JP2878240B2 - 熱供給設備 - Google Patents

熱供給設備

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JP2878240B2
JP2878240B2 JP9144297A JP14429797A JP2878240B2 JP 2878240 B2 JP2878240 B2 JP 2878240B2 JP 9144297 A JP9144297 A JP 9144297A JP 14429797 A JP14429797 A JP 14429797A JP 2878240 B2 JP2878240 B2 JP 2878240B2
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彰彦 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱供給設備に関
し、さらに詳しくは、海水、河川水、下水処理水および
冷却塔の循環水などを冷凍機の冷却水およびヒートポン
プの熱源水として直接的または間接的に利用することが
できる熱供給設備に関する。
【0002】
【従来の技術】海水、河川水および下水処理水などの未
利用エネルギ源は、夏期においては大気よりも温度が低
く、冬期においては大気よりも温度が高い。したがって
この未利用エネルギ源は、夏期においては、たとえばタ
ーボ冷凍機および冷水モード運転時のヒートポンプの冷
却水として利用し、冬期においては、温水モード運転時
のヒートポンプの熱源水として利用することによって、
冷凍機およびヒートポンプの性能が向上し、エネルギを
節約することができる。
【0003】このような海水、河川水および下水処理水
などの低温度未利用エネルギ源を熱源水および冷却水と
して用いる従来の熱供給設備は図8に示されている。
【0004】図8は、従来技術である熱供給設備70を
示す系統図である。熱供給設備70は、たとえば海水を
1次循環水として用い、海水を取水ポンプ2によって汲
上げ、熱交換器3で供給ヘッダ71および戻りヘッダ7
2間で循環する2次循環水と熱交換して海水から2次循
環水に熱を汲上げ、この2次循環水を熱源水として2台
のヒートポンプ6,7にそれぞれ供給し、冷却水として
吸収冷凍機8に供給する。ここで各ヒートポンプ6,7
は温水モード運転される。
【0005】供給ヘッダ71には、各ヒートポンプ6,
7および吸収冷凍機8に2次循環水を導く供給流路9,
10,73が接続され、2次循環水を供給ヘッダ71お
よび戻りヘッダ72間に循環させるための3台の循環ポ
ンプ75,76,77が並列に設けられる。戻りヘッダ
72には、各ヒートポンプ6,7の熱利用後の熱源水お
よび吸収冷凍機8の熱利用後の冷却水としての2次循環
水を導く戻り流路11,12,74が接続される。供給
流路9,10には流量調整弁15,16を介在させ、供
給流路73には、戻り流路74内の冷却水の温度が所定
温度になるように流量を調整する流量調整弁78を介在
させる。
【0006】各ヒートポンプ6,7には、温水を導く供
給流路17,18と、各ヒートポンプ6,7によって加
熱された温水が導かれる戻り流路19,20とが接続さ
れる。各供給流路17,18には、各戻り流路19,2
0内の温水の流量を所定流量に調整する流量調整弁2
1,22を介在させる。各供給流路17,18の各流量
調整弁21,22の上流側には、供給流路17,18と
戻り流路19,20との間に温水を循環させる温水ポン
プ23,24が設けられる。各戻り流路19,20に
は、各ヒートポンプ6,7によって加熱された温水の温
度が所定温度になるように、各ヒートポンプ6,7の運
転を制御するヒートポンプ運転制御手段25,26が設
けられる。
【0007】吸収冷凍機8には、冷水を導く供給流路3
5と、吸収冷凍機8によって冷却された冷水を導く戻り
流路36とが接続される。供給流路35には、戻り流路
36内の冷水の流量を所定流量に調整する流量調整弁3
7を介在させる。供給流路35の流量調整弁37の上流
側には、供給流路35と戻り流路36との間に冷水を循
環させる冷水ポンプ38が設けられる。戻り流路36に
は、吸収冷凍機8によって冷却された冷水の温度が所定
温度になるように、吸収冷凍機8の運転を制御する冷凍
機運転制御手段39が設けられる。
