JP2879400B2 - 交換機のリセット回路 - Google Patents

交換機のリセット回路

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JP2879400B2
JP2879400B2 JP5044727A JP4472793A JP2879400B2 JP 2879400 B2 JP2879400 B2 JP 2879400B2 JP 5044727 A JP5044727 A JP 5044727A JP 4472793 A JP4472793 A JP 4472793A JP 2879400 B2 JP2879400 B2 JP 2879400B2
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則保 古家
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交換機のリセット回路に
関し、特に複数のユニットから構成された交換機におけ
るそれぞれのユニットのリセットタイミングを一致させ
るリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に交換機の電圧監視装置というの
は、CPU等に供給される動作電源を監視し、その動作
電源が基準の動作電源電圧以下の場合は、誤動作しない
ようにCPU等に対してリセットをかけるものである。
また、電圧監視装置はCPU等又は回路を搭載した基盤
毎に設けられ、かつ電源電圧毎に備えられる場合があ
る。例えば、主電源の上に複数の回路を内蔵したユニッ
トを重ねた構成の交換機のリセット回路を用いる場合に
ついて以下に説明する。この場合はユニットが2つと
し、また監視する電源は各回路の動作電圧毎に監視する
が、1つの電源を監視するものとする。
【0003】図3は従来の交換機の概略構成図である。
図において、1は主電源である。ユニット1は少なくと
も以下に説明する構成と成っている。101は主電源か
らの所定の直流電圧を、CPU等の電源電圧に変換して
平滑する電圧変換部である。この電圧変換部101はス
イッチングレギュレータ等が用いられる。
【0004】103は電圧検出・リセット回路103で
ある。電圧検出・リセット回路103は電圧変換部10
1が作成した電源電圧を検出し、基準の電圧(以下第1
の基準電圧という)以下の場合は出力をLレベルにして
第1のリセット信号を出力し、また第1の基準電圧以上
の場合は出力をHレベルにして第1のリセット信号を停
止させる。この電圧検出・リセット回路103はIC化
されたものを用いている。105は電流増幅回路であ
り、電圧検出・リセット回路103からの第1のリセッ
ト信号を電流増幅して第2のリセット信号として出力す
るものである。これは、電圧検出・リセット器103と
いうのはオープンコレクタ出力であるため、複数の回路
にリセット信号を出力する場合は電流が少なくなって後
段の回路が検出できない場合があるためであり、いわば
第2のリセット回路である。また、この電圧検出・リセ
ット回路と電流増幅回路を総称して電圧監視装置のリセ
ット回路部という。
【0005】107はメインCPU、サブCPU、I/
F回路、バスアビター等から構成されたCPU部であ
る。CPU部107は電圧変換部101からの電源電圧
によって動作をし、第2のリセット信号の出力によっ
て、リセット状態となるものである。また、CPU部1
07のメインCPUはそのCPU部107のメモリ、I
/F等の各回路を他のユニットとは別に監視している。
ユニット2は少なくとも以下の構成を備えている。20
1はメモリ等の動作電圧に変換して平滑する電圧変換
部、203は電圧変換部201が作成した動作電圧を検
出し、基準の電圧(以下第2の基準電圧という)以下の
場合は出力をLレベルにして第3のリセット信号を出力
し、また第2の基準電圧以上の場合は出力をHレベルに
して第3のリセット信号を停止させる。この電圧検出・
リセット回路203はIC化されたものを用いている。
【0006】205は電流増幅回路であり、電圧検出・
リセット回路203からの第3のリセット信号を電流増
幅して第4のリセット信号として出力するものである。
これは、電圧検出・リセット回路203というのはオー
プンコレクタ出力であるため、複数の回路にリセット信
号を出力する場合は電流が少なくなって後段の回路が検
出できない場合があるためである。また、この電圧検出
・リセット回路と電流増幅回路を総称して電圧監視装置
のリセット回路部という。207は複数のメモリ、I/
F回路、メモリコントローラ等から構成されたメモリ部
であり、電圧変換部201からの電源電圧によって動作
