JP2887769B2 - 舗装ブロックの敷設装置 - Google Patents

舗装ブロックの敷設装置

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JP2887769B2
JP2887769B2 JP3198296A JP19829691A JP2887769B2 JP 2887769 B2 JP2887769 B2 JP 2887769B2 JP 3198296 A JP3198296 A JP 3198296A JP 19829691 A JP19829691 A JP 19829691A JP 2887769 B2 JP2887769 B2 JP 2887769B2
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賢 原田
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章夫 岩崎
詠次 岩間
武史 刀川
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AI ERU BII KK
Chichibu Enjiniaringu Kk
Choda Giken Kogyo Kk
NIPPON SOIRU ENJINIARINGU KK
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AI ERU BII KK
Chichibu Enjiniaringu Kk
Choda Giken Kogyo Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】発明は、所定のパターンで配列
された複数個の舗装用のブロックないしタイル(本書で
は総称して舗装ブロックと記す)、例えば1列が3個の
3行、6列からなる18個の舗装ブロックを現場で敷設
する敷設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】舗装ブロックの敷設装置は従来から公知
であり、例えば特開昭60−98005号公報に開示さ
れているように、工場でパレットに積まれたまゝのパタ
ーンで複数個の舗装ブロックを敷設するに過ぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】工場でパレットに積ま
れたまゝのパターンで敷設する従来装置は編成変えがで
きないため決まったパターンでしか施工できないし、
又、色も変えられない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の舗装ブロックの
敷設装置は、上記課題を解決するため、複数のブロック
各列に対応する平行な複数の列支持板この各
支持板長手方向に沿って設けられ、上記ブロック列の
舗装ブロックを1個宛吸着する複数行の真空吸着装置
、上記各列支持板を方向と方向とに移動させる移
動装置とを備え、行方向の上記舗装ブロックの間に間隔
を確保するように上記各列支持板を行方向へ上記移動装
置で移動させた後、行方向の上記舗装ブロックに列方向
のずれを与えるために上記列支持板を列方向へ上記移動
装置で移動させ、更に行方向の上記舗装ブロックの間の
間隔を取り除くために上記各列支持板を行方向へ上記移
動装置で移動させることにより、所定のパターンで配列
された一群の舗装ブロックを他の施工パターンに編成で
きるようにしたのである。
【0005】
【実施例】図示の実施例は、図1に示すように前後
(縦)方向に3個の舗装ブロックが並んだブロック
が、左右(横)方向に6列ある3行、6列、18個の舗
装ブロックを一度にハンドリングし、図1(A)の密集
パターンの6列を、左側の3ブロック列I,II,II
左方、右側の3ブロック列IV,V,VI右方
夫々移動させ(移動量は左側の外のブロック列Iと、
右側の外のブロック列VIが最大)、図1(B)に示
すように各ブロック列I,…,VIの間に狭い隣接間隙
1を形成し、次に1つ置きの奇数のブロック列I,II
I,V後(図では下)、偶数のブロック列II,I
V,VI前(図では上)一定距離移動させてずら
し、それからずれた状態のまゝ左側の3ブロックI,
III,Vを、右側の3ブロックIV,V,VI
移動させて図1(D)に示すように隣接間隙1を
なくし、図1(A)の密集パターンを図1(D)のずれ
パターン(ブリックパターン)に変えて敷設するための
ものである。
