JP2879834B2 - 無線ゾーン判定方式 - Google Patents

無線ゾーン判定方式

Info

Publication number
JP2879834B2
JP2879834B2 JP3077054A JP7705491A JP2879834B2 JP 2879834 B2 JP2879834 B2 JP 2879834B2 JP 3077054 A JP3077054 A JP 3077054A JP 7705491 A JP7705491 A JP 7705491A JP 2879834 B2 JP2879834 B2 JP 2879834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
superimposed
control channel
mobile station
wireless zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3077054A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04287430A (ja
Inventor
知之 山田
充 村田
淳 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, NTT Mobile Communications Networks Inc filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP3077054A priority Critical patent/JP2879834B2/ja
Publication of JPH04287430A publication Critical patent/JPH04287430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2879834B2 publication Critical patent/JP2879834B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信方式における
無線ゾーン判定方法に関し、特に無線ゾーンの一部また
は全部が、他の基地局により形成される無線ゾーンに重
畳されるように配置された移動通信方式における無線ゾ
ーン判定方式に係る。
【0002】
【従来の技術】無線ゾーンの一部または全部が、他の無
線ゾーンに重畳されるように配置された移動通信方式の
システム構成の一例を図1に示す。この例では、無線ゾ
ーンは大別して2種類のゾーンに分けることができる。
一方は、マクロセル1であり、他方はマイクロセル2で
ある。マクロセル1の中に、複数のマイクロセル2が配
置されており、マクロセルにマイクロセルが重畳した形
となっている。移動局は複数の無線ゾーンから構成され
るサービスエリア3の中を移動しながら、在圏する無線
ゾーンを選択し、通話時に、該無線ゾーンの基地局と通
話を行う。
【0003】無線ゾーンがマクロセル1とマイクロセル
2から構成される図1の例の場合、マイクロセルが重畳
している領域(図において、打点されている領域)で
は、移動局は通話を行う無線ゾーンとして該マイクロセ
ルを選択する。しかしマイクロセルが重畳しておらず、
マクロセルのみの領域(図において、斜線が施されてい
る領域)では、移動局は通信を行う無線ゾーンとして、
該マクロセルを選択する。また、図1におけるマクロセ
ル4の様に、マイクロセルを包含していないマクロセル
も存在する。
【0004】次に、移動局が通話を行う無線ゾーンを選
択する方法について説明する。それぞれの無線ゾーンに
は制御チャネルfl〜fnが割り当てられおり、移動局
は各無線ゾーンの制御チャネルfl〜fnの受信レベル
を測定し、一定レベル以上の制御チャネルを選択するこ
とにより、在圏無線ゾーンを選択することができる。図
1の例のようにマクロセルにマイクロセルが重畳されて
いるシステムの場合、重畳している領域ではマクロセル
の制御チャネルとマイクロセルの制御チャネルの受信レ
ベルが一定レベル以上となり、移動局は在圏ゾーンとし
て該マイクロセルを選択する。重畳していない領域では
マクロセルの制御チャネルの受信レベルのみが一定レベ
ル以上となり、移動局は在圏ゾーンとして該マクロセル
を選択する。
【0005】以上の無線ゾーンの制御チャネルの受信レ
ベルの測定は、ある周期で定期的に行われていなければ
ならない。何故なら、移動局は移動しているため、在圏
無線ゾーンが変化するためである。無線ゾーンの全制御
チャネルがfl〜fnであった場合、fl〜fnの受信
レベルを測定する周期(スキャン周期)は、無線ゾーン
の形状によって左右される。たとえば、円形無線ゾーン
の場合にはスキャン周期は無線ゾーンの半径の大きさに
よって左右される。無線ゾーン半径が大きいものであれ
