JP2881348B2 - コンベヤベルトの抗張体露出方法 - Google Patents

コンベヤベルトの抗張体露出方法

Info

Publication number
JP2881348B2
JP2881348B2 JP6570191A JP6570191A JP2881348B2 JP 2881348 B2 JP2881348 B2 JP 2881348B2 JP 6570191 A JP6570191 A JP 6570191A JP 6570191 A JP6570191 A JP 6570191A JP 2881348 B2 JP2881348 B2 JP 2881348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tensile member
conveyor belt
tensile
cut
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6570191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04277111A (ja
Inventor
芳弘 井上
吉男 寺田
義英 寺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP6570191A priority Critical patent/JP2881348B2/ja
Publication of JPH04277111A publication Critical patent/JPH04277111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2881348B2 publication Critical patent/JP2881348B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Belt Conveyors (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンベヤベルトの抗張
体露出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンベヤベルトは非常に長尺の
ゴムベルトを使用することが多く、当初から無端状に成
形することは殆ど不可能である。従って、コンベヤベル
トをロールに装架する場合、長尺に形成したゴムベルト
の両端を現場にて無端状に接合することとなる。このコ
ンベヤベルトを接合する手段としては図4に示す突き合
わせ方式、あるいは図5に示すようなラップ方式があ
り、いずれもコンベヤベルトAの抗張体Bを露出させ、
この露出させた抗張体B同志を接着すると共に表裏面を
カバーゴムC、Cで覆って一体化させることで接合され
る。
【0003】ところで、上記接合作業に先立って、表面
のカバーゴムCの除去並びに抗張体Bの一部剥離作業が
必要となる。この一部剥離作業としては、図6に示すよ
うにまず必要長さLのカバーゴムCを除去した後、露出
した抗張体Bに刃物を切り込み、次いでコンベヤベルト
の長さ方向端へ向けて矢印Pで示すように切り込みつつ
上層の抗張体Bを剥がしていく作業が行われていた。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記除去作業で
は、上層の抗張体Bに刃物を切り込ませる際、下層の抗
張体Bを切断したり傷つけたりしないよう非常に注意す
る必要があり、また矢印P方向への切り込みに際しても
下層の抗張体Bを傷つけないように注意する必要があ
り、抗張体及びその間に介在する接着ゴム層Dの硬度が
高いこ及び厚さが薄いことが相俟って、作業難度が非
常に高く相当熟練していないと完全な剥離はできない問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、コンベヤベルトの接着作業に先立ち行われるカ
バーゴム及び抗張体の剥離除去、とりわけ積層された内
の一部抗張体の剥離除去が熟練者で無くとも容易に行え
るコンベヤベルトの抗張体露出方法を得ることを目的と
してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明のコンベ
ヤベルトの抗張体露出方法は、接着ゴム層を介して積層
された複数の抗張体又は抗張体と補強布(以下「抗張
体」と言う)の両面にカバーゴム層を一体に積層してな
るコンベヤベルトを接続する場合において、必要部分の
カバーゴムを除去後、前記抗張体の一部を除去するに当
たり、前記コンベヤベルトの長さ方向端面より、除去目
的とする抗張体とこれに隣接する抗張体との間の接着ゴ
ム層に刃物を切り込ませ、上下層に分離させて目的長さ
よりやや長く剥離し、次いで不要な上層部の抗張体を切
断除去し、余分切り込み部分に新たに接着ゴムを補充し
て接着することを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1〜図
3はこの発明の方法の実施工程を示す断面図である。接
着ゴム層1…1を介して積層された複数の抗張体2…2
或いは補強布(図示省略)と組合わせた抗張体2の両面
にカバーゴム層3、3を一体に積層してなるコンベヤベ
ルトを接続する場合において、必要部分のカバーゴム層
3を除去後、抗張体2の一を除去するに当たり、先ず図
1に示すようにコンベヤベルトAの長さ方向端面A1よ
り、除去目的とする抗張体2Aとこれに隣接する抗張体
2との間の接着ゴム層1に刃物4を切り込ませ、図2に
示すように上下層に分離させつつ目的長さLよりやや長
く切り込むか、上下の抗張体2A、2をペンチあるいは
チャックを有するウインチ装置により引張ることにより
剥がし、次いで図3に示すように不要な上層部の抗張体
2Aを切断除去し、余分切り込み部分4Aに新たに接着
ゴム1Aを補充して接着することより構成されている。
【0008】次にこの発明の具体例を説明する。抗張体
としてナイロン帆布を4プライ有し、上下カバーゴム層
の厚さ3mmとされたコンベヤベルトを使用して、突き合
わせ方式による従来の剥離方法とこの発明の方法との比
較実験を行った。
【0008】表 1
【0009】その結果は表1の通りであった。即ちこの
発明の方法によれば熟練者で無くとも完全な接合が可能
であることが判明した。なお表1において引張強さはベ
ルト表示強さを 100とした時の効率を%で示したもの、
屈曲試験はプーリ径250mm 、ベルト本体部のベルト表示
強さに対する安全率10にて屈曲した結果を示す。
【0010】
【作用】この発明において、切断除去すべき抗張体2A
は、コンベヤベルトA端面より切り込まれる刃物4又は
ペンチ等により引き剥がされていくので、刃物による直
接的切断の恐れは全く無い。また、切断は完全に剥離さ
れた部分で行うので、下層の抗張体を傷つける恐れは全
く無い。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、不要な
抗張体を除去するにあたり、コンベヤベルト端面方向か
