JP2884349B2 - 感光性印刷版の運搬装置 - Google Patents

感光性印刷版の運搬装置

Info

Publication number
JP2884349B2
JP2884349B2 JP1113344A JP11334489A JP2884349B2 JP 2884349 B2 JP2884349 B2 JP 2884349B2 JP 1113344 A JP1113344 A JP 1113344A JP 11334489 A JP11334489 A JP 11334489A JP 2884349 B2 JP2884349 B2 JP 2884349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing plate
photosensitive
plate
photosensitive printing
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1113344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02293744A (ja
Inventor
均 三竹
聖 後藤
民也 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP1113344A priority Critical patent/JP2884349B2/ja
Publication of JPH02293744A publication Critical patent/JPH02293744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2884349B2 publication Critical patent/JP2884349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光性印刷版の運搬装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、感光性印刷版はアルミニウム板などの支持体
上に感光性樹脂を形成したものである。この感光性印刷
版は、通常一枚が1m×1m程度とかなり大きく、またその
重さは一枚当たり500〜1000gでかなり重いものである。
従来、この感光性印刷版の保管や移動に際しては、適
宜の枚数を合紙を介して水平に重ね合わせていた。
しかしながら、傷付防止のための合紙を用いること
は、重ね合わせおよび取り出しの際、きわめて作業性が
悪い。
そこで、近年は、第7図のように、合紙なしで直接感
光性印刷版1,1,…相互を水平に重ね合わせるとともに、
合わせ両面に剛い端板2,2を配し、ボルト3,3…により強
く締結してパレット化し、感光性印刷版が振動などによ
りずれて感光面への傷つき防止を図っている。
他方、このような感光性印刷版を乗せたパレットをフ
ォークリフトなどにより、雨の日屋外を運搬する場合、
ビニールシートを被せるか、防湿紙により包み直すか、
あるいは大きな傘で雨避けを図っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の雨避け態様では、手間を要する、雨避
け性に確実性がないなどの問題がある。すなわち、ビニ
ールシートを被せるのでは、その裾がめくれたりして雨
が侵入してしまうことが多く、また防湿紙で包み直すの
では、多大な手間を要する。
したがって、本発明の主たる目的は、簡便にかつ確実
に雨避けを図ることができる運搬装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、支持体上に感光性樹脂を有する多数枚の
感光性印刷版を一対の端板間に相互に密着させて重ねて
介装するとともに、該端板同士を挟着することにより前
記感光性印刷版を固定して、実質的に縦向の状態で設置
し、 前記感光性印刷版の露出面を不透液性袋体で包みかつ口
部を閉じたことを特徴とする感光性印刷版の運搬装置に
よって解決できる。
〔作用〕
本発明では、前記端板および感光性印刷版の露出面を
不透液性袋体で包みその口部を閉じることとしており、
例えば口部に袋とじ部材を有する不透液性袋体で包むこ
ととしている。したがって、感光性印刷版群を袋体によ
り包んだ後、袋とじ部材により口部の袋とじを行えば確
実かつ簡便に雨避けを行うことができる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明を図面を参照しながら、さらに詳説する。
第1図は、第7図の従来の感光性印刷版1の固定態様
に対して、本発明手段を講じたものである。
すなわち、端板2、2および感光性印刷版1,1…群を
包んで袋体4が設けられ、その口部に配された本発明い
う袋とじ部材としてのゴムバンド5により口部を下端板
2に対して閉じたものである。
第2図は後述する縦向き運搬装置に対して同様な袋体
4により包んだものである。
袋とじ部材としては、紐体やスプリングなどでもよ
い。袋体4としては、プラスチックフィルムや布などを
用いることができ、好ましくは非透液性に加えて実質的
に紫外線を透過しない材料である。このために、プラス
チックフィルムに黒または暗茶色などを呈する顔料を混
入したものがよい。
感光性印刷版は、一般に、アルミニウム板等の支持体
上に感光性組成物を塗布し、陰画等を通して紫外線等の
活性光線を照射し、光が照射された部分を重合あるいは
架橋させ現象液に不溶化させ、光の非照射部分を現象液
に溶出させ、それぞれの部分を、水を反発して油性イン
キを受容する画像部、および水を受容して油性インキを
反発する非画像部とすることにより得られる。
この場合における感光性組成物としては、特にネガ型
PS版では、P−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデ
ヒドとの縮合物などのジアゾ樹脂が広く用いられてい
る。
しかし、このジアゾ樹脂はこれ単独で用いることはな
く、少なくともバインダー樹脂と併用されるのが通常で
ある。
また、感光性樹脂としては、ポジ型PS版では、代表的
にキノジアジド樹脂が用いられている。
バインダー樹脂としては、ノボラック樹脂、ポリパラ
ヒドロキシスチレン、スチレン・無水マレイン酸コポリ
マーのようなフェノール性OH基、カルボキシル基を有す
るポリマーが主として用いられている。
また、その他に、光重合、光架橋の感光性組成物等を
用いることもできる。
いずれにしても、上記のような感光性樹脂が支持体、
たとえばアルミニウム板上に設けられた印刷版は、その
