JP2881201B2 - 柑橘果実の糖度測定方法およびその装置 - Google Patents
柑橘果実の糖度測定方法およびその装置Info
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Description
関し、詳しくは被検体である柑橘果実に光を照射し、そ
の透過光を計測することにより、柑橘果実の糖度を算出
することのできる柑橘果実の糖度測定方法およびその装
置に関する。
とができる。
などの属性に関する品質である。外部品質は、目視によ
り、テレビカメラやカラーセンサなどを用いて画像処理
を行うことにより、あるいは重量センサや果径センサを
用いた計量装置により、非破壊で測定することができ
る。
果実の質などの属性に関する品質である。内部品質は通
常の破壊検査である。例えば青果物の糖度や酸度の測定
は、測定しようする青果物から果汁をとり、糖度計やPH
メータを用いてその果汁を測定することにより行われ
る。
したいという要求がある。青果物の内部品質を非破壊で
測定する方法としていわゆるΔOD法がある。ΔOD法は、
青果物に光を照射し、適当な2つの波長にて透過光の光
学的密度(光学的濃度)すなわちOD(optical densit
y)を測定し、それら2つの波長のODの差を求めて、青
果物の糖度その他の内部品質を測定する方法である。
397号公報に開示された方法がある。この方法では、例
えば柑橘果実に光を照射し、その透過光のうち450nmと7
40nmの波長の光の強度の差を測定することにより、糖ま
たは酸含有量を測定する。
号または特開平1−235850号公報に開示された方法があ
る。これらの方法は、果実に光を投光しその反射光を測
定することにより、果実の成熟度を測定する。
法としてのΔOD法は、測定する透過光の波長についての
スペクトル幅が狭く、青果物の大きさなど種々のノイズ
の影響がある。すなわち、S/N比が悪い。そのため、測
定を正確に行うため、外光を遮断して暗室内で測定した
り、1つの青果物に対して多数回の測定を行いその積分
を取って最終的な結果を求めなければならなかった。さ
らに、多数回の測定を行なうため測定時間がかかり、ラ
イン上を流れる青果物をリアルタイムに測定することは
できなかった。
皮の影響が大きく、正確に内部品質を測定することがで
きないという問題点があった。
測定時間でリアルタイムに、かつ高いS/N比で、柑橘果
実の糖度を測定することができる柑橘果実の糖度測定方
法およびその装置を提供することを目的とする。さらに
本発明は、非破壊かつ非接触で柑橘果実の糖度を測定す
ることができる柑橘果実の糖度測定方法およびその装置
を提供することを目的とする。
糖度測定方法は、柑橘果実に光を照射する照射工程と、
該照射工程により柑橘果実を透過した透過光の所定の波
長域における強度を計測する計測工程と、該計測工程に
より得られた計測値に基づいて上記柑橘果実の糖度を算
出する算出工程とを具備する柑橘果実の糖度測定方法に
おいて、前記計測工程は、ほぼ波長500乃至740nmの波長
域における透過光の強度の計測に加えて、前記波長域を
含みさらにその波長域よりも広いほぼ波長500乃至1000n
mの波長域における透過光の強度を測定する工程を有
し、かつ、前記算出工程は、前記計測工程により得られ
たほぼ波長500乃至740nmにおける透過光の強度計測値と
ほぼ波長500乃至1000nmにおける透過光の強度計測値と
の比を算出する工程を有するとともに、該比の値に基づ
いて前記柑橘果実の糖度を算出することを特徴とする。
柑橘果実に光を照射する照射工程と、該照射工程により
柑橘果実を透過した透過光の所定の波長域における強度
を計測する計測工程と、該計測工程により得られた計測
値に基づいて上記柑橘果実の糖度を算出する算出工程と
を具備する柑橘果実の糖度測定方法において、前記計測
工程は、ほぼ波長500乃至740nmの波長域における透過光
の強度の計測に加えて、ほぼ波長700乃至740nmの範囲内
の一波長における透過光の強度を測定する工程を有し、
かつ、前記算出工程は、前記計測工程により得られたほ
ぼ波長500乃至740nmにおける透過光の強度計測値とほぼ
波長700乃至740nmの範囲内の一波長における透過光の強
度計測値との比を算出する工程を有するとともに、該比
の値に基づいて前記柑橘果実の糖度を算出することを特
徴とする。
光を照射する照射手段と、該照射手段による照射の結
果、柑橘果実を透過した透過光の所定の波長域における
強度を計測する計測手段と、該計測手段により得られた
