JP2881973B2 - 情報検索装置 - Google Patents

情報検索装置

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JP2881973B2
JP2881973B2 JP2154901A JP15490190A JP2881973B2 JP 2881973 B2 JP2881973 B2 JP 2881973B2 JP 2154901 A JP2154901 A JP 2154901A JP 15490190 A JP15490190 A JP 15490190A JP 2881973 B2 JP2881973 B2 JP 2881973B2
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清信 小島
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術(第7図) D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1.第1の実施例の構成と作用 (第1図,第2図) G2.第2の実施例の構成と作用 (第3図,第4図,第5図,第6図) H.発明の効果 A.産業上の利用分野 本発明は、文書などの大量の情報の検索を容易にする
情報検索装置に関するものである。
B.発明の概要 本発明は、閲覧文書等の情報を検索し表示する情報検
索装置において、 情報のアクセス要素に識別子を付加して用紙に表示
し、この識別子を読み取るとともに用紙までの距離を測
定し、識別子に対応する情報を上記距離に応じて変化さ
せてディスプレイ手段に表示するようにし、その用紙の
複数に情報のアクセス要素を割り付けて大量の情報のア
クセスを可能にすることにより、 大量の情報を容易に検索できるようにしたものであ
る。
C.従来の技術 人間は、情報やものを整理したり、あるいは情報やも
のを探し出すとき、空間の位置情報を最大限に利用す
る。ところが、この方法のみで管理できるものは、自分
で管理している情報であって、範囲をせいぜい机の上や
引き出し、身のまわりが限度であり、大量の情報管理に
は不向きである。そのため、図書館の蔵書やデパートの
商品の配置などでは分類を設定し、位置と結びつけてこ
れを補っている。
ところで、近年、コンピュータによる文書管理が普及
しつつある。ところが、コンピュータに情報を入力する
システムでは、一般的に、ほとんど位置情報を扱うこと
ができず、分類やキーワードだけが前提となっているた
め、大量の情報を検索する場合など検索の用途によって
は紙のファイリングに比べて大きく効率が低下する場合
がある。例えば、コンピュータのアクセスでは、ウィン
ドウ表示によって次々と呼び出した情報を前の表示に重
ねて表示できるが、その数が多くなると希望の表示へ戻
ることが困難になる。
このようなコンピュータによる文書管理の欠点を補う
ために同発明者が先に提案したものに、第9図に示すマ
グニファイア100を備えた情報検索装置がある(アメリ
カ合衆国、出願番号373402、1989年6月30日出願)。こ
のマグニファイア100は、フラットディスプレイ101と内
部に例えば加速度センサなどを用いた三次元空間位置,
方位センサを有し、ハンディで携帯性を備えている。こ
の従来例は、電子化された情報を身のまわりのものと同
様に検索できるようにする技術である。この従来例で
は、実体を実際の空間に持たず、図示省略のコンピュー
タの内部の仮想空間に持ち、マグニファイア100自体の
三次元空間位置と方位に対応して、その仮想空間の部分
をシュミレートして表示する。即ち、マグニファイア10
0を机の方向に向けると、実際に机には何もないが、フ
ラットディスプレイ101には本が何冊もあるように表示
され、その本に向って近づくとその本のタイトル等が見
え、さらに近づくとその本の内容が見られるという具合
である。
このような文書管理によれば、現実の環境と仮想的な
環境とが感覚的にダイレクトに結び付けることができ、
