JP2885048B2 - 配線用ボックスの磁性塗料付着方法 - Google Patents

配線用ボックスの磁性塗料付着方法

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JP2885048B2 JP6009167A JP916794A JP2885048B2 JP 2885048 B2 JP2885048 B2 JP 2885048B2 JP 6009167 A JP6009167 A JP 6009167A JP 916794 A JP916794 A JP 916794A JP 2885048 B2 JP2885048 B2 JP 2885048B2
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春雄 水口
究 米地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の壁等に埋設され
る樹脂製の配線用ボックスの磁性塗料付着方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の配線用ボックスとして、一面が開
口した箱体をなす樹脂製のものが存在する。この種の配
線用ボックスは、その開口面が建築物の壁材裏面に面す
るよう埋設される。そして、埋設後、開口面に配線器具
等を取り付けるために壁板の一部に孔を開けるのである
が、埋設位置が分からないと無駄に孔を開けることにな
る。そこで、金属探知器に反応してその位置が分かるよ
う構成されたものとして、例えば実開昭53−1113
96号公報に開示されるものがある。このものは、その
開口周縁端面に、金属粉末を混合した絶縁塗料を塗布し
て金属粉塗着層を設けることにより、埋設された配線用
ボックスの平面外郭を探知しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のもの
において、開口周縁端面に金属粉末を混合した絶縁塗料
を塗布する方法としては、刷毛やローラ等による塗布が
容易に考えられる。しかしながら、刷毛を用いた場合、
均等に塗布することが困難であり、塗りむらが生じて金
属探知器に対する反応が不安定になったり、仕上がりが
雑になりやすく美観が損なわれてしまう等の問題があ
る。また、ローラは、刷毛で塗布する場合に比して塗り
むらが生じにくいが、開口周縁端面だけでなく内外周面
の一部にも金属粉塗着層を設けたい場合、塗布すること
が困難である等の問題がある。さらに、刷毛やローラ等
による塗布は時間がかかってしまうという問題がある。
【0004】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、磁性塗料付の配線用ボッ
クスを良好に生産することができる配線用ボックスの磁
性塗料付着方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の配線用ボックスの磁性塗料付着方
法は、一面が開口した箱体をなしその開口面が建築物の
壁材裏面に面するよう埋設される樹脂製の配線用ボック
スに磁性塗料を付着させるための方法であって、磁性塗
料を収容した塗料槽の上方から配線用ボックスを下降さ
せ、その開口面が下方を向きかつ水平な状態で磁性塗料
に所定深さ浸し、上方に引き上げた後乾燥させる方法と
している。
【0006】また、請求項2記載の配線用ボックスの磁
性塗料付着方法は、請求項1記載の配線用ボックスがそ
の底面から開口面まで貫通する貫通孔を有するものにお
いて、少なくとも磁性塗料に所定深さ浸す工程では、貫
通孔の底面側開口部を塞いだ状態にしている方法として
いる。
【0007】
【作用】請求項1記載の方法によれば、配線用ボックス
の開口周縁端面と、開口周縁端面から奥行方向に所定幅
の内外周面とに、略均等かつ一瞬にして磁性塗料が付着
する。
【0008】また、請求項2記載の方法によれば、請求
項1記載の作用に加え、磁性塗料が貫通孔に入り込みに
くくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0010】図1は配線用ボックスを塗料槽に浸す工程
を示す側面図、図2は磁性塗料を付着した配線用ボック
スを示す斜視図、図3は、配線用ボックスが有する貫通
孔の底面側開口部を塞いだ状態を示す平面図である。
【0011】配線用ボックス1 は、一面が開口した箱体
をなす樹脂製のものであり、その開口面2 が建築物の壁
材裏面、例えば部屋の壁板の裏面に面するようにして、
壁の裏側にある柱に取り付けられて埋設される。平面的
には大略矩形状をなし、その長手方向にて対向する側面
4,4 の内側には、開口面2 から底面3 まで貫通する貫通
孔6 を有したねじ挿入筒部5 が設けられる。ねじ挿入筒
部5 の内周には、木ねじが螺合する雌ねじが刻設され
る。つまり、木ねじによって、コンセントプレート等の
配線器具が開口面2 を塞ぐように螺着される。
【0012】また、底面3 と、長手方向にて対向する側
面4,4 とには、大略C字状の溝を刻設することにより、
打抜き可能なノックアウト部7,7,…が設けられる。この
ノックアウト部7,7,…は、配線作業の際、配線用ボック
ス1 の内部に電線等を引き込むために打ち抜かれる。さ
