JP2886744B2 - 押しボタン構造 - Google Patents
押しボタン構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押しボタン構造に係
り、例えば電気機器の電源スイッチ部分などに用いら
れ、押すことによってオン/オフを行うスイッチを作動
する押しボタン構造に関する。
り、例えば電気機器の電源スイッチ部分などに用いら
れ、押すことによってオン/オフを行うスイッチを作動
する押しボタン構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来の押しボタン構造aを例えば図5およ
び図6を用いて説明する。ここでは、電気機器をテレビ
ジョンbとして説明する。押しボタン構造aは、図5に
示すように、テレビジョンbのキャビネットcの表面e
に設けられる押しボタンdと、キャビネットcの内部で
押しボタンdに対応して設けられ、押しボタンdが押さ
れることによって図示しない電源とテレビジョンbとの
オン/オフを行うスイッチfと、スイッチfを搭載する
基板gと、この基板gを押しボタンdとの間で支える基
板ホルダiとから基本的に構成される。
び図6を用いて説明する。ここでは、電気機器をテレビ
ジョンbとして説明する。押しボタン構造aは、図5に
示すように、テレビジョンbのキャビネットcの表面e
に設けられる押しボタンdと、キャビネットcの内部で
押しボタンdに対応して設けられ、押しボタンdが押さ
れることによって図示しない電源とテレビジョンbとの
オン/オフを行うスイッチfと、スイッチfを搭載する
基板gと、この基板gを押しボタンdとの間で支える基
板ホルダiとから基本的に構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した押しボタン構
造aにあっては、図5に示すように、押しボタンdとス
イッチfとの間に誤動作防止のための隙間l1 が空けら
れている。この場合において、スイッチfを作用させる
のに必要な接点部分jの移動量をl2 とすれば、押しボ
タンdがスイッチfを作用させるのに必要な押しボタン
dの所定の動作ストロークls はl1+l2 となる。
造aにあっては、図5に示すように、押しボタンdとス
イッチfとの間に誤動作防止のための隙間l1 が空けら
れている。この場合において、スイッチfを作用させる
のに必要な接点部分jの移動量をl2 とすれば、押しボ
タンdがスイッチfを作用させるのに必要な押しボタン
dの所定の動作ストロークls はl1+l2 となる。
【0004】しかしながら、押しボタンdが、必要以上
の強い力で押された場合には、押しボタンdの動作スト
ロークは、上記ls よりも大きくなってしまう。この必
要以上の強い力で押された場合の押しボタンdの動作ス
トロークをl3 で示すとすると、「l3 −(l1+l2
)」に相当する分の余分な押圧力がスイッチfにかか
ることになる。ところが、スイッチfは基板gに固着さ
れているので、上記余分な押圧力が過剰であるとスイッ
チfが破損したり、基板hにおける半田が取れて、いわ
ゆる半田ネガ浮きの状態が生じたりするという問題があ
る(図6参照)。
の強い力で押された場合には、押しボタンdの動作スト
ロークは、上記ls よりも大きくなってしまう。この必
要以上の強い力で押された場合の押しボタンdの動作ス
トロークをl3 で示すとすると、「l3 −(l1+l2
)」に相当する分の余分な押圧力がスイッチfにかか
ることになる。ところが、スイッチfは基板gに固着さ
れているので、上記余分な押圧力が過剰であるとスイッ
チfが破損したり、基板hにおける半田が取れて、いわ
ゆる半田ネガ浮きの状態が生じたりするという問題があ
る(図6参照)。
【0005】本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであって、その解決しようとする課題は、押しボ
タンが、必要以上に押されて所定の動作ストローク以上
に移動した場合でも、スイッチが破損したり、半田ネガ
浮きを防止できるようにすることである。
たものであって、その解決しようとする課題は、押しボ
タンが、必要以上に押されて所定の動作ストローク以上
