JP2876964B2 - ワイヤハーネス用成形プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用成形プロテクタ

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JP2876964B2
JP2876964B2 JP5317385A JP31738593A JP2876964B2 JP 2876964 B2 JP2876964 B2 JP 2876964B2 JP 5317385 A JP5317385 A JP 5317385A JP 31738593 A JP31738593 A JP 31738593A JP 2876964 B2 JP2876964 B2 JP 2876964B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの電線
束を収納して、車体・機器に配設係止し、そのワイヤハ
ーネスの配設姿勢を整えて保持すると共に、電線束を保
護するのに用いるワイヤハーネス用成形プロテクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用成形プロテクタ(以
下、単に成形プロテクタという)は、ワイヤハーネスの
電線束を挿通収納する形状の筒体またはU字溝体をな
し、外周に設けたクランプ部を、車体・機器側のスタッ
ドボルト、または、嵌着孔に係止して、車体・機器へ取
り付け配設し、収納したワイヤハーネスの車体等への配
設姿勢を整えて保持する構造になっている。
【0003】そして、そのうち、車体・機器側のスタッ
ドボルトに係止する構造のものは、図3参照、車体等に
突設しているスタッドボルト5に、抜き出ないようにか
み合うボルト係止孔12を有する別体のクランプ部材1
0が用いられ、このクランプ部材10を、成形プロテク
タ1の壁部に設けたクランプ取着孔9に、嵌着係止して
組合せ、スタッドボルト5に、成形プロテクタ1側のク
ランプ部材10のボルト係止孔12を嵌着させて、成形
プロテクタ1を車体等に配設係止するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のスタッド
ボルト5へ係止する成形プロテクタ1は、クランプ取着
孔9を予め位置決めして設けるので、そのクランプ取着
孔9へ取り付けたクランプ部材10と成形プロテクタ1
の相対位置が固定され、かつ、クランプ部材10間のク
ランプスパンSが限定される。しかし、成形プロテクタ
1を自動車車体へ配設係止する場合、車体側のスタッド
ボルト5と成形プロテクタ1側のクランプ部材10が、
「ピタッ」と位置整合することは困難にして、若干の位
置ずれが存在することが多く、ボルト係止孔12をスタ
ッドボルト5へ無理入れ嵌着させる係止作業が多いの
で、成形プロテクタ1の車体等への配設係止作業は、か
なりやりずらい非能率作業となる。そして、クランプス
パンSの限定構造のため、車体・車種毎に多様な配設条
件が存在する実情に合せて、クランプスパンSが異なる
多品番の成形プロテクタ1を準備する必要があり、成形
プロテクタ1のコスト高を生ずると共に、多品番存在に
よる部品管理が煩雑になる不具合がある。
【0005】さらに、クランプ部材10は、例えば、ボ
ルト係止孔12を有するクランプ主部を取着板11に立
設した形状になして、その取着板11の幅狭部分を、成
形プロテクタ1側のクランプ取着孔9に入れて若干量回
転させ、取着板11の幅広部分を、クランプ取着孔9の
周縁裏側にして組合せセットするので、その組合せセッ
トの不備のものを生じて、クランプ部材10が成形プロ
テクタ1からはずれる不良品を生ずるおそれがあると共
に、その組合せセットの手作業は疲れ易くして指先を傷
める等の作業性上の難点がある。本発明は、以上の従来
技術の諸難点を解消するワイヤハーネス用成形プロテク
タを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用成形プロテクタは、「車体
・機器側に突設したスタッドボルトに係止して配設する
ワイヤハーネス用成形プロテクタにおいて、前記ワイヤ
ハーネス用成形プロテクタの長手方向に連設すると共
に、内側にボルト係止爪を隆設し、前記スタッドボルト
を受け入れ係止するボルト係止スロットを設け、さら
に、前記ボルト係止スロットは、前記長手方向に同一横
断面形状を連続する構造」になっている。そして、以上
の構成の態様として、成形プロテクタ本体も、長手方向
に同一横断面形状が連続する形状になすことがある。
【0007】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタは、前記のボルト係止スロットを有するので、
そのボルト係止スロットの任意ポイントに、相手側のス
タッドボルトを差し込むのみで、車体等へ取り付けるこ
とができる。従って、従来構造のクランプ部材と、その
クランプ部材を成形プロテクタへ取り付ける作業が省略
されると共に、立設スパンの異なるスタッドボルトに、
同一形状の成形プロテクタが共用可能になる。そして、
そのスタッドボルトを受け入れるボルト係止スロット
は、長手方向に同一形状を連続させているので、その任
意位置にスタッドボルトを嵌着させるのみで良く、従来
のスタッドボルトと成形プロテクタのクランプ部との位
置不整合による配設作業上の困難性が解消されると共
に、成形プロテクタに、スタッドボルトへの係止部が一
体に存在しているので、従来構造におけるクランプ取り
付け不備の品質不良の発生はない。さらに、前記態様の
成形プロテクタ本体も、長手方向に同一横断面形状にな
したものは、ボルト係止スロットを含む全体形状が、同
一横断面形状を長手方向に連続させる形状となるので、
公知の樹脂押し出し成形法によって汎用長尺体に形成
し、その長尺体のものを、必要長毎にカットして随時使
