JP2879031B1 - 畳芯材発泡スチロール板の残存縫糸片の除去方法及びその残存縫糸片と付着塵埃の除去装置 - Google Patents

畳芯材発泡スチロール板の残存縫糸片の除去方法及びその残存縫糸片と付着塵埃の除去装置

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JP2879031B1
JP2879031B1 JP9281403A JP28140397A JP2879031B1 JP 2879031 B1 JP2879031 B1 JP 2879031B1 JP 9281403 A JP9281403 A JP 9281403A JP 28140397 A JP28140397 A JP 28140397A JP 2879031 B1 JP2879031 B1 JP 2879031B1
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畳の製作時に、その定
尺切断によって発生する畳芯材の発泡スチロール板の切
断端片、及び古畳の解体によって発生する畳芯材の古発
泡スチロール板に残存する縫糸片、更に、該縫糸片と発
泡スチロール板に付着している塵埃,屑片等を機械的に
除去する畳芯材発泡スチロール板の残存縫糸片の除去方
法及びその残存縫糸片付着塵埃の除去装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の畳芯材発泡スチロール板
残存縫糸片の除去方法及びその残存縫糸片付着塵埃
の除去装置は、見当らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】畳の芯材は、全国で約
2400万畳が生産され、その内、約1400万畳が難
燃性の発泡スチロール板を芯材として使用している。
【0004】そして、発泡スチロール板の上下には木片
及び藁を使用し、それらをP.P.ビニロンの糸で縫合
わせて畳材を作製する。その後、畳の製作時には、上記
畳材の端部はカマ子と称する余尺となって切落される。
それ故、切落される切断端片のカマ子が多量に発生す
る。
【0005】また、古畳についても、その廃棄時に古畳
を解体すると、古畳の芯材の古発泡スチロール板が多量
に発生する。
【0006】そのとき、畳の芯材上下に使用する木片の
廃材については、燃やして問題なく処理することができ
る。
【0007】しかし、畳芯材の発泡スチロール板の切断
端片や古畳芯材の古発泡スチロール板については、畳の
縫糸の切断した多量の縫糸片が残存しているため、その
発泡スチロール板の切断端片や、古発泡スチロール板の
多量の縫糸片を人手で取除くことは、非能率で経費が掛
って実際上不可能なことである。また、発泡スチロール
板と縫糸片は材質が異なるため、その縫糸片付き発泡ス
チロール板の切断端片や古発泡スチロール板は、そのま
まではプラスチックリサイクルのために原料を再生する
ことが不可能である。
【0008】従って、上記縫糸片付き発泡スチロール板
の切断端片や、古発泡スチロール板の廃棄処理は、今の
ところ燃やすしか方法が無いけれども、燃やすとダイオ
キシン,黒煙を発生する等して空気汚染や人体等への公
害上の問題となり、自治体,産廃業者共に処置できない
のが現状である。また、このことは、社会的に大きな問
題となっている点である。
【0009】
【課題を解決するための手段】畳芯材の発泡スチロール
板の切断端片や古畳芯材の古発泡スチロール板は、畳の
縫糸の切断した縫糸片が残存するために、原料の再生を
行うことができなくなっている。
【0010】そこで、本発明は、表面摩擦が大きくて駆
動するロールコンベヤによって畳芯材の縫糸片が残存す
る発泡スチロール板の切断端片や古畳芯材の古発泡スチ
ロール板(以下、これを単に切断端片等と言う。)を強
制的に移送し、該切断端片等の表面に表面摩擦が大きな
摩擦体を押当ててその切断端片等に残存する縫糸片を摩
擦体と縫糸片の摩擦を利用し切断端片等より抜出して集
塵機により収集し、更に、上記摩擦体の前方に駆動する
ブラシロールを付設し、切断端片等に残存する縫糸片を
抜出すと共に、切断端片等に付着した塵埃,屑片等も除
去して集塵機により収集し、機械的に迅速適確に切断端
