JP2885337B2 - 金属製集合納骨仏壇 - Google Patents

金属製集合納骨仏壇

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JP2885337B2
JP2885337B2 JP7328697A JP32869795A JP2885337B2 JP 2885337 B2 JP2885337 B2 JP 2885337B2 JP 7328697 A JP7328697 A JP 7328697A JP 32869795 A JP32869795 A JP 32869795A JP 2885337 B2 JP2885337 B2 JP 2885337B2
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大次郎 杉
大徹 吉村
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BAIKYUIN
EIRAKU SOGO KK
MARUBENI MASHINARII KK
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BAIKYUIN
EIRAKU SOGO KK
MARUBENI MASHINARII KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集合納骨仏壇に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近来、都市近郊では墓地のスペースが十
分に確保できないことから、多数の単位納骨仏壇部を列
設して構成したアルミニウム等の金属製の集合納骨仏壇
を建物内に設置して墓所とすることが行われつつある。
【0003】このような集合納骨仏壇は、予め左右方向
に列設される単位納骨仏壇部の数、従って左右幅が決ま
った既成のものを、建物の床上に横方向に連ねて設置す
ることにより、室内の広さに応じた長さの左右幅の集合
納骨仏壇を構成することが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】左右寸法が決まった既
成のものを連設して、長い左右幅の集合納骨仏壇を構成
するものでは、必ずしも室内の広さに応じた所望の左右
幅のものが構成できるとは限らず、また室内の広さに応
じた長さのものを特注して製作すると価格が非常に高く
なってしまう。
【0005】一方、このような集合納骨仏壇では、地震
や火災等の災害時において、遺骨を如何に守るかが重大
な要件となる。即ち、大きな地震における破壊や火災に
おける焼失を防ぐ方策が重大な要件となるのに対して、
従来は必ずしもこれらの要件が十分に満たされてはおら
ず、火災において、扉や、骨壺の載置台が焼失して多数
の骨壺が落下し、遺骨が散乱するという事態も報告され
ている。そこで本発明では、このような課題を解決する
ことを目的とするものある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、まず、多数の単位納骨仏壇部を列
設して一体に構成する集合納骨仏壇において、多数の単
位納骨仏壇部の平面配列に応じて格子状に構成した床枠
と、多数の単位納骨仏壇部の左右方向の区画に対応して
上記床枠の上側に結合する多数の縦枠と、隣接する縦枠
を結合する多数の横枠とから集合納骨仏壇骨組を構成
し、床枠と縦枠と横枠とにより上部収納空間と下部収納
空間を区画すると共に、正面側を開口してフランジ状部
を形成した納骨ケースと仏壇ケースを独立して構成し、
仏壇ケースを上部収納空間内に、納骨ケースを下部収納
空間内に嵌合固定すると共に、納骨ケースと仏壇ケース
の夫々の正面側に扉を設置し、集合納骨仏壇骨組には、
左右側端部に側面板を設置すると共に、上端に屋根を設
置した構成の集合納骨仏壇を提案する。
【0007】そして本発明では、以上の構成において、
多数の単位納骨仏壇部は2列に構成するものとし、集合
納骨仏壇骨組の収納空間の正面側と背面側の夫々から納
骨仏壇ケースを嵌合固定することを提案する。
【0008】そして本発明では、以上の構成において、
納骨ケースの正面側に設置する扉は、ハニカム構造等の
金属製軽量芯材を表面板と裏面板とにより挟んだ構成と
し、表面板又は表面板及び裏面板をチタニウム製とする
ことを提案する。
【0009】また本発明では、以上の構成において、納
骨ケースに骨壺載置用中棚を構成し、この中棚をチタニ
ウム製とすることを提案する。
【0010】更に本発明では、以上の構成において、床
枠、縦枠及び横枠はステンレス鋼製とすることを提案す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。まず図1は集合納骨仏壇骨組の構成
