JP2883020B2 - フィニッシングスクリード - Google Patents

フィニッシングスクリード

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JP2883020B2
JP2883020B2 JP6796595A JP6796595A JP2883020B2 JP 2883020 B2 JP2883020 B2 JP 2883020B2 JP 6796595 A JP6796595 A JP 6796595A JP 6796595 A JP6796595 A JP 6796595A JP 2883020 B2 JP2883020 B2 JP 2883020B2
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真 工藤
登 下岡
孝一郎 森崎
克英 小坂
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Kawasaki Motors Ltd
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Nippon Hodo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート舗装仕上げ
装置に装備されるフィニッシングスクリードに関する。
さらに詳しくは、コンクリート等の高粘度流動体による
道路等の舗装時に舗装面を締固めるためのコンクリート
舗装仕上げ装置に装備される簡易な構成のフィニッシン
グスクリードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路、駐車場および空港のエプロ
ン等を、主にコンクリート舗装する場合、所定位置に流
し込まれた生コンクリート(以下、生コンという)を所
定範囲に切り均し、締固め、且つ表面仕上げを行うため
にコンクリート舗装仕上げ装置(以下、コンクリートフ
ィニッシャーという)が用いられている。
【0003】このようなコンクリートフィニッシャー
は、たとえば実開平5−27106号公報に開示されて
いる。
【0004】図7((a)は平面図であり、(b)は
(a)のD−D線断面図である)に示されるように、こ
のコンクリートフィニッシャー51は、コンクリートを
所定舗装範囲に切り均すための切り均しスクリード52
と、切り均されたコンクリートを装着された振動フレー
ム53によって締固めるための締固め機54と、締固め
られたコンクリート表面を水平または所定勾配を持った
平坦な状態に仕上げるためのフィニッシングスクリード
55とから構成されるのが一般的である。切り均しスク
リード52、締固め機54およびフィニッシングスクリ
ード55はいずれもコンクリートフィニッシャー51の
進行方向を横切る方向に延設されている。
【0005】また、フィニッシングスクリード55はそ
の長手方向(コンクリートフィニッシャー51の進行方
向を横切る方向)に往復動することによって路面を擦
り、その平坦度を向上させるものである。なお、図中の
矢印E方向がコンクリートフィニッシャー51の前方
(進行方向)を示す。そして、通常コンクリートフィニ
ッシャー51はその両端に車輪56を備えており、予め
敷設されているレール57上を移動しながら舗装面を仕
上げる。
【0006】フィニッシングスクリード55は、図7
(a)に示されるように前後二列に配備されている。後
方のロングスクリード55aはコンクリートフィニッシ
ャー51の全幅にわたる長さを有し、前方のショートス
クリード55bはコンクリートフィニッシャー51の中
央から片側にのびる約半分の長さのものである。このよ
うに、二本のスクリードを装備したのは、下記のごとく
路面を両勾配に仕上げるためである。
【0007】図7(b)には、フィニッシングスクリー
ド55が両勾配の路面に仕上げるように、両スクリード
55a、55bが互いに反対方向に傾斜された状態が示
されている。つまり、仕上げ面の中央部を高くして両端
を低く傾斜させる態勢である。
【0008】また、路面を水平に仕上げるときには、図
示されていないが、両スクリード55a、55bを水平
にするが、ショートスクリード55bは上方に上げた状
態でロングスクリード55aのみ使用することが多い。
そして、路面を片勾配に仕上げるときには、図示されて
いないが、両スクリード55a、55bを同一方向に傾
斜させてもよいが、この場合もショートスクリード55
bを上方に上げて、ロングスクリード55aのみ使用す
ることが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンクリー
トフィニッシャー51では、前後に二本のフィニッシン
グスクリード55を配備しているため、きわめて大型の
装置となり、通常のトレーラー輸送に際して分割しなけ
