JP2879550B2 - コンバインのグレンタンク - Google Patents

コンバインのグレンタンク

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田 晃 廣 橘
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等の収穫機
に搭載するところのグレンタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等の収穫機に搭載する
グレンタンクは鉄板によりボックス形状に形成されてい
て、相当の重量になるとともに部品点数も多いことから
組成するのに一定の工数を要しコスト高になっている。
また、実開平4−80326号公報に開示されるものの
ように、樹脂で一体成形し、そのタンクの側壁を補強す
る等の手段を講じたものがあるが、補強により部品点数
は多くなり工数も要するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のグ
レンタンクが鉄板製であることから、上記のような解決
すべき課題をかかえ、また、樹脂で一体成形したものも
あるがこれも補強の手段等を講じなければならないこと
から上記の解決すべき課題を有するものになる。そこ
で、本発明は、重量の軽減と強度の確保、コストの低
減、組立性の向上が図れるグレンタンクを提供するを目
的として創作されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前項記載の目
的達成のために、走行機台上の左側に脱穀部を搭載し、
右側には前側から操縦部、エンジンルームを配設し、エ
ンジンルームの後方で縦オーガに対して外側方に回動可
能に支持されるコンバインのグレンタンクにおいて、該
グレンタンクを樹脂製とするとともに、その前面と後
面、内側面と外側面が外方に膨出する球面形状にし、
又、上部側を前方に突出させてエンジンルームの一部上
方を覆う形状にして容量を大にし、更に、グレンタンク
の後面の縦オーガとの取付部に、縦方向に形成したヒレ
部、ヒレ部と後面に沿って取着した補強金を設け、且
つ、前面と外側面に補強リブを設けたことを特徴とする
コンバインのグレンタンクを提供したのである。
【0006】以下、本発明のグレンタンクについて実施
例図により説明する。この例図に示すグレンタンクは
「図9」に示すようなコンバインに搭載したものであっ
て、クローラ式の走行機台(1)上の左側に脱穀部
(A)を搭載し、右側には前側から操縦部(5)とエン
ジンを内蔵するエンジンルーム(6)と本発明によるグ
レンタンク(2)を配設するとともに、脱穀部(A)の
前方に刈取部(B)を設けて、刈取部(B)で刈取られ
た穀稈は脱穀部(A)に送り込まれて脱穀処理され、こ
の脱穀処理後の穀粒は揚上されグレンタンク(2)に投
入されて貯留されるようになり、排藁は脱穀部(A)の
後方に搬出されるのである。そして、グレンタンク
(2)内に貯留された穀粒は横送り搬出装置(4)によ
りグレンタンク(2)内から搬出され排出オーガ(7)
に受継されて適所に取出されるようになっている。な
お、(8)は運転席である。
【0007】次に、グレンタンク(2)を具体的に記載
すると、「図1」はグレンタンク(2)の前図面、「図
2」は同後面図、「図3」は外側面図、「図4」はタン
ク本体(2a)の下部を断面して示す前面図、「図5」
は同外側面図、「図6」は同平面図であって、グレンタ
ンク(2)はタンク本体(2a)と下部構体(2b)
から成り、そのタンク本体(2a)は樹脂製のもので、
上部がわを前方に突出させてエンジンルーム(6)の一
部上方を覆う形状にして容量を大にし、上面に蓋(9)
付きの開口を設け、脱穀部(A)に隣接する内側面
(d)には脱穀部(A)からの穀粒が揚上されて投入さ
れる投入口を開口し、下面は全面的に開放するボックス
形状にして一体成形されている。そして、この下方開放
のタンク本体(2a)の下部がわは前方視または後方視
で下方に至るにしたがって幅狭になるように傾斜する傾
斜面(イ)(ロ)に形成してある。なお、(10)(1
1)は前面(a)と外側面(c)に設けた補強リブであ
り、(12)は後面(b)に縦方向に形成したヒレ部、
(13)はヒレ部(12)と後面(b)にそって取着し
た補強金、(14)は覗き窓である。また、タンク本体
(2a)は特に「図6」によって理解できるように、そ
の前面(2a)と後面(2b)、外側面(2c)と内側
面(2d)のタンク本体(2a)周りを膨出して球面形
状に成形してある。
【0008】また、下部構体(2b)は樋体(3)と
スクリューコンベヤからなる横送り搬出装置(4)から
構成され、その樋体(3)は四角形状の前板体(15)
と後板体(16)の間に前方視または後方視でV字形状
の樋部(17)を溶着連結して形成した鉄板製のもの
で、樋体(3)の底部には前後方向にして穀粒を後方が
わに搬出する横送り搬出装置(4)が横設されている。
なお、(18)と(19)は前板体(15)と後板体
(16)に設けた横送り搬出装置(4)の横設用の穴で
ある。
【0009】そして、樋部(17)は前記のようにV字
形状に形成されて、前板体(15)と後板体(16)と
の間にタンク本体(2a)の下部を上方から落とし込む
ように差し込むと、タンク本体(2a)の傾斜面(イ)
(ロ)はそれぞれ樋部(17)の両側部に接合し数個の
締結自在具(20)によりタンク本体(2a)の下部を
樋部(17)の両側部と前板体(15)と後板体(1
6)とに連結することによりグレンタンク(2)が構成
