JP2884295B2 - 液体圧送装置 - Google Patents

液体圧送装置

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JP2884295B2
JP2884295B2 JP7754593A JP7754593A JP2884295B2 JP 2884295 B2 JP2884295 B2 JP 2884295B2 JP 7754593 A JP7754593 A JP 7754593A JP 7754593 A JP7754593 A JP 7754593A JP 2884295 B2 JP2884295 B2 JP 2884295B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水や燃料等の液体を圧
送する液体圧送装置に関するものである。本発明の液体
圧送装置は、蒸気配管系で発生した復水を一旦集め、こ
の覆水をボイラや廃熱利用装置に送る装置として特に適
するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気配管系で凝縮して発生した復水は、
まだ相当の熱量を有していることが多い。そのため近年
ではエネルギーの有効活用のため、復水を回収し、この
復水をボイラや廃熱利用装置に送って廃熱を有効利用す
る復水回収システムが広く普及している。
【0003】ところで、初期の復水回収システムはスチ
ームトラップの排出口から直接配管によってボイラの給
水部等に接続されたものであり、復水の自圧によって復
水を搬送するものであった。ところが上記した初期の構
成は、復水が送られる部分、言い換えればスチームトラ
ップの2次側の圧力が高い場合や、復水が送られる部分
が蒸気の負荷から遠い位置にある場合は、十分な機能を
発揮できない問題があった。そこで昨今では、復水を一
旦密閉容器内に回収し、更にこの密閉容器内に蒸気等の
高圧の作動流体を導入し、この作動流体の圧力によって
密閉容器内の復水を強制的に排出する液体圧送装置を利
用して、復水の回収がなされることが多い。この種の液
体圧送装置には、例えば実開昭50−147228号に
開示された構成がある。
【0004】以下従来技術の液体圧送装置について説明
する。図7は従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視図
である。図において100は従来技術の液体圧送装置を
示す。液体圧送装置100は、密閉容器101内にフロ
ート120および、密閉容器101の弁をフロート12
0の昇降に応じて開閉する機構が内蔵されたものであ
る。
【0005】密閉容器101は、底近くに液体流入口1
02と、液体排出口103が設けられ、それぞれに逆止
弁105,106が取り付けられている。ここで逆止弁
105は密閉容器101内への液体の流入を許す向きに
取り付けられている。一方逆止弁106は、密閉容器1
01から外部への液体の排出を許す向きに取り付けられ
ている。
【0006】また密閉容器101の頂部には作動流体導
入口108と作動流体排出口109が設けられており、
それぞれ弁110と弁111が取り付けられている。こ
こで弁110,111はいずれも操作棒112,113
を上下移動することによって弁の開閉を行うものである
が、弁110は操作棒112を上げた時に開となり、弁
111は操作棒113を上げた時に閉となる。そして操
作棒112,113は連接板115によって並列に結合
されており、連接板115を上下することにより弁11
0,111は同時に開閉される。
【0007】116は固定部材であり、密閉容器101
の内面に一体的に固定されたものである。そしてこの固
定部材116にスナップ機構が設けられている。図8
は、図7のスナップ機構の部分拡大図である。従来技術
の液体圧送装置のスナップ機構は、2本のアーム11
8,119が、軸107によって固定部材116に揺動
可能に取り付けられている。そしてアーム118,11
9の各端部は引張コイルバネ117で結合されている。
また一方のアーム118はフロート120と長孔124
およびピン122を介して結合され、フロート120に
追従して上下に揺動する。また他方のアーム119は、
軸121を介して棒123と結合され、更に棒123は