要素を表した拡散図であり、この集合納骨仏壇骨組A
は、床枠1と、多数の縦枠2と、多数の横枠3とから構
成される。
【0012】床枠1は、構成すべき多数の単位納骨仏壇
部(後記)の平面配列に応じて格子状に構成している。
この例の形態では、格子は2列に並んでおり、従って単
位納骨仏壇部も2列に構成される。そして床枠1におい
て左右方向の格子の区画を構成する枠部材には3個所に
結合部材4を突設している。
【0013】縦枠2は、床枠1の3個所の結合部材4に
対応した3本の支柱部材5と、それらの支柱部材5を結
合する見込部材6と、見込部材6の上側に立設した3本
の支柱部材5′と、それらの上端の見込部材6′とから
構成しており、中間の支柱部材5,5′は一体である。
また上側の両端の支柱部材5′間の間隔は、下側の両端
の支柱部材5間の間隔よりも狭く構成している。
【0014】横枠3は縦枠2の支柱部材5,5′と見込
部材6,6′との角に対応して、隣接する縦枠2間に4
つずつ構成している。
【0015】以上の構成において、設置する建物の室内
に応じた左右方向の長さの床枠1を準備し、これを室内
の床に設置する。次いで床枠1の結合部材4により縦枠
2の支柱部材5を結合することにより、床枠1の上方に
縦枠2を立設する。この状態で、隣接する縦枠2間の、
支柱部材5,5′と見込部材6,6′との角間に横枠3
を結合することにより、図2に示すように一体構成の集
合納骨仏壇骨組Aを構築することができ、床枠1と縦枠
2と横枠3とにより、区画された多数の収納空間Sを構
成することができる。
【0016】左右方向の単位の収納空間Sは、横枠
(3)により区画される上部収納空間Suと下部収納空
間Sdとに分かれており、後述するように上部収納空間
Suを仏壇としての空間、下部収納空間Sdを納骨壇と
しての空間に構成している。
【0017】以上のように集合納骨仏壇骨組Aを構築す
る際、床枠1の左右方向の長さは設置する建物の室内の
スペースに応じて予め適宜に調節する必要があるが、床
枠1の左右方向の長さに対応して収納空間Sを構成する
ための縦枠2及び横枠3は独立した部材を床枠に応じて
順次接合して行けば良いので、予めの調節は不要であ
る。尚、結合部材4及び横枠3の結合に使用する結合部
材はボルト・ナット、クランプ等の周知の適宜の結合部
材を適用することができる。
【0018】図3は以上の集合納骨仏壇骨組Aを基に構
成する集合納骨仏壇の構成要素を表した拡散図である。
符号7は納骨ケースであり、この納骨ケース7は上記下
部収納空間Sdに嵌合可能な構成で、正面側を開口させ
て適宜のフランジ状部8を形成した直方体箱形状として
いる。また符号9は仏壇ケースであり、この仏壇ケース
9は上記上部収納空間Sdに嵌合可能な構成で、納骨ケ
ース7と同様に、正面側を開口させて適宜のフランジ状
部8を形成した直方体箱形状としている。
【0019】これら納骨ケース7及び仏壇ケース9は奥
行きを、集合納骨仏壇骨組Aの奥行きの半分以下に構成
して、集合納骨仏壇骨組Aの正面側と背面側から嵌合す
るように構成している。
【0020】このようにして納骨ケース7及び仏壇ケー
ス9を夫々上記下部収納空間Sd、上部収納空間Suに
嵌合した後、ねじ等の適宜の固定手段により集合納骨仏
壇骨組に固定する。次いで、それらの納骨ケース7及び
仏壇ケース9の正面側に夫々扉10,11を固定し、ま
た他の構成要素、例えば引出し12等を嵌合固定するこ
とにより、集合納骨仏壇骨組Aの正面側と背面側に多数
の単位納骨仏壇部を構成することができる。そして集合
納骨仏壇骨組Aの左右側の端部に側面板13を設置する
と共に上端に屋根14を設置し、必要な装飾処理を施す
ことにより、図4に示すように、所望の左右長さの集合
納骨仏壇を構成することができる。
【0021】以上の実施の形態では多数の単位納骨仏壇
部は2列に構成するものとし、即ち、集合納骨仏壇骨組
Aの正面側と背面側の夫々を正面側とする単位納骨仏壇
部を構成するものであるが、他の実施の形態では、集合
納骨仏壇骨組Aの正面側にのみ単位納骨仏壇部を構成す
ること、即ち、単位納骨仏壇部を一列構成とすることも
できる。
【0022】以上の構成要素は金属製であるが、集合納
骨仏壇骨組Aは例えばステンレス鋼製の各パイプにより
構成することにより、余り高価とならずに地震等の災害
時において十分な強度を発揮することができる。しかし
ながら、以下の構成要素には、高価ではあるが耐火性に
優れたチタニウムを利用することにより、災害における
方策が万全となる。
【0023】その一つとして、納骨ケース7の正面側に
設置する扉10は、図6に示すようにハニカム構造等の
金属製軽量芯材15を表面板16と裏面板17とにより
挟んだ構成とし、少なくとも表面板16、即ち表面板1
6又は表面板16及び裏面板17をチタニウム製とする
ことがあげられる。
