JPH1075473A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH1075473A
JPH1075473A JP22831896A JP22831896A JPH1075473A JP H1075473 A JPH1075473 A JP H1075473A JP 22831896 A JP22831896 A JP 22831896A JP 22831896 A JP22831896 A JP 22831896A JP H1075473 A JPH1075473 A JP H1075473A
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秀斗 相川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局がブロッケージやフェージングの影響
を受けない基地局を学習、選択し、チャネル切替、呼
損、強制切断を低減し、安定した回線品質を供給する。 【解決手段】 受信レベル変動検出部4で受信可能な基
地局の制御チャネルの受信レベルを測定し、受信レベル
変動率を求める。基地局選択部5では受信レベルの変動
確率、基地局識別情報に基づいて基地局優先度データテ
ーブルを作成する。受信品質の悪化等によりチャネル、
基地局切替が生じたときベースバンド処理部2からの要
求によりこの基地局優先度データテーブルに基づいて安
定した回線品質の基地局を選択する。また、この基地局
優先度データの更新を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の無線ゾーンか
ら構成される移動体通信システムにおける無線通信方式
に関するものであり、特に移動局となる無線通信装置が
複数の基地局の中から受信レベル変動の影響を最小限に
抑える基地局を選択する無線通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な小ゾーン法による移動体通信シ
ステムは複数の基地局が複数の無線ゾーンを平面的、あ
るいは3次元的に配し、1つの無線ゾーンは1つの基地局
から構成されている。図13は、基地局、基地局の無線
ゾーンおよび移動局の関係を示す図で、移動局PSの周
辺に基地局BS1、BS2、BS3とBS4がある場合
を示している。円は無線ゾーンを示しており、実線の円
SE1は基地局BS1の無線ゾーン、点線の円SE2は
基地局BS2の無線ゾーン、破線の円SE3は基地局B
S3の無線ゾーン、そして一点鎖線の円SE4は基地局
BS4の無線ゾーンである。図では無線ゾーンを円で示
しているが、実際の無線ゾーンは建物、地形等により複
雑な形をしている。無線ゾーン内には複数の移動局が存
在している。1つの基地局の無線ゾーンは周辺の基地局
の無線ゾーンと重なりあっているのが一般的で、移動局
は多くの基地局の中から1つの基地極を選択して通信を
行う。
【0003】このような移動体通信において移動局ある
いは基地局において文献(特開平3−226127号公
報)に記載されているような移動局における無線通信方
式は移動局あるいは基地局において図12に示すような
構成をとる。図12において、1はアンテナ(図示して
いない)からの受信信号を処理し、また送信を行う送受
信部、2は送受信部1からのベースバンドを処理し、ま
たデータをベースバンド信号にするベースバンド処理
部、3は送受信部1からのベースバンド信号の信号の大
きさを検出する受信レベル検出部である。
【0004】移動局の受信レベル検出は、各基地局が送
信する制御チャネルの受信レベルを測定して行なう。制
御チャネルとは各基地局が他の基地局からの信号と重な
らないように周波数や時間を切り分けて用いる共通のチ
ャネルのことである。この制御チャネル用の周波数はあ
らかじめ決められているがそのチャネル数は少なく、各
基地局は送信信号が重ならないように時間軸上で時間を
切り分けて用いている。そして、制御チャネルには、基
地局固有の番号や、基地局と通信を行うための周波数な
どの情報が含まれている。
【0005】移動局は電源投入時や、基地局切替時に基
地局を選択する場合は、受信レベル検出部3より得られ
る受信レベルを受信可能な全ての基地局について検索
し、ベースバンド処理部2において最も受信レベルが強
い基地局を選択していた。
【0006】例えば、図13において、移動局PSの位
置での基地局BS1〜BS4の受信レベルをP1、P2
3、P4とし、受信レベルの大きさをP1>P4>P2
3であるとする。移動局PSが基地局を選択する場
合、一番受信レベルの高い基地局BS1を選択する確率
が高い。しかし移動局PSと基地局BS1の間には通路
があると、通路を移動する人や車などによって見通し伝
搬路が遮蔽されたりする。移動局PSと基地局BS1が
通信中に、見通し伝搬路が遮蔽されることにより受信レ