計測値に基づいて上記柑橘果実の糖度を算出する算出手
段とを具備する柑橘果実の糖度測定装置において、前記
計測手段は、ほぼ波長500乃至740nmの波長域における透
過光の強度の計測に加えて、前記波長域を含みさらにそ
の波長域よりも広いほぼ波長500乃至1000nmの波長域に
おける透過光の強度を測定する手段を有し、かつ、前記
算出手段は、前記計測手段により得られたほぼ波長500
乃至740nmにおける透過光の強度計測値とほぼ波長500乃
至1000nmにおける透過光の強度計測値との比を算出する
手段を有するとともに、該比の値に基づいて前記柑橘果
実の糖度を算出することを特徴とする。
柑橘果実に光を照射する照射手段と、該照射手段による
照射の結果、柑橘果実を透過した透過光の所定の波長域
における強度を計測する計測手段と、該計測手段により
得られた計測値に基づいて上記柑橘果実の糖度を算出す
る算出手段とを具備する柑橘果実の糖度測定装置におい
て、前記計測手段は、ほぼ波長500乃至740nmにおける透
過光の強度の計測に加えて、ほぼ波長700乃至740nmの範
囲内の一波長における透過光の強度を測定する手段を有
し、かつ、前記算出手段は、前記計測手段により得られ
たほぼ波長500乃至740nmにおける透過光の強度計測値と
ほぼ波長700乃至740nmの範囲内の一波長における透過光
の強度計測値との比を算出する手段を有するとともに、
該比の値に基づいて前記柑橘果実の糖度を算出すること
を特徴とする。
て、柑橘果実を透過してくる透過光を測定する。透過光
の強度の測定は、所定の波長域で行われる。ΔOD法のよ
うに2波長のみで測定するのでなく、一定の範囲の波長
域で測定するため、透過光のスペクトルの特性はある程
度高いS/N比で捕えることができる。あらかじめその波
長域における透過光の強度と柑橘果実の糖度との相関関
係を調べておけば、透過光の強度から糖度を知ることが
できる。透過光の強度の測定は、所定の波長域で行われ
る。ΔOD法のように2波長のみで測定するのでなく、一
定の範囲の波長域で測定するため、透過光のスペクトル
の特性はある程度高いS/N比で捕えることができる。あ
らかじめその波長域における透過光の強度と青果物の内
部品質(例えば、糖度、果肉の色、酸度など)との相関
関係を調べておけば、透過光の強度から内部品質を知る
ことができる。
お、ここではみかんの糖度を測定する例を挙げて説明す
るが、本発明はみかんの糖度に限らず青果物の品質を決
定する種々の属性値を測定する場合に適用することがで
きる。ただし、測定すべき青果物の品質を決定する属性
値と透過光のスペクトルとの関係を、あらかじめ調べて
おくことが必要である。
ペクトルを調べた。第6図は、みかんの透過光のスペク
トルを示す。同図において、61は透過光の強度のピー
ク、62はピーク61より波長λが長い範囲の透過光の強度
をを示すグラフ、63A,63Bはピーク61より波長λが短い
範囲の透過光の強度を示すグラフである。
のピーク61が740nm付近であった。また、波長λがピー
ク61よりも長い範囲の透過光の強度を示すグラフ62は、
どのみかんを用いてもほとんど差がなかった。なお、ピ
ーク61よりも長い波長の透過光の強度を示すグラフ62
は、測定に用いた受光器の特性により、その形状を変え
る。しかし、同時期に採集された同種類のみかんを同じ
光源および受光器を用いて測定する場合は、グラフ62に
はほとんど差がない。また、みかんではピーク61の波長
もほぼ700nm乃至740nmの範囲で変動するが、やはり同時
期に採集された同種類のみかんを同じ光源および受光器
を用いて測定する場合はほとんど同じピーク波長を示
す。
グラフ63A,63Bは、みかんの糖度の高いものと低いもの
とで顕著な相違が表れる。糖度が高いものはグラフ63A
のように、この範囲(500nm乃至700nm)で全体として強
度が低いほうにシフトする。反対に、糖度が低いものは
グラフ63Bのように、この範囲で全体として強度が高い
ほうにシフトする。
0nm乃至700nmの波長域における上記グラフ(63Aや63B)
の積分値(面積)と糖度(BRIX)との相関に着目した。
(500nm乃至700nm)の光量を、分母はほぼ総光量(500n
m乃至1000nm)を表す。総光量との比を取るのは、測定
する青果物の大きさによる差などを補正するために正規
化するためである。すなわち、みかんの大きさや受光器
と測定するみかんとの距離などによって透過光の光量が
変化し、上記の第6図のグラフに影響するため、測定し
た値(式(1)の分子)を総光量(式(1)の分母)で
