JP2880918B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Description
器に必要とされる小型、軽量、高性能な液晶表示装置な
どに利用することのできる半導体装置及びその製造方法
に関するものである。
り、マン−マシンインターフェイスとしての表示素子の
小型化、軽量化、低消費電力化、高解像度化等の性能向
上のための研究開発が盛んに行われている。特に、薄膜
トランジスタを用いた液晶表示素子は陰極線管なみの鮮
明な画像を得ることができ、ダウンサイジングに合致し
たコンピュータ機器や情報機器端末における表示装置と
して、また、携帯用、車載用さらには壁掛け用テレビに
おける表示装置として注目されている。さらに、画面の
大型化の観点から、大面積に均一な特性を有する薄膜ト
ランジスタの形成技術が重要となっている。
スタを用いた従来の半導体装置について説明する。図7
は従来の半導体装置を示す平面図である。図7におい
て、2は薄膜トランジスタのゲート電極2a及びゲート
配線2bとなる第1の電極、4は薄膜トランジスタのチ
ャネル層となる半導体層、9は薄膜トランジスタのソー
ス電極9a及びソース配線9bとなる第2の電極、10
は薄膜トランジスタのドレイン電極10a及びドレイン
配線10bとなる第3の電極である。
て直交し、かつ、ゲート電極2aからはみ出して長く形
成されている。また、ドレイン電極10aは、ソース電
極9a、9aに挟まれた状態で、ソース電極9aと同層
でゲート電極2aに対して直交し、かつ、ゲート電極2
aからはみ出して長く形成されている(例えば、特開平
5―283695号公報参照)。
レイン電極10aを、ゲート電極2aに対して以上のよ
うに形成することにより、第2の電極9と第3の電極1
0を形成する工程でゲート電極2a及び半導体層4に対
してアライメントのずれが生じたとしても、ソース電極
9a及びドレイン電極10aのはみ出しの範囲内及び半
導体層4とソース電極9aが重複する範囲内で、前記薄
膜トランジスタの各電極間容量が変化することはない。
その結果、均一な特性を有する薄膜トランジスタアレイ
を得ることができる。
構造では、第2の電極9をソース電極9aにまで引き回
すようにされているので、薄膜トランジスタへの配線の
ための占有面積が大きくなるといった問題点がある。ま
た、ソース電極9aが半導体層4ならびにゲート電極2
aからはみ出しており、第1の電極2のエッジ部は平坦
部に比べて第1の電極2の上の層間絶縁膜(図示せず)
が不十分なことが多いため、ゲート電極2aとソース電
極9aとがショートし易く、その結果、液晶表示におけ
る線欠陥が生じ易いといった問題点がある。
ゲート電極2aのエッジ部とソース電極9aとの層間に
形成することは容易であるが、その分よけいにソース電
極9aをゲート電極2aからはみ出させる必要があるの
で、薄膜トランジスタのための占有面積がさらに大きく
なる。これら配線を含む薄膜トランジスタの占有面積の
増大は画素の開口率を低下させ、同じ輝度を得るために
は光源をより明るくする必要があるので、消費電力の増
大につながることとなる。
決するため、配線のための占有面積の増大を抑えること
ができると共に、薄膜トランジスタの占有面積の増大を
も抑えつつ第1の電極と第2の電極とのショートの発生
を低減することができ、しかもアライメントのずれに対
しても各電極間容量が変化せず均一な特性を得ることの
できる半導体装置及びその製造方法を提供することを目
的とする。
め、本発明に係る半導体装置の構成は、基板上に、第1
の電極と、薄膜層と、第2の電極と、第3の電極とを少
なくとも備えた半導体装置であって、前記薄膜層が、前
記第1の電極と重複し、かつ、一部が前記第2の電極と
重複する凹部と、前記第1の電極と重複する凸部とを有
し、前記凸部と前記凹部の中心線に関して平面形状が対
称であると共に、前記第1の電極の長手方向と直交する
方向の前記第1の電極のエッジと前記第2の電極とのね
じれ交差部に少なくとも存在し、前記第2の電極が、前
記第1の電極と重複すると共に、前記薄膜層の凸部の一
部と重複し、かつ、前記薄膜層の凸部からはみ出した幅
方向の長さと前記薄膜層の凹部の幅方向の長さとが等し
い凸部を有し、前記第3の電極が、前記薄膜層の凸部で
前記第1の電極とねじれ交差することを特徴とする。
の第1の構成は、基板上に第1の電極をパターン形成す
る工程と、前記第1の電極上に絶縁体層と半導体層と薄