いつでも、マグニファイア100の位置や方向を変えて好
きな文書を検索することができ、かつ容易に所望の文書
に戻ることができるようになる。
D.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の技術における情報検索装置
では、実体を現実の空間に持たず、コンピュータの内部
に持つので、文書の大きさや厚さにこだわらず、身のま
わりの仮想的な空間に非常に多くの情報を配置できる
が、多過ぎると個人の認識力の限界を超えてしまう問題
点がある。例えば、仮想空間に1mm間隔で文書をベタに
割り付けたとしたら、目的のものを探すには神経衰弱の
ゲームのように一苦労であるし、ちょっとマグニファイ
ア100をずらしただけで別の文書が表示されてしまうた
め、操作が困難である。また、マグニファイア100は、
例えば管理する文書が電話帳であれば、実際に存在して
いる電話機の近辺に位置づけるなどの運用上の工夫が生
かせる特徴があるが、引っ越しや配置替えで電話機を動
かすと、全てを実現空間との対応づけで設定し直す必要
が生じるなどの問題点がある。
また、大量の公共の情報を管理する場合を考えると、
自分が配置しないものは、やはり分類などの機構のある
のが望ましい。このためには、 (イ)小さな仮想空間に大量の情報を位置づけることが
でき、かつアクセスが楽に行えること。
(ロ)文書の異なる仮想的な位置づけだけでなく実際の
アクセスの目印との対応づけがあること。が必要であ
る。しかし、上記したように、従来の情報検索装置で
は、そのいずれについても問題点があり、大量の情報管
理に適用するのは困難であった。
本発明は、上記問題点を解決するために創案されたも
ので、大量の情報をアクセスが容易でかつ実際のアクセ
ス要素に位置づけることができ、しかもアクセスの操作
が簡単である情報検索装置を提供することを目的とす
る。
E.課題を解決するための手段 上記の目的を達成するための本発明の情報検索装置の
構成は、 情報のアクセス要素に付加された識別子を読み取る手
段と、該識別子を読み取る手段から上記識別子までの距
離を測定する手段と、上記識別子に対応する情報を上記
距離に応じて変化させて表示する手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
F.作用 本発明は、情報のアクセス要素に識別子を付加して用
紙に表示し、この識別子と管理すべき情報とを対応づけ
ることにより、識別子を読み取り、かつ用紙までの距離
も同時に測定して、識別子に対応する情報をその距離に
応じて例えば表示範囲や表示ページ等を変化させて表示
を行う。これにより、情報が大量であれば、用紙の枚数
を増やして割り付けることにより、実質的に小さな仮想
空間に大量の情報の割り付けを可能にするとともに、認
識限度を超えた高密度な情報の空間への位置付けを不要
にする。また、距離に応じた表示を行うことで、アクセ
ス要素と情報の対応付けを可能にし、アクセスの操作を
容易にする。さらに、識別子の読み取りによりアクセス
を行うことで、現実空間と仮想空間の対応づけを不要に
する。
G.実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
G1.第1の実施例の構成と作用 第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック構成図
である。1は情報のアクセス要素を識別子を付加して表
示した複数枚の表示用紙であってバインダで綴じたも
の、2は携帯性を有するマグニファイア、3は装置全体
を統括的に制御し各構成部材が所定の機能を実現できる
ようにするコンピュータ、4は文書保存用の記憶装置、
5は情報のアクセス要素をイメージ情報として入力する
ためのイメージスキャナ、6は上記情報のアクセス要素
に識別子を付加して用紙に印刷を行い上記表示用紙1を
作成するプリンタである。
第2図(a),(b),(c)は1枚の表示用紙1の
印刷例を示す図である。(a)の例は、文書等の各ペー
ジの縮小イメージ1aをアクセス要素としてその一覧を用