ら刃物を入れ、不要な抗張体と必要な抗張体との界面の
接着ゴム層部分を切り込んで行くので、必要な抗張体を
切断してしまう失敗が全く生じず、熟練者で無くとも剥
離作業が容易に行えるのである。また刃物の切り込みと
共に上下層を強制的に剥がす方向に加力すれば切り込み
がさらに容易となり、失敗もより少なくなる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例を示す断面図である。
【図3】この発明の実施例を示す断面図である。
【図4】ベルトコンベヤの接合方式の説明図である。
【図5】ベルトコンベヤの他の接合方式の説明図であ
る。
【図6】従来の除去方法の説明図である。
【符号の説明】 A コンベヤベルト A1 長さ方向端面 1 接着ゴム層 1A 接着ゴム 2 抗張体 2A 除去目的とする抗張体 3 カバーゴム層 4 刃物 4A 余分切り込み部分
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−32577(JP,A) 特開 昭49−3371(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 15/30 B29C 65/52 B29D 29/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着ゴム層を介して積層された複数の抗
    張体又は抗張体と補強布(以下「抗張体」と言う)の両
    面にカバーゴム層を一体に積層してなるコンベヤベルト
    を接続する場合において、必要部分のカバーゴムを除去
    後、前記抗張体の一部を除去するに当たり、前記コンベ
    ヤベルトの長さ方向端面より、除去目的とする抗張体と
    これに隣接する抗張体との間の接着ゴム層に刃物を切り
    込ませ、上下層に分離させて目的長さよりやや長く剥離
    し、次いで不要な上層部の抗張体を切断除去し、余分切
    り込み部分に新たに接着ゴムを補充して接着することを
    特徴とするコンベヤベルトの抗張体露出方法。
JP6570191A 1991-03-05 1991-03-05 コンベヤベルトの抗張体露出方法 Expired - Fee Related JP2881348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6570191A JP2881348B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 コンベヤベルトの抗張体露出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6570191A JP2881348B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 コンベヤベルトの抗張体露出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04277111A JPH04277111A (ja) 1992-10-02
JP2881348B2 true JP2881348B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=13294581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6570191A Expired - Fee Related JP2881348B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 コンベヤベルトの抗張体露出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2881348B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5531316A (en) * 1995-02-21 1996-07-02 Bearings, Inc. Conveyor belt and method of making same
CN103407180B (zh) * 2013-08-06 2016-04-20 莱芜钢铁集团有限公司 一种聚酯输送带热胶结硫化连接方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04277111A (ja) 1992-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101066510B1 (ko) 감압성 접착 시트의 부착 및 박리 방법, 및 감압성 접착시트의 부착 장치, 및 감압성 접착 시트의 박리 장치
US20070107745A1 (en) Adhesive sheet for artificial nail
JP3880397B2 (ja) 保護テープの貼付・剥離方法
EP0536852A2 (en) Sign making web with tack killing overcoat removable by washing and related method
RU2632557C2 (ru) Способ удаления балансировочного груза с обода автомобильного колеса (варианты)
JP2008050074A (ja) コンベヤベルト及びその接合方法
JP2881348B2 (ja) コンベヤベルトの抗張体露出方法
JP4223572B2 (ja) コンベヤベルトの接合方法
JP4184425B1 (ja) ベルトの継手加工方法
JPS59188940A (ja) 粘着シ−ト
JP2004235394A (ja) チップ部品分離方法及び装置
JPH04154109A (ja) 保護テープ剥離装置及び保護テープ剥離方法
JPH1133979A (ja) 帆布コンベヤベルトの剥離方法及びその装置
JP3908117B2 (ja) 接着に供される加硫ゴム表面の処理方法
JPS59223613A (ja) コンベヤベルト
JP3035732B2 (ja) 樹脂製コンベヤベルト
JP3732948B2 (ja) コーナー外壁およびコーナーテープ貼り装置
JP3636759B2 (ja) 加硫ゴムと未加硫ゴムの接着方法
JP4711490B2 (ja) 樹脂ベルトの接合部構造およびその製造方法
JPH0714679Y2 (ja) コンベヤベルトの接続構造
JP2004331367A (ja) 桟付樹脂ベルトとその製造方法
JPS63252814A (ja) コンベヤベルト
JPH1179639A (ja) 乗客コンベア用ハンドレールの接続方法
JPH08176314A (ja) 加硫ゴム/加硫ゴムの接着方法
JPS6331971A (ja) 接着テ−プのフレ−ムへの貼付方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees