JP2880983B2 - 静電式インクジェット記録装置 - Google Patents
静電式インクジェット記録装置Info
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- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
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- B41J2/06—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電式インクジェッ
ト記録装置に関し、特にトナーを記録媒体に付着させ記
録を行う静電式インクジェット記録方式を利用した記録
装置のインク循環部におけるインク室内圧力調整手段を
有する静電式インクジェット記録装置に関する。
ト記録装置に関し、特にトナーを記録媒体に付着させ記
録を行う静電式インクジェット記録方式を利用した記録
装置のインク循環部におけるインク室内圧力調整手段を
有する静電式インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録装置
におけるインク室内の圧力調整手段としては、例えば、
特開平7−76105号公報に示されるように、簡単な
機構でインクタンクのインク圧をほぼ一定に保つことが
でき、良好な印字品質を得ることができる。すなわち、
図4に示すように、インクタンク3内の多孔質体3aか
ら、連通路8、マニホールド部5を通って、記録ヘッド
2にインクが供給される。インクタンク3は、弾性部材
にスリットを設けた圧力調整弁7が設けられた大気連通
孔6によりインクタンク3外の大気に連通されている。
印字が行われてインクが消費されると、大気圧とインク
タンク3内の圧力との圧力差が大きくなり、圧力調整弁
7のスリットが開いて、空気がインクタンク3内に供給
される。圧力差が小さくなると、スリットが閉じる。こ
れを繰り返すことによって、インクタンク3の内圧は、
一定幅をもった負の圧力範囲に調整される。低密度の多
孔質体を用いて、多孔質体のインク保持率を向上でき
る。
におけるインク室内の圧力調整手段としては、例えば、
特開平7−76105号公報に示されるように、簡単な
機構でインクタンクのインク圧をほぼ一定に保つことが
でき、良好な印字品質を得ることができる。すなわち、
図4に示すように、インクタンク3内の多孔質体3aか
ら、連通路8、マニホールド部5を通って、記録ヘッド
2にインクが供給される。インクタンク3は、弾性部材
にスリットを設けた圧力調整弁7が設けられた大気連通
孔6によりインクタンク3外の大気に連通されている。
印字が行われてインクが消費されると、大気圧とインク
タンク3内の圧力との圧力差が大きくなり、圧力調整弁
7のスリットが開いて、空気がインクタンク3内に供給
される。圧力差が小さくなると、スリットが閉じる。こ
れを繰り返すことによって、インクタンク3の内圧は、
一定幅をもった負の圧力範囲に調整される。低密度の多
孔質体を用いて、多孔質体のインク保持率を向上でき
る。
【0003】また、特開昭61−112648号公報
は、図5に示すように、インク室内に一端がインク室に
連通し、他端が密閉され、空気層が密閉された圧力調整
流路管を有するもので、インク室内の圧力変化を密閉さ
れた空気層の体積変化で吸収するものである。
は、図5に示すように、インク室内に一端がインク室に
連通し、他端が密閉され、空気層が密閉された圧力調整
流路管を有するもので、インク室内の圧力変化を密閉さ
れた空気層の体積変化で吸収するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のインクジェ
ット記録装置における第1の問題点は、インク循環時に
おいて外部から空気が混入することである。その理由
は、常にインクタンクとインク室内でインク循環を行っ
ているインクジェット記録装置においては、弾性部材の
弁機構等により外部から空気が混入することは循環の不
良を引き起こす原因となるため好ましくないからであ
る。
ット記録装置における第1の問題点は、インク循環時に
おいて外部から空気が混入することである。その理由
は、常にインクタンクとインク室内でインク循環を行っ
ているインクジェット記録装置においては、弾性部材の
弁機構等により外部から空気が混入することは循環の不
良を引き起こす原因となるため好ましくないからであ
る。
【0005】第2の問題点は、圧力変動を吸収する効率
の問題である。圧力調整部の目的は、インク内に衝撃的
圧力変動が生じたときこれを速やかに吸収し、インク室
内の内圧を常に一定に保つものである。インク内に生じ
る衝撃的圧力変動は、スペーシング等において生じるイ
ンク室内インク自身の動きによる圧力変動と、ポンプ等
のインク循環部から生じる圧力変動とがあり、前述の密
閉された空気室を持つ構造では少なくとも後者の圧力変
動を完全に吸収するのは難しい。これはインク室とイン
ク循環部とが流体として連続的につながっているため流
体中を圧力波が伝播するためである。すなわち、これら
