JP2886318B2 - 熱転写式記録装置 - Google Patents

熱転写式記録装置

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JP2886318B2
JP2886318B2 JP27098290A JP27098290A JP2886318B2 JP 2886318 B2 JP2886318 B2 JP 2886318B2 JP 27098290 A JP27098290 A JP 27098290A JP 27098290 A JP27098290 A JP 27098290A JP 2886318 B2 JP2886318 B2 JP 2886318B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱転写式記録装置に関する。
従来の技術 従来における熱転写式記録装置としては、例えば、特
開平1−195070号公報に開示されているものがある。こ
れを、今、第11図に基づいて説明する。
本体1内の中央部には、支持搬送部2と熱転写部3と
が設けられており、その下方に位置して給紙部4が設け
られている。また、前記支持搬送部2の一端には排紙部
5が設けられている。
前記支持搬送部2には、プラテンローラ6と従動ロー
ラ7との間に無端ベルト8が張られている。この無端ベ
ルト8の表面側の周囲には押えローラ9が配設されてい
る。
前記熱転写部3には、前記プラテンローラ6側に位置
してサーマルヘッド10が設けられている。このサーマル
ヘッド10と前記プラテンローラ6との間に位置して、熱
転写リボン11が介在されている。この熱転写リボン11
は、その両端部が巻心ローラ12aと巻心ローラ12bとの間
に巻回されている。
前記給紙部4には、受像シート13のセットされる給紙
カセット14が設けられている。給紙カセット14の上部に
は給紙ローラ15が設けられている。この給紙ローラ15か
ら前記プラテンローラ6の方向に向かってガイド板16が
配設されている。 前記排紙部5には、排紙ローラ17
と、排紙トレイ18とが設けられている。
このような構成において、給紙カセット14から受像シ
ート13が排出されると、その受像シート13はガイド板16
を介して熱転写部3に送られる。この熱転写部3で、そ
の受像シート13はサーマルヘッド10により熱転写された
後、無端ベルト8の面上を移動していき、排紙ローラ17
を介して、排紙トレイ18上に排出される。
発明が解決しようとする課題 上述したような装置の場合、無端ベルト8と受像シー
ト13との間に作用する摩擦力のみによって受像シート13
を搬送するため、無端ベルト8と受像シート13との間で
微小なずれが発生しやすく、受像シート13の搬送速度が
安定しないため良好な記録画像を得ることができない。
そこで、そのような無端ベルト8と受像シート13との
間に発生するずれをなくすために、第12図に示すよう
に、受像シート13の両端を挾持するグリッパ19が設けら
れたものがある。この場合、シートのずれは発生しにく
いが、グリッパ19の部分が非記録領域となってしまうと
いう問題がある。
課題を解決するための手段 請求項1記載の発明では、1対のローラを設け、これ
らローラ間に無端ベルトを配設し、この無端ベルトの裏
面側にプラテンを配設し、前記無端ベルトを挾んだ前記
プラテンと対向する表面側にインクベルトを介在させて
サーマルヘッドを配設し、前記無端ベルトの周囲にその
無端ベルトの表面に粘着性を有する物質の薄膜を形成す
る粘着膜形成手段を配設した。
請求項2記載の発明では、1対のローラを設け、これ
らローラ間に無端ベルトを配設し、この無端ベルトの裏
面側にプラテンを配設し、前記無端ベルトを挾んだ前記
プラテンと対向する表面側にインクベルトを介在させて
サーマルヘッドを配設し、前記無端ベルトの周囲にその
無端ベルトの表面に粘着性を有する物質の薄膜を形成す
る粘着膜形成手段を配設し、この粘着膜形成手段により
前記無端ベルトの表面に形成された粘着膜の粘着力を測
定する粘着力測定手段を配設し、この粘着力測定手段に