ればならず、その分割作業および施工現地での組立作業
というやっかいな作業を必要とする。しかも、大型のト
レーラーや複数台のトレーラーを必要とする。
【0010】また、施工時には作業員がロングスクリー
ド55aの前方に入り込み、フィニッシングスクリード
55の作動の補助作業として、手作業によるコンクリー
トの均し作業を行う必要の生じる場合があるが、このよ
うな場合にはショートスクリード55bが邪魔になる。
【0011】さらに、両勾配の路面に仕上げる場合には
未硬化のコンクリートが両スクリード55a、55bを
避けるように(図7aに矢印Fで示す)、相対的にコン
クリートフィニッシャー51の後方に逃げるという現象
も生じる。
【0012】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、分割型ではあるが前後方向に対して
は一本となり、分割されたスクリード同士の対向部に未
硬化コンクリートの後方への相対移動を防止する段部を
備えることにより、路面の仕上げ精度が向上されうるフ
ィニッシングスクリードを提供することを目的としてお
り、さらに、これを備えることによってコンクリートフ
ィニッシャーを小型化し、搬送を容易にし、しかもフィ
ニッシングスクリードの前方に作業員にとって十分なス
ペースも確保しうるコンクリートフィニッシャーを提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のフィニッシング
スクリードは、コンクリートフィニッシャーにおいて、
その締固め機で締固められたコンクリート表面を水平に
または傾斜させて仕上げるために、前記コンクリートフ
ィニッシャーの施工進行方向にほぼ直角方向に延設され
た、該直角方向に往復動されうるフィニッシングスクリ
ードであって、その中間部分から両方向に二個のスクリ
ードに分割されており、該一対のスクリードの対向端部
それぞれに、互いの対向端部が緩く係合し合うことによ
り水平前後方向に一直線の貫通間隙を生じさせない段部
が形成されてなることを特徴としている。
【0014】このフィニッシングスクリードにおいて、
コンクリートフィニッシャーの中央部に、前記一対のス
クリードの対向端部を一体に上下動せしめる昇降装置を
配設し、該昇降装置がスクリードの対向端部を任意の高
さ位置に停止せしめうるように構成するのが、前後一列
で且つ分割型のスクリードを容易に両勾配仕上げ用の体
勢になしうる点で好ましい。
【0015】前記一対のスクリードの対向端部近傍に、
両スクリードを同期してその長手方向に往復駆動するた
めの一機の駆動装置を配設するのが、前後一列で且つ分
割型のスクリードを容易に路面仕上げ作動させうる点で
好ましい。
【0016】前記駆動装置を、一機のモータと、該モー
タによって回動される無限軌道と、該無限軌道によって
回転駆動される一対のクランク部材と、各クランク部材
と前記各スクリードとをそれぞれ連結するための一対の
連結棒とから構成するのが、両スクリードの作動の同期
を容易にしうる点で好ましい。
【0017】前記昇降装置の他に、一対のスクリードの
対向端部近傍と、各スクリードの他方の端部それぞれと
に、各スクリードの両端部を同期してほぼ同一寸法を上
下動させるのが、施工作業の開始および終了時および回
送時ならびに障害物を回避するとき、これらを容易にな
しうる点で好ましい。
【0018】
【作用】本発明のフィニッシングスクリードによれば、
二分割された左右のスクリードの対向し合う端部それぞ
れに互いに係合し合う段部を備えているため、施工時に
前進するコンクリートフィニッシャーに対して未硬化コ
ンクリートが後方へ移動することが防止される。したが
って、路面の仕上げ精度が向上される。さらに、左右分
割型ではあるが前後方向に対しては一本の構成となって
いるため、フィニッシングスクリードを往復動させる駆
動装置や上下動させる昇降装置等の各種機器の点数も減
少するので、製造コストが低減する。
【0019】また、本発明のフィニッシングスクリード
を備えたコンクリートフィニッシャーによれば、コンク
リートフィニッシャーの前後方向の寸法が従来のものよ
りはるかに小さくなる。したがって、小型化されて搬送
が容易となり、しかもフィニッシングスクリードの前方
には作業員にとって十分なスペースも確保される。
【0020】
【実施例】つぎに、添付の図面を参照しつつ本発明のフ
ィニッシングスクリードの実施例およびこれを備えたコ
ンクリートフィニッシャーを説明する。
【0021】図1(a)は本発明の一実施例に係るフィ
ニッシングスクリードを備えたコンクリートフィニッシ
ャーの一例を示す平面図であり、図1(b)は同側面
図、図2(a)は本発明のフィニッシングスクリードの
一実施例を示す平面図であり、図2(b)は同正面図、
図3(a)は図2のフィニッシングスクリードの中央駆
