JP2877085B2 - 侵入者監視システム - Google Patents

侵入者監視システム

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JP2877085B2
JP2877085B2 JP8182780A JP18278096A JP2877085B2 JP 2877085 B2 JP2877085 B2 JP 2877085B2 JP 8182780 A JP8182780 A JP 8182780A JP 18278096 A JP18278096 A JP 18278096A JP 2877085 B2 JP2877085 B2 JP 2877085B2
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洋二 立岩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は侵入者監視システム
に関し、特にテレビカメラで監視区域を1つの監視区域
に限定することなく、複数の広範囲な監視区域にわたっ
て監視可能とする侵入者監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】監視区域に不法侵入する侵入者をテレビ
カメラで撮像して監視する侵入者監視システムは、近時
各分野で多用されつつある。図2は、従来の侵入者監視
システムの一例を示すブロック図であり、侵入者を監視
する固定運用のテレビカメラ10と、テレビカメラ10から
の映像信号の特性の変化、例えば輝度値の変化に着目し
て侵入者を検知する画像処理部20とを備える。
【0003】入力映像の輝度値の変化に着目して侵入者
の存在を検知するには次の方法がとられている。即ち、
対象とする固定の監視区域からテレビカメラ10が取得す
る映像信号1001は、監視区域の被撮像体の内容に対応し
た固定画像が、所定の階調度、例えば256 階調に基づい
て表現され、画像処理部20は、このような固定画像とし
ての背景画像に対して侵入者の映像が重畳されると、当
該重畳部分の固定映像の輝度値が変化するので、この輝
度値の変化を抽出して侵入者の存在を検知し、警報信号
2001を送出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の侵入者
監視システムは、撮像すべき監視区域が固定されてお
り、この監視区域を拡大すべくテレビカメラを左右・上
下方向に旋回・俯仰すると、侵入者が動くための画像信
号の移動とテレビカメラの動きによる画像信号の移動と
の区別ができないため、1台の監視カメラによって複数
の監視区域を監視することができないという問題点があ
る。
【0005】即ち、従来の侵入者監視システムは、例え
ば図2に示す如くテレビカメラ10からの映像信号1001の
輝度値の値の変化を画像処理部20で検出し、輝度値の変
化に着目して映像信号1001に含まれる侵入者の有無を判
定している。このため、例えばテレビカメラ10を旋回さ
せた場合、テレビカメラ10からの映像信号1001の輝度値
が変化するため、画像処理部20は侵入者がある場合と同
じ処理を行ってしまうので誤検知を排除するため、1台
のテレビカメラ10で複数の区域を監視することはできな
かった。
【0006】本発明の目的は、上述した問題点を解決
し、1台のテレビカメラで複数の監視区域を監視するこ
とができる侵入者監視システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の手段構成を有する。侵入者監視システ
ムに関する本発明の第1の構成は、複数の監視区域にわ
たって不法侵入する侵入者の有無を監視することを特徴
とする侵入者監視システムであって、下記に示す(イ)
ないし(ホ)の各構成を有する。 (イ)前記複数の監視区域を撮像し映像信号を送出する
テレビカメラ (ロ)前記テレビカメラの受光方向を左右・上下方向の
所定の範囲にわたって旋回・俯仰可能に装着し、外部か
ら受ける駆動制御信号により前記テレビカメラに前記複
数の監視区域を受光走査すべき所定の旋回もしくは俯仰
運動を与えるとともに、前記所定の旋回もしくは俯仰運
動に対応する電圧値の動作角度情報を送出する電動雲台 (ハ)前記動作角度情報を所定のサンプリングレートで
サンプリングし、所望の分解能に対応したビット数でコ
ード化して符号化動作角度情報として送出するエンコー
ダ (ニ)前記テレビカメラの送出する映像信号と前記エン
コーダの送出する符号化動作角度情報とを受け、前記映
像信号に含まれる前記侵入者を背景画像との移動速度の
相違に基づいて検出し、警報信号を送出する画像処理部 (ホ)システム動作の制御プログラムを内蔵して全体動
作のシーケンスを制御し、かつ前記電動雲台に対して前
記駆動制御信号を送出する制御部
【0008】また、本発明の第2の構成は、前記第1の
構成において、前記テレビカメラが、夜間の環境背景光
を含む微光下の前記複数の監視区域の撮像を可能とする
高感度撮像機能を有するものとした構成を有する。
【0009】また、本発明の第3の構成は、前記第1の
構成において、前記画像処理部が、前記映像信号の輝度
の時間的変化の差異を示す画素範囲の存在並びに存在領
域の大きさに基づいて前記侵入者を検出するものとした
構成を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】テレビカメラで撮像した映像信号
の輝度値の変化に着目して映像信号に含まれる侵入者を
検知する従来の侵入者監視システムは、固定の監視区域
を対象としている。この固定の監視区域を拡大すべく、
テレビカメラに左右・上下方向の旋回・俯仰運動を与え
ると、このような運動に対応して映像信号の輝度が変化
し、輝度の変化に依存して行う侵入者の検出が不可能と
なり、このことが1台のテレビカメラによる監視区域の
固定化を余儀なくしていた。
【0011】本発明にあっては、図1に示すとおり、テ
レビカメラ1を電動雲台2に取り付け、電動雲台2を左
右・上下方向に旋回・俯仰せしめることにより、1台の
テレビカメラ1で複数の監視区域の映像信号が得られる
ようにしている。電動雲台2によりテレビカメラ1の受
光方向を左右・上下方向に移動した場合の映像信号の変
化は、電動雲台2に運動を与える制御電圧としての動作
角度情報201 をエンコーダ3でディジタル化して符号化
動作角度情報401 としてテレビカメラ1による映像信号
101 とともに画像処理部4に供給する。
【0012】画像処理部4は、電動雲台2によってテレ
ビカメラ1に与えられた左右もしくは上下方向の旋回
しくは俯仰運動による映像信号101の輝度の時間的変化
(映像信号101それ自体の移動速度)については符号化
動作角度情報401に基づいて検知し、この検知を外れて
変化した輝度の時間的変化を示すものを映像信号と異な
る移動速度を有する侵入者による輝度変化と判断して警
報信号301を送出することを発明の実施の形態としてい
る。
【0013】
【実施例】次に、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施例の侵入者監視システムの
構成を示すブロック図である。図1に示す実施例は、微
光状態で運用可能な高感度のテレビカメラ1と、テレビ
カメラ1を左右・上下方向に旋回・俯仰可能に装着し、
駆動モータを内蔵して電動によりテレビカメラ1の受光
方向を所定の複数の監視区域にわたって左右・上下方向
に移動させる電動雲台2と、電動雲台2に所望の動作を
与える駆動モータによる駆動角度に対応する電圧として
の動作角度情報201 を符号化するエンコーダ3と、テレ
ビカメラ1の出力とエンコーダ3の出力とに基づいて侵
入者の映像を検出して警報信号301 を出力し画像処理を
行う画像処理部4と、画像処理部4の出力を表示するモ
ニタとしての表示部5と、電動雲台2の駆動に必要な駆
動信号を送出するとともに、システム全体の動作シーケ
ンスを制御する制御部6とを備える。これら構成内容
中、表示部5は、画像処理部4の画像処理結果を利用し
てテレビカメラ1の撮像データを可視表示してモニタす
るものであり、不可欠の構成要素ではない。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
制御部6は、システム全体の動作のシーケンス制御と、
テレビカメラ1に与えるべき所望の動作を確保するため
の電動雲台2に対する駆動制御とを含む駆動制御との制
御プログラムを内蔵し、複数の監視区域に対してテレビ
カメラ1の受光方向を所定の監視モードで駆動するため
の駆動制御信号601 を電動雲台2に送出する。駆動制御
信号601 の内容は、所定の運用モードに基づいて制御部
6に予めプリセットされる。また、システム全体の動作
シーケンスは、制御電圧602 の制御の下に展開、実行さ
れる。
【0015】電動雲台2は、駆動制御信号601 を受けつ
つ内蔵モータが駆動され、これによりテレビカメラ1の
受光方向が監視モードに対応して旋回もしくは俯仰し、
テレビカメラ1に複数の監視区域にわたる撮像を行わせ
る。
【0016】テレビカメラ1は、本実施例では月明・星
明を含む背景環境微光に感応する高感度の微光撮像機能
を有する高感度のテレビカメラを利用し、電動雲台2に
よって与えられる運用モードに対応した動作によって複
数の監視区域にわたる映像信号101 を画像処理部4に送
出する。
【0017】電動雲台2はまた、テレビカメラ1を駆動