【0006】2は四角の平らなフレームで、その左右側
縁部に沿って下面に二つの梁3と4を設け、この梁3と
4の前端部同と後端部同とを夫々ガイドロッド5で
連結し、上記ガイドロッド5が貫通するガイド筒6によ
って図2で明らかなように前記舗装ブロックの6つの
ロック列I,…,VIに夫々対応する短冊形の6枚の横
移動板7−I,…,7−VIを上記ガイドロッド5に沿
ってスライド可能に取付けてある。尚、ガイド筒6は各
横移動板7−I,…,7−VIの前後の端部に設けられ
ている。
【0007】ブロック列IとIIに対応する横移動板
7−Iと7−II、ブロック列IIとIIIに対応す
る横移動板7−IIと7−III、ブロック列IVとV
に対応する横移動板7−IVと7−V、ブロック列V
とVIに対応する横移動板7−Vと7−VIは伸縮
リンク装置8で連結する。この伸縮リンク装置8は、図
6及び図7に示すように楕円リンク8aと、隣接した二
つの横移動板に設けられて上記楕円リンク8aの楕円孔
の内部に突入した一対の突起8b,8bとからなる。
【0008】そして、ブロック列IIIとIVに対応
する横移動板7−IIIと7−IVは、図5に示すよ
うに、フレームの下面中心から垂下する短いピン9の
下端に中間部を枢着された回動アーム10の各端部にリ
ンク11と12で連結され、ブロック列IとVI
対応する横移動板7−Iと7−VIにはシリンダ端を
フレーム下面に枢着した油圧作動のピストンシリンダ
13と14のピストンが連結してある。
【0009】図5の左半と図6の横移動板は、ブロック
列I,…,VIが図1(A),(D)の如く密集してい
るときの状態で、横移動板は左右方向に接し、且つ回動
アーム10は左右方向に対し回動した状態にあると共
に、楕円リンク8aの楕円孔の内部に突入している突起
8b,8bの少なくとも一方は楕円孔の左端又は右端か
ら離れ、ピストンシリンダ13,14のピストンは短縮
状態にある。この状態でピストンシリンダ13,14の
ピストンを伸長し、横移動板7−Iを左へ横移動板
−VIを右へ夫々移動させると、図7に示すように、
横移動板7−I,7−VIに設けた突起8bは楕円リ
ンク8を引って一体に移動させる。そして、楕円リン
8aの楕円孔の端部が横移動板7−IIや、横移動板
7−Vの突起8bに当接し、その後もピストンが伸長を
続けると横移動板7−IIは楕円リンク8aを介し横移
動板7−Iと一体に引られて左移動し、同様に横移
動板7−Vは横移動板7−VIに引られて右移動
し、こうして遂には横移動板7−IIIが左、横移動
板7−IVが右移動し、横移動板7−Iと7−II、
7−IIと7−III、7−IVと7−V、7−Vと7
−VIとの間にほゞ同じ幅の間隙1′が生じると共に、
横移動板7−IIIの左移動と横移動板7−IVの右移
動により回動アーム10がリンク11と12とで引っ張
られ、左右方向向くように回動して両横移動板7−I
II7−IVの間に上記間隙1′と同じ間隙1′が生
じたとき、図7に示すように、横移動板7−III,
7−IVの間に設けたストッパ15によって、ピストン
はそれ以上、伸長できなくなる。そこでピストンシリン
ダ13,14の作動を止める。この状態が図5の右半と
図7の開いた状態であり、これによりブロック列I,I
I,…,VIの間に図1(B)に示す隣接間隙1が形成
されるのである。上記ストッパ15は、伸縮リンク装置
8と同様な楕円リンク8aで構成し、横移動板7−II
Iと7−IVの間に所定の間隙1′が生じたとき、横
移動板7−IIIと7−IVに設けられて該リンクの
楕円孔の内部に突入している一対の突起が楕円孔の各端
部に当接するようにして置けばよい。尚、回動アーム1
0は、横移動板7−I,…,7−VIの開閉時に左
横移動板7−I,7−II,7−IIIと、右の横移
動板7−IV,7−V,7−VIの位置を中心から対
称の位置にするためのものである。
【0010】図1(B)の隣接間隙1を図1(D)に示
すように無くするには、ピストンシリンダ13,14の
伸長しているピストンを縮め、横移動板7−Iで横移動
7−II,7−IIIを右へ、横移動板7−VIで
移動板7−V,7−IVを左へ夫々押し動かし、最終的
横移動板7−IIIと7−IVを当接させればよ
く、これによって図の左半、及び図6の状態に戻る。
【0011】各横移動板7−I,…,7−VIの下面の
下には図2で明らかなように前後方向に案内ロッド16
を設け、この案内ロッド16でガイドされて前後にスラ
イド可能な6枚の短冊形の列支持板17−I,…,17
−VIを案内ロッド16から吊下げて取付けてある。上