【0008】各ヒートポンプ6,7はその能力がたとえ
ば3400Mcal/hであり、たとえば3400Mc
al/hの負荷でそれぞれ運転される。吸収冷凍機8は
その能力がたとえば800RTであり、たとえば400
RTの負荷で運転される。
【0009】取水ポンプ2は9℃の海水を汲上げ、熱交
換器3に供給する。熱交換器3は戻りヘッダ72内の
5.2℃の2次循環水が9℃の海水と熱交換して海水か
ら2次循環水に熱を汲上げ、供給ヘッダ71に7.5℃
の2次循環水を供給し、6℃の海水を海に戻す。この2
次循環水は、各循環ポンプ75,76,77を介して各
供給流路9,10,73に導かれる。流路調整弁15,
16は、たとえば702m3/hの定格流量に調整され
る。各ヒートポンプ6,7には、各温水ポンプ23,2
4を介して41℃の温水が供給される。各流量調整弁2
1,22は、たとえば486m3/hの定格流量に調整
される。各ヒートポンプ6,7は、7.5℃の熱源水か
ら41℃の温水に熱を汲上げ、4℃の熱源水と48℃の
温水とを各戻り流路11,19および12,20にそれ
ぞれ導く。
【0010】吸収冷凍機8には、冷水ポンプ38を介し
て8.5℃の冷水が供給される。流量調整弁37は、た
とえば346m3/hの定格流量に調整される。流量調
整弁78は、戻り流路74内の冷却水の温度が、たとえ
ば25℃になるように、流量をたとえば定格流量581
3/hの約14%である82m3/hに調整される。吸
収冷凍機8は、7.5℃の2次循環水を吸収冷凍サイク
ルの冷却水として利用して8.5℃の冷水を冷却して、
5℃の冷水と25℃の冷却水とを各戻り流路74,36
にそれぞれ導く。戻り流路11,12内の4℃の熱源水
および戻り流路74内の25℃の冷却水は、戻りヘッダ
72内で5.2℃の2次循環水となり、熱交換器3に導
かれる。このようにして2次循環水は、供給ヘッダ71
および戻りヘッダ72間を循環し、熱供給設備70は上
述の動作によって海水から3474Mcal/hの採熱
を行う。
【0011】図9は、ヒートポンプ6を模式的に示す系
統図である。ヒートポンプ6は熱媒体が供給される供給
流路41を有し、供給流路41には圧縮機42と凝縮器
43と膨張弁44と蒸発器45とが設けられる。圧縮機
42はたとえばターボ圧縮機であり、圧縮機42にはイ
ンレットガイドベーン42aが設けられる。インレット
ガイドベーン42aは、温水戻り流路48の温水の温度
が所定温度になるようにターボ圧縮機42の容量制御を
行う。
【0012】凝縮器43には、温水供給流路47および
温水戻り流路48が設けられ、温水供給流路47と温水
戻り流路48とは凝縮器43内で連結されている。蒸発
器45には、熱源水供給流路49および熱源水戻り流路
50が設けられ、熱源水供給流路49と熱源水戻り流路
50とは蒸発器45内で連結されている。温水供給流路
47は供給流路17に接続され、温水戻り流路48は戻
り流路19に接続される。熱源水供給流路49は供給流
路9に接続され、熱源水戻り流路50は戻り流路11に
接続される。
【0013】図10は、特公平4−16694号公報に
示される吸収冷凍機55を模式的に示す系統図である。
特公平4−16694号公報に示される吸収冷凍機55
は、基本的に蒸発器56と吸収器57と再生器58と凝
縮器59とを含む。蒸発器56には、冷水が導かれる冷
水管60が設けられる。吸収器57および凝縮器59に
は、冷却水が導かれる冷却水管61が設けられる。冷却
水管61の冷却水の流過方向上流側には、冷却水が送出
される冷却水ポンプ62が設けられる。再生器58に
は、加熱源、たとえば蒸気または温水が導かれる加熱源
供給管63が設けられる。加熱源供給管63には、加熱
源の供給量を調整する加熱源供給量調整弁64が介在さ
れる。
【0014】冷水管60の冷水の流過方向下流側には、
吸収冷凍機55内を通過した冷水の出口温度を検出する
冷水出口温度検出手段65が設けられる。冷水出口温度
検出手段65は、加熱源供給量調整弁64に信号を送
り、この信号に基づいて加熱源供給量調整弁64は加熱
源の流量を調整する。したがって加熱源供給量を調整す
ることによって吸収冷凍機55の冷凍容量が調整され
る。冷却水管61の冷却水の流過方向下流側には、吸収
冷凍機55内を通過した冷却水の出口温度を検出する冷
却水出口温度検出手段66が設けられる。冷却水出口温
度検出手段66は、冷却水ポンプ62に設けられる冷却
水ポンプ容量制御手段67に信号を送る。この冷却水ポ
ンプ容量制御手段67は、冷却水出口温度に応じて冷却
水ポンプ62の吐出流量を制御する。すなわち、冷却水
の出口温度が所定の温度よりも高くなった場合には、冷
却水の流量が多くなるように冷却水ポンプ62の回転数
を大きくし、冷却水の出口温度が所定の温度より低くな
った場合には、冷却水の流量が少なくなるように冷却水
ポンプ62の回転数を小さくする。したがって冷却水の
出口温度はほぼ一定に制御される。ここで蒸発器56に
は冷媒である水が収められ、吸収器57には吸収剤であ
るリチウムブロマイド水溶液が収められる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8〜
図10に示される従来技術では、ヒートポンプ6,7の
温水モード運転によって温水を得る場合、図11に示さ
れるように、ヒートポンプ6,7は熱源水である2次循
環水の入口温度が高いほど加熱COP(Coefficient Of
Performance:成績係数)比は向上する。しかし、熱源
水入口温度が20℃以上になると、蒸発器45と凝縮器
43との圧力差が小さくなって運転することができなく
なる。また、蒸発器、圧縮機、凝縮器および膨張弁から
構成されるターボ冷凍機およびヒートポンプ6,7の冷
水モード運転によって冷水を得る場合、図12に示され
るように、冷却水である2次循環水の入口温度が低いほ
ど冷凍COP比は向上する。しかし、冷却水温度が低く
なりすぎると、蒸発器45と凝縮器43との圧力差が小
さくなって運転することができなくなる。冷水を5℃程
度まで冷却する場合、冷却水温度は入口温度で20℃程
度、出口温度で25℃程度が下限となる。
【0016】また、図8および図10に示される水冷媒
とリチウムブロマイド水溶液とを用いる吸収冷凍機8,
55の場合において、冷却水温度が低いほど冷凍COP
が向上する。しかし、冷却水温度が低くなりすぎると、
リチウムブロマイドが晶析して吸収冷凍機8,55を運
転することができなくなる。冷却水入口温度の下限値
は、一般に20℃程度である。
【0017】図8に示すように冬期において、2次循環
水はヒートポンプの熱源水として利用する割合が大きく
なるので、2次循環水温度は、海水温度よりもさらに低
下し、冷凍機の冷却水として使用することができなくな
る。
【0018】また、図8に示すように冬期においては、
暖房負荷だけでなく、電算機室などの冷房負荷も存在す
る。2次循環水をヒートポンプ6,7の熱源水として利
用すると、2次循環水温度は海水温度よりもさらに低下
し、7.5℃程度になる。
【0019】さらに、図8に示される従来技術では、吸
収冷凍機8に供給される冷却水である2次循環水の流量
を定格流量の14%程度にしぼって、戻り流路74内の
冷却水温度を25℃程度まで上げているが、冷却水流量
が定格流量に比べてかなり小さくなり、特公平4−16
694号公報に開示されるように、吸収冷凍機8の冷水
出口温度制御が不安定になるという問題がある。ここで
良好な冷水出口温度制御を行うためには、一般的に、冷
却水流量を定格流量の50%以上にする必要がある。
【0020】本発明の目的は、循環水を冷凍機の冷却水
およびヒートポンプの熱源水として同時に利用すること
ができる熱供給設備を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱利用可能な
1次循環水またはこの1次循環水と熱交換した2次循環
水が供給される供給ヘッダと、供給ヘッダの1次循環水
または2次循環水の熱をヒートポンプの熱源水および冷
凍機の冷却水として利用する熱供給手段と、熱供給手段
に供給ヘッダから1次循環水または2次循環水を導く供
給流路と、熱供給手段から1次循環水または2次循環水
が導かれる戻り流路と、戻り流路から導かれた前記の1
次循環水または2次循環水を、所定の帰還位置に導く戻
りヘッダと、供給流路と戻り流路とを接続して、戻り流
路内の1次循環水または2次循環水の一部を供給流路に
導く再循環流路と、供給流路または戻り流路内の1次循
環水または2次循環水の温度が所定温度になるように、
戻り流路から再循環流路を介する供給流路への流量と、
戻り流路から戻りヘッダまたは供給ヘッダへの流量とを
調整する流量調整手段と、供給流路における前記再循環
流路の接続位置と熱供給手段との間に設けられる循環ポ
ンプとを含むことを特徴とする熱供給設備である。
【0022】本発明に従えば、供給ヘッダに供給される
1次循環水または2次循環水は、供給流路の循環ポンプ
を介して、たとえば冷凍機の冷却水およびヒートポンプ
の熱源水として利用する。戻り流路内の1次循環水また
は2次循環水の一部は、供給流路または戻り流路内の1
次循環水または2次循環水の温度が所定温度になるよう
に、流量調整手段によって流量が調整された再循環流路
を介して供給流路に導かれる。熱供給手段に供給される
1次循環水または2次循環水は、たとえば定格流量で供
給される。戻り流路内の残余の1次循環水または2次循
環水は、戻り流路から戻りヘッダまたは供給ヘッダに導
かれる。このようにすることによって、熱供給手段に
は、供給ヘッダから供給流路に導かれる1次循環水また
は2次循環水と、再循環流路を介して導かれる熱利用後
の1次循環水または2次循環水の一部とが合流した1次
循環水または2次循環水が供給され、この熱供給手段よ
りも1次循環水または2次循環水の流過方向下流側の熱
供給手段には、供給ヘッダ内の1次循環水または2次循
環水、または1次循環水または2次循環水と前記戻り流
路内の残余の熱利用後の1次循環水または2次循環水と
が合流した1次循環水または2次循環水が供給されるの
で、1次循環水または2次循環水は、異なる熱供給手段
の1次循環水または2次循環水、たとえば冷凍機の冷却
水およびヒートポンプの熱源水として同時に利用するこ
とができる。
【0023】また、熱利用前の1次循環水または2次循
環水と、たとえば冷凍機の冷却水として利用した後の1
次循環水または2次循環水とを利用して、供給ヘッダ内
の1次循環水または2次循環水を加熱して、たとえばヒ
ートポンプである熱供給手段の熱源として供給するの
で、たとえばヒートポンプである熱供給手段の性能を向
上することができ、省エネ効果を大きくすることができ
る。
【0024】さらに、熱供給手段である冷凍機およびヒ
ートポンプに供給される1次循環水または2次循環水で
ある冷却水および熱源水の流量は、たとえば定格流量に
調整することが可能となるので、熱供給手段を低負荷ま
で制御することができ、負荷が変動しても、熱供給手段
の冷水または温水の出口温度制御を良好に行うことがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある熱供給設備80を示す系統図である。熱供給設備8
0は、供給ヘッダ81と、熱供給手段であるヒートポン
プ82,83および冷凍機84と、供給流路85,8
6,87と、戻り流路88,89,90と、戻りヘッダ
91と、再循環流路92と、流路調整手段である流路調
整弁93,94と、循環ポンプ95,96,97とを含
む。熱供給設備80には、2台のヒートポンプ82,8
3と1台の冷凍機84とが並列に設けられる。供給ヘッ
ダ81には、取水ポンプ98によって汲上げられた1次
循環水である海水と熱交換器99を介して熱交換した2
次循環水が供給される。また、供給ヘッダ81には、各
ヒートポンプ82,83および冷凍機84に2次循環水
を導く供給流路85,86,87がそれぞれ接続され
る。各ヒートポンプ82,83および冷凍機84には、
熱利用後の2次循環水が導かれる戻り流路88,89,
90がそれぞれ接続される。各戻り流路88,89,9
0は、各戻り流路88,89,90から導かれた熱利用
後の2次循環水を所定の帰還位置、すなわち熱交換器9
9に導く戻りヘッダ91に接続される。
【0026】ヒートポンプ82,83の供給流路85,
86には、2次循環水を熱源水として定流量でヒートポ
ンプ82,83に供給する循環ポンプ95,96が設け
られ、この循環ポンプ95,96よりも2次循環水の流
過方向下流側には、戻り流路88,89内の2次循環水
の流量が所定流量になるように流量を調整する流量調整
弁100,101を介在させる。冷凍機84の供給流路
87における2次循環水の流過方向上流側と戻り流路9
0における2次循環水の流過方向下流側との間には再循
環流路92が接続され、再循環流路92および戻り流路
90における前記再循環流路92の接続位置と戻りヘッ
ダ91との間には、戻り流路90内の2次循環水の温度
が所定温度になるように戻り流路90から再循環流路9
2を介する流量および戻り流路90から戻りヘッダ91
への流量を調整する流量調整弁93,94を介在させ
る。供給流路87における前記再循環流路92の接続位
置と冷凍機84との間には、2次循環水を冷却水として
定流量で冷凍機84に供給する循環ポンプ97が設けら
れる。供給流路87の循環ポンプ97よりも2次循環水
の流過方向下流側には、戻り流路90内の2次循環水の
流量が所定流量になるように流量を調整する流量調整弁
102を介在させる。
【0027】各ヒートポンプ82,83には、温水を導
く供給流路103,104と、各ヒートポンプ82,8
3によって所定温度まで加熱された温水が導かれる戻り
流路105,106とが接続される。供給流路103,
104には、供給流路103,104および戻り流路1
05,106間に温水を循環させる温水ポンプ107,
108が設けられる。供給流路103,104における
温水ポンプ107,108とヒートポンプ82,83と
の間には、戻り流路105,106内の温水の流量が所
定流量になるように流量を調整する流量調整弁109,
110を介在させる。戻り流路105,106には、各
ヒートポンプ82,83によって加熱された温水の温度
が所定温度になるように各ヒートポンプ82,83の運
転を制御するヒートポンプ運転制御手段111,112
が設けられる。
【0028】冷凍機84には、冷水を導く供給流路11
3と、冷凍機84によって所定温度まで冷却された冷水
が導かれる戻り流路114とが接続される。供給流路1
13には、供給流路113および戻り流路114間に冷
水を循環させる冷水ポンプ115が設けられる。供給流
路113における冷水ポンプ115と冷凍機84との間
には、戻り流路114内の冷水の流量が所定流量になる
ように流量を調整する流量調整弁116を介在させる。
戻り流路114には、冷凍機84によって冷却された冷
水の温度が所定温度になるように冷凍機84の運転を制
御する冷凍機運転制御手段117が設けられる。
【0029】ここで、ヒートポンプ82,83は、温水
モード運転され、その能力はそれぞれ3400Mcal
/hであり、3400Mcal/hの負荷でそれぞれ運
転される。また冷凍機84は、たとえばターボ冷凍機で
あり、その能力は800RTであり、400RTの負荷
で運転される。
【0030】取水ポンプ98は9℃の海水を汲上げ、熱
交換器99に供給する。熱交換器99は戻りヘッダ91
内の5.2℃の2次循環水と9℃の海水とを熱交換し
て、海水から2次循環水に熱を汲上げ、供給ヘッダ81
に7.5℃の2次循環水を供給し、6℃の海水を海に戻
す。冷凍機84において、供給ヘッダ81から供給流路
87には、温度が7.5℃、流量が82m3/hの2次
循環水が導かれる。戻り流路90内の2次循環水は25
℃になるように流量調整弁93,94によって調整され
ており、再循環流路92には、温度が25℃、流量が4
99m3/hの循環水が導かれる。流量調整弁102は
581m3/hの定格流量に調整される。したがって、
冷凍機84には、温度が22.5℃、流量が581m3
/hの2次循環水が冷却水として供給される。
【0031】また、冷凍機84には、供給流路113か
ら温度が8.5℃、流量調整弁116によって346m
3/hの定格流量に調整された冷水が供給され、5℃ま
で冷却される。戻り流路90内の2次循環水は、一部が
再循環流路92に導かれ、戻りヘッダ91には、温度が
25℃、流量が82m3/hの2次循環水が導かれる。
このとき冷凍機84の排熱量は、その冷凍COPが5.
3に対して1438Mcal/hとなる。
【0032】7.5℃の残余の2次循環水は、各供給流
路85,86に導かれる。各流量調整弁100,101
は702m3/hの定格流量にそれぞれ調整されてお
り、各供給流路85,86には温度が7.5℃、流量が
702m3/hの2次循環水がそれぞれ導かれ、各ヒー
トポンプ82,83には、2次循環水が熱源水としてそ
れぞれ供給される。
【0033】また、各ヒートポンプ82,83には、各
供給流路103,104から温度41℃、各流量調整弁
109,110によって486m3/hの定格流量に調
整された温水がそれぞれ供給され、48℃まで加熱され
る。各戻り流路88,89には、温度が4℃、流量が7
02m3/hの2次循環水が導かれる。このとき各ヒー
トポンプ82,83の採熱量は、その加熱COPが3.
