JP2877539B2 - 織機の運動機構制御装置 - Google Patents

織機の運動機構制御装置

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JP2877539B2
JP2877539B2 JP5287991A JP5287991A JP2877539B2 JP 2877539 B2 JP2877539 B2 JP 2877539B2 JP 5287991 A JP5287991 A JP 5287991A JP 5287991 A JP5287991 A JP 5287991A JP 2877539 B2 JP2877539 B2 JP 2877539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機の主軸を駆動源
としないで、織機の開口装置、筬、レピア等の運動機構
を専用の駆動モータによって駆動するに際し、駆動モー
タの正逆回転を利用する織機の運動機構制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】織機には、開口装置、筬、レピア等の駆
動対象を往復駆動するために運動機構が使用されてい
る。
【0003】開口運動機構については、織機の主軸を駆
動源とせず、専用の駆動モータによって駆動する方法あ
るいは装置が提案されている(特公昭63−58940
号公報)。このものは、1種類のカムからなるカム機構
を専用の駆動モータを介して変速駆動し、カムの回転速
度を制御することによって所望の開口動作パターン(綜
絖枠の動作速度、ドエル期間の長さによって決まる開口
曲線の形状をいう、以下同じ)を実現するものである。
これによれば、織物組織や糸種等によって開口動作パタ
ーンが異なる場合であっても、駆動モータの速度パター
ンを変更するのみで対処することができるから、カムの
交換作業等の煩雑な作業が不要になるという利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、綜絖枠は、カムを一方向に回転させて駆動するか
ら、綜絖枠の開口ストロークがカムのリフト量によって
一義的に決定されることになり、したがって、開口スト
ロークを調整するために、カムの交換を含む煩雑な作業
が依然として必要であるという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の実情に鑑み、運動パターン指定手段と上下限値記憶
器とを備え、往復運動機構を介し、駆動モータの正逆回
転により駆動対象を往復駆動することによって、駆動対
象のストロークを容易に調整することができる織機の運
動機構制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、往復運動機構を介し、専用の駆
動モータを正逆に回転することにより駆動対象を往復駆
動するものであって、駆動対象の運動パターンを作成す
る運動パターン指定手段と、駆動対象のストロークの上
限値と下限値とを記憶する上下限値記憶器と、上下限値
記憶器からの上限値、下限値を運動パターン指定手段か
らの運動パターンにおける駆動対象の上限値、下限値に
対応させて作成する駆動モータの回転パターンに基づ
き、クランク角に対応して駆動モータの正逆方向の目標
回転量を出力する回転指令部と、回転指令部からの目標
回転量に従って駆動モータを正逆に回転制御する回転制
御部とを備えることをその要旨とする。
【0007】また、回転指令部からの回転パターンに基
づき、往復運動機構を現在のクランク角に対応した初期
位置に設定する初期位置設定回路を付設してもよい。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、運動パターン
指定手段は、駆動対象の運動パターンを作成する。駆動
対象の運動パターンは、織機のクランク角に対応した駆
動対象の動作タイミングを指示するものであり、駆動モ
ータは、この運動パターンの動作タイミングに従って動
作すればよい。
【0009】一方、上下限値記憶器は、駆動対象のスト
ロークの上限値と下限値とを記憶することができ、回転
指令部は、運動パターン指定手段からの運動パターン
と、上下限値記憶器からの上限値および下限値とに従っ
て駆動モータの回転パターンを作成し、駆動対象を上限
値と下限値との間において往復駆動するために必要な駆
動モータの回転量と、この回転量を所定の動作タイミン
グで実現するために必要な駆動モータの回転速度とを決
定し、駆動モータの目標回転量として出力する。また、
回転制御部は、回転指令部からの目標回転量に従って駆
動モータを正逆回転させ、目標とする運動パターンに則
して駆動対象を往復運動させることができる。
