JP2884778B2 - マスキング装置 - Google Patents

マスキング装置

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JP2884778B2
JP2884778B2 JP2413145A JP41314590A JP2884778B2 JP 2884778 B2 JP2884778 B2 JP 2884778B2 JP 2413145 A JP2413145 A JP 2413145A JP 41314590 A JP41314590 A JP 41314590A JP 2884778 B2 JP2884778 B2 JP 2884778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウエハをエッチン
グ処理する場合に使用するマスキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】強度に優れ、IC回路の形成も容易なS
i基板の一部をエッチングにより薄くしてダイヤフラム
となして、小型圧力センサを制作することが行われてお
り、その一例を図7に示す。図はSi半導体ウエハ1の
ダイヤフラム形成面(エッチング処理面)1bを示し、
ダイシングにより切り出される矩形の各チップC(図の
右部)は内周部がエッチングされて薄肉のダイヤフラム
C1となっている。
【0003】ところで、かかるエッチング処理において
は従来、図8に示す如くエッチング処理面1bと反対側
の非エッチング処理面(回路面)1aにワックス71を
塗布し、熱板73上でベ−ク板72を貼り付けてエッチ
ング液より隔離しマスキングを行っている。すなわち、
ベ−ク板72を貼り付けたウエハ1を図9に示す如く、
エッチング液Lで満たした処理槽8内に設けた治具81
にセットしてエッチング処理を行うことにより、回路面
1aへのエッチング液Lの侵入を防止している。処理終
了後はウエハ1をベ−ク板72より剥し、有機溶剤等で
洗浄する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマスキング工程では、ワックスの塗布、ウェハの貼
り付けおよび剥し、ワックスの洗浄等の煩雑な工程を手
作業で行う必要があってこれがエッチング工程全体の合
理化のネックとなっていた。
【0005】本発明はかかる課題を解決するもので、マ
スキング工程を大幅に省力化できるマスキング装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、半導体ウェハ1の非エッチング処理面1aに重ねて
設けられるバックアップ板2と、重ねられた上記バック
アップ板2と上記半導体ウェハ1の外周縁を覆うシール
部材31,32,33を有してこれらの両面にそれぞれ
当接する上側リング体4および下側リング体5と、これ
ら上側リング体4および下側リング体5を上側リング体
4の上面と下側リング体5の下面より挟み上側リング体
4および下側リング体5を緊結して上記シール部材3
1,32,33を上記外周縁に液密的に圧接せしめる緊
結手段6とを具備し、上記バックアップ板2をシール部
材31,32,33よりも高剛性としている。
【0007】かかる構成において、互いに重ねた半導体
ウェハ1とバックアップ板2の両面に上側および下側リ
ング体4,5を当接せしめると、ジール部材31,3
2,33が半導体ウェハ1とバックアップ板2の外周縁
に当接する。この状態で緊結手段6により上側および下
側リング体4,5を緊結すると、シール部材31,3
2,33が上記外周縁に液密的に圧接する。しかして、
半導体ウェハ1の非エッチング処理面1aはこれに接す
るバックアップ板2とシール部材31,32,33によ
りエッチング液との接触が素子され、マスキングされ
る。この時、シール部材31,32,33よりも高剛性
で変形しにくいバックアップ板2が半導体ウェハ1を受
けて脆性の半導体ウェハ1を補強し、半導体ウェハ1に
当接するシール部材31位置において剪断応力が生じて
も半導体ウェハ1が割れることはない。また上側および
下側リング体4,5は緊結手段6が上下より挟むことで
緊結するから、シール部材31,32がその形状にかか
わらず、変形することなく半導体ウェハ1とバックアッ
プ板2の外周縁に圧接する。
【0008】
【実施例】図1および図2において、マスキング装置は
上下に重ねて設けられる金属製同径の円形リング体4,
5を有し、上側リング体4には重ね面の内周部全周に形
成した溝内にゴム製シ−ル部材31が配設してある。下
側リング体5には重ね面の内周部と外周部の全周に形成
した溝内にそれぞれゴム製シ−ル部材32,33が配設
されるとともに、下面には左右位置に直線状の係止溝5
1が形成されている(一方のみ図示)。これら上側およ
び下側リング体4,5の内径は半導体ウエハ1の外径よ
りもやや小さくしてある。
【0009】半導体ウェハ1はダイヤフラム形成面1b
を上方へ向け、下面の回路面1aには同径の、ゴム製シ
ール部材31,32,33よりも高剛性の合成樹脂製バ
ックアップ板2を当接せしめて、上記リング体4,5間
に挟持されている。この状態で半導体ウェハ1の外周縁
上下面には上記シール部材31,32が弾接し、またシ
ール部材33は上側リング体4の重ね面に当接し、これ
により半導体ウェハ1の外周縁が実質的に覆われる。な
お半導体ウェハ1の位置決めは下側リング体5の内周縁
4箇所に設けた凸形の爪52,53(2箇所を図示)に
よりなされる。なお半導体ウェハ1に当接するシール部
材31とバックアップ板2に当接するシール部材32と
は、半導体ウェハ1の外周縁に沿って設けられ、半導体
ウェハ1のオリエンテーションフラット部分では直線と
なっている。このようにシール部材31を半導体ウェハ
1の外周縁に沿って設けることで、ダイヤフラム形成面