膜層とを順次積層して形成する工程と、前記薄膜層を、
前記第1の電極上で、前記第1の電極の長手方向に凸部
及び凹部を有し、前記凸部と前記凹部の中心線に関して
平面形状が対称であると共に、前記第1の電極の長手方
向と直交する方向の前記第1の電極のエッジの一部を被
う形状にパターン形成する工程と、全面に低抵抗半導体
層を形成する工程と、前記低抵抗半導体層上に配線層を
形成する工程と、前記配線層を、前記薄膜層で被われた
前記第1の電極のエッジとねじれ交差し、前記薄膜層の
凸部の一部と重複する凸部を有し、かつ、前記薄膜層の
凸部からはみ出した幅方向の長さと前記薄膜層の凹部の
幅方向の長さとが等しく、さらに前記薄膜層の凹部の一
部と重複する第2の電極と、前記薄膜層の凸部で前記第
1の電極とねじれ交差する第3の電極とにパターン形成
する工程と、前記第2及び第3の電極のパターンと前記
薄膜層をマスクとして前記低抵抗半導体層と前記半導体
層とをエッチング除去する工程とを備えたものである。
の第2の構成は、基板上に第1の電極をパターン形成す
る工程と、前記第1の電極上に絶縁体層と薄膜層と低抵
抗半導体層とを順次積層して形成する工程と、前記薄膜
層と前記低抵抗半導体層とを、前記第1の電極上で、前
記第1の電極の長手方向に凸部及び凹部を有し、前記凸
部と前記凹部の中心線に関して平面形状が対称であると
共に、前記第1の電極の長手方向と直交する方向の前記
第1の電極のエッジの一部を被う形状にパターン形成す
る工程と、全面に配線層を形成する工程と、前記配線層
を、前記薄膜層で被われた前記第1の電極のエッジとね
じれ交差し、前記薄膜層の凸部の一部と重複する凸部を
有し、かつ、前記薄膜層の凸部からはみ出した幅方向の
長さと前記薄膜層の凹部の幅方向の長さとが等しく、さ
らに前記薄膜層の凹部の一部と重複する第2の電極と、
前記薄膜層の凸部で前記第1の電極とねじれ交差する第
3の電極とにパターン形成する工程と、前記第2及び第
3の電極のパターンをマスクとして前記低抵抗半導体層
及び薄膜層の一部をエッチング除去する工程とを備えた
ものである。
法の第1の構成においては、薄膜層が絶縁体膜であるの
が好ましい。また、前記本発明の構成又は前記本発明方
法の第2の構成においては、薄膜層が半導体膜であるの
が好ましい。
明方法の第1又は第2の構成においては、第1の電極が
ゲート電極であり、第2の電極と第3の電極がそれぞれ
ソース電極及びドレイン電極であるのが好ましい。
電極と重複し、かつ、一部が第2の電極と重複する凹部
と、前記第1の電極と重複する凸部とを有し、前記凸部
と前記凹部の中心線に関して平面形状が対称であると共
に、前記第1の電極の長手方向と直交する方向の前記第
1の電極のエッジと前記第2の電極とのねじれ交差部に
少なくとも存在し、前記第2の電極が、前記第1の電極
と重複すると共に、前記薄膜層の凸部の一部と重複し、
かつ、前記薄膜層の凸部からはみ出した幅方向の長さと
前記薄膜層の凹部の幅方向の長さとが等しい凸部を有
し、前記第3の電極が、前記薄膜層の凸部で前記第1の
電極とねじれ交差するようにしたので、第1の電極と第
2の電極とのねじれ交差部に第2の電極の給電部が形成
され、かつ、第1の電極のエッジと第2の電極とのねじ
れ交差部の層間に薄膜層を有するため、配線を含む半導
体装置の占有面積を大きくすることなく電極間のショー
トの発生を低減することができる。また、第2の電極の
凸部のうち、薄膜層の凸部からはみ出した幅方向の長さ
と前記薄膜層の凹部の幅方向の長さとが等しく、第3の
電極が、前記薄膜層の凸部で前記第1の電極とねじれ交
差するように構成されているので、第2の電極と第3の
電極を形成する工程で第1の電極及び薄膜層に対してア
ライメントのずれが生じたとしても、第2及び第3の電
極のはみ出しの範囲内ならびに薄膜層と第2及び第3の
電極が重複する範囲内で、各電極間容量が変化すること
はなく、その結果、均一な特性を有する半導体装置を実
現することができる。
成によれば、前記本発明の構成に係る半導体装置を効率
良く合理的に作製することができる。また、前記本発明
の構成又は前記本発明方法の第1の構成において、薄膜
層が絶縁体膜であるという好ましい構成によれば、薄膜
層をチャネル保護膜として用いることができる。
法の第2の構成において、薄膜層が半導体膜であるとい
う好ましい構成によれば、薄膜層をチャネル層として用
いることができる。
明方法の第1又は第2の構成において、第1の電極がゲ
