JP2880901B2 - 多層配線セラミック基板の製造方法 - Google Patents

多層配線セラミック基板の製造方法

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JP2880901B2
JP2880901B2 JP6021740A JP2174094A JP2880901B2 JP 2880901 B2 JP2880901 B2 JP 2880901B2 JP 6021740 A JP6021740 A JP 6021740A JP 2174094 A JP2174094 A JP 2174094A JP 2880901 B2 JP2880901 B2 JP 2880901B2
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ceramic substrate
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insulating paste
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健 中三川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層配線セラミック基板
の製造方法に関し、特に、絶縁ペーストの現像方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の多層配線セラミック基板の
製造方法の一例による多層配線セラミック基板を製造工
程順に示す斜視図である。
【0003】導体回路パターンを有するセラミック基板
上に絶縁ペーストを塗布して露光した後現像を行うこと
によってスルーホールを形成しながら多層配線セラミッ
ク基板を製造する従来の多層配線セラミック基板の製造
方法は、図3(a)に示すように、アルミナ等で形成し
たセラミック基板21上に、スクリーン印刷法またはめ
っき法によって金または銀またはパラジウムまたはそれ
らの合金の導体回路パターン22を形成し、次に、図3
(b)に示すように、スクリーン印刷法またはスピンコ
ート法によってそれらの上に絶縁ペーストを塗布し、ホ
トリソグラフィ法によって露光した後、塩素系有機溶剤
を用いて現像して焼成することにより絶縁層23および
スルーホール24を形成し、次に、図3(c)に示すよ
うに、スクリーン印刷法またはめっき法によってスルー
ホール24にコンタクトビア25を形成し、次に、図3
(d)に示すように、スクリーン印刷法またはめっき法
によって絶縁層23およびコンタクトビア25の上に第
二層目の導体回路パターン26を形成するという手順を
採用し、これらの手順を繰返えすことによって多層配線
セラミック基板を製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
多層配線セラミック基板の製造方法は、スルーホールを
形成するとき、ホトリソグラフィ法によって露光した後
塩素系有機溶剤を用いて現像しているため、オゾン層の
破壊等の地球環境への悪影響が問題となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の多層配線セラミ
ック基板の製造方法は、上述のような問題を解消するた
め、塩素系有機溶剤を使用せずに絶縁ペーストを現像し
てスルーホールを形成する手段を提供するものである。
【0006】すなわち、本発明の第一の多層配線セラミ
ック基板の製造方法は、導体回路パターンを有するセラ
ミック基板上に絶縁ペーストを塗布して露光した後現像
を行うことによってスルーホールを形成する多層配線セ
ラミック基板の製造方法において、酢酸ブチル80〜9
9容量%およびヘキサン1〜20容量%を主成分とする
現像液を前記絶縁ペーストの現像液としてスプレーする
ことを含むものであり、特に、酢酸ブチルを87容量%
としヘキサンを13容量%とした現像液を用いるもので
ある。
【0007】本発明の第二の多層配線セラミック基板の
製造方法は、導体回路パターンを有するセラミック基板
上に絶縁ペーストを塗布して露光した後現像を行うこと
によってスルーホールを形成する多層配線セラミック基
板の製造方法において、酢酸ブチル80〜99容量%お
よびヘキサン1〜20容量%を主成分とする現像液の中
に浸漬して前記絶縁ペーストを現像することを含むもの
であり、特に、酢酸ブチルを85容量%としヘキサンを
15容量%とした現像液を用いるものであり、更に、周
波数が0.5MHz以上の超音波を前記現像液に加える
ものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の第一の実施例を適用した多
層配線セラミック基板を製造工程順に示す断面図、図2
は図1の実施例に使用する絶縁ペーストの現像装置の一
例を示す断面図である。
【0010】本発明の第一の実施例は、まず図1(a)
に示すように、アルミナ等で形成したセラミック基板1
上に、スクリーン印刷法またはめっき法によって金また
は銀またはパラジウムまたはそれらの合金の導体回路パ
ターン2を形成する。
【0011】次に、図1(b)に示すように、セラミッ
ク基板1および導体回路パターン2上に感光性を有する
絶縁ペースト3をスクリーン印刷法またはスピンコート
法によって均一の厚さ(45μm)に塗布し、所定の温
度(例えば70℃)で所定の時間(例えば25分間)乾
燥する。
【0012】次に、図1(c)に示すように、所定の形
状のパターンを設けたガラスマスク4をセラミック基板
1の上に搭載し、その上から紫外線5を適当な量(例え
ば20mJ/cm2 )だけ照射して露光する。これによ
り、絶縁ペースト3の紫外線5の照射を受けた部分は、
重合して光重合部6となる。
【0013】次に、図1(d)に示すように、酢酸ブチ
ル80〜99容量%(最適値87容量%)およびヘキサ
ン1〜20容量%(最適値13容量%)を主成分とする
現像液を絶縁ペースト3にスプレーして現像を行い、光
重合部6以外の部分を溶解して除去した後、適当な温度
(例えば920℃)で焼成して所望の大きさ(例えば1
00μm角)のスルーホール7を形成する。
【0014】上記の図1(b)〜図1(d)の工程を複
数回(例えば2回)繰返えすことにより、絶縁層8の厚
さを所望の厚さ(例えば50μm)とすることができ
る。
【0015】以上の状態が図3(b)に相当する状態で
ある。次に、図3の従来例と同様に、スクリーン印刷法
またはめっき法によってスルーホール7にコンタクトビ
アを形成し、更に図1(a)の手順に戻って絶縁層8お
よびコンタクトビアの上に第二層目の導体回路パターン
2を形成し、以下上述の手順を繰返えすことによって多
層配線セラミック基板を製造することができる。
【0016】図2は本発明の第二の実施例に使用する絶
縁ペーストの現像装置の一例を示す断面図である。
【0017】第二の実施例は、絶縁ペーストの現像方法
として、酢酸ブチルおよびヘキサンを主成分とする現像
液を絶縁ペーストにスプレーする代りに、図2に示すよ
うに、酢酸ブチル80〜99容量%(最適値85容量
%)およびヘキサン1〜20容量%(最適値15容量
%)を主成分とする現像液をステンレス製の液槽11の
中に入れておき、この現像液12の中にセラミック基板
を浸漬することよって現像を行なうようにしたものであ
る。
【0018】液槽11の底面には、振動板13が装着さ
れており、この振動板13には、周波数が0.5MHz
以上の超音波を発生することが可能な発振器14が接続
されている。
【0019】絶縁ペーストの現像を行なうときは、液槽
11の現像液12の中にセラミック基板を適当な時間
(例えば40秒間)浸漬し、その間発振器14によって
振動板13に対して周波数が0.5MHz以上(例えば
1MHz)の超音波を加える。この後、適当な温度(例
えば920℃)で焼成することにより、所望の大きさ
(例えば80μm角)のスルーホールを形成することが
できる。この工程を複数回(例えば2回)繰返えすこと
により、絶縁層の厚さを所望の厚さ(例えば50μm)
とすることができる。
【0020】このように、セラミック基板を液槽中の現
像液の中に浸漬して超音波を加えることにより、微細な
スルーホールを良好な状態に形成することが可能とな
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多層配線
セラミック基板の製造方法は、塩素系有機溶剤の代り
に、酢酸ブチル80〜99容量%およびヘキサン1〜2
0容量%を主成分とする現像液を用い、この現像液を絶
縁ペーストを塗布したセラミック基板上にスプレーする
か、またはこの現像液中に絶縁ペーストを塗布したセラ
ミック基板を浸漬することにより、塩素系有機溶剤によ
るオゾン層の破壊等の地球環境への悪影響を排除するこ
とが可能になるという効果がある。更に、現像液を入れ
た液槽に超音波を加えることにより、微細なスルーホー
ルを良好な状態に形成することが可能となるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を適用した多層配線セラ
ミック基板を製造工程順に示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例に使用する絶縁ペースト
の現像装置の一例を示す断面図である。
【図3】従来の多層配線セラミック基板の製造方法の一
例による多層配線セラミック基板を製造工程順に示す斜
視図である。
【符号の説明】
1・21 セラミック基板 2・22・26 導体回路パターン 3 絶縁ペースト 4 ガラスマスク 5 紫外線 6 光重合部 7・24 スルーホール 8・23 絶縁層 11 液槽 12 現像液 13 振動板 14 発振器 25 コンタクトビア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体回路パターンを有するセラミック基
    板上に絶縁ペーストを塗布して露光した後現像を行うこ
    とによってスルーホールを形成する多層配線セラミック
    基板の製造方法において、酢酸ブチルを87容量%とし
    ヘキサンを13容量%とした現像液を前記絶縁ペースト
    の現像液としてスプレーすることを含むことを特徴とす
    る多層配線セラミック基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 導体回路パターンを有するセラミック基
    板上に絶縁ペーストを塗布して露光した後現像を行うこ
    とによってスルーホールを形成する多層配線セラミック
    基板の製造方法において、酢酸ブチルを85容量%とし
    ヘキサンを15容量%とした現像液の中に浸漬して前記
    絶縁ペーストを現像することを含むことを特徴とする多
    層配線セラミック基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 周波数が0.5MHz以上の超音波を現
    像液に加えることを特徴とする請求項2記載の多層配線
    セラミック基板の製造方法。
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