されているのである。なお、前記の傾斜面(イ)にして
ある樋部(17)の外側面部を傾斜面(イ)を形成する
内側面部から分割して取り外し可能にしておけば樋体
(3)内の清掃が便利であり、更に「図3」に仮想線
(ハ)で示す外側面部分を開閉シャッターにすれば残粒
などの取出しの場合に具合がよい。
【0010】このように、樹脂製のタンク本体(2a)
と、鉄板製の樋体(3)と横送り搬出装置(4)から構
成された下部構体(2b)の樋体(3)とを接続して
なるグレンタンク(2)により脱穀部(A)からの穀粒
が貯留され、この貯留されたものが横送り搬出装置
(4)により排出されるようになって、グレンタンク
(2)の重量は軽減しタンク本体(2a)の形成工数も
低減するようになり、鉄板製の樋体(3)によって樹脂
製のタンク本体(2a)は補強され、また、組立性も向
上する。
【0011】そして、タンク本体(2a)の下部がわを
樋部(17)に接合連結する傾斜面(イ)(ロ)にする
ことによってタンク本体(2a)下部は更に強度が増
し、また、タンク本体(2a)の下部を樋体(3)の上
方から落とし込んで差し込み着脱自在にすれば組立性が
更に向上する。また、タンク本体(2a)の周りを球面
形状に膨出するとタンク本体(2a)自体の強度が増し
容量も増加するものになる。
【0012】また、「図7」と「図8」に示してあるよ
うに、横送り搬出装置(4)の終端部から排出穀粒を受
継いで揚上するところの排出オーガ(7)のうちの縦オ
ーガ(7a)に前記グレンタンク(2)を支持させ、こ
の縦オーガ(7a)を軸にして外側方に回動自在なもの
にし脱穀部(A)から離間可能に構成したものにあって
は、エンジンルーム(6)に対応するタンク本体(2
a)の前面(a)を縦オーガ(7a)の軸芯を支点とす
る(R)面にしておくと、エンジンルーム(6)との干
渉が回避され、更に、エンジンルーム(6)とタンク本
体(2a)との間に塵埃落下防止板(21)を設けるも
のは、その防止板(21)のタンク本体(2a)がわ端
縁を前記の(R)面にそわせて弧状にしておくとよいの
である。また、「図11」と「図12」のようにタンク
本体(2a)内の下部がわに山形の穀粒落下調節板(2
2)を取着すれば、下方開放のタンク本体(2a)の下
部が補強されて所定の形状を保ち強度は増し樋体(3)
との連結もよくなる。なお、排出オーガ(7)の縦オー
ガ(7a)の上端部から排出穀粒を受継ぐ横オーガ(7
b)を上下動させる駆動手段としての電動シリンダ(2
3)には「図12」のようにダンバー(24)が併設さ
れている。
【0013】
【発明の効果】本発明によるグレンタンクは、以上述べ
たように、重量の軽減と強度の確保、コストの低減、組
立性の向上が図れるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】グレンタンクの前面図である。
【図2】同後面図である。
【図3】同外側面図である。
【図4】タンク本体の下部を断面して示す前面図であ
る。
【図5】同外側面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】タンク本体とエンジンルームの関係を示した平
面図である。
【図8】同関係を示す外側面図である。
【図9】コンバイン全体を示す側面図である。
【図10】タンク本体の下部がわを示す他例のものの縦
断前方視図である。
【図11】同縦断外側方視図である。
【図12】排出オーガにおける横オーガの上下動駆動手
段を示した図である。
【符号の説明】
1 走行機台 5 操縦部 6 エンジンルーム 2 グレンタンク 2a 前面 2b 後面 2c 外側面 2d 内側面 7a 縦オーガ 10 補強リブ 11 補強リブ 12 ヒレ部 13 補強金 A 脱穀部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘 田 晃 廣 岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 加 藤 英 一 岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 佐 藤 健 悟 岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業 株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−5178(JP,U) 実開 昭62−39425(JP,U) 実開 昭60−139717(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機台上の左側に脱穀部を搭載し、右
    側には前側から操縦部、エンジンルームを配設し、エン
    ジンルームの後方で縦オーガに対して外側方に回動可能
    に支持されるコンバインのグレンタンクにおいて、該グ
    レンタンクを樹脂製とするとともに、その前面と後面、
    内側面と外側面が外方に膨出する球面形状にし、又、上
    部側を前方に突出させてエンジンルームの一部上方を覆
    う形状にして容量を大にし、更に、グレンタンクの後面
    の縦オーガとの取付部に、縦方向に形成したヒレ部、ヒ
    レ部と後面に沿って取着した補強金を設け、且つ、前面
    と外側面に補強リブを設けたことを特徴とするコンバイ
    ンのグレンタンク
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