JP2877115B2 - 光学系検出器 - Google Patents

光学系検出器

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JP2877115B2
JP2877115B2 JP34411996A JP34411996A JP2877115B2 JP 2877115 B2 JP2877115 B2 JP 2877115B2 JP 34411996 A JP34411996 A JP 34411996A JP 34411996 A JP34411996 A JP 34411996A JP 2877115 B2 JP2877115 B2 JP 2877115B2
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章次 森岡
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信衛星に
搭載する光学機器に使用して好適な光学系検出器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光学系検出器は、例えば
特開平8−23121号公報に「光反射センサ」として
開示され、図5に示すように構成されている。これを同
図に基づいて概略説明すると、同図において、符号1で
示す光反射センサは、ヘッダー2と発光素子3と受光素
子4と遮蔽板5と集光レンズ6とを備えている。
【0003】ヘッダー2は、目標部7に向かって突出す
る係合凸部8付きの分離壁9およびこの分離壁9を介し
て隣接する2つの凹部10,11を有し、有頭筒状のケ
ース12内に装着されている。発光素子3は凹部10内
に収納されており、矢印で示すように目標物7に向かっ
て出射光を発する。受光素子4は凹部11内に収納され
ており、矢印で示すように目標物7からの反射光を受け
る。
【0004】遮蔽板5は、出射光および反射光が透過す
るスリット5a,5bおよび係合凸部8が臨む係合孔5
cを有し、ヘッダー2および分離壁9に各凹部10,1
1を閉塞するように取り付けられている。集光レンズ6
は、遮蔽板5の反受発光素子側に位置し、ケース12内
に配設されている。
【0005】また、この種の光学系検出器は、特開昭6
3−106531号公報に「赤外放射計」として開示さ
れ、図6に示すように構成されている。これを同図に基
づいて概略説明すると、同図において、符号21で示す
赤外放射計は、リレーレンズ22とミラーアパーチャ2
3と検出素子24とを備えている。
【0006】リレーレンズ22は検出素子24に対向す
る位置に配設されている。ミラーアパーチャ(凹面鏡)
23は、絞り23aをその中央部に有し、リレーレンズ
22の検出素子側に配設されている。検出素子24は、
ミラーアパーチャ23の凹面を構成する球の中心付近に
配設され、かつコールドシールド25内に収納されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
光学系検出器のうち前者にあっては、単一のケース12
内に発光素子3や受光素子4や係合凸部8が存在してお
り、このため発光素子3からの出射光が入射光として目
標物7に到達せず、迷光となり易く、良好な検出精度を
得ることができないという問題があった。
【0008】一方、後者にあっては、リレーレンズ22
を強い光が透過し、検出素子24によって検出された信
号光と迷光のレベル比が「1」に限りなく近いレベル比
になると、信号光と迷光が区別されず、すなわち迷光も
信号光として扱われ、信号検出上の信頼性が低下すると
いう問題があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、良好な検出精度を得ることができると共に、信
号検出上の信頼性を高めることができる光学系検出器の
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の光学系検出器は、光検出素
子を内蔵する検出器本体と、この検出器本体の光取入部
に装着され光検出素子側に開口する貫通孔を有する迷光
除去ブロックとを備え、この迷光除去ブロックの貫通孔
を、各孔径が光入射側から光出射側に向かって漸次小さ
くなる複数の光透過孔によって形成した構成としてあ
る。したがって、あらゆる方向から光が貫通孔内に入射
しても、この入射光の一部が迷光除去ブロックにおける
各光透過孔の内周面に遮られ、特定の方向からの入射光
のみが各光透過孔を透過して検出器本体内の検出素子に
到達する。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
学系検出器において、貫通孔が複数の貫通孔からなる構
成としてある。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の光学系検出器において、各光透過孔が同一の軸線
上に位置付けられている構成としてある。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の光学系検出器において、各光透過孔が互いに異な
る軸線上に位置付けられている構成としてある。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のう
ちいずれか1記載の光学系検出器において、迷光除去ブ
ロック内に貫通孔を閉塞するような光学フィルタが配設
されている構成としてある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1(a)および(b)は本
発明の第1実施形態に係る光学系検出器を示す平面図と
そのA−A線断面図、図2は同じく本発明の第1実施形
態に係る光学系検出器の使用例を示す斜視図である。同
図において、符号51で示す光学系検出器は、検出器本
体52と迷光除去ブロック53とを備えている。
【0016】検出器本体52は、ブロック装着側に光取
入部54aを有する筐体54と、この筐体54内に収納
され信号光や赤外線等の電磁波を検出する検出素子(図
示せず)とから構成されている。
【0017】迷光除去ブロック53は、光検出素子側に
開口する複数の貫通孔55〜63を有し、筐体54の光
取入部54aに装着されており、全体が例えばアルミニ
ウム合金等の金属材料からなる角形ブロックによって形
成されている。なお、迷光除去ブロック53の縦寸法,
横寸法および奥行き寸法は、各々41mmと41mmと
15mmの寸法に設定されている。
【0018】貫通孔55〜63は、迷光除去ブロック5
3の平面上において縦横3個ずつ並列して合計9個位置
付けられている。これら貫通孔55〜63は、各孔径が
光入射側から光出射側に向かって漸次小さくなる複数の
光透過孔からなるバッフル構造によって形成されてい
る。
【0019】例えばブロック中央部における貫通孔55