に移動した場合でも、スイッチが破損したり、半田ネガ
浮きを防止できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る押しボタン
構造は、以上のような課題を解決するものであって、次
のようなものである。すなわち、本発明に係る押しボタ
ン構造は、電気機器の外箱の表面に設けられる押しボタ
ンと、前記外箱の内部で前記押しボタンに対向して設け
られ、前記押しボタンの移動によりオン/オフを行うス
イッチと、該スイッチを搭載する基板と、該基板の両端
部を外箱の内部に支持する支持する支持フレームと、前
記押しボタンが前記基板表面に平行に移動するように配
置するように基板をホールドするホールド部と、該ホー
ルド部と一体に形成されたヒンジ部と、前記支持フレー
ムに固着して支持する支持部と、該支持部と前記ヒンジ
部に介在して両者を離間させる継手部とからなり、前記
押しボタンが所定量以上に押し込まれた場合に、このと
きの押し込みに伴って基板を前記押しボタンの移動方向
に移動させ、前記ヒンジ部が、前記離間距離だけ移動可
能であり且つ該移動量に相当する弾力をホールド部を介
して基板に与えて、移動した前記基板を移動前の最初の
位置に戻そうとする基板ホルダとを備えてなるものであ
る。
構造は、以上のような課題を解決するものであって、次
のようなものである。すなわち、本発明に係る押しボタ
ン構造は、電気機器の外箱の表面に設けられる押しボタ
ンと、前記外箱の内部で前記押しボタンに対向して設け
られ、前記押しボタンの移動によりオン/オフを行うス
イッチと、該スイッチを搭載する基板と、該基板の両端
部を外箱の内部に支持する支持する支持フレームと、前
記押しボタンが前記基板表面に平行に移動するように配
置するように基板をホールドするホールド部と、該ホー
ルド部と一体に形成されたヒンジ部と、前記支持フレー
ムに固着して支持する支持部と、該支持部と前記ヒンジ
部に介在して両者を離間させる継手部とからなり、前記
押しボタンが所定量以上に押し込まれた場合に、このと
きの押し込みに伴って基板を前記押しボタンの移動方向
に移動させ、前記ヒンジ部が、前記離間距離だけ移動可
能であり且つ該移動量に相当する弾力をホールド部を介
して基板に与えて、移動した前記基板を移動前の最初の
位置に戻そうとする基板ホルダとを備えてなるものであ
る。
【0007】また、前記基板ホルダは、硬質ゴムで形成
されてもよい。
されてもよい。
【0008】
【作用】(1)請求項1記載の押しボタン構造によれ
ば、押しボタンを必要以上の強い力で押すと、押しボタ
ンは、外箱の内部に向けて、所定の移動量以上に移動し
て、スイッチを押しボタンの移動方向に押しやる。スイ
ッチは、基板に固着されており、且つ、この基板が押し
ボタンの移動方向(基板の表面に平行な方向)に移動す
るので、スイッチを押しやる前記押しボタンの力は基板
にも作用して、当該基板を押しボタンの移動方向に、す
なわち、外箱の内部に移動させる。そして、基板ホルダ
は、押しボタンが所定量以上に押し込まれた場合に、こ
の押し込みに伴って移動する前記基板を移動前の最初の
位置に戻そうとするので、基板には基板を外箱の外部へ
押しやる力が作用する。
ば、押しボタンを必要以上の強い力で押すと、押しボタ
ンは、外箱の内部に向けて、所定の移動量以上に移動し
て、スイッチを押しボタンの移動方向に押しやる。スイ
ッチは、基板に固着されており、且つ、この基板が押し
ボタンの移動方向(基板の表面に平行な方向)に移動す
るので、スイッチを押しやる前記押しボタンの力は基板
にも作用して、当該基板を押しボタンの移動方向に、す
なわち、外箱の内部に移動させる。そして、基板ホルダ
は、押しボタンが所定量以上に押し込まれた場合に、こ
の押し込みに伴って移動する前記基板を移動前の最初の
位置に戻そうとするので、基板には基板を外箱の外部へ
押しやる力が作用する。
【0009】(2)請求項2記載の押しボタン構造によ
れば、前記基板ホルダは、硬質ゴムで形成されているの
で、一層強い弾力を生じる。
れば、前記基板ホルダは、硬質ゴムで形成されているの
で、一層強い弾力を生じる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の押しボタン構造の詳細を図