【0010】なお、往復運動機構を介して駆動対象の運
動範囲を限定すれば、停電発生時等において駆動モータ
が惰性回転した場合であっても、駆動対象が不用意に暴
走してしまうおそれが全くない。
【0011】初期位置設定回路を付設するときは、初期
位置設定回路により往復運動機構を現在のクランク角に
対応した初期位置に設定することができ、駆動対象は、
織機稼動前に、主軸との自動同期合せをすることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0013】織機の運動機構制御装置は、運動パターン
指定手段10、上下限値記憶器20、回転指令部30、
回転制御部40を備えてなる(図1)。なお、ここで
は、駆動対象として開口装置を例示し、1枚の綜絖枠W
について説明するが、一般に、開口装置は、複数枚の綜
絖枠W、W…を組み合わせて使用される。
【0014】綜絖枠Wは、往復運動機構であるクランク
機構CRと、クランク機構CRを駆動する最終駆動軸
B、ギヤ機構Gb とを介し、駆動モータMに連結されて
いる。
【0015】運動パターン指定手段10は、綜絖枠Wが
動作すべき運動パターンKm を作成し、回転指令部30
に出力する。
【0016】回転指令部30には、織機の主軸Aに連結
するエンコーダEN1 から、クランク角θに対応するパ
ルス列信号S1 が入力されるとともに、上下限値記憶器
20からの上限値PH と下限値PL とが入力され、さら
に、図示しない織機制御回路からの織機回転数信号S7
が入力されている。ただし、上限値PH 、下限値PL
は、それぞれ綜絖枠Wの開口ストロークの上限値Wa 、
下限値Wb に対応する駆動モータMの回転位置Pc を示
すものとし、いずれも、あらかじめ上下限値記憶器20
に記憶されている。
【0017】回転指令部30からは、回転制御部40に
対し、駆動モータMの正方向または逆方向の目標回転量
Po と、駆動モータMのベース速度Vo とが出力されて
いる。ただし、目標回転量Po は、パルス列信号S2 と
なっている。また、回転指令部30の出力は、駆動モー
タMの実際の動作を示す回転パターンP(θ)と、サイ
クル番号nとして、初期位置設定回路70に導かれてい
る。ここで、サイクル番号nとは、複数のサイクルから
なる回転パターンP(θ)の1リピートTにおけるサイ
クルの順序番号をいう。
【0018】回転制御部40の出力は、駆動モータMに
接続され、駆動モータMの回転量Pf は、エンコーダE
N2 を介し、パルス列信号S3 として回転制御部40に
帰還されている。回転制御部40は、一般的な回転位置
制御回路であり、たとえば、目標回転量Po と駆動モー
タMの回転量Pf とを入力する偏差カウンタを有し、こ
れらの偏差を解消するように駆動モータMを回転制御す
る。
【0019】回転量Pf は、回転位置検出器50にも分
岐入力されている。回転位置検出器50には、原点検出
センサSGからの原点信号S4 が併せ入力されており、
回転位置検出器50からは、駆動モータMの回転位置P
c が上下限値記憶器20と初期位置設定回路70とに出
力されている。
【0020】初期位置設定回路70には、回転指令部3
0からの回転パターンP(θ)とサイクル番号n、回転
位置検出器50からの回転位置Pc の他、クランク角θ
が入力されており、揺動位置変更回路80の出力、初期
セットスイッチSW2 が接続されている。初期位置設定
回路70の出力は、低速運転スイッチSW1 とともに、
オアゲート61を介して発振器62に接続され、発振器
62の出力は、長周期のパルス列信号S5 として回転制
御部40に入力されている。
【0021】なお、揺動位置変更回路80には、図示し
ない織機制御回路からの織機の停止信号S6 が入力され
ており、上下限値記憶器20には、上限セットスイッチ
SW3 、下限セットスイッチSW4 が接続されている。
【0022】クランク機構CRは、最終駆動軸Bに装着
する円板Cと、連結棒Lとからなり(図2)、円板C
は、連結棒Lを介して綜絖枠Wに連結されている。連結
棒Lは、両端部の連結点L1 、L2 がそれぞれ円板C、
綜絖枠Wに対して回動自在に接続されており、円板Cの
外周には、最終駆動軸Bと連結点L1 とを結ぶ直線上に
小片C1 が突設されている。また、最終駆動軸Bは、連
結点L2 を通る鉛直線G上に配設されており、鉛直線G
上には、円板Cの円周面に対向して原点検出センサSG
が配設されている。原点検出センサSGは、最終駆動軸
Bの回転により小片C1 が円板Cの最下端に位置する
と、小片C1 に感応して原点信号S4 を発生する。
【0023】このようなクランク機構CRは、最終駆動
軸Bを通る水平線Hを中心にして円板Cが正逆に角度θ
b (ただし、θb ≦180(度))だけ回転すると、鉛
直線Gについて線対称の位置に揺動領域α1 、α2 を形
成する。そこで、綜絖枠Wは、角度θb に対応して開口
ストロークの上限値Wa 、下限値Wb の間を上下動する
ことができる。また、円板Cが1回転すると、綜絖枠W
は、連結点L1 、L2の最高位置、最低位置に対応し
て、最大上昇値Wa1にまで上昇し、最大下降値Wb1にま
で下降する。
【0024】運動パターン指定手段10は、織り組織設
定器11、複数の基本パターン設定器14、14…、合
成器15から構成されている(図3)。
【0025】織り組織設定器11は、織り組織による綜
絖枠Wの動作順序を示す組織パターンRを記憶してお
り、組織パターンRを合成器15に出力する。基本パタ
ーン設定器14、14…には、織り組織の種類や、糸種
による綜絖枠Wの開口動作の基本パターンKi (i=
1、2…)が設定されている。織り組織によっては、織
機の各サイクルごとに綜絖枠Wの開口動作パターンを変
える必要があるため、基本パターン設定器14、14…
には、それぞれ異なる基本パターンKi が設定され、記
憶されている。各基本パターン設定器14からの基本パ
ターンKi は、それぞれ合成器15に出力されている。
合成器15からは、綜絖枠Wの運動パターンKm が出力
され、回転指令部30の回転パターン作成器31に入力
されている。
【0026】回転指令部30は、回転パターン作成器3
1、パルス分配器32、ベーススピード設定器33、サ
イクル番号発生器34を備えている。回転パターン作成
器31には、合成器15からの運動パターンKm の他、
上下限値記憶器20からの上限値PH 、下限値PL が入
力され、その出力は、駆動モータMの回転パターンP
(θ)として、パルス分配器32、ベーススピード設定
器33、初期位置設定回路70に分岐入力されている。
【0027】パルス分配器32、ベーススピード設定器
33、サイクル番号発生器34には、クランク角θが分
岐入力されており、パルス分配器32は、駆動モータM
の目標回転量Po を示すパルス列信号S2 を外部に出力
する。ベーススピード設定器33には、さらに上下限値
記憶器20からの上限値PH 、下限値PL が分岐入力さ
れるとともに、織機回転数信号S7 が入力されており、
ベーススピード設定器33は、ベース速度Vo を出力す
る。サイクル番号発生器34からは、パルス分配器3
2、ベーススピード設定器33、初期位置設定回路70
に対してサイクル番号nが出力されている。
【0028】揺動位置変更回路80は、オフセット量算
出器81、単位オフセット量設定器82を主要部材とし
て構成されている(図4)。
【0029】オフセット量算出器81には、アンドゲー
ト81cを介して織機の停止信号S6 が入力されてい
る。アンドゲート81cには、タイマ81bの出力が併
せ入力され、アンドゲート81cの出力は、立下りで動
作する単安定マルチバイブレータ81aを介し、タイマ
81bのリセット端子に分岐接続されている。
【0030】オフセット量算出器81には、単位オフセ
ット量設定器82が接続されており、オフセット量算出
器81の出力は、初期位置設定回路70の移動位置算出
器71に接続されている。なお、アンドゲート81cの
出力は、初期セットスイッチSW2 とともに初期位置設
定回路70に入力され、オアゲート73aを介してフリ
ップフロップ73のセット端子Sに接続されている。
【0031】初期位置設定回路70は、移動位置算出器
71、比較器72、フリップフロップ73を備えてい
る。移動位置算出器71には、オフセット量算出器81
からのオフセット量Ps の他、クランク角θ、回転パタ
ーンP(θ)、サイクル番号nが入力され、その出力
は、駆動モータMの目標回転位置Pm として比較器72
に入力されている。比較器72には、回転位置検出器5
0からの回転位置Pc が併せ入力されており、比較器7
2の出力は、フリップフロップ73のリセット端子Rに
接続されている。フリップフロップ73の出力端子Q
は、外部に引き出され、オアゲート61に接続されてい
る(図1)。
【0032】いま、綜絖枠Wに対し、1リピートTがn
サイクルで形成される組織パターンRが指定されるもの
とする(図5)。このような組織パターンRは、織り組
織設定器11に記憶されている。組織パターンRは、1
リピートTを形成する各サイクルのサイクル番号nに対
応して、そのサイクルにおいて使用する綜絖枠Wの基本
パターンKi を指定するものである。
【0033】基本パターンKi は、それぞれ基本パター
ン設定器14、14…に記憶されている(図6)。
【0034】たとえば、基本パターンK1 は、織機の1
サイクルに対し、クランク角θ=0(度)〜θ11におい
て綜絖枠Wが直線的に下降し、θ=θ11〜θ12において
下降位置に停止し、θ=θ12〜360(度)において直
線的に上昇するという情報である(図6(A))。同様
に、基本パターンK2 は、θ=0(度)〜θ21において
綜絖枠Wが上昇し、θ=θ21〜θ22において上昇位置に
停止した後、θ=θ22〜360(度)において下降する
ことを示す(同図(B))。また、基本パターンK6
は、θ=0(度)〜θ61において上昇した後、上昇位置
で停止することを示し(同図(F))、基本パターンK
7 は、1サイクルの全体に亘り、上昇位置に停止してい
ることを示す(同図(G))。他の基本パターンKi に
ついても同様である。
【0035】なお、基本パターンKi は、必要に応じ、
さらに多くの中間の動作タイミング情報を含むことがで
きる。たとえば、基本パターンK1 において、0(度)
<θ13<θ11であるθ13を設け、θ=0(度)〜θ13に
おいて綜絖枠Wが下降位置よりも手前の位置まで直線的
に下降し、θ=θ13〜θ11において下降位置にまで異な
る傾きで下降するようにしてもよい。
【0036】合成器15は、組織パターンRと基本パタ
ーンKi とを合成して綜絖枠Wの運動パターンKm を作
る。すなわち、いま、組織パターンRにより、4サイク
ルからなる1リピートTの各サイクルに対して基本パタ
ーンK1 、K2 …が指定されているとき(図5
(A))、運動パターンKm は、基本パターンK1 、K
2 …を順に連続させたものとなる(図7)。
【0037】なお、組織パターンRは、任意のサイクル
数からなる1リピートTに対し、任意の組合せの基本パ
ターンKi を指定することができる(図5(B))。こ
のとき、1リピートT中に同一の基本パターンKi を複
数回使用することも可能であるから、基本パターン設定
器14、14…は、一般に、組織パターンRが指定する
1リピートTのサイクル数より少ない数を用意すれば足
りる。また、ここで、運動パターンKm は、必ずしも隣
接するサイクル番号j、j+1(j=1、2…(n−
1))の境界線において横軸を切るとは限らない。θ=
0(度)(θ=360(度))における綜絖枠Wの位置
は、サイクル番号j、j+1に対して指定される基本パ
ターンKj 、Kj+1 の形態によって決まるからである。
【0038】織機が起動されると、運動パターン指定手
段10は、回転指令部30の回転パターン作成器31に
対し、このようにして作成した運動パターンKm を出力
する。そこで、回転パターン作成器31は、上下限値記
憶器20からの上限値PH 、下限値PL を運動パターン
Km における綜絖枠Wの上限値Wa 、下限値Wb に対応
させ、駆動モータMの回転パターンP(θ)を作成する
ことができる(図8)。
【0039】回転パターンP(θ)は、綜絖枠Wが運動
パターンKm に従って上限値Wa 、下限値Wb 内を上下
動するために必要な駆動モータMの回転位置Pc を規定
し、回転パターンP(θ)の横軸は、クランク角θとな
っている。なお、回転パターンP(θ)は、最終駆動軸
B、円板Cが回転し、原点検出センサSGが原点信号S
4 を出力するときの駆動モータMの回転位置を原点とし
て、円板Cの揺動領域α1 、α2 の一方について、クラ
ンク角θに対応する回転位置Pc を規定するものとす
る。そこで、回転パターンP(θ)の中心位置P(θ)
=Pcoは、綜絖枠Wが上下動するときの経糸閉口位置に
対応しており、一般的にPH −Pco=Pco−PL である
が、上限値PH 、下限値PL によっては、PH −Pco≠
Pco−PLとすることも可能である。
【0040】パルス分配器32、ベーススピード設定器
33は、このような回転パターンP(θ)に基づいて、
それぞれ駆動モータMの目標回転量Po 、ベース速度V
o を作成し、回転制御部40に出力する(図3、図
8)。
【0041】すなわち、パルス分配器32は、回転パタ
ーンP(θ)に基づき、綜絖枠Wの上昇区間(たとえば
図8のθ=θ12〜θ21の区間)および下降区間(たとえ
ば同図のθ=θ22〜θ31の区間)において、回転パター
ンP(θ)のストロークΔP=PH −PL に相当するパ
ルス量を均等に分配し、それぞれの運動方向に合わせて
正逆のパルス列信号S2 を作成する。また、パルス分配
器32は、サイクル番号発生器34からの現在のサイク
ル番号nとクランク角θとに従って、このパルス列信号
S2 を目標回転量Po として出力する。なお、サイクル
番号発生器34は、クランク角θが特定の基準角度(た
とえばθ=0(度))となる回数を計数し、その計数値
を現在のサイクル番号nとして出力する。ただし、サイ
クル番号発生器34は、計数値が1リピートTのサイク
ル数に達すると、計数値を1にリセットするものとす
る。
【0042】ベーススピード設定器33は、図示しない
織機制御回路からの織機回転数信号S7 から、回転パタ
ーンP(θ)に示される綜絖枠Wの上昇区間および下降
区間の時間を求め、この時間内にストロークΔP=PH
−PL に相当する回転量を得るために必要な駆動モータ
Mのベース速度Vo を計算し、現在のサイクル番号nと
クランク角θとに従って回転制御部40の速度制御ルー
プに出力する。なお、ベース速度Vo は、綜絖枠Wが直
線的に移動するときは、綜絖枠Wが運動する方向によっ
て正または負の一定値v1 、v2 を示し、その大きさは
回転パターンP(θ)の傾きに比例する。
【0043】回転指令部30から目標回転量Po 、ベー
ス速度Vo が出力されると(図1)、回転制御部40
は、目標回転量Po と、エンコーダEN2 を介して帰還
される駆動モータMの実際の回転量Pf との偏差を求
め、この偏差を解消するように駆動モータMを回転制御
する。このときの駆動モータMの回転速度は、基本的に
ベース速度Vo に従う。そこで、このようにして駆動モ
ータMが目標回転量Po に従って回転制御されると、最
終駆動軸Bが正逆方向に回転し、綜絖枠Wは、上限値W
a 、下限値Wb によって規制される開口ストロークの往
復運動を実現することができる。
【0044】初期位置設定回路70は、織機の運転に先
き立ち、円板Cが揺動すべき絶対位置を決めるために、
駆動モータMを現在のクランク角θに対応する初期位置
に設定する。
【0045】初期位置設定回路70は、織機の運転に先
き立ち、初期セットスイッチSW2を操作することによ
り作動する(図4)。すなわち、初期セットスイッチS
W2を操作すると、オアゲート73aを介してフリップ
フロップ73がセットされ、フリップフロップ73の出
力がオアゲート61を介して発振器62に入力される
(図1)。発振器62は、その入力信号が存在する期間
に亘って長周期のパルス列信号S5 を出力することによ
り、回転制御部40を介し、パルス列信号S5 に応じて
駆動モータMを低速回転させる。
【0046】一方、移動位置算出器71は、オフセット
量Ps 、回転パターンP(θ)、サイクル番号n、クラ
ンク角θにより、現在のサイクル番号n、クランク角θ
に対応した駆動モータMの目標回転位置Pm =P(θ)
+Ps を算出して比較器72に出力する(図4)。ただ
し、オフセット量Ps は、制御開始時において、揺動位
置変更回路80によりPs =0に初期設定されているも
のとする。そこで、比較器72は、駆動モータMの回転
位置Pc =Pm を検出してフリップフロップ73をリセ
ットし、初期位置設定回路70は、駆動モータMを現在
のクランク角θに対応した初期位置に設定することがで
きる。また、このときの綜絖枠Wも、現在のクランク角
θに対応した所定位置に設定される。
【0047】上下限値記憶器20に記憶されている上限
値PH 、下限値PL の設定方法は、次ぎのとおりであ
る。
【0048】織機の運転に先き立ち、低速運転スイッチ
SW1 を操作すると、発振器62が作動し、駆動モータ
Mは、発振器62からの長周期のパルス列信号S5 に応
じて低速回転を開始する(図1)。このとき、上下限値
記憶器20には、駆動モータMの回転位置Pc が入力さ
れているから、低速で移動している綜絖枠Wが目標の上
限値Wa に達した時点で上限セットスイッチSW3 を操
作すれば、上下限値記憶器20は、そのときの回転位置
Pc を読み取って上限値PH として記憶することができ
る。同様にして、綜絖枠Wが目標の下限値Wb に達した
時点で下限セットスイッチSW4 を操作することによ
り、上下限値記憶器20は、下限値PL を記憶すること
ができる。
【0049】綜絖枠Wの開口ストロークΔW=Wa −W
b は、このようにして上下限値記憶器20が記憶する上
限値PH 、下限値PL を再設定することにより容易に変
更することができる。なお、上限値PH 、下限値PL の
設定は、計算によって求めた設定値をコンソールパネル
などから直接入力してもよい。
【0050】クランク機構CRは、最終駆動軸Bを通る
鉛直線Gに対して線対称の位置にある揺動領域α1 、α
2 を有しており(図2)、揺動位置変更回路80は、こ
れらの揺動領域α1 、α2 を切り替えることにより、ク
ランク機構CRの構成部材の局部的な摩耗を有効に防止
することができる。なお、クランク機構CRは、揺動領
域α1 、α2 の変更に拘らず、同一の開口ストロークを
実現することができる。
【0051】揺動位置変更回路80は、織機の停止信号
S6 と、タイマ81bからの出力信号とのアンド条件が
成立したときに作動する(図4)。タイマ81bは、揺
動領域α1 、α2 の切替間隔を規定するオンディレイタ