記案内ロッド16は左右二本あり、その前端部と後端
部とは前述したガイド筒6から下に伸びる延長部6′に
固定してある。又、各列支持板17−I,…,17−V
の前後の左右からは柱18が立ち、上記案内ロッド1
6は柱18の上端を貫通する。
【0012】1つ置きの奇数の列支持板17−I,17
−III,17−Vを一体として後向きに、他方の偶数
の列支持板17−II,17−IV,17−VIを一体
として前向きに移動させるため、図8に示すように
の列支持板17−II,17−IV,17−VIの前部
にある左右の柱18,18の上端間を案内筒19で連結
し、この三つの案内筒19に一連のガイド軸20を貫通
し、横移動板7−IVと、列支持板17−IVとの上記
案内筒19を前後方向のピストンシリンダ24で連結
し、同様に数の列支持板17−I,17−III,1
7−Vの後部にある左右の柱18,18の上端間を案内
筒22で連結し、この三つの案内22に一連のガイド
軸23を貫通し、横移動板7−IIIと、列支持板17
IIIと案内筒22を前後方向のピストンシリンダ
21で連結してある。
【0013】上記両ピストンシリンダ21,24のピス
トンを縮めた状態では図8に示すように全部の列支持板
17−I17−VIの前端と、後端とは一線に揃
い、6つのブロック列I,…,VIは図1(A),
(B)の状態になる。両ピストンシリンダ21,24の
ピストンを伸長すると、図9,図10に示すように各横
移動板7−I,…,7−VIの下方で奇数の列支持板
7−I,17−III,17−Vは一体となって後向き
に移動し、偶数の列支持板17−II,17−IV,1
7−VIは一体となって前向きに移動し、これにより6
つのブロック列I,…,VIは図1(C),(D)に示
した状態にずれる。
【0014】接したブロックI,…,VIの間での
ずれ量は図1(C),(D)では舗装ブロックの長さの
1/2である。図9に示すようにピストンシリンダ2
1,24のピストンを伸長し、隣接したブロックI,
…,VI舗装ブロックの長さの1/2ずれると、それ
以上はピストンが伸長するのを阻止するため、ピストン
シリンダ21で後向きに移動させられる少なくとも一枚
奇数の列支持板17−I,17−III,17−V
案内ロッド16と、ピストンシリンダ24で前向きに移
動させられる少なくとも一枚の偶数の列支持板17−I
I,17−IV,17−VIの案内ロッド16とにU形
をしたストッパ25を跨らせ、その両脚の間をボルト、
ナットで連結して取外可能に取付けてある。ストッパ2
5は、図10に示すようにガイド筒6の下向き延長部
6′と柱18との間に位置させてある。これによって奇
数の列支持板17−I,17−III,17−Vが後向
きに、偶数の列支持板17−II,17−IV,17−
VIが前向きに、夫々舗装ブロックの長さの1/4宛移
動すると、ガイド筒6の下向き延長部6′と柱18との
間にストッパ25が詰ってピストンシリンダ21,24
のピストンの伸長は停まり、隣接したブロックI,
…,VIのずれ量は舗装ブロックの長さの1/2に規制
される。長さの異なるストッパ25を付け換え、列支持
17−I,…,17−VIの前向きの移動量と、後向
きの移動量を舗装ブロックの長さの1/6にすると、隣
接したブロックI,…,VIのずれ量は舗装ブロック
の長さの1/3になる。このように、長さの異なるスト
ッパ25を使用することで隣接したブロックI,…,
VIのずれ量を所望に調節することができる。
【0015】前述の横移動板7−I7−VIが左
右に横移動する際、各横移動板7− I,…,7−VI
下に吊下げて取付けられた列支持板17−I17
−VIはガイド軸20や23に沿って一体に横移動す
る。
【0016】舗装ブロックB1個宛真空吸着する真空
吸着装置26は前記各列支持板17−I,…,17−V
の下に前後方向に等間隔で3つ宛設けてある。各真空
吸着装置26は図11に示すように各1個宛の舗装ブロ
ックの上面で下面を塞がれる吸盤27と、吸盤27
内部を負圧にするため真空ポンプに接続したホース28
とからなり、吸盤27は列支持板17−I,…,17−
VIの下に二本の脚で取付けられた上面板27aと、上
面板27aの下面周縁部に沿って設けられたゴム質の周
囲壁27bを有し、前記二本の脚の一方は上端部を列支
持板17−I,…,17−VIに、下端部を上面板27
aに夫々貫通して取付けられた連結筒29で、吸盤27
の内部に負圧を生じさせる前記ホース28は上記連結筒
29の上端に接続してある。
