JP2879883B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2879883B2
JP2879883B2 JP7173096A JP17309695A JP2879883B2 JP 2879883 B2 JP2879883 B2 JP 2879883B2 JP 7173096 A JP7173096 A JP 7173096A JP 17309695 A JP17309695 A JP 17309695A JP 2879883 B2 JP2879883 B2 JP 2879883B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、たとえばレーザプリン
タ等の画像形成装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真記録プロセスを使用した複写機
やレーザプリンタ等においては像担持体としての感光体
をくり返し使用するために、感光体のくり返し使用プロ
セス上、感光体上に現像された粉体像が転写剤に転写さ
れる転写手段と、感光体上に帯電露光して静電潜像を形
成する静電潜像形成手段との間に、感光体上の転写残り
粉体を清掃するための感光体清掃手段が配置されてい
る。 【0003】従来、レーザプリンタは第1図に示すよう
な構成となっている。すなわち、本体1内中央部に配置
した感光体2に帯電チャージャ3により一様に+帯電さ
れ、スキャナー4により走査されたレーザ光5がFθレ
ンズ6によって、感光体2上に集光・露光され、かつ、
半導体レーザ光の場合のように電源のON・OFFによ
り感光体2の電荷を露光放電し、静電潜像が形成され
る。この感光体2上の静電潜像は適当なバイアスを印加
された現像ローラを有した現像器7で現像される。この
現像された粉体像が、転写チャージャ8によって、転写
材Pに転写され、定着器9によって転写材Pに定着され
る。一方、転写チャージャ8により転写材Pに転写され
ず、感光体2上に残った転写残り粉体は、清掃装置10
のクリーニングブレード11により感光体2上より除去
される。こうして、清掃された感光体2は、除電ランプ
12で帯電電荷を除去されて、再び、帯電チャージャ3
で帯電され、上述した作像プロセスを継続することが出
来る。なお、上記転写剤Pは本体1の一側下部に装着さ
れた給紙カセット13から取出しローラ14を介して取
出されてその先端傾きをアライニングローラ15により
修正されたのち、感光体2への画像形成タイミングに合
せて転写チャージャ8と感光体2との間に形成された転
写部に送り込まれる。そして、転写チャージャ8の働き
により粉体像が転写された転写材Pは剥離チャージャ1
6により感光体2から剥離されて定着器9に送り込まれ
たのち排紙ローラ17を介して本体1の他側に設けられ
たトレイ18に排出されるようになっている。 【0004】また、第2図、第3図および第4図は、感
光体のくり返し使用プロセス上からみたときの従来例を
示したものである。第2図の(1)→(2)→(3)→
(4)→(5)→(6)→(1)は、感光体の静電潜像
の帯電部分に、この帯電電荷と逆極性の粉体を吸着させ
現像する型、正規現像プロセスの感光体くり返し使用プ
ロセスである。第3図の(1)→(2)→(3)→
(4)→(5)→(6)→(1)は、感光体の静電潜像
放電部に現像ローラにバイアスを印加して、一成分粉体
に電荷を誘起、または注入し、これによって帯電した一
成分粉体を吸着させ現像する型、つまり、一成分の反転
現像プロセスの感光体くり返し使用プロセスである。上
記3例より明らかなように、感光体をくり返し使用する
ためには、転写工程の後に、感光体上の転写残り粉体は
感光体から除去することが必要、かつ、不可欠とされて
きた。実際、第2図の正規現像プロセスにおいて、清掃
工程(5)を省略し、直接除電工程に行なった場合、つ
まり、(1′)→(2′)→(3)→(4)→(6′)
→(1′)の感光体くり返し使用プロセスでは、転写残
り粉体が帯電工程(1′)で帯電され、その後露光され
ると、露光部に残った帯電粉体は現像工程(3)に行っ
ても、感光体の残留電位と、現像バイアスがほぼ同じで
あるため、現像時に清掃されることがなく、次の転写工
程(4)で転写部材に転写され、地カブリ,地汚れ等の
画像悪化要因になる。また、第3図に示す一成分粉体を
使った反転現像プロセスでも清掃工程(5)を省略し、
転写工程から直接除電工程に行った場合、つまり、
(1′)→(2′)→(3)→(4)→(6′)→
(1′)→の感光体くり返し使用プロセスでは露光
(2′)を終ったところで、静電潜像の帯電部に残った
転写残りの帯電粉体は、現像工程(3)で、現像バイア
スVが感光体の帯電部の表面電位V0 とほぼ等しく設定
されるため、清掃されずに残ってしまい、第2図の場合
と同様、次の転写工程(4)で転写部材に転写される。
これも、画像悪化要因となることは明白である。したが
って、第2図、および第3図のような感光体くり返し使
用プロセスでは転写工程(4)と帯電工程(1)の間に
感光体の清掃工程を設けることは必要不可欠になってく