の圧力変動を効率よく吸収するためには、インク室内の
インクとインク循環部のインクとが常に循環しつつも流
体として連続的につながっていないことが望ましい。
の問題である。圧力調整部の目的は、インク内に衝撃的
圧力変動が生じたときこれを速やかに吸収し、インク室
内の内圧を常に一定に保つものである。インク内に生じ
る衝撃的圧力変動は、スペーシング等において生じるイ
ンク室内インク自身の動きによる圧力変動と、ポンプ等
のインク循環部から生じる圧力変動とがあり、前述の密
閉された空気室を持つ構造では少なくとも後者の圧力変
動を完全に吸収するのは難しい。これはインク室とイン
ク循環部とが流体として連続的につながっているため流
体中を圧力波が伝播するためである。すなわち、これら
の圧力変動を効率よく吸収するためには、インク室内の
インクとインク循環部のインクとが常に循環しつつも流
体として連続的につながっていないことが望ましい。
【0006】本発明の目的は、常にインク室の内圧が一
定となり記録品質が安定した、溶媒中のトナーを吐出さ
せる静電式インクジェット記録装置を提供することにあ
る。
定となり記録品質が安定した、溶媒中のトナーを吐出さ
せる静電式インクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】帯電したトナーを含んだ
絶縁性のインクで内部が満たされているインク室と、前
記インク室と外部とを連通する吐出部と、前記吐出部付
近に位置しパルス電圧をかけることにより周囲の電位を
瞬間的に高め前記トナーを外部に吐出させる吐出電極
と、前記インク室中の前記吐出部と反対側面に位置し前
記トナーを電気泳動現象により前記吐出部近傍に集中さ
せる泳動電極と、前記インクを貯蔵するインクタンク
と、前記インク室と前記インクタンクとを管路で連通さ
せ前記インクタンクから前記インク室に向かって送り出
される前記インクが通過するインク流入管路と、前記イ
ンク室から前記インクタンクに向かって戻ってきた前記
インクが通過するインク流出管路と、前記インクを循環
させるポンプと、前記インク流入管路および前記インク
流出管路経路内に空気室とを有する。
絶縁性のインクで内部が満たされているインク室と、前
記インク室と外部とを連通する吐出部と、前記吐出部付
近に位置しパルス電圧をかけることにより周囲の電位を
瞬間的に高め前記トナーを外部に吐出させる吐出電極
と、前記インク室中の前記吐出部と反対側面に位置し前
記トナーを電気泳動現象により前記吐出部近傍に集中さ
せる泳動電極と、前記インクを貯蔵するインクタンク
と、前記インク室と前記インクタンクとを管路で連通さ
せ前記インクタンクから前記インク室に向かって送り出
される前記インクが通過するインク流入管路と、前記イ
ンク室から前記インクタンクに向かって戻ってきた前記
インクが通過するインク流出管路と、前記インクを循環
させるポンプと、前記インク流入管路および前記インク
流出管路経路内に空気室とを有する。
【0008】また、本発明の静電式インクジェット記録
装置は、前記空気室は前記インク室と前記ポンプとの間
に存在することを特徴とする。
装置は、前記空気室は前記インク室と前記ポンプとの間
に存在することを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録装置は、前記空気室について重力方向を下部としたと
き、前記空気室を通過する前記インクは前記空気室上部
から、前記空気室下部へ流れることを特徴とする。
録装置は、前記空気室について重力方向を下部としたと
き、前記空気室を通過する前記インクは前記空気室上部
から、前記空気室下部へ流れることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録装置は、前記空気室はインク流入口またはインク流出
口の2カ所以外は密閉されていることを特徴とする。
録装置は、前記空気室はインク流入口またはインク流出
口の2カ所以外は密閉されていることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録装置は、前記インク流入口または前記インク流出口と
前記空気室内壁はなめらかなテーパー形状の連続した面
で構成されていることを特徴とする。
録装置は、前記インク流入口または前記インク流出口と
前記空気室内壁はなめらかなテーパー形状の連続した面
で構成されていることを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の静電式インクジェット記
録装置は、前記インク流入管路内の前記ポンプ流量にお
ける諸圧力損失総量が、前記インク室内に形成されるイ
ンクメニスカスに発生する最も弱い毛細管力以下となる
ことを特徴とする。
録装置は、前記インク流入管路内の前記ポンプ流量にお
ける諸圧力損失総量が、前記インク室内に形成されるイ
ンクメニスカスに発生する最も弱い毛細管力以下となる
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態の静電式イン
クジェット記録装置のインク循環系の概略図である。図
1を参照すると、この実施の形態の静電式インクジェッ