6に対してそれぞれ2456Mcal/hとなる。
【0034】また戻りヘッダ91には、各ヒートポンプ
82,83で熱源水として利用された2次循環水と、冷
凍機84で冷却水として利用された2次循環水とが導か
れ、5.2℃の2次循環水が熱交換器99に導かれる。
このようにして2次循環水は供給ヘッダ81および戻り
ヘッダ91間を循環し、この循環によって熱供給設備8
0は海水から3474Mcal/hの採熱を行う。
【0035】したがって、冷凍機84には供給ヘッダ8
1から供給流路87に導かれる2次循環水と、再循環流
路92を介して導かれる熱利用後の2次循環水の一部と
が合流して加熱された22.5℃の2次循環水が供給さ
れ、各ヒートポンプ82,83には供給ヘッダ81内の
7.5℃の2次循環水が供給されるので、ヒートポンプ
82,83および冷凍機84を運転することができる熱
源水および冷却水としての2次循環水の温度となり、2
次循環水はヒートポンプ82,83の熱源水および冷凍
機84の冷却水として同時に利用することができる。
【0036】また、冷凍機84に供給される2次循環水
の流量は定格流量に調整することが可能となるので、冷
凍機84を低負荷まで制御することができ、負荷が変動
しても冷凍機84の冷水出口温度制御を良好に行うこと
ができる。
【0037】図2は、本発明の実施の他の形態である熱
供給設備120を示す系統図である。本実施形態におい
て、前述の実施形態の構成に対応する部分には同一の参
照符を付し、説明を省略する。冷凍機84に接続される
戻り流路121には、戻り流路121内の熱利用後の2
次循環水の一部を供給流路87に再循環させる再循環流
路92が接続される。再循環流路92および戻り流路1
21における再循環流路92の接続位置よりも2次循環
水の流過方向下流側には、戻り流路121内の2次循環
水の温度が所定温度、たとえば25℃になるように流量
を調整する流量調整弁93,94をそれぞれ介在させ
る。戻り流路121は供給ヘッダ81に接続される。こ
のように構成することによって、前述の実施の形態の効
果に加えて、各ヒートポンプ82,83に供給される2
次循環水の温度は、供給ヘッダ81における冷凍機84
よりも循環水の流過方向上流側の温度よりも高くなるの
で、図11に示されるように、ヒートポンプ82,83
の性能、すなわち加熱COPが向上し、小さな動力で所
定温度の温水を作り出すことができ、省エネ効果を大き
くすることができる。
【0038】図3は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある熱供給設備125を示す系統図である。本実施形態
において、前述の実施形態の構成に対応する部分には同
一の参照符を付し、説明を省略する。熱供給設備125
には、各ヒートポンプ82,83および各冷凍機84の
供給流路85,86,87および戻り流路88,89,
90がそれぞれ接続される供給ヘッダ126および戻り
ヘッダ127が設けられる。供給ヘッダ126には、取
水ポンプ98が設けられ、1次循環水としての海水が供
給流路85,86,87を介して各ヒートポンプ82,
83および冷凍機84にそれぞれ直接供給される。7.
5℃の海水は取水ポンプ98によって汲上げられ、供給
ヘッダ126に導かれる。各ヒートポンプ82,83お
よび冷凍機84に供給された海水は、熱利用された後、
戻りヘッダ127に戻されて、5.2℃の海水を海に戻
す。このように、海水を直接各ヒートポンプ82,83
の熱源水および冷凍機84の冷却水として利用すること
ができ、熱交換器などの装置を熱供給設備125に設け
る必要がないので、熱供給設備125の設備費を低減す
ることができる。
【0039】図4は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある熱供給設備130における冷凍機84の冷却水系統
を示す系統図である。本実施形態において、前述の実施
形態の構成に対応する部分には同一の参照符を付し、説
明を省略する。熱供給設備130における冷凍機84の
冷却水系統の流量調整弁131,132は、再循環流路
92および戻り流路90における再循環流路92の接続
位置よりも冷却水としての1次循環水または2次循環水
の流過方向下流側に介在させる。この流量調整弁13
1,132は冷凍機84の冷却水入口温度が所定温度に
なるように再循環流路92および戻りヘッダ91;12
7への冷却水の流量を調整する。このように構成するこ
とによっても、前述の実施の形態の効果を得ることがで
きる。
【0040】図5は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある熱供給設備135における冷凍機84の冷却水系統
を示す系統図である。本実施形態において、前述の実施
形態の構成に対応する部分には同一の参照符を付し、説
明を省略する。熱供給設備135における冷凍機84の
冷却水系統において、戻り流路90における再循環流路
92の接続位置には、三方弁136を介在させる。三方
弁136は戻り流路90内の熱利用後の冷却水としての
1次循環水または2次循環水の温度が所定温度になるよ
うに再循環流路92および戻りヘッダ91;127への
2次循環水の流量を調整する。このように構成すること
によっても前述の実施の形態の効果を得ることができ
