JP2882461B2 - マイクロコンピュータおよびこれを用いたインサーキットエミュレータ - Google Patents

マイクロコンピュータおよびこれを用いたインサーキットエミュレータ

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JP2882461B2
JP2882461B2 JP7122105A JP12210595A JP2882461B2 JP 2882461 B2 JP2882461 B2 JP 2882461B2 JP 7122105 A JP7122105 A JP 7122105A JP 12210595 A JP12210595 A JP 12210595A JP 2882461 B2 JP2882461 B2 JP 2882461B2
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emulation memory
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和哉 松川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
に関し、特に、デバッグ用機能を有するマイクロコンピ
ュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のマイクロコンピュータ
は、ターゲットシステムをデバッグするためのインサー
キットエミュレータに組み込まれて使用される。一般的
なインサーキットエミュレータは、ユーザーメモリの代
行をなすエミュレーションメモリを備えている。
【0003】例えば、特開昭64−4841号公報に示
されるように、従来のインサーキットエミュレータは、
マイクロコンピュータと、エミュレーションメモリと、
マイクロコンピュータの外部バスサイクルがエミュレー
ションメモリに対するアクセスか否かを判定するエミュ
レーションメモリアクセス検出器と、エミュレーション
メモリアクセス検出器がエミュレーションメモリに対す
るアクセスと判定したときにインサーキットエミュレー
タで必要とするウエイト数を発生するウエイト発生器と
を有している。
【0004】このインサーキットエミュレータにおい
て、マイクロコンピュータが外部バスサイクルを起動す
ると、エミュレーションメモリアクセス検出器にてエミ
ュレーションメモリに対するアクセスか、あるいはユー
ザー資源に対するアクセスかを判定する。エミュレーシ
ョンメモリに対するアクセスの時には、ウエイト発生器
でインサーキットエミュレータで必要とするウエイト数
を発生する。
【0005】次に、図4〜図7を参照して、従来の一般
的なインサーキットエミュレータのエミュレーションメ
モリ制御の具体構成例を説明する。
【0006】図4は、従来のデバッグ用機能を有するマ
イクロコンピュータに含まれる外部バス制御手段のブロ
ック図である。図5は、従来のマイクロコンピュータを
使用し、エミュレーションメモリ機能を実現したインサ
ーキットエミュレータと、デバッグ対象となるターゲッ
トシステムとを接続したときの構成図である。図6は、
図5に示したインサーキットエミュレータに含まれ、エ
ミュレーションメモリ制御を行うマッピング回路の詳細
なブロック図である。図7は、マイクロコンピュータの
エミュレーションメモリ制御の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【0007】図4を参照すると、従来のマイクロコンピ
ュータ36に含まれる外部バス制御手段361におい
て、ADDR−LAT6は、マイクロコンピュータ36
内部のアドレス信号であるCADDR信号11をマイク
ロコンピュータ36内部の他の機能手段からの外部バス
サイクル起動要求信号であるCYCLE−REQ信号9
をトリガとし保持するものである。
【0008】バスコントローラ35には、マイクロコン
ピュータ36内部の他の機能手段から要求されたバスサ
イクルがリードアクセスであるかライトアクセスである
かを示すCYCLE−RW信号8と、CYCLE−RE
Q信号9とADDR−LAT6から出力されるLADD
R信号13が入力される。そして、CYCLE−REQ
信号9が入力されると、CYCLE−RW信号8がライ
トバスサイクルを示すときにはマイクロコンピュータ3
6内部のデータ信号であるCDAT信号12とを基に外
部バスサイクルのアドレス信号であるA信号19と、外
部バスサイクルが起動されたことを示すBCYST信号
20と、外部データバス信号であるD信号24が有効で
あることを示すDSTB信号21と、外部バスサイクル
がリードアクセスであるかライトアクセスであるかを示
すR/W信号22と、外部バスサイクルがライトバスサ