せしめるための駆動制御信号601 に基づいて駆動される
内蔵モータによってテレビカメラ1に与えられる旋回も
しくは俯仰角度に対応した動作角度情報201 をエンコー
ダ3に送出する。エンコーダ3は、入力した動作角度情
報201 を所定のサンプリングレートで標本化し、分解能
を考慮して予め設定するビット数で符号化した符号化動
作角度情報401 として画像処理部4に送出する。
【0018】画像処理部4は、入力した映像信号101 と
符号化動作角度情報401 とに基づいて、画素ごとの輝度
値の時間的変化を求める。侵入者が存在しなければ、映
像信号101 の輝度値の時間的変化は、符号化動作角度情
報401 に依存して決定される筈であるので、この依存性
に対応しない輝度値の時間的変化を示す画素領域が侵入
者に対応する画素領域として抽出される。
【0019】このような画素領域は、侵入者の映像信号
に占める範囲を勘案して予め領域の大きさが設定され
る。こうして、侵入者の存在が抽出されると、画像処理
部4からは警報信号301 がスピーカを介して出力され
る。
【0020】本実施例にあっては、警報信号301 ととも
に、さらに映像信号101 をモニタ信号302 として表示部
5に表示し、聴視覚的な侵入者の存在認識を行ってい
る。こうして、1台のテレビカメラによって複数の監視
区域に対する侵入者監視が可能となる。
【0021】なお、本実施例においては、監視区域を撮
像するテレビカメラを高感度の微光撮像カメラとして構
成したが、これを通常のテレビカメラとして昼間の無人
の監視区域を撮像する運用として構成することも、本発
明の主旨を損なうことなく容易に実施しうることは明ら
かである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の監
視区域にわたって撮像するテレビカメラで取得した映像
信号と、テレビカメラを搭載して駆動する電動雲台から
送出する監視モードに対応した動作角度情報とに基づい
て映像信号の含む侵入者の存在を検出することにより、
1台のテレビカメラで複数の監視区域にわたる侵入者の
監視を可能とすることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の侵入者監視システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】従来の侵入者監視システムの一例の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 電動雲台 3 エンコーダ 4 画像処理部 5 表示部 6 制御部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の各構成を備え、複数の監視区域にわ
    たって不法侵入する侵入者の有無を監視することを特徴
    とする侵入者監視システム。 (イ)前記複数の監視区域を撮像し映像信号を送出する
    テレビカメラ (ロ)前記テレビカメラの受光方向を左右・上下方向の
    所定の範囲にわたって旋回・俯仰可能に装着し、外部か
    ら受ける駆動制御信号により前記テレビカメラに前記複
    数の監視区域を受光走査すべき所定の旋回もしくは俯仰
    運動を与えるとともに、前記所定の旋回もしくは俯仰運
    動に対応する電圧値の動作角度情報を送出する電動雲台 (ハ)前記動作角度情報を所定のサンプリングレートで
    サンプリングし、所望の分解能に対応したビット数でコ
    ード化して符号化動作角度情報として送出するエンコー
    ダ (ニ)前記テレビカメラの送出する映像信号と前記エン
    コーダの送出する符号化動作角度情報とを受け、前記映
    像信号に含まれる前記侵入者を背景画像との移動速度の
    相違に基づいて検出し、警報信号を送出する画像処理部 (ホ)システム動作の制御プログラムを内蔵して全体動
    作のシーケンスを制御し、かつ前記電動雲台に対して前
    記駆動制御信号を送出する制御部
  2. 【請求項2】 前記テレビカメラが、夜間の環境背景光
    を含む微光下の前記複数の監視区域の撮像を可能とする
    高感度撮像機能を有するものであることを特徴とする請
    求項1記載の侵入者監視システム。
  3. 【請求項3】 前記画像処理部が、前記映像信号の輝度
    の時間的変化の差異を示す画素範囲の存在並びに存在領
    域の大きさに基づいて前記侵入者を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の侵入者監視システム。
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