JP2876352B2 - ケーソンの施工方法 - Google Patents

ケーソンの施工方法

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JP2876352B2 JP10509591A JP10509591A JP2876352B2 JP 2876352 B2 JP2876352 B2 JP 2876352B2 JP 10509591 A JP10509591 A JP 10509591A JP 10509591 A JP10509591 A JP 10509591A JP 2876352 B2 JP2876352 B2 JP 2876352B2
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秀博 勝井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーソンの施工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術と問題点】ケーソンの施工方法としては次
の方法が存在するが、いずれも次のような問題点があ
る。 <イ> ケーソンをドッグで製作する方法 ケーソンを陸上或いはフローティングドッグで製作し、
曳行して沈設する方法である。陸上のドックでケーソン
を製作する方法の場合は、進水用傾路や大型クレーンを
必要とし、またフローティングドッグで製作する方法に
あってはフローティングドッグを必要とする。 <ロ> サンダイル工法 この工法はゴム製の袋を現場まで曳行し、袋内に水と共
に砂を充填した後に袋内を排水し、内外の水圧差により
強い剪断強度を有する袋と砂の一体構造物を構築する方
法である。この工法にあっては、袋が破損すると砂が流
出して構造体が崩壊する危険があるうえに、漏水の検知
設備及び排水設備を常設する必要がある。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは、次のようなケーソンの
施工方法を提供することにある。 <イ> 半永久的に構造体としての形状を保持できる、
ケーソンの施工方法。 <ロ> 大規模な施工設備を不要とする、ケーソンの施
工方法。 <ハ> 環境汚染の問題を生じない、ケーソンの施工方
法。 <ニ> 陸上で製作する場合と同等にケーソンを高品質
に施工できる、ケーソンの施工方法。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、遮水性を有
する膜袋内に注水し水位差を利用して膜袋を自立させる
第1工程と、膜袋を自立させたまま膜袋内に粗骨材を投
入する第2工程と、膜袋内の水を排水して膜袋内外の水
圧差により粗骨材を拘束する第3工程と、ドライ状態の
膜袋内にモルタルを打設する第4工程で構成する、ケー
ソンの施工方法である
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0007】<イ>膜袋の曳行 図1に示すように、浮体枠1の下部に一体に取付けた膜
袋2を現場まで曳行する。浮体枠1は膜袋2の浮力体と
しての機能と、膜袋2の上口の形状を維持する機能を併
有する部材である。膜袋2は袋状を呈する仮設部材で、
最終的なケーソンの構造体に関与しない。膜袋2は繊維
等の不透水性と可撓性を有する素材からなり、化学繊維
または鋼線等により補強されている。
【0008】<ロ>注水 現場に曳行したら膜袋2内に注水して、膜袋2の底部を
海底3に着底させる。注水に際して、膜袋2内の水位を
外水位より若干高くして水位差Hを確保しておくと、多
少の波浪を受けても膜袋2の内外面の水圧差により膜袋
2の自立を持続できる。注水が完了したら膜袋2内にパ
イプ4をセットする。
【0009】<ハ>粗骨材の投入 つぎに図3に示すように膜袋2内に粗骨材5を投入す
る。粗骨材5の投入中、堰などを利用して図2に示す膜
袋2の内外の水位差Hを維持する。 水位差Hを維持す
るのは、膜袋2の自立を維持するためである。
【0010】<ニ>排水 図3に示すようにパイプ4を利用して膜袋2内の水を排
水する。排水作業の進展に伴い、膜袋2の内外面に作用
する圧力差が徐々に小さくなり、ある時点から関係が逆
転して膜袋2の外部から作用する水圧が膜袋2の内圧に
卓越してその圧力差が徐々に大きくなる。膜袋2の内圧
の暫減により膜袋2の内外の圧力差が増加すると、膜袋
2を介して粗骨材5の拘束力が増していく。粗骨材5は
この拘束力により有効応力が増加し、剪断抵抗が増大す
る。その結果、粗骨材5は一体の塊となって剛性を増す
から、高波を受けても崩壊する心配がない。
【0011】<ホ>モルタル打設 図4に示すように注排水に使用したパイプ4を利用して
膜袋2内にモルタル6を連続して、或いは段階的に充填
する。勿論、複数のトレミー管を用いてモルタル6を打
設しても良い。またモルタル6の打設に際して、粗骨材
5の間隙がドライ状態であるから、モルタル6が粗骨材
5に浸透するだけで汚水は発生しない。従って、従来の
プレパックドコンクリート工法のような汚水の回収、処
理の必要がない。また、膜袋2内がドライ状態であるか
ら、陸上のにコンパクドコンクリートと同様の高品質の
プレパックドコンクリートを作ることができる。仮にモ
ルタル6の打設を休止して水平の打ち継目を生じてもド
ライ状態であるから強度の低下は、極めて小さくて済
む。このように膜袋2の全域にモルタル6を充填して図
5のようなケーソン7を得る。粗骨材5の間隙に充填さ