イクルであるときにはライトデータを示すD信号24を
出力する一方、外部バスサイクルがリードバスサイクル
であるときには外部よりD信号24を入力し、また、外
部回路より通知される外部バスサイクル延長要求信号で
あるWAIT信号23が解除されると、マイクロコンピ
ュータ36内部の他の機能手段に対し外部バスサイクル
が終了したことを示すCYCLE−END信号10を出
力し、DSTB信号21を解除するものである。
【0009】図6を参照すると、後述する図5のインサ
ーキットエミュレータ70中に含まれるマッピング回路
37において、MAP−REG41は、インサーキット
エミュレータ内部のエミュレーションメモリ領域の範囲
を示すものである。CMP42は、MAP−REG41
の出力信号であるMRDAT信号45とA信号19とを
比較し一致信号であるMHIT信号46を出力するもの
である。メモリ制御回路43は、A信号19と、BCY
ST信号20と、DSTB信号21と、R/W信号22
と、MHIT信号46と、動作の基準となるCLK信号
31とを入力し、エミュレーションメモリをアクセスす
るためのエミュレーションメモリアドレス信号MMA信
号47と、エミュレーションメモリリードを示すMRD
信号48と、エミュレーションメモリライトを示すMW
R信号49とを出力するものである。マスク制御回路4
4は、BCYST信号20と、DSTB信号21とを入
力し、図5に示すターゲットシステム34に対しBCY
ST信号20と同じ意味あいを持つMBCYST信号5
0と、ターゲットシステム34に対しDSTB信号21
と同じ意味あいを持つMDSTB信号51とを出力す
る。マスク制御回路44はさらに、ターゲットシステム
34からのバスサイクル延長要求信号であるTWAIT
信号52と、MHIT信号46を入力し、MHIT信号
46がアクティブであればインサーキットエミュレータ
内部のエミュレーションメモリのアクセスタイムに合致
したWAIT信号23を出力する一方、MHIT信号4
6がインアクティブであればTWAIT信号52をその
ままWAIT信号23として出力するものである。
【0010】図5を参照すると、従来のこのシステム
は、従来のマイクロコンピュータ36、マッピング回路
37(図6)、およびエミュレーションメモリ39を含
むインサーキットエミュレータ70と、デバッグ対象と
なるターゲットシステム34と、BUF38とを有して
いる。
【0011】インサーキットエミュレータ70におい
て、マイクロコンピュータ36は、図4に示す外部バス
制御手段361を持つ従来のマイクロコンピュータであ
り、A信号19と、BCYST信号20と、DSTB信
号21とを出力する一方、動作の基準となるCLK信号
31と、WAIT信号23とを入力する。さらに、D信
号24を入出力するものである。エミュレーションメモ
リ39は、ターゲットシステム34のメモリを代行する
ものであり、アクセスをするためには一定のアクセス時
間が必要となるものである。マッピング回路37は、図
6に示す構成をしており、マイクロコンピュータ36か
らのA信号19と、BCYST信号20と、DSTB信
号21と、R/W信号22と、CLK信号31とを入力
し、エミュレーションメモリ39をアクセスするための
MMA信号47と、MRD信号48と、MWR信号49
とを生成するものであり、マイクロコンピュータ36の
アクセスがエミュレーションメモリ39へのアクセスを
検出するとエミュレーションメモリ39用のWAIT信
号23を出力し、マイクロコンピュータ36のアクセス
がエミュレーションメモリ39へのアクセスでないこと
を検出するとTWAIT信号52をWAIT信号23へ
直接伝えるものである。
【0012】同じく図5において、ターゲットシステム
34は、インサーキットエミュレータのデバッグ対象と
なるシステムである。BUF38は、駆動許可信号であ
るMDSTB信号51がアクティブになるとターゲット
システム34のデータバスであるTDAT信号40とD
信号24とを接続するものである。
【0013】次に、図4〜図6に図7を併せ参照して、
マイクロコンピュータ36の動作について説明する。
尚、図7中、マイクロコンピュータ36において外部バ
スが起動されていない1クロック間をTiサイクルと
し、外部バスサイクルが起動されたときの1クロック間
をT1サイクルとし、T1サイクルの次の1クロック間
から外部バスサイクルが終了するまでの各1クロック間
をT2サイクルとする。
【0014】いま、マイクロコンピュータ36において
Tiサイクル時に外部バスへのライトアクセス要求が発
生すると、まずマイクロコンピュータ36内の他の機能
手段からCYCLE−REQ信号9が1クロック間だけ
出力される。
【0015】このとき同時に、ライトデータの出力がC
ADT信号12上に開始され、CYCLE−RW信号8