連接板115と結合されている。
【0008】従来技術の液体圧送装置は、液体流入口1
02が逆止弁105を介して蒸気の負荷に接続され、液
体排出口103が逆止弁106を介して廃熱利用装置に
接続される。そして作動流体導入口108は蒸気源に接
続される。従来技術の液体圧送装置100で密閉容器1
01内に復水が無いときは、フロート120は密閉容器
101内の底部にある。そしてスナップ機構はアーム1
18,119が図8の実線で示すように、下向きの
「く」の字状をして停止している。蒸気の負荷内で復水
が発生すると、復水は逆止弁105から密閉容器101
内に流れ込んで溜まる。そして、復水の量が増加するの
に従って、フロート120が上昇し、これに連れてアー
ム118の一端が上昇する。そしてアーム118が矢印
Hで示すようなアーム119と直線状になる位置を越え
た時、引張コイルバネ117によってアーム119に図
面上方向に向かう分力が発生する。そのため、アーム1
19は、二点鎖線で示すように、上側に跳ね上がってス
ナップ移動する。そして、この時の跳ね上げ動作で、棒
123が上に向かって持ち上げられ、弁110,111
が切り替わる。すると弁110を通じて密閉容器101
内に蒸気が充満し、この蒸気圧に押されて復水が液体排
出口103から排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の液体圧送装
置は、弁110,111を動作させるアーム119をア
ーム118と引張コイルバネ117の作用によってスナ
ップ移動させ、弁110,111の確実な開閉を行うも
のである。しかしながら、従来技術の液体圧送装置で
は、圧縮コイルバネは単に伸縮するだけではなく、コイ
ルバネ単独で水平方向に向かっても移動するため、故障
が起こり易い問題点があった。具体的には従来技術の液
体圧送装置では、長い期間使用する内に圧縮コイルバネ
の端部、特にスナップ移動する側のアーム119側の端
部が折損する事故が多かった。この理由は次の通りであ
る。即ちフロート120が上昇するとフロート120側
のアーム118が上昇し、コイルバネが延ばされる。こ
の間、引張コイルバネ117とピン122間は相対的に
回転するが、フロート120の上昇は比較的緩やかに行
われるので、引張コイルバネ117とピン122間の回
転は円滑に行わる。従ってこの間の動作では引張コイル
バネ117に無理な力は掛からない。
【0010】ところが次にアーム118が上昇して図8
のHの状態を越えると、急激にアーム119はスナップ
移動を行う。この時引張コイルバネ117とピン122
間が前記した場合と同様に回転するが、この回転は前記
の場合に比べて極めて早い。
【0011】加えて引張コイルバネ117が矢印Hの状
態にある時、引張コイルバネ117は最大に引っ張られ
た状態にあり、そのため引張コイルバネ117とピン1
22の間の摩擦力は大きい。そのため、引張コイルバネ
117の両端、特にスナップ移動する側のアーム119
側の端部に大きな曲げ応力が発生する。そして、この種
の液体圧送装置はその性質上、ひっきりなしにアーム1
19がスナップ移動するものである。そのためスナップ
移動の度に引張コイルバネ117の端部に過度の応力が
かかり、疲労して微小クラックが進行し、遂には破断に
至る。
【0012】また、従来技術の液体圧送装置は、引張コ
イルバネ117が、アームとは全く独立して移動し、更
にその移動軌跡は、アーム118,119の揺動中心で
あるピン107を通る。そのため、引張コイルバネ11
7が移動する最中にコイルバネがピン107に引っ掛か
り、弁の開閉が行われなくなってしまうことがある。と
ころでこの種の液体圧送装置は、アーム119がスナッ
プ移動して弁の開放がなされ、蒸気が密閉容器内に充満
して始めて内部の復水が排出される。従って、前記した
ように引張コイルバネ117がピン107に引っ掛かっ
てしまうと、フロート120が降下することはなく、元
の状態に復帰することはない。従って、一旦引張コイル
バネ117がピン107に引っ掛かってしまうと、完全
に故障状態になってしまう。
【0013】この様な事態を防止するために、引張コイ
ルバネ117をなるべくピン107から離して取り付け
る工夫がなされている。しかし引張コイルバネ117