る。しかしながら、このような清掃装置を設けること
は、第1に、清掃装置を設置しなければならず、それだ
け、空間容積を大きく取らねばならず、したがって、記
録装置をそれだけ大きくしてしまうという問題を生じさ
せる。第2に、クリーニングブレード等の清掃部材を感
光体に押し合て摺擦するなどの機械的応力を感光体に与
え、感光体に損傷を与えたり、感光体上に粉体等を密着
吸着させてフィルムフォーミングさせ、画像悪化の原因
となったりする。これらの欠点を克服するため、清掃装
置を省略し、一作像プロセス中、感光体を2回転させ、
2回転目に、現像バイアスを変化させ、1回転目に現像
工程を担った現像器を、今度は清掃手段として働かせる
ものがつくられている。第4図は、この感光体くり返し
使用プロセスを示したものである。第4図で(1)→
(2)→(3)→(4)→(5)の段階で感光体は約1
回転し、次に約1回転で(5)→(6)→(1)の清掃
工程を行なうようになっている。第7図では帯電工程
(1)で感光体は一様に+帯電され表面電位V0 とな
る。露光工程(2)で露光され、静電潜像が形成され
る。現像工程(3)では感光体の露光放電部の残留電位
とほぼ同電位もしくはやや大きくバイアスされた現像ロ
ーラにより、静電潜像の帯電部に帯電荷と逆極性の粉体
を吸着させて現像する。転写工程(4)では、上記現像
された粉体像を転写チャージャにより転写部材に転写す
る。この後、除電工程(5)で、感光体は除電光と除電
チャージャにより電気的除電される。ここで、感光体は
ほぼ1回転する。この後、現像ローラのバイアスVは0
<V<V0 の間に設定される。ここで、現像ローラは、
清掃手段に変身し、感光体上の転写残り粉体を感光体よ
り除去する。こうして、2回転一記録画像を生成するよ
うになっている。しかし、このような感光体のくり返し
使用プロセスでは、感光体の周長は、すくなくとも一記
録画像の長さ以上になっていなければならず、(なぜな
ら、感光体の周長が一記録画像の長さよりも短ければ、
一記録画像の感光体上の先端が現像ローラ位置に到達し
たとき、一記録画像の感光体上の後端は未だ現像工程に
あり、現像ローラが清掃手段として働くことができず、
一記録画像の感光体上の先端部の転写残り粉体は感光体
より清掃されることがない)、したがって、感光体の周
長、つまり、外径を大きくせねばならないという欠点を
有していると共に、2回転のうち1回転は必ず清掃工程
として使用しなければならないため、感光体の使用効率
が50%ときわめて良くない。したがって、記録速度を
遅くせねばならない等の問題を有していると共に、現像
ローラのバイアスを変化させるため、バイアス電源を2
個用意しなければならないなどの問題を有している。 【0005】また、2成分現像剤を使用した反転現像プ
ロセスの画像形成装置でも、上記従来例の説明で述べた
慣例にならい、第1図に示すごとく転写工程と帯電工程
の間に清掃工程を設けて、感光体清掃を行なってきてい
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、清掃専用装置を設けたことにより、記録装置が大き
くなり、また感光体に損傷を与えたり、フィルムフォー
ミングが起きるという欠点があった。 【0007】本発明は、上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、感光体の傷やフィルム
フォーミングを防止し、かつ、専用の清掃装置を設けぬ
ことによる装置の小型化を可能にした画像形成装置を提
供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、ドラム状の感光体上に形成された現像
剤像を転写材上に転写して画像形成を行う画像形成装置
において、ドラム状の感光体を特定の極性に、一様に帯
電する帯電手段と、この帯電手段により帯電された上記
感光体に対して、帯電電位を低下させるべき箇所に対し
て発光し、帯電電位を維持させるべき箇所に対して非発
光となることにより露光を行う露光手段と、上記感光体
に対向して設けられ、上記帯電手段が上記感光体を帯電
するのと同極性の電荷を有する粉体の現像剤を担持する
現像剤担持体、およびこの現像剤担持体に対し、上記感
光体の帯電電位が維持された未露光部分に付着している
転写残留現像剤が上記現像剤担持体に向かい、かつ上記
現像剤担持体側の現像剤が上記感光体の帯電電位が低下
した露光部分に向かう電界が、上記現像剤担持体と上記
感光体との間に形成されるように、バイアス電圧を印加
する電圧印加手段とを具備し、上記感光体の露光部分に
上記現像剤担持体から上記現像剤を供給して現像を行う
と同時に、上記感光体の未露光部分に付着している上記
転写残留現像剤を上記現像剤担持体に回収する現像清掃
手段と、上記現像清掃手段にて形成された現像剤像を転
写材に転写させる転写手段とを有し、上記感光体を回転
させつつ、上記転写手段にて転写が行われた後に上記感
光体上に残留する転写残留現像剤の上から上記帯電手段
による帯電を行って画像形成する構成としたものであ
る。 【0009】 【作用】本発明では、帯電手段がドラム状の感光体を特