片等の残存する縫糸片、更に、該縫糸片と付着した塵
埃,屑片等も除去して切断端片等を単品となし、その切
断端片等をプラスチックリサイクルのために再生利用で
きると共に、切断端片等を燃やすことによるダイオキシ
ン,黒煙等の発生の公害上の問題を解決して社会的に貢
献する畳芯材発泡スチロール板の残存縫糸片の除去方法
及びその残存縫糸片付着塵埃の除去装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】すなわち、畳芯材の縫糸片付き発泡スチロ
ール板を表面摩擦が大きくて駆動するロールコンベヤに
より移送し、その縫糸片付き発泡スチロール板の移送中
に該 縫糸片付き発泡スチロール板の表面に表面摩擦が大
きな摩擦体を押当て、上記発泡スチロール板に残存する
縫糸片の上方突出片と上記摩擦体の摩擦力によって上記
縫糸片を上記発泡スチロール板より抜出して除去し、そ
の除去した縫糸片を集塵機により収集して畳芯材発泡ス
チロール板の残存縫糸片を除去し、また、上記ロールコ
ンベヤの上方で上記摩擦体の前方には、上記発泡スチロ
ール板の表面に当接して駆動するブラシロールを付設
し、該ブラシロールにカバーを設けそのカバー内を集塵
機に連結して畳芯材発泡スチロール板の残存縫糸片
着塵埃の除去装置を構成し、縫糸片付き発泡スチロール
板の残存する縫糸片、更に、該縫糸片と付着塵埃等を機
械的に除去して発泡スチロール板を単品となし、その発
泡スチロール板をプラスチックリサイクルのために再生
利用できると共に、発泡スチロール板を燃やすことによ
るダイオキシン,黒煙等の発生の公害上の問題を解決し
て社会的に貢献する目的を、表面摩擦が大きくて駆動す
るロールコンベヤによって縫糸片付き発泡スチロール板
を移送し、その縫糸片付き発泡スチロール板の表面に摩
擦体を押当て発泡スチロール板の縫糸片を抜出して集塵
機により収集し、更に、上記摩擦体に並列し上記発泡ス
チロール板の表面に当接して駆動するブラシロールによ
り発泡スチロール板の付着塵埃等を除去し、縫糸片と付
着塵埃等を集塵機によって収集することにより実現し
た。
【0012】
【実施例】図1乃至図9は、本発明の一実施態様を示
し、その構成を図面について説明すれば、(a)は畳芯
材発泡スチロール板の残存縫糸片及び付着塵埃の除去
機、(b)は除去機(a)の一側に設置した一側集塵機
を示し、(1)は一側集塵機(b)の吸引ファン、
(2)は吸引ファン(1)の駆動モータ、(3)は吸引
ファン(1)の吸入筒、(4)は吸引ファン(1)の吹
出筒、(5)は収納器で、該収納器(5)の中間部開口
に吹出筒(4)の先端を連結する。(c)は除去機
(a)の前方下部内に設置した下方集塵機を示し、
(6)は下方集塵機(c)の吸引ファン、(7)は吸引
ファン(6)の駆動モータ、(8)は収納器である。
【0013】(9)は除去機(a)の機枠、(10)は
機枠(9)の上端部に設けて駆動する表面摩擦が大きな
ロールコンベヤを示し、(11)はロールコンベヤ(1
0)を構成するロールで、表面には摩擦が大きなゴム
板,発泡合成樹脂板等を張設して成り、多数のロール
(11)を前後方向に適当間隔になしてロール軸(1
2)により回転可能に並架する。
【0014】(13)は機枠(9)の上方に架設した取
付台、(14)は取付台(13)の後端受金で、該後端
受金(14)の下面の両側部に軸受(15)を、中央部
に案内軸(16)をそれぞれ固着する。(17)はロー
ルコンベヤ(10)の後部上方に適当間隔を形成して配
設する摩擦が大きな摩擦体の摩擦ロールで、表面には摩
擦が大きなゴム板,発泡合成樹脂板等を張設して成る。
(18)はロール支持台で、該ロール支持台(18)に
摩擦ロール(17)をロール軸(19)により回転可能
に架設し、そのロール支持台(18)の中央部上に固定
した受筒(20)を後端受金(14)の案内軸(16)
に摺動自在に嵌合して両側部上に立設した支軸(21)
を後端受金(14)の両側の軸受(15)にそれぞれ昇
降自在に嵌着すると共に、軸受(15)とロール支持台
(18)の間には支軸(21)に嵌合したスプリング
(22)を介装して両側のスプリング(22)により摩
擦ロール(17)付きロール支持台(18)を下方へ弾
圧支持する。
【0015】(23)は下方集塵機(c)の上方におい
て機枠(9)内に設置した減速モータで、該モータ(2
3)の回転軸(24)とロールコンベヤ(10)のすべ
てのロール(11)のロール軸(12)、及び摩擦ロー
ル(17)のロール軸(19)の一側部をチエン伝動機
構(25)により連結する。
【0016】(26)はロール支持台(18)付き後端
受金(14)部のカバーで、該カバー(26)の上端開
口と吸引ファン(1)の吸入筒(3)をホース(27)
により連結する。
【0017】(d)はロールコンベヤ(10)の中間部
上方に適当間隔を形成して設置した塵埃除去機を示し、
(28)は塵埃除去機(d)の本体兼用のカバーで、該
カバー(28)の下面後部に開口(29)を形成する。
(30)はカバー(28)内の前部に設置したモータ、
(31)はカバー(28)内の後部に回転可能に横架し
たロール軸で、該ロール軸(31)の両側部には、ねじ
れた二条の突条(32)を形成してその突条(32)に
ブラシ(33)を植設したブラシロール(34)を取付
け、モータ(30)の回転軸とロール軸(31)をベル
ト伝動機構(35)により連結する。そして、カバー
(28)の前壁開口と下方集塵機(c)の吸引フアン
(6)をホース(36)により連結する。
【0018】(37)は塵埃除去機(d)の前方部の前
後、及び塵埃除去機(d)と摩擦ロール(17)の間に
おいて取付台(13)にそれぞれ取付けた前部,中間部
及び後部の受金で、該受金(37)の下面の両側部に軸
受(38)を、中央部に案内軸(39)をそれぞれ固着
する。(40)はロールコンベヤ(10)の上方に適当
間隔を形成して並設する押えロール、(41)はロール
支持台で、該ロール支持台(41)に押えロール(4
0)をロール軸(42)により回転自在に架設し、その
ロール支持台(41)の中央部上に固定した受筒(4
3)を受金(37)の案内軸(39)に摺動自在に嵌合
して両側部上に立設した支軸(44)を受金(37)の
両側の軸受(38)にそれぞれ昇降自在に嵌着すると共
に、軸受(38)とロール支持台(41)の間には支軸
(44)に嵌合したスプリング(45)を介装して両側
のスプリング(45)により押えロール(40)付きロ
ール支持台(41)を下方へ弾圧支持する。
【0019】(46)は摩擦ロール(17)と後部押え
ロール(40)の間において、ロールコンベヤ(10)
の適当ロール(11),(11)間の間隙内に下方より
挿入して取付けた横長扁平状の下方吸引口金で、該下方
吸引口金(46)の上方吸入口の前後縁部を対向側へ屈
曲(47),(48)すると共に、その前方屈曲片(4
7)には多数の切溝(49)を並設して前方屈曲片(4
7)をくし状に形成し、下方吸引口金(46)の上面を
ロールコンベヤ(10)の上面に接近配置して該下方吸
引口金(46)の下方開口と吸引ファン(1)の吸入筒
(3)をホース(50)により連結する。
【0020】(51)は前部と中間部の押えロール(4
0),(40)間において、ロールコンベヤ(10)の
上方に適当間隔を形成して取付けた横長扁平状の上方吸
引口金で、該上方吸引口金(51)の上方開口と吸引フ
ァン(1)の吸入筒(3)をホース(52)により連結
する。
【0021】而して、図示してないが、駆動モータ
(2),駆動モータ(7),減速モータ(23),モー
タ(30)に電気回路を形成する。
【0022】(e)は畳芯材の発泡スチロール板の切断
端片、(53)は切断端片(e)に残存する縫糸片であ
る。
【0023】その作用を説明する。機械の運転を開始す
れば、モータ(23)の回転軸(24)が回転し、該回
転軸(24)から伝動機構(25)及びロール軸(1
2),ロール軸(19)を介してロールコンベヤ(1
0)のロール(11)が図4の矢印方向に回転すると同
時に、摩擦ロール(17)が図4の矢印方向にロール
(11)よりも早い速度で回転する。
【0024】一方、モータ(2)によって吸引ファン
(1)を駆動し、カバー(26)の下口,下方吸引口金
(46)の上口、上方吸引口金(51)の下口から吸風
し、その風は吸引ファン(1)内を通って吹出筒(4)
から収納器(5)内に吹込まれる。
【0025】また、モータ(30)の回転軸が回転し、