ート電極であり、第2の電極と第3の電極がそれぞれソ
ース電極及びドレイン電極であるという好ましい構成に
よれば、配線のための占有面積の増大を抑えることがで
きると共に、薄膜トランジスタの占有面積の増大をも抑
えつつゲート電極とソース電極とのショートの発生を低
減することができ、しかも、アライメントのずれに対し
ても各電極間容量が変化せず均一な特性を得ることので
きる薄膜トランジスタを用いた液晶表示素子等の半導体
装置を実現することができる。
に説明する。 <第1の実施例>図1は本発明に係る半導体装置の一実
施例を示す平面図、図2は図1のA−B断面図、図3は
本発明に係る半導体装置の製造方法の一実施例を示す工
程図である。
板、2はゲート電極となる第1の電極、3はゲート絶縁
膜となる絶縁体層、4はチャネル層となる半導体層、5
はチャネル保護膜となる薄膜層、5a、5bはそれぞれ
薄膜層5の凸部及び凹部、6はコンタクト層となる低抵
抗半導体層、9はソース電極となる第2の電極、9cは
第2の電極9の凸部、10はドレイン電極となる第3の
電極であり、従来例として図7に示した半導体装置と同
一の構成部分には同一番号が付されている。
の製造方法について説明する。まず、ガラスからなる基
板1の上に、半導体装置のゲート電極のパターンにAl
合金からなる第1の電極2を形成する。次いで、第1の
電極2の上に、ゲート絶縁膜としてのSiNからなる絶
縁体層3と、チャネル層としての非晶質Siからなる半
導体層4と、チャネル保護膜としてのSiNからなる薄
膜層5とを順次積層する(以上、図3(a))。
ンにエッチング加工し、半導体層4のチャネル保護膜を
形成する。すなわち、薄膜層5は、第1の電極2と重複
し、かつ、一部が後工程で形成される第2の電極9(図
3(c)参照)と重複する凹部5bと、第1の電極2と
重複する凸部5aとを有し、凸部5aと凹部5bの中心
線に関して平面形状が対称であると共に、第1の電極2
の長手方向と直交する方向の第1の電極2のエッジと第
2の電極9とのねじれ交差部に少なくとも存在するよう
にパターン形成される。次いで、全面に燐添加非晶質S
iからなる低抵抗半導体層6を形成する。次いで、Ti
とAl合金とを順次積層して配線層7を形成する(以
上、図3(b))。
を形成する。そして、このレジストマスク8を用いて、
配線層7を、図1のようなパターンにエッチング加工
し、ソース電極となる第2の電極9とドレイン電極とな
る第3の電極10を形成する。すなわち、第2の電極9
は、第1の電極2と重複すると共に、薄膜層5の凸部5
aの一部と重複し、かつ、薄膜層5の凸部5aからはみ
出した幅方向の長さと薄膜層5の凹部5bの幅方向の長
さとが等しい凸部9cを有し、薄膜層5の凹部5bの一
部と重複するようにパターン形成される。また、第3の
電極10は、薄膜層5の凸部5aで第1の電極2とねじ
れ交差するようにパターン形成される(以上、図3
(c))。
半導体層6をエッチング加工し、さらに薄膜層5が露呈
した状態でレジストマスク8と薄膜層5を用いて低抵抗
半導体層6と半導体層4とをエッチング加工した後、レ
ジストマスク8を除去する。これにより、半導体装置が
形成される(以上、図3(d))。
極2と第2の電極9とのねじれ交差部にソース電極の給
電部(薄膜層5の凸部5aからはみ出した第2の電極9
の凸部9cの部分と薄膜層5の凹部5bと重複した第2
の電極9の部分)が形成され、かつ、第1の電極2のエ
ッジと第2の電極9とのねじれ交差部の層間に絶縁体層
3と半導体層4と薄膜層5と低抵抗半導体層6とが存在
するため、配線を含む半導体装置の占有面積を大きくす
ることなく電極間のショートの発生を低減することがで
きる。また、第2の電極9の凸部9cのうち、薄膜層5
の凸部5aからはみ出した幅方向の長さと薄膜層5の凹
部5aの幅方向の長さとが等しく、第3の電極10が、
薄膜層5の凸部5aで第1の電極2とねじれ交差するよ
うに形成されているので、第2の電極9と第3の電極1
0を形成する工程で第1の電極2及び薄膜層5に対して
アライメントのずれが生じたとしても、第2及び第3の
電極9、10のはみ出しの範囲内ならびに薄膜層5と第
2及び第3の電極9、10が重複する範囲内で、各電極
間容量が変化することはなく、その結果、均一な特性を
有する半導体装置を実現することができる。
晶質Siによって構成しているが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、半導体層4としては半導体装置の