を開始し、第4のリセット信号の入力に伴ってメモリコ
ントローラがリセット状態となるものである。また、こ
のメモリコントローラはユニット2のメモリ部の各回路
を他のユニットとは独立で管理している。
【0007】上記のように構成された従来の交換機につ
いて以下に動作を説明する。この場合は、例えば各ユニ
ットの電圧検出・リセット回路はIC化されているの
で、製造誤差があって、第1の基準電圧より第2の基準
電圧が高い値になっているとして説明する。ユニット1
の電圧変換部101は主電源の投入に伴って、主電源部
1からの所定の直流電圧を入力し、所定の電圧に変換し
平滑して出力する。次に、電圧検出・リセット回路10
3は電圧変換部101が作成した動作電圧を検出し、そ
の電圧が予め設定されている第1の基準電圧に到達する
までは出力をLレベルにして、第1のリセット信号を出
力する。次に、電流増幅回路105は第1のリセット信
号が入力すると、電流増幅したLレベルの第2のリセッ
ト信号をCPU部107に出力する。CPU部107は
第2のリセット信号が出力されている間はリセット状態
となって動作を停止している。
【0008】また、ユニット2の電圧変換部201は、
主電源の投入に伴って、主電源部1からの所定の直流電
圧を入力し、所定の電圧に変換し平滑して出力する。次
に、電圧検出・リセット回路203は電圧変換部201
が作成した電源電圧を検出し、その電圧が予め設定され
ている第2の基準電圧に到達するまでは出力をLレベル
にして、第3のリセット信号を出力する。次に、電流増
幅回路105は第4のリセット信号が入力すると、電流
増幅したLレベルの第4のリセット信号をメモリ部20
7に出力する。メモリ部207は第4のリセット信号が
出力されている間はリセット状態となって動作を停止し
ている。
【0009】そして、時間が経過して、ユニット1の電
圧変換部101から出力される電源電圧が上昇し、電圧
検出・リセット回路103が第1の基準電圧以上になっ
たことを検知すると、電圧検出・リセット回路103は
出力をHレベルにすることによって、第1のリセット信
号の出力を停止する。次に、CPU部107のメインC
PUは第1のリセット信号が停止すると、リセットを解
除して動作状態となって、ユニット2のメモリ部のデー
タを読込んだり、書込んだりする処理をする。また、同
様な時間が経過して、ユニット2の電圧変換部201か
ら出力される電源電圧が上昇しても、電圧検出・リセッ
ト回路203は第1の基準電圧より、その第2の基準電
圧が高くなっているため、依然として第2の基準電圧以
下として第3のリセット信号を出力し、電流増幅回路2
05は第4のリセット信号をメモリ部207に出力して
リセット状態にする。
【0010】そして、更に時間が経過すると、ユニット
2の電圧検出・リセット回路203は電圧変換部201
が作成した電源電圧が第2の基準電圧以上になったとし
て出力をHレベルにして第3のリセット信号の出力を停
止させ、電流増幅回路205は第4のリセット信号を停
止してメモリ部207を動作状態にしていた。また、ユ
ニット1及びユニット2が動作状態になって、何等かの
理由によりユニット2の電圧変換部201の電源電圧が
低下した場合は、同様に、ユニット2の電圧検出・リセ
ット回路203は第4のリセット信号を出力してメモリ
部207をリセット状態にしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の交
換機は、メインCPU及びサブCPU並びにI/F用I
C及びバスコンコントローラ等から構成されたCPU部
等からなるユニットと、I/F用IC、メモリ群、メモ
リコントローラ等から構成されたメモリ部等からなるユ
ニット等を重ねた構成とし、それぞれ単独でその内部の
回路を管理するものである。また、このようなユニット
構成にされた交換機においては、CPU部のメインCP
Uがリセット信号の入力されている間は単独にリセット
状態になっていて、さらにメモリ部のメモリコントロー
ラがリセット信号が出力されている間は、単独にリセッ
ト状態になって、メモリえの書込み制御、読出し制御を
停止するものである。
【0012】そして、このようにCPUによって各ユニ
ットの回路が正常に動作させられるために、各ユニット
毎の各IC回路の電源電圧を同じにしている。このた
め、各ユニットに備えられている電圧変換部が作成する
IC回路用の動作電源の電圧を常に監視するために、電
圧監視装置というのを各ユニットに備えて常にユニット
間のデータのやりとりがスムーズに行われるようにして
いる。この電圧監視装置というのは、リセット回路部を
備え、電圧変換部が作成した電源が基準電圧値以下の場
合はリセット信号を各IC回路に出力して、その基準値