該回転軸から伝動機構(35),ロール軸(31)を介
して両側のブラシロール(34)が高速回転する。
【0026】モータ(7)によって吸引ファン(6)を
駆動し、カバー(28)の開口(29)から吸風し、そ
の風は吸引ファン(6)内を通って収納器(8)内に吹
込まれる。
【0027】そこで、図1に示すように縫糸片(53)
付き切断端片(e)をロールコンベヤ(10)の後部上
に載置すると、その縫糸片(53)付き切断端片(e)
はロールコンベヤ(10)によって前方へ移送される。
【0028】そして、図4に示すように縫糸片(53)
付き切断端片(e)がロールコンベヤ(10)と摩擦ロ
ール(17)間に入り込んだ後は、その摩擦ロール(1
7)がスプリング(22)の弾力によって縫糸片(5
3)付き切断端片(e)の表面に圧接し、縫糸片(5
3)付き切断端片(e)を摩擦ロール(17)とロール
コンベヤ(10)により押圧挟持してロールコンベヤ
(10)により前方へ移送する。
【0029】その移送中に、縫糸片(53)付き切断端
片(e)の縫糸片(53)の上方突出片が摩擦ロール
(17)に当ると、縫糸片(53)の上方突出片と摩擦
ロール(17)の摩擦力によって縫糸片(53)は切断
端片(e)の孔内から上方へ引抜かれる。縫糸片(5
3)付き切断端片(e)の前進に伴い、その多数の縫糸
片(53)は順次摩擦ロール(17)に当り上記と同様
に切断端片(e)の孔内から引抜かれて縫糸片(53)
付き切断端片(e)のすべての縫糸片(53)は除去さ
れる。
【0030】その上方へ引抜かれた縫糸片(53)は、
カバー(26)の下口から吸引される風によって直ちに
カバー(26)内からホース(27),吸入筒(3),
吸引ファン(1),吹出筒(4)内を通り収納器(5)
内に吹込まれて収容される。
【0031】その際、万一、切断端片(e)の縫糸片
(53)中で引抜かれない縫糸片(53)が発生した場
合には、その残留する縫糸片(53)は切断端片(e)
の移送に伴って下方吸引口金(46)上を通過すると
き、該縫糸片(53)の下方突出片が下方吸引口金(4
6)のくし状前方屈曲片(47)の切溝(49)内に入
り込み引掛ってその摩擦力により切断端片(e)の孔内
から下方へ引抜かれる。
【0032】その下方へ引抜かれた縫糸片(53)及び
切断端片(e)の下面に付着する塵埃,屑片等は、下方
吸引口金(46)の上口から吸入される風によって下方
吸引口金(46)内からホース(50),吸入筒
(3),吸引ファン(1),吹出筒(4)内を通り収納
器(5)内に吹込まれて収容される。
【0033】残存の縫糸片(53)を除去された切断端
片(e)は、前方への移送に伴って順次、ロールコンベ
ヤ(10)と後部,中間部,前部の押えロール(40)
との間に入り込み、その押えロール(40)がスプリン
グ(45)の弾力によって切断端片(e)の表面に圧接
し、切断端片(e)を押えロール(40)とロールコン
ベヤ(10)により押圧挟持してロールコンベヤ(1
0)により前方へ移送する。
【0034】その切断端片(e)の移送中に、塵埃除去
機(d)の高速回転するブラシロール(34)のブラシ
(33)が切断端片(e)の表面に接触して該ブラシロ
ール(34)により切断端片(e)の表面の付着した塵
埃,屑片等を除去する。
【0035】一方、上記のブラシロール(34)によっ
て除去した塵埃,屑片等、並びに切断端片(e)の縫糸
片(53)を抜取った跡の孔内の塵埃は、カバー(2
8)の開口(29)から吸入される風により、直ちにカ
バー(28)内からホース(36),吸引ファン(6)
内を通り収納器(8)内に吹込まれて収容される。
【0036】その後、切断端片(e)が前部と中間部の
押えロール(40),(40)間を通過するとき、該切
断端片(e)上に残存する塵埃,屑片等を上方吸引口金
(51)の下口から吸入し、その塵埃,屑片等は上方吸
引口金(51)内からホース(52),吸入筒(3),
吸引ファン(1),吹出筒(4)内を通り収納器(5)
内に吹込まれて収容される。
【0037】そして、残存した縫糸片(53)及び付着
した塵埃,屑片等が除去されて清掃した切断端片(e)
がロールコンベヤ(10)の前方に送り出される。
【0038】なお、塵埃除去機(d)のホース(36)
の先端は、上記吸引ファン(6)に代え、他のホース
(27),(50),(52)と同様に吸引ファン
(1)の吸入筒(3)に連結してもよい。
【0039】また、古畳芯材の縫糸片が残存する古発泡
スチロール板も、上記と同様にしてその残存する縫糸片
及び付着した塵埃,屑片等を機械的に除去して清掃した
単品の発泡スチロール板となすことができる。
【0040】図10乃至図12に示す本発明の他の実施
態様は、上記実施態様における摩擦体の駆動する摩擦ロ
ール(17)に代えて摩擦板を使用したもので、その構
成を図面について説明すれば、(17a)は摩擦体の摩
擦板で、表面の摩擦が大きくて弾性が有るゴム板,発泡
合成樹脂板等より成り、該摩擦板(17a)の前部上面
及び後部の上下面には両側へ突出する取付杆(54),
(55)を固着してその取付杆(54),(55)の両
側突出部に通孔(56),(57)をそれぞれ穿つ。
(58),(59)は機枠(9)の両側部上に立設した
前後の摩擦棒で、ねじボルトより成る。
【0041】そして、図10に示すように前後の取付杆
(54),(55)の両側通孔(56),(57)を前
後の両側摩擦棒(58),(59)にそれぞれ嵌合する
と共に、その後方取付杆(55)を持上げ摩擦板(17
a)の後部が上方へ弯曲した状態になして取付杆(5
4),(55)の両側通孔(56),(57)を摩擦棒
(58),(59)にそれぞれ係止させ、摩擦板(17
a)をロールコンベヤ(10)の上方に適当間隔を形成
して配設する。その他の符号は、図1乃至図9における
と同一部分を示す。
【0042】この構成のものにおいても、縫糸片(5
3)付き切断端片(e)が摩擦板(17a)の下方を通
過するとき、該縫糸片(53)付き切断端片(e)の表
面が摩擦板(17a)の下面に圧接摺動することによ
り、その縫糸片(53)の上方突出片と摩擦板(17
a)の摩擦力によって縫糸片(53)は切断端片(e)
の孔内から上方へ引抜かれる。
【0043】一方 、その引抜かれた縫糸片(53)
は、切断端片(e)の移送に伴い、順次該切断端片
(e)と共に前進して摩擦板(17a)の前端からカバ
ー(26)内に至り、その後は上記と同様に作用して収
納器(5)内に収容される。
【0044】
【発明の効果】本発明の畳芯材発泡スチロール板の残存
縫糸片の除去方法及びその残存縫糸片付着塵埃の除去
装置は、下記のような利点がある。
【0045】(1) 畳芯材の縫糸片付き発泡スチロー
ル板を表面摩擦が大きくて駆動するロールコンベヤによ
り強制的に移送し、その移送中に上記縫糸片付き発泡ス
チロール板の表面に表面摩擦が大きな摩擦体を押当て、
発泡スチロール板に残存する縫糸片を順次機械的に抜出
して除去し、その除去した縫糸片は集塵機により収集す
る。従って、
【0046】(イ) 発泡スチロール板に残存する縫糸
片の除去作業が単純である。
【0047】(ロ) 短時間で多量の作業ができるか
ら、人手を節減し、作業能率を向上して経済的である。
【0048】(ハ) 引抜かれた縫糸片は集塵機によっ
て迅速に収集するから、手間を省き、汚れが無くて作業
を清潔になし得る。
【0049】(ニ) 縫糸片の上方突出片と摩擦体の摩
擦は大きいから、縫糸片の引抜き除去作業が終始確実に
なされて作業性を向上する。
【0050】(2) 発泡スチロール板は残存する縫糸
片が除去されて単品となるから、プラスチックリサイク
ルのために再生利用して資材を有効に使用することがで
きる。
【0051】(3) 従来のように発泡スチロール板を
燃やす必要が無くなるから、その発泡スチロール板を燃
やすことによって発生するダイオキシン,黒煙等による
空気汚染や人体等への公害を防止することができて衛生
上の貢献が大である。
【0052】(4) 簡単に構成して容易安価に製作で
きる。
【0053】(5) 更に、上記摩擦体の前方には、上
記発泡スチロール板の表面に当接して駆動するブラシロ
ールを付設し、該ブラシロールによって上記発泡スチロ
ール板に付着した塵埃,屑片等を除去し、その除去した
塵埃,屑片等を集塵機によって収集するようになせば、
発泡スチロール板に残存する縫糸片の除去と付着した塵
埃,屑片等の除去を機械的に一行程で行って清掃した発
泡スチロール板になし得る。従って、
【0054】(イ) 発泡スチロール板を再生して製品
を射出成形するプラスチック成形機のノズルの寿命を延
長させることができる。
【0055】(ロ) 発泡スチロール板の再生した製品
の品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す畳芯材発泡スチロー
ル板の残存縫糸片及び付着塵埃の除去装置の側面図で、
一部を切欠して示す。
【図2】同上後面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】同上要部の拡大側断面図である。
【図5】図4のXX線断面図である。
【図6】図4のYY線断面図である。
【図7】図4のZZ線断面図である。
【図8】その下方吸引口金の拡大斜視図である。
【図9】畳芯材発泡スチロール板の縫糸片付き切断端片
の一部の斜視図である。
【図10】本発明の他の実施態様を示す摩擦板部の側断
面図である。
【図11】同上後断面図である。
【図12】その前後取付杆付き摩擦板の斜視図である。
【符号の説明】
a 除去機 b 一側集塵機 c 下方集塵機 d 塵埃除去機 e 発泡スチロール板の切断端片 1 吸引ファン 2 駆動モータ 3 吸入筒 4 吹出筒 5 収納器 6 吸引ファン 7 駆動モータ 8 収納器 9 機枠 10 ロールコンベヤ 11 ロール 12 ロール軸 13 取付台 14 後端受金 15 軸受 16 案内軸 17 摩擦ロール 18 ロール支持台 19 ロール軸 20 受筒 21 支軸 22 スプリング 23 減速モータ 24 回転軸 25 チエン伝動機構 26 カバー 27 ホース 28 カバー 29 開口 30 モータ 31 ロール軸 32 突条 33 ブラシ 34 ブラシロール 35 ベルト伝動機構 36 ホース 37 受金 38 軸受 39 案内軸 40 押えロール 41 ロール支持台 42 ロール軸 43 受筒 44 支軸 45 スプリング 46 下方吸引口金 47 前方屈曲片 48 後方屈曲片 49 切溝 50 ホース 51 上方吸引口金 52 ホース 53 縫糸片 17a 摩擦板 54 前方取付杆 55 後方取付杆 56 通孔 57 通孔 58 前方摩擦棒 59 後方摩擦棒

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳芯材の縫糸片付き発泡スチロール板を
    表面摩擦が大きくて駆動するロールコンベヤにより移送
    し、その縫糸片付き発泡スチロール板の移送中に該縫糸
    片付き発泡スチロール板の表面に表面摩擦が大きな摩擦
    体を押当て、上記発泡スチロール板に残存する縫糸片の
    上方突出片と上記摩擦体の摩擦力によって上記縫糸片を
    上記発泡スチロール板より抜出して除去し、その除去し
    た縫糸片を集塵機により収集することを特徴とする畳芯
    材発泡スチロール板の残存縫糸片の除去方法。
  2. 【請求項2】 機枠に表面摩擦が大きくて駆動するロー
    ルコンベヤを設け、該ロールコンベヤの上方には、その
    ロールコンベヤで移送する畳芯材の縫糸片付き発泡スチ
    ロール板の表面に押当てる表面摩擦が大きな摩擦体を設
    置し、該摩擦体にカバーを設けてそのカバー内を集塵機
    に連結したことを特徴とする畳芯材発泡スチロール板の
    残存縫糸片の除去装置。
  3. 【請求項3】 機枠に表面摩擦が大きくて駆動するロー
    ルコンベヤを設け、該ロールコンベヤの上方には、その
    ロールコンベヤで移送する畳芯材の縫糸片付き発泡スチ
    ロール板の表面に押当てる表面摩擦が大きな摩擦体を設
    置し、該摩擦体にカバーを設けてそのカバー内を集塵機
    に連結し、上記ロールコンベヤの上方で上記摩擦体の前
    方には、上記発泡スチロール板の表面に当接して駆動す
    るブラシロールを付設し、該ブラシロールにカバーを設
    けてそのカバー内を集塵機に連結したことを特徴とする
    畳芯材発泡スチロール板の残存縫糸片付着塵埃の除去
    装置。
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