紙1に表示したものであり、各ページの縮小イメージ1a
の枠の両側に文書等の各ページに対応する識別子として
バーコード1bを付加したものである。(b)の例は、文
書等の分類項目1cをアクセス要素としてそのツリー図を
用紙1に表示したものであり、例えば分類項目1cの細分
類項目毎にその文書等に対応する識別子としてバーコー
ド1dを付加したものである。(c)の例は、文書等を目
次1eをアクセス要素として用紙1に表示したものであ
り、各目次毎に識別子としてバーコード1fを付加したも
のである。
以下、第1図に戻って説明する。マグニファイア2
は、前面側(利用者に対向する側)にフラットディスプ
レイ2aが配置され、後面側(表示用紙1に対向する側)
に、バーコードで示された識別子を読み取る手段として
例えばレーザ光などによる識別子読み取りセンサー2b
と、表示用紙1面までの距離(あるいはバーコードまで
の距離)を測定する手段として例えば超音波などによる
距離センサー2cが一体として内蔵される。ここで、読み
取られたバーコードと測定された紙面までの距離情報を
含むマグニファイア2ととの相対位置情報は、コンピュ
ータ3へ送出される。
コンピュータ3は、予めそれに接続されているプリン
タ6によって、ディスク等の記憶装置4に格納された文
書データと対応づけて、バーコードを付加した縮小イメ
ージ等のアクセス要素を用紙に印刷して出力する。縮小
イメージ等のアクセス要素は、コンピュータ3に接続さ
れたイメージスキャナ5より入力されたイメージ情報か
ら作成したり、あるいは、コンピュータ3の操作により
記憶装置4の文書データ等から作成される。次にコンピ
ュータ3は通常の使用時において、マグニファイア2か
ら表示用紙1の紙面との距離情報やマグニファイア2と
バーコードの相対位置情報が入力されると、バーコード
で示された識別子に対応する文書情報を記憶装置4より
取り出し、上記相対位置情報や用紙との距離情報に従っ
て、ズーミング手法により拡大,縮少したり、スクロー
ルしたりして、あたかも虫めがねで覗いているよう作り
出し、マグニファイア2のフラットディスプレイ2aへ表
示出力を行う。さらに、用紙1の紙面との距離の変化に
より次のページを表示したり、関連する文書を表示した
り、動画を表示したりするなど単なる虫めがねを超えた
様々な情報を提供する。
以上のように構成した第1の実施例の作用について説
明する。
本実施例において管理する情報が大量になれば、表示
用紙1の枚数を増やし識別子(バーコード)に対応させ
てアクセス要素を表示することができる。即ち、1枚の
表示用紙1の表示密度を高めることなく、実質的に表示
用紙1の大きさの小さい仮想空間に大量の情報の割り付
けが可能になる。従って、1枚の表示用紙1の表示密度
は変化のないことから、個人の識別限度を超えた高密度
な情報の割り付けは不要になる。さらに、まず、分類さ
れた表示用紙1を検索し、次に、マグニファイア2を用
いて選択された表示用紙1のアクセス要素をアクセスす
れば良く、複数の関連する文書への移動および所望の文
書への戻りが表示用紙1を検索して行えるので、大変容
易になる。また、文書のアクセスは、バーコードの読み
取りと用紙1の紙面までの距離情報や相対位置情報で行
われるので、コンピュータ3内の仮想空間と現実空間と
の対応付けは不要になり、現実空間の変更があっても仮
想空間を変更する必要がない。
G2.第2の実施例の構成と作用 第3図は本発明の第2の実施例を示すブロック構成図
である。本実施例は、第1図の実施例におけるマグニフ
ァイア2の識別子読み取りセンサ2bおよび距離センサ2c
に代えてビデオカメラ2dを内蔵したものである。本実施
例の構成において、1はバーコードを付加したアクセス
要素を表示しバインダで綴じた表示用紙、2は携帯性を
有するマグニファイア、3は入力情報に基づいて装置全
体を統括的に制御し各構成部材が所定の機能を実現でき
るようにする演算処理装置、4は文書保存用の記憶装
置、5は情報のアクセス要素をイメージ情報として入力
するためのイメージスキャナ、6は上記情報のアクセス