チャネル層となるものであれば何でもよい。例えば、多
結晶Siや微結晶Siを用いることもできる。
おける半導体領域の島化工程を行っていないが、薄膜層
5を包括するパターンを用いて半導体領域の島化工程を
行ってもよい <第2の実施例>次に、図4を参照しながら、本半導体
装置の他の製造方法について説明する。
体装置のゲート電極パターンにAl合金からなる第1の
電極2を形成する。次いで、第1の電極2の上に、ゲー
ト絶縁膜としてのSiNからなる絶縁体層3と、チャネ
ル層としての非晶質Siからなる薄膜層5と、コンタク
ト層としての燐添加非晶質Siからなる低抵抗半導体層
6とを順次積層する(以上、図4(a))。
形成し、薄膜層5を図1のようなパターンにエッチング
加工する。すなわち、薄膜層5は、第1の電極2と重複
し、かつ、一部が後工程で形成される第2の電極9(図
4(c)参照)と重複する凹部5bと、第1の電極2と
重複する凸部5aとを有し、凸部5aと凹部5bの中心
線に関して平面形状が対称であると共に、第1の電極2
の長手方向と直交する方向の第1の電極2のエッジと第
2の電極9とのねじれ交差部に少なくとも存在するよう
にパターン形成される。また、以上の薄膜層5のエッチ
ング加工においては、低抵抗半導体層6の上のマスクを
用いるため、低抵抗半導体層6も薄膜層5と同様の形状
にエッチング加工される(図1中には図示せず)。次い
で、全面に、TiとAl合金を順次積層して配線層7を
形成する(以上、図4(b))。
を形成する。そして、このレジストマスク8を用いて、
配線層7を、図1のようなパターンにエッチング加工
し、ソース電極となる第2の電極9とドレイン電極とな
る第3の電極10とを形成する。すなわち、第2の電極
9は、第1の電極2と重複すると共に、薄膜層5の凸部
5aの一部と重複し、かつ、薄膜層5の凸部5aからは
み出した幅方向の長さと薄膜層5の凹部5bの幅方向の
長さとが等しい凸部9cを有し、薄膜層5の凹部5bの
一部と重複するようにパターン形成される。また、第3
の電極10は、薄膜層5の凸部5aで第1の電極2とね
じれ交差するようにパターン形成される(以上、図4
(c))。
半導体層6及び薄膜層5の一部をエッチング除去してチ
ャネル領域11を形成した後、レジストマスク8を除去
する。これにより、半導体装置が形成される(以上、図
4(d))。
極2と第2の電極9とのねじれ交差部にソース電極の給
電部(薄膜層5の凸部5aからはみ出した第2の電極9
の凸部9cの部分と薄膜層5の凹部5bと重複した第2
の電極9の部分)が形成されており、かつ、第1の電極
2のエッジと第2の電極9とのねじれ交差部の層間に絶
縁体層3と薄膜層5と低抵抗半導体層6とが存在するた
め、上記第1の実施例と同様、配線を含む半導体装置の
占有面積を増大させることなく電極間のショートの発生
を低減することができると共に、アライメントのずれに
対しても各電極間容量が変化することのない半導体装置
を実現することができる。
1の形成を低抵抗半導体層6及び薄膜層5の一部をエッ
チング除去することにより行っているが、チャネル領域
11を形成するには、少なくとも低抵抗半導体層6をエ
ッチング除去すればよい。
晶質Siによって構成しているが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、薄膜層5としては半導体装置のチ
ャネル層となるものであれば何でもよい。例えば、多結
晶Siや微結晶Siを用いることもできる。
は、第1の電極2をAl合金、配線層7をTiとAl合
金との積層によって構成しているが、必ずしもこの構成
に限定されるものではなく、第1の電極2及び配線層7
はそれぞれゲート電極及びソース・ドレイン電極となる
ものであればよく、Cr、Mo、Ta等、いかなる金属
もしくは低抵抗な多結晶Siや微結晶Siでもよい。ま
た、薄膜層5の凸部5aの形状を図1に示すような単純
な凸形状とし、第3の電極10を薄膜層5の凸部5aで
第1の電極2とねじれ交差する形状としているが、第3
の電極10が第1の電極2とねじれ交差する構造は、第
3の電極10が半導体装置のドレイン電極として機能す
る構造であればよい。例えば、図5に示すように、第2
の電極9と薄膜層5との構造上の関係に等しくなるよう
に第3の電極10と薄膜層5とを形成してもよい。ま
た、図6に示すように、第3の電極10と第1の電極2