ベル変動が生じると移動局PSはチャネル切替(セル内
ハンドオフ)や基地局切替(セル外ハンドオフ)を行う
が、移動局PSが基地局切替によってつぎに受信レベル
の高い基地局BS4を選択すると移動局PSと基地局B
S4の間にはやはり通路が存在するため再びチャネル切
替や、基地局切替の必要性が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線通信方式に
おいて、移動局は電源投入時や、基地局切替時に最も受
信レベルが強い基地局を選択していた。しかし、移動局
が通路などの人の移動が多い場所の周辺で静止して無線
通信を行う場合に受信レベルが最も強い基地局を選択す
ると、受信レベル変動を受ける確率が高い。
【0008】移動局が受信レベルが高くても受信レベル
変動を受ける確率が高い基地局を選択すると、チャネル
切替や基地局切替により回線品質を確保しようとする。
しかし、移動局がチャネル切替によって受信レベル変動
を回避するには、干渉波レベルの低いチャネルを選択す
るしかない為、チャネル切替によって受信レベル変動の
影響を回避できる確率は低い。
【0009】また、通信を行っている基地局の全てのチ
ャネルで回線品質を満たせない場合、移動局は基地局を
切り替えるが、使用していた基地局以外の全基地局の中
で最も受信レベルが高い基地局を選択しても受信レベル
変動の影響を受けない基地局である保証はないため、再
びチャネル切替や基地局切替を繰り返す。
【0010】このように受信レベルが最も強い基地局を
選択すると、受信レベル変動の影響を受けやすい位置に
いる移動局はその影響を受ける基地局を選択する可能性
があり、1度受信レベル変動の影響を受けてしまうと、
チャネル切替、基地局切替を頻繁に行うだけでなく、制
御チャネルのトラヒックを増大させ、呼損や強制切断を
も招く。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、受信レベル変動の影響を受けない基地局を選択
し、チャネル切替、基地局切替や、制御チャネルトラヒ
ック量、呼損、強制切断を低減し、安定した回線品質を
供給することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の無線通信装置
は、複数の無線基地局と無線通信装置(移動局)で構成
される通信システムにおいて、無線通信装置は無線通信
装置周辺の基地局の受信品質を測定する受信品質測定手
段と、前記受信品質測定手段により測定された基地局の
品質情報から各基地局の品質情報を作成する品質情報作
成手段と、前記作成された基地局の品質情報に基づいて
基地局を選択する基地局選択手段とを備える。
【0013】請求項2の無線通信装置は、請求項1記載
の無線通信装置において、受信品質測定手段は、品質情
報を受信レベルと最大受信レベルとの差に基づいて作成
することを特徴とする。
【0014】請求項3の無線通信装置は、請求項1記載
の無線通信装置において、品質情報作成手段は、品質情
報を受信レベルと平均受信レベルとの差に基づいて作成
することを特徴とする。
【0015】請求項4の無線通信装置は、請求項1乃至
3記載のいづれかの無線通信装置において、品質情報作
成手段は、品質の状態に基づく優先度情報を付けること
を特徴とする。
【0016】請求項5の無線通信装置は、請求項1乃至
4記載のいづれかの無線通信装置において、品質情報作
成手段は、品質情報を更新することを特徴とする。
【0017】請求項6の無線通信装置は、請求項1乃至
5記載のいづれかの無線通信装置において、品質情報の
更新は、定期的または受信環境の変化に応じて更新する
ことを特徴とする。
【0018】請求項7の無線通信装置は、請求項1乃至
6記載のいづれかの無線通信装置において、基地局選択
手段は、品質情報に付けられた優先度情報に基づいて基
地局を選択する。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す無
線通信装置(以降、移動局という)の構成図である。1
は送受信部、2は送受信部1で受信されたベースバンド
信号の処理または送信データの処理を行なうベースバン
ド処理部、4は基地局の制御チャネルの受信レベル、受
信レベルの受信品質を測定する受信レベル変動検出部、
5は受信レベル変動検出部4で測定された受信品質から
基地局の品質情報の作成と基地局を選択する基地局選択
部である。
【0020】つぎに動作について図1、図13を参照し
ながら説明する。まず、移動局と基地局の関係を先に説
明した図13のとおりとする。すなわち、基地局BS
1、基地局BS2、基地局BS3、基地局BS4、移動
局PSから構成され、各基地局は互いに無線ゾーンをオ
ーバーラップしている。そして、移動局PSが基地局の
制御チャネルの受信レベルを測定し、測定した制御チャ
ネルの受信レベル(以後、簡単に受信レベルという)の
大きさもP1>P4>P1>P2とする。このような無線ゾ
ーンにいる移動局PSが、各基地局との見通し内伝搬路
及び周辺において受信レベル変動が生じにくい最適な基
地局を選択することを考える。
【0021】例えば、移動局PSは基地局BS1と最も
距離的に近く、受信レベルも高いが移動局PSと基地局
BS1の間に通路などがある場合は人や車などの移動に
より受信レベル変動が生じる。同様に移動局PSと基地
局BS4の見通し伝搬路内には通路があり、同じく人や
車などの移動により受信レベル変動が生じる。移動局P
Sが基地局BS1あるいは基地局BS4を選択すると受
信レベル変動の影響が生じることを認識し、基地局BS
2、基地局BS3のいづれかを選択する。
【0022】移動局PSの構成は図1である。アンテナ
(図示せず)からの受信信号aは送受信部1で復調され
てベースバンド信号bとなって出力される。このベース
バンド信号bはベースバンド処理部2に入力されると共
にレベル変動検出部4にも入力される。受信レベル変動
検出部4では、入力されたベースバンド信号bの受信レ
ベルの測定をベースバンド処理部2からの測定対象の基
地局タイミング信号cにしたがって行なう。測定した受
信レベル値を記憶する。また、受信レベル測定は予め定
められた期間に複数回行い、受信レベルの最大値を求め
る。つぎに、最大受信レベルと受信レベルからレベル変
動の確率を求め、所定の値以上のときは「レベル変動あ
り」とし、所定の値以下のときは「レベル変動なし」と
してレベル変動有無の信号gを出力する。また、受信レ
ベル検出部4は受信レベル情報cをベースバンド処理部
2へ出力する。
【0023】同様にして、他の基地局について受信レベ
ルとレベル変動の有無の測定を行なう。すなわち、図1
3の基地局BS1〜BS4までの受信レベルとレベル変
動の有無を測定し、記憶することになる。これらの記憶
のときには、メモリ書き込みアドレスfに従って測定し
た受信レベル、レベル変動の有無がどの基地局の測定結
果であるかが分かるように基地局の識別情報と対応付け
て記憶する。
【0024】図2は、実施の形態1の受信レベル変動検
出部4の詳細を示すブロック図である。図をもとに更に
動作の詳細を説明する。ベースバンド信号aはA/D変
換器41で変換され、受信レベル値が出力される。この
とき、測定毎にカウンタ44を進め測定回数をカウント
する。受信レベル比較器42では、このレベル値と、そ
れまでに測定されメモリ43に記憶されている最大受信
レベル値との差を求める。そして、予め定められている
しきい値TH1と求められた受信レベル差を比較し、し
きい値TH1より大きい場合には受信レベル変動1回と
してカウンタ45を進める。また、この受信レベル比較
で受信レベルの方がメモリ43から読み出された以前に
測定された最大受信レベルより大きいときは、新しい最
大受信レベル値としてメモリ43に書き込み、最大受信
レベルの更新を行う。次に、判定回路46では、メモリ
43に記憶されたカウンタ44のカウント値A(測定回
数である)とメモリ43に記憶されたカウンタ45の値
(B)とから受信レベル変動確率を次式により求める。 受信レベル変動確率=B/A そして、求められた受信レベル変動確率と予め定められ
たしきい値TH2とを比較し、受信レベル変動確率の方
がしきい値TH2より大きいときは受信レベル変動が
「ある」と判定し、受信レベル変動確率がしきい値TH
2より小さいときには受信レベル変動が「なし」と判定
し、判定結果を測定した基地局に対応付けてメモリに記
憶する。
【0025】上記レベル変動検出部では、最大受信レベ
ルと受信レベルとの差から受信レベル変動確率を求める
ようにしたが、図3のように受信レベル測定毎の受信レ
ベルから受信レベルの平均値を求めこの平均値と受信レ
ベルから受信レベル変動確率を求めるようにしてもよ
い。以下、図3の受信レベル変動検出部4について詳細
に動作説明をする。また、図7は動作フローを示すフロ
ーチャートである。図中、S11、…はステップまたは
手順を示す(以降のフローチャートにおいても同様であ
る)。入力されるベースバンド信号bはA/D変換器4
1でレベル値に変換される。受信レベル値は受信レベル
比較回路42でメモリ43から読み出された測定期間に
求められた受信レベル平均値と比較し、受信レベル変動
幅(差である)を求める(S11)。また、カウンタ4
4の値を1進め、カウント値(A)を測定回数としてメ
モリ43に記憶する。この差と予め定められたしきい値
TH1と比較ししきい値より大きいときはカウンタ45
の値を進める。カウンタ45のカウント値(B)は受信
レベル変動回数としてメモリ43に記憶される。また、
受信レベル差がしきい値より小さいときは、平均化回路
46で受信レベルとメモリ43から読み出された受信レ
ベル平均値とメモリ43に記憶されたカウンタ44、4
5のカウント値からランニングアベレージを次式により