【0017】各連結筒29には、図13に示すように
全弁30が設けてある。この安全弁30は、図11に示
すように連結筒29の下端に取付けられた弁板31と、
連結筒29内に収容されてコイルばね32で下向きに押
される弁体33とからなり、弁板31は円錐形の弁座口
31′を有する。弁体33の上半部の直径は連結筒29
の内径と同じであるが、下半部はそれよりも小径で、下
端には図12に示すように弁板31の弁座口31′に密
着する円錐面33′を有し、該円錐面33′の中心には
上記弁座口31′を貫き、吸盤27の下面から下に突出
する下向きのセンサー軸34が設けてある。そして、弁
体33の下半部の途中と、上半部の上面との間をつなぐ
通気孔35が、弁体33の下半部に開設した直径方向の
横孔と、該孔に下端が連通し、上端が上面中心に開口
した中心孔とからなる逆T形孔により形成されている。
【0018】吸盤27の下面が舗装ブロックの上面に
当接する際、図12に示すように、センサー軸34は
ブロックの上面で押し上げられ、これにより弁体3
3はコイルばね32に抗して上昇し、弁体33の円錐面
33′は弁板31の弁座口31′から上離れ、安全弁
30は開く。従って、真空ポンプを運転すると、舗装
ロックの上面で下面を塞がれた吸盤27の内部の空気
は弁座口31′と円錐面33′の間隔、弁体33の下
半部と連結筒29の内周との間隔、通気孔35、ホース
28を経て真空ポンプに吸引され、吸盤27の内部には
負圧が生起して真空吸着装置26は吸盤27の下面に
ブロックを吸着することができる。
【0019】この安全弁30は、この実施例では18個
の全部の吸盤27が1個宛、合計18個の舗装ブロック
を吸着した場合、何等かの事情で1つ、又は複数の
ブロックが途中で吸盤27から下離れ、落下した
とき、舗装ブロックを落した吸盤27の安全弁30
弁体33はコイルばね32で下向きに押され、その円錐
面33′は弁板31の弁座口31′に密着して該弁座
31′を塞ぎ、安全弁30は即時に閉になる。従って、
舗装ブロックを吸着している他の吸盤27の真空は破
られることがないため、1つ又は少数の舗装ブロック
が吸盤27から落下する波及作用で残りの舗装ブロック
まで吸盤27から落下してしまうのが確実に防止でき
る。
【0020】各列支持板17−I17−VIに設
けられた三つの吸盤27の三本宛のホース28は、図1
3に示すように一本の枝管36に接続し、各枝管36は
電磁開閉弁37を介して真空ポンプに至る本管38に接
続する。従って、吸着すべき舗装ブロックの配列が6
列よりも少ない場合は、舗装ブロックを吸着しない列
に対応した列支持板17−I,…,17−VIの真空吸
着装置26用の電磁開閉弁37を閉にすればよい。
【0021】フレーム2の上には、図3に示すように
フレームとほゞ同大の台座39が四隅の柱で固定して
ある。そして、フレーム2の左右の側部と、前後の端
部、即ちフレームの四辺上面には、図14に示すよう
配列修正装置40が設けてある。この配列修正装置
は、フレームの各辺の上面に上端を枢着された一対
の脚杆41,41と、この対の脚杆41,41の下端
部に渡して取付けられ、真空吸着装置26の吸盤27の
下で密集している舗装ブロックに四方から当接するこ
とができる押圧板42と、前記台座39の下面に取付け
られてピストン端を上記四対の脚杆41の一方の上端部
に連結し、ピストンを縮めることで図3及び図4に破線
で示すように脚杆41を斜め上向きに開き、ピストンを
伸長することで脚杆41を閉じ、押圧板42舗装ブロ
ックに当接させるピストンシリンダ43とからなる。
【0022】ブロック工場で製造された舗装ブロック
は、パレットに図1(A)の3行、6列の密集パターン
で載置し、車輌で現場近傍に運び、積卸して何段かに積
層する。しかし、輸送途中や、積卸しの際の振動によっ
て積層された舗装ブロックの各段の密集パターンは少
し崩れてずれ動く。上記配列修正装置40は、図14に
示すように真空吸着装置26が積層された舗装ブロック
を上段から順次吸着する前に、吸着すべき舗装ブロッ
の全体を四方から四枚の押圧板42で押し、崩れた
パターンを図1(A)の密集パターンに修正する。
【0023】この装置の全体はホイール式又はクローラ
式のリフトアームを有する自走車輌、例えば図3に示す
バックホーのリフトアーム44の先端から吊下げる。そ
の際、リフトアーム44の先端の吊り具45に対して台
座39の中心から立つ軸46の鍔を有する上端部を垂直
軸を中心に回動可能に取付け、吊り具45に固定した油