定の極性に帯電し、露光手段は感光体上の粉体現像剤が
付着されるべき箇所に対応して発光して電位を低下させ
る。次に帯電電位が維持された未露光部分と帯電電位が
低下された露光部分とを有する感光体は現像剤担持体
と対向する領域において、現像剤担持体と感光体との間
に形成された特定の電界により、帯電手段が感光体を帯
電するのと同極性の電荷を有する現像剤により現像され
る。この現像時、現像剤担持体と感光体との間に形成さ
れた電界に従って、現像剤担持体から現像剤が感光体の
露光部分に移動して付着すると同時に、感光体の未露光
部分に以前の転写動作で転写されずに残留している残留
現像剤が現像剤担持体に向かって移動し回収される
れにより現像同時クリ−ニングが行なわれる。転写手段
は、現像動作により感光体に付着した現像剤を転写材に
転写する。転写後感光体は回転し、再び上述の動作が繰
り返される。即ち現像時に清掃動作を行うことから、転
写残留現像剤を担持したまま、再び帯電、露光を行い、
感光体と現像剤担持体との間に形成される電界により、
現像同時クリ−ニングを行うといった一連の画像形成動
作が繰り返される。 【0010】 【実施例】以下、本発明を第5図ないし第11図に示す
一実施例を参照して説明する。第5図は画像形成装置と
してのレーザプリンタを示す。図中20は本体であり、
この本体20内には像担持体としてのドラム状感光体2
1が設けられているとともにこの感光体21の周囲には
その回転方向に沿って帯電チャージャ22,レーザ露光
装置23のビーム照射部,現像装置24,転写チャージ
ャ25,剥離チャージャ26、および除電ランプ27が
順次配設されている。 【0011】上記レーザ露光装置23はレーザ発振器
(図示しない)から発振したレーザビーム28をレーザ
スキャンモータ29で走査するとともにFθレンズ3
0,第1ミラー31、および第2ミラー32を介して感
光体2上に照射するようになっている。また、上記現像
装置24は第1の現像ローラ33および第2の現像ロー
ラ34を有した構成となっている。 【0012】一方、本体1内下部にはカセット35が装
着されていて取出しローラ36を介して転写材Pが順次
1枚ずつ取出されるようになっている。この取出しロー
ラ36によって取出された転写材Pは上記感光体21の
周面かつ回転方向の沿うようL字状に曲げて形成された
搬送路37を介して本体1の上部に設けられたトレイ3
8に向けて搬出されるようになっている。 【0013】また、搬送路37の上流側にはアライニン
グローラ対39a,39bが、また、下流側には定着記
40、および排出ローラ対41a,41bが配設されて
いる。さらに、アライニングローラ対39a,39bの
前後にはアライニングローラ前ガイド対42a,42b
および転写前ガイド対43a,43bが、また、定着器
40の前後には定着器前ガイド44および排出ローラ前
ガイド対45a,45bが配設されている。また、上記
転写前ガイド対43a,43bに対応して転写前センサ
46が、また、排出ローラ前ガイド対45a,45bに
対応して排出ローラ前センサ47が配置されている。 【0014】さらに、上記アライニングローラ前ガイド
42b,アライニングローラ39b,転写前ガイド43
b,転写チャージャ25,剥離チャージャ26、および
定着器前ガイド44は支軸48を支点として回動自在な
フレーム(図示しない)に取着されており、2点鎖線で
示すように全体を本体1に形成されたメインテナンス用
開口部49側に変位するようになっている。 【0015】図中50は搬送路37に対向して形成され
たメインテナンス用開口部49を開閉するアクセスドア
であり、2点鎖線で示すように支軸51を支店として大
きく外方に回動変位し得る構成となっている。 【0016】また、上記排出ローラ前ガイド45aおよ
び排出ローラ41aは支軸52を介して本体1に枢支さ
れたカバー53に取着されていて、2点鎖線で示すよう
に回動変位するようになっている。 【0017】なお、上記感光体2の周速は133.3m
m/秒,感光体2の直径78mm,感光体2上のレーザ
パワーは3.5mwである。 【0018】さらに、この画像形成装置においては、連
続した1つの記録画像の感光体2の回転方向に沿う最長
画像長よりも感光体2の周長が短くなっており、また、
感光体2の表面の画像転写領域を像形成領域より大とし
て完全にカバーするようになっている。 【0019】つぎに、本装置の動作について説明する。
印字命令が本装置に伝達されると、まず、駆動モータが
回転し、装置の各部分が動きだす。同時に帯電チャージ
ャ22、及び、除電ランプ27がSW・ONされる。こ
うして、帯電チャージャ22により一様に+帯電された
感光体21にレーザ光28がスキャナ29により走査さ
れ、感光体21にネガティブ(Negative)な静
電潜像が形成される。 【0020】今、感光体21の回転速度をωラジアン/
secとし、帯電チャージャ22と第1現像ローラ33
の位相差θ1 ラジアンとすると、θ1 /ω秒後静電潜像
の先端部が第1現像ローラ33に到達する。このとき、
第1現像ローラ33、及び第2現像ローラ34に現像バ