以上の場合はリセット信号を停止するものである。
【0013】しかし、この電圧検出・リセット回路とい
うのは、IC化されているため製造誤差等があって、基
準電圧にもバラツキがあったり、リセット信号の出力タ
イミングにも誤差があっても、IC化されているため基
準電圧及び出力タイミングの誤差を修正することができ
ない。このため、例えばメモリ部を搭載したユニットの
電圧検出・リセット回路の基準電圧が製造誤差によっ
て、CPU部を搭載したユニットの電圧検出・リセット
回路の基準電圧より高い基準電圧になっていた場合は、
CPU部を搭載したユニットの電圧監視装置のリセット
回路部が先にCPU部を動作状態とさせるが、メモリ部
を搭載したユニットの電圧監視装置のリセット回路部は
依然としてリセット信号を出力しているためメモリ部は
依然としてリセット状態にされている。従って、電源の
投入初期においては、メモリ部のメモリコントローラは
動作を停止していることになっているのにもかかわらず
に、CPU部側からは初期データが送られてくることに
なるが、メモリコントローラが動作を停止しているため
そのデータをメモリに書込みさせることができない。し
かし、CPU部側からみると、メモリ部はメモリコント
ローラによって単独に管理されているため、メモリ部の
状態が分からないので、既に初期データを送って、メモ
リ部のメモリに書込まれているものとしているため、以
後は次のデータ処理を実施することになるが、初期デー
タが書込まれていないので、CPU部が誤動作するとい
う問題点があった。
【0014】また、CPU部を搭載したユニットの電圧
監視装置のリセット回路部及びメモリ部のリセット回路
部を搭載した電圧監視装置が共に、基準電圧以上の電源
電圧になったとして、CPU部及びメモリ部を動作状態
にした後に、何等の原因でメモリ部の電源電圧が低下し
て、メモリ部がリセット状態にされたときは、CPU部
は依然と動作状態になっているにもかかわらず、メモリ
部の状態が分からないために、メモリ部に対してデータ
の送出命令を出力する。ところが、メモリ部のメモリコ
ントローラはリセット状態にされているため、その命令
を解釈して必要なデータをCPU部に送出することがで
きない。しかし、CPUというのタイミング的に制御す
るようになっているため、命令を出力した後は、自動的
にデータバス等の通信バスを読込んでしまう。つまり、
オール0の誤ったデータを読込んでしまい、場合によっ
ては誤動作する場合があるという問題点があった。
【0015】このため、従来は各ユニットの基準電圧又
はリセット信号の出力タイミングが相違する具合を予め
検査し、そのエラーデータに基づいてCPU部のハーム
ウェアを変更し、メモリ部が正常な動作状態となるまで
時間は、リセット信号が出力されても又はリセット信号
が停止されても、直ぐに必要な処理を実施させないよう
に、複雑なハームウェアを変更しなければならないとい
う問題点があった。さらに、電圧検出・リセット回路の
他に、電圧変換部の製造誤差等によって、作成された動
作電源そのものがそれぞれ相違する場合にも、単独でそ
れぞれのユニットを管理しているため、CPU部とメモ
リ部とのリセット又はリセット解除のタイミングが合な
いという問題点があった。本発明は以上の問題点を解決
するためになされたもので、電圧検出・リセット回路の
基準電圧又は電圧変換部が作成する電源電圧が各ユニッ
ト間で、相違しても、簡単な構成で同じタイミングでリ
セット状態にさせることができる交換機のリセット回路
を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる交換機の
リセット回路は、少なくとも、負荷として演算部を有す
る第1のユニットと、負荷として第1のユニットの演算
部からの命令に基づいてデータの格納又はデータの読出
しがなされるメモリ部を備えた第2のユニットとを有す
る交換機において、主電源の電源電圧を変換して負荷に
印加する電圧変換部と、その電圧変換部の出力電圧が所
定の基準電圧以下のときは、リセット信号を出力する電
圧検出・リセット器と、リセット信号を入力すると、負
荷にリセット信号を出力するリセット回路とが第1のユ
ニット及び第2のユニットにそれぞれ備えられ、第1の
ユニットのリセット回路は、第1のユニットの電圧検出
・リセット器からのリセット信号又は第2のユニットの
リセット信号の発生に伴って、リセット信号を演算部に
出力し、また、第2のユニットのリセット回路は、第1
のユニットのリセット信号又は第2のユニットのからの
電圧検出・リセット器のリセット信号に伴ってリセット
信号を前記メモリ部に送出するものである。
【0017】
【作用】本発明においては、第1のユニットのリセット