要素(ページ縮小イメージ等)に識別子(バーコード
等)を付加して用紙に印刷し上記表示用紙1を作成する
プリンタ、7はコード識別装置、8は表示装置、8aは表
示切り替えスイッチである。
マグニファイア2は、フラットディスプレイ2aを有
し、CCD等を使用するビデオカメラ2dを内蔵し、操作用
ボタン2eを備えて成る。フラットディスプレイ2aはマグ
ニファイア2の前面側(利用者に対向する側)に配置さ
れ、ビデオカメラ2dはその後面側(表示用紙1に対向す
る側)を撮影方向として配置される。ビデオカメラ2dの
映像出力は、コード識別装置7の入力と表示切替えスイ
ッチ8aの一方の入力へ接続される。コード識別装置7
は、画像メモリを有し、一般的に知られた画像処理の手
法でバーコードを識別し識別子データとするとともに、
バーコードの相対位置データ(例えば中心の位置座標)
や用紙1までの距離を算出するためのバーコード幅デー
タを作成し、それらのデータを演算処理装置3へ送出す
る。
演算処理装置3は、通常の使用時において、入力され
たコード幅データから用紙1との距離を演算する。その
演算された距離が所定値以下であれば、識別子データに
対応する文書イメージ情報を記憶装置4より取り出し、
用紙1までの距離およびバーコードの相対位置データに
従って、改頁したり、ズーミングしたりあるいはスクロ
ールしたりする表示データを表示装置8へ送出する。表
示装置8は、演算処理装置3の表示データからフラット
ディスプレイ2aの表示出力を作成し、その表示出力を表
示切り替えスイッチ8aの他方の入力へ接続する。表示切
り替えスイッチ8aは、演算処理装置3の表示切り替え指
示により、紙面1との距離が上記所定値以下のときに表
示装置8側に切り替えられ、大きい場合にはビデオカメ
ラ2dの表示出力側に切り替えられてビデオカメラ2dの画
像がフラットディスプレイ2aに表示される。なお、本実
施例においても、第1の実施例と同様に、管理する文書
はイメージ情報としてスキャナ6から入力され、その文
書イメージから表示用紙1に印刷されるページ縮小イメ
ージが作成される。
以上のように構成した第2の実施例の動作および作用
を述べる。
まず、本実施例において管理するイメージ情報の入力
動作を説明する。第4図は、その動作手順を示すフロー
図である。始めに演算処理装置3に対し、イメージ情報
の入力をコンソール等から指示する。演算処理装置3
は、識別子のリスト番号numを0とし、イメージスキャ
ナ5を動作させる。これにより、イメージスキャナ5に
予めセットされた文書のイメージ情報が入力される。続
いて、演算処理装置3は、リスト番号0に対応する一意
な識別子を付加し、記憶装置4のディスク等に上記のイ
メージ情報と識別子を対応させて格納し、発行した識別
子を識別子リストに追加する。以上を1回の動作とし、
識別子のリスト番号numをnum+1に更新して、終了の指
示があるまで複数の文書の入力を行う。
次に、第2図(a)に示すような表示用紙1の作成の
動作手順を説明する。第5図はその動作手順を示すフロ
ー図である。始めにコンソール等から、演算処理装置3
に対して縮小イメージ一覧の作成指示を行う。演算処理
装置3は、j,iに1をセットしてディスク等に格納され
た識別子リストからj番目(0番目にも格納されている
場合は上記においてjに0をセットする)の識別子を取
り出し、さらにその識別子に対応する文書の表紙イメー
ジ等を取り出して、その表紙イメージ等を縮小し、演算
処理装置3内に備えたフレームメモリ中のページ内のi
番目の位置にはり付ける(記憶させる)。また、上記の
識別子をバーコード化して縮小イメージの左右あるいは
上下またはその両方にはり付ける。縮小イメージの左右
だけでなく上下にもバーコードを付けた場合には、表示
用紙1に近づいてズーミングを行うときなどに、識別子
データやバーコード幅データの欠落を防止し、情報の欠
落を防止することができる。ページ内のi番目の位置と
識別子とは、対応づけされてディスク等の記憶装置4へ
格納され、番号iはi+1に、番号jはj+1に更新さ