イアスVが印加される。現像バイアスVは、感光体21
の未露光部の表面電位V0 の約半分V0 /2に設定され
ている(0<V<V0 )。したがって前記レーザ光28
により露光され、形成された静電潜像の露光部には帯電
極性と同一の極性、つまり、+帯電された着色粉体(ト
ナー)が吸着され、上記静電潜像の未露光部には粉体は
吸着されず、つまり、ネガティブな静電潜像が第1、及
び第2の現像ローラ33,34で現像される。一方、感
光体21上の前記静電潜像の移動に同期され、カセット
(転写材収納容器)35より、転写材Pが取出しローラ
36によりアライニングローラ対39a,39bに向っ
て送り出される。さらに、転写材Pと前記静電潜像は、
予め設定されたタイミングでアライニングローラ対39
a,39bが回転されることにより、レジストレーショ
ンされて像転写位置まで移動する。転写材Pが像転写位
置に到達すると、つまり、現像バイアスVが印加されて
からθ3 /ω秒(ここでθ3 は第1現像ローラ33と転
写チャージャ25の位相差である)経過すると、転写チ
ャージャ25と剥離チャージャ(転写材除電チャージ
ャ)26が同時にSW・ONされる。こうして、転写材
Pの裏面より−電荷が印加され、転写材Pの電位が下降
し、これによって、感光体21上の現像された粉体像が
転写材P上に移動する。この後転写材Pは+1KVにバ
イアスされたACチャージャの剥離チャージャ26によ
って、除電されて感光体21より剥離された後、定着器
前ガイド44に沿って上昇し定着器40の加熱ローラに
挾持される。ここで転写材Pの粉体像は溶融し、転写材
Pに定着される。この後、転写材Pはさらに排出ローラ
対41a,41bに回転挾持され、装置外に排出され、
トレイ38上に積載される。 【0021】一方、転写材Pに転写された粉体像の一部
が感光体21上に残る。この感光体21上の転写残り粉
体の挙動について、第6図の感光体21のくり返し使用
プロセスに沿って説明する。上述した説明により、各工
程は(1)→(2)→(3)→(4)と転写工程(4)
まで進んでいる。ここでは、(4)の転写工程からさら
に、もう1シート印字記録の動作される場合における、
本実施例装置の感光体21のくり返し使用方法について
述べる。転写工程(4)で感光体21上に反転現像され
た粉体像はほとんど大部分(転写効率約80%)、転写
材Pに転写する。しかし、図示するように一部の粉体は
感光体21に残り、除電工程(5)にいたる。ここで、
感光体21の吸着電荷はほとんど全て放電される。こう
して、帯電工程(1)において、感光体21、及び、感
光体21上の残存粉体は一様に帯電されることになる。
しかし、第7図および第8図の実験結果より次のことが
明らかになった。つまり、感光体21上にD=1.3ぐ
らいの濃度で現像された粉体層が上から感光体21に帯
電した場合、大部分の電荷は粉体層を通過して、感光体
21の表面を一様に帯電してしまうという事実である。
第7図は実験装置の概略図で、+400Vにバイアスを
印加した、二成分の現像ローラ60で感光体21にD=
1.3まで一様に黒色トナーを付着させている状態を示
す。この後、感光体21上の粉体層の上から帯電チャー
ジャ61により一様に+帯電する。次に、粉体層の上か
ら、表面電位計Aで感光体の表面電位を測定する。これ
が第8図の図の横軸で示した値である。さらに、この
後、感光体21上の粉体層をクリーニングブレード62
で完全に除去し、粉体層のなくなった感光体21の表面
電位を、表面電位計Bで測定する。これが第8図の図の
縦軸の値である。表面電位計Aでの電位が+700Vの
とき、表面電位計Bによる電位は約+500Vである。
したがって、この状態では、粉体層の担った表面電位は
約+200Vになる。しかし、実際は、感光体21のS
eとクリーニングブレード62のウレタンゴムとの摩擦
帯電により、感光体21は約−100Vに帯電すること
が分っているため、実際に粉体層の担った上記表面電位
は約100Vになる。すなわち、感光体21上に、D=
1.3の濃度で粉体層を付着させた上から帯電しても帯
電電荷はほとんど大部分感光体21の表面にいってしま
うということが分る。まして、本実施例のように転写残
り粉体の濃度は転写効率が約80%であるため、約20
%くらいと薄い。したがって、本実施例のように感光体
21上の残存粉体層の上から帯電しても、感光体21は
一様に帯電されうるし、帯電電荷は大部分、残存粉体層
の下側にまわり込んでしまう。次に再び第6図の感光体
21のくり返し使用プロセスにもどると、次の露光工程
(2)において、前記した帯電した感光体21が露光さ
れる。この場合、露光部に、先に述べた転写残り粉体が
存在することはありうることである。そこで、一様に帯
電した感光体21に一様にベタ現像(感光体の濃度D=
1.3)し、これを転写チャージャ25の強さを変化さ
せて転写効率を変え、転写残り粉体層の上から、さらに
+750Vになるように両帯電した後、レーザ露光した
ときの感光体21の表面電位を調べた。この実験結果が
第9図に示されている。このときの条件は、帯電後露光
前ドラム電位750V,感光ドラムの現像濃度D=1.