示した実施例に従って詳細に説明する。なお、図示した
実施例は、本発明の押しボタン構造1を電気機器である
テレビジョン2の電源スイッチ部分に適用したものであ
る。押しボタン構造1は、図1及び図2に示すように、
テレビジョン2の外箱であるキャビネット3の表面4の
適所に設けられる押しボタン6と、キャビネット3の内
部で押しボタン6に対応して設けられ、押しボタン6が
押されることで図示しない電源とテレビジョン2とのオ
ン/オフを行うスイッチ12と、スイッチ12を搭載し
て、押しボタン6が押されることによって、その押しボ
タン6の移動方向に移動する基板14と、基板14を押
しボタン6との間で支えるとともに、押しボタン6が所
定量以上に押し込まれた場合に、このときの押し込みに
伴って基板14を移動させ、且つ、移動した前記基板1
4を移動前の最初の位置に戻そうとする力を基板14に
与える基板ホルダ16とを備える。
示した実施例に従って詳細に説明する。なお、図示した
実施例は、本発明の押しボタン構造1を電気機器である
テレビジョン2の電源スイッチ部分に適用したものであ
る。押しボタン構造1は、図1及び図2に示すように、
テレビジョン2の外箱であるキャビネット3の表面4の
適所に設けられる押しボタン6と、キャビネット3の内
部で押しボタン6に対応して設けられ、押しボタン6が
押されることで図示しない電源とテレビジョン2とのオ
ン/オフを行うスイッチ12と、スイッチ12を搭載し
て、押しボタン6が押されることによって、その押しボ
タン6の移動方向に移動する基板14と、基板14を押
しボタン6との間で支えるとともに、押しボタン6が所
定量以上に押し込まれた場合に、このときの押し込みに
伴って基板14を移動させ、且つ、移動した前記基板1
4を移動前の最初の位置に戻そうとする力を基板14に
与える基板ホルダ16とを備える。
【0011】押しボタン6は、人差指などによる押圧力
を受ける押圧部18と、押圧部18の一面から垂直に伸
びる筒状部20とからなり、キャビネット3の表面4を
一部凹状にして形成した押しボタン用取付凹部22に取
り付けられる。
を受ける押圧部18と、押圧部18の一面から垂直に伸
びる筒状部20とからなり、キャビネット3の表面4を
一部凹状にして形成した押しボタン用取付凹部22に取
り付けられる。
【0012】押しボタン用取付凹部22は、押圧部18
の正面形状とほぼ同じ開口形状をしており、押しボタン
用取付凹部22に押しボタン6を取り付けると、押しボ
タン用取付凹部22の開口部が、押圧部18によって塞
がれる。
の正面形状とほぼ同じ開口形状をしており、押しボタン
用取付凹部22に押しボタン6を取り付けると、押しボ
タン用取付凹部22の開口部が、押圧部18によって塞
がれる。
【0013】押しボタン用取付凹部22の中央部には、
キャビネット3の内部と外部とを連通するボス孔26を
有するボス28が形成され、ボス孔26に押しボタン6
の筒状部20が差し込まれる。これによって、押しボタ
ン6はボス28と筒状部20を介してキャビネット3に
摺動自在に取り付けられる。
キャビネット3の内部と外部とを連通するボス孔26を
有するボス28が形成され、ボス孔26に押しボタン6
の筒状部20が差し込まれる。これによって、押しボタ
ン6はボス28と筒状部20を介してキャビネット3に
摺動自在に取り付けられる。
【0014】ばね29は、ボス26と押圧部18との間
に介在されるものであり、ボス28との嵌め合せによっ
てキャビネット3に取り付けられる。ばね29のばね力
によって、押しボタン6はキャビネット3の外部へ向け
て常時付勢されるが、図示しないロック手段によって、
押しボタン6は押しボタン用取付凹部22から飛び出さ
ないようになっている。また、このロック手段が作用す
ると、電源とテレビジョン2とのオン状態が維持され
る。そして、押しボタン6を再度押すとロック手段が解
除されて、押しボタン6は、ばね29のばね力を受けて
キャビネット3の外部へ向けて押しやられ、スイッチ1
2の後述する接点部12bにかかる外力が除かれて、電
源とテレビジョン2とがオフ状態になる。このときの押
しボタン6の位置を以後、「最初の位置」という。
に介在されるものであり、ボス28との嵌め合せによっ