れる。以上でのj番目の識別子の取り出しからここまで
の一連の手順は、更新されたiが表示用紙1の1ページ
に入りきる縮小イメージの最大数mになるまで、もしく
は番号jが識別子リストの範囲のリスト番号numになる
まで繰り返され、iがmを超えたとき、もしくはjがnu
mを超えたとき、終了して上記フレームメモリ中の1ペ
ージを印刷する。jがまだ識別子リストの範囲のリスト
番号num以下であれば、iに1を再セットして同様な次
ページを作成し印刷する。
次に、マグニファイア2を用いて文書の閲覧を行う動
作手順を説明する。第6図はその動作手順を示すフロー
図であり、第7図はマグニファイア2と表示用紙1の識
別子(バーコード)の読み取りを説明するための関係図
である。この動作の開始が指示されると、始めに演算処
理装置3は、表示切り替えスイッチ8aを制御して、フラ
ットディスプレイ2aの表示入力をビデオカメラ2d側にセ
ットし、ディスプレイ2aに表示すべき文書の識別子(以
下表示識別子と記す)の記憶レジスタおよび以前の表示
用紙1までの距離Z(OLDZ)の記憶レジスタを空(NUL
L)にする。次いで、コード識別装置7からビデオカメ
ラ2dで読み取った現在の識別子データとバーコード幅デ
ータと相対位置データとを取り込み、バーコード幅デー
タから紙面までの距離Zを算出する。この距離Zが予め
設定されたスレッシュホルド値dより小さくなるまで、
ディスプレイ2aの表示入力をビデオカメラ2d側のままと
し、dより小さくなったとき表示切り替えスイッチ8aを
制御して、ディスプレイ2aの入力を表示装置8側にセッ
トする。新たに取り込んだ識別子データが以前の表示識
別子と異なるときは、新たな識別子データを表示識別子
とし、その識別子に対応する文書のイメージデータを記
憶装置4から取り出し、表示ページ番号を1にセットす
るとともに、紙面までの距離の記憶値OLDZに新たに取り
込んだ距離Zをセットし、次の動作に移る。新たな識別
子データと以前の表示識別子が同じときは、直ぐに次の
動作に移る。
次の動作は、表示動作であり、マグニファイア2に設
けた操作用ボタン2eが押されているか否かで異なる。ま
ず、押されていないときは、相対位置X,Yおよび距離Z
に応じて表示ページ番号に対応するイメージを展開する
などしてフレームメモリにはり付け、フラットディスプ
レイ2aに表示する。次に、操作用ボタン2eが押されてい
るときは、新たに算出した紙面までの距離Zが以前の距
離OLDZより大きいか否かを比較する。大きい(OLDZ>
Z)の場合であれば、表示ページ番号をデクリメント
(−1)し、結果が0以下(0または負)でなければ、
相対位置に応じて表示ページ番号に対応するイメージを
フレームメモリにはり付け、フラットディスプレイ2aに
表示を行う。上記において、結果が0以下であれば、表
示ページ番号を1にセットして上記表示を行う。また、
OLDZ>Zでないときは、表示ページ番号をインクリメン
ト(+1)し、結果が総ページ数以下であれば、相対位
置に応じて表示ページ番号に対応するイメージをフレー
ムメモリにはり付けフラットディスプレイ2aに表示を行
う。上記において、表示ページ番号が総ページ数を超え
ているときは、表示ページ番号を総ページ数にセットし
て同様に表示を行う。
第8図(a),(b)は、上記動作による第2の実施
例の作用説明図である。本実施例も、第1の実施例と同
様に実際の表示用紙1を用いて仮想的な用紙と結び付
け、大量情報に対する位置情報を用いた検索を可能にす
る。ここで、第1の実施例について考察してみると、マ
グニファイア2は表示用紙1の項目に近接すれば、その
項目に関連した情報を次から次へ虫めがねを覗くように
表示することができるが、それ以前に、ある程度目標項
目を絞り込むまでは、虫めがねというよりスルーなガラ
ス板として機能させ、うまくアプローチするための援助
をするのが好適である。例えば、縮小画面一覧を使って
目標の文書を絞り込んで拡大表示し、さらに接近して文
書中のページをめくるような場合、ある程度表示用紙1
のバインダから離れている時はバインダの見開きページ
にバインダの形,または場合によっては机9や電話機10
が映らないと、完全な虫めがね(ガラス板)のシミュレ
ートにはならない。もともと、コンピュータ3が内部に
保持している仮想的なイメージを取り出すのが、最終の
目的なので、必ずしも完全なシミュレートをする必要は
ないが、目標に接近するまでは、現実味が高い方が仮想
空間の世界をわかりやすくするという目的を達成でき
る。
しかし、第1の実施例でこれを実現しようとすると、
全てコンピュータ3でシミュレートしなければならず、 (1)スムーズなシミュレーションを行うには、非常に
大きなパフォーマンスが必要である。
(2)机9や電話機10など直接情報の詳細を必要としな
いデータも、単にシミュレートのために入力しなければ
ならないし、それらが動かされていたり、電話機10の送
受話器がはずれていたりしても、その現実には対応でき
ない。
などの欠点が予想される。
そこで、第2の実施例では、マグニファイア2にビデ
オカメラ2dを設け、マグニファイア2の向いている方向
の画像を送る役割と同時に、画像処理による識別子の識
別の役割の両方を受け持たせ、表示用紙1中の目標の縮
小シメージに接近するまでは、ビデオカメラの画像をマ
グニファイア2のディスプレイ2aに例えば第8図(b)
のように表示させ、ある程度目標に接近した後、表示装
置8側の表示、即ち演算処理装置3のイメージ情報の表
示を行うことで、上記欠点を解消する。本実施例におけ
る接近後の表示動作では、操作用ボタン2eを押しながら
さらに目標に近づけると、ページが進み、押さないで近
づけるとそのページをズームさせることができる。
なお、本発明は、マグニファイア2のフラットディス
プレイ部分を分離して据え置き型のディスプレイとして
も同様に目的を達成することが可能である。このよう
に、本発明はその主旨に沿って種々に応用され、種々の
実施態様を取り得るものである。
H.発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明の情報検索装置
によれば、 (1)表示用紙の枚数を増やすことにより、単位体積当
り大量の情報を割り付けることができ、しかも1枚のア
クセス要素は1枚の表示用紙に高密度に割り付ける必要
がないので、アクセスが容易である。
(2)識別子を読み取り、用紙との距離を測定して仮想
的イメージ情報を表示するので、現実空間と仮想空間の
微妙な位置の調整を必要としない。
(3)現実空間における位置や方位を測定する必要がな
くなり、それらの測定に必要であった加速度センサなど
高価なセンサが不要になる。
また、本発明の請求項2の発明によれば上記に加え
て、 (4)ビデオカメラによる実映像と仮想映像を連続させ
ることにより、仮想空間をより実感をもってナビゲート
することができる。
(5)局所的に格納された情報だけで表示できるまでは
生の実映像が受けもつため、処理の負荷の点からも情報
のアクセスの点からもより低コストのシステムを実現で
きる。
(6)不必要なデータ(例えば机や電話機等のデータ)
を入力する必要がなくなる。
(7)ビデオカメラが識別子の認識等にも使用でき、機
構が複雑にならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図、第2
図(a),(b),(c)は表示用紙の印刷例を示す
図、第3図は本発明の第2の実施例を示すブロック構成
図、第4図は第2の実施例のイメージ情報の入力動作を
示すフロー図、第5図は第2の実施例の表示用紙の作成
の動作手順を示すフロー図、第6図は第2の実施例の文
書閲覧の動作手順を示すフロー図、第7図は第2の実施
例の識別子の読み取り説明図、第8図(a),(b)は
第2の実施例の作用の説明図、第9図は従来例の説明図
である。 1…表示用紙、1a…縮小イメージ、1b,1d,1f…バーコー
ド、2…マグニファイア、2a…フラットディスプレイ、
2b…識別子読み取りセンサ、2c…距離センサ、2d…ビデ
オカメラ、3…コンピュータ,演算処理装置、4…記憶