より粘着力が不足していると判断された時にのみ前記粘
着膜形成手段を作動させる粘着力比較制御手段を配設し
た。
請求項3記載の発明では、1対のローラを設け、これ
ら各ローラに巻回されると共に前記ローラ間に表面に粘
着膜を有する搬送ベルトを配設し、この搬送ベルトの前
記粘着膜の形成されていない裏面側にプラテンを配設
し、前記搬送ベルトを挾んだ前記プラテンと対向する表
面側にインクベルトを介在させてサーマルヘッドを配設
し、前記搬送ベルトの前記粘着膜の形成された幅及び前
記インクベルトの幅を受像シートの最大幅よりも大きく
設定した。
請求項4記載の発明では、1対のローラを設け、これ
ら各ローラに巻回されると共に前記ローラ間に表面に粘
着膜を有する搬送ベルトを配設し、この搬送ベルトの前
記粘着膜の形成されていない裏面側にプラテンを配設
し、前記搬送ベルトを挾んだ前記プラテンと対向する表
面側にインクベルトを介在させてサーマルヘッドを配設
し、前記搬送ベルトの前記粘着膜の形成された幅を受像
シートの最小幅よりも小さく設定した。
作用 請求項1記載の発明は、粘着膜形成手段により粘着性
を有する物質の薄膜を無端ベルトの表面に形成し、その
粘着力によって受像シートを搬送するので、受像シート
を常に安定して搬送することができ、これにより良好な
記録画像を得ることができる。
請求項2記載の発明は、粘着力測定手段により無端ベ
ルトに形成された粘着膜の粘着力を測定し、粘着力比較
制御手段によりその粘着力が不足していると判断された
時にのみ粘着膜形成手段を作動させるようにしたので、
粘着性物質の使用量を節約することができ、使用者の省
力化とランニングコストの低下を果たすことができると
同時に、常に十分な粘着力を得ることができるため、受
像シートの搬送不良を生じるようなことがなくなる。
請求項3記載の発明は、搬送ベルトの粘着膜の形成さ
れた幅及びインクベルトの幅を受像シートの最大幅より
も大きく設定したので、インクベルトと受像シートを共
に搬送ベルトに粘着保持して搬送することができ、これ
によりインクベルトと受像シートとの間にずれが発生す
ることがなくなり、これにより濃度ムラのない良好な画
像を記録することができる。
請求項4記載の発明は、搬送ベルトの粘着膜の形成さ
れた幅を受像シートの最小幅よりも小さく設定したの
で、受像シートの幅にかかわらずインクベルトが搬送ベ
ルトに貼り付くことがなくなり、これによりインクベル
トを受像シートと異なる速度で搬送してインクベルトの
使用量を節約することができる。
実施例 まず、請求項1記載の発明の一実施例を第1図ないし
第3図に基づいて説明する。ローラとしての駆動ローラ
20と従動ローラ21との間には、無端ベルトとしての粘着
ベルト22が張られている。この粘着ベルト22の表面(外
周面)には粘着性を有する粘着膜22aが形成されてい
る。この粘着膜22aとしては、例えば、繰返し使用可能
な付箋紙に用いられる合成ゴム系接着剤(アクリルゴ
ム:10%、1・1・1トリクロロエタン:65%、LPG:25
%)のように、ベタベタせず耐剥離性の弱いものを使用
することができる。
また、その粘着ベルト22の裏面側には、プラテン23が
配設されている。前記粘着ベルト22を挾んだ前記プラテ
ン23と対向する表面側には、サーマルヘッド24が配設さ
れている。このサーマルヘッド24のヘッド面にはインク
ベルトとしてのインクシート25が当接されている。
なお、前記駆動ローラ20と前記粘着ベルト22とは、前
記駆動ローラ20と前記粘着ベルト22との双方の端部に歯
を設けて噛み合わせるなど滑らないような構成とする。
また、前記粘着ベルト22としては、図示しない、無端
状のベルト基体上に粘着膜22aを塗布して形成した2層
構造のものや、或いは、ベルト基体上にゴム等からなる
弾性層を形成し、この弾性層の表面に粘着膜22aを塗布
して形成した3層構造のものを用いることができる。こ
の場合、粘着ベルト22として、前者の2層構造のものを
用いる場合には、前記プラテン20は金属等の軸上ゴム等
からなる弾性層を形成したものを用い、また、後者の3
層構造のものを用いる場合には、前記プラテン20に弾性