る。
【0041】図6は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある熱供給設備140におけるヒートポンプ83の熱源
水系統を示す系統図である。本実施形態において、前述
の実施形態の構成に対応する部分には同一の参照符を付
し、説明を省略する。熱供給設備140におけるヒート
ポンプ83の供給流路86における熱源水としての1次
循環水または2次循環水の流過方向上流側と戻り流路8
9における熱源水の流過方向下流側との間には、戻り流
路89内の熱利用後の熱源水の一部を供給流路86に導
く再循環流路141が接続される。再循環流路141お
よび戻り流路89における再循環流路141の接続位置
よりも熱源水の流過方向下流側には、戻り流路89内の
熱源水の温度が所定温度になるように再循環流路141
および戻りヘッダ91;127に導かれる熱源水の流量
を調整する流量調整弁142,143を介在させる。た
とえば、夏期において、供給ヘッダ81;126内の1
次循環水または2次循環水の温度が20℃以上である場
合、供給流路86には供給ヘッダ81;126内の1次
循環水または2次循環水と、戻り流路89から再循環流
路141を介して導かれる供給ヘッダ81;126内の
1次循環水または2次循環水よりも低い温度の1次循環
水または2次循環水が導かれる。したがってヒートポン
プ83に供給される熱源水の温度は、供給ヘッダ81;
126内の1次循環水または2次循環水の温度よりも低
くなり、ヒートポンプ83が運転可能な熱源水入口温度
となる。また、ヒートポンプ82の熱源水系統に対して
も図6に示される構成と同様な構成にすることによって
実現することができる。
【0042】図7は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある熱供給設備145を示す系統図である。本実施形態
において、前述の実施形態の構成に対応する部分には同
一の参照符を付し、説明を省略する。熱供給設備145
の供給ヘッダ146および戻りヘッダ147には、ヒー
ティングタワー148と各ヒートポンプ82,83およ
び冷凍機84との間を1次循環水である循環水が循環す
る。供給ヘッダ146はヒーティングタワー148の出
口流路に接続され、戻りヘッダ147はヒーティングタ
ワー148の入口流路に接続される。供給ヘッダ146
には、各ヒートポンプ82,83および冷凍機84の供
給流路85,86,87が接続され、戻りヘッダ147
には、各ヒートポンプ82,83および冷凍機84の戻
り流路88,89,90が接続される。
【0043】供給ヘッダ146における循環水の流過方
向上流側と戻りヘッダ147における循環水の流過方向
下流側との間には、戻りヘッダ147内の1次循環水の
一部を供給ヘッダ146に導く再循環流路149が接続
される。再循環流路149には、供給ヘッダ146内の
循環水の温度が所定温度になるように再循環流路149
に導かれる循環水の流量を調整する流量調整弁150を
介在させる。
【0044】供給ヘッダ146には、ヒーティングタワ
ー148からの循環水と戻りヘッダ147から再循環流
路149に導かれる5.2℃の循環水とによる7.5℃
の循環水が導かれる。この供給ヘッダ146内の循環水
は、各ヒートポンプ82,83および冷凍機84に供給
され、各ヒートポンプ82,83からは温度4℃、流量
702m3 /hの熱利用後の熱源水が戻りヘッダ147
にそれぞれ戻され、冷凍機84からは温度25℃、流量
82m3 /hの熱利用後の冷却水が戻りヘッダ147に
戻される。ヒーティングタワー148には戻りヘッダ1
47を介して5.2℃の循環水が戻される。このよう
に、ヒーティングタワー148の循環水を各ヒートポン
プ82,83の熱源水および冷凍機84の冷却水として
同時に利用することができる。
【0045】図1〜図7に示される本発明の実施の形態
において、1次循環水として海水またはヒーティングタ
ワー148の循環水が用いられているが、これに代え
て、河川水、下水処理水または冷却塔の循環水などであ
ってもよい。
【0046】図1〜図3、図6および図7に示される本
発明の実施の形態において、ヒートポンプ82,83は
温水モードで運転されているが、これに代えて、冷水モ
ードで運転してもよい。ヒートポンプを冷水モードで運
転するときにおいて冷却水入口温度が20℃よりも低く
なり、たとえば7.5℃となるときには、供給流路およ
び戻り流路間に再循環流路を設けて、戻り流路内の循環
水温度を所定温度、たとえば25℃になるように再循環
流路および戻り流路から戻りヘッダに導かれる流量を調
整する流量調整弁を再循環流路および戻り流路に介在さ
せる。このようにすることによって、ヒートポンプに供
給される循環水の温度はヒートポンプを冷水モードで運
転することができる温度、たとえば22.5℃となり、
また循環水の温度が低くなりすぎてもヒートポンプを冷
水モードで運転することができる。
【0047】図1〜図7に示される本発明の実施の形態
において、流量調整弁93,94,131,132,1
42,143および三方弁136は、供給流路86,8
7内または戻り流路89,90内の1次循環水または2
次循環水の温度によって流量が調整されているが、これ