ト記録装置は、帯電したトナーを含んだ絶縁性インク4
0で内部が満たされているインク室23と、このインク
室23と外部とを連通する吐出部17と、この吐出部1
7付近に位置しパルス電圧をかけることにより周囲の電
位を瞬間的に高めトナーを外部に吐出させる不図示の吐
出電極と、インク室23中の吐出部17と反対側面に位
置しトナーを電気泳動現象により吐出部17近傍に集中
させる不図示の泳動電極と、インク40を貯蔵するイン
クタンク50と、インク室23とインクタンク50とを
管路で連通させインクタンク50からインク室23に向
かって送り出されるインク40が通過するインク流入管
路51と、インク室23からインクタンク50に向かっ
て戻ってきたインク40が通過するインク流出管路52
と、インク40を循環させるポンプ57とを有し、イン
ク流入管路51およびインク流出管路52経路内に空気
室59を有している。
クジェット記録装置のインク循環系の概略図である。図
1を参照すると、この実施の形態の静電式インクジェッ
ト記録装置は、帯電したトナーを含んだ絶縁性インク4
0で内部が満たされているインク室23と、このインク
室23と外部とを連通する吐出部17と、この吐出部1
7付近に位置しパルス電圧をかけることにより周囲の電
位を瞬間的に高めトナーを外部に吐出させる不図示の吐
出電極と、インク室23中の吐出部17と反対側面に位
置しトナーを電気泳動現象により吐出部17近傍に集中
させる不図示の泳動電極と、インク40を貯蔵するイン
クタンク50と、インク室23とインクタンク50とを
管路で連通させインクタンク50からインク室23に向
かって送り出されるインク40が通過するインク流入管
路51と、インク室23からインクタンク50に向かっ
て戻ってきたインク40が通過するインク流出管路52
と、インク40を循環させるポンプ57とを有し、イン
ク流入管路51およびインク流出管路52経路内に空気
室59を有している。
【0015】インクタンク50とヘッドブロック24内
のインク室23の間をインク40が常に循環する構造と
なっており、両者の間は少なくとも2本以上の管路でつ
ながっている。インク循環時にはインクタンク50から
インク室23にインク流れ42に従って流れるインク4
0はインク流入管路51を通過し、インク室23からイ
ンクタンク50に戻るインク40はインク流出管路52
を通る。インク流出管路52中にはポンプ57がある。
ポンプ57がインク室23内のインク40を引き出し
て、インクタンク50に送り込むことで、インク室23
内の内圧が負圧となり、インク流入管路51からインク
タンク50内のインク40が新た流れ込む。
のインク室23の間をインク40が常に循環する構造と
なっており、両者の間は少なくとも2本以上の管路でつ
ながっている。インク循環時にはインクタンク50から
インク室23にインク流れ42に従って流れるインク4
0はインク流入管路51を通過し、インク室23からイ
ンクタンク50に戻るインク40はインク流出管路52
を通る。インク流出管路52中にはポンプ57がある。
ポンプ57がインク室23内のインク40を引き出し
て、インクタンク50に送り込むことで、インク室23
内の内圧が負圧となり、インク流入管路51からインク
タンク50内のインク40が新た流れ込む。
【0016】また、インク室23は吐出部17をもち、
外部大気と連通する箇所でインクメニスカスを形成す
る。よってインク室内23に発生する負圧によってイン
クメニスカスが引き込まれないために、ポンプ57の設
定流量におけるインク流入管路51内諸圧力損失の総量
は吐出部17に発生する最も弱い毛細管力よりも小さい
ことが必要である。
外部大気と連通する箇所でインクメニスカスを形成す
る。よってインク室内23に発生する負圧によってイン
クメニスカスが引き込まれないために、ポンプ57の設
定流量におけるインク流入管路51内諸圧力損失の総量
は吐出部17に発生する最も弱い毛細管力よりも小さい
ことが必要である。
【0017】インク流入管路51とインク流出管路52
の経路中にはさらに空気室59を内部に持つ圧力調整部
58がある。またインク流出管路52の圧力調整部58
については特に経路中のポンプ57とインク室23との
間に存在する。圧力調整部58は重力方向を下部とした
とき、上部にインク流入口26、下部にインク流出口2
7がある。インク流入口26およびインク流出口27は
いずれも圧力調整部58内で空気室59のみと連通して
おり、また空気室59は外部に対して、上記2つの穴で
のみ連通している。
の経路中にはさらに空気室59を内部に持つ圧力調整部
58がある。またインク流出管路52の圧力調整部58
については特に経路中のポンプ57とインク室23との
間に存在する。圧力調整部58は重力方向を下部とした
とき、上部にインク流入口26、下部にインク流出口2
7がある。インク流入口26およびインク流出口27は
いずれも圧力調整部58内で空気室59のみと連通して
おり、また空気室59は外部に対して、上記2つの穴で
のみ連通している。
【0018】図2および図3は圧力調整部58の拡大断
面図である。図2および図3に図1を併せて参照して、
この実施の形態の動作について説明する。
面図である。図2および図3に図1を併せて参照して、
この実施の形態の動作について説明する。
【0019】ポンプ57によりインク流出口27から空
気室59内の空気が引き出されると空気室59内は負圧
となり、インク流入口26よりインク40を吸い込む。
吸い込まれたインク40は空気室59内の下部にたまる
ため、その後ポンプ57により引き出されるのはインク
40となる。この状態を維持することで、圧力調整部5
8内ではインク循環は絶え間なく起こっていながらも、
インク40は流体的に連続でつながっておらず間に空気
の層を挟んだ状態を維持できる。このようにすることで
例えばポンプ57からの振動波がインク40内を伝播し
て来ても、空気室59内でその振動波はすべて吸収され
ヘッドブロック24内のインク室23には伝わらない。
気室59内の空気が引き出されると空気室59内は負圧
となり、インク流入口26よりインク40を吸い込む。
吸い込まれたインク40は空気室59内の下部にたまる
ため、その後ポンプ57により引き出されるのはインク
40となる。この状態を維持することで、圧力調整部5
8内ではインク循環は絶え間なく起こっていながらも、
インク40は流体的に連続でつながっておらず間に空気
の層を挟んだ状態を維持できる。このようにすることで
例えばポンプ57からの振動波がインク40内を伝播し
て来ても、空気室59内でその振動波はすべて吸収され
ヘッドブロック24内のインク室23には伝わらない。
【0020】また、図3は空気室59の形状を改良した
例である。図2のような形状でも空気室59はポンプ5
7からの振動波の遮断が可能であるが、インク流入口2
6よりインク40が流れ込むとき、図2のような滴形状
となることで、一定周期の微少な圧力変動がインク室2
3内に伝播することがある。これは図3のようにインク
流入口26の内壁面を、空気室59の内壁面となめらか
に連続したテーパー形状でつなぐことで解消できる。す
なわちインク40は空気室59の内壁面を伝って落ちて
いく。またインク流出口27側においても、空気室59
の内壁をなめらかに連続したテーパー形状でつなぐこと
で空気室59内のインク40をインク流出口27へ集め
ることができ、インク循環動作が安定する。
例である。図2のような形状でも空気室59はポンプ5
7からの振動波の遮断が可能であるが、インク流入口2
6よりインク40が流れ込むとき、図2のような滴形状
となることで、一定周期の微少な圧力変動がインク室2
3内に伝播することがある。これは図3のようにインク
流入口26の内壁面を、空気室59の内壁面となめらか
に連続したテーパー形状でつなぐことで解消できる。す
なわちインク40は空気室59の内壁面を伝って落ちて
いく。またインク流出口27側においても、空気室59
の内壁をなめらかに連続したテーパー形状でつなぐこと
で空気室59内のインク40をインク流出口27へ集め
ることができ、インク循環動作が安定する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静電式イ
ンクジェット記録装置の第1の効果は、装置のコストの
上昇を押さえることが出来ることである。その理由は、
管路内に空気室を設けるという簡単な構造で、効率よく
インク室内圧を一定に保てるためである。
ンクジェット記録装置の第1の効果は、装置のコストの
上昇を押さえることが出来ることである。その理由は、
管路内に空気室を設けるという簡単な構造で、効率よく
インク室内圧を一定に保てるためである。
【0022】第2の効果は、この圧力調整部は信頼性が
高いということである。その理由は、弾性部材等の特別
な材料や機構を要せず、空気の体積変化のみで圧力調整
を行うためである。
高いということである。その理由は、弾性部材等の特別
な材料や機構を要せず、空気の体積変化のみで圧力調整
を行うためである。
【0023】第3の効果は、圧力調整効率が高いことで
ある。その理由は、インク室内のインクとインクタンク
のインクとが常に循環しつつも流体として連続的につな
がっていないため、インク内を伝播する圧力波がインク
室内に伝わらないためである。
ある。その理由は、インク室内のインクとインクタンク
のインクとが常に循環しつつも流体として連続的につな
がっていないため、インク内を伝播する圧力波がインク
室内に伝わらないためである。
【図1】本発明の一実施の形態の静電式インクジェット
記録装置循環系の概略図である。
記録装置循環系の概略図である。
【図2】この実施の形態の静電式インクジェット記録装
置循環系における空気室の断面拡大図例である。
置循環系における空気室の断面拡大図例である。
【図3】この実施の形態の静電式インクジェット記録装
置循環系における空気室の断面拡大図例である。
置循環系における空気室の断面拡大図例である。
【図4】従来例の概略図である。
【図5】従来例の概略図である。