割り算し正規化した値とし、この値Aに基いて糖度を算
出する。これにより、被検体であるみかんの大きさによ
らず、またみかんと光源や受光器との距離の差などによ
らない、正確な糖度の算出が行える。
一波長例えばピークとなる波長(740nm)の透過光強度
で割るようにしてもよい。
の相関を示す。相関係数は−0.8930となり、値Aと糖度
との間に強い相関があることが分かる。なお、第7図で
は(2)式で値Aを求めるときに、何点か(例えばn
点)複数のλi(i=1〜n)を取り で近似した。
よいが、値Aと糖度との相関関係を求め、以下のように
推定糖度BRIXの計算式(3)を求めておく。
んの透過光を測定し値Aを算出して、糖度BRIXを得るこ
とができる。
測定装置(みかんの糖度測定装置)の概略構成を示す。
この装置は、上記の(1)式を用いたものである。
ア、2はコンベア1に載せられ矢印のように移動するみ
かんである。コンベア1の後端部には、糖度の高いみか
んを運ぶコンベア1Aと、糖度の低いみかんを運ぶコンベ
ア1Bとが、備えられている。2Aは糖度の高いみかん、2B
は糖度の低いみかんを示す。3は白色光源、4は500nm
乃至700nmの波長域の光のみを通すフィルタ(バンドパ
スフィルタ)、5は光源変換素子である受光器、6は50
0nm乃至1000nmの波長域の光を通すフィルタ、7は受光
器を示す。
は受光器7からの出力を増幅する増幅器、10は除算器、
11は計算機(マイクロコンピュータ)、12は計算機11か
らの指令に基づき糖度の高いみかんと低いみかんとを選
別する選別装置、13は選別装置12により駆動される選別
駆動機構を示す。
装置の動作を説明する。
られて移動し、光源3から照射されている光の光路に交
差する。これにより、みかんが検出される(ステップS1
1)。
はフィルタ4およびフィルタ6の2か所にて受光され
る。フィルタ4は500nm乃至700nmの波長域の光のみを通
し、フィルタ6は500nm乃至1000nmの波長域の光を通
す。したがって、受光器5は透過光のうち500nm乃至700
nmの波長域の光を受光し、受光器7は透過光のうち500n
m乃至1000nmの波長域の光を受光する(ステップS12)。
信号は、増幅器8および増幅器9でそれぞれ増幅され
る。増幅器8の出力は上記の式(1)の分子、増幅器9
の出力は上記の式(1)の分母を示している。除算器10
にて式(1)の値Aを計算する(ステップS13)。
式(3)に値Aを代入して、いま測定したみかんの推定
糖度BRIXを算出する。さらに、計算機11は算出した推定
糖度BRIXに基づき、選別装置12に選別信号を送出する
(ステップS14)。
BRIXが一定値よりも大きい場合、選別装置12は、そのみ
かんが選別駆動機構13の位置に至るときに、選別駆動機
構13が実線の位置13Aになるように駆動する。反対に、
推定糖度BRIXが一定値よりも大きくない場合、選別装置
12は、そのみかんが選別駆動機構13の位置に至るとき
に、選別駆動機構13が点線の位置13Bになるように駆動
する。以上より、推定糖度BRIXが一定値よりも大きいみ
かん2Aはコンベア1Aへと移され、推定糖度BRIXが一定値
よりも大きくないみかん2Bはコンベア1Bへと移されて、
糖度による自動選別がなされる(ステップS15)。
度を測定し、みかんを自動選別する。
を通すバンドパスフィルタを用いてもよい。このときは
式(1)の代わりに式(2)を用いることとなる。
測定装置の概略構成を示す。この装置は、上記の(2)
式を用いたものである。
個の光源制御装置、22−1,22−2,22−3,…,22−nはn
個の光源を示す。n個の光源22−1,22−2,22−3,…,22
−nは、それぞれ500nm乃至700nmの範囲のいずれかの波
長(それぞれλ1,λ2,…,λnとする)の光を発生する
光源である。例えば、500nm乃至700nmの範囲を適当な間
隔で等分して各波長を設定すればよい。21−refは光源
制御装置21−1,…,21−nと同様の光源制御装置、22−r
efは所定の一波長(λref=740nmとする)の光を発生す
る光源である。光源22−1,22−2,22−3,…,22−nおよ
び22−refの点灯や消灯は、それぞれ光源制御装置21−
1,21−2,21−3,…,21−nおよび21−refにより制御され
る。
光を受光して電気信号に変換する受光器、25は受光器24
の出力信号を増幅する増幅器、27は所定の間隔のクロッ
クパルス信号を発生するクロック発生回路である。26は
クロック発生回路27からのクロックパルス信号に基いて