装置、5…イメージスキャナ、6…プリンタ、7…コー
ド識別装置、8…表示装置、8a…表示切り替えスイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/30 JICST科学技術ファイル

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報のアクセス要素に付加された識別子を
    読み取る手段と、 該識別子を読み取る手段から上記識別子までの距離を測
    定する手段と、 上記識別子に対応する情報を上記距離に応じて変化させ
    て表示する手段と、 を具備することを特徴とする情報検索装置。
  2. 【請求項2】上記識別子を読み取る手段と、上記距離を
    測定する手段は共通にビデオカメラで構成され、該ビデ
    オカメラを用いて画像識別により上記識別子の読み取り
    を行なうとともに、該識別子の大きさから上記距離を算
    出し、 上記表示する手段は、上記距離が所定値を超える場合は
    上記ビデオカメラにより得た映像を表示し、上記距離が
    上記所定直以内に接近したときは上記識別子に対応する
    情報を上記距離に応じて変化させて表示する、 ことを特徴とする請求項1に記載の情報検索装置。
  3. 【請求項3】情報のアクセス要素に付加された識別子を
    読み取る読み取りセンサと、 上記情報を表示するためのフラットディスプレイと、 該ディスプレイを包含し、携帯性を有する外筐部とを有
    し、 該外筐部を、上記ディスプレイを視認する状態で把持し
    た際、上記読み取りセンサの向いた側にある上記識別子
    を読み取るようになし、 該読み取られた上記識別子に対応する予め記憶された上
    記情報を記憶装置から出力して、上記ディスプレイに表
    示するようになす、 ことを特徴とする情報検索装置。
  4. 【請求項4】上記読み取りセンサにより読み取られた上
    記識別子の情報を処理する演算処理部を更に有し、 上記演算処理部は、該読み取られた上記識別子に対応す
    る予め記憶された上記情報を記憶装置から出力して、上
    記ディスプレイに表示するようになす、 ことを特徴とする請求項3に記載の情報検索装置。
  5. 【請求項5】上記読み取りセンサから上記識別子との位
    置関係を測定する位置測定手段を更に有し、 上記演算処理部は、上記読み取りセンサによって読み取
    られた識別子と、上記位置測定手段によって測定された
    位置情報とに基づき、上記識別子に対応する情報を上記
    位置情報に応じて変化させ、上記ディスプレイに表示す
    るようになす、 ことを特徴とする請求項4に記載の情報検索装置。
  6. 【請求項6】上記位置測定手段と上記読み取りセンサ
    は、1つのビデオカメラにて構成される、 ことを特徴とする請求項5に記載の情報検索装置。
  7. 【請求項7】上記ビデオカメラと上記識別子との位置情
    報として、上記ビデオカメラと上記識別子との距離デー
    タ及び/又は上記識別子の相対位置データを用いる、 ことを特徴とする請求項6に記載の情報検索装置。
  8. 【請求項8】上記位置情報は上記ビデオカメラと上記識
    別子との距離データを含み、 該距離データが所定値を超える場合は上記ビデオカメラ
    により得た映像を上記ディスプレイに表示し、上記距離
    データが上記所定値以内に接近したときは、上記識別子
    に対応する上記情報を上記ディスプレイに表示するよう
    制御する切換部を有する、 ことを特徴とする請求項6に記載の情報検索装置。
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廣瀬,外2名「人工現実感誘導型ディスプレイの開発」情報処理学会研究報告(88−CG−34−5)Vol.88,No.58,P55−62(昭63−8−25)

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