3,現像バイアス400V,ドラム感度;半減露光量
1.5μJ/cm2 ,レーザパワー;5.6μJ/cm
2 (ドラム表面)第9図から分るように、転写効率約7
0%以上では感光体21の表面電位は約80Vぐらいに
まで落ちてしまう。これは、正常露光時の感光体21の
残留電位と全く同じである。つまり、転写効率が70%
以上になると、感光体21上の転写残り粉体層は露光に
悪影響を与えないことがわかる。したがって、露光工程
(2)では、露光部に転写残り粉体が存在しても静電潜
像の形成にあまり悪影響を与えないということがわか
る。こうして、次の現像工程(3)に到達する。ここ
で、前述した第7図,第8図および第9図の実験にもと
づいて、また、実際の印字記録実験でも、次のことが確
認された。本実施例のような二成分反転現像プロセスに
おいては、静電潜像の帯電部に存在する転写残り粉体は
現像工程(3)で感光体21より除去され、上記静電潜
像の露光・放電部には帯電と同極性に帯電した粉体が吸
着する。すなわち、静電潜像の現像と同時に、感光体2
1の清掃が行なわれるということが確認されたのであ
る。この理由について考えてみると次のようになる。ま
ず、帯電工程(1)では感光体21は一様に+V0 に帯
電された。この後、露光工程(2)において、露光部に
転写残り粉体層が存在しても第9図の説明から分るよう
に、感光体21の露光部表面電位は露光残留電位まで下
降している。一方、未露光部においては大部分の帯電電
荷が転写残り粉体層の下側の感光体21の表面に、一様
に吸着するようになることは、第7図および第8図の実
験から知れ、かつ、この未露光部の表面電位は+V0
ある。ここで、ほぼV=V0 /2(0<V<V0 )にバ
イアスされた現像ローラ33,(34)により、先に静
電潜像の形成された感光体21の表面が摺でられる。し
たがって、静電潜像の未露光・帯電部では、感光体21
から現像ローラ33(34)に向う電界が発生する。こ
の電界内に、先に述べた未露光部の転写残り粉体は置か
れており、自らも帯電極性と同極性に帯電しているため
に、感光体表面より離脱し、現像ローラ側33,(3
4)に移動するのである。これが感光体21の清掃作用
である。 【0022】なお、本実施例では、第1現像ローラ33
と第2現像ローラ34を有しているため、感光体21の
上述した清掃作用はきわめて完全に実行される。第1現
像ローラ33より見れば、第2現像ローラ34は、上記
清掃作用の点からみて、清掃補助手段として見ることも
できる。 【0023】一方、静電潜像の露光・放電部では、現像
ローラ33,(34)から感光体21に向う電界が発生
する。本実施例の二成分現像剤では、キャリアが現像ロ
ーラ33,(34)の磁場の力で現像ローラ33,(3
4)に保持され、粉体はこのキャリアと摩擦帯電して、
+に帯電し、キャリアの鏡像電荷(−)により、キャリ
ア表面に電気的に吸着している。この+帯電した着色粉
体が上記した現像ローラ33,(34)から感光体21
に向う電界内に置かれ、現像ローラ33,(34)より
感光体21の露光・放電部に向って移動し、感光体21
のベースの鏡像電荷(−)によりこの露光・放電部に電
気的に吸着するのである。すなわち、静電潜像が現像さ
れるのである。こうして、本実施例装置の感光体21の
くり返し使用方法では現像と同時に感光体清掃が行なわ
れるのである。したがって、転写工程で転写残り粉体が
転写材Pに転写し、印字画像の地カブリや地汚れの原因
となることはないのである。 【0024】しかも、本実施例は電気的に転写残り粉体
を感光体から除去するためにクリーニングブレードやフ
ァーブラシによる感光体清掃と異なり、感光体21に機
械的損傷やフィルムフォーミングなどの悪影響を与える
ことがないばかりではなく、感光体21の径を大きくす
ることなく清掃手段そのものを画像形成装置(電子写真
記録装置)より除去したため、装置の形状をコンパクト
にすることも可能となった。 【0025】次に1シート印字の終了時の装置各要素の
停止動作について述べる。第10図は1シート印字の作
像プロセスと、その後の最終印字終了後のドラム除電プ
ロセスの各構成要素のON−OFFのタイミングを記し
たものである。1シート印字の作像プロセスが終了する
と、つまり、1シート印字分のレーザ露光が停止する
と、やや遅れて帯電チャージャ22がOFFされる。帯
電チャージャ22がOFFされてからθ′1 /ω秒経過
すると、つまり、帯電部分の後端が第2現像ローラ34
の位置に到達すると現像バイアスがOFFされる。ここ
で、θ′1 は、帯電チャージャ22と第2現像ローラ3
4の位相差である。(第2図参照)したがって、これ以
上感光体21が回転し続けて感光体21上に現像される
ことはない。さらに(θ3 +θ1 −θ′1 )/ω秒経過
すると、1シート印字分の現像画像が転写を完了するた
め、転写チャージャ25がOFFされる。ここでθ3
第1現像ローラ33と転写チャージャ25の位相差であ
る。しかし、さらに感光体21は回転しつづけ、少なく
とも2π/ω秒以上、剥離チャージャ26をONしつづ
け、剥離チャージャ26がOFFされてから、θ2 /ω
秒以上経過して後始めて、モータと除電ランプ27をO
FFする。この最後のドラム除電プロセスにおいて感光
体21は+放電極性を有するため完全に除電され、画像
ボケなどの、残存電荷によって誘起される画像悪化要因
がとり除かれる。さらに、次の印字命令により、モー
タ,帯電チャージャ22,除電ランプ27がほぼ同時に
ONされるが、現像バイアスは、感光体21の帯電部が
第1現像ローラ33に到達するまでONせず、したがっ
て、未帯電部に現像バイアスが印加されないため、像転
写領域以外に現像されることはない。すなわち、本実施
例では印字開始時も印字終了時も像転写領域以外への像
形成を行なわないため、転写工程を通過した感光体21
に過度の粉体層が形成されることはなく、次の印字の作
像プロセスに悪影響を与えることなく、つまり、印字画
像に悪影響を与えることなく、常に良好な画像が得られ
るようになっている。 【0026】さらに、転写材Pが装置内部でジャムした
場合の処理について述べる。本実施例では、転写前ガイ
ド対43a,43b中を、転写材Pが通過したことを検
知するセンサー46と、排出ローラ前ガイド対45a,
45b中を転写材Pが通過したことを検知するセンサー
47とから送られてくる信号の時間差とあらかじめ設定
されたタイマーによる時間間隔と比較し、装置内で転写
材Pがジャムしたかどうかを判断検知し、ジャム信号を
発生するようにしている。ジャム信号が発生すると直ち
にモータを始めとして、第11図に示す、各構成要素が
すべて停止し、操作パネルにジャム表示を行なうように
なっている。ジャム表示によって、ジャムした転写材P
を装置から除去することになるが、まず、感光体21の
斜め下方の支軸51を介して枢支されたアクセスドア5
0を感光体21のほぼ側面より矢印(イ)方向に回動し
てメインテナンス用開口部49を開放し、さらに、感光
体21のほぼ下方の支軸48を介して枢支された図示し
ないフレームにアライニングローラ前ガイド42b,ア
ライニングローラ39b,転写前ガイド43b,転写チ
ャージャ25,剥離チャージャ26,定着器前ガイド4
4を組込んだ組立ユニット59を矢印(ロ)の方向に回
動してジャムした転写材Pを装置内より除去し、再び、
上記組立ユニット59、及び、アクセスドアー50をセ
ットしてリセット信号を入れることにより、ジャム信号
を解除するようになっている。上述したように、本実施
例によれば、転写材Pの搬送路37が転写材Pの搬送方
向に向って、感光体21を囲むようにL字形を形成して
いるおり、かつ、感光体アクセスドアー50が感光体2
1の側面に位置して、感光体斜め下方の支軸51を中心
に回動・解放するようになっており、さらに、定着器前
ガイド44,転写チャージャ25,剥離チャージャ2
6,転写前ガイド43b,アライニングローラ39b,
アライニングローラ前ガイド42b等からなる組立ユニ
ット59が一体となり、感光体21のほぼ下方に位置し
た支軸48を中心として回動し、転写材搬送器37を大
きく開放するようになっているため、きわめて、ジャム
処理が容易になっている。この転写材Pの搬送路37の
形状は、現像・同時清掃という感光体21のくり返し使
用の新しい方法によって達成されたものである。さて、
このようにジャム処理され、ジャム信号を解除された装
置は、再び、モータ,帯電チャージャ22,除電ランプ
27がSW−ONされ、現像バイアスはθ1 /ω秒後再
びSW−ONされる。こうして、感光体21はすくなく
とも2π/ω秒以上帯電チャージャ22をSW−ONし
て回転され、転写材Pのジャムにより転写されずに感光
体21上に残った現像粉体像が第1及び第2現像ローラ
33,34によって感光体21より除去され、清掃され
るようになっている。さらに、帯電チャージャ22がS
W−OFFしてから現像バイアスがθ′1 /ω秒後にS
W−OFFされる。こうして、もし、印字命令がなけれ
ば、ドラム除電プロセスを完了したのち、モータの回転
が停止するようになっている。もし、印字命令があれ
ば、もちろん、第10図に示した、1シート印字の作像
プロセスを続行することになることは明らかである。と
にかく、このようにして、転写材Pがジャムしても感光
体21上の未転写粉体層は完全に除去され、次の記録印
字に備えられており、印字画像に地カブリ,地汚れ等の
悪影響を与えることはないようになっている。 【0027】さて、本実施例によれば、別記した転写材
Pの搬送路37がこの進行方向に沿って感光体21を囲
むようにL字形になっているため、転写材Pの排出方向
が感光体21の斜め上方に位置し、転写材Pは、第5図
にしめされたトレイ38内に積載されることになってい
る。こうして、転写材P及び、このカセット35の本体
1への挿入方向と、本体1外に排出された転写材Pの処
理方向、及び、内容の判別・判読方向が一致するように
なり、ワードプロセッサ等のシステム機器のコンポーネ
ントとしても理想的な形状を有することになる。 【0028】なお、排出ローラ41aは、第5図に示す
ごとく矢印(ハ)方向に、排出ローラ前ガイド45aと
共に回動して搬送路を開放してジャムした転写材Pの除
去を容易にしている。 【0029】なお、本発明は上記実施例に限るものでな
い。すなわち、上記実施例では、静電潜像の現像装置
に、第1現像ローラ33と第2現像ローラ34を有し、
静電潜像の現像同時清掃工程において、感光体21の未
露光部の転写残りトナーの除去能力と露光部への粉体現
像能力を一層有効ならしめている。しかし、第2現像ロ
ーラ34は第1現像ローラ33を現像・同時清掃手段と
してみた時、第1現像ローラ33の清掃能力を一層高め
るための清掃補助手段とみなすことも出来る。こうし
て、第2現像ローラ34の代りに、例えば、第8(a)
図に示すファーブラシ65を回転し、感光体21の表面
を摺擦して感光体21に付着した転写残り粉体をほぐ
し、また、一部かき取って、第1現像ローラ33により
未露光・帯電部分の転写残り粉体を、なお、一層有効に
除去することを可能ならしめることも出来る。また、こ
の場合には、実施例に比較し、2成分現像ローラのよう
にマグネットやスリーブ等金属化工物と異なり、紙管に
巻き付けたファーブラシなどを利用できるため、より安
価に構成できると共に、従来例の様に転写工程と静電潜
像形成工程の間に清掃工程を設ける場合に比較し、現像
装置内において、除去粉体を回収等処理できるため、従
来例にみられる様な粉体の飛散などの問題を未然に防止
することが出来る。 【0030】 【0031】さて、次に感光体21の光除電の方法につ
いて述べる。実施例では転写工程と帯電工程の間に光除
電工程を有しているが、この光除電工程を第13図のよ
うに現像工程と転写工程の間に光除電工程を配置しても
良いことは勿論である。第6図の感光体のくり返し使用
方法から分るように、反転現像プロセスを使用する電子
写真記録装置においては、第6図の(1)→(2)→
(3)→(5´)→(4)→(1)という感光体21の
くり返し使用方法であっても、感光体21の帯電電位の
メモリを除去できる。つまり、光除電が妨害されるであ
ろう粉体付着部分、つまり、現像部分は、すでに露光工
程において露光され放電しており、未露光・帯電部分に
は粉体は付着していないので、除電工程(5´)におい
て、完全に放電するからである。このように除電工程
(5´)を現像工程と転写工程の間に配置すれば、本実
施、及び従来例に比較し、次のような利点が存在する。
反転現像プロセスでは現像領域に比較し、バックグラン
ドの未露光・未放電部分の面積が圧倒的に大きい。この
ため、転写工程直後の転写材Pの感光体21よりの剥離
が上記感光体21の残存電荷の影響で、悪化するという
現象が生じる。しかし、第13図のように転写工程前に
光除電工程を設けることにより、このような転写材Pの
剥離悪化要因を予め除去できるという長所があると共
に、他のどの部分にも光除電工程を配置する必要がな
く、画像形成装置の性能を向上させながら、装置体積を
小型化することが可能になるという長所が存在する。 【0032】さらに、本実施例においては、露光光線と
して半導体レーザ光線を感光体21上に集光し、かつ、
感光体21の軸方向に走査・記録しているが、これは、
他の露光手段によっても可能なことは勿論である。例え
ば、衆知の露光方法であるがレーザ光線の代りにLED
アレイを使用し、この光線をセルフォックレンズ等を用
い感光体21上に投影しても良い。 【0033】その他、本発明は本発明の要旨を変えない
範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光体と現像剤担持体との間に形成される電界に従っ
て、現像剤担持体から現像剤が感光体の露光部分に付着
すると同時に、感光体の未露光部分に以前の転写動作で
転写されずに残留している残留現像剤が現像剤担持体に
向かって移動し回収される。従って現像と同時に清掃を
行うことができる。よって、従来感光体を繰り返して使
用するために必要とされた専用の清掃手段を不要とする
ことができ、専用の清掃手段によって引き起こされてい
た感光体の損傷やフィルムフォ−ミング現象を防止で
き、しかも装置の小型化ができる。 【0035】特に本発明では、帯電手段が感光体を帯電
するのと同極性の現像剤を感光体に供給することから、
転写残留現像剤の上から帯電動作を行っても現像剤の帯
電極性が変化しない。また露光手段が帯電電位を低下さ
せるべき箇所に対応して発光し、帯電電位を維持すべき
箇所に対応して非発光となるものであるから、帯電出力
と発光光量とを設定するだけで感光体の帯電電位と露光
後の電位とを常に所望の値に維持することができる。こ
の為現像剤担持体に印加するバイアス電圧を所望の電界
を得られるように設定したり、転写手段の出力を転写
現像剤が少なくなるよう設定することが容易となる。
このようにして転写残留像剤を少なくできるからこそ
現像剤の上から帯電しても感光体を一様に帯電するこ
とができ、正常露光時と同様に露光手段により感光体の
表面電位を低下させることができる。従って、感光体の
帯電電位、露光後の電位、並びに現像剤担持体に印加さ
れるバイアス電圧によって決まる、現像同時クリ−ニン
グに必要不可欠な電界の形成を確実に形成することがで
き、現像及び清掃動作を常に適性に行うことができる。
つまり単に専用の清掃手段を不要とすることができるだ
けでなく、画像品質も高く実用化に耐え得るレベルを保
つことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来における画像形成装置の概略的断面図であ
る。 【図2】従来の画像プロセスを示す説明図である。 【図3】従来の画像プロセスを示す説明図である。 【図4】従来の画像プロセスを示す説明図である。 【図5】本発明の一実施例を示すもので、画像形成装置
全体の概略的断面図である。 【図6】本発明の一実施例を示すもので、画像プロセス
を示す説明図である。 【図7】プロセス調査用実験装置の概略図である。 【図8】トナー層を介しての感光体表面への電荷注入特
性を示す図である。 【図9】感光体上の残存トナーを介しての感光体露光特
性を示す図である。 【図10】作像プロセスと印字終了後の感光体除電プロ
セスを示す図である。 【図11】転写材ジャム時のジャム解除後の感光体清掃
プロセスを示す図である。 【図12】本発明の他の実施例を示す概略的構成図であ
る。 【図13】本発明の他の実施例を示す概略的構成図であ
る。 【符号の説明】 P 転写材 21 像担持体(感光体) 24 現像手段(現像器) 65 清掃補助手段 66 清掃補助手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−12843(JP,A) 特開 昭51−147327(JP,A) 特開 昭55−73058(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ドラム状の感光体上に形成された現像剤像を転写材
    上に転写して画像形成を行う画像形成装置において、 ドラム状の感光体を特定の極性に、一様に帯電する帯電
    手段と、 この帯電手段により帯電された上記感光体に対して、帯
    電電位を低下させるべき箇所に対して発光し、帯電電位
    を維持させるべき箇所に対して非発光となることにより
    露光を行う露光手段と、 上記感光体に対向して設けられ、上記帯電手段が上記感
    光体を帯電するのと同極性の電荷を有する粉体の現像剤
    を担持する現像剤担持体、およびこの現像剤担持体に対
    し、上記感光体の帯電電位が維持された未露光部分に付
    着している転写残留現像剤が上記現像剤担持体に向か
    い、かつ上記現像剤担持体側の現像剤が上記感光体の帯
    電電位が低下した露光部分に向かう電界が、上記現像剤
    担持体と上記感光体との間に形成されるように、バイア
    ス電圧を印加する電圧印加手段とを具備し、上記感光体
    の露光部分に上記現像剤担持体から上記現像剤を供給し
    て現像を行うと同時に、上記感光体の未露光部分に付着
    している上記転写残留現像剤を上記現像剤担持体に回収
    する現像清掃手段と、 上記現像清掃手段にて形成された現像剤像を転写材に転
    写させる転写手段とを有し、 上記感光体を回転させつつ、上記転写手段にて転写が行
    われた後に上記感光体上に残留する転写残留現像剤の上
    から上記帯電手段による帯電を行って画像形成すること
    を特徴とする画像形成装置。
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