛止バネ板部5と反
対側の端部には、該端部から下方へ斜めに折り曲げられ
た後再び上方へ斜めに折り曲げられて形成された断面が
略V形で幅の狭い引掛爪7が設けられている。更に掛止
バネ板部5と直交する平板部4の両側部(以下この側部
方向を幅方向とする)には、一対の袖部8が設けられて
いる。
【0007】掛止バネ板部5は平板部4の幅と同幅であ
り、その折り曲げ部近傍の中央部には内側に向かって一
方は斜めに他方は直角に突出するように上下一対の係合
爪9が切り起こし形成されている(なお図1には上側の
係合爪は図示されていないが、それが図4に現れてい
る。そして上側の係合爪は掛止バネ板部5の一部を矩形
に切り込み内側に折り曲げることによって形成されてい
る)。更に掛止バネ板部5の折り曲げ部近傍の左右に
は、外側に向かって斜めに突出するように一対の掛止爪
10が切り起こし形成されている。
【0008】ナット体3の幅は平板部4および掛止バネ
板部5の幅と同幅に構成されている。このナット体3は
係合板部11と螺着板部12から構成され、両者がその
一方の端部同志をU形に連結され折り重ねられた形状を
なしている。係合板部11の先端部13寄りにボルト挿
通孔14が設けられると共に、U形の連結部15寄りに
前記取付体2の引掛爪7が挿入される矩形の引掛爪孔1
6が設けられている。一方、螺着板部12にはボルト螺
着孔17が設けられている。この螺着孔17は通常のナ
ットのような内ネジでもよいが、本例では後述する二重
螺旋型ボルト用として、孔の周壁に対向する一対の突起
18を設けたものからなる。そしてこのボルト螺着孔1
7の軸心は前記係合板部11のボルト挿通孔14の軸心
と同軸に構成されている。
【0009】上記取付体2とナット体3を連結してナッ
トユニットを形成するには、取付体2の引掛爪7をナッ
ト体3の引掛爪孔16に挿入して引っ掛けた後、取付体
2とナット体3が平行になるように両者を重ねればよ
い。すなわち取付体2とナット体3が上記のように引っ
掛けられてヒンジ結合され、該部分を回転中心として取
付体2を回転すればナット体3に重ね合わされる。その
際ナット体3における係合板部11の先端部13が、取
付体2における掛止バネ板部5の上下一対の係合爪9に
バネ作用により差し込まれて係合され、それによって取
付体2とナット体3はそれぞれの両端部が相互に連結さ
れる。そしてこの状態で取付体2のボルト挿通孔6、ナ
ット体3のボルト挿通孔14とボルト螺着孔17の三者
の軸心がボルトを挿入螺着し得るように同軸になる。
【0010】図2は上記のように取付体2とナット体3
を連結して形成されたナットユニットを部材の取付孔に
取り付ける前の状態を示す斜視図であり、図3は図2に
おけるナットユニットの底面図である。被取付け部材2
0のナットユニット取付部には矩形の取付孔21が設け
られる。この取付孔21の短縁の寸法は取付体2の平板
部4の幅よりわずかに大きくされ、長縁の寸法は平板部
4の一方の端部の掛止バネ板部5の外側から平板部4の
他方の端部の引掛爪7の下方への傾斜面の途中までの長
さよりわずかに大きくされている。
【0011】図4ないし図5はナットユニットを部材の
取付孔に取り付ける工程を分解して示した断面図であ
る。先ず図4のようにナットユニット1をそのナット体
3のU型の連結部15を先にして、取付体2の引掛爪7
の下方への傾斜面が接触するまで部材20の取付孔21
に斜めに差し込む。次いで矢印のように引掛爪7と取付
孔21の接触部を支点として回転し、取付体2の掛止バ
ネ板部5を取付孔21に差し込む。その際掛止バネ板部
5およびそれに設けられている掛止爪10はそれらのバ
ネ作用により、内側へ変形されて取付孔21の短縁にス
ライドされつつ差し込まれる。
【0012】ナットユニット1を矢印のように回転させ
て更に差し込み、掛止バネ板部5の掛止爪10の頂部が
取付孔21の縁の下面に達すると、該掛止爪10は外側
に反発してその頂部が取付孔21の縁の下側に接触す
る。その結果ナットユニット1は、取付体2における掛
止バネ板部5の掛止爪10とナット体3におけるU形の
連結部15の両者が取付孔21の裏面の縁に掛止めされ
ると共に、取付体2における平板部4の一対の袖部8が
取付孔21の縁の上面に接触する。従ってナットユニッ
ト1は部材20の取付孔21に安定に固定される。この
状態が図5に示されている。
【0013】図6は部材同志をボルトにより締結するた