がライトであることを示す“L”を出力する。
【0016】ADDR−LAT6は、CYCLE−RE
Q信号9の立ち下がりでCADDR信号11を保持しL
ADDR信号13をバスコントローラ35へ出力する。
【0017】バスコントローラ35は、CYCLE−R
EQ信号9を受けると、T1サイクルへ遷移し、CYC
LE−REQ信号9を1クロック遅らせ生成したBCY
ST信号20と、CYCLE−RW信号8を1クロック
遅らせ生成したR/W信号22と、LADDR信号13
より生成したA信号19と、CDAT信号12を1クロ
ック遅らせ生成したD信号24とを外部に出力する。
【0018】マッピング回路37のCMP42は、A信
号19と予め設定してあるMAP−REG41から出力
されるMRDAT信号45とを比較して比較時間を経過
した後に安定したMHIT信号46をメモリ制御回路4
3とマスク制御回路44に出力する。
【0019】マスク制御回路44は、BCYST信号2
0が出力され、T1サイクルに遷移したことが通知され
るとMBCYST信号50を出力しないようにマスクす
る。
【0020】メモリ制御回路43は、BCYST信号2
0が出力され、T1サイクルに遷移したことが通知され
るとエミュレーションメモリ39アクセスのためのMM
A信号47を出力する。
【0021】次のクロックで、バスコントローラ35
は、T2サイクルに遷移し、CYCLE−REQ信号9
より生成したDSTB信号21を出力する。
【0022】マスク制御回路44は、T1サイクルの次
のクロックはT2サイクルであることを認識しているの
で、出力の安定したMHIT信号46がマイクロコンピ
ュータ36のバスサイクルがエミュレーションメモリ3
9にヒットしていればMBCYST信号50のマスクを
続け、MDSTB信号51のマスクを開始し、WAIT
信号23をインアクティブにする。マスク制御回路44
はまた、MHIT信号46がエミュレーションメモリ3
9にヒットしていることを示していなければBCYST
信号20を1クロック遅らせて生成した信号をMBCY
ST信号50として出力する。このとき、マイクロコン
ピュータ36は、T2サイクルであるがターゲットシス
テム34にはT1サイクルと見えるのでTWAIT信号
52は無効とし、WAIT信号23をアクティブにしマ
イクロコンピュータ36がウエイト状態となるように制
御する。
【0023】メモリ制御回路43は、MHIT信号46
がアクティブであると、DSTB信号21とR/W信号
22によりエミュレーションメモリ39に対するMRD
信号48またはMWR信号49の出力を開始する。
【0024】マイクロコンピュータ36は、マスク制御
回路44によりウエイト状態となるように制御されてい
るので、次のクロックでもT2サイクルを継続する。
【0025】マスク制御回路44は、エミュレーション
メモリ39ヒット時は、エミュレーションメモリ39に
必要なウエイト数が確保できたのでこのT2サイクルで
BCYST信号20より生成したMWAIT信号53を
WAIT信号23として出力し、マイクロコンピュータ
36にバスサイクル終了要求を出力する。マスク制御回
路44はまた、エミュレーションメモリ39ミスヒット
時はこのT2サイクルからTWAIT信号52マスクを
解除しWAIT信号23としてマイクロコンピュータ3
6に伝える。
【0026】マイクロコンピュータ36は、T2サイク
ル時のクロック立ち下がり時点で取り込んだWAIT信
号23が外部バスサイクル終了要求を示していれば、外
部バス制御手段361内のバスコントローラ35によっ
てマイクロコンピュータ36内部の他の機能手段にCY
CLE−END信号10を出力し、DSTB信号21を
インアクティブとする。このとき、マイクロコンピュー
タ36内部の他の機能手段は、他の外部バスサイクルの
要求があれば半クロック後にCYCLE−REQ信号9
等をアクティブとし上述の処理を繰り返す。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】図4〜図7に示した例
をも含め、従来のマイクロコンピュータを使用したイン
サーキットエミュレータは、マイクロコンピュータの出
力するバスサイクル関連信号を基にマイクロコンピュー
タのバスサイクルがエミュレーションメモリへのヒット
したか否かの判定をする必要がある。このために、判定
のための時間が必要となり、エミュレーションメモリミ
スヒット時のターゲットシステムへのマイクロコンピュ
ータのバス制御信号出力をリアルタイムで行うことがで
きないという問題がある。
【0028】また、エミュレーションメモリミスヒット
時はT1サイクルの次のT2サイクルがターゲットシス
テムにとって見かけ上のT1サイクルとなるので、バス
サイクル終結を示すウエイト信号等をこの期間マイクロ
コンピュータに伝えないようにするための回路が必要に
なる。このため、ウエイト信号等の信号の遅延が悪くな
り、インサーキットエミュレータとしての入力規格値が
悪くなるという問題がある。
【0029】本発明の課題は、自らが含まれるインサー
キットエミュレータがリアルタイムでエミュレーション
できるようにするマイクロコンピュータを提供すること
である。
【0030】本発明の課題は、ウエイト信号等のバスサ
イクル信号の遅延の問題がなく、入力規格値が良好なイ
ンサーキットエミュレータを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、外部記
憶装置をアクセスするアクセス要求信号およびアドレス
信号を出力する第1の制御手段と、前記アクセス要求信
号が入力され、前記外部記憶装置をアクセスする第1の
バス制御信号を出力する第2の制御手段と、エミュレー
ションメモリのアドレス領域を記憶する記憶手段と、前
記記憶手段の内容と前記アドレス信号とを比較する第3
の制御手段と、前記アクセス要求信号が入力され、前記
エミュレーションメモリをアクセスする第2のバス制御
信号を出力する第4の制御手段とを有し、前記第3の制
御手段の比較結果出力に応じて前記第2および第4の制
御手段を切り換えて動作させることを特徴とするマイク
ロコンピュータが得られる。
【0032】本発明によればまた、前記第2の制御手段
は、前記外部記憶装置からのウエイト信号が入力され、
ウエイト制御するものであり、前記第4の制御手段は、
前記エミュレーションメモリからのウエイト信号が入力
され、ウエイト制御するものである前記マイクロコンピ
ュータが得られる。
【0033】本発明によればさらに、前記マイクロコン
ピュータと、前記エミュレーションメモリとを有し、前
記外部記憶装置に対してデバッグを行うインサーキット
エミュレータが得られる。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例によ
るマイクロコンピュータを説明する。
【0035】図1は、本発明のマイクロコンピュータの
外部バス制御手段の実施例を示すブロック図である。図
2は、本発明のマイクロコンピュータを使用したインサ
ーキットエミュレータを外部記憶装置としてのターゲッ
トシステムに対して接続したときのシステム構成図であ
る。図3は、本発明のマイクロコンピュータの動作の概
要を示すタイミングチャートである。尚、図1〜図3に
おいて、従来例と同一または同様の構成部、信号、なら
びに状態には、図4〜図7におけるものと同符号を付し
ている。
【0036】図1を参照すると、本実施例によるマイク
ロコンピュータに含まれる外部バス制御手段321にお
けるADDR−LAT6は、従来例で説明したものと同
じものであり、接続される信号も同じ動作をするもので
ある。また、図示はしないが、後述するCYCLE−R
EQ信号9およびCADDR信号11を出力する第1の
制御手段も、外部バス制御手段321と同様に、本マイ
クロコンピュータにおける複数の内部機能手段のひとつ
であって、外部バス制御手段321と同様にアドレス信
号線により他の手段と接続されている。
【0037】また、図2を参照すると、本実施例による
マイクロコンピュータ32を含むインサーキットエミュ
レータ60と接続されるターゲットシステム34も、従
来例で説明したものと同じものであり、接続される信号
も同じ動作をするものである。
【0038】さて、図1を参照すると、本実施例による
マイクロコンピュータに含まれる外部バス制御手段32
1において、MAP−REG1は、エミュレーションメ
モリ領域を設定する記憶手段としてのレジスタであり、
その内容(設定された値)をRDAT信号25としてC
MP2に出力する。
【0039】CMP2は、RDAT信号25とCADD
R信号11を常時比較して比較結果をHIT信号26と
してバスコントローラ選択手段3に出力するものであ
る。
【0040】バスコントローラ選択手段3は、HIT信
号26を受けてエミュレーションメモリ用バスコントロ
ーラ4を選択するEBSEL信号27とバスコントロー
ラ5を選択するNBSEL信号28とを出力するもので
ある。CMP2とバスコントローラ選択手段3とによ
り、第3の制御手段が構成される。
【0041】第4の制御手段としてのエミュレーション
メモリ用バスコントローラ4は、CYCLE−REQ信
号9と、CYCLE−RW信号8と、EBSEL信号2
7と、LADDR信号13と、エミュレーションメモリ
33のアクセスのバスサイクルを延長させるためのEM
WAIT信号15とを入力する一方、第2のバス制御信
号(エミュレーションメモリ33アクセスのためのアド
レス信号EMA信号14、エミュレーションメモリ33
アクセスのためのリード制御信号であるEMRD信号1
6、および、エミュレーションメモリ33アクセスのた
めのライト制御信号であるEMWR信号17)を出力
し、さらに、エミュレーションメモリ33アクセスのた
めのデータバス信号であるED信号18(これも第2の
バス制御信号の1つ)を入出力するものである。
【0042】第2の制御手段としてのバスコントローラ
5は、従来例のバスコントローラ35の機能、即ち、第
1の制御手段が出力するCYCLE−REQ信号9を入
力すると所定の時間を経過した後にターゲットシステム
34をアクセスするための第1のバス制御信号(A信号
19、BCYST信号20、DSTB信号21、R/W
信号22、WAIT信号23、およびD信号24)を出
力する機能に加えて、バスコントローラ5をアクティブ
にするためのNBSEL信号28を入力する機能をも持
つものである。
【0043】図2を参照すると、マイクロコンピュータ
32は、図1の外部バス制御手段321を持つものであ
る。
【0044】エミュレーションメモリ33は、従来例の
エミュレーションメモリ39の機能に加え、エミュレー
ションメモリアクセスウエイト数を要求するEMWAI
T信号15を出力する機能を持つものである。
【0045】次に、本実施例による動作について、図1
および2に図3を併せ参照して説明する。
【0046】いま、Tiサイクル時にマイクロコンピュ
ータ32内部にて外部バスアクセス要求が発生すると、
マイクロコンピュータ32内部の他の機能手段はCYC
LE−REQ信号9とCYCLE−RW信号8をアクテ
ィブにし、同時にCADDR信号11にアクセスアドレ
スを出力する。
【0047】外部バス制御手段321中のCMP2は、
CADDR信号11が確定すると、RDAT信号25と
の比較を行い、比較結果が一致したときにはHIT信号
26をアクティブにしバスコントローラ選択手段3に伝
える。
【0048】バスコントローラ選択手段3は、HIT信
号26がアクティブであればEBSEL信号27を生成
しエミュレーションメモリ用バスコントローラ4に伝え
る一方、HIT信号26がインアクティブであればNB
SEL信号28を生成しバスコントローラ5へ伝える。
【0049】次に、T1サイクルになると、エミュレー
ションメモリ用バスコントローラ4は、LADDR信号
13をもとにEMA信号14を生成し出力し、要求され
たバスサイクルがライトサイクルであればCDAT信号
12をもとにED信号18を出力する。
【0050】また、バスコントローラ5は、LADDR
信号13をもとにA信号19を生成して出力し、NBS
EL信号28がアクティブであればBCYST信号20
とR/W信号22とを生成して出力する一方、NBSE
L信号28がインアクティブであればR/W信号22を
リードを示す値にする。
【0051】尚、ターゲットシステム34は、BCYS
T信号20が入力されると、必要とするウエイト数を確
保した後にWAIT信号23をインアクティブにする。
【0052】次に、T2サイクルになると、エミュレー
ションメモリ用バスコントローラ4は、EBSEL信号
27がアクティブであればEMRD信号16またはEM
WR信号17を出力する一方、EBSEL信号27がイ
ンアクティブであればなにもしない。
【0053】尚、エミュレーションメモリ用バスコント
ローラ4は、EBSEL信号27がアクティブであれば
T2サイクルのクロックの立ち下がりでEMWAIT信
号15をサンプリングする一方、インアクティブであれ
ば外部バスサイクルの終わりを示すEC−END信号2
9をORゲート7を通してCYCLE−END信号10
として出力すると共に、本T2サイクルの次のクロック
の立ち上がりでEMRD信号16またはEMWR信号1
7をインアクティブにする。
【0054】バスコントローラ5は、NBSEL信号2
8がアクティブであればDSTB信号21をアクティブ
にし出力する一方、NBSEL信号28がインアクティ
ブであればなにもしない。尚、バスコントローラ5は、
NBSEL信号28がアクティブであればこのT2サイ
クルのクロックの立ち下がりでWAIT信号23をサン
プリングする一方、インアクティブであれば外部バスサ
イクルの終わりを示すNB−END信号30をORゲー
ト7を通してCYCLE−END信号10として出力す
ると共に、本T2サイクルの次のクロックの立ち上がり
でDSTB信号21をインアクティブにして出力する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるマイ
クロコンピュータは、外部バス制御手段が、エミュレー
ションメモリの割り付け領域を設定する記憶手段と、記
憶手段の内容とアドレス信号線上の値とを常時比較して
その比較結果に基づく信号を出力する第3の制御手段
と、比較結果に基づく信号およびアクセス要求信号を入
力してエミュレーションメモリをアクセスするための第