動部を示す平面図、図3(b)は同正面図、図4は図3
(b)のB−B線断面図、図5は図2(b)のフィニッ
シングスクリードの左端部の拡大図、図6(a)は図2
における両スクリードの係合部を示す平面図であり、図
6(b)は同正面図である。
【0022】図1に示されるように、コンクリートフィ
ニッシャー1は、コンクリートを所定舗装範囲に切り均
すための切り均しスクリード2と、切り均されたコンク
リートを、装着された振動フレーム3によって締固める
ための締固め機4と、締固められたコンクリート表面を
水平または所定勾配を持った平坦な状態に仕上げるため
のフィニッシングスクリード5とから構成されるのが一
般的である。切り均しスクリード2、締固め機4および
フィニッシングスクリード5はいずれもコンクリートフ
ィニッシャー1の進行方向を横切る方向に延設されてい
る。そして、通常コンクリートフィニッシャー1はその
両端に車輪6を備えており、予め敷設されているレール
7上を移動しながら舗装面を仕上げる。
【0023】なお、図中矢印A方向がコンクリートフィ
ニッシャーでいう前方である。
【0024】図2にはフィニッシングスクリード5が示
されている。フィニッシングスクリード5は前記車輪6
が配設された一対のサイドフレーム8、両サイドフレー
ム8間に架け渡された補強フレーム9、左スクリード1
0aと右スクリード10b、中央駆動部11および両側
の端部駆動部12から構成されている。両スクリード1
0a、10b(以下、両スクリードを併せて適宜スクリ
ード10と呼ぶ)は、それぞれの両端部を各駆動部1
1、12によって補強フレーム9に吊り下げられた構成
である。図中、二点鎖線で示されたスクリードは、両勾
配仕上げのために、中央駆動部11が作動して中央部が
持ち上げられた状態を示している。
【0025】補強フレーム9の両側部分9aはスライド
部が形成され、且つ中央部分9b内にテレスコープ式に
挿入されるように構成されている。挿入駆動は油圧シリ
ンダ14によってサイドフレーム8を押し引きすること
によりなされる。そうすることによって、施工路面の幅
等に対応して補強フレーム9の長さを連続的に変化させ
る。
【0026】一方、スクリード10はその長さを連続的
に変化させるようにはされておらず、着脱可能な種々の
寸法の各スクリード要素16を除去したり追加したりし
て変化させる。
【0027】上記中央駆動部11は、後述の往復動駆動
装置18、中央昇降装置26および中央上下動駆動装置
31を備えており、両スクリード10a、10bそれぞ
れの対向端部を、仕上げ路面の勾配調節のために一体に
上下動させることができ、さらに、両スクリード10
a、10bを、それらの対向端部の高さを同一に保った
ままそれらの長手方向(いわば左右方向)に、互いに同
一方向に往復動させることもできる。上下動の最大距離
はとくに限定されないが、通常は150mm程度であ
り、また、左右の往復動のストロークもとくに限定され
ないが通常は100mm程度である。
【0028】中央駆動部11によるスクリードの上下動
は、仕上げ面の勾配を設定するために連続的に任意の高
さ位置で停止させうるとともに、施工作業開始時および
停止時および回送時ならびに障害物を回避するときに所
定高さだけ瞬時に上昇および下降させることもできる。
【0029】また、端部駆動部12も、施工作業開始時
等のために両スクリード10a、10bそれぞれの他端
部を同期して上下動させることができる。
【0030】図3には中央駆動部11の詳細が示されて
いる。図3(a)が平面図、図3(b)が正面図であ
る。
【0031】17は基板であり、基板17の上面には両
スクリード10a、10bをその長手方向に往復動せし
める往復動駆動装置18が配設されている。往復動駆動
装置18は以下の構成である。すなわち、両スクリード
10a、10b用のクランク部材19a、19bが設置
されている。これらクランク部材19a、19bと両ス
クリード10a、10bとがそれぞれ連結棒20a、2
0bによって連結されている。各連結棒20a、20b
は、その両端が回動自在に枢支されている。クランク部
材19a、19bはともに、基板17に設置された一台
の駆動装置21によって一対のチェーン22a、22b
を介して回転駆動される。かかる構成により、且つ連結
棒20a、20bのクランク部材19a、19bへの連
結位置を調節することにより、両スクリード10a、1
0bは同時に同一方向に往復動させられる。なお、本実
施例におけるクランク部材19a、19bは、ともに、
前記チェーン22a、22bと噛合するスプロケットホ
イールを備えている。そして、スプロケットホイールの
回転中心から偏心した部位に連結棒20a、20bの端
部が回転自在に枢支されている。それにより、スプロケ
ットホイールを回転させることにより、連結棒20a、
20bの一端が回転し、他端が往復運動する。その結