【0024】このような構成では、納骨ケース7の扉の
耐火性が非常に向上するため、火災において最も火炎に
曝されやすい集合納骨仏壇の正面側の溶融による破壊を
防止し、従って破壊により多数の骨壺が落下し、遺骨が
散乱するという事態の発生を防止することができる。
【0025】次に、図3,図4及び図5に示すように、
納骨ケース7には、骨壺18を複数載置収納できるよう
に、骨壺載置用中棚19を設置しており、この中棚19
もチタニウム製とすることにより、火災により中棚19
が溶融して骨壺18が落下し、この落下による骨壺の破
損を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、次のよ
うな効果がある。a.設置する建物の室内に応じた左右
幅の集合納骨仏壇を現場において容易に構築することが
できる。b.強度と共に耐火性が格段に向上するため、
地震や火災等の災害時において、遺骨を確実に守ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 集合納骨仏壇骨組の構成要素を示す拡散図で
ある。
【図2】 集合納骨仏壇骨組の斜視図である。
【図3】 集合納骨仏壇の構成要素を示す拡散図であ
る。
【図4】 集合納骨仏壇の斜視図である。
【図5】 納骨ケースの一部の斜視図である。
【図6】 納骨ケースの扉の部材の一部斜視図である。
【符号の説明】
A 集合納骨仏壇骨組 S 収納空間 Su 上部収納空間 Sd 下部収納空間 1 床枠 2 縦枠 3 横枠 4 結合部材 5,5′ 支柱部材 6,6′ 横枠部材 7 納骨ケース 8 フランジ状部 9 仏壇ケース 10,11 扉 12 引出し 13 側面板 14 屋根 15 芯材 16 表面板 17 裏面板 18 骨壺 19 中棚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 大徹 大阪府南河内郡美原町さつき野西1−5 −16 (56)参考文献 実公 昭50−42077(JP,Y2) 実公 昭51−52559(JP,Y2) 実公 昭60−19651(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47G 33/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の単位納骨仏壇部を列設して一体に
    構成する集合納骨仏壇において、多数の単位納骨仏壇部
    の平面配列に応じて格子状に構成した床枠と、多数の単
    位納骨仏壇部の左右方向の区画に対応して上記床枠の上
    側に結合する多数の縦枠と、隣接する縦枠を結合する多
    数の横枠とから集合納骨仏壇骨組を構成し、床枠と縦枠
    と横枠とにより上部収納空間と下部収納空間を区画する
    と共に、正面側を開口してフランジ状部を形成した納骨
    ケースと仏壇ケースを独立して構成し、仏壇ケースを上
    部収納空間内に、納骨ケースを下部収納空間内に嵌合固
    定すると共に、納骨ケースと仏壇ケースの夫々の正面側
    に扉を設置し、集合納骨仏壇骨組には、左右側端部に側
    面板を設置すると共に、上端に屋根を設置することを特
    徴とする金属製集合納骨仏壇
  2. 【請求項2】 多数の単位納骨仏壇部は2列に構成する
    ものとし、集合納骨仏壇骨組の収納空間の正面側と背面
    側の夫々から納骨ケースと仏壇ケースを嵌合固定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の金属製集合納骨仏壇
  3. 【請求項3】 納骨ケースの正面側に設置する扉は、ハ
    ニカム構造等の金属製軽量芯材を表面板と裏面板とによ
    り挟んだ構成とし、表面板をチタニウム製としたことを
    特徴とする請求項1記載の金属製集合納骨仏壇
  4. 【請求項4】 表面板に加え、裏面板をチタニウム製と
    したことを特徴とする請求項4記載の金属製集合納骨仏
  5. 【請求項5】 納骨ケースに、骨壺載置用中棚を構成
    し、この中棚はチタニウム製としたことを特徴とする請
    求項1記載の金属製集合納骨仏壇
  6. 【請求項6】 床枠、縦枠及び横枠はステンレス鋼製と
    したことを特徴とする請求項1記載の金属製集合納骨仏
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JPS5151440U (ja) * 1974-10-16 1976-04-19
JPS6028298U (ja) * 1983-07-30 1985-02-26 株式会社島津製作所 タ−ボ分子ポンプ

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