らに、短手方向にて対向する側面8,8 には、奥行方向に
長いねじ挿通スリット9,9,…が設けられる。また、一方
側の側面8 には、その両端部とねじ挿通スリット9,9,…
の周縁部に、外側に突出して柱に当接する当接部10,10,
…が設けられる。
【0013】そして、この配線用ボックス1 の開口周縁
端面2aと開口周縁端面2aからノックアウト部7,7,…近傍
までの一定幅の内外周面とには、磁性塗料11が付着され
る。磁性塗料11は、ニッケルを希釈したものであり、例
えばニッケル3に対して希釈剤1の割合で希釈してあ
る。
【0014】この磁性塗料11は、以下のような工程を経
て配線用ボックス1 に付着される。まず、配線用ボック
ス1 を、その貫通孔6 の底面側開口部6aを指等で塞いだ
状態で、磁性塗料11を収容した塗料槽12の上方から下降
させる。次に、配線用ボックス1 を、その開口面2 が下
方を向きかつ水平な状態にして、磁性塗料11に所定深さ
浸す。このとき、貫通孔6 の底面側開口部6aを塞いであ
ることにより、磁性塗料11が貫通孔6 に入り込みにくく
なるので、磁性塗料11を付着した後の配線用ボックス1
において、貫通孔6 を良好に使用することができる。そ
して、配線用ボックス1 を塗料槽12から上方に引き上げ
た後、その開口面2 が下方を向きかつ水平な状態で乾燥
させればよい。
【0015】このようにして磁性塗料11を付着させた配
線用ボックス1 は、次のように用いられる。まず、住宅
の建築時、壁板を配設する前に、木ねじ等を用いて所定
の柱に配線用ボックス1 を取り付ける。次に、配線用ボ
ックス1 への電線の引込み等の配線作業を行う。その
後、壁板の配設により、配線用ボックス1 は壁に埋設さ
れることとなる。そして、金属探知器を用いて、配線用
ボックス1 の埋設位置を探索する。その結果、配線用ボ
ックス1 の平面外郭が探知され、それに対応した壁板の
一部に必要な孔を開けることにより、配線器具等が取り
付けられる。
【0016】かかる配線用ボックスの磁性塗料付着方法
によれば、配線用ボックス1 の開口周縁端面2aと、開口
周縁端面2aから奥行方向に所定幅の内外周面とに、短時
間で正確かつ均等に磁性塗料11を付着させることができ
る。また、配線用ボックス1の内外周面が複雑な形状で
あっても、容易に付着させることができる。従って、磁
性塗料付の配線用ボックス1 を良好に生産することがで
きる。
【0017】なお、配線用ボックスは、壁に埋設される
に限らず、床や天井に埋設されるものでもよい。また、
配線用ボックスに付着される被覆は、ニッケルを希釈し
た導電性塗料に限らず、例えば銀や胴等を希釈した導電
性塗料でもよい。さらに、配線用ボックスを磁性塗料に
浸した後、乾燥炉に入れて所定温度で加熱する等、強制
的に乾燥させれば、乾燥時間を短縮することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の配線用ボックスの磁性塗
料付着方法は、配線用ボックスの開口周縁端面と、開口
周縁端面から奥行方向に所定幅の内外周面とに、略均等
かつ一瞬にして磁性塗料が付着するので、磁性塗料付の
配線用ボックスを良好に生産することができる。
【0019】また、請求項2記載の配線用ボックスの磁
性塗料付着方法は、請求項1記載の効果に加え、磁性塗
料が貫通孔に入り込みにくくなるので、磁性塗料を付着
した後の配線用ボックスにおいて、貫通孔を良好に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】その磁性塗料を付着した配線用ボックスを示す
斜視図である。
【図3】その配線用ボックスが有する貫通孔の底面側開
口部を塞いだ状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 配線用ボックス 2 開口面 11 磁性塗料 12 塗料槽
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−111396(JP,U) 実開 昭52−74495(JP,U) 実開 昭51−65299(JP,U) 実開 昭52−72096(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/08 - 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面が開口した箱体をなしその開口面が
    建築物の壁材裏面に面するよう埋設される樹脂製の配線
    用ボックスに磁性塗料を付着させるための方法であっ
    て、磁性塗料を収容した塗料槽の上方から配線用ボック
    スを下降させ、その開口面が下方を向きかつ水平な状態
    で磁性塗料に所定深さ浸し、上方に引き上げた後乾燥さ
    せることを特徴とする配線用ボックスの磁性塗料付着方
    法。
  2. 【請求項2】 前記配線用ボックスがその底面から開口
    面まで貫通する貫通孔を有するものにおいて、少なくと
    も磁性塗料に所定深さ浸す工程では、貫通孔の底面側開
    口部を塞いだ状態にしていることを特徴とする請求項1
    記載の配線用ボックスの導電性塗料付着方法。
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