果、その他端に連結されたスクリード10が往復運動す
る。
【0032】一方、両スクリード10a、10bそれぞ
れの上面にはL字状の係合片23a、23bが固設され
ており、この係合片23a、23bそれぞれが、基板1
7の下面に配設された挟持部材24a、24bによって
摺動自在に挟持されている。
【0033】具体的には、係合片23a、23bは、そ
れぞれ挟持部材24a、24bに装備された挟持ローラ
25a、25b(図4も併せて参照)によって挟持され
ている。かかる構成によって両スクリード10a、10
bは互いの対向端部を同一高さに保持されたまま、左右
にスムーズに往復動させられうるのである。
【0034】26は、仕上げ路面の勾配を調節するため
に両スクリード10a、10bそれぞれの対向端部を一
体に上昇および下降させるための中央昇降装置である。
この中央昇降装置26は、その側面を示す図4も併せて
参照すれば明らかなように、前記補強フレーム9に設置
された駆動装置27から、駆動装置27によって回転さ
せられるネジ棒28が下方に延設され、ネジ棒28はそ
の下端部が連結部材29に固設されたナット部材30に
螺合している。また、連結部材29と前記基板17と
は、後述の中央上下動駆動装置31によって連結されて
いる。したがって、基板17はネジ棒28と連結部材2
9と中央上下動駆動装置31とを介して補強フレーム9
に吊り下げられている。したがって、駆動装置27によ
ってネジ棒28を回転させれば、連結部材29および中
央上下動駆動装置31を介して基板17が、さらには挟
持部材24a、24bを介してスクリードの対向端部が
昇降させられる。しかも、任意の位置で停止、固定させ
ることができる。このように、スクリード10の勾配を
微調整することができる。もちろん、ナット部材30を
駆動装置27に直接連結し且つネジ棒28の下端を連結
部材29に固定し、このナット部材30を回転させるこ
とによってネジ棒28を非回転で上下動させても上記と
同一の作用効果を奏することができる。
【0035】前記中央上下動駆動装置31は、施工作業
の開始時や終了時、または回送時ならびに障害物を回避
するときに、スクリード10全体をその傾斜のまま、短
時間に所定高さだけ持ち上げたり下ろしたりするための
ものである。したがって、通常は油圧ジャッキ等が用い
られる。中央上下動駆動装置の本体31aは連結部材2
9に固定され、そのロッド31bの下端に前記基板17
が固定されている。スクリード10の両端部には端部駆
動部12が配設されているが、この端部駆動部12は、
上述のごとく、施工作業の開始時等にスクリード10全
体を昇降させる必要があるため、上記中央上下動駆動装
置31と同期して作動することもできる、同様構成の端
部上下動駆動装置32を備えている(図5参照)。
【0036】図5に、左側スクリード10a用の端部上
下動駆動装置32を代表させてその詳細を示す。つま
り、補強フレーム9に固設された油圧ジャッキ本体33
aからそのロッド33bが下方に延び、その先端が挟持
部材34に固定されている。この挟持部材34は前記挟
持部材24a、24bと同一構成であって、挟持ローラ
(図示されていない)を有し、スクリード10aの端部
上面に固設された係止片35を摺動自在に挟持してい
る。したがって、スクリード10aはその長手方向の往
復動を許されながら上下に所定高さだけ短時間に昇降さ
せられる。
【0037】叙上の中央昇降装置26、中央上下動駆動
装置31、端部上下動駆動装置32の三者によって以下
の操作が可能となる。
【0038】すなわち、施工作業の開始時や終了時等に
は中央上下動駆動装置31と端部上下動駆動装置32と
を同期して作動させ、スクリード10を一体に短時間に
上下させる。また、路面を水平に仕上げる場合にも両装
置31、32を同期して作動させればよい。両勾配に仕
上げる場合には、中央昇降装置26のみを作動させて行
う。これらが施工作業の一例である。
【0039】図6には両スクリード10a、10bの対
向端部近傍が示されている。図6(a)が平面図で図6
(b)が正面図である。
【0040】図6(a)に示されるように、両スクリー
ド10a、10bの対向端部にはそれぞれ、長手方向に
みれば鉛直面内で互いに左右逆側に係合段部36a、3
6bが形成されており、それらが係合し合っている。係
合し合ったうえで、対向端部間には、約75mmの間隙
Sが形成されている。したがって、コンクリートフィニ
ッシャーの前後方向には間隙の貫通が防がれていること
となり、施工中に未硬化コンクリートがこの間隙S通っ
て、相対的に後方に逃げることはない。
【0041】なお、上記段部の形状は図6(a)に示さ
れるものに限定されることはなく、たとえば、互いに係
合し合う凸状と凹状にしてもよい。
【0042】また、切り欠いて示すC部は、前述の、ス
クリード要素の連結部であり、ボルト止めによって連結