回路は、そのユニットの電圧変換部の出力電圧が所定の
基準電圧以下のときは、第1のユニットの電圧検出器か
らリセット信号又は第2のユニットの第2のリセット信
号の発生に伴って、リセット信号を演算部に出力する。
また、第2のユニットのリセット回路は、そのユニット
の電圧変換部の出力電圧が所定の基準電圧以下のとき
は、第1のユニットのリセット信号又は第2のリセット
信号に伴ってリセット信号をメモリ部に送出する。
【0018】
【実施例】この場合は、第1のリセット信号又は第2の
リセット信号が出力されている場合に、CPU部及びメ
モリ部を同時に停止させるようにすればよいが本実施例
ではNAND構成にして第1のリセット信号及び第2の
リセット信号が出力された場合について説明する。図1
は本発明の一実施例を示す概略構成図である。同図は主
電源部1の上にユニットが2つ重ねられている場合を示
す。ユニット1は以下に説明する構成を備えている。図
において、101〜107は上記図3と同様なものであ
る。110は本発明に係わる電圧監視装置のリセット回
路部である。リセット回路部110は電圧検出・リセッ
ト回路103(以下電圧検出・リセットICという)を
備えると共に、抵抗R1と抵抗R2とを用いてトランジ
スタQ1をコレクタ接地し、電圧検出・リセット回路1
03からの第1のリセット信号の入力に伴ってON状態
となって出力をLレベルにする回路と、抵抗3と抵抗R
4とを用いてトランジスタQ2をコレクタ接地し、トラ
ンジスタQ1の出力がLレベルのときにON状態となっ
て、出力をLレベルにした第2のリセット信号を出力す
る電流増幅回路とを備えている。この抵抗R1の一方は
電圧検出・リセットIC103の出力端子に接続され、
他方はトランジスタQ1のベースに接続されている。
【0019】ユニット2は以下に説明する構成を備えて
いる。図において、201〜207は上記図3と同様な
ものである。210は本発明に係わる電圧監視装置のリ
セット回路部である。リセット回路部210は電圧検出
・リセット回路203(以下電圧検出・リセットICと
いう)を備えると共に、抵抗R5と抵抗R6とを用いて
トランジスタQ3をコレクタ接地し、電圧検出・リセッ
ト回路203からの第3のリセット信号の入力に伴って
ON状態となって出力をLレベルにする回路と、抵抗7
と抵抗R8とを用いてトランジスタQ4をコレクタ接地
し、トランジスタQ3の出力がLレベルのときにON状
態となって、出力をLレベルにした第4のリセット信号
を出力する電流増幅回路とを備えている。この抵抗R5
の一方は電圧検出・リセットIC103の出力端子に接
続され、他方はトランジスタQ3のベースに接続されて
いる。
【0020】また、ユニット1のトランジスタQ3のエ
ミッタとユニット2のトランジスタQ1のエミッタは互
いに接続されている。つまり、NPN型のトランジスタ
Q1のコレクタとNPN型のトランジスタQ3のコレク
タとを接続しているので、互いにNAND回路を構成し
ていることになる。上記のように構成された交換機のリ
セット回路について以下に動作を説明する。この場合は
ユニット1の電圧変換部101とユニット2の電圧変換
部201が同じ動作電圧の電源を作成するものとし、ま
た、例えばユニット2の電圧監視装置203の基準電圧
が製造誤差等により、ユニット1の電圧監視装置102
より高い値になっているとして説明する。以下の動作を
タイミングチャートを用いて以下に説明する。図2は本
発明の動作を説明するタイミングチャートである。電源
の投入に伴って、ユニット1の電圧変換部101は主電
源部1からの直流電圧を所定の電圧に変換すると共に、
平滑してCPU部に出力するので、図2に示すように電
源の投入時は指数関数的に電源電圧が上昇する。また、
電源の投入に伴って、ユニット2の電圧変換部203は
主電源部1からの直流電圧を所定の電圧に変換すると共
に、平滑してCPU部に出力するので、図2に示すよう
に電源の投入時は指数関数的に電源電圧が上昇する。次
に、ユニット1の電圧検出・リセットIC103は電圧
変換部101が作成した電源電圧を検出し、第1の基準
電圧以下の場合は図2に示すように出力をLレベルにし
た第1のリセット信号aを出力する。
【0021】また、ユニット2の電圧検出・リセットI
C203は電圧変換部201が作成した電源電圧を検出
し、第2の基準電圧以下の場合は図2に示すように出力
をLレベルにした第3のリセット信号bを出力する。従
って、ユニット1のトランジスタQ1は第1のリセット
信号aの入力に伴って、ON状態となり、出力をLレベ
ルにして、トランジスタQ2をON状態にしてLレベル
の第2のリセット信号eをCPU部107に出力させ
る。この、第2のリセット信号eの出力に伴って、CP