め、図5のようにナットユニット1を固定した部材20
と他の部材22の締結部分を重ね合わせ、部材22のボ
ルト挿通孔からボルト23を挿通してナットユニット1
に螺着した状態を示す断面図である。なお部材22の下
面とナットユニット1の上面間に、所望によりゴムパッ
キン24が装着される。図6に示すボルト23は二重螺
旋型ボルトであり、ほぼ180度回転することによりこ
のボルト23がナットユニット1に螺着されるものであ
る。なお上記の例においては、部材20の取付孔21の
形状が矩形とされているが、これはナットユニット1の
前記形状に適合するようにするためである。従って、例
えば取付体2における平板部4の引掛爪7と掛止バネ板
部5の形状、および係合板部11の先端部13の形状を
直線状から円弧状に変更した場合は、取付孔21の両短
縁の形状をそれに適合するように円弧状とすればよい。
【0014】
【発明の効果】本発明のナットユニットは以上のような
構成としたので、部材の片側から取付孔にナット体のU
形の連結部を先にして回転させながら挿入するだけで、
部材の取付孔の縁に掛止爪とナット体のU形の連結体が
掛止めされる。一方部材の片側には取付体の袖部が接触
されるのでナットユニットはこれら三者によって取付孔
に安定に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナットユニットの一例を分解して示す
斜視図。
【図2】図1の取付体2とナット体3を連結して形成さ
れたナットユニットを部材の取付孔に取り付ける前の状
態の斜視図。
【図3】図2のナットユニットの底面図。
【図4】ナットユニットを部材の取付孔に取り付ける工
程を分解して示した断面図。
【図5】ナットユニットを部材の取付孔に取り付ける工
程を分解して示した断面図。
【図6】図5のようにナットユニット1を固定した部材
20と他の部材22の締結部分を重ね合わせ、部材22
のボルト挿通孔からボルト23を挿通し、ナットユニッ
ト1に螺着した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 ナットユニット 2 取付体 3 ナット体 4 平板部 5 掛止バネ板部 6 ボルト挿通孔 7 引掛爪 8 袖部 9 係合爪 10 掛止爪 11 係合板部 12 螺着板部 13 先端部 14 ボルト挿通孔 15 連結部 16 引掛爪孔 17 螺着孔 18 突起 20 部材 21 取付孔 22 部材 23 ボルト 24 ゴムパッキン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の被取付け部材20の取付孔21に
    取り付けるナットユニット1であって、ボルト挿通孔6
    を有する平板部4の両側に一対の袖部8が突設され且
    つ、それと直交する両端部に引掛爪7および掛止バネ板
    部5が設けられた取付体2と、ボルト挿通孔14および
    引掛爪孔16を有する係合板部11とボルト螺着孔17
    を有する螺着板部12がU形に一体形成されたナット体
    3とを備え、前記掛止バネ板部5は前記平板部4からほ
    ぼ直角に折り曲げられて一体形成され且つ、その折り曲
    げ部近傍に前記ナット体における係合板部11の先端部
    13が係合する係合爪9と前記取付孔21の縁に掛止め
    される掛止爪10が設けられ、前記取付体の引掛爪7お
    よび係合爪9をナット体における係合板部11の引掛爪
    孔16および先端部13にそれぞれ係合することによ
    り、前記取付体2とナット体3が一体的に連結されてナ
    ットユニット1が形成され且つ、前記取付体2のボルト
    挿通孔6とナット体3のボルト挿通孔14とボルト螺着
    孔17との三者の軸心がボルトを挿入し螺着し得るよう
    に同軸に形成され、更にそのナットユニット1を被取付
    け部材の取付孔21にナット体3の前記U形の連結部1
    5を先にして回転させながら挿入することにより、その
    取付孔21の縁に前記掛止爪10と前記U形の連結部1
    5が掛止めされると共に、それらと前記両袖部8とによ
    って前記取付孔21に固定されるように構成されたこと
    を特徴とするナットユニット。
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