されている。
【0043】
【発明の効果】本発明のフィニッシングスクリードによ
れば、施工時に前進するコンクリートフィニッシャーに
対して未硬化コンクリートが後方へ移動することが防止
される。したがって、路面の仕上げ精度が向上される。
さらに、駆動装置や昇降装置等の各種機器の点数も減少
するので製造コストが低減する。
【0044】また、本発明のフィニッシングスクリード
を備えたコンクリートフィニッシャーによれば、コンク
リートフィニッシャーの前後方向の寸法が従来のものよ
りはるかに小さくなる。したがって、小型化されて搬送
が容易となり、しかもフィニッシングスクリードの前方
には作業員にとって十分なスペースも確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係るフィニッ
シングスクリードを備えたコンクリートフィニッシャー
の一例を示す平面図であり、図1(b)は同側面図であ
る。
【図2】図2(a)は本発明のフィニッシングスクリー
ドの一実施例を示す平面図であり、図2(b)は同正面
図である。
【図3】図3(a)は図2のフィニッシングスクリード
の中央駆動部を示す平面図であり、図3(b)は同正面
図である。
【図4】図3(b)のB−B線断面図である。
【図5】図2(b)のフィニッシングスクリードの左端
部の拡大図である。
【図6】図6(a)は図2における両スクリードの係合
部を示す平面図であり、図6(b)は同正面図である。
【図7】図7(a)は従来のコンクリートフィニッシャ
ーの一例を示す平面図であり、図7(b)は図7(a)
のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1・・・コンクリートフィニッシャー 5・・・フィニッシングスクリード 8・・・サイドフレーム 9・・・補強フレーム 10a・・・スクリード 10b・・・スクリード 26・・・中央昇降装置 31・・・中央上下動駆動装置 32・・・端部上下動駆動装置 36a・・・係合段部 36b・・・係合段部
フロントページの続き (72)発明者 下岡 登 東京都中央区京橋1丁目19番11号 日本 鋪道株式会社内 (72)発明者 森崎 孝一郎 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重 工業株式会社 播州工場内 (72)発明者 小坂 克英 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重 工業株式会社 播州工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 19/48

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート舗装仕上げ装置において、
    その締固め機で締固められたコンクリート表面を水平に
    または傾斜させて仕上げるために、前記コンクリート舗
    装仕上げ装置の施工進行方向にほぼ直角方向に延設され
    た、該直角方向に往復動されうるフィニッシングスクリ
    ードであって、その中間部分から両方向に二個のスクリ
    ードに分割されており、該一対のスクリードの対向端部
    それぞれに、互いの対向端部が緩く係合し合うことによ
    り水平前後方向に一直線の貫通間隙を生じさせない段部
    が形成されてなるフィニッシングスクリード。
  2. 【請求項2】 コンクリート舗装仕上げ装置の中央部
    に、前記一対のスクリードの対向端部を一体に上下動せ
    しめる昇降装置を有しており、該昇降装置がスクリード
    の対向端部を任意の高さ位置に停止せしめうるように構
    成されてなる請求項1記載のフィニッシングスクリー
    ド。
  3. 【請求項3】 前記一対のスクリードの対向端部近傍
    に、両スクリードを同期してその長手方向に往復駆動す
    るための一機の駆動装置が配設されてなる請求項1記載
    のフィニッシングスクリード。
  4. 【請求項4】 前記駆動装置が、一機のモータと、該モ
    ータによって回動される無限軌道と、該無限軌道によっ
    て回転駆動される一対のクランク部材と、各クランク部
    材と前記各スクリードとをそれぞれ連結するための一対
    の連結棒とから構成されてなる請求項3記載のフィニッ
    シングスクリード。
  5. 【請求項5】 前記一対のスクリードの対向端部近傍
    と、各スクリードの他方の端部それぞれとに、各スクリ
    ードの両端部を同期してほぼ同一寸法を上下動させうる
    移動装置が配設されてなる請求項1記載のフィニッシン
    グスクリード。
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