U部107のメインCPUはリセット状態(OFF状
態)になる。
【0022】また、ユニット2のトランジスタQ3は第
3のリセット信号bの入力に伴って、ON状態となり、
出力をLレベルにして、トランジスタQ4をON状態に
して、トランジスタQ4がLレベルの第4のリセット信
号fをメモリ部207に出力する。この、第4のリセッ
ト信号fの出力に伴って、メモリ部207のメインCP
Uはリセット状態(OFF状態)になる。次に、所定時
間経過してユニット1の電圧検出・リセットIC103
が第1の基準電圧以上である場合は図2に示すように、
第1のリセット信号aの出力を停止する。
【0023】そして、トランジスタQ1は第1のリセッ
ト信号aが停止すると、図2に示すようにOFF状態と
なる。このとき、ユニット2の電圧検出・リセットIC
203は、製造誤差等によって設定している第2の基準
電圧が第1の基準電圧より高くなっているので、依然と
して、電圧変換部201からの電源電圧が第2の基準電
圧以下として第3のリセット信号bをトランジスタQ3
に出力し、トランジスタQ3及びトランジスタQ4をO
N状態にして、依然として第4のリセット信号fをメモ
リ部207に出力する。従って、ユニット1のトランジ
スタQ1のエミッタ電圧cは、トランジスタQ1のエミ
ッタとトランジスタQ3のエミッタとが接続されている
ので、ユニット2のトランジスタQ3がON状態のと
き、第1のリセット信号aが停止されると、Lレベルに
されることになる。つまり、ユニット1のトンランジス
タQ1のエミッタ電圧cは、電圧検出・リセットIC1
03が第1のリセット信号aを停止すると、従来はOF
F状態となって、エミッタ電圧cがHレベルになってト
ランジスタQ2をOFF状態にして第2のリセット信号
eを停止してCPU部107を動作させていたが、ユニ
ット2のトランジスタQ3がON状態であるためトンラ
ンジスタQ1のエミッタ電圧cはLレベルとなる。
【0024】これにより、ユニット1のトランジスタQ
1のエミッタ電圧cとユニット2のトランジスタQ3の
エミッタ電圧dとのタイミングが一致し、CPU部10
7及びメモリ部207が共にリセット状態になる。従っ
て、CPU部107とメモリ部207が共にリセット状
態となるので、ユニット1のCPU部107が先に動作
状態となることはない。そして、さらに時間が経過する
と、ユニット2の電圧検出・リセットIC203は第2
の基準電圧以上として第3のリセット信号bの出力を停
止してトランジスタQ3をOFF状態にする。このと
き、ユニット1のトランジスタQ1がOFF状態となっ
ているので回路の平衡が保たれているとすると、ユニッ
ト1のトランジスタQ1のエミッタ電圧cは上昇しHレ
ベルとなって、トランジスタQ2をオフ状態にして第2
のリセット信号の出力を停止してCPU部107を動作
状態にする。また、第3のリセット信号bの出力を停止
してトランジスタQ3がOFF状態にされると回路の平
衡が保たれていれば、トランジスタQ4がOFF状態と
なって第4のリセット信号fの出力を停止してメモリ部
207を動作状態にさせる。つまり、ユニット1のCP
U部107とユニット2のメモリ部207とが同時に動
作状態になるため、データのやりとりがスムーズに行わ
れる。
【0025】次に、CPU部107及びメモリ部207
が共に動作状態になり、何等かの要因でユニット1の電
圧変換部103及びユニット2の電圧変換部203が作
成した動作電源が低下し、ユニット2の第2の基準電圧
以下になると、ユニット2の電圧検出・リセット回路2
03は直ちに出力をLレベルにして第3のリセット信号
bをトランジスタQ3に出力してトランジスタQ3をO
N状態にする。このとき、ユニット1の電圧検出リセッ
トIC103の第1の基準電圧はユニット2の電圧検出
・リセットIC203の第2の基準電圧以下になってい
るため、ユニット2の電圧検出・リセットIC203が
電源電圧が低下して第3のリセット信号を出力しても、
依然としてユニット1の電圧検出・リセット回路103
は第1のリセット信号aを停止して、トランジスタQ1
をOFF状態にしている。ところが、ユニット1のトラ
ンジスタQ1のエミッタとユニット2のトランジスタQ
3のエミッタが接続されているため、トランジスタQ3
が第2の基準電圧以下になってON状態にされているた
め、ユニット1のトランジスタQ1のエミッタ電圧cは
HレベルにならないでLレベルになる。これにより、ト
ランジスタQ2がON状態になりCPU部107がリセ
ット状態にさせられる。
【0026】従って、電源投入後にユニット1のCPU
部107及びユニット2のメモリ部207が共に動作状
態となっていた場合に、何等かの理由によってユニット