各波長λ1,λ2,…,λn,λrefの透過光の強度を得る同
期化回路、28は同期化回路26の出力である各波長の透過
光の強度を正規化する基準化回路、29は基準化回路28の
出力である各波長の透過光の強度を正規化した値を加算
する加算器、30は計算機である。
ンベア、および計算機の指令に基いてみかんを選別する
機構などは、第1の実施例と同様であるので図示しな
い。
装置の動作を説明する。
に載せられて移動し、各光源22−1などからの光が照射
される位置にて検出される(ステップS21)。
間隔のクロックパルス信号を発生する。第5図(a)は
このクロックパルス信号を示す。このクロックパルス信
号は、パルスP1〜PnおよびPrefを有する。このクロック
パルス信号を入力した各光源制御回路21−1,21−2,…,2
1−n,21−refはそれぞれパルスP1,P2,…,Pn,Prefのタイ
ミングで光源22−1,22−2,…,22−n,22−refを点灯す
る。すなわち、パルスP1のタイミングで光源22−1が点
灯し、パルスP2のタイミングで光源22−2が点灯し、同
様にパルスPnのタイミングで光源22−nが点灯し、パル
スPrefのタイミングで光源22−refが点灯する。各光源
は、対応するパルスが出力されるタイミング以外では消
灯されている。これにより、波長λ1,λ2,…,λn,λre
fの光が順次みかんに照射される(ステップS22)。
た光は受光器24で受光され、電気信号に変換される。こ
の電気信号は増幅器25にて増幅され、同期化回路26に入
力する。同期化回路26は増幅器25から受光結果を入力す
ると共に、クロック発生器27からクロックパルス信号を
入力する。そして、クロックパルス信号に同期して、各
光源に対応する受光信号をサンプリングする。具体的に
は、第5図(b)に示すような増幅器25からの出力信号
OTを、各パルスP1,P2,…Pn,Prefの中点付近のタイミン
グで、サンプリングする。これにより、波長λ1の透過
光の強度の値x1(増幅された値、以下も同様)、波長λ
2の透過光の強度の値x2、…、波長λnの透過光の強度
の値xn、波長λrefの透過光の強度の値x refが得られる
(ステップS23)。
波長λi(i=1〜n)の透過光の強度の値xiを正規化
する。具体的には、各波長λi(i=1〜n)の透過光
の強度の値xiを所定の一波長λref=740nmの強度の値x
refで割る。
波長λi(i=1〜n)の透過光の強度の値Xiは、加算
器29に入力し加算される。
てある糖度の推定式(3)に値Xを代入して測定したみ
かんの推定糖度BRIXを算出する。
推定糖度BRIXに基づき、不図示の選別装置に選別信号を
送出してみかんを自動選別する(ステップS24)。
度を測定し、みかんを自動選別する。
白色光を発生する光源を用いてもよい。このときは式
(2)の代わりに式(1)を用いることとなる。
被検体とし、その糖度を測定する例を挙げたが、本発明
はこれに限ることなく種々の青果物の品質を決定する種
々の属性値の測定に適用することができる。
を照射し、柑橘果実を透過した透過光の所定の波長域に
おける強度を計測し、その計測値に基づいて柑橘果実の
糖度を算出するようにしているので、非破壊、かつ非接
触で柑橘果実の糖度を測定することができる。また、Δ
OD法のように2波長のみの計測値から品質を判定するの
でなく、透過光の所定の波長域における計測値に基いて
品質を判定しているので、外光を完全に遮断せずとも、
S/N比を高くすることができ、測定時間も短くてよい。
そのため、リアルタイムに処理することもできる。
装置(みかんの糖度測定装置)の概略構成図、 第2図は、第1図の装置の動作を説明するためのフロー
チャート、 第3図は、本発明の第2の実施例に係る青果物の品質測
定装置の概略構成図、 第4図は、第3図の装置の動作を説明するためのフロー
チャート、 第5図は、第3図の装置のクロック発生器から発生する
クロックパルス信号および受光器の出力の増幅信号を示
すグラフ、 第6図は、みかんの透過光のスペクトルを示すグラフ、 第7図は、正規化された透過光の強度値Aと糖度との相
関を示すグラフである。 1……コンベア、2……みかん(被検体)、3……白色
光源、4……バンドパスフィルタ(500nm乃至700nm)、
5,7……受光器、6……バンドパスフィルタ(500nm乃至
1000nm)、8,9……増幅器、10……除算器、11……計算
機(マイクロコンピュータ)、12……選別装置、13……
選別駆動機構。
Claims (4)