用できる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の一実施例を示す図1を参照して、筒体をな
してワイヤハーネスの電線束(図示しない)を挿通収納
するワイヤハーネス用成形プロテクタ1の周壁に、成形
プロテクタ1の長手方向に連続して開口部4を外側にな
すボルト係止スロット2が設けられ、このボルト係止ス
ロット2の任意位置を、車体側に突設したスタッドボル
ト5に嵌めつけると、スタッドボルト5が、ボルト係止
スロット2に嵌着係止されて、成形プロテクタ1が車体
に配設係止される構造になっている。
【0009】即ち、ボルト係止スロット2は、成形プロ
テクタ1の側壁8のコーナー部位を、凹ませた深溝をな
して筒体長手方向に連続すると共に、その内側の対向溝
面には、スタッドボルト5に周設した係止山6とかみ合
う係止爪条3が、溝の深さ方向に細かいピッチを有して
連設されると共に、それぞれの係止爪条3は、成形プロ
テクタ1の長手方向に連続している。そして、このボル
ト係止スロット2は、図1の(B)参照、成形プロテク
タ1の長手方向に同一横断面形状を有している。なお、
この実施例の成形プロテクタ1は、ボルト係止スロット
2を含む全体が、公知の樹脂押し出し成形法によって、
展開状態の板状体に形成されて、その板状体の縁部連結
部7を連結して筒体となす工法によって成形され、その
筒体部分も、筒体長手方向に同一横断面形状を有してい
る。
【0010】つぎに、図2を参照して本発明の他の実施
例を説明する。即ち、図1実施例と同一のボルト係止ス
ロット2を有する成形プロテクタ1において、図2の
(A)のものは、そのボルト係止スロット2が、周壁8
の上下方向の中間位置に設けられ、図2の(B)のもの
は、U字溝体の成形プロテクタ1の側壁に設けられてい
る。そして、この図2実施例の成形プロテクタ1も、ボ
ルト係止スロット2を含む全体が、成形プロテクタ1の
長手方向に同一横断面形状を連続する形状を有してい
る。
【0011】以上の各実施例の成形プロテクタ1は、周
壁の一部が車体のスタッドボルト5に嵌着係止するクラ
ンプ部(ボルト係止スロット2)に形成されているの
で、従来構造のように、予め別体に形成したクランプ部
材10が無用にして、その組合せ取り付けも無用になる
ので、クランプ部材10の取付不備による品質不良の発
生もなく、その上、それ等の省略によるコスト低減が可
能になる。
【0012】そして、連続する係止スロット2の任意ポ
イントを、スタッドボルト5に自在に嵌着係止すること
ができるので、スタッドボルト5の立設スパンが異なる
配設条件のものに共用できると共に、スタッドボルト5
に対する成形プロテクタ1のクランプポイントは、ボル
ト係止スロット2のどの位置でも自由になるので、従来
構造で生じた、スタッドボルト5と成形プロテクタ1の
クランプポイントとの位置ずれによるトラブルがなく、
円滑簡便に車体へ係止することができるので、成形プロ
テクタ1の車体への配設作業性が特段に向上する。そし
て、前記の共用性から成形プロテクタ1の種類点数が少
数化できる。
【0013】そして、前記各実施例のものは、前記の同
一横断面形状を有するので、樹脂押し出し成形法によっ
て長尺体に形成し、必要な長さに任意にカットして即対
応できるので、成形プロテクタ1の長さ相違による部品
点数を少数化すると共に、成形プロテクタ1の成形コス
ト低減が一段と促進できる。なお、本発明のワイヤハー
ネス用成形プロテクタは前記の実施例に限定されず、ボ
ルト係止スロット2以外の部分が、成形プロテクタ1の
長手方向に同一横断面形状を有しないものにも適用す
る。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用成形プロテクタは、車体等へのクランプ部の不
備による不良品の発生がなく成形プロテクタの品質向上
を図ると共に、車体等への配設作業性が特段に向上す
る。そして、成形プロテクタの種類点数を少数化して部
品管理性の向上とコスト低減ができる。以上の諸効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のワイヤハーネス用成形プロテ
クタを示し、図中の(A)はその斜視図、図中の(B)
はその要部断面図と使用状態の正面断面図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを示し、図中の(A)(B)ともその斜視図
【図3】従来のワイヤハーネス用成形プロテクタの説明
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用成形プロテクタ 2 ボルト係止スロット 3 係止爪条 4 開口部 5 スタッドボルト 6 係止山 7 縁部連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/04 H02G 3/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体・機器側に突設したスタッドボルト
    に係止して配設するワイヤハーネス用成形プロテクタに
    おいて、前記ワイヤハーネス用成形プロテクタの長手方
    向に連設すると共に、内側にボルト係止爪を隆設し、前
    記スタッドボルトを受け入れ係止するボルト係止スロッ
    トを設け、さらに、前記ボルト係止スロットは、前記長
    手方向に同一横断面形状を連続する構造を特徴とするワ
    イヤハーネス用成形プロテクタ。
  2. 【請求項2】 ボルト係止スロットを含む全体の横断面
    形状を、ワイヤハーネス用成形プロテクタの長手方向に
    同一になした形状の請求項1のワイヤハーネス用成形プ
    ロテクタ。
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