2の電圧検出・リセットIC203が第3のリセット信
号bを出力すると、ユニット1のトランジスタQ2も第
2のリセット信号eを出力することになるため、CPU
部107及びメモリ部207も同じくリセット状態にさ
れる。なお、上記実施例ではユニット1及びユニット2
で作成した動作電源が共に上昇又は下がる場合を説明し
たが電圧変換部の製造誤差によって、ユニット1がユニ
ット1より送れて電源電圧が上昇したり、何等かの理由
でユニット1の動作電源のみが下降した場合について
も、同様にユニット2がユニット1にリセットタイミン
を一致させられる。
【0027】また、上記実施例ではCPU部107にC
PUが複数ある場合及びメモリ部207にメモリが複数
ある場合を説明したが、ともに1個の場合は後段のトラ
ンジスタQ2及びトランジスタQ3は不要である。さら
に、上記実施例ではトランジスタと抵抗によりNAND
を構成したが一般的にNANDを用いてもよい。さら
に、上記実施例ではCPUに合わせてリセット信号を不
論理にするためにNANDとしたがCPUが正論理で動
作するものであればAND構成としてもよい。さらに、
上記実施例ではトランジスタQ1のエミッタとトランジ
スタQ3のエミッタとを接続したが互いに接続しないで
電圧検出・リセットIC103と電圧検出・リセットI
C203の出力を互いに接続してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、演算部及
びメモリ部をユニット構成にした交換機において、演算
部が搭載された第1のユニットのリセット回路とメモリ
部を搭載した第2のユニットのリセット回路は、そのユ
ニットの電圧変換部の出力電圧が所定の基準電圧以下の
ときに、第1のユニットの電圧検出・リセット器又は第
1のユニットの電圧検出・リセット器のリセット信号に
基づいて演算部とメモリ部をリセット状態にするように
したことにより、電圧検出・リセット器の製造誤差のバ
ラツキ又は電圧変換部のバラツキがあっても同時にリセ
ット状態にされるという効果が得られている。また、演
算部とメモリ部が同時にリセット状態にされるので、デ
ータのやりとりがスムーズに行えるという効果が得られ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す概略構成図であ
る。
【図2】図2は本発明の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図3】図3は従来の交換機の概略構成図である。
【符号の説明】
1 主電源部 101 電圧変換部 103 電圧検出・リセット回路 105 電流増幅回路 107 CPU部 110 リセット回路部 201 電圧変換部 203 電圧検出・リセット回路 205 電流増幅回路 207 メモリ部 210 リセット回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−202198(JP,A) 特開 昭64−88816(JP,A) 特開 平1−305366(JP,A) 特開 平2−217901(JP,A) 特開 平3−14013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 3/545 G06F 1/24 H04M 3/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、負荷として演算部を有する
    第1のユニットと、負荷として該第1のユニットの演算
    部からの命令に基づいてデータの格納又はデータの読出
    しがなされるメモリ部を備えた第2のユニットとを有す
    る交換機において、 主電源の電源電圧を変換して負荷に印加する電圧変換部
    と、前記電圧変換部の出力電圧が所定の基準電圧以下の
    ときは、リセット信号を出力する電圧検出・リセット器
    と、前記リセット信号を入力すると、負荷にリセット信
    号を出力するリセット回路とが前記第1のユニット及び
    第2のユニットにそれぞれ備えられ、 前記第1のユニットのリセット回路は、 前記第1のユニットの電圧検出・リセット器からのリセ
    ット信号又は前記第2のユニットのリセット信号の発生
    に伴って、リセット信号を前記演算部に出力し、 前記第2のユニットのリセット回路は、 前記第1のユニットのリセット信号又は第2のユニット
    のからの電圧検出・リセット器のリセット信号に伴って
    リセット信号を前記メモリ部に送出することを特徴とす
    る交換機のリセット回路。
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