てキャビネット3に取り付けられる。ばね29のばね力
によって、押しボタン6はキャビネット3の外部へ向け
て常時付勢されるが、図示しないロック手段によって、
押しボタン6は押しボタン用取付凹部22から飛び出さ
ないようになっている。また、このロック手段が作用す
ると、電源とテレビジョン2とのオン状態が維持され
る。そして、押しボタン6を再度押すとロック手段が解
除されて、押しボタン6は、ばね29のばね力を受けて
キャビネット3の外部へ向けて押しやられ、スイッチ1
2の後述する接点部12bにかかる外力が除かれて、電
源とテレビジョン2とがオフ状態になる。このときの押
しボタン6の位置を以後、「最初の位置」という。
【0015】また、押しボタン6が最初の位置にあると
きにおいて、筒状部20の先端20aがボス孔26から
キャビネット3の内部側へ弱冠突出するように、筒状部
20の長さはボス28の長さよりも長くなっている。な
お、この最初の位置において、押しボタン6の外面とキ
ャビネット3の表面とは面一になる(図3参照)。
きにおいて、筒状部20の先端20aがボス孔26から
キャビネット3の内部側へ弱冠突出するように、筒状部
20の長さはボス28の長さよりも長くなっている。な
お、この最初の位置において、押しボタン6の外面とキ
ャビネット3の表面とは面一になる(図3参照)。
【0016】スイッチ12は、本体12aと接点部12
bとからなり、接点部12bが、押しボタン6の筒状部
20の先端20aに対向するように基板14の適所に固
着して搭載される。また、押しボタン6が、最初の位置
にあるときに、筒状部20の先端20aと接点部12b
との間に誤動作防止のための隙間L1 が空くようにされ
ている。そして、接点部12bは、外力が加わると本体
12a内にL2 長さ分入って電源とテレビジョン2とを
オン状態にし、また、外力が除かれると本体12a内か
らL2 長さ分出てオフ状態となるような構造になってい
る。
bとからなり、接点部12bが、押しボタン6の筒状部
20の先端20aに対向するように基板14の適所に固
着して搭載される。また、押しボタン6が、最初の位置
にあるときに、筒状部20の先端20aと接点部12b
との間に誤動作防止のための隙間L1 が空くようにされ
ている。そして、接点部12bは、外力が加わると本体
12a内にL2 長さ分入って電源とテレビジョン2とを
オン状態にし、また、外力が除かれると本体12a内か
らL2 長さ分出てオフ状態となるような構造になってい
る。
【0017】したがって、押しボタン6がスイッチ12
を作用させるのに必要な押しボタン6の所定の動作スト
ローク(移動量)Ls は、L1+L2 となり、確実にオフ
状態になる場合の押しボタン6の所定の動作ストローク
も上記Ls に等しいものになる。
を作用させるのに必要な押しボタン6の所定の動作スト
ローク(移動量)Ls は、L1+L2 となり、確実にオフ
状態になる場合の押しボタン6の所定の動作ストローク
も上記Ls に等しいものになる。
【0018】なお、上記オン/オフ状態は、押しボタン
6を押すことのみによって接点部12bに選択的に外力
が加わったり除かれたりすることによってなるようにさ
れている。
6を押すことのみによって接点部12bに選択的に外力
が加わったり除かれたりすることによってなるようにさ
れている。
【0019】基板14は、例えばプリント基板であり、
その上にスイッチ12その他の電子部品を載せてハンダ
付けして回路が構成されるものである。また、基板14
は、キャビネット3の内部に設けられた支持フレーム3
0および32を介して、キャビネット3の内部に取り付
けられる。
その上にスイッチ12その他の電子部品を載せてハンダ
付けして回路が構成されるものである。また、基板14
は、キャビネット3の内部に設けられた支持フレーム3
0および32を介して、キャビネット3の内部に取り付
けられる。
【0020】基板ホルダ16は、基板14を支持フレー
ム30に支持するためのものであり、基板14の一端1
4aを保持するホルダ部34と、ヒンジ部36を介して
ホルダ部34と一体形成され、キャビネット3内部の支
持フレーム30に固着される支持部38とからなる。
ム30に支持するためのものであり、基板14の一端1
4aを保持するホルダ部34と、ヒンジ部36を介して
ホルダ部34と一体形成され、キャビネット3内部の支
持フレーム30に固着される支持部38とからなる。
【0021】そして、基板ホルダ16のうちヒンジ部3
6と支持部38とからなる部分の断面形状は、ほぼU字
形をしている(図3参照)。すなわち、ヒンジ部36と
支持部38とが、それらの境界部分である継手部37を
介して離間した形状となっいる。したがって、ヒンジ部
36と支持部38との間の離間と基板ホルダ16の形成
材が有する弾性とが相俟って、支持部38とヒンジ部3
6との間に外力が加わると、弾力が生じるようになる。
したがって、支持部38を支持フレーム30に固着し、
ヒンジ部36に外力を加えると、ヒンジ部36は弾性体
として機能するようになる。また、ヒンジ部36と支持
部38との間の離間距離la は、基板14の後述する過
剰移動量Lo に少なくとも相当するようになっている。
6と支持部38とからなる部分の断面形状は、ほぼU字
形をしている(図3参照)。すなわち、ヒンジ部36と
支持部38とが、それらの境界部分である継手部37を
介して離間した形状となっいる。したがって、ヒンジ部
36と支持部38との間の離間と基板ホルダ16の形成
材が有する弾性とが相俟って、支持部38とヒンジ部3
6との間に外力が加わると、弾力が生じるようになる。
したがって、支持部38を支持フレーム30に固着し、
ヒンジ部36に外力を加えると、ヒンジ部36は弾性体
として機能するようになる。また、ヒンジ部36と支持
部38との間の離間距離la は、基板14の後述する過
剰移動量Lo に少なくとも相当するようになっている。
【0022】なお、基板ホルダ16を例えば硬質ゴムそ
の他の強い弾性を有する材料で形成することによって、
一層強い弾力をヒンジ部32が有するようにできる。
の他の強い弾性を有する材料で形成することによって、
一層強い弾力をヒンジ部32が有するようにできる。
【0023】また、基板14の他端14bは、支持フレ
ーム32の支持溝32aに押しボタン6の移動方向(基
板表面に平行な方向)にスライド自在になるように支持
される。
ーム32の支持溝32aに押しボタン6の移動方向(基
板表面に平行な方向)にスライド自在になるように支持
される。
【0024】このようにして基板14は、基板ホルダ1
6と支持フレーム32の支持溝32aを介してキャビネ
ット3内部に固着される。
6と支持フレーム32の支持溝32aを介してキャビネ
ット3内部に固着される。
【0025】次に、本実施例の押しボタン構造の作用を
説明する。押しボタン6をばね24のばね力に抗して人
差し指などで押して、押しボタン6を動作ストロークL
s に達するまで移動させると、接点部12bは本体12
a内に入り、スイッチ12を作用せしめて電源とテレビ
ジョン2とをオン状態にする。
説明する。押しボタン6をばね24のばね力に抗して人
差し指などで押して、押しボタン6を動作ストロークL
s に達するまで移動させると、接点部12bは本体12
a内に入り、スイッチ12を作用せしめて電源とテレビ
ジョン2とをオン状態にする。
【0026】電源とテレビジョン2とのオフ状態は、再
度押しボタン6を押してロック手段を解除し、押しボタ
ン6を最初の位置に移行させることによってなされる。
度押しボタン6を押してロック手段を解除し、押しボタ
ン6を最初の位置に移行させることによってなされる。
【0027】次に、押しボタン6が必要以上の強い力で
押された場合を述べる。この場合の押しボタン6の動作
ストロークをL3 で示すと、L3 −(L1+L2)に相当
する距離分(以下、単に「過剰移動量Lo 」とい
う。)、動作ストロークLs よりも余分に押しボタン6
がキャビネット3内部に向けて移動される。このため、
スイッチ12も接点部12bを介して動作ストロークL
s に達するように移動される場合に受ける力よりも強い
力で押しボタン6によって押されることになる。このと
き、スイッチ12は基板14に固着されているので、ス
イッチ12が受けた押しボタン6による押圧力は、基板
14にも作用する。
押された場合を述べる。この場合の押しボタン6の動作
ストロークをL3 で示すと、L3 −(L1+L2)に相当
する距離分(以下、単に「過剰移動量Lo 」とい
う。)、動作ストロークLs よりも余分に押しボタン6
がキャビネット3内部に向けて移動される。このため、
スイッチ12も接点部12bを介して動作ストロークL
s に達するように移動される場合に受ける力よりも強い
力で押しボタン6によって押されることになる。このと
き、スイッチ12は基板14に固着されているので、ス
イッチ12が受けた押しボタン6による押圧力は、基板
14にも作用する。
【0028】そして、基板ホルダ16は、支持フレーム
30および支持フレーム32に、それぞれヒンジ部3
6、および押しボタン6の移動方向に基板14をスライ
ド自在に支持する支持溝32aを介して支持されること
によって、キャビネット3内に取り付けられるので、ヒ
ンジ部36と支持溝32の作用によって、上記押しボタ
ン6が必要以上の押圧力を受けると過剰移動量Lo に相
当する分基板14がキャビネット3内部で移動する。
30および支持フレーム32に、それぞれヒンジ部3
6、および押しボタン6の移動方向に基板14をスライ
ド自在に支持する支持溝32aを介して支持されること
によって、キャビネット3内に取り付けられるので、ヒ
ンジ部36と支持溝32の作用によって、上記押しボタ
ン6が必要以上の押圧力を受けると過剰移動量Lo に相
当する分基板14がキャビネット3内部で移動する。
【0029】このとき、ヒンジ部36には、過剰移動量
Lo に相応する弾力を生じるようになるので、基板14
には基板14を外部へ押しやる付勢力がヒンジ部36に
よって作用するようになる。
Lo に相応する弾力を生じるようになるので、基板14
には基板14を外部へ押しやる付勢力がヒンジ部36に
よって作用するようになる。
【0030】したがって、上記付勢力が基板14に作用
しているので、押しボタン6を再度押してロック手段を
解除し、押しボタン6を最初の位置に移動するようにす
れば、その移動に合わせてキャビネット3の外方に基板
14が上記付勢力によって移動される。
しているので、押しボタン6を再度押してロック手段を
解除し、押しボタン6を最初の位置に移動するようにす
れば、その移動に合わせてキャビネット3の外方に基板
14が上記付勢力によって移動される。
【0031】なお、上記実施例では、弾性体であるヒン
ジ部36を基本ホルダに一体形成したものとして示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、基本ホル
ダと別体に形成してもよく、例えばスプリングを基本ホ
ルダに弾性体として取着してもよい。要は外力を受けた
際に、基板を外箱の外方へ押しやるものであれば何でも
よい。
ジ部36を基本ホルダに一体形成したものとして示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、基本ホル
ダと別体に形成してもよく、例えばスプリングを基本ホ
ルダに弾性体として取着してもよい。要は外力を受けた
際に、基板を外箱の外方へ押しやるものであれば何でも
よい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押しボタンが、必要以上に押されて所定の動作ストロー
ク以上に移動した場合でも、上記押す力はスイッチを移
動する力として作用するようになるので、スイッチが破
損したり、半田ネガ浮きを防止できる。また、押しボタ
ンのロック手段(押した状態を維持する手段)を解除す
れば、上記基板を外箱の外部へ押しやる力によって最初
の位置に自動的に戻すことができる等の優れた効果が得
られる。
押しボタンが、必要以上に押されて所定の動作ストロー
ク以上に移動した場合でも、上記押す力はスイッチを移
動する力として作用するようになるので、スイッチが破
損したり、半田ネガ浮きを防止できる。また、押しボタ
ンのロック手段(押した状態を維持する手段)を解除す
れば、上記基板を外箱の外部へ押しやる力によって最初
の位置に自動的に戻すことができる等の優れた効果が得
られる。
【図1】図1は、本発明の実施例に係る押しボタン構造
をテレビジョンに採用した状態を示す概略斜視図であ
る。
をテレビジョンに採用した状態を示す概略斜視図であ
る。
【図2】図2は、図1の押しボタン構造の分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】図3は、図1の押しボタン構造の全体の縦断面
図である。
図である。
【図4】図4は、図1の基板が外箱内部に移動した状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図5】図5は、従来の押しボタン構造全体の縦断面図
である。
である。
【図6】図6は、従来の押しボタン構造の問題点を示す
説明図である。
説明図である。
1 押しボタン構造 2 電気機器 3 外箱 4 外箱表面 6 押しボタン 12 スイッチ 14 基板 16 基板ホルダ 32 弾性体
Claims (2)
- 【請求項1】 電気機器の外箱の表面に設けられる押し
ボタンと、 前記外箱の内部で前記押しボタンに対向して設けられ、
前記押しボタンの移動によりオン/オフを行うスイッチ
と、該スイッチを搭載する基板と、 該 基板の両端部を外箱の内部に支持する支持する支持フ
レームと、 前記押しボタンが前記基板表面に平行に移動するように
配置するように基板をホールドするホールド部と、該ホ
ールド部と一体に形成されたヒンジ部と、前記支持フレ
ームに固着して支持する支持部と、該支持部と前記ヒン
ジ部に介在して両者を離間させる継手部とからなり、前
記押しボタンが所定量以上に押し込まれた場合に、この
ときの押し込みに伴って基板を前記押しボタンの移動方
向に移動させ、前記ヒンジ部が、前記離間距離だけ移動
可能であり且つ該移動量に相当する弾力をホールド部を
介して基板に与えて、移動した前記基板を移動前の最初
の位置に戻そうとする基板ホルダと、 を備える押しボタン構造。 - 【請求項2】 前記基板ホルダは、硬質ゴムで形成され
ることを特徴とする請求項1記載の押しボタン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23908892A JP2886744B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 押しボタン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23908892A JP2886744B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 押しボタン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0689631A JPH0689631A (ja) | 1994-03-29 |
JP2886744B2 true JP2886744B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=17039646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23908892A Expired - Fee Related JP2886744B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 押しボタン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2886744B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006216351A (ja) | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Funai Electric Co Ltd | スイッチ機構およびこれを備えたプリンタ装置 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23908892A patent/JP2886744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0689631A (ja) | 1994-03-29 |
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