は、前記したようにアームと離れて単独で水平移動する
ため、コイルバネ117自身はどうしても大きく横方向
に振動してしまう。そしてその振動の際に引張コイルバ
ネ117が、ピン107に引っ掛かることがある。その
ため従来技術の構成によると、引張コイルバネ117
が、ピン107に引っ掛かる故障を完全に防止すること
は困難である。
【0014】さらに、従来技術の液体圧送装置は、故障
とまでは至らないまでも、弁の動作が不確実であり、改
良の余地を残すものである。即ち従来技術の液体圧送装
置では、引張コイルバネ117が上記した様に水平移動
によって横方向に振動するばかりではなく、長手方向に
も振動する。そのため、アーム119がスナップ移動を
完了した後も、引張コイルバネ117は一定の周期で微
小に伸縮を繰り返している。そのため、アーム119は
微小に揺動し、これと連動する弁110,111が動い
てしまう。
【0015】本発明の液体圧送装置は、従来技術の上記
した欠点に注目し、コイルバネの横方向や、軸方向の振
動を抑制し、故障が少なく、且つ動作が確実な液体圧送
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための本発明の特徴は、作動流体導入口と作動流
体排出口と液体流入口および液体排出口を有する密閉容
器内にフロートが配置され、フロートの昇降に応じて作
動流体導入口と作動流体排出口の少なくともいずれか一
方を開閉し、密閉容器内に溜まった液体を液体排出口か
ら外部へ圧送する液体圧送装置において、密閉容器内に
揺動可能に固定されフロートの昇降に応じて揺動する主
レバーと、主レバーに摺動自在に取り付けられたスライ
ダーと、密閉容器内に揺動可能に固定された第1レバー
と、第1レバーの揺動中心以外の部分と前記スライダー
との間に取り付けられ、両取り付け部が回転可能である
第2レバーと、主レバーに挿入されスライダーを主レバ
ーの揺動中心に向かって付勢するコイルバネを有し、フ
ロートの昇降に応じて第2レバーがスナップ移動し、該
第2レバーの移動によって作動流体導入口と作動流体排
出口の少なくともいずれか一方を開閉する液体圧送装置
にある。
【0017】
【作用】本発明の液体圧送装置は、密閉容器内に液体が
ないときは、従来技術と同様に、フロートが降下してお
り、主レバーは初期位置にある。この時、スライダー
は、主レバーに挿入されたコイルバネによって主レバー
の揺動中心に向かって付勢されているから、スライダー
に回転可能に取り付けられた第2レバーの取り付け部が
当該方向に向かって付勢されている。そしてこの第2レ
バーの付勢力によって第1レバーは密閉容器との支持点
を中心として、いずれか一方の方向に傾く様に付勢され
ている。多くの場合第2レバーは、何らかの部材に当接
してそれ以上揺動角度が拡大しない様に構成されてお
り、第2レバーが当該部材を押圧することによって密閉
容器、主レバー、スライダー、コイルバネ、第1レバ
ー、第2レバーが安定した状態を保っている。そして第
1レバーの作用によって作動流体導入口が閉塞されてい
る。
【0018】そして、密閉容器内に液体が流入すると、
その液体によってフロートが上昇する。そして主レバー
は初期位置から離れて揺動する。ここで第1レバーは、
前記したようにそれ以上揺動角度が拡大しない様に構成
されているから、第2レバーのみが第1レバーとの結合
部を中心に揺動する。その結果スライダーが、コイルバ
ネの付勢力に抗して主レバーの揺動中心から離れる方向
に移動する。この時コイルバネは圧縮あるいは引張力を
受け、縮み或いは伸びる。
【0019】そして主レバーの揺動角度が一定になった
所で、第2レバーは、第1レバーと直線上に並ぶ。そし
て更に主レバーの揺動角度が大きくなると、第1レバー
に初期状態とは逆方向の揺動付勢力が発生し、コイルバ
ネの反発力によって第1レバーは、第2レバーと共にス
ナップ移動する。そして、作動流体導入口が開放され、
密閉容器内の圧力が上昇し、復水等の液体が液体排出口
から外部に排出される。
【0020】本発明の液体圧送装置のスナップ動作時の
コイルバネの挙動を見ると、主レバー自体がほぼ静止に
近い状態でスナップ移動が起こる訳であるから、主レバ
ーに挿入されているコイルバネは揺動方向にほとんど移