層は必要としない。なお、ベルト基体としては、金属或
いは樹脂フィルム等からなる伸びの小さなものが望まし
い。
第1図において、無端ベルトとしての粘着ベルト22の
下側の周囲には、粘着膜形成手段41が配設されている。
この粘着膜形成手段41は、前記粘着ベルト22の表面に粘
着性を有する物質の薄膜を形成する働きがある。
第2図は、その粘着膜形成手段41の構成を示すもので
ある。粘着ベルト22の表面(外周面)側に塗布ローラ42
が配設され、その裏面(内周面)側にピンチローラ43が
圧接した形で配設されている。第3図に示すように、塗
布ローラ42は、その表面に複数の溝42aが切られてお
り、有機溶剤に溶かされた粘着性の物質44の入ったタン
ク45内に収められている。また、粘着ベルト22に近接し
てファン46が設けられている。
このような構成において、粘着膜22aを有する粘着ベ
ルト22に粘着保持された受像シート26は、駆動ローラ20
の回転によって搬送され、サーマルヘッド24及びプラテ
ン20によってインクシート25と圧接され、サーマルヘッ
ド24の発熱により画像の記録が行われる。
また、この場合、多色のインクシート25を用いて多色
記録を行う場合には、受像シート26を往復操作して記録
を行う。
上述したように、駆動ローラ20と従動ローラ21との間
に張られた粘着膜22aを有する無端ベルト22によって、
受像シート26を搬送することによって、受像シート26を
常に安定して搬送することができ、しかも、その受像シ
ート26の全面に記録を行うことができるため良好な画像
を得ることが可能となる。
また、粘着ベルト22の移動に伴って塗布ローラ42とピ
ンチローラ43とは回転していく。この回転に伴い、タン
ク45内の粘着性の物質44は粘着ベルト22の表面に連続的
に塗布されていく。その塗布後、粘着ベルト22の表面は
ファン46によって乾燥されていき、これにより粘着膜22
aを形成することができる。
上述したように、粘着膜形成手段41により粘着性を有
する物質44の薄膜を粘着ベルト22の表面に塗布し粘着膜
22aを形成し、その粘着力によって受像シート26を搬送
することによって、受像シート26を常に安定して搬送す
ることができ、これにより良好な記録画像を得ることが
できる。
なお、粘着膜形成手段41としては、塗布ローラ42の代
わりにスプレー等の手段によって粘着性の物質44を粘着
ベルト22の表面に供給し、また、ファン46の代わりにヒ
ートローラ等の乾燥手段を用いるなど同様な効果を得る
ことができる。
次に、請求項2記載の発明の一実施例を第4図ないし
第7図に基づいて説明する。これは、前述した請求項1
記載の発明の一実施例(第1図参照)の構成の一部を変
えたものであり、その同一部分については同一符号を用
い、その同一部分についての説明は省略する。
第4図において、無端ベルトとしての粘着ベルト22の
下側の周囲には、粘着力測定手段47と、粘着力比較制御
手段48とが設けられている。この場合、第5図に示すよ
うに、前記粘着力測定手段47は、粘着ベルト22の外周面
に接するローラ49と、トルクセンサ50とにより構成され
ている。この粘着力測定手段47は、粘着膜形成手段41に
より粘着ベルト22の表面に形成された粘着膜22aの粘着
力を測定する働きがある。また、前記粘着力比較制御手
段48は、比較判定手段51と、制御手段52とにより構成さ
れている。この粘着力比較制御手段48は、前記粘着力測
定手段47により粘着力が不足していると判断された時に
のみ前記粘着膜形成手段41を作動させる働きがある。
このような構成において、粘着ベルト22の移動に伴っ
てローラ49が回転する。このローラ49を回転させようと
する力は、粘着ベルト22がローラ49を回転させようとす
るトルクすなわち「粘着力」に相当し、そのトルクをト
ルクセンサ50により検出することによって粘着力に応じ
てレベル信号を発生する。
その検出されたレベル信号は比較判定手段51に送られ
ることによって粘着力が不足しているか否かの判断がな
される。そして、この比較判定手段51から粘着力に応じ