1bに形成されるダイヤフラムがシール部材31の内側
位置となるようにしている。
【0010】半導体ウエハ1を挟んで重ねた上側および
下側リング体4,5には左右位置にそれぞれ緊結部材6
が装着される。各緊結部材6は両側の係止ア−ム61と
緊結レバ−62より構成され、係止ア−ム61は上端が
軸部材64により緊結レバ−62に回動自在に連結さ
れ、下端は両側を結ぶ軸部材63が上記係止溝51内に
嵌装されて係止されている。
【0011】各緊結レバ−62は上側リング体4に沿っ
て略L字形に延び、互いの先端は結合されている。かか
る緊結レバ−62は回動する基端間を軸部材65で結合
してあり、該軸部材65の両端部は大径となってこの大
径部651外周に回転ロ−ラ66が嵌装されている。そ
して、この回転ロ−ラ66は上側リング体4の周縁に形
成した湾曲凹面4a(図3)に当接している。ここで、
緊結レバ−62の回転中心(軸部材の軸心)OA と回転
ロ−ラの回転中心OB (大径部の軸心)とは距離mだけ
離れており、緊結レバ−62の回動に伴い回転中心OB
は回転中心OA 回りに移動する(図中の矢印)。
【0012】しかして、軸部材63を係止溝51に係止
せしめ、緊結レバー62をリング体4,5内方へ傾倒回
動せしめると回転ローラ66が上記湾曲凹面4aに当接
するとともに上述の如くその回転中心OBが移動する。
この過程を図4ないし図6で説明する。図中3はシール
部材の等価的なバネを示す、OCは係止アーム61の回
転中心(軸部材の軸心)である。図より知られる如く、
緊結レバー62の回動操作に伴い中心OBは中心OA回
りに反時計回転し、中心OA,OCを結ぶ線を越えて移
動する。この過程でバネ3による回転付勢方向は反転し
てトグル機構が実現され、上側リング体4が下側リング
体5に緊結せしめられてシール部材31,32が半導体
ウェハ1とバックアップ板2の上下面に、シール部材3
3が上側リング体4の重ね面にそれぞれ液密的に圧接せ
しめられる。緊結時に、上側リング体4、下側リング体
5は実質的に動かないから、シール部材31,32,3
3が変形せず高い液密性が得られる。また半導体ウェハ
1はシール部材31位置において剪断応力が生じるが、
合成樹脂製バックアップ板2はゴム製シール部材31,
32,33よりも剛性が高く変形しにくいから、バック
アップ板2がその応力を受けるので割れが防止される。
【0013】かくして、リング体4,5間に挟持された
半導体ウエハ1の回路面1aは、これに密着したバック
アップ板2とシ−ル部材31,32,33によりエッチ
ング液から隔離され、マスキングされる。
【0014】バックアップ板2の材料としては上記実施
例の如き合成樹脂を使用すると回路面1aの傷付きを防
止することができる。この場合、テフロン等の剥離性の
良い材料にすれば半導体ウエハ1とバックアップ板2の
分離が容易となる。
【0015】バックアップ板2の上下面にそれぞれ半導
体ウエハ1を密接せしめて二枚のウエハを同時処理する
ことも可能であり、この場合はバックアップ板の材料と
して多孔性のものを使用すればウエハとバックアップ板
の間の空気が抜け易くなって両者の密着が容易となる。
【0016】また、緊結部材としては上記実施例の他に
ボルト等を使用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の如く本発明のマスキング装置によ
れば、従来の如きワックスの塗布や洗浄等の煩雑な手作
業が不要であり、マスキング工程の大幅な省力化が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスキング装置の破断側面図で、断面部は図2
のI−I線に沿う断面図である。
【図2】マスキング装置の破断平面図である。
【図3】マスキング装置の要部断面図である。
【図4】緊結部材の作動を示す概念図である。
【図5】緊結部材の作動を示す概念図である。
【図6】緊結部材の作動を示す概念図である。
【図7】半導体ウエハの平面図およびチップの斜視図で
ある。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】従来例におけるエッチング処理槽の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 1a 回路面(非エッチング処理面) 2 バックアップ板 31,32,33 シ−ル部材 4 上側リング体 5 下側リング体 6 緊結手段 61 係止ア−ム 62 緊結レバ−

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハの非エッチング処理面に重
    ねて設けられるバックアップ板と、重ねられた上記バッ
    クアッブ板と上記半導体ウェハの外周縁を覆うシール部
    材を有してこれらの両面にそれぞれ当接する上側リング
    体および下側リング体と、これら上側リング体および下
    側リング体を上側リング体の上面と下側リング体の下面
    より挟み上側リング体および下側リング体を緊結して上
    記シール部材を上記外周縁に液密的に圧接せしめる緊結
    手段とを具備し、上記バックアップ板を上記シール部材
    よりも高剛性としたことを特徴とするマスキング装置。
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JPS6068626A (ja) * 1983-09-26 1985-04-19 Nec Corp 半導体スライス処理装置
JPS6340325A (ja) * 1986-08-05 1988-02-20 Tokuyama Soda Co Ltd 半導体ウエハの切り出し方法

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