動しない。当然コイルバネには横方向の振動も発生しな
い。更に付言すれば、実際上は主レバーの遊び等によっ
て、主レバーは多少のスナップ移動的な挙動を示すこと
もあるが、コイルバネは主レバーに挿入されているた
め、コイルバネの内面が主レバーに当たり、コイルバネ
が横方向に振動することは全くない。そのため、本発明
の液体圧送装置では、コイルバネの端部に無理な曲げ応
力がかかることは無い。また、コイルバネがピンなどに
引っ掛かる心配は全くない。
【0021】またコイルバネは軸方向には大きく伸縮さ
れるが、コイルバネはスライダーに接続されており、ス
ライダーは主レバーを摺動するから、スライダーと主レ
バーとの摩擦によってコイルバネの縦振動のエネルギー
が消費される。従って本発明の液体圧送装置では、コイ
ルバネは軸方向にも振動が極めて小さい。そのため、作
動流体導入口や作動流体排出口に与える振動はすこぶる
小さい。
【0022】
【実施例】以下さらに本発明の具体的実施例について説
明する。図1は本発明の具体的実施例の液体圧送装置の
断面図である。図2は、図1のA−A断面拡大図であ
る。図3は、図1の液体圧送装置の主レバー周辺の詳細
断面図である。図4は密閉容器内に復水が無い場合の図
1の要部拡大図である。図5はスナップ移動が起こる直
前の図1の要部拡大図である。図6はスナップ移動が起
こった直後の図1の要部拡大図である。
【0023】図1において、1は本発明の具体的実施例
の液体圧送装置を示す。本実施例の液体圧送装置1は、
密閉容器2内にフロート3およびスナップ機構5が配置
されたものである。また本実施例では、以上の構成に加
えて、液体排出口を開閉する複座弁6も具備している。
【0024】順次説明すると、密閉容器2は、本実施例
では横置き型のものであり、本体部と蓋部9がフランジ
10で結合され、内部に液体溜空間11が形成されたも
のである。本実施例では密閉容器2の本体部8は単なる
容器であり、本実施例の特徴的な構成要素は、概ね密閉
容器2の蓋部9に設けられている。即ち蓋部9には、4
つの開口、具体的には作動流体導入口12,作動流体排
出口13,液体流入口15,液体排出口16が設けられ
ている。
【0025】作動流体導入口12と作動流体排出口13
は、密閉容器2を横置きにした状態で、上部に相当する
位置に2つ水平に並べて配置されている。そして、作動
流体導入口12内には、給気弁18が内蔵されている。
給気弁18は、軸19を密閉容器2内に向かって引くこ
とにより、弁体21が弁座23に当接し、作動流体導入
口12を塞ぐものである。
【0026】一方作動流体導排出口13内には、排気弁
25が配置されている。排気弁25は前記した給気弁1
8と全く逆の構成をもつものであり、軸26を作動流体
排出口13に向かって押すことにより、弁体27が弁座
29に当接して作動流体排出口13を塞ぐものである。
本実施例の液体圧送装置1では、給気弁18と排気弁2
5の軸19,26は、連接板17によって結合され、更
に連接板17には連接棒28が一定的に取り付けられて
いる。従って、連接棒28を押しまたは引くことによ
り、給気弁18と排気弁25はいずれか一方が開き、他
方が閉じる。
【0027】液体流入口15は、蓋部9の中央にある。
【0028】液体排出口16は密閉容器2を横置きにし
た状態で、下部に相当する位置に設けられている。そし
て液体排出口16の液体溜空間11側には、複座弁6が
設けられている。複座弁6は本体30と弁体31とが組
み合わされたものである。複座弁6の本体30は液体排
出口16に連結された密閉空間を有すると共に上下面に
開口を有するものである。また本体30の上下面の開口
のそれぞれの下面には、弁座が設けられている。
【0029】弁体31は2つの弁35,36が一定の間
隔を開けて弁軸38に直列に取り付けられたものであ
る。弁体31は本体30の上下面の開口に設けられた弁
座と当接するように配置されている。本実施例で採用す
る複座弁6は、弁体31の弁軸38をもち上げると、弁
35,36の双方がそれぞれ本体30上下面の開口に設
けられた弁座と当接してこれを塞ぎ、液体溜空間11と
外部を遮断する。一方弁体31の弁軸38を下げると、
弁35,36が弁座を離れ、液体排出口16と液体溜空
間11が連通し、液体排出口16を介して密閉容器2内