圧モータ47の下向きの駆動軸48を上記軸46に連結
する。
【0024】敷設を行なうには、現場の近傍に積卸され
舗装ブロックの積層の間際に自走車輌を移動させ、
そのリフトアーム44に吊り下げた装置の全体を積層の
真上に位置させ、それから油圧モータ47で装置を旋回
し、6枚の列支持板17−I17−VIを舗装
ロックの積層の6列上に位置させる。それから、配列
修正装置40の各脚杆41を開き、その押圧板42が積
層した最上段の舗装ブロックに四方から接触できる位
置までリフトアーム44で装置全体を下げ、次いでピス
トンシリンダ43により脚杆41を閉じる。これにより
最上段の舗装ブロックは四枚の押圧板42で回りから
押圧され、図1(A)の密集パターンに修正される。
【0025】その後で、配列修正装置40の脚杆41を
再び開き、真空吸着装置26の吸盤27の下面が最上段
舗装ブロックの上面に受止められるまで装置全体を
リフトアーム44で下げる。各吸盤27の下面が舗装
ロックの上面に接触する前に、各吸盤27の下面から
下向きに突出するセンサー軸34が舗装ブロックの上
面で突き上げられ、安全弁30開くため、真空ポンプ
を運転し、電磁開閉弁37が開であれば吸盤27の下面
に最上段の個々の舗装ブロックBを1つ宛吸盤27に吸
る。又、真空ポンプが運転中で、電磁開閉弁37を
閉にしてあるときは、装置全体を下げ、吸盤27の下面
舗装ブロックの上面に受止められたのちに電磁開閉
37を開にすることで最上段の個々の舗装ブロック
を1つ宛吸盤27に吸着することができる。
【0026】こうして最上段の舗装ブロックを吸盤
に吸着したらリフトアーム44を上げ、舗装ブロック
ごと装置全体を吊り下げ、現場の敷設場所に車輌を移
動するか、移動中、又は移動の前に、横移動板7−I,
…,7−VIと、これと一体の列支持板17−I,…,
17−VIを左右方向に移動させて図1(B)の状態に
し、次に列支持板17−I,…,17−VIだけを前後
方向に移動させて図1(C)の状態にし、それから横移
動板7−I,…,7−VIと列支持板17−I,…,1
7−VIを逆の左右方向に移動させて図1(D)の状態
にし、6つのブロック列I,…,VIをブリックパター
ンにする。そして、必要に応じ油圧モータ47で装置全
体を旋回し、吸盤27で吸着した舗装ブロックのブリ
ックパターンの向きを現場の敷設状況に合わせ、リフト
アーム44を下げて舗装ブロックを接地し、電磁開閉
弁37を閉にし、吸盤27下面から舗装ブロックを離
す。これにより3行、6列、18個の舗装ブロック
ブリックパターンで現場に敷設できる。そして、車輌は
次のブリックパターンの敷設のために、再び舗装ブロッ
の積層場所に移動させ、以後、上記工程を繰返す。
【0027】上述の実施例は、舗装ブロックの密集パ
ターンが3行、6列用のものであるが、密集パターンが
4行、5列、又は4行、6列等、他の配列の場合は、行
の数に応じて列支持板17−I,…,17−VIの下に
前後方向に取付ける吸盤27の数を変化させたり、列の
数に応じて横移動板と列支持板の数を変化させて対応す
ることができる。
【0028】この実施例では左右方向に6列ある横移動
板7−I,…,7−VIと、その下の列支持板17−
I,…,17−VIを、左側の3列は左、右側の3
列は右移動させてブロック列I,…,VIの間に隣接
間隙1を形成し、又、一つ置きの列の奇数の横移動板と
列支持板、7−Iと17−I…を後向きに、偶数の7
−IIと17−II…を前向きに同量、夫々移動させ
てブロック列I,…,VIをずらすので、台座39の中
心を吊り具45を介して自走車輌のリフトアーム44の
先端で吊り下げた際、吸盤27が舗装ブロックを吸着
している場合でも、吸着していない場合でも装置全体は
安定に水平を保つ。
【0029】又、上述の実施例では奇数の列支持板17
−I,17−III,17−Vを一連ガイド軸20で連
結し、又、偶数の列支持板17−II,17−IV,1
7−VIを一連のガイド軸23で連結し、二つのピスト
ンシリンダ21と24のピストンを伸長して隣接した
ロック列I,…,VIを所定量ずらすようにしてあ
る。しかし、図8及び図9に示すような偶数列支持板同
と、数の列支持板同士とを連結するガイド軸20と
23を廃し、図15に示すように後向き移動用のピス
トンシリンダ21を列支持板17−II,17−II
I,17−VIに個々に設け、又、前向き移動用のピス
トンシリンダ24を列支持板17−I,17−IV,1
7−V個々に設けてもよい。
【0030】このように個々の列支持板17−I,…,