た動作信号が制御手段52に送られることによってソレノ
イド53が駆動する。このソレノイド53による変動量Δx
は粘着力に応じており、粘着力が不足していればその変
動量Δxが大きくなり塗布ローラ42をピンチローラ43側
に強く圧接し、これにより粘着力の調整を行う。
上述したように、粘着力測定手段47により粘着ベルト
22に形成された粘着膜22aの粘着力を測定し、粘着力比
較制御手段48によりその粘着力が不足していると判断さ
れた時にのみ粘着膜形成手段41を作動させることによっ
て、粘着性物質44の使用量を節約することができ、これ
により使用者の省力化とランニングコストの低下を果た
すことができると共に、常に十分な粘着力を得ることが
できるため、受像シートの搬送不良を生じるようなこと
がなくなる。
次に、請求項3記載の発明の一実施例を第8図及び第
9図に基づいて説明する。ローラとしての供給ロール30
と巻取ロール31との間には、搬送ベルトとしての粘着シ
ート32が張られている。この粘着シート32の表面(外周
面)には粘着性を有する粘着膜32aが形成されている。
この粘着膜32aとしては、例えば、繰返し使用可能な付
箋紙に用いられる合成ゴム系接着剤のように、ベタベタ
せず耐剥離性の弱いものを使用することができる。
また、その粘着シート32の裏面側には、プラテン33が
配設されている。前記粘着シート32を挾んだ前記プラテ
ン33と対向する表面側には、サーマルヘッド34が配設さ
れている。このサーマルヘッド34のヘッド面にはインク
ベルトとしてのインクシート35が当接されている。
さらに、前記供給ロール30及び前記巻取ロール31に
は、それぞれ巻戻用,巻取用ステッピングモータ36,37
が接続されている。また、前記巻取ロール31に近接し
て、巻径検出手段38が設けられている。この巻径検出手
段38は、モータ回転制御手段39と接続されている。この
モータ回転制御手段39は、前記巻取用ステッピングモー
タ37と接続されている。
なお、前記粘着シート32は、図示しない、シート基体
上に粘着膜32aを、塗布等の手段により形成した構造の
ものとなっている。そのシート基体としては、樹脂フィ
ルムからなる均一で伸びの小さなものが望ましい。
このような構成において、供給ロール30と巻取ロール
31との間に張られた粘着膜32aの形成された粘着シート3
2上に粘着保持された受像シート40は、巻取ロール31の
回転によって搬送されていき、サーマルヘッド34及び金
属等の軸上にゴム等からなる弾性層の形成したプラテン
33によってインクシート35と圧接され、サーマルヘッド
34の発熱によって画像が記録される。また、多色のイン
クシート35を用いて多色記録を行う場合には、供給ロー
ル30を時計方向に回転させて粘着シート32を巻き戻し、
受像シート40を記録開始位置に戻して、再度、受像シー
ト40を往復走査させる。
供給ロール30及び巻取ロール31には、それぞれ巻戻
用、巻取用ステッピングモータ36,37が接続されてい
る。画像記録時には、巻取ロール31の径を巻径検出手段
38が検出し、それに基づいてモータ回転制御手段39が巻
取用ステッピングモータ37の回転数を制御して、巻取ロ
ール31の径にかかわらず粘着シート32の搬送速度が一定
となるように、巻取ロール31を反時計方向に回転させ
る。この時、巻取用ステッピングモータ37は非励磁状態
であり、その非励磁トルクによって粘着シート32には張
力が与えられる。このようにして、粘着シート32が巻取
ロール31に巻き取られ、受像シート40が搬送されること
になる。
また、多色記録の場合には、巻取用ステッピングモー
タ37を非励磁とし、巻戻用ステッピングモータ36を時計
方向に回転させることによって、粘着シート32を巻き戻
し、受像シート40を記録開始位置まで戻して、これによ
り次の色の記録を行うことができる。なお、記録終了時
には、粘着シート32を巻き戻さず、次の受像シート40の
搬送時には供給ロール30から新たに粘着シート32を送り
出す。
上述したように、巻取ロール31から常に十分な粘着力
を有する粘着シート32が供給され、その粘着力によって