ば、周期は長くても良いが、無線ゾーン半径が小さい場
合は周期を短くしなければならない。ゾーン半径が小さ
い時に、長い周期でスキャンすると、移動局が移動して
在圏無線ゾーンが変化しても、その移動による在圏ゾー
ンの変化を検出できないことがあるためである。従っ
て、ゾーン半径の小さい場合には、その半径に応じてス
キャン周期を短くしなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】次に、無線ゾーンの一
部または全部が、他の無線ゾーンに重畳している場合の
従来のスキャン周期の決定方法について説明する。図2
でC点のようなマイクロセルが一つも重畳されていない
数字符1aで示すマクロセル1に移動局が在圏する場
合、移動局は長い周期でスキャンしても問題はない。し
かしA, B点の様にマイクロセル1〜3(数字符2a〜
2cで示している)が重畳されているマクロセル2(数
字符1bで表している)に移動局が在圏する場合は、移
動局が移動しながらマイクロセルを選択するので、マイ
クロセルの半径に合わせて短い周期でスキャンする必要
がある。つまり、移動局が在圏する場所によって、必要
なスキャン周期が異なるのである。
【0007】しかし、従来の方式ではスキャン周期が一
定であったために、スキャン周期を、移動局が在圏する
場所によって異なるスキャン周期の中で、最も短い周期
にする必要があった。つまり、この方式では、重畳して
いないマクロセルの場合、マイクロセル半径に合わせた
短い周期でスキャンする必要がないのに、マイクロセル
半径に合わせた短い周期でスキャンしなければならな
い。すなわち、スキャン周期が短くなるということは、
単位時間当たりのスキャン回数が多くなる事を意味し、
それだけ受信レベルを測定する時間が多くなるので、電
力を多く消費し、バッテリーセービングの点で欠点があ
った。又、スキャンしている間に着信があった場合、着
信を受信できなくなる可能性があるという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、無線ゾーンの一部または全部
が、他の無線ゾーンに重畳されるように配置されたゾー
ン構成を含む移動通信方式における無線ゾーン判定にお
いて、制御チャネルの受信レベル測定の周期が一定であ
るために、移動局が短い周期でスキャンする必要のない
場所に在圏する時にも短い周期でスキャンするため、バ
ッテリーの消費電力量が増加するという問題点を解決す
ることのできる無線ゾーン判定方式を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の問
題点は、前記特許請求の範囲に記載した手段により解決
される。すなわち、請求項1の発明は、サービスエリア
が複数の無線ゾーンから構成され、サービスエリア内の
少なくとも1つの無線ゾーンの一部または全部が、他の
無線ゾーンに重畳されるように配置された移動通信方式
において、各基地局から移動局宛に伝達される制御チャ
ネル上に、当該基地局の無線ゾーンに他の無線ゾーンが
重畳されているか否かを表示する手段を具備せしめ、該
無線ゾーンの重畳を示す表示を受信した移動局は、当該
無線ゾーンに在圏している間、無線ゾーン移動判定を短
い周期で実施することを特徴とする無線ゾーン判定方式
であり、請求項2の発明は、上記発明の無線ゾーンの重
畳に係る情報の伝達方法として通信終了時に通信チャネ
ルに付随している制御チャネル上の制御情報信号に、移
動局が在圏している無線ゾーンが他の無線ゾーンと重畳
しているか否かを表示して送出するようにしたものであ
る。
【0010】また、請求項3の発明は、サービスエリア
が複数の無線ゾーンから構成され、サービスエリア内の
少なくとも1つの無線ゾーンの一部または全部が、他の
無線ゾーンに重畳されるように配置された移動通信方式
において、各基地局から移動局宛に伝達される制御チャ
ネル上に、当該基地局の無線ゾーンに他の無線ゾーンが
重畳されているか否かを表示する手段と、無線ゾーンが
他の無線ゾーンと重畳されている場合、被重畳ゾーンの
制御チャネルの検索情報を表示して送出する手段とを無
線基地局に具備せしめ、該重畳を示す表示及び被重畳ゾ
ーンの制御チャネルの検索情報を受信した移動局は、被
重畳ゾーンの制御チャネルの観測周期を短縮してゾーン
移動判定を短い周期で実施する無線ゾーン判定方式であ
り、請求項4の発明は、請求項3の発明の移動局が在圏
している無線ゾーンが他の無線ゾーンと重畳しているか
否かの表示の送出及び被重畳ゾーンの制御チャネル検索
情報を表示しての送出を、通信終了時に通信チャネルに
付随している制御チャネル上の制御情報信号によって行
なう如く構成するものである。
【0011】
【作用】本発明は、無線ゾーンの一部または全部が、他
の無線ゾーンに重畳されるように配置された移動通信方
式における無線ゾーン判定において、無線ゾーン判定周
期を移動局の在圏する無線ゾーンに他の無線ゾーンが重
畳しているか否かによって変化させることを最も主要な
特徴とする。従来の技術とは、無線ゾーン判定周期が一
定ではなく、移動局の在圏する場所によって変化させる
ところが異なる。以下本発明の作用等に関し、実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について、先に説明した図1
を用いて説明する。すなわち図1は無線ゾーンの一部ま
たは全部が、他の無線ゾーンに重畳されるように配置さ
れた構成である。この構成の下での無線ゾーン判定方式
も従来方式と同じく、各無線ゾーンに割り当てられた制
御チャネルfl〜fnの受信レベル及び干渉量等を測定
することによって行うことができる。
【0013】以下に、図2を用いて、無線ゾーン判定の
具体的な手順を説明する。図2にはマイクロセルがマク
ロセルに重畳しているシステム構成が示されており、そ
れぞれのマクロセル、マイクロセルには当図に示すよう
な名称がつれけられているものとする。それぞれのセル
には制御チャネルが割り当てられているが、ここではマ
クロセル1、マクロセル2には、それぞれf1,f2
が、マイクロセル1、マイクロセル2、マイクロセル3
には、f11,f12,f13が制御チャネルとして割
り当てられているものとする。移動局は、無線ゾーンの
全制御チャネルfl〜fnの受信レベルのスキャンによ
り、一定レベル以上の制御チャネルを選択する。例えば
A点は、マイクロセル1がマクロセル2に重畳している
領域なので、制御チャネルの受信レベル測定によって、
f11とf2が一定レベル以上となり、移動局は通話を
行う無線ゾーンとして、マイクロセルであるマイクロセ
ル1を選択する。
【0014】又、B点ではマイクロセルが重畳しておら
ず、マクロセル2だけの領域なので、f2のみが一定レ
ベル以上となり、移動局は通話を行う無線ゾーンとして
マクロセル2を選択する。この様に受信レベルの測定に
よって、受信レベルが一定レベル以上の無線ゾーンを在
圏無線ゾーンとして判定し、通話を行う無線ゾーンの選
択を行うことが可能となる。以上、図2を用いた説明の
中で、重畳している領域では、2つの制御チャネルが一
定レベル以上となることを示したが、移動局はこの2つ
の制御チャネルが、マクロセルの制御チャネルか、マイ
クロセルの制御チャネルかを判定できなくてはならな
い。
【0015】又、本発明の様に、制御チャネルfl〜f
nの受信レベルをスキャンする周期を、各無線ゾーンに
他の無線ゾーンが重畳されているか否かによって変化さ
せることを可能とするために、下り制御チャネルの内容
に図3に示すような情報が必要である。同図に示されて
いるように、下り制御チャネルには、該制御チャネルが
マクロセルに付随しているものか、マイクロセルに付随
しているものかを識別する情報ビットA(数字符5で示
す)と、該制御チャネルの無線ゾーンに他の無線ゾーン
が重畳しているかを示す情報ビットB(数字符6で示
す)が含まれている。移動局は、情報Aを見に行くこと
により、その無線ゾーンがマクロセルかマイクロセルか
を識別し、マイクロセルが重畳している場合に、通話を
行う無線ゾーンとしてマイクロセルを選択することが可
能となる。
【0016】次に各無線ゾーンの制御チャネルfl〜f
nを測定する周期(スキャン周期)を決定する本発明の
方法について図4のフロチャートを用いて説明する(同
図のS101〜S105はそれぞれステップを表わして
いる)。まず、移動局は、受信レベルが一定レベル以上
の制御チャネルの中から、マクロセルの制御チャネルを
選択し、該制御チャネルを補捉する(ステップ10
1)。次に該制御チャネルの内容を読み、情報ビットB
の値によって該マクロセルにマイクロセルが重畳してい
るか否かを判定する(ステップ102)。判定結果が重
畳している場合、スキャン周期をSとし、重畳していな
い場合はスキャン周期をLとする(ステップ103,1
04)。但し、ここでのSの値はLの値より小さく、重
畳している場合は、スキャン周期を短縮することにな
る。そして、このスキャン周期で制御チャネルfl〜f
nをスキャンし(ステップ105)、マクロセルの制御
チャネルが移動局の移動によって変化した時、ステップ
101に戻る。
【0017】以上の無線ゾーン判定におけるスキャン周
期の決定方法は、移動局の在圏するマクロセルが重畳し
ているか否かによって行なうもので、これによってスキ
ャン周期を変化させている。従来の方式では、スキャン
周期は一定であったため、移動局の在圏する場所の条件
にかかわらずマイクロセル半径に合わせた短い周期でス
キャンする必要があったが、本発明の方式では移動局が
マイクロセルが重畳していないマクロセルに在圏する場
合は、マクロセル半径に合わせた長い周期でスキャンす
ることが可能となる。それにより、移動局がマイクロセ
ルが重畳していないマクロセルに在圏する場合は、スキ
ャンする回数を少なくすることによって、受信レベルを
測定する時間を少なくすることができるため、消費電力
を減少させることが可能となり、バッテリーセービング
の効果を大ならしめることができる。又、スキャンして
いる時間を少なくできるので、スキャン中に着信があっ
た場合に、着信を聞き逃す可能性を減少させることがで
きるという利点も有している。
【0018】次に、図5を用いて、無線ゾーンを判定し
てスキャン周期を決定する本発明の方法の利点を従来方
式と比較して定量的に示す。同図に示すようにマクロセ
ル7a,7bの直径はR=5km、マイクロセル8の直
径はr=0.5kmとし、マクロセルAはマイクロセル
が重畳しており、マクロセルBはマイクロセルが重畳し
ていないものとする。従来方式では、マクロセルが重畳
しているか否かにかかわらずスキャン周期は一定なの
で、マイクロセル直径r=0.5kmに合わせたスキャ
ン周期でスキャンする。移動局の移動速度を20km/
hとすると、マイクロセルを横切る時間は1.5分であ
る。このことを考慮してスキャン周期を1.5分/2=
0.75分とする。スキャンを行う全制御チャネルを2
0チャネルとし、1チャネル1秒の測定時間が必要であ
るとすると、1回のスキャンに要する時間は20秒であ
り、スキャン周期が0.75分であるから、20/45
=44%の時間をスキャンしていることになる。一方、
本発明の方式では、マクロセルAに在圏する移動局は、
マクロセルAにマイクロセルが重畳していないため、マ
クロセル直径に合わせてスキャン周期を決めることがで
きる。
【0019】移動局の移動速度を20km/hとする
と、マクロセルを横切る時間が7.5分となり、本発明
の方式だと、20/450=4.4%の時間をスキャン
するのみで良い。移動局は待ち受け時において、以上で
述べたスキャンする時間に加えて、着信を受信する時間
が、電力を用いる時間となるが、図6に示す制御チャネ
ル構成で移動局の着信群が20群に分けられている場
合、着信を受信する時間比率は2%となり、移動局の待
ち受け時において電力を用いる時間比率は、従来方式で
は44+2=46%、本発明の方式では4.4+2=
6.4%となる。このように本発明の方式は従来方式と
比較して、省電力化を図ることができ、バッテリーセー
ビングの効果を上げることができる。
【0020】ここで、着信を受信する時間比率が2%と
なることを、図6の制御チャネル構成図に基づいて説明
する。制御チャネル9は、報知チャネル9a、着信チャ
ネル9b、セル個別シグナリングチャネル9cから構成
され、それぞれの情報バイト数は、25,500,72
5バイトとする。着信チャネルは20群に分けられてい
るため、1群は、25バイトとなり、1群の着信チャネ
ルが全制御チャネルに占める比率は2%となる。それ
で、移動局が着信を受信する時間比率が2%と算定され
るわけである。
【0021】次に図7を用いて、本発明を実現する移動
局のハード構成を示す。同図に示されているように、移
動局受信部は、CPU11、受信部12、復調部13、
レベル測定回路14、シンセサイザ15、タイマ16か
ら構成されている。無線ゾーン判定において、制御チャ
ネルの内容をモニタする必要があるが、それは復調部1
3からの出力2によって得ることができる。又、制御チ
ャネルfl〜fnの受信レベルをスキャンして測定する
必要があるが、それにはCPU11からの指示によりシ
ンセサイザ15を制御し、レベル測定回路14から出力
を得ることにより行うことができる。スキャン周期の設
定はCPU11がタイマ16にスキャン周期の指示を行
い、タイマ16がCPU11に割り込みをかけることに
よって行うことができる。
【0022】以上、第1の実施例では、マイクロセルの
制御チャネルとマクロセルの制御チャネルを足した全制
御チャネルfl〜fnをスキャンする方法について説明
してきた。そして、マイクロセルの制御チャネルとマク
ロセルの制御チャネルが同一のチャネルとなることもあ
る場合を想定してきた。しかし、以下で述べる第2の実
施例では、マクロセル用の制御チャネルとマイクロセル
用の制御チャネルが同一のチャネルを割り当てられるこ
となく、f11〜f1nがマクロセルの制御チャネル
に、f2〜f2mがマイクロセルに割り当てられる場合
を考える。
【0023】この場合、移動局は、まず、マクロセルの
制御チャネルにf1l〜f1nをマクロセル半径に合わ
せた長い周期でスキャンし、受信レベルが一定以上のマ
クロセルの制御チャネルを選択し、受信を開始する。そ
してマイクロセルが重畳している場合は、マイクロセル
の制御チャネルであるf2l〜f2mをマイクロセル半
径に合わせた短い周期でスキャンし、重畳していない場
合は、f2l〜f2mをスキャンすることなく、長い周
期でマクロセルの制御チャネルf1l〜f1nをスキャ
ンし続けることにより、第1の実施例で述べたと同様
に、従来方式の方法よりも移動局の消費電力を少なくす
ることができる。つまり、重畳していないマクロセルで
は、重畳しているマクロセルよりも長い周期でスキャン
を行うことができ、バッテリーセービングの点での利点
を有してる。
【0024】又、第3の実施例として、各無線ゾーンの
制御チャネルの中で、重畳を示す表示と共に被重畳ゾー
ンであるマイクロセルの制御チャネルの検索情報を表示
する方法も考えられる。ここで検索情報とは、FDMA
方式の場合はキャリア周波数、TDMA方式の場合はキ
ャリア周波数とスロット番号、CDMA方式の場合はキ
ャリア周波数と拡散コードを意味する。この実施例で
は、移動局は重畳しているマクロセルに在圏する場合
は、制御チャネルで通知されたマイクロセルの制御チャ
ネルのみをマイクロセル半径に合わせた短い周期でスキ
ャンすれば良いので総スキャン時間を短縮することが可
能になり、移動局省電力化と、着信情報受信上の観点か
ら、さらに効果が大きい。
【0025】以上の第1から第3の実施例では、制御チ
ャネルとして、共通制御チャネル等、制御信号のみの制
御チャネルを想定してきたが、制御チャネルには、通信
チャネルに付随している通信チャネル付随形制御チャネ
ルも存在する。移動局が音声通信等の通信を実施した場
合、通信中に他の無線ゾーンに移行していることがあ
る。この場合、通信終了時に、通信チャネルに付随して
いる制御チャネル上に移動局が在圏している無線ゾーン
の重畳に係る情報を表示し、重畳しているか否かによっ
て、通信終了後の無線ゾーン選択のスキャン周期を変化
させることができる。この様に通信チャネルに付随して
いる制御チャネルに、移動局の在圏している無線ゾーン
が重畳しているか否かを表示することにより、通話後に
制御信号のみの制御チャネルを読みに行ってスキャン周
期を決める必要がなく、通話直後にスキャン周期を決定
できるという利点を有している。
【0026】以上の実施例の説明では、無線ゾーンの一
部または全部が、他の無線ゾーンに重畳されるように配
置された移動通信方式の例として、マクロセルとマイク
ロセルで構成される方式について述べているが、マイク
ロセル中に、マイクロセルより小さなピコセルが重畳さ
れている場合、及び、さらに小さなセルが重畳している
場合でも、以上で述べた移動局が在圏している無線ゾー
ンに他の無線ゾーンが重畳しているか否かによって、ス
キャン周期を変化させる方法を適用することができる。
又、図8のように、複数の無線ゾーン21,22に跨が
って他の無線ゾーン23が重畳されている場合でも、上
記の実施例と全く同じ方法を適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、移動
局が在圏する無線ゾーンが重畳しているか否かを制御チ
ャネルで通知し、無線ゾーンが重畳しているか否かによ
って、無線ゾーン選択のためのスキャン周期を変化させ
ている。従って、移動局が在圏する無線ゾーンに他の無
線ゾーンが重畳していない場合には、重畳している場合
と比べて、スキャン周期を長くすることによって、受信
レベルを測定する時間を少なくすることができるから、
消費電力を減少させることができる。また、他の制御チ
ャネルをスキャンしている時間が短いので、着信信号の
聞き逃しの確率を減少させるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線ゾーンが他の無線ゾーンと重畳するように
配置された例を示す図である。
【図2】マイクロセルがマクロセルに重畳している例を
示す図である。
【図3】本発明における下り制御チャネルに含まれる情
報を示す図である。
【図4】本発明のスキャン周期を決定するための制御の
例を示す流れ図である。
【図5】セルの大きさとスキャン周期について説明する
図である。
【図6】制御チャネルの構成の例を示す図である。
【図7】本発明を実施する移動局の構成の例を示す図で
ある。
【図8】複数の無線ゾーンに跨って他の無線ゾーンが重
畳している例を示す図である。
【符号の説明】
1,4 マクロセル 1a,1b マクロセル1,マクロセル2 2 マイクロセル 2a〜2c マイクロセル1〜マイクロセル3 3 サービスエリア 5 情報A 6 情報B 7a,7b マクロセルA,マクロセルB 8 マイクロセル 9 制御チャネル 9a 報知チャネル 9b 着信チャネル 9c 個別セルシグナリングチャネル 11 CPU 12 受信部 13 復調部 14 レベル測定回路 15 シンセサイザ 16 タイマ 21〜23 無線ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 淳 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−291027(JP,A) 特開 平2−244917(JP,A) 特開 昭58−63242(JP,A) 特開 平2−143725(JP,A) 特開 昭62−101135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアが複数の無線ゾーンから
    構成され、サービスエリア内の少なくとも1つの無線ゾ
    ーンの一部または全部が、他の無線ゾーンに重畳される
    ように配置された移動通信方式において、各基地局から
    移動局宛に伝達される制御チャネル上に、当該基地局の
    無線ゾーンに他の無線ゾーンが重畳されているか否かを
    表示する手段を具備せしめ、該無線ゾーンの重畳を示す
    表示を受信した移動局は、当該無線ゾーンに在圏してい
    る間、無線ゾーン移行判定を短い周期で実施することを
    特徴とする無線ゾーン判定方式。
  2. 【請求項2】 通信終了時に通信チャネルに付随してい
    る制御チャネル上の制御情報信号に、移動局が在圏して
    る無線ゾーンが他の無線ゾーンと重畳しているか否かを
    表示して送出する手段を無線基地局に具備せしめた、請
    求項1記載の無線ゾーン判定方式。
  3. 【請求項3】 サービスエリアが複数の無線ゾーンから
    構成され、サービスエリア内の少なくとも1つの無線ゾ
    ーンの一部または全部が、他の無線ゾーンに重畳される
    ように配置された移動通信方式において、各基地局から
    移動局宛に伝達される制御チャネル上に、当該基地局の
    無線ゾーンに他の無線ゾーンが重畳されているか否かを
    表示する手段と、無線ゾーンが他の無線ゾーンと重畳さ
    れている場合、被重畳ゾーンの制御チャネルの検索情報
    を表示して送出する手段とを無線基地局に具備せしめ、
    該重畳を示す表示及び被重畳ゾーンの制御チャネルの検
    索情報を受信した移動局は、被重畳ゾーンの制御チャネ
    ルの観測周期を短縮してゾーン移行判定を短い周期で実
    施することを特徴とする無線ゾーン判定方式。
  4. 【請求項4】 通信終了時に通信チャネルに付随してい
    る制御チャネル上の制御情報信号に移動局が在圏してい
    る無線ゾーンが他の無線ゾーンと重畳しているか否かを
    表示して送出する手段および被重畳ゾーンの制御チャネ
    ルの検索情報を表示して送出する手段を無線基地局に具
    備せしめた、請求項3記載の無線ゾーン判定方式。
JP3077054A 1991-03-15 1991-03-15 無線ゾーン判定方式 Expired - Lifetime JP2879834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3077054A JP2879834B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 無線ゾーン判定方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3077054A JP2879834B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 無線ゾーン判定方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04287430A JPH04287430A (ja) 1992-10-13
JP2879834B2 true JP2879834B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=13623077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3077054A Expired - Lifetime JP2879834B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 無線ゾーン判定方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2879834B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6751460B2 (en) * 1999-12-07 2004-06-15 Nokia Corporation Methods and apparatus for performing cell reselection for supporting efficiently hierarchical cell structures
AU2002232241A1 (en) * 2002-02-19 2003-09-09 Yuugenkaisha Tachikairokenkyuukai Radio communication system
JP4630205B2 (ja) * 2006-03-03 2011-02-09 パナソニック株式会社 無線認証システム
JP5166891B2 (ja) * 2008-01-24 2013-03-21 京セラ株式会社 通信方法ならびにそれを利用した基地局装置および通信システム
US9143946B2 (en) 2008-09-15 2015-09-22 Qualcomm Incorporated Interference management in a multi-carrier communication system
CN102123478B (zh) * 2010-01-12 2013-11-06 华为技术有限公司 一种异构网的小区选择方法和用户设备
US9125113B2 (en) * 2011-09-30 2015-09-01 Nokia Technologies Oy Device mobility based scanning period control

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04287430A (ja) 1992-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005253483B9 (en) System for handover in BWA communication system and method thereof
JP4246270B2 (ja) 移動局において時分割セルラー・ネットワークの基地局を識別する方法並びに移動局
JP3807555B2 (ja) 異なる登録区域に属するセルの間の制御/監視チャンネルの再選択
US7548759B2 (en) Power controlling method during a soft handoff in a mobile communication system
KR100470597B1 (ko) 개선된 셀 변경 방법 및 장치
US6804212B1 (en) Method and arrangement for establishing a connection between a base station and mobile station
KR100450160B1 (ko) 다중 초대역 무선 통신 시스템
US5870673A (en) Methods and systems for concurrent receipt of incoming calls from a wide area cellular network and a private radio communications network
RU2148894C1 (ru) Мобильный радиоприемный аппарат для сотовых радио-телекоммуникационных систем (варианты)
CN102026340B (zh) 无线终端、无线基站以及无线通信系统中的通信方法
US6526279B1 (en) Communication system with a mobile terminal supporting mobile assisted signal strength measurements for a plurality of networks and methods for operating the same
JPH10191428A (ja) ハンド・オフ方法および無線通信装置
JPH03104430A (ja) 移動局の在圏セクタ判定方式
JP2992563B2 (ja) 移動通信方式
JP2879834B2 (ja) 無線ゾーン判定方式
JPH114476A (ja) 移動通信システム及びそのトラヒック収集制御方法並びにトラヒック収集制御プログラムを記録した記録媒体
JP2003061158A (ja) セルラ電話装置及びそれに用いるセルサーチ方法
JP3758421B2 (ja) ゾーン移行制御方法
US20220052808A1 (en) Method and system for provisioning radio resources for idle or inactive mode user equipment in wireless network
JP2814782B2 (ja) 無線選択呼出受信機
JPH1075473A (ja) 無線通信装置
JPH0584094B2 (ja)
JP3253419B2 (ja) 移動通信装置および移動局装置
KR19980027028A (ko) 셀룰러 이동통신 시스템에서 하드 핸드오프 방법
KR101177044B1 (ko) 지엔엘엠을 지원하지 않는 기지국 영역에서 다른 주파수를가지는 기지국 영역으로 이동시 발생하는 드래깅 문제 차단기능을 가지는 이동통신 단말기 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129

Year of fee payment: 13