17−VIの移動量をストッパ25で規制することによ
り、奇数列と偶数列のずれ量を舗装ブロックの長さ
1/2にした図1(D)の施工パターン変えることが
できるほか、上述の実施例では変えることができない図
16に示す施工パターンに変えることもできる。この図
16の施工パターンはブロック列IIとVに対応する列
支持板17−IIと17−Vは動かさず、ブロック列I
とIVに対応する列支持板17−Iと17−IV
向きにブロックの長さの3/10だけ移動させ、ブロ
ック列IIIとVIに対応する列支持板17−III
と17−VIをブロックの長さの3/10だけ向き
に移動させることによって得られる。
【0031】前述したように各列支持板17−I,…,
17−VIに設けられた三つの吸盤27の三本宛のホー
ス28は、図13に示すように一本の枝管36に接続
し、各枝管36は電磁開閉弁37を介して真空ポンプに
至る本管38に接続する。従って、例えば現場に赤のブ
ロックを図17(A)に示すようにブロック列I,I
I,V,VIに積層し、又別に白のブロックを図17
(B)に示すようにブロック列III,IVに積層し、
ブロック列III,IV用の列支持板17−IIIと1
7−IVに設けた真空吸着装置26の2本の枝管36の
電磁開閉弁37を閉じて所属の吸盤27の作動を停め、
他の列支持板17−I,17−II,17−V,17−
VIの吸盤27で赤の舗装ブロックBの積層の最上段を
吸着し、次に閉じた2つの電磁開閉弁37を開き、白の
舗装ブロックBの堆積上に列支持板17−III,17
−IVが降りるように装置を下げて最上段の白の舗装ブ
ロックBを該列支持板17−III,17−IVの下の
吸盤27で吸着し、図17(C)、図17(D)の赤と
白の舗装ブロックBをブリックパターンにして施工する
こともできる。
【0032】 図示の実施例では横移動板同を連結する
伸縮リンク装置8は楕円リンク8aと、その楕円孔の内
部に突入した一対の突起8b,8とで構成したが、一
連のパンタグラフで構成することもできる。その場合
は、パンタグラフのX形の各関節点に横移動板を枢着
し、左右の両端の横移動板7−Iと7−VIをピスト
ンシリンダ13と14で反対方向に押し動かすとパン
タグラフが伸長して隣り合った横移動板の間に所定の間
隙1′生じ、反対にピストンシリンダ13,14を短
縮して左右の両端の横移動板を引き寄せるとパンタグラ
フは縮み、隣り合った横移動板は接触するようにすれば
よい。伸縮リンク装置8にパンタグラフを使用し、ピス
トンシリンダ13,14のストローク量でパンタグラフ
の伸縮を制御すると回動アーム10と、ストッパ15
を省略することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、工場から出荷されて現
場に上下方向多段に積層された所定の密集パターンの
配列の複数個の舗装ブロックを上の段から1段宛、真空
吸着装置で吸着し、施工場所に卸すまでの間に隣り合っ
た一列宛が交互に縦方向にずれた所定の施工パターンに
変えることができる。従って、現場で1個宛の舗装ブロ
ックを施工パターンに配列しながら施工する人手が不要
になると共に、施工工期を大幅に短縮できる。
【0034】更に舗装ブロックは、通常、正方形又は直
方形で、その四辺には縦方向、及び横方向に隣接した場
合に互いに噛合うギザギザなどの係合部を一定のピッチ
で設けられている。このため、ブロック列を隣接したま
ゝ縦方向にずらそうとすると隣接するブロックは係合
部同で噛合っているため、ずらすことは困難であると
共に、場合によっては係合部が欠け、見栄えを損じる。
しかし本発明ではブロック列を横方向に離し、係合
噛合いを外して置けるので、それから縦方向にずらすこ
とで支障なくずらすことができ、係合部が欠ける不都合
は生じない。ブロック列を縦方向にずらし動かす量は、
ずらし動かした後、ブロック列を横方向に動かして隣接
させると再び係合部同が噛合うように定める。
【0035】 又、各真空吸着装置は列支持板毎に設けら
れたものを単位として単位毎に作動できる。従って、ブ
ロック列毎に異なる色の舗装ブロックを配列し、ブリッ
クパターンにして施工したり、1回の敷設毎にブロック
列の色を異ならせ、ブリックパターンにして施工するこ
ともできる。 更に、各真空吸着装置で吸着する前の舗装
ブロック全体の配列を配列修正装置によって修正するこ
とができる。従って、密集パターンに修正する労力が省
けると共に、舗装ブロックの間に間隙ができないように
