JP2884372B2 - ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続方法 - Google Patents

ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続方法

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JP2884372B2 JP2302917A JP30291790A JP2884372B2 JP 2884372 B2 JP2884372 B2 JP 2884372B2 JP 2302917 A JP2302917 A JP 2302917A JP 30291790 A JP30291790 A JP 30291790A JP 2884372 B2 JP2884372 B2 JP 2884372B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ゴム・プラスチック電力ケーブルのモー
ルド接続方法に関するもので、特にプレモールド絶縁体
を用いる接続方法に関するものである。
[従来の技術] プレモールド絶縁体を用いるゴム・プラスチック電力
ケーブルのモールド接続方法として、次の技術が発表さ
れている(特開昭60−246577号公報参照)。
すなわち、第2a図〜第2c図のように、内面がケーブル
導体接続部12およびその付近のケーブルの形状とほぼ同
じで、外面が補強絶縁体の外形と同じ形状で、かつ2つ
割りになった未架橋ポリエチレンからなるブロック20を
用意し、それをケーブルコア10上に装着する。なお、14
は内部半導電層、16はケーブル絶縁体、18はケーブル遮
蔽層である。
ブロック20の上を熱収縮チューブ22で押さえる。
その上に、架橋用金型24をかぶせる。
以上のようにしておいて、金型24内に、高温高圧の液
状媒体26を導入して、ブロック20を加熱架橋する。
その後、媒体26の温度を下げて、冷却する。
[発明が解決すべき課題] 2つ割りのブロック20は、その分割面を融着させるた
めに未架橋でなければならず、したがってケーブル上に
装着した後、その全体を架橋する必要があった。
[課題を解決するための手段] 第1a図〜第1c図のように、 (1)外面形状が補強絶縁体の外形と同じで、内面形状
がケーブルコア接続部15およびその付近の形状と同じで
あり、かつ内面付近52のみ未架橋でその他の部分54は架
橋済みのポリエチレンからなり、内径の最小部分でもケ
ーブル外径より大きくしてある熱収縮型補強絶縁体50を
予め製作しておくこと、 (2)熱収縮型補強絶縁体50をケーブル上に送り込んで
おいて、ケーブルコア10を接続し、 その後熱収縮型補強絶縁体50を所定位置に移動し、加
熱収縮させること、 (3)熱収縮型補強絶縁体50の外側に架橋用金型38を組
み立てること、 (4)架橋用金型38内を加圧加熱して、未架橋部分を架
橋すること、 を特徴とする。
[作 用] (1)外面形状がケーブル接続部の補強絶縁体の外形と
同じで、外部半導電層32が形成された、架橋ポリエチレ
ンからなるプレハブ熱収縮型補強絶縁体50を用い、その
内径をケーブル(防食層を含む)外径よりも大きくして
おくので、上記のように、それを送り込んでおいてケー
ブルコアを接続し、その後所定位置に戻して、収縮させ
ることができるし、また送り込みと戻しの作業を容易に
行うことができる。
(2)また、接続部補強絶縁体の全部が前もって製作さ
れているので、補強絶縁体の成形工程が不要になり、い
わゆるワンプロセス工法による接続が可能になる。
(3)熱収縮型補強絶縁体50の内面付近52の未架橋部分
の架橋により、架橋済みの54の部分とケーブルコア10と
が一体に融着される。
[実施例](第1a図〜第1c図) 作業工程順に説明する。
(1)熱収縮型補強絶縁体50を予め製作しておく(第1a
図)。
これは、外面形状が補強絶縁体の外形と同じである
が、内面形状がケーブルコア接続部15(導体接続部12か
らペンシリング部分にかけての部分を言う)およびその
付近の形状と同じである。
また、内面付近の層52だけ未架橋で、その他の部分54
は架橋済みのポリエチレンからなる。
また、外部半導電層32が形成されている。
33は縁切り部であるが、これは本発明に直接関係はな
い。
なお、内径の最も小さい部分でもケーブル外径以上に
なるように拡径しておく。
(2)熱収縮型補強絶縁体50をケーブル上に送り込んで
おいて、ケーブルコアを接続する。
その後、熱収縮型補強絶縁体50を所定位置に移動し、
加熱収縮させる(第1b図)。
なお、そのときは、中央から収縮させ、かつ収縮力に
より締め付けて、ケーブルコア接続部15との界面にある