とのねじれ交差部において、第1の電極2のエッジ部に
薄膜層5の島部5cを有する形状としてもよい。
体装置によれば、薄膜層が、第1の電極と重複し、か
つ、一部が第2の電極と重複する凹部と、前記第1の電
極と重複する凸部とを有し、前記凸部と前記凹部の中心
線に関して平面形状が対称であると共に、前記第1の電
極の長手方向と直交する方向の前記第1の電極のエッジ
と前記第2の電極とのねじれ交差部に少なくとも存在
し、前記第2の電極が、前記第1の電極と重複すると共
に、前記薄膜層の凸部の一部と重複し、かつ、前記薄膜
層の凸部からはみ出した幅方向の長さと前記薄膜層の凹
部の幅方向の長さとが等しい凸部を有し、前記第3の電
極が、前記薄膜層の凸部で前記第1の電極とねじれ交差
するようにしたので、第1の電極と第2の電極とのねじ
れ交差部に第2の電極の給電部が形成され、かつ、第1
の電極のエッジと第2の電極とのねじれ交差部の層間に
薄膜層を有するため、配線を含む半導体装置の占有面積
を大きくすることなく電極間のショートの発生を低減す
ることができる。また、第2の電極の凸部のうち、薄膜
層の凸部からはみ出した幅方向の長さと前記薄膜層の凹
部の幅方向の長さとが等しく、第3の電極が、前記薄膜
層の凸部で前記第1の電極とねじれ交差するように構成
されているので、第2の電極と第3の電極を形成する工
程で第1の電極及び薄膜層に対してアライメントのずれ
が生じたとしても、第2及び第3の電極のはみ出しの範
囲内ならびに薄膜層と第2及び第3の電極が重複する範
囲内で、各電極間容量が変化することはなく、その結
果、均一な特性を有する半導体装置を実現することがで
きる。
第2の製造方法によれば、本発明に係る半導体装置を効
率良く合理的に作製することができる。また、前記本発
明の構成又は前記本発明方法の第1の構成において、薄
膜層が絶縁体膜であるという好ましい構成によれば、薄
膜層をチャネル保護膜として用いることができる。
法の第2の構成において、薄膜層が半導体膜であるとい
う好ましい構成によれば、薄膜層をチャネル層として用
いることができる。
明方法の第1又は第2の構成において、第1の電極がゲ
ート電極であり、第2の電極と第3の電極がそれぞれソ
ース電極及びドレイン電極であるという好ましい構成に
よれば、配線のための占有面積の増大を抑えることがで
きると共に、薄膜トランジスタの占有面積の増大をも抑
えつつゲート電極とソース電極とのショートの発生を低
減することができ、しかも、アライメントのずれに対し
ても各電極間容量が変化せず均一な特性を得ることので
きる薄膜トランジスタを用いた液晶表示素子等の半導体
装置を実現することができる。
図である。
を示す工程図である。
例を示す工程図である。
面図である。
示す平面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 基板上に、第1の電極と、薄膜層と、第
2の電極と、第3の電極とを少なくとも備えた半導体装
置であって、前記薄膜層が、前記第1の電極と重複し、
かつ、一部が前記第2の電極と重複する凹部と、前記第
1の電極と重複する凸部とを有し、前記凸部と前記凹部
の中心線に関して平面形状が対称であると共に、前記第
1の電極の長手方向と直交する方向の前記第1の電極の
エッジと前記第2の電極とのねじれ交差部に少なくとも
存在し、前記第2の電極が、前記第1の電極と重複する
と共に、前記薄膜層の凸部の一部と重複し、かつ、前記
薄膜層の凸部からはみ出した幅方向の長さと前記薄膜層
の凹部の幅方向の長さとが等しい凸部を有し、前記第3
の電極が、前記薄膜層の凸部で前記第1の電極とねじれ
交差することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 薄膜層が絶縁体膜である請求項1に記載
の半導体装置。 - 【請求項3】 薄膜層が半導体膜である請求項1に記載
の半導体装置。 - 【請求項4】 第1の電極がゲート電極であり、第2の
電極と第3の電極がそれぞれソース電極及びドレイン電
極である請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 基板上に第1の電極をパターン形成する
工程と、前記第1の電極上に絶縁体層と半導体層と薄膜
層とを順次積層して形成する工程と、前記薄膜層を、前
記第1の電極上で、前記第1の電極の長手方向に凸部及
び凹部を有し、前記凸部と前記凹部の中心線に関して平