受像シート40を搬送するため、受像シート40を常に安定
して搬送することができ、これにより良好な画像を得る
ことができる。
第8図に示すように、搬送ベルトとしての粘着シート
32の粘着膜32aの形成された幅W1及びインクベルトとし
てのインクシート35の幅W2は、受像シート40の最大幅W
よりも大きく設定されている。
このように各種シートの幅を設定することによって、
インクシート35と受像シート40を共に粘着シート32に粘
着保持して搬送することができ、これによりインクシー
ト32と受像シート40との間にずれが発生することがなく
なり、濃度ムラのない良好な画像を記録することができ
る。
次に、請求項4記載の発明の一実施例を第10図に基づ
いて説明する。第10図に示すように、搬送ベルトとして
の粘着シート32の粘着膜32aの形成された幅W1は、受像
シート40の最小幅Wよりも小さく設定されている。
このように受像シート40の幅にかかわらずインクシー
ト35が粘着シート32に貼り付くことがなくなり、これに
よりインクシート35を受像シート40と異なる速度で搬送
してインクシート35の使用量を節約することができる。
発明の効果 請求項1記載の発明は、1対のローラを設け、これら
ローラ間に無端ベルトを配設し、この無端ベルトの裏面
側にプラテンを配設し、前記無端ベルトを挾んだ前記プ
ラテンと対向する表面側にインクベルトを介在させてサ
ーマルヘッドを配設し、前記無端ベルトの周囲にその無
端ベルトの表面に粘着性を有する物質の薄膜を形成する
粘着膜形成手段を配設したので、粘着膜形成手段により
粘着性を有する物質の薄膜を無端ベルトの表面に形成
し、その粘着力によって受像シートを搬送することがで
きるため、受像シートを常に安定して搬送することがで
き、これにより良好な記録画像を得ることができるもの
である。
請求項2記載の発明は、1対のローラを設け、これら
ローラ間に無端ベルトを配設し、この無端ベルトの裏面
側にプラテンを配設し、前記無端ベルトを挾んだ前記プ
ラテンと対向する表面側にインクベルトを介在させてサ
ーマルヘッドを配設し、前記無端ベルトの周囲にその無
端ベルトの表面に粘着性を有する物質の薄膜を形成する
粘着膜形成手段を配設し、この粘着膜形成手段により前
記無端ベルトの表面に形成された粘着膜の粘着力を測定
する粘着力測定手段を配設し、この粘着力測定手段によ
り粘着力が不足していると判断された時にのみ前記粘着
膜形成手段を作動させる粘着力比較制御手段を配設した
ので、粘着力測定手段により無端ベルトに形成された粘
着膜の粘着力を測定し、粘着力比較制御手段によりその
粘着力が不足していると判断された時にのみ粘着膜形成
手段を作動させるようにすることによって、粘着性物質
の使用量を節約することができ、これにより、使用者の
省力化とランニングコストの低下を果たすことができる
と同時に、常に十分な粘着力を得ることができるため、
受像シートの搬送不良をなくし常に安定した作業を行う
ことができるのもである。
請求項3記載の発明は、1対のローラを設け、これら
各ローラに巻回されると共に前記ローラ間に表面に粘着
膜を有する搬送ベルトを配設し、この搬送ベルトの前記
粘着膜の形成されていない裏面側にプラテンを配設し、
前記搬送ベルトを挾んだ前記プラテンと対向する表面側
インクベルトを介在させてサーマルヘッドを配設し、前
記搬送ベルトの前記粘着膜の形成された幅及び前記イン
クベルトの幅を受像シートの最大幅よりも大きく設定し
たので、インクベルトと受像シートを共に搬送ベルトに
粘着保持して搬送することができ、これによりインクベ
ルトと受像シートとの間にずれが発生することがなくな
り、濃度ムラのない良好な画像を記録することができる
ものである。
請求項4記載の発明は、1対のローラを設け、これら
各ローラに巻回されると共に前記ローラ間に表面に粘着
膜を有する搬送ベルトを配設し、この搬送ベルトの前記
粘着膜の形成されていない裏面側にプラテンを配設し、
前記搬送ベルトを挾んだ前記プラテンと対向する表面側
にインクベルトを介在させてサーマルヘッドを配設し、
前記搬送ベルトの前記粘着膜の形成された幅を受像シー