2のバス制御信号を出力する第4の制御手段とを有して
いるため、外部バスサイクルが発行される1クロック前
にエミュレーションメモリへのヒットかミスヒットかを
判断できるので、エミュレーションメモリにミスヒット
していた場合でもターゲットシステムへのマイクロコン
ピュータのバス制御信号出力が1クロック間も遅れるこ
とがなく、本マイクロコンピュータを使用したインサー
キットエミュレータはリアルタイムでエミュレーション
できるという効果がある。
【0056】また、マイクロコンピュータのウエイト信
号等のバスサイクル制御信号は、インサーキットエミュ
レータ内部でマスク回路等を備える必要がないので、イ
ンサーキットエミュレータとしての入出力規格値が劣化
することがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロコンピュータの外部バス制御
手段の実施例のブロック図である。
【図2】本発明のマイクロコンピュータを使用したイン
サーキットエミュレータおよびインサーキットエミュレ
ータをターゲットシステムに接続したときの構成図であ
る。
【図3】本発明のマイクロコンピュータの動作の概要を
示すタイミングチャート。
【図4】従来のマイクロコンピュータの外部バス制御手
段のブロック図である。
【図5】従来のマイクロコンピュータを使用したインサ
ーキットエミュレータおよびインサーキットエミュレー
タをターゲットシステムに接続したときの構成図であ
る。
【図6】従来のマイクロコンピュータを使用したインサ
ーキットエミュレータのマッピング回路の詳細なブロッ
ク図である。
【図7】従来のマイクロコンピュータの動作の概要を示
すタイミングチャート。
【符号の説明】
1 MAP−REG 2 CMP 3 バスコントローラ選択手段 4 エミュレーションメモリ用バスコントローラ 5 バスコントローラ 6 ADDR−LAT 7 ORゲート 8 CYCLE−RW信号 9 CYCLE−REQ信号 10 CYCLE−END信号 11 CADDR信号 12 CDAT信号 13 LADDR信号 14 EMA信号 15 EMWAIT信号 16 EMRD信号 17 EMWR信号 18 ED信号 19 A信号 20 BCYST信号 21 DSTB信号 22 R/W信号 23 WAIT信号 24 D信号 25 RDAT信号 26 HIT信号 27 EBSEL信号 28 NBSEL信号 29 EC−END信号 30 NB−END信号 31 CLK信号 32、36 マイクロコンピュータ 33、39 エミュレーションメモリ 34 ターゲットシステム 35 バスコントローラ 37 マッピング回路 38 BUF 40 TDAT信号 41 MAP−REG 42 CMP 43 メモリ制御回路 44 マスク制御回路 45 MRDAT信号 46 MHIT信号 47 MMA信号 48 MRD信号 49 MWR信号 50 MBCYST信号 51 MDSTB信号 52 TWAIT信号 53 MWAIT信号 60、70 インサーキットエミュレータ 321、361 外部バス制御手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部記憶装置をアクセスするアクセス要
    求信号およびアドレス信号を出力する第1の制御手段
    と、前記アクセス要求信号が入力され、前記外部記憶装
    置をアクセスする第1のバス制御信号を出力する第2の
    制御手段と、エミュレーションメモリのアドレス領域を
    記憶する記憶手段と、前記記憶手段の内容と前記アドレ
    ス信号とを比較する第3の制御手段と、前記アクセス要
    求信号が入力され、前記エミュレーションメモリをアク
    セスする第2のバス制御信号を出力する第4の制御手段
    とを有し、前記第3の制御手段の比較結果出力に応じて
    前記第2および第4の制御手段を切り換えて動作させる
    ことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記第2の制御手段は、前記外部記憶装
    置からのウエイト信号が入力され、ウエイト制御するも
    のであり、前記第4の制御手段は、前記エミュレーショ
    ンメモリからのウエイト信号が入力され、ウエイト制御
    するものである請求項1に記載のマイクロコンピュー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のマイクロコン
    ピュータと、前記エミュレーションメモリとを有し、前
    記外部記憶装置に対してデバッグを行うインサーキット
    エミュレータ。
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