は、各々が同一の軸線上に位置し、各孔径が互いに異な
る大中小3つの第1光透過孔55a〜第3光透過孔55
cおよびこれら光透過孔のうち各々が互いに隣り合う2
つの光透過孔間に介在し周方向に延在する第1段部55
Aと第2段部55Bを有する貫通孔によって形成されて
いる。
【0020】なお、第1光透過孔55aの直径および深
さは、各々13mmと7mmの寸法に設定されている。
第2光透過孔55bの直径および深さは、各々12mm
と5mmの寸法に設定されている。また、第3光透過孔
55cの直径および深さは、各々11mmと3mmの寸
法に設定されている。
【0021】貫通孔55の上下における貫通孔57,6
1は、各々が互いに異なる軸線上に位置し、各孔径が互
いに異なる大小2つの第1光透過孔57a,61aと第
2光透過孔57b,61bおよびこれら両光透過孔間に
介在し螺旋方向に延在する段部57A,61Aを有する
貫通孔によって形成されている。
【0022】なお、第1光透過孔57aの直径および深
さは、各々13mmと3mmの寸法に設定されている。
第2光透過孔57bの直径および深さは、各々11.5
mmと12mmの寸法に設定されている。また、第1光
透過孔61aの直径および深さは、各々13mmと3m
mの寸法に設定されている。第2光透過孔61bの直径
および深さは、各々11.5mmと12mmの寸法に設
定されている。
【0023】他の貫通孔(第1光透過孔と第2光透過
孔)の各直径と各深さは、貫通孔57あるいは貫通孔6
1の各直径と各深さと同一の寸法に設定されている。
【0024】このように構成された光学系検出器におい
ては、あらゆる方向から信号光あるいは赤外光が各貫通
孔55〜63内に入射しても、この入射光の一部が迷光
除去ブロック53における各光透過孔例えば第1光透過
孔55a〜第3光透過孔55cや第1透過孔57a,6
1aと第2透過孔57b,61bの内周面に遮られ、特
定の方向からの入射光のみが迷光除去ブロック53の各
貫通孔55〜63(光透過孔)を透過して検出器本体5
2内の検出素子(図示せず)に到達する。
【0025】次に、本発明の第2実施形態につき、図面
を参照して説明する。図3(a)および(b)は本発明
の第2実施形態に係る光学系検出器を示す平面図とその
B−B線断面図、図4は同じく本発明の第2実施形態に
係る光学系検出器の使用例を示す斜視図で、同図におい
て図1および図2と同一の部材については同一の符号を
付し、詳細な説明は省略する。同図において、71は約
14μm〜約16μmの波長をもつ赤外線のみを透過さ
せる光学フィルタで、迷光除去ブロック53の光入射側
に各貫通孔55〜63を閉塞するように装着されてい
る。なお、72はフィルタ固定具である。
【0026】このように構成された光学系検出器におい
ては、第1実施形態と同様特定の方向からの入射光のみ
が光学フィルタ71および迷光ブロック53(各貫通孔
55〜63)を透過して検出器本体52内の検出素子
(図示せず)に到達する。
【0027】なお、本実施形態においては、迷光除去ブ
ロック53が金属材料によって形成する例を示したが、
本発明はこれに限定されず、セラミックあるいはプラス
チック等の他の材料によって形成するもので何等差し支
えない。
【0028】また、本発明における迷光除去ブロック5
3の外形寸法や各貫通孔55〜63(光透過孔)の直
径,深さは、前述した実施形態に限定されるものでない
ことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
検出素子を内蔵する検出器本体と、この検出器本体の光
取入部に装着され光検出素子側に開口する貫通孔を有す
る迷光除去ブロックとを備え、この迷光除去ブロックの
貫通孔を、各孔径が光入射側から光出射側に向かって漸
次小さくなる複数の光透過孔によって形成したので、あ
らゆる方向から光が貫通孔内に入射しても、この入射光
の一部が迷光除去ブロックにおける各光透過孔の内周面
に遮られ、特定の方向からの入射光のみが各光透過孔を
透過して検出器本体内の検出素子に到達する。
【0030】したがって、検出素子に対する迷光の到達
を阻止することができるから、良好な検出精度を得るこ
とができる。
【0031】また、検出素子に対する迷光の到達を阻止
できることは、従来のように迷光が信号光として扱われ
ることがないから、信号検出上の信頼性を高めることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明の第1実施形態に
係る光学系検出器を示す平面図とそのA−A線断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る光学系検出器の使
用例を示す斜視図である。
【図3】(a)および(b)は本発明の第2実施形態に
係る光学系検出器を示す平面図とそのB−B線断面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施形態に係る光学系検出器の使
用例を示す斜視図である。
【図5】従来の光学系検出器(1)を示す断面図であ
る。
【図6】従来の光学系検出器(2)を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
51 光学系検出器 52 検出器本体 53 迷光除去ブロック 54 筐体 54a 光取入部 55〜63 貫通孔 55a,57a,61a 第1光透過孔 55b,57b,61b 第2光透過孔 55c 第3光透過孔

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光検出素子を内蔵する検出器本体と、 この検出器本体の光取入部に装着され、光検出素子側に
    開口する貫通孔を有する迷光除去ブロックとを備え、 この迷光除去ブロックの貫通孔を、各孔径が光入射側か
    ら光出射側に向かって漸次小さくなる複数の光透過孔に
    よって形成したことを特徴とする光学系検出器。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔が複数の貫通孔からなること
    を特徴とする請求項1記載の光学系検出器。
  3. 【請求項3】 前記各光透過孔が同一の軸線上に位置付
    けられていることを特徴とする請求項1または2記載の
    光学系検出器。
  4. 【請求項4】 前記各光透過孔が互いに異なる軸線上に
    位置付けられていることを特徴とする請求項1または2
    記載の光学系検出器。
  5. 【請求項5】 前記迷光除去ブロック内に前記貫通孔を
    閉塞するような光学フィルタが配設されていることを特
    徴とする請求項1〜4のうちいずれか1記載の光学系検
    出器。
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