イマであり、揺動位置変更回路80は、タイマ81bの
設定時間の経過後であって、織機の停止時に自動起動す
る。
【0052】アンドゲート81cの出力信号がオフセッ
ト量算出器81に入力されると、オフセット量算出器8
1は、単位オフセット量設定器82からの単位オフセッ
ト量Pd を入力し、揺動領域α1 、α2 を切り替えるた
めにオフセット量Ps =Ps+Pd を算出する。ただ
し、オフセット量Ps は、駆動モータMの回転量によっ
て表わすものとする。また、オフセット量算出器81
は、制御開始時点においてPs =0に初期設定するもの
とし、算出後のオフセット量Ps が最終駆動軸Bの1回
転以上に相当する回転量になったときも、Ps =0にリ
セットするものとする。
【0053】なお、最終駆動軸Bを通る水平線Hを中心
にして揺動領域α1 、α2 が設定される場合、単位オフ
セット量Pd は、最終駆動軸Bの1/2回転に相当する
駆動モータMの回転量が設定される。そこで、このとき
のオフセット量算出器81は、揺動領域α1 、α2 を切
り替える都度、Ps =Pd 、Ps =0を交互に繰返し出
力すればよい。また、揺動領域α1 、α2 は、最終駆動
軸Bを通る鉛直線Gに対して線対称であれば、円板C上
の任意の領域に設定することができ、このときの単位オ
フセット量Pd は、揺動領域α1 、α2 の各中心線の相
対角度に相当する駆動モータMの回転量に定めればよ
い。
【0054】一方、揺動位置変更回路80が作動する
と、オアゲート73aを介して初期位置設定回路70の
フリップフロップ73がセットされ、駆動モータMは、
オアゲート61、発振器62を介して低速回転を開始す
る。したがって、移動位置算出器71は、オフセット量
Ps と現在のクランク角θとに対応した駆動モータMの
目標回転位置Pm =P(θ)+Ps を計算し、比較器7
2は、駆動モータMの回転位置Pc =Pm を検出してフ
リップフロップ73をリセットするから、駆動モータM
は、揺動領域α1 、α2 を切り替えて自動的に停止する
ことができる。なお、タイマ81bは、揺動位置変更回
路80が作動すると、停止信号S6 の消滅時に単安定マ
ルチバイブレータ81aによってリセットされる。
【0055】以上の説明において、小片C1 は、円板C
の円周上の任意の位置に配置することができる。現実的
には、小片C1 は、綜絖枠Wが最大上昇値Wa1または最
大下降値Wb1の位置にあるときの円板Cの下端に設置
し、このときの小片C1 に対応して原点検出センサSG
を設けるのがよい。
【0056】
【他の実施例】最終駆動軸Bと綜絖枠Wとを連結する往
復運動機構は、クランク機構CRに代えて、カム機構C
Xを採用することができる(図9)。
【0057】カム機構CXは、カムCMと円板Cとを最
終駆動軸Bに固定して構成されている。カムCMは、複
数の同一形状の凸部CMa 、CMa …を均等に形成し、
円板Cの円周には、カムCMの各凸部CMa の頂点と対
応する位置に小片Ci (i=1、2…)が設置されてい
る。また、円板Cの円周に対向して原点検出センサSG
が配設されている。カムCMの上方には、一端にローラ
Y1 を有するレバーYが上下動自在に設けられ、ローラ
Y1 は、図示しないスプリング機構などによってカムC
Mの外周面に常に当接しているものとする。レバーYの
他端は、連結点Y2 を介して綜絖枠Wに連結されてお
り、したがって、レバーYは、カムCMのリフト量を綜
絖枠Wに伝達することができる。
【0058】カム機構CXは、カムCMの各凸部CMa
の片側の斜面を利用することにより、凸部CMa 、CM
a …の数に応じた揺動領域αi (i=1、2…)を有す
る。そこで、このようなカム機構CXに対応する初期位
置設定回路70は、単安定マルチバイブレータ74を備
え(図10)、また、揺動位置変更回路80は、オフセ
ット量算出器81、単位オフセット量設定器82に代え
て、原点信号判別器83、フリップフロップ84を備え
て構成することができる。
【0059】原点信号判別器83には、原点検出センサ
SGからの原点信号S4 が入力されている。ただし、こ
のときの原点検出センサSGは、カムCMの凸部CMa
、CMa …に対応する小片Ci を個別に識別し、小片
Ci ごとに固有の原点信号S4を出力し得るものとす
る。原点信号判別器83の出力は、フリップフロップ8
4のリセット端子Rと回転位置検出器50とに接続され
ており、アンドゲート81cの出力は、原点信号判別器
83とフリップフロップ84のセット端子Sとに接続さ
れ、フリップフロップ84の出力端子Qは、単安定マル
チバイブレータ74を介してオアゲート73aに接続さ
れている。なお、フリップフロップ84の出力端子Q
は、フリップフロップ73の出力端子Qとともに、オア
ゲート61にも分岐接続されている。
【0060】タイマ81bに設定する揺動領域αi の切
替時間が経過し、タイマ81bがタイムアップしている
ときに織機が停止すると、織機の停止信号S6 によりフ
リップフロップ84がセットされる。そこで、フリップ
フロップ84の出力は、オアゲート61を介して発振器
62に入力され、駆動モータMは低速回転を開始する。
同時に、アンドゲート81cの出力は、原点信号判別器
83に入力される。
【0061】原点信号判別器83は、小片Ci に対応す
る固有の原点信号S4 を入力し、最新に入力された原点
信号S4 の内容を記憶しているものとする。そこで、原
点信号判別器83は、駆動モータMが低速回転すること
により、次ぎの小片Ci+1 に対応する原点信号S4 が入
力されたときに、その内容を記憶するとともに出力信号
を発生する。すなわち、原点信号判別器83は、原点信
号S4 を検出して小片Ci+1 を検出し、カムCMが揺動
領域αi から揺動領域αi+1 のスタート位置にまで回転
したことを検出することができる。
【0062】原点信号判別器83が信号出力することに
より、フリップフロップ84がリセットされ、したがっ
て、駆動モータMは、新たな揺動領域αi+1 に対応する
小片Ci+1 を原点検出センサSGの位置に対応させて停
止する。また、原点信号判別器83の信号出力によっ
て、回転位置検出器50がリセットされる。
【0063】一方、初期位置設定回路70は、単安定マ
ルチバイブレータ74、オアゲート73aを介してフリ
ップフロップ73がセットされ、発振器62の作動によ
り駆動モータMが再び低速回転を開始し、比較器72
は、移動位置算出器71からの目標回転位置Pm =P
(θ)と回転位置Pc とが一致した時点で駆動モータM
を停止させる。すなわち、駆動モータMは、新たな揺動
領域αi+1 において、現在のクランク角θに対応した目
標回転位置Pm に初期位置設定されて停止する。
【0064】この実施例において、原点信号判別器83
は、カムCMの凸部CMa 、CMa…の数に対応する複
数の原点検出センサSG1 、SG2 …からの原点信号S
4 、S4 …を入力してもよい(図11)。ただし、この
ときのカム機構CXは、カムCMと、カムCMの凸部C
Ma 、CMa …の数と同数の円板Ni (i=1、2…)
とを最終駆動軸Bに固定し、カムCMの各凸部CMa に
対応させた小片Ci (i=1、2…)を各円板Ni の外
周面に取り付けるとともに、原点検出センサSGi (i
=1、2…)を各小片Ci に対応させている。原点検出
センサSGi は、共通の原点信号S4 によって複数の小
片Ci を識別する必要がなく、一般的な近接スイッチ等
を使用することができる。
【0065】以上の説明において、図4の初期位置設定
回路70、揺動位置変更回路80は、クランク機構CR
に限らず、カム機構CXにも使用することができる。こ
のときのカムCMは、1個の小片C1 のみを有するもの
とし、単位オフセット量設定器82の単位オフセット量
Pd は、カムCMの凸部CMa 、CMa …の数に応じ
て、隣接する凸部CMa 、CMa 間の回転量に相当する
駆動モータMの回転量を設定すればよい。
【0066】また、以上の各実施例において、カム機構
CXのカムCMは、必要なリフト量が得られる限り、凸
部CMa 、CMa …の数を任意に設定することができ
る。また、揺動領域αi は、単一であってもよく、その
ときの揺動位置変更回路80は、これを省略することが
できる。
【0067】初期セットスイッチSW2 は、運転に先き
立って毎回操作されるものであるから、織機の起動スイ
ッチと連動させることにより自動的に動作させてもよ
い。なお、織機が停止中であっても、その電源がある限
り、主軸Aと駆動モータMとの同期関係が外れるおそれ
がない場合、初期セットスイッチSW2 は、電源回復後
の織機稼動前にのみ操作すれば足りる。
【0068】回転指令部30において、回転パターン作
成器31が作る回転パターンP(θ)は、原点検出セン
サSGが原点信号S4 を出力するときの駆動モータMの
回転位置を基準にしたが、これに代えて、下限値PL を
基準にしてもよい。このとき、初期位置設定回路70の
移動位置算出器71は、上下限値記憶器20からの下限
値PL を入力し、原点を基準にした目標回転位置Pm を
Pm =PL +P(θ)+Ps として算出すればよい。
【0069】回転指令部30は、クランク角θに対応し
て、駆動モータMの回転位置を回転角度の絶対量として
回転制御部40に出力してもよい。回転制御部40は、
織機が起動するとき、駆動モータMを指定の回転角度に
回転させることにより主軸Aとの自動同期合せをするこ