- 【請求項1】柑橘果実に光を照射する照射工程と、該照
射工程により柑橘果実を透過した透過光の所定の波長域
における強度を計測する計測工程と、該計測工程により
得られた計測値に基づいて上記柑橘果実の糖度を算出す
る算出工程とを具備する柑橘果実の糖度測定方法におい
て、 前記計測工程は、ほぼ波長500乃至740nmの波長域におけ
る透過光の強度の計測に加えて、前記波長域を含みさら
にその波長域よりも広いほぼ波長500乃至1000nmの波長
域における透過光の強度を測定する工程を有し、かつ、
前記算出工程は、前記計測工程により得られたほぼ波長
500乃至740nmにおける透過光の強度計測値とほぼ波長50
0乃至1000nmにおける透過光の強度計測値との比を算出
する工程を有するとともに、該比の値に基づいて前記柑
橘果実の糖度を算出することを特徴とする柑橘果実の糖
度測定方法。 - 【請求項2】柑橘果実に光を照射する照射工程と、該照
射工程により柑橘果実を透過した透過光の所定の波長域
における強度を計測する計測工程と、該計測工程により
得られた計測値に基づいて上記柑橘果実の糖度を算出す
る算出工程とを具備する柑橘果実の糖度測定方法におい
て、 前記計測工程は、ほぼ波長500乃至740nmの波長域におけ
る透過光の強度の計測に加えて、ほぼ波長700乃至740nm
の範囲内の一波長における透過光の強度を測定する工程
を有し、かつ、前記算出工程は、前記計測工程により得
られたほぼ波長500乃至740nmにおける透過光の強度計測
値とほぼ波長700乃至740nmの範囲内の一波長における透
過光の強度計測値との比を算出する工程を有するととも
に、該比の値に基づいて前記柑橘果実の糖度を算出する
ことを特徴とする柑橘果実の糖度測定方法。 - 【請求項3】柑橘果実に光を照射する照射手段と、該照
射手段による照射の結果、柑橘果実を透過した透過光の
所定の波長域における強度を計測する計測手段と、該計
測手段により得られた計測値に基づいて上記柑橘果実の
糖度を算出する算出手段とを具備する柑橘果実の糖度測
定装置において、 前記計測手段は、ほぼ波長500乃至740nmの波長域におけ
る透過光の強度の計測に加えて、前記波長域を含みさら
にその波長域よりも広いほぼ波長500乃至1000nmの波長
域における透過光の強度を測定する手段を有し、かつ、
前記算出手段は、前記計測手段により得られたほぼ波長
500乃至740nmにおける透過光の強度計測値とほぼ波長50
0乃至1000nmにおける透過光の強度計測値との比を算出
する手段を有するとともに、該比の値に基づいて前記柑
橘果実の糖度を算出することを特徴とする柑橘果実の糖
度測定装置。 - 【請求項4】柑橘果実に光を照射する照射手段と、該照
射手段による照射の結果、柑橘果実を透過した透過光の
所定の波長域における強度を計測する計測手段と、該計
測手段により得られた計測値に基づいて上記柑橘果実の
糖度を算出する算出手段とを具備する柑橘果実の糖度測
定装置において、 前記計測手段は、ほぼ波長500乃至740nmにおける透過光
の強度の計測に加えて、ほぼ波長700乃至740nmの範囲内
の一波長における透過光の強度を測定する手段を有し、
かつ、前記算出手段は、前記計測手段により得られたほ
ぼ波長500乃至740nmにおける透過光の強度計測値とほぼ
波長700乃至740nmの範囲内の一波長における透過光の強
度計測値との比を算出する手段を有するとともに、該比
の値に基づいて前記柑橘果実の糖度を算出することを特
徴とする柑橘果実の糖度測定装置。
Priority Applications (1)
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JP2219988A JP2881201B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 柑橘果実の糖度測定方法およびその装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2219988A JP2881201B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 柑橘果実の糖度測定方法およびその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04104041A JPH04104041A (ja) | 1992-04-06 |
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