敷設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置により舗装ブロックの密集パター
ンをブリックパターンに変化させる順序の説明図であ
る。
【図2】本発明の装置の要部の一部を省略した斜視図で
ある。
【図3】本発明の装置の全体の正面図である。
【図4】本発明の装置の全体の側面図である。
【図5】同上の一部の正面図で、左半はブロックの三列
が接触し、右半ブロックの三列が間隙を保って離れて
いる状態を示す。
【図6】横移動板が接触状態にある平面図である。
【図7】横移動板が隣接間隙を保って左右に移動した状
態の平面図である。
【図8】列支持板が前後方向に揃った状態の平面図であ
る。
【図9】列支持板が前後方向に移動してずれた状態の平
面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】真空吸着装置の一部を断面にした側面図であ
る。
【図12】図11の真空吸着装置が舗装ブロックを吸着
した状態の側面図である。
【図13】真空吸着装置の吸盤と真空源の接続状態を
示す平面図である。
【図14】装置全体の平面図である。
【図15】本発明の装置の他の実施例の図8と同様な平
面図である。
【図16】図15の実施例によって変化させることがで
きるブリックパターンの平面図である。
【図17】複数の色が変わった舗装ブロックを一度にブ
リックパターンに変化させて施工できることを示す説明
図である。
【符号の説明】 ガイドロッド ガイド筒 伸縮リンク装置 7−I,…,7−VI 横移動板 13,14 ピストンシリンダ 16 案内ロッド 17−I,…,17−VI 列支持板19,22 案内筒 20,23 ガイド軸 21,24 ピストンシリンダ 26 真空吸着装置 27 吸盤 40 配列修正装置I,…,VI ブロック列 舗装ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古村 満 埼玉県北足立郡吹上町新宿1−88−2 (72)発明者 瀧野 明 埼玉県蕨市中央7−2−21 (72)発明者 青木 秀浩 埼玉県浦和市田島8−3−1−2−201 (72)発明者 原田 賢 埼玉県秩父市東町27−8 (72)発明者 中原 忠男 埼玉県秩父市大字下影森760−7 (72)発明者 岩崎 章夫 神奈川県相模原市上矢部団地1−504 (72)発明者 岩間 詠次 埼玉県久喜市野久喜849−26 (72)発明者 刀川 武史 栃木県足利市堀込町1322 (56)参考文献 特開 昭60−98005(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 19/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロック各列に対応する平行
    な複数の列支持板この各 列支持板長手方向に沿って設けられ、上記ブロ
    ック列の舗装ブロックを1個宛吸着する複数行の真空吸
    着装置と、 上記各列支持板を方向と方向とに移動させる移動装
    置とを備え、 行方向の上記舗装ブロックの間に間隔を確保するように
    上記各列支持板を行方向へ上記移動装置で移動させた
    後、行方向の上記舗装ブロックに列方向のずれを与える
    ために上記列支持板を列方向へ上記移動装置で移動さ
    せ、更に行方向の上記舗装ブロックの間の間隔を取り除
    くために上記各列支持板を行方向へ上記移動装置で移動
    させることにより、 所定のパターンで配列された一群の
    舗装ブロックを他の施工パターンに編成できるようにし
    ことを特徴とする舗装ブロックの敷設装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の舗装ブロックの敷設装
    置において、上記各 真空吸着装置は上記列支持板毎に設けられたもの
    を単位として単位毎に作動できる ことを特徴とする舗装ブロックの敷設装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の舗装ブロックの敷設装
    置において、上記各 真空吸着装置で吸着する前の複数列、複数行の舗
    装ブロック全体を列方向及び行方向の両側から押付け
    配列を修正する配列修正装置を設けた、 ことを特徴とする舗装ブロックの敷設装置。
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