求め、メモリ43に記憶し受信レベルの平均値を更新す
る。 {受信レベル平均値×(A−B−1)+受信レベル}/
(A−B) そして、この更新された受信レベル平均値は、つぎの受
信レベル測定時の受信レベル平均値として使用される。
【0026】判定回路46では、メモリ43に記憶され
ているカウント値A、Bと予め定められたしきい値TH
2とから受信レベル変動確率を次式により求める。 受信レベル変動確率=B/A この受信レベル変動確率を予め定められたしきい値TH
2と比較し(S12)、受信レベル変動確率がしきい値
TH2より大きいときは受信レベル変動が「ある」(S
13)とし、しきい値TH2より小さいときには受信レ
ベル変動は「なし」(S14)と判定し、受信レベル変
動有無の信号gとして出力する。この判定結果を、測定
した基地局に対応付けて記憶する。
【0027】ここで、しきい値TH1としきい値TH2
の設定値について一例を図4に示す。図は、移動局受信
アンテナに無指向性アンテナを用いた場合の受信レベル
変動の確率分布を示した図である。横軸は測定データ中
の受信レベルを平均した平均受信レベルで受信レベルを
正規化して表し、縦軸は横軸を下回る累積確率で表して
いる。しきい値TH1は横軸に対応し、しきい値TH2
は縦軸に対応し、しきい値TH1としきい値TH2は1
対1に対応する。
【0028】つぎに、基地局選択部5の動作について説
明する。基地局選択部5ではベースバンド処理部4から
得られる基地局固有の識別情報(ID)に対応するメモ
リアドレスfをレベル変動検出部4に通知し、上記で説
明した受信レベル変動を検出した結果と、最大受信レベ
ルあるいは平均受信レベルから基地局優先度を決定し、
基地局優先度とベースバンド処理部2より得る基地局タ
イミング情報をIDに対応付けて基地局毎に記憶させた
テーブルを作成する。そして、ベースバンド処理部2か
ら基地局割当の要求dがあると、この作成したテーブル
(図5、6の50)から優先度の高い基地局の基地局情
報dを通知する。基地局選択部5が優先度データベース
を持つ場合、基地局の選択は優先度データベースの優先
度に従って行う。以下に基地局優先度データベース作成
の一例を示す。
【0029】基地局優先度データベースは図5、図6に
示すように選択群1と選択群2から構成される。移動局は
電源投入時、あるいは移動終了時(何らかの移動検出手
段を用いて、移動局が移動中であるか、静止しているか
確認できる場合)に制御チャネルの受信周波数を掃引す
ることによって基地局受信レベルを計測する。計測した
基地局受信レベルは全て選択群1に割り当てられ最も受
信レベルが高い基地局の優先度が最も高くなるように並
べ替える。例えば図13において移動局PSから見た最
も受信レベルの高い基地局はBS1になる。以下高い順
にBS4、BS2、BS3となる。移動局PSは最初に
全ての基地局を選択群1に受信レベルの高い順に割り当
てるので図5のような優先度情報が作成される。
【0030】移動局PSは各基地局の受信レベル変動を
監視し受信レベル変動が有る場合は選択群1に割り当て
られていた基地局を選択群2に割り当てる。図13の基
地局BS1、BS4の場合は移動局と通路を挟んでいる
ため、受信レベル変動による受信レベル変動が生じる。
従って基地局BS1と基地局BS4は選択群2に割り当
てられる。選択群1では基地局BS2と基地局BS3が
残っているが、残った基地局間でも受信レベルの高い順
に優先度をつけているので基地局BS2が最も優先度が
高くなる。選択群2の基地局も受信レベルが高い基地局
の優先度を高くするので基地局BS1の優先度は基地局
BS4より高くなる。
【0031】図8は基地局優先度データベースの作成手
順を示すフローチャートである。移動局PSが基地局を
選択する場合は選択群1の基地局から優先度順にチャネ
ルを調べ、選択群1の中に空きチャネルをもつ基地局、
あるいは回線品質を満たすチャネルを持つ基地局がない
場合は選択群2から優先度に従って選択する。つまり選
択群2の移動局側からみた優先度は(選択群1の基地局
数+選択群2の優先度)ということになる。
【0032】移動局PSが、受信可能な基地局の受信レ
ベルを検出し、所要受信レベルを満たす全ての制御チャ
ネルを検索し(S21)、受信レベルの強い順にソート
して基地局優先度データベースの選択群1に全ての基地
局を割り当てる(S22)。
【0033】S22において選択群1に基地局を割り当
てた後、選択群1に記録された基地局の中から最も優先
度の高い基地局を選択する(S23)。
【0034】最も受信レベルの高い基地局を選択後、発
呼・着呼の有無を確認し(S24)発呼・着呼がなけれ
ば選択した基地局の受信レベル変動を監視し(S2
5)、受信レベル変動がある場合はその使用していた基
地局を選択群2に割り当て(S26)、使用していた基
地局の次に優先度の高い基地局を選択する(S27)。