れたモルタル6が硬化するまでの間は、膜袋2に内圧と
して作用するが、硬化後は内圧として作用しない。その
ため、硬化したケーソン7において、膜袋2は構造体を
構成しない。外圧は硬化したケーソンの剛性で受けるこ
とになる。尚、モルタル6の打設圧によって膜袋2に過
大の引張力が作用することが予想される場合は、モルタ
ル6の打設時間を延ばすか、或いはモルタル6の硬化時
間を促進させることで対応することができる。
【0012】
【実施例2】図6に筒型枠8を使用して施工するその他
の実施例を示す。筒型枠8は構築予定のケーソン形状に
応じた両端開放型の筒体で、本実施例では円筒形を呈す
る場合についてを示す。施工方法は着底させた筒型枠8
内に、浮体枠1と一体の膜袋2を位置させる。その後の
施工方法は前記した実施例と同様に注水による袋体2の
自立、粗骨材5の投入、排水、モルタル打設を行う。外
圧、或いは膜袋2内に発生する水圧、粗骨材やモルタル
6等の圧力は筒型枠8の剛性が抵抗するため、膜袋2に
作用する張力を無視することができる。筒型枠8はモル
タル6の硬化後に抜き取る。予め筒型枠8の内周面に潤
滑材を塗っておくと筒型枠8の抜き取りを容易に行え
る。本実施例によれば、膜袋2の強度を低く設計するこ
とができると共に、ケーソンの外壁を高精度に仕上げる
ことができる。
【0013】
【実施例3】実施例2の筒型枠8に通水性を付与して施
工する場合もある。通水性を付与するには、例えは筒型
枠8の周面に小孔を開設する。施工方法は実施例2と同
様であるので説明を省略する本実施例によれば、筒型枠
8が膜袋2内に投入した粗骨材5のはらみ出しを拘束す
ると共に、膜袋2内の排水によって膜袋2と筒型枠8の
間に水が回り込んで両者2、8の接触を解消するため、
筒型枠8の抜く取りが容易となる等の利点がある。
【0014】
【実施例4】図7に膜袋2を回収する実施例を示す。膜
袋2はケーソン7の側面底部を境界に筒膜21と皿膜2
2の2つの膜体からなり、水密性を有するファスナー2
3で連結してある。筒膜21の下部と、筒型枠8の間を
ロープ24等で連結しておく。 81は実施例3と同様
に筒型枠8に通水性を付与するために筒型枠8の下部に
設けた脚である。そして筒膜21と皿膜22とをファス
ナー23で一体に接合して形成した膜袋2内に、既述の
実施例と同様にケーソン7を施工する。ケーソン7の施
工後、ファスナー23を外し、筒型枠8と共に引き上げ
る。その結果、筒膜21は皿膜22から分離しケーソン
7から剥離して回収される。本実施例によれば、膜袋2
を構成する筒膜21を回収して転用することができる。
しかも筒膜21による景観の悪化や環境汚染の危険を回
避できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0016】<イ> 膜袋の破損を回避して、粗骨材の
投入、モルタル打にり最終的にコンクリート製のケーソ
ンを構築することができる。
【0017】<ロ> 支保工を使用しないで膜袋を自立
させることができるから、剛性を有する型枠や支保工を
省略できる。
【0018】<ハ> モルタルの打設が完了するまで、
膜袋の自立を維持できるため、気象条件が多少悪い現場
でも安定して施工することができる。
【0019】<ニ> 膜袋はモルタルの硬化後において
構造体として関与しないため、膜袋の破損によってケー
ソンが崩壊する心配がない。
【0020】<ホ> 排水により粗骨材をドライ状態に
した後にモルタルを打設するから、汚水の発生がなく、
環境汚染の問題を生じない。
【0021】<ヘ> 大型の施工設備や特殊な設備が不
要となり、施工コストの低減が図れる。
【0022】<ト> 陸上と同じようにドライ状態でモ
ルタル打設を行えるから、ケーソンを高品質に施工する
ことができる。また、従来は水中コンクリートの強度を
1、2倍程割増していたが、本発明では従来のような割
増しが不要となり、経済的である。
【0023】<チ> 従来のケーソン工法と比べ、工期
を著しく短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 膜袋の曳行中の説明図
【図2】 注水により自立した膜袋の断面図
【図3】 排水により自立した膜袋の断面図
【図4】 モルタル打設時の断面図
【図5】 完成時におけるケーソンの断面図
【図6】 筒型枠を使用した他の実施例の説明図
【図7】 膜袋を回収する他の実施例の説明図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮水性を有する膜袋内に注水し水位差を
    利用して膜袋を自立させる第1工程と、膜袋を自立させ
    たまま膜袋内に粗骨材を投入する第2工程と、膜袋内の
    水を排水して膜袋内外の水圧差により粗骨材を拘束する
    第3工程と、ドライ状態の膜袋内にモルタルを打設する
    第4工程で構成する、ケーソンの施工方法。
JP10509591A 1991-04-11 1991-04-11 ケーソンの施工方法 Expired - Lifetime JP2876352B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5950809B2 (ja) 2012-12-12 2016-07-13 株式会社日立製作所 乗客コンベア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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