トの最小幅よりも小さく設定したので、受像シートの幅
にかかわらずインクベルトが搬送ベルトに貼り付くこと
がなくなり、これによりインクベルトを受像シートと異
なる速度で搬送してインクベルトの使用量を節約するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1記載の発明の一実施例を示す構成図、
第2図はその粘着膜形成手段の様子を示す拡大側面図、
第3図はその塗布ローラの正面図、第4図は請求項2記
載の発明の一実施例を示す構成図、第5図はその粘着力
測定手段の様子を示す正面図、第6図は粘着力比較制御
手段により駆動される駆動系の様子を示す拡大側面図、
第7図はその塗布ローラの正面図、第8図は請求項3記
載の発明の一実施例を示す斜視図、第9図はその全体構
成を示す構成図、第10図は請求項4記載の発明の一実施
例を示す平面図、第11図は従来例を示す構成図、第12図
はグリッパを装備した他の従来例を示す部分構成図であ
る。 20,21……ローラ、22……無端ベルト、22a……粘着膜、
23……プラテン、24……サーマルヘッド、25……インク
ベルト、30,31……ローラ、32……搬送ベルト、32a……
粘着膜、33……プラテン、34……サーマルヘッド、35…
…インクベルト、40……受像シート、41……粘着膜形成
手段、44……物質、47……粘着力測定手段、48……粘着
力比較制御手段、W……最大幅(最小幅)、W1,W2……

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対のローラを設け、これらローラ間に無
    端ベルトを配設し、この無端ベルトの裏面側にプラテン
    を配設し、前記無端ベルトを挾んだ前記プラテンと対向
    する表面側にインクベルトを介在させてサーマルヘッド
    を配設し、前記無端ベルトの周囲にその無端ベルトの表
    面に粘着性を有する物質の薄膜を形成する粘着膜形成手
    段を配設したことを特徴とする熱転写式記録装置。
  2. 【請求項2】1対のローラを設け、これらローラ間に無
    端ベルトを配設し、この無端ベルトの裏面側にプラテン
    を配設し、前記無端ベルトを挾んだ前記プラテンを対向
    する表面側にインクベルトを介在させてサーマルヘッド
    を配設し、前記無端ベルトの周囲にその無端ベルトの表
    面に粘着性を有する物質の薄膜を形成する粘着膜形成手
    段を配設し、この粘着膜形成手段により前記無端ベルト
    の表面に形成された粘着膜の粘着力を測定する粘着力測
    定手段を配設し、この粘着力測定手段により粘着力が不
    足していると判断された時にのみ前記粘着膜形成手段を
    作動させる粘着力比較制御手段を配設したことを特徴と
    する熱転写式記録装置。
  3. 【請求項3】1対のローラを設け、これら各ローラに巻
    回されると共に前記ローラ間に表面に粘着膜を有する搬
    送ベルトを配設し、この搬送ベルトの前記粘着膜の形成
    されていない裏面側にプラテンを配設し、前記搬送ベル
    トを挾んだ前記プラテンと対向する表面側にインクベル
    トを介在させてサーマルヘッドを配設し、前記搬送ベル
    トの前記粘着膜の形成された幅及び前記インクベルトの
    幅を受像シートの最大幅よりも大きく設定したことを特
    徴とする熱転写式記録装置。
  4. 【請求項4】1対のローラを設け、これら各ローラに巻
    回されると共に前記ローラ間に表面に粘着膜を有する搬
    送ベルトを配設し、この搬送ベルトの前記粘着膜の形成
    されていない裏面側にプラテンを配設し、前記搬送ベル
    トを挾んだ前記プラテンと対向する表面側にインクベル
    トを介在させてサーマルヘッドを配設し、前記搬送ベル
    トの前記粘着膜の形成された幅を受像シートの最小幅よ
    りも小さく設定したことを特徴とする熱転写式記録装
    置。
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