の底の部分と外部とが連通する。
【0030】そして、本実施例で肝心な点は、スナップ
機構5の構成にある。スナップ機構5は、密閉容器2の
蓋部9に一体的に取り付けられた取り付けブラケット4
0によって密閉容器2内に支持されている。本実施例で
採用するスナップ機構5の構成は、主レバー41,スラ
イダー43,第1レバー45、第2レバー46、引張コ
イルバネ47、フロートアーム49によってなる。
【0031】主レバー41は、軸部50にフォーク部5
1がねじ48で一体的に固定されたものである。軸部5
0の形状は、太さの異なる3つの部分からなり、先端か
らバネ止め部52,バネ挿入部53,スライド部54か
らなり、上記した順に後端に向かうほど細く形成されて
いる。そしてバネ止め部52は、後記する引張コイルバ
ネ47の端部を一体的に保持するために周方向に溝55
が設けられている。またバネ止め部52には軸線に垂直
方向に貫通孔56が設けられており、この貫通孔56に
はスリーブ57が装着されている。
【0032】バネ挿入部53はバネ止め部52よりも細
く作られた部分であり、この部分の太さは一定である。
スライド部54はバネ挿入部53よりも更に細く作られ
ており、そのためスライド部54とバネ挿入部53の間
には段差58がある。またスライド部54の後端にはフ
ォーク部51を取り付ける為のネジ加工がなされてい
る。フォーク部51は一端が開放された溝60を有する
部材である。
【0033】スライダー43は、外観が小径部61と大
径部62を有し、中心の軸方向に貫通孔63が設けられ
たものである。また小径部61には、前記した主レバー
41のバネ止め部52と同様に、引張コイルバネの端部
を一体的に保持するために周方向に溝65が設けられて
いる。大径部62の外周面には、軸方向と垂直にピン6
7が立設されている。
【0034】第1レバー45は、両端と中程に孔が設け
られた部材である。第2レバー46は、他のレバーに比
べて短いレバーであり、両端に貫通孔が設けられてい
る。第1レバー45の中程に設けられた孔から一端の孔
までの長さと、第2レバー46の両端の孔間の長さの合
計は、前記した主レバー41の貫通孔56から段差58
までの長さよりも長い。
【0035】フロートアーム49は、先端にフロート3
が取り付けられた部材であってその端部には揺動板69
が取り付けられている。また揺動板69には、摺動ガイ
ドピン70が立設されている。
【0036】次にスナップ機構5の各部材の関係を説明
する。スライダー43は、主レバー41のスライド部5
4に装着されている。スライダー43は主レバー41の
スライド部54を摺動自在であるが、断差58からバネ
挿入部53側には移動することができない。
【0037】引張コイルバネ47は、主レバー41のバ
ネ挿入部53に挿入され、その両端は、主レバー41の
バネ止め部52とスライダー43の小径部61に一体的
に固定されている。従って、スライダー43は、引張コ
イルバネ47によってバネ挿入部53側に付勢されてお
り、自然状態のときは、主レバー41の段差58の位置
に停止している
【0038】主レバー41は、蓋部9に一体的に取り付
けられた取り付けブラケット40の上端近くの位置に、
軸73で軸支されており、軸73からなる揺動中心を中
心として揺動可能である。第1レバー45は、中程の貫
通孔が、主レバー41の揺動中心となる軸73によって
揺動可能に支持されている。第1レバー45の一端の貫
通孔と、前記したスライダー43のピン67の間には、
第2レバー46が取り付けられている。第2レバー46
の両端の支持はいずれも回転可能である。
【0039】以上の構成をまとめると、主レバー41に
は引張コイルバネ47と共にスライダー43が摺動可能
に取り付けられ、スライダー43のピン67に第2レバ
ー46の一端が回転可能に取り付けられ、第2レバー4
6の他端は第1レバー45の一端とピン75を介して回
転可能に取り付けられ、最後に第1レバー45の中程
は、軸73によって主レバー41のバネ止め部52に回
転可能に結合されている。従って、主レバー41,スラ
イダー43,第1レバー45、第2レバー46および引
張り引張コイルバネ47によって一連のリンクが形成さ
れている。
【0040】またフロートアーム49の揺動板69は、