【0035】S25の受信レベル変動の有無確認で受信
レベル変動がない場合、すなわち受信レベル変動検出手
段によって受信レベル変動の影響が小さいと判断した場
合は使用していた基地局は選択群1のままにし、使用し
ていた基地局の次に優先度の高い基地局を選択する(S
27)。
【0036】手順S28において全ての基地局を選択し
た場合は基地局優先度群作成を終了する。まだ全ての基
地局を選択していない場合はS24に戻り手順を繰り返
す。
【0037】S24の発呼・着呼の有無確認で発呼・着
呼がある場合には、基地局優先度群作成を中断し、検索
していた基地局の識別情報IDを保持する(S29)。
発呼・着呼に対応するため選択群1に基地局が存在する
か調べ(S30)、選択群1の基地局が存在する場合は
選択群1から最も優先度の高い基地局を選択し(S3
1)、S30の選択群1の基地局の存在有無確認で、選
択群1の基地局が存在しない場合は選択群2の中で最も
優先度の高い基地局を選択する(S32)。
【0038】つぎに、終話かどうか確認し(S33)、
終話であると判断しない場合は終話するまで基地局優先
度群作成を保留し、終話であると判断する場合はS29
で保持した基地局を選択し基地局優先度群作成を開始す
る(S34)。
【0039】図9は移動局PSが通話のために基地局を
選択する動作手順を示すフローチャートである。移動局
が基地局を選択する場合、選択群1の中で空きチャネル
をもつ基地局が存在するか調べ(S41)、存在する場
合は選択群1の中から基地局優先度に従って基地局を選
択する(S42)。
【0040】選択した基地局でチャネル割り当てが行わ
れたかどうか確認し(S43)、割当ができた場合は基
地局割り当てを終了する。チャネル割り当てが行われな
かった場合はS41に戻り手順を繰り返す。
【0041】また、S41の選択群1の中で空きチャネ
ルをもつ基地局が存在するかどうかの確認で、空きチャ
ネルを持つ基地局が存在しなかった場合は選択群2の中
から使用可能な基地局があるか判断する(S44)。空
きチャネルをもつ基地局がない場合は呼損として処理す
る(S45)。空きチャネルをもつ基地局がある場合は
選択群2の中から優先度に従って基地局を選択し(S4
6)、選択した基地局でチャネル割当ができたかどうか
の確認をする(S43)。
【0042】図10は、基地局優先度データベースを作
成完了後のデータ更新動作を示すフローチャートであ
る。移動局が選択群1の基地局を選択した場合、受信レ
ベル変動検出部4は選択した基地局の受信レベルを監視
し、受信レベル変動があると判断した場合は基地局選択
部5において基地局優先度データを更新する。移動局が
選択群2から基地局を選択した場合は基地局優先度デー
タベースは更新しない。
【0043】以下、図10に基づきデータベースの更新
動作を説明する。移動局は基地局優先度データベースを
作成完了後、基地局優先度データベースに従って選択群
1の中から最も優先度の高い基地局を選択後、受信レベ
ル変動検出部4では選択した基地局の受信レベル変動を
監視する(S51)。受信レベル変動を検出した場合は
使用していた基地局を選択群2に移し、選択群1、選択
群2のそれぞれの基地局について受信レベルの強い順に
優先度をつけ直してデータを更新する(S52)。
【0044】次にデータ更新後に選択群1に基地局が登
録されているかどうかの確認をし(S53)、登録され
ている基地局がない場合は選択群2の中から基地局優先
度データベースに従って基地局を選択する(S55)。
基地局優先度データベースの更新を終了する。S53の
選択群1の基地局の存在確認で、選択群1に登録されて
いる基地局が存在する場合は選択群1から最も優先度の
高い基地局を選択し(S54)、S51に戻り再び受信
レベル変動を監視する。
【0045】図11は、移動局PSが基地局優先度デー
タベースを持たない場合に、受信レベル変動する基地局
を避けて選択する基地局選択動作の手順を示すフローチ
ャートである。この動作について図をもとに説明する。
移動局PSは受信可能な全ての基地局の受信レベルを検
出し、基地局受信レベルの高い順に基地局を選択する
(S61)。受信レベル変動の検出を行い受信レベル変
動の有無の確認を行なう(S62)。そして、受信レベ
ル変動を検出した場合は、受信可能な全ての基地局を検
索したか判断する(S64)。まだ全ての基地局を検索
していない場合は手順S61に戻り手順を繰り返す。手
順S64の全ての基地局の検索確認で、全ての基地局を
検索したと判断した場合は受信可能な全ての基地局の中
で最も受信レベルの強い基地局を選択し(S65)、チ
ャネル割当ができるかどうか確認し(S66)、チャネ
ル割り当てを行い終了する。また、チャネル割り当てが
行われなかった場合は呼損として処理する(S67)。
【0046】なお、手順S61において、受信レベルの
高い順に基地局を選択すると説明したが移動局が基地局
を補足した順に基地局を選択しても良い。
【0047】S62の受信レベル変動の検出確認で、受
信レベル変動が検出されなかった場合はチャネル割り当
てができるかどうか確認し(S63)、チャネル割当て
を行ない基地局選択を終了する。S63のチャネル割当
可能かどうかの確認でチャネル割り当てが行われなかっ
た場合はS61に戻り繰り返す。
【0048】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように基地局
の制御チャネルの受信レベル変動検出手段と基地局選択
手段を持ち、受信レベル変動検出手段から得られる受信
レベル変動の影響の有無を評価した周辺基地局の受信品
質情報を持つようにしたので、受信レベル変動の少ない
基地局を優先的に選択して通信ができ、受信レベル変動
の影響によるチャネル切替や基地局切替を低減する効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の無線通信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 この発明の受信レベル変動検出部の構成を示
すブロック図である。
【図3】 この発明の他の受信レベル変動検出部の構成
を示すブロック図である。
【図4】 受信レベル変動検出部のしきい値設定例を示
す図である。
【図5】 この発明の基地局選択部の優先度データマッ
プを示す図である。
【図6】 この発明の基地局選択部の他の優先度データ
マップを示す図である。
【図7】 この発明のレベル変動検出部の動作フローを
示すフローチャート図である。
【図8】 この発明の優先度データベース作成手順を示
すフローチャート図である。
【図9】 この発明の基地局選択動作を示すフローチャ
ート図である。
【図10】 この発明の優先度データベースの更新処理
を示すフローチャート図である。
【図11】 この発明の基地局選択動作の他の例を示す
フローチャート図である。
【図12】 従来の無線通信装置の構成を示すブロック
図である。
【図13】 移動局と基地局および基地局の無線ゾーン
の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 送受信部、 2 ベースバンド処理部、 4 受信
レベル変動検出部、41 A/D変換器、 42 受信
レベル比較部、43メモリ、 44、45カウンタ、
46 判定回路、 47 平均化回路、 5基地局選択
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線基地局と無線通信装置(移動
    局)で構成される通信システムにおいて、無線通信装置
    は無線通信装置周辺の基地局の受信品質を測定する受信
    品質測定手段と、前記受信品質測定手段により測定され
    た基地局の品質情報から各基地局の品質情報を作成する
    品質情報作成手段と、前記作成された基地局の品質情報
    に基づいて基地局を選択する基地局選択手段とを備える
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記品質情報作成手段は、品質情報を受
    信レベルと最大受信レベルとの差に基づいて作成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信品質測定手段は、品質情報を受
    信レベルと平均受信レベルとの差に基づいて作成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記品質情報作成手段は、前記作成され
    た品質情報に品質の状態に基づく優先度情報を付けるこ
    とを特徴とする請求項1、2または請求項3いづれかに
    記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記品質情報作成手段は、品質情報を更
    新することを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の無
    線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記更新は、定期的または受信環境の変
    化に応じて更新することを特徴とする請求項1乃至請求
    項5記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記基地局選択手段は、前記品質情報に
    付けられた優先度情報に基づいて基地局を選択すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7記載の無線通信装
    置。
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