とができるから、初期位置設定回路70を省略すること
が可能である。
【0070】また、駆動モータMを低速回転させるため
の発振器62は、他の任意の公知手段によってもよい。
たとえば、回転制御部40がインバータを使用すると
き、オアゲート61の出力により、インバータの周波数
を低く設定して駆動モータMを低速回転させることがで
きる。
【0071】最終駆動軸Bに連結する駆動対象として
は、開口装置以外に、レピアや筬であってもよい。レピ
アや筬は、一般に、織機のすべてのサイクルにおいて同
一の基本パターンKi に従って運動するから、このとき
の運動パターン指定手段10は、織り組織設定器11、
合成器15を省略し、単一の基本パターン設定器14か
らの単一の基本パターンKi を運動パターンKm として
回転指令部30の回転パターン作成器31に出力すれば
よい。また、このときの回転指令部30は、サイクル番
号発生器34を省略することができる。
【0072】さらに、駆動モータMに連結される駆動対
象は、最終駆動軸Bの回転運動の一部によって往復運動
するものであり、仮に最終駆動軸Bが所定の揺動領域α
i を超えて1回転しても、駆動対象の運動範囲が限定さ
れており、元の位置に自動的に復帰することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、運動パターン指定手段、上下限値記憶器、回転指令
部、回転制御部を備えることによって、回転指令部は、
運動パターン指定手段からの運動パターンと上下限値記
憶器からの上限値および下限値とに基づいて駆動モータ
の正逆方向の目標回転量を出力し、回転制御部は、目標
回転量に従って駆動モータを正逆に回転制御することが
できるから、駆動対象のストロークは、上下限値記憶器
の上限値と下限値とを変更することによって任意に調節
設定することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体概略ブロック系統図
【図2】 運動機構の説明図
【図3】 要部詳細ブロック系統図(1)
【図4】 要部詳細ブロック系統図(2)
【図5】 組織パターンの説明図
【図6】 基本パターンの説明線図
【図7】 運動パターンの説明線図
【図8】 動作説明線図
【図9】 他の実施例を示す図2相当図
【図10】 他の実施例を示す図4相当図
【図11】 別の運動機構の斜視説明図
【符号の説明】
M…駆動モータ PH …上限値 PL …下限値 θ…クランク角 Po …目標回転量 Km …運動パターン P(θ)…回転パターン 10…運動パターン指定手段 20…上下限値記憶器 30…回転指令部 40…回転制御部 70…初期位置設定回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動機構を介し、専用の駆動モータ
    を正逆に回転することにより駆動対象を往復駆動する織
    機の運動機構制御装置であって、駆動対象の運動パター
    ンを作成する運動パターン指定手段と、駆動対象のスト
    ロークの上限値と下限値とを記憶する上下限値記憶器
    と、該上下限値記憶器からの上限値、下限値を前記運動
    パターン指定手段からの運動パターンにおける駆動対象
    の上限値、下限値に対応させて作成する駆動モータの回
    転パターンに基づき、クランク角に対応して駆動モータ
    の正逆方向の目標回転量を出力する回転指令部と、該回
    転指令部からの目標回転量に従って駆動モータを正逆に
    回転制御する回転制御部とを備えてなる織機の運動機構
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転指令部からの回転パターンに基
    づき、往復運動機構を現在のクランク角に対応した初期
    位置に設定する初期位置設定回路を付設することを特徴
    とする請求項1記載の織機の運動機構制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102162160A (zh) * 2010-02-12 2011-08-24 施托布利法韦日公司 一种控制梭口形成装置的电致动器的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102162160A (zh) * 2010-02-12 2011-08-24 施托布利法韦日公司 一种控制梭口形成装置的电致动器的方法
CN102162160B (zh) * 2010-02-12 2014-10-22 施托布利法韦日公司 一种控制梭口形成装置的电致动器的方法

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