ピン76によって取り付けブラケット40の下端側に揺
動可能に固定されている。そして揺動板69に立設され
た摺動ガイドピン70は主レバー41のフォーク部51
に設けられた溝60と嵌合している。
【0041】その他、取り付けブラケット40には、下
端の位置、より具体的にはフロートアーム49が最降下
したときに揺動板69が当接する位置に、ストッパーピ
ン78が立設されている。また、ネジによって位置調節
可能な当接部80が、第1レバー45の蓋9側に設けら
れている。同じくネジによって位置決め可能な当接部8
1が、揺動板69の蓋9側に設けられている。
【0042】スナップ機構5と、蓋9に取り付けられた
その他の部材との関連は、スナップ機構5を形成する第
1レバー45の上端の孔が、ピン82を介して給気弁1
8と排気弁25を連動する連接棒28に結合されてい
る。またフロートアーム49の揺動板69には、ピン7
1を介して複座弁作動棒85が取り付けられ、さらに複
座弁作動棒85は、複座弁6の弁体31に結合されてい
る。
【0043】次に本実施例の液体圧送装置1の作用につ
いて、蒸気を用いた一連の動作手順を追うことによって
説明する。まず液体圧送装置1の外部配管は、従来技術
のそれと全く同一であり、作動流体導入口12が蒸気源
に接続され、作動流体排出口13は、蒸気循環配管に接
続される。また液体流入口15は、外部から液体溜空間
11に向かって開く逆止弁86を介して蒸気の負荷に接
続される。一方液体排出口16は、液体溜空間11から
外部に向かって開く逆止弁87を介して廃熱利用装置に
接続される。
【0044】本実施例の液体圧送装置1の液体溜空間1
1内に、復水が無い場合は、フロート3は、底に下がっ
ている。この時のスナップ機構5は、スライダー43が
引張コイルバネ47によって主レバー41の揺動中心と
なる軸73に向かって付勢されており、スライダー43
は主レバー41の段差58の位置で停止している。ここ
で、軸73から段差58までの長さは、軸73からピン
75までの長さとピン75からピン67までの長さの合
計よりも短いので、第1レバー45と第2レバー46は
必然的に折れ曲がった状態になる。
【0045】そして液体溜空間11内に、復水が無い場
合は、図4の様に摺動ガイドピン70は液体溜空間11
の中央側に寄っており、これと嵌合する主レバー41
は、鉛直方向より、液体溜空間11の中央側に傾いた状
態にある。これに対して第1レバー45は、下端側が軸
73を中心に蓋9側に傾いた状態にある。その結果、第
1レバー45の上端は、軸73よりも液体溜空間11の
中央側に寄った状態で停止している。即ち、第1レバー
45と第2レバー46は逆「く」の字状を呈している。
そして連接棒28は第1レバー45によって液体溜空間
11側に引かれており、作動流体導入口12が塞がれ、
作動流体排出口13が開かれている。
【0046】また複座弁6に目を移すと、フロートアー
ム49に結合された複座弁作動棒85によって弁体31
が引かれ、液体排出口16が閉じられている。従って、
液体溜空間11は、高圧蒸気の影響も、液体圧送装置1
の二次側の圧力の影響も全く受けず、負荷内の圧力と同
一になっている。そのため負荷内で復水が発生すると、
復水は液体流入口15から、液体圧送装置1に流れ込
み、液体溜空間11内に溜まる。
【0047】すると液体溜空間11内に溜まった復水に
よって、フロート3が浮上する。そしてフロートアーム
49がピン76を中心に図4の矢印B方向にゆっくりと
回転する。また、揺動ガイドピン70を介してフロート
アーム49と嵌合する主レバー41は、フロートアーム
49の揺動に連れて揺動中心となる軸73を中心として
矢印Cの様に揺動する。そして主レバー41によって、
第2レバー46、第1レバー45は同一方向の力を受け
る。しかしながら、第1レバー45の蓋9側には、当接
部80が設けられており、第1レバー45は当接部80
と当接して、矢印C方向には移動することができない。
そのため前記したフロート3の上昇過程では、第1レバ
ー45は移動せず、第2レバー46のみがピン75を中
心に回転する。
【0048】そして、第2レバー46の回転によって、
これと結合されるスライダー43が図4の矢印D方向、
即ちフォーク部51に向かって移動する。そのため、引