空気などをその両端に押し出しながら両端に向かって収
縮させる。
なお、この排出を確実にするため、熱収縮型補強絶縁
体50は、ケーブルコア接続部15に当たっても若干収縮力
が残るような内径にしておく。
(3)それから熱収縮型補強絶縁体50の外側に架橋用金
型38組み立てる(第1c図)。
この金型38の端部金具40とケーブルコア10との間に
は、変形防止枕42(たとえばゴム袋内に高粘度油や窒素
ガスを充填したもの)を設けておいて、金型付近のケー
ブルコアに歪が発生しないようにする。
(4)金型内部を加圧加熱して熱収縮型補強絶縁体50の
未架橋層52を架橋する。
未架橋層52の架橋により、熱収縮型補強絶縁体50とケ
ーブルコア10は確実に融着し一体化する。
[発明の効果] (1)内径をケーブル外径よりも大きくしてある熱収縮
型の補強絶縁体を用いるので、それをケーブル上に送り
込んでおいて、ケーブルコアの接続を行い、その後所定
位置に戻して収縮させるに際して、送り込みと所定位置
への戻しの作業を容易に行うことができる。
(2)補強絶縁体を成形するための金型が不要になり、
金型の組立・解体は架橋用金型についてだけの一度で済
むので、作業時間が短縮される。
(3)架橋後のストレスコーン成形が不要になり、補強
絶縁体の外部半導電層や縁切り部も予め工場において製
作しかつ性能チェックが事前にできるので、信頼性が向
上する。
(4)補強絶縁体を構成するプレハブブロックの大部分
が架橋済みであるので、ケーブル上に組み立てた後の架
橋が短時間で終了する。
(5)熱収縮型補強絶縁体50の内面付近52の未架橋部分
の加熱溶融架橋により、ケーブルコア10との隙間は完全
になくなり、かつ架橋済みの54の部分とケーブルコア10
とが一体に融着される。
【図面の簡単な説明】 第1a図〜第1c図は本発明の実施例に関するもので、 第1a図は使用する熱収縮型補強絶縁体50の説明図、 第1b図と第1c図は接続方法を工程順に示した説明図。 第2c図は従来技術の説明図で、 第2a図はそれに使用する未架橋ポリエチレンブロックの
説明図、 第2b図は第2a図のB−B断面図。 10:ケーブルコア 15:ケーブルコア接続部 18:外部半導電層 20:未架橋ポリエチレンブロック 32:外部半導電層、33:縁切り部 37:半導電テープまたは収縮チューブ 38:架橋用金型、42:変形防止枕 50:熱収縮型補強絶縁体 52:内面付近の未架橋層 54:架橋した部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加治 功 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−18915(JP,A) 特開 昭64−16213(JP,A) 特開 平3−52506(JP,A) 特開 昭50−53892(JP,A) 特開 昭55−146886(JP,A) 特開 昭56−98315(JP,A) 特開 昭58−126688(JP,A) 特開 昭62−60414(JP,A) 特公 昭61−12624(JP,B2) 特公 昭63−48154(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 1/14 H02G 15/00 - 15/196

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面形状が補強絶縁体の外形と同じで、内
    面形状がケーブルコア接続部およびその付近の形状と同
    じであり、かつ内面付近のみ未架橋でその他の部分は架
    橋済みのポリエチレンからなり、内径の最小部分でもケ
    ーブル外径より大きくしてある熱収縮型補強絶縁体を予
    め製作しておく工程と、 前記熱収縮型補強絶縁体をケーブル上に送り込んでおい
    て、ケーブルコアを接続し、その後前記熱収縮型補強絶
    縁体を所定位置に移動し、加熱収縮させる工程と、 前記熱収縮型補強絶縁体の外側に架橋用金型を組み立て
    る工程と、 前記架橋用金型内を加圧加熱して、未架橋部分を架橋す
    る工程、 とを含む、ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022097942A1 (ko) * 2020-11-03 2022-05-12 삼성에스디아이(주) 원통형 이차전지

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WO2022097942A1 (ko) * 2020-11-03 2022-05-12 삼성에스디아이(주) 원통형 이차전지

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