面形状が対称であると共に、前記第1の電極の長手方向
と直交する方向の前記第1の電極のエッジの一部を被う
形状にパターン形成する工程と、全面に低抵抗半導体層
を形成する工程と、前記低抵抗半導体層上に配線層を形
成する工程と、前記配線層を、前記薄膜層で被われた前
記第1の電極のエッジとねじれ交差し、前記薄膜層の凸
部の一部と重複する凸部を有し、かつ、前記薄膜層の凸
部からはみ出した幅方向の長さと前記薄膜層の凹部の幅
方向の長さとが等しく、さらに前記薄膜層の凹部の一部
と重複する第2の電極と、前記薄膜層の凸部で前記第1
の電極とねじれ交差する第3の電極とにパターン形成す
る工程と、前記第2及び第3の電極のパターンと前記薄
膜層をマスクとして前記低抵抗半導体層と前記半導体層
とをエッチング除去する工程とを備えた半導体装置の製
造方法。 - 【請求項6】 薄膜層が絶縁体膜である請求項5に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 基板上に第1の電極をパターン形成する
工程と、前記第1の電極上に絶縁体層と薄膜層と低抵抗
半導体層とを順次積層して形成する工程と、前記薄膜層
と前記低抵抗半導体層とを、前記第1の電極上で、前記
第1の電極の長手方向に凸部及び凹部を有し、前記凸部
と前記凹部の中心線に関して平面形状が対称であると共
に、前記第1の電極の長手方向と直交する方向の前記第
1の電極のエッジの一部を被う形状にパターン形成する
工程と、全面に配線層を形成する工程と、前記配線層
を、前記薄膜層で被われた前記第1の電極のエッジとね
じれ交差し、前記薄膜層の凸部の一部と重複する凸部を
有し、かつ、前記薄膜層の凸部からはみ出した幅方向の
長さと前記薄膜層の凹部の幅方向の長さとが等しく、さ
らに前記薄膜層の凹部の一部と重複する第2の電極と、
前記薄膜層の凸部で前記第1の電極とねじれ交差する第
3の電極とにパターン形成する工程と、前記第2及び第
3の電極のパターンをマスクとして前記低抵抗半導体層
及び薄膜層の一部をエッチング除去する工程とを備えた
半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 薄膜層が半導体膜である請求項7に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 第1の電極がゲート電極であり、第2の
電極と第3の電極がそれぞれソース電極及びドレイン電
極である請求項5又は7に記載の半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26278694A JP2880918B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26278694A JP2880918B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08125189A JPH08125189A (ja) | 1996-05-17 |
JP2880918B2 true JP2880918B2 (ja) | 1999-04-12 |
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US7557373B2 (en) | 2004-03-30 | 2009-07-07 | Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. | Thin-film transistor substrate including pixel regions where gate electrode lines are arrayed on an insulating substrate, and display therewith |
CN102884634B (zh) * | 2010-05-10 | 2015-09-16 | 夏普株式会社 | 半导体装置、有源矩阵基板以及显示装置 |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26278694A patent/JP2880918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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