17 吐出部 23 インク室 24 ヘッドブロック 26 インク流入口 27 インク流出口 40 インク 42 インク流れ 50 インクタンク 51 インク流入管路 52 インク流出管路 57 ポンプ 58 圧力調整部 59 空気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 忠志 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 峯本 仁史 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 竹本 人司 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 佐伯 智也 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−121074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/175 B41J 2/06
Claims (6)
- 【請求項1】 帯電したトナーを含んだ絶縁性のインク
で内部が満たされているインク室と、前記インク室と外
部とを連通する吐出部と、前記吐出部付近に位置しパル
ス電圧をかけることにより周囲の電位を瞬間的に高め前
記トナーを外部に吐出させる吐出電極と、前記インク室
中の前記吐出部と反対側面に位置し前記トナーを電気泳
動現象により前記吐出部近傍に集中させる泳動電極と、
前記インクを貯蔵するインクタンクと、前記インク室と
前記インクタンクとを管路で連通させ前記インクタンク
から前記インク室に向かって送り出される前記インクが
通過するインク流入管路と、前記インク室から前記イン
クタンクに向かって戻ってきた前記インクが通過するイ
ンク流出管路と、前記インクを循環させるポンプとを有
する静電式インクジェット記録装置において、前記イン
ク流入管路および前記インク流出管路経路内に空気室を
有することを特徴とする静電式インクジェット記録装
置。 - 【請求項2】 前記空気室は前記インク室と前記ポンプ
との間に存在することを特徴とする請求項1記載の静電
式インクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記空気室について重力方向を下部とし
たとき、前記空気室を通過する前記インクは前記空気室
上部から、前記空気室下部へ流れることを特徴とする請
求項1または2記載の静電式インクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記空気室はインク流入口またはインク
流出口の2カ所以外は密閉されていることを特徴とする
請求項1,2または3記載の静電式インクジェット記録
装置。 - 【請求項5】 前記インク流入口または前記インク流出
口と前記空気室内壁はなめらかなテーパー形状の連続し
た面で構成されていることを特徴とする請求項1,2,
3または4記載の静電式インクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記インク流入管路内の前記ポンプ流量
における諸圧力損失総量が、前記インク室内に形成され
るインクメニスカスに発生する最も弱い毛細管力以下と
なることを特徴とする請求項1記載の静電式インクジェ
ット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17239397A JP2880983B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 静電式インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17239397A JP2880983B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 静電式インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110911A JPH1110911A (ja) | 1999-01-19 |
JP2880983B2 true JP2880983B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=15941109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17239397A Expired - Fee Related JP2880983B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 静電式インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2880983B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4768724B2 (ja) * | 2004-04-30 | 2011-09-07 | フジフィルム ディマティックス, インコーポレイテッド | 再循環アセンブリ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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