製造、たとえば支持体の脱脂、砂目立て、電解研磨、陽
極酸化、水洗、乾燥、感光液塗布、裁断、表面検査など
の一連の工程が終了すると、第1図のように、パレット
上に設置され製版機にかけるまで保管される。
ところで、第1図のように、感光性印刷版を水平に重
ね合わせる場合においては、第1に保管の際、通常設置
面積として1m×1m以上の広いスペースを必要とする。ま
た、第2に、たとえば製版機(画像形成機,露光機)近
くまで運搬された700〜1500枚の印刷版群を、実際に製
版機にかける場合には、人力で持ち運びが可能なたとえ
ば50枚程度を、前記ボルト3を外した後、感光性樹脂面
に傷がつかないように慎重に製版機近くの台に立てか
け、一枚ごと取り出して使用することを余儀なくされ、
その作業性が悪くかつ慎重な取扱いを有する。しかも、
50枚程度であってもかなり重たいため、作業員への負担
が大きい。さらに、たとえば50枚ごと取出しのために、
予め重ね合わせの際に、当て段ボールを50枚単位間に挿
入しておかねばならず、その使用によるコスト増につな
がる。
第3に、第2の点と関連して、700〜1500枚まとめた
パレットではフォークリフトで運搬せねばならず、製版
機にかける前段階では作業員の人力による運搬を要し、
物流として円滑性に欠ける。
第4に、端板2,2間の締結が十分でないと、運搬時な
どにおいて、ある印刷板がずれると感光性樹脂面に容易
に傷がつき易い。また、合紙抜きなので、印刷版間に小
さなゴミがあったとき、強く端板間を締めつけると、そ
のゴミによって傷つき易い。しかも、締め付け前であっ
ても、下方の印刷版には上方の印刷版の荷重がかかり、
傷つき易い。
そこで、多数枚の感光性印刷版を、合紙なしで相互を
直接密着させて端板間に介装するとともに前記端板間を
締結して前記感光性印刷版群を固定し、かつこれを実質
的に縦向の状態で可搬性の台上に設置することがより好
ましい。
この例として、第3図以下の例を挙げることができ
る。
すなわち、第3図の例において、台10上に縦向きに設
置された感光性印刷版1,1…群は、その両側に端板12,12
が当てがわれ、これら端板12,12の印刷版1にぶつから
ない周囲において、ボルト14およびナット16により締結
され、各隣接する印刷版の支持体と感光性樹脂面が直接
接触され、一体化されたものとして台10上に設置され
る。そして、雨の日の屋外の運搬にあたり、袋体4によ
り包まれる。
台10は可搬性、好ましくはキャスター18により床に沿
って移動できるものがよい。
他方、製版機へ1枚ごと取り出す場合において、印刷
版1,1…群の安定性のために、特に、第4図および第5
図のように、一方の傾斜端板12Aに重ね合わせ状態で立
てかけておくようにするのが好ましい。第4図および第
5図例においては、端板12Aが底板20上に傾斜して、か
つ補強材22により補強されて立設され、かつ端板2Aとほ
ぼ直行して底台板24がスペーサ26を介して底板20上に固
定されている。また、底板20には適宜数のキャスター28
が取付けられている。
この例においては、所要枚の印刷版1,1…群を端板12A
上にもたせかけた後、端板12Bが表面がわに位置する印
刷版1上に当てがい、次いで端板12A,12B間を、それら
の側縁に形成されたボルト通し切欠き12a,12a…を通る
長尺ボルト30,30…により締結して、印刷版1,1…群を固
定するものである。
さらに、これらをたとえば製版機近くまで移動させる
ために、前述のキャスター28とともに、手押し用取手32
が取付けられている。この取手32は、保管時において邪
魔になることがあるので、好ましくは、図面に示すよう
に、底板20などに固定した受筒34に対してピン36の抜き
差しにより着脱自在とするのがよい。着脱手段としてこ
の例に限定されない。
かかる例においては、印刷版1,1…群を重ね合わせ
て、端板12Aに立てかけ、端板12A,12B間をボルト30によ
り締結した後、取手32を持って所定位置まで移動する。
取り出しの際には、ボルト30を外し、端板12Bを取り除
いた後、表面がわから印刷版1を一枚ごと取り出せばよ
い。この場合、印刷版1は角度θをもって、好ましくは
θ=90度〜60度の傾斜角をもって端板12Aに対してもた
れかかっているので、取り出しがわに倒れることはな
く、安定している。したがって、取出しの際、感光性樹
脂面がこすれて傷付くことがないなどの利点がある。
なお、上記の運搬装置は、対象の印刷版のサイズに応
じたものを複数用意してもよいし、第5図のように、ボ
ルト挿通孔12bを端板12A,12Bの内側に形成し、小さいサ
イズの印刷版1Aに対して、上記運搬装置を共用してもよ
い。
このような態様によると、合紙抜きで台上に設置する
ので、合紙の挿し入れ、および印刷版の取出しの際にお
ける合紙の取除き作業が無くなり、作業性が向上する。
また、合紙抜きであっても、感光性印刷版群は実質的
に縦向きに台上に設置するため、それらの下端面は台に
自重により当っているので、面方向の左右および上方向
に印刷版がずれることが殆んどなく、傷つきが防止され
る。その結果、ある程度、緩く端板間に締め付けておい
ても、印刷版が移動しにくいため、傷つきがなく、しか
も緩く締め付けておくことは、印刷版間にゴミが入った
としても、それによる傷付き防止効果を高める。
さらに、印刷版群は実質的に縦向に台上に設置され、
かつ一枚の印刷版は、外形状は1m×1m程度で大きいもの
の厚さは2〜3mm程度で薄いため、たとえ1000枚を重ね
ても全厚は200〜300cmであり、設置スペースが小さくて
足りる。
しかも、印刷版群を縦向きの状態で製版機近くまで運
んだとき、製版員はそのまま一枚ごとに取り出して製版
機にかけることができ、運搬から製版機へかけるまでの
作業性が著しく向上する。
他方、上記例では、袋体4に袋とじ部材5を設けて、
その口部を閉じるようにしてあるが、第3図の変形例と
して示す第6図のように、台10に口部閉じ部材、たとえ
ばクランプ50を設けて、袋体4の口部をクランプするこ
とで閉じるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、簡便にかつ確実に雨避
けを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ態様を異にする本発明の具体
例の正面図、第4図はさらに他の例の斜視図、第5図は
視方向を異にする斜視図、第6図は第3図の変形例を示
す正面図、第7図は従来例の斜視図である。 1……感光性印刷版、4……袋体、5……袋とじ部材 50……クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に感光性樹脂を有する多数枚の感