張コイルバネ47は引き延ばされ、引張コイルバネ47
に蓄えられるエネルギーは増加する。そしてさらにフロ
ート3が浮上すると、上記した各レバー等の移動が進行
し、遂には、図5の様に第1レバー45と第2レバー4
6が直線上に並ぶ。尚、本実施例においては、主レバー
41も第1レバー45及び第2レバー46と直線上に並
ぶ。
【0049】そして更に僅かだけフロート3が上昇する
と、第1レバー45と第2レバー46が僅かに「く」の
字状になる。その結果、スライダー43が、揺動中心に
向かって移動しようとする力、即ち図5の矢印E方向の
力によって、第1レバー45に矢印F方向の分力が発生
する。そして、この矢印E方向の分力によって、第1レ
バー45は、当接部80を離れる。この矢印F方向の分
力は、第1レバー45と第2レバー46の折れ曲がり角
度が変化するにつれて益々増大するので、結局第1レバ
ー45は、図6のように瞬間的にスナップ動作し、矢印
F方向に大きく揺動する。
【0050】ここで特記すべき作用は、移動するのはあ
くまでも第1レバー45と第2レバー46だけであり、
主レバー41は、図5と図6を比較しても理解できるよ
うに、全く揺動しない。従って、引張コイルバネは単に
縮むだけであり、スナップ動作の際には、移動は全くな
い。そのため、引張コイルバネの両端に無理な力が掛か
ったり、引張コイルバネが振動することによって、他の
部材に引っ掛かる懸念は全く無い。また引張コイルバネ
は、スナップ動作の際には急激に縮むが、引張コイルバ
ネは、スライダー43に結合しており、このスライダー
43は、主レバー41に挿入されており、摩擦力が発生
するから、引張コイルバネの軸方向の振動は急激に減少
する。
【0051】第1レバー45がスナップ移動する結果、
第1レバー45に連結された連接棒28が、押し込ま
れ、作動流体導入口12が開放されるとともに作動流体
排出口13が閉じられる。尚、本実施例では、排気弁2
5は弁体27が弁座29に当接して作動流体排出口13
を塞ぐものであるため、連接棒28がある一定量だけ押
し込まれると、排気弁25の弁体27が弁座29に当接
し、これ以上連接棒28が移動しない状態になる。従っ
て、連接棒28が限界まで移動することにより、これと
連動する第1レバー45の移動は止まる。
【0052】作動流体導入口12が開放されると、密閉
容器内2に蒸気が導入され、内部の圧力が上昇する。ま
た、この時フロートアーム49と連動する複座弁作動棒
85によって、複座弁6の弁体31が押し下げられてい
る。そのため復水水空間11に溜まった復水は、蒸気圧
に押されて液体排出口16から外部の廃熱利用装置へ排
出される。その結果、復水溜空間11内の水位が低下
し、フロート3が降下する。そして、スナップ機構5
は、先とは全く逆の経路をたどり、主レバー41がG方
向に揺動し、第1レバー45と第2レバー46が再び直
線上に並ぶ。そして、前記とは全く逆方向に第1レバー
45と第2レバー46がスナップ移動する。この場合で
も、急激にスナップ移動するのは、第1レバー45と第
2レバー46だけであり、主レバー41は停止したまま
である。そのため、この場合でも、移動するのはあくま
でも第1レバー45と第2レバー46だけであり、主レ
バー41は、全く揺動しない。従って、引張コイルバネ
の両端に無理な力が掛かったり、引張コイルバネが振動
することによって、他の部材に引っ掛かる懸念は全く無
い。また引張コイルバネの軸方向の振動は主レバー41
とスライダー43間の、摩擦力によって急激に減少す
る。
【0053】以上の実施例において、スライダー43を
押圧する引張コイルバネは、引張コイルバネを採用し、
この引張コイルバネを主レバー41の揺動中心とスライ
ダー43の間に設けた。しかしながら本発明は、スライ
ダー43を押圧する引張コイルバネとして圧縮引張コイ
ルバネを採用することも可能である。本実施例の引張コ
イルバネに代わって、圧縮コイルバネを採用する場合
は、圧縮コイルバネをスライダー43とフォーク部51
の間に設ける構成となる。
【0054】また本実施例の液体圧送装置1では、第1
レバー45の揺動中心を主レバー41と同一位置に配置
したが、両者が離れていても本発明の作用は発揮でき
る。
【0055】本実施例の液体圧送装置1では、密閉容器
2は横置き型のものを採用し、作動流体導入口及び作動
流体排出口は、いずれも密閉容器2の側面側に配置した
ものを例示した。しかしながら本発明の液体圧送装置で
は、密閉容器の形状にはなんらこだわるものではなく、
従来技術の所で例示したような縦置き型のものを採用す
ることも勿論可能である。縦置き型の密閉容器を採用す
る場合は、図7で示すように一般に容器の頂部に作動流
体導入口及び作動流体排出口が配置される。従って給気
弁および排気弁は、連接板を上下に移動する必要があ
る。このような連接板を上下に移動する必要がある装置
に本発明を応用する場合は、例えば第1レバーを上記実
施例のような直線状のものから「L」字状のものに変更
し、第1レバーが揺動することによって、その先端に上
下方向の移動成分を生じさせることによって容易に対応
することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明の液体圧送装置は、主レバー、ス
ライダー、コイルバネ、第1レバー、第2レバーによっ
て構成される一連のリンク機構で、スナップ動作をさせ
るものであるから、スナップ動作が起きる時に、主レバ
ーおよび、これに挿入されたコイルバネが移動しない。
そのため本発明の液体圧送装置は、コイルバネの両端に
無理な力がかかる事がなく、コイルバネの寿命が長くて
故障が少ない効果がある。また、本発明の液体圧送装置
は、スナップ動作時にコイルバネが移動せず、また当然
に横方向の振動もないから、コイルバネがピン等に引っ
掛かる故障は皆無である効果がある。
【0057】更に本発明の液体圧送装置は、コイルバネ
の軸方向の振動は、主レバーとスライダー間の摩擦によ
って消費され、コイルバネの縦振動が急激に減衰し、弁
の動作が確実であり、且つ弁の損傷を防止して長持ちさ
せる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例の液体圧送装置の断面図
である。
【図2】図1のA−A断面拡大図である。
【図3】図1の液体圧送装置の主レバー周辺の詳細断面
図である。
【図4】密閉容器内に復水が無い場合の図1の要部拡大
図である。
【図5】スナップ移動が起こる直前の図1の要部拡大図
である。
【図6】スナップ移動が起こった直後の図1の要部拡大
図である。
【図7】従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視図であ
る。
【図8】図7のスナップ機構部分の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 液体圧送装置 2 密閉容器 3 フロート 5 スナップ機構 6 複座弁 11 液体溜空間 12 作動流体導入口 13 作動流体排出口 18 給気弁 25 排気弁 41 主レバー 43 スライダー 45 第1レバー 46 第2レバー 47 引張コイルバネ 49 フロートアーム 73 軸 80 当接部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体導入口と作動流体排出口と液体
    流入口および液体排出口を有する密閉容器内にフロート
    が配置され、フロートの昇降に応じて作動流体導入口と
    作動流体排出口の少なくともいずれか一方を開閉し、密
    閉容器内に溜まった液体を液体排出口から外部へ圧送す
    る液体圧送装置において、密閉容器内に揺動可能に固定
    され、フロートの昇降に応じて揺動する主レバーと、主
    レバーに摺動自在に取り付けられたスライダーと、密閉
    容器内に揺動可能に固定された第1レバーと、第1レバ
    ーの揺動中心以外の部分と前記スライダーとの間に取り
    付けられ、両取り付け部が回転可能である第2レバー
    と、主レバーに挿入されスライダーを主レバーの揺動中
    心に向かって付勢するコイルバネを有し、フロートの昇
    降に応じて第1レバーと第2レバーがスナップ移動し、
    該スナップ移動によって作動流体導入口と作動流体排出
    口の少なくともいずれか一方を開閉することを特徴とす
    る液体圧送装置。
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