に代えて、ヒートポンプまたは冷凍機の凝縮器内の熱媒
体の圧力または温度によって調整されてもよい。
【0048】図1〜図5および図7に示される本発明の
実施の形態において、冷凍機84はターボ冷凍機である
が、これに代えて吸収冷凍機であってもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、熱供給手段には、供給
ヘッダから供給流路に導かれる1次循環水または2次循
環水と、再循環流路を介して導かれる熱利用後の1次循
環水または2次循環水の一部とが合流した1次循環水ま
たは2次循環水が供給され、この熱供給手段よりも1次
循環水または2次循環水の流過方向下流側の熱供給手段
には、供給ヘッダ内の1次循環水または2次循環水、ま
たは1次循環水または2次循環水と前記戻り流路内の残
余の熱利用後の1次循環水または2次循環水とが合流し
た1次循環水または2次循環水が供給されるので、1次
循環水または2次循環水は、異なる熱供給手段の循環
水、たとえば冷凍機の冷却水およびヒートポンプの熱源
水として同時に利用することができる。
【0050】また、熱利用前の1次循環水または2次循
環水と、たとえば冷凍機の冷却水として利用した後の1
次循環水または2次循環水とを利用して、供給ヘッダ内
の1次循環水または2次循環水を加熱して、たとえばヒ
ートポンプである熱供給手段の熱源水として供給するの
で、たとえばヒートポンプである熱供給手段の性能を向
上することができ、省エネ効果を大きくすることができ
る。
【0051】さらに、熱供給手段である冷凍機およびヒ
ートポンプに供給される1次循環水または2次循環水で
ある冷却水および熱源水の流量は、たとえば定格流量に
調整することが可能となるので、熱供給手段を低負荷ま
で制御することができ、負荷が変動しても、熱供給手段
の冷水または温水の出口温度制御を良好に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である熱供給設備80を
示す系統図である。
【図2】本発明の実施の他の形態である熱供給設備12
0を示す系統図である。
【図3】本発明の実施のさらに他の形態である熱供給設
備125を示す系統図である。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態である熱供給設
備130における冷凍機84の冷却水系統を示す系統図
である。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態である熱供給設
備135における冷凍機84の冷却水系統を示す系統図
である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態である熱供給設
備140におけるヒートポンプ83の熱源水系統を示す
系統図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態である熱供給設
備145を示す系統図である。
【図8】従来技術である熱供給設備70を示す系統図で
ある。
【図9】ヒートポンプ6を模式的に示す系統図である。
【図10】特公平4−16694号公報に示される吸収
冷凍機55を模式的に示す系統図である。
【図11】ヒートポンプ6の加熱COP比と熱源水入口
温度との関係を示すグラフである。
【図12】冷凍機8の冷凍COP比と冷却水入口温度と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
80,120,125,130,135,140,14
5 熱供給設備 81,126,146 供給ヘッダ 82,83 ヒートポンプ 84 冷凍機 85,86,87 供給流路 88,89,90,121 戻り流路 91,127,147 戻りヘッダ 92,141 再循環流路 93,94,131,132,142,143 流量調
整弁 95,96,97 循環ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱利用可能な1次循環水またはこの1次
    循環水と熱交換した2次循環水が供給される供給ヘッダ
    と、 供給ヘッダの1次循環水または2次循環水をヒートポン
    プの熱源水および冷凍機の冷却水として利用する熱供給
    手段と、 熱供給手段に供給ヘッダから1次循環水または2次循環
    水を導く供給流路と、熱供給手段から1次循環水または
    2次循環水が導かれる戻り流路と、 戻り流路から導かれた前記1次循環水または2次循環水
    を、所定の帰還位置に導く戻りヘッダと、 供給流路と戻り流路とを接続して、戻り流路内の1次循
    環水または2次循環水の一部を供給流路に導く再循環流
    路と、 供給流路または戻り流路内の1次循環水または2次循環
    水の温度が所定温度になるように、戻り流路から再循環
    流路を介する供給流路への流量と、戻り流路から戻りヘ
    ッダまたは供給ヘッダへの流量とを調整する流量調整手
    段と、 供給流路における前記再循環流路の接続位置と熱供給手
    段との間に設けられる循環ポンプとを含むことを特徴と
    する熱供給設備。
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