    光性印刷版を一対の端板間に相互に密着させて重ねて介
    装するとともに、該端板同士を挟着することにより前記
    感光性印刷版を固定して、実質的に縦向の状態で設置
    し、 前記感光性印刷版群の露出面を不透液性袋体で包みかつ
    口部を閉じたことを特徴とする感光性印刷版の運搬装
    置。
JP1113344A 1989-05-02 1989-05-02 感光性印刷版の運搬装置 Expired - Fee Related JP2884349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1113344A JP2884349B2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 感光性印刷版の運搬装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1113344A JP2884349B2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 感光性印刷版の運搬装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02293744A JPH02293744A (ja) 1990-12-04
JP2884349B2 true JP2884349B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=14609868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1113344A Expired - Fee Related JP2884349B2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 感光性印刷版の運搬装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2884349B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69212030T2 (de) * 1991-03-08 1996-11-28 Fuji Photo Film Co Ltd Halter für Druckplatten, Verfahren und Vorrichtung zum Positionieren dieses Halters

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168740U (ja) * 1982-05-08 1983-11-10 コニカ株式会社 印刷原版の取扱い装置
JPS626035U (ja) * 1985-06-28 1987-01-14
DE3571232D1 (en) * 1985-11-04 1989-08-03 Agfa Gevaert Nv Light-tight film reel package
JPS62170931U (ja) * 1986-04-19 1987-10-29
JPS63109946U (ja) * 1987-01-10 1988-07-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02293744A (ja) 1990-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2060810C (en) Target mounting system
JP2884349B2 (ja) 感光性印刷版の運搬装置
JP2873463B2 (ja) 感光性印刷版の運搬装置
EP1258777A2 (en) Packaging structure for planographic printing plates and method of packaging the same
JP5250494B2 (ja) 印刷版用パッケージングアセンブリー
JP2899810B2 (ja) 感光性印刷版の保管・運搬装置
JPH02296648A (ja) 感光性印刷版の運搬装置
US3642359A (en) Transparency display apparatus
JPH0331003A (ja) 感光性印刷版の運搬装置
JPH0348239A (ja) 感光性印刷版の運搬装置
JP2913098B2 (ja) 感光性印刷版の梱包方法
JP2005112382A (ja) 平版印刷版の包装方法
JP2003081447A (ja) 平版印刷版積層束及び平版印刷版積載部材
JPH0331002A (ja) 感光性印刷版の運搬装置
EP1072958B1 (en) Method for mounting multiple printing elements onto a cylindrical element
US5959719A (en) Image registration process, an image control board and control board cover useful in the process
JPH0336546A (ja) 感光性印刷版の保管方法
JPH068068Y2 (ja) ガラスユニット用パレット
JP2002337967A (ja) 平版印刷版包装構造及び平版印刷版包装方法
ES2039911T3 (es) Procedimiento de apilar objetos cilindricos sobre un soporte plano y maquina para su puesta en practica.
JP2002234272A (ja) 平版印刷版用包装材及び平版印刷版包装構造
US2803166A (en) Borderless easel for photographic projection printing
ATA238790A (de) Transportfahrzeug mit einer einrichtung zum auf- und abladen sowie zum kippen eines vorzugsweise als transportsilo ausgebildeten wechselbehälters
JP4185227B2 (ja) 平版印刷版の包装構造
JP2001301817A (ja) 平版印刷版の梱包構造及び梱包方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees