JP2876315B1 - 複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置 - Google Patents
複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置Info
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Abstract
【要約】
【課題】複合セラミックスにより水道水の抗菌、脱臭、
トリハロメタン類除去および脱塩素を図る。 【解決手段】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
15〜25重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
0重量%、シリカ15〜25重量%およびクリストバル
石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入し
て製造された複合セラミックス7を、貯水槽1の貯水部
3内に装入する。
トリハロメタン類除去および脱塩素を図る。 【解決手段】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
15〜25重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
0重量%、シリカ15〜25重量%およびクリストバル
石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入し
て製造された複合セラミックス7を、貯水槽1の貯水部
3内に装入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合セラミックス
による水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去およ
び脱塩素を図る方法およびその装置に関するものであ
る。
による水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去およ
び脱塩素を図る方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水の抗菌、脱臭、トリハロメ
タン類除去および脱塩素作用を目的とした複合セラミッ
クスは全く存在せず、実用に供されていない。
タン類除去および脱塩素作用を目的とした複合セラミッ
クスは全く存在せず、実用に供されていない。
【0003】一般に飲料水は目で見て綺麗で、飲んでお
いしく、然も衛生的に安全でなければならない。そのた
め水道水には、大腸菌群が検出されないこと、シアン、
水銀、有機リン等の毒物を含まないこと、一般細菌数1
00/ml個以下であること等の厳格な水質基準が設け
られている。そして、前記水質基準に適合させるため、
水道水は薬品の力で水中の懸濁物質や微生物の大部分を
沈殿除去した後、速い速度(1日当り120〜150
m)で砂濾過する急速濾過法が用いられている。前記従
来の急速濾過法では、濁度、色度やバクテリア等は除去
されるが、その他の成分は薬品の種類や量を増やさない
限り除去することができなかった。
いしく、然も衛生的に安全でなければならない。そのた
め水道水には、大腸菌群が検出されないこと、シアン、
水銀、有機リン等の毒物を含まないこと、一般細菌数1
00/ml個以下であること等の厳格な水質基準が設け
られている。そして、前記水質基準に適合させるため、
水道水は薬品の力で水中の懸濁物質や微生物の大部分を
沈殿除去した後、速い速度(1日当り120〜150
m)で砂濾過する急速濾過法が用いられている。前記従
来の急速濾過法では、濁度、色度やバクテリア等は除去
されるが、その他の成分は薬品の種類や量を増やさない
限り除去することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記急速濾過法を使用
している水道水は、薬品、特に塩素を多く用いているた
め、水道水は塩素臭がすると共に、鉱物質が全く含有さ
れていないので、水道水は飲料水とした場合まずいとい
う課題があった。また、微量のトリハロメタン類も含有
しているという課題もあった。
している水道水は、薬品、特に塩素を多く用いているた
め、水道水は塩素臭がすると共に、鉱物質が全く含有さ
れていないので、水道水は飲料水とした場合まずいとい
う課題があった。また、微量のトリハロメタン類も含有
しているという課題もあった。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決すべくな
したもので、塩素臭を除去すると共に、鉱物質を含有さ
せて水道水をおいしくする一方、トリハロメタン類を除
去することができる複合セラミックスによる水道水の抗
菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とそ
の装置を提供しようとするものである。
したもので、塩素臭を除去すると共に、鉱物質を含有さ
せて水道水をおいしくする一方、トリハロメタン類を除
去することができる複合セラミックスによる水道水の抗
菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とそ
の装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛇紋石20〜
30重量%およびマグネシア15〜25重量%を主材と
すると共に、角閃石20〜30重量%、シリカ15〜2
5重量%およびクリストバル石5〜15重量%を混合材
として前記主材に添加混入して製造された複合セラミッ
クスを、貯水槽内に装入するという方法、蛇紋石5〜1
5重量%およびマグネシア20〜30重量%を主材とす
ると共に、角閃石5〜15重量%、石英閃緑石25〜3
5重量%および花崗斑石20〜30重量%を混合材とし
て前記主材に添加混入して製造された複合セラミックス
を、貯水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30
重量%およびマグネシア20〜30重量%を主材とする
と共に、角閃石25〜35重量%、石英閃緑石5〜15
重量%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを、貯
水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア25〜35重量%を主材とすると共
に、石英閃緑石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重
量%およびクリストバル石5〜15重量%を混合材とし
て前記主材に添加混入して製造された複合セラミックス
を、貯水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30
重量%およびマグネシア25〜35重量%を主材とする
と共に、角閃石20〜30重量%、石英閃緑石5〜15
重量%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを、貯
水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア15〜25重量%を主材とすると共
に、角閃石20〜30重量%、シリカ15〜25重量%
およびクリストバル石5〜15重量%を混合材として前
記主材に添加混入して製造された複合セラミックスを多
数の小孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を
貯水槽内に収納するという手段、蛇紋石5〜15重量%
およびマグネシア20〜30重量%を主材とすると共
に、角閃石5〜15重量%、石英閃緑石25〜35重量
%および花崗斑石20〜30重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを多数
の小孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯
水槽内に収納するという手段、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア20〜30重量%を主材とすると共
に、角閃石25〜35重量%、石英閃緑石5〜15重量
%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記主材
に添加混入して製造された複合セラミックスを多数の小
孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽
内に収納するという手段、蛇紋石20〜30重量%およ
びマグネシア25〜35重量%を主材とすると共に、石
英閃緑石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重量%お
よびクリストバル石5〜15重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを多数
の小孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯
水槽内に収納するという手段、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア25〜35重量%を主材とすると共
に、角閃石20〜30重量%、石英閃緑石5〜15重量
%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記主材
に添加混入して製造された複合セラミックスを多数の小
孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽
内に収納するという手段、のいずれかを採用することに
より、上記課題を解決した。
30重量%およびマグネシア15〜25重量%を主材と
すると共に、角閃石20〜30重量%、シリカ15〜2
5重量%およびクリストバル石5〜15重量%を混合材
として前記主材に添加混入して製造された複合セラミッ
クスを、貯水槽内に装入するという方法、蛇紋石5〜1
5重量%およびマグネシア20〜30重量%を主材とす
ると共に、角閃石5〜15重量%、石英閃緑石25〜3
5重量%および花崗斑石20〜30重量%を混合材とし
て前記主材に添加混入して製造された複合セラミックス
を、貯水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30
重量%およびマグネシア20〜30重量%を主材とする
と共に、角閃石25〜35重量%、石英閃緑石5〜15
重量%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを、貯
水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア25〜35重量%を主材とすると共
に、石英閃緑石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重
量%およびクリストバル石5〜15重量%を混合材とし
て前記主材に添加混入して製造された複合セラミックス
を、貯水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30
重量%およびマグネシア25〜35重量%を主材とする
と共に、角閃石20〜30重量%、石英閃緑石5〜15
重量%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを、貯
水槽内に装入するという方法、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア15〜25重量%を主材とすると共
に、角閃石20〜30重量%、シリカ15〜25重量%
およびクリストバル石5〜15重量%を混合材として前
記主材に添加混入して製造された複合セラミックスを多
数の小孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を
貯水槽内に収納するという手段、蛇紋石5〜15重量%
およびマグネシア20〜30重量%を主材とすると共
に、角閃石5〜15重量%、石英閃緑石25〜35重量
%および花崗斑石20〜30重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを多数
の小孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯
水槽内に収納するという手段、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア20〜30重量%を主材とすると共
に、角閃石25〜35重量%、石英閃緑石5〜15重量
%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記主材
に添加混入して製造された複合セラミックスを多数の小
孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽
内に収納するという手段、蛇紋石20〜30重量%およ
びマグネシア25〜35重量%を主材とすると共に、石
英閃緑石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重量%お
よびクリストバル石5〜15重量%を混合材として前記
主材に添加混入して製造された複合セラミックスを多数
の小孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯
水槽内に収納するという手段、蛇紋石20〜30重量%
およびマグネシア25〜35重量%を主材とすると共
に、角閃石20〜30重量%、石英閃緑石5〜15重量
%およびシリカ5〜15重量%を混合材として前記主材
に添加混入して製造された複合セラミックスを多数の小
孔を穿設した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽
内に収納するという手段、のいずれかを採用することに
より、上記課題を解決した。
【0007】
【発明の実施の形態】単一成分のセラミックスのうち、
マグネシアは95%の遠赤外線放射率を有すると共に、
大腸菌やブドウ状球菌に対して100%に近い抗菌率を
有するが、アンモニアや硫化水素に対する脱臭率は余り
高くなく、蛇紋石は94%の遠赤外線放射率を有すると
共に、ブドウ状球菌に対して100%に近い抗菌率を有
するが、大腸菌に対しては65%と中程度の抗菌率しか
なく、また硫化水素に対して100%の脱臭率を有する
が、アンモニアに対しては50%と中程度の脱臭率しか
有しておらず、更にシリカは、97%の遠赤外線放射率
を有すると共に、硫化水素に対して100%、アンモニ
アに対して94%の脱臭率を有するが、大腸菌およびブ
ドウ状球菌に対する抗菌率は余り高くないことが知られ
ている。
マグネシアは95%の遠赤外線放射率を有すると共に、
大腸菌やブドウ状球菌に対して100%に近い抗菌率を
有するが、アンモニアや硫化水素に対する脱臭率は余り
高くなく、蛇紋石は94%の遠赤外線放射率を有すると
共に、ブドウ状球菌に対して100%に近い抗菌率を有
するが、大腸菌に対しては65%と中程度の抗菌率しか
なく、また硫化水素に対して100%の脱臭率を有する
が、アンモニアに対しては50%と中程度の脱臭率しか
有しておらず、更にシリカは、97%の遠赤外線放射率
を有すると共に、硫化水素に対して100%、アンモニ
アに対して94%の脱臭率を有するが、大腸菌およびブ
ドウ状球菌に対する抗菌率は余り高くないことが知られ
ている。
【0008】本発明者は前記観点から、単一成分のセラ
ミックスにつき、遠赤外線放射率、抗菌率および脱臭率
につき個々に測定し、前記各測定項目のうちいずれかの
項目において優れたセラミックスと、他のセラミックス
を混合して複合セラミックスとすれば、各セラミックス
の相乗効果により、遠赤外線放射特性、抗菌性および脱
臭性を兼ね備えた複合セラミックスが得られるのではな
いかと考え、鋭意研究の結果本発明に使用する複合セラ
ミックスを得た。
ミックスにつき、遠赤外線放射率、抗菌率および脱臭率
につき個々に測定し、前記各測定項目のうちいずれかの
項目において優れたセラミックスと、他のセラミックス
を混合して複合セラミックスとすれば、各セラミックス
の相乗効果により、遠赤外線放射特性、抗菌性および脱
臭性を兼ね備えた複合セラミックスが得られるのではな
いかと考え、鋭意研究の結果本発明に使用する複合セラ
ミックスを得た。
【0009】本発明に使用する複合セラミックスの素材
となる単一成分のセラミックスにつき、遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率および水素イオン濃度についてそれ
ぞれ測定したところ、表1に示す測定値を得た。
となる単一成分のセラミックスにつき、遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率および水素イオン濃度についてそれ
ぞれ測定したところ、表1に示す測定値を得た。
【0010】
【表1】
【0011】表1の測定結果から、各セラミックスとも
遠赤外線放射率が93〜97%の範囲内で極めて高く、
水素イオン濃度も8.1〜9.8でいずれもアルカリ域
に属することが判った。そして、角閃石はブドウ状球菌
に対して82%の抗菌率を有するが、大腸菌に対しては
50%と中程度の抗菌率しかなく、またアンモニアと硫
化水素に対してそれぞれ50%と65%の中程度の脱臭
率しかなく、蛇紋石はブドウ状球菌に対しては98%の
抗菌率を有するが、大腸菌に対しては65%と中程度の
抗菌率しかなく、硫化水素に対しては100%の脱臭率
を有するが、アンモニアに対しては50%の中程度の脱
臭率しかないことが判った。
遠赤外線放射率が93〜97%の範囲内で極めて高く、
水素イオン濃度も8.1〜9.8でいずれもアルカリ域
に属することが判った。そして、角閃石はブドウ状球菌
に対して82%の抗菌率を有するが、大腸菌に対しては
50%と中程度の抗菌率しかなく、またアンモニアと硫
化水素に対してそれぞれ50%と65%の中程度の脱臭
率しかなく、蛇紋石はブドウ状球菌に対しては98%の
抗菌率を有するが、大腸菌に対しては65%と中程度の
抗菌率しかなく、硫化水素に対しては100%の脱臭率
を有するが、アンモニアに対しては50%の中程度の脱
臭率しかないことが判った。
【0012】また、石英閃緑石は大腸菌およびブドウ状
球菌に対して75%と67%の中程度の抗菌率を有し、
アンモニアと硫化水素に対してそれぞれ65%と67%
の中程度の脱臭率を有し、花崗斑石は大腸菌およびブド
ウ状球菌に対しては65%と70%の中程度の抗菌率を
有し、アンモニアと硫化水素に対して60%と70%の
中程度の脱臭率を有する。更に、シリカは大腸菌に対し
ては15%、ブドウ状球菌に対して35%の抗菌率しか
ないが、硫化水素に対しては100%、アンモニアに対
して94%の高い脱臭率を有し、また更にマグネシアは
大腸菌およびブドウ状球菌に対していずれにも99.9
%と98%で、ほぼ100%に近い抗菌率を有するが、
アンモニアや硫化水素に対する脱臭率は25%と45%
で低く、クリストバル石は大腸菌およびブドウ状球菌に
対する抗菌率は45%と35%で低いが、アンモニアと
硫化水素に対する脱臭率はいずれも95%で高いことが
判った。
球菌に対して75%と67%の中程度の抗菌率を有し、
アンモニアと硫化水素に対してそれぞれ65%と67%
の中程度の脱臭率を有し、花崗斑石は大腸菌およびブド
ウ状球菌に対しては65%と70%の中程度の抗菌率を
有し、アンモニアと硫化水素に対して60%と70%の
中程度の脱臭率を有する。更に、シリカは大腸菌に対し
ては15%、ブドウ状球菌に対して35%の抗菌率しか
ないが、硫化水素に対しては100%、アンモニアに対
して94%の高い脱臭率を有し、また更にマグネシアは
大腸菌およびブドウ状球菌に対していずれにも99.9
%と98%で、ほぼ100%に近い抗菌率を有するが、
アンモニアや硫化水素に対する脱臭率は25%と45%
で低く、クリストバル石は大腸菌およびブドウ状球菌に
対する抗菌率は45%と35%で低いが、アンモニアと
硫化水素に対する脱臭率はいずれも95%で高いことが
判った。
【0013】上記の測定結果より、遠赤外線放射率、抗
菌率および脱臭率において優れている蛇紋石およびマグ
ネシアをそれぞれ主材として採用し、これら2つの主材
にそれぞれ他の3種類のセラミックスを混合材として添
加混入することにより、遠赤外線放射特性を有すると共
に、抗菌性および脱臭性を有する外に、鉱物質の水溶液
への溶出性においても優れた複合セラミックスを得た。
菌率および脱臭率において優れている蛇紋石およびマグ
ネシアをそれぞれ主材として採用し、これら2つの主材
にそれぞれ他の3種類のセラミックスを混合材として添
加混入することにより、遠赤外線放射特性を有すると共
に、抗菌性および脱臭性を有する外に、鉱物質の水溶液
への溶出性においても優れた複合セラミックスを得た。
【0014】すなわち、主材となる蛇紋石20〜30重
量%、マグネシア15〜25重量%に対して、混合材と
して角閃石20〜30重量%、シリカ15〜25重量%
およびクリストバル石5〜15重量%をそれぞれ添加混
入して得られた複合セラミックス、あるいは主材となる
蛇紋石5〜15重量%、マグネシア20〜30重量%に
対して、混合材として角閃石5〜15重量%、石英閃緑
石25〜35重量%および花崗斑石20〜30重量%を
それぞれ添加混入して得られた複合セラミックス、また
は主材となる蛇紋石20〜30重量%、マグネシア20
〜30重量%に対して、混合材として角閃石25〜35
重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜1
5重量%をそれぞれ添加混入して得られた複合セラミッ
クス、更に主材となる蛇紋石20〜30重量%、マグネ
シア25〜35重量%に対して、混合材として石英閃緑
石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびク
リストバル石5〜15重量%をそれぞれ添加混入して得
られた複合セラミックス、また更に主材となる蛇紋石2
0〜30重量%、マグネシア25〜35重量%に対し
て、混合材として角閃石20〜30重量%、石英閃緑石
5〜15重量%およびシリカ5〜15重量%をそれぞれ
添加混入して得られた複合セラミックスの遠赤外線放射
率、抗菌率および脱臭率をそれぞれ測定したところ、そ
れぞれよい測定結果が得られた。
量%、マグネシア15〜25重量%に対して、混合材と
して角閃石20〜30重量%、シリカ15〜25重量%
およびクリストバル石5〜15重量%をそれぞれ添加混
入して得られた複合セラミックス、あるいは主材となる
蛇紋石5〜15重量%、マグネシア20〜30重量%に
対して、混合材として角閃石5〜15重量%、石英閃緑
石25〜35重量%および花崗斑石20〜30重量%を
それぞれ添加混入して得られた複合セラミックス、また
は主材となる蛇紋石20〜30重量%、マグネシア20
〜30重量%に対して、混合材として角閃石25〜35
重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜1
5重量%をそれぞれ添加混入して得られた複合セラミッ
クス、更に主材となる蛇紋石20〜30重量%、マグネ
シア25〜35重量%に対して、混合材として石英閃緑
石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびク
リストバル石5〜15重量%をそれぞれ添加混入して得
られた複合セラミックス、また更に主材となる蛇紋石2
0〜30重量%、マグネシア25〜35重量%に対し
て、混合材として角閃石20〜30重量%、石英閃緑石
5〜15重量%およびシリカ5〜15重量%をそれぞれ
添加混入して得られた複合セラミックスの遠赤外線放射
率、抗菌率および脱臭率をそれぞれ測定したところ、そ
れぞれよい測定結果が得られた。
【0015】そして、表2に示す最も好ましい各セラミ
ックスの混合比率で混合した複合セラミックスにつき、
前記測定項目の測定をしたところ、表3に示すような測
定値が得られた。また、常温(15℃)常圧の静水に浸
漬した状態での前記各複合セラミックスによる鉱物質の
水溶液への溶出量を測定したところ、表4に示すような
測定値が得られた。表2の最も好ましい各混合比率で得
られた複合セラミックスを、それぞれ複合セラミックス
A〜Eとして、表3および表4にもこれを適用した。
ックスの混合比率で混合した複合セラミックスにつき、
前記測定項目の測定をしたところ、表3に示すような測
定値が得られた。また、常温(15℃)常圧の静水に浸
漬した状態での前記各複合セラミックスによる鉱物質の
水溶液への溶出量を測定したところ、表4に示すような
測定値が得られた。表2の最も好ましい各混合比率で得
られた複合セラミックスを、それぞれ複合セラミックス
A〜Eとして、表3および表4にもこれを適用した。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】前記表3の測定結果から、複合セラミック
スA〜Eのいずれも、遠赤外線放射率は92.5〜9
5.5%と極めて高く、そして抗菌率が96〜98%、
脱臭率も93〜97%と極めて高いことが判った。
スA〜Eのいずれも、遠赤外線放射率は92.5〜9
5.5%と極めて高く、そして抗菌率が96〜98%、
脱臭率も93〜97%と極めて高いことが判った。
【0020】前記表1記載の水素イオン濃度を有する各
セラミックスを複合化した複合セラミックスの水素イオ
ン濃度は、表3に示すようにpH8.3〜8.7で非常
に安定したアルカリ性状を呈し、水素イオン濃度の経時
変化がない。更に、これら複合セラミックスはこれを構
成する単一成分の各セラミックスが保有する遠赤外線放
射によって、前記各セラミックス間の粒間(異なるセラ
ミックスとの間)に電界エネルギー(陽イオン)を発生
する機能を有する複合セラミックスになる。
セラミックスを複合化した複合セラミックスの水素イオ
ン濃度は、表3に示すようにpH8.3〜8.7で非常
に安定したアルカリ性状を呈し、水素イオン濃度の経時
変化がない。更に、これら複合セラミックスはこれを構
成する単一成分の各セラミックスが保有する遠赤外線放
射によって、前記各セラミックス間の粒間(異なるセラ
ミックスとの間)に電界エネルギー(陽イオン)を発生
する機能を有する複合セラミックスになる。
【0021】更に、前記表3から前記複合セラミックス
は、遠赤外線放射によって電界エネルギー(陽イオン)
を発生する機能を有する複合セラミックスであり、アル
カリ域の水素イオンになり、1年以上という長時間に亘
って経時変化がなく安定しており、その結果前記複合セ
ラミックスは、遠赤外線放射特性を有する外に、抗菌性
および脱臭性を兼ね備えていることが判った。
は、遠赤外線放射によって電界エネルギー(陽イオン)
を発生する機能を有する複合セラミックスであり、アル
カリ域の水素イオンになり、1年以上という長時間に亘
って経時変化がなく安定しており、その結果前記複合セ
ラミックスは、遠赤外線放射特性を有する外に、抗菌性
および脱臭性を兼ね備えていることが判った。
【0022】また、表4の測定結果から常温常圧で各複
合セラミックスとも10〜20秒という極めて早い経時
で、カリウム、カルシウム、ナトリウムおよびマグネシ
ウム等の鉱物質が水溶液に溶出することが判った。な
お、表4には代表的な鉱物質のみしか例示していない
が、当然ながらその他の鉱物質も溶出する。
合セラミックスとも10〜20秒という極めて早い経時
で、カリウム、カルシウム、ナトリウムおよびマグネシ
ウム等の鉱物質が水溶液に溶出することが判った。な
お、表4には代表的な鉱物質のみしか例示していない
が、当然ながらその他の鉱物質も溶出する。
【0023】前記複合セラミックスの抗菌メカニズム
は、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層(壁)は
陰イオンであって、そのため中性域(pH7.0〜7.
5)でしか生息が不可能であるが、本発明に使用する複
合セラミックスの最大の特性として遠赤外線放射によっ
て陽イオンを発生するので、陰イオンである菌体の表層
(壁)が、前記複合セラミックスの陽イオンによって破
壊されると同時に、菌体蛋白質が変性して、呼吸困難と
なって死滅するのである。
は、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層(壁)は
陰イオンであって、そのため中性域(pH7.0〜7.
5)でしか生息が不可能であるが、本発明に使用する複
合セラミックスの最大の特性として遠赤外線放射によっ
て陽イオンを発生するので、陰イオンである菌体の表層
(壁)が、前記複合セラミックスの陽イオンによって破
壊されると同時に、菌体蛋白質が変性して、呼吸困難と
なって死滅するのである。
【0024】また、アンモニアおよび硫化水素等に対す
る複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸着ま
たは化学的吸着等の一般的作用ではなく、遠赤外線放射
に基づく分解作用のため飽和状態にならないので、抗菌
力と同様に、脱臭力を半恒久的に有すると共に、毒性を
も有していない。
る複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸着ま
たは化学的吸着等の一般的作用ではなく、遠赤外線放射
に基づく分解作用のため飽和状態にならないので、抗菌
力と同様に、脱臭力を半恒久的に有すると共に、毒性を
も有していない。
【0025】次に、本発明に使用する複合セラミックス
を装入する貯水槽は、特に限定する必要はないが、好ま
しくは図1に示すものが推奨される。すなわち、貯水槽
1は、好ましくは外部より貯水状態が視認できるよう
な、例えば透明な合成樹脂より成る周壁2に囲繞された
中空の貯水部3を備え、且つ該周壁2の上面に蓋体4を
着脱自在に被冠固定すると共に、前記周壁2の下方部に
は一端部に排水蛇口5を備えた排水パイプ6がその他端
部を前記貯水部3に開口して貫通固定して形成されてい
る。
を装入する貯水槽は、特に限定する必要はないが、好ま
しくは図1に示すものが推奨される。すなわち、貯水槽
1は、好ましくは外部より貯水状態が視認できるよう
な、例えば透明な合成樹脂より成る周壁2に囲繞された
中空の貯水部3を備え、且つ該周壁2の上面に蓋体4を
着脱自在に被冠固定すると共に、前記周壁2の下方部に
は一端部に排水蛇口5を備えた排水パイプ6がその他端
部を前記貯水部3に開口して貫通固定して形成されてい
る。
【0026】一方、前記貯水部3内には、前記複合セラ
ミックス7を装入した装入体8が収納されている。前記
装入体8の周壁9および上板10に、あるいは周壁9の
みに1〜1.5mm程度の多数の小孔11が穿設され、
且つ該装入体8には粒径3〜10mm程度の前記複合セ
ラミックス7が装入されている。なお、前記装入体8は
図面では篭体に形成されているが、ネット袋あるいは不
織布等の布を用いてもよい。
ミックス7を装入した装入体8が収納されている。前記
装入体8の周壁9および上板10に、あるいは周壁9の
みに1〜1.5mm程度の多数の小孔11が穿設され、
且つ該装入体8には粒径3〜10mm程度の前記複合セ
ラミックス7が装入されている。なお、前記装入体8は
図面では篭体に形成されているが、ネット袋あるいは不
織布等の布を用いてもよい。
【0027】前記貯水部3内に収納された複合セラミッ
クス7を装入した装入体8は、該貯水部3上の蓋体4を
取外すことにより、使用済みの複合セラミックス7を装
入した装入体8を取出し、新しい複合セラミックス7を
装入した装入体8と取り替えることができる。
クス7を装入した装入体8は、該貯水部3上の蓋体4を
取外すことにより、使用済みの複合セラミックス7を装
入した装入体8を取出し、新しい複合セラミックス7を
装入した装入体8と取り替えることができる。
【0028】前記複合セラミックス7を装入した装入体
8を収納した貯水部3内に適宜水道水を貯水すると、前
記複合セラミックス7は水道水に浸漬された状態となっ
て水道水と接触する。そして、前記複合セラミックス7
の作用により水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除
去および脱塩素を図り、必要に応じて排水蛇口5を開放
して排水し使用する。
8を収納した貯水部3内に適宜水道水を貯水すると、前
記複合セラミックス7は水道水に浸漬された状態となっ
て水道水と接触する。そして、前記複合セラミックス7
の作用により水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除
去および脱塩素を図り、必要に応じて排水蛇口5を開放
して排水し使用する。
【0029】そして、前記表2に示す粒径3〜10mm
程度の複合セラミックス7を装入体8内に装入して、該
装入体8を貯水部3内に収納し、水道水を前記貯水部3
内に貯水して一般細菌数、残量塩素、水素イオン濃度、
トリハロメタン類につき測定した結果を表5に示す。表
5の測定値は表2に示す最も好ましい各セラミックスの
混合比率で混合した複合セラミックスA〜Eをそれぞれ
個々に装入体8内に装入してテストした平均値である。
そして、比較のため水道水の基準値を表6に示す。な
お、前記測定の条件は、貯水量1l、複合セラミックス
装入量500g、貯水時間10分である。
程度の複合セラミックス7を装入体8内に装入して、該
装入体8を貯水部3内に収納し、水道水を前記貯水部3
内に貯水して一般細菌数、残量塩素、水素イオン濃度、
トリハロメタン類につき測定した結果を表5に示す。表
5の測定値は表2に示す最も好ましい各セラミックスの
混合比率で混合した複合セラミックスA〜Eをそれぞれ
個々に装入体8内に装入してテストした平均値である。
そして、比較のため水道水の基準値を表6に示す。な
お、前記測定の条件は、貯水量1l、複合セラミックス
装入量500g、貯水時間10分である。
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】表7は前記各複合セラミックス7を装入し
た装入体8を貯水部3内に収納して、水道水を前記貯水
部3内に貯水して鉱物質の溶出状況を測定したものであ
る。なお、前記測定の条件は、貯水量1l、複合セラミ
ックス装入量500g、貯水時間30,60,90,1
20分である。
た装入体8を貯水部3内に収納して、水道水を前記貯水
部3内に貯水して鉱物質の溶出状況を測定したものであ
る。なお、前記測定の条件は、貯水量1l、複合セラミ
ックス装入量500g、貯水時間30,60,90,1
20分である。
【0033】
【表7】
【0034】前記表5の測定結果によれば、前記複合セ
ラミックスを用いることにより、水道水中に僅かではあ
るが存在していた一般細菌および残留塩素が0となり、
抗菌、脱塩素効果が認められ、且つトリハロメタン類が
全く検出されずトリハロメタン類除去効果が認められる
と共に、水道水中に混入された塩素の臭いも消え脱臭効
果が認められた。また、表7の測定結果により、水道水
中では全く検出されなかったカルシウム、ナトリウム、
カリウムおよびマグネシウム等の鉱物質が水道水中に溶
出したことが判った。この鉱物質は代表的なもののみし
か例示していないが、当然ながらその他の鉱物質の溶出
も認められた。そして、水素イオン濃度の変化はほとん
ど認められなかった。
ラミックスを用いることにより、水道水中に僅かではあ
るが存在していた一般細菌および残留塩素が0となり、
抗菌、脱塩素効果が認められ、且つトリハロメタン類が
全く検出されずトリハロメタン類除去効果が認められる
と共に、水道水中に混入された塩素の臭いも消え脱臭効
果が認められた。また、表7の測定結果により、水道水
中では全く検出されなかったカルシウム、ナトリウム、
カリウムおよびマグネシウム等の鉱物質が水道水中に溶
出したことが判った。この鉱物質は代表的なもののみし
か例示していないが、当然ながらその他の鉱物質の溶出
も認められた。そして、水素イオン濃度の変化はほとん
ど認められなかった。
【0035】従って、一般細菌に対して抗菌性を有する
と共に、トリハロメタン類が除去され、また塩素臭が脱
臭された水となるので、水道水より更に安全に使用する
ことができる。
と共に、トリハロメタン類が除去され、また塩素臭が脱
臭された水となるので、水道水より更に安全に使用する
ことができる。
【0036】また、前記複合セラミックスを浸漬した水
道水中には、相当量のカルシウム、ナトリウム、カリウ
ムおよびマグネシウム等の鉱物質の溶出が認められたの
で、飲んでおいしい水となり、茶、コーヒーおよび料理
用の水として最適となる。
道水中には、相当量のカルシウム、ナトリウム、カリウ
ムおよびマグネシウム等の鉱物質の溶出が認められたの
で、飲んでおいしい水となり、茶、コーヒーおよび料理
用の水として最適となる。
【0037】また、更に、前記複合セラミックスを浸漬
した水道水の水素イオン濃度は、水道水がpH6.8に
対してpH6.9でほとんど変化なく中性域にある。
した水道水の水素イオン濃度は、水道水がpH6.8に
対してpH6.9でほとんど変化なく中性域にある。
【0038】図2は本発明装置における貯水槽の他の実
施の形態を示す縦断面図であり、これは前記図1のもの
が貯水槽1の貯水部3内に複合セラミックス7を装入し
た装入体8を収納していたのに対し、貯水部3内に複合
セラミックス7そのまま装入するものである。
施の形態を示す縦断面図であり、これは前記図1のもの
が貯水槽1の貯水部3内に複合セラミックス7を装入し
た装入体8を収納していたのに対し、貯水部3内に複合
セラミックス7そのまま装入するものである。
【0039】すなわち、貯水槽1は、好ましくは外部よ
り貯水状態が視認できるような、例えば透明な合成樹脂
より成る周壁2に囲繞された貯水部3を備え、且つ該周
壁2の上面に蓋体4を着脱自在に被冠固定すると共に、
前記周壁2の下方部には一端部に排水蛇口5を備えた排
水パイプ6がその他端部を前記貯水部3に開口して貫通
固定され、更に前記排水パイプ6における前記周壁2の
開口部には1〜1.5mm程度の小孔12を多数穿設し
た複合セラミックス7の流出を阻止する流出阻止板13
を設けて形成されている。そして、この図2の貯水槽の
作用は前記図1のものと同一なので説明を省略する。
り貯水状態が視認できるような、例えば透明な合成樹脂
より成る周壁2に囲繞された貯水部3を備え、且つ該周
壁2の上面に蓋体4を着脱自在に被冠固定すると共に、
前記周壁2の下方部には一端部に排水蛇口5を備えた排
水パイプ6がその他端部を前記貯水部3に開口して貫通
固定され、更に前記排水パイプ6における前記周壁2の
開口部には1〜1.5mm程度の小孔12を多数穿設し
た複合セラミックス7の流出を阻止する流出阻止板13
を設けて形成されている。そして、この図2の貯水槽の
作用は前記図1のものと同一なので説明を省略する。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、本発明
方法に使用する複合セラミックスの作用により、水道水
の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素作用
を図ることができるので、極めて安全な水道水を提供す
ることができる。更に、本発明方法に使用する複合セラ
ミックスから普通の水道水中には存しない鉱物質が溶出
するため、飲んでおいしい水となり、茶、コーヒーおよ
び料理用の水として最適である。
方法に使用する複合セラミックスの作用により、水道水
の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素作用
を図ることができるので、極めて安全な水道水を提供す
ることができる。更に、本発明方法に使用する複合セラ
ミックスから普通の水道水中には存しない鉱物質が溶出
するため、飲んでおいしい水となり、茶、コーヒーおよ
び料理用の水として最適である。
【図1】本発明複合セラミックスによる水道水の抗菌、
脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置の縦断面
図である。
脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置の縦断面
図である。
【図2】本発明複合セラミックスによる水道水の抗菌、
脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置の他の実
施の形態を示す縦断面図である。
脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置の他の実
施の形態を示す縦断面図である。
1 貯水槽、 2 周壁、 3 貯水部、 4 蓋体、
5 排水蛇口、 6排水パイプ、 7 複合セラミッ
クス、 8 装入体、 9 周壁、 11,12 小
孔、 13 流出阻止板。
5 排水蛇口、 6排水パイプ、 7 複合セラミッ
クス、 8 装入体、 9 周壁、 11,12 小
孔、 13 流出阻止板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550B 560 560B 560C 1/28 1/28 E G 1/30 1/30 1/68 510 1/68 510H 520 520K 520N 520S 520V 530 530B 540 540A 540B 540G (56)参考文献 特開 昭61−8195(JP,A) 特開 平2−126817(JP,A) 特開 平5−92191(JP,A) 特開 平7−330422(JP,A) 特開 平7−204664(JP,A) 実開 平4−9697(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/50 C02F 1/28 C02F 1/30 C02F 1/68
Claims (10)
- 【請求項1】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
15〜25重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
0重量%、シリカ15〜25重量%およびクリストバル
石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入し
て製造された複合セラミックスを、貯水槽内に装入する
ことを特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗
菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法。 - 【請求項2】蛇紋石5〜15重量%およびマグネシア2
0〜30重量%を主材とすると共に、角閃石5〜15重
量%、石英閃緑石25〜35重量%および花崗斑石20
〜30重量%を混合材として前記主材に添加混入して製
造された複合セラミックスを、貯水槽内に装入すること
を特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱
臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法。 - 【請求項3】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
20〜30重量%を主材とすると共に、角閃石25〜3
5重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜
15重量%を混合材として前記主材に添加混入して製造
された複合セラミックスを、貯水槽内に装入することを
特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱
臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法。 - 【請求項4】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
25〜35重量%を主材とすると共に、石英閃緑石5〜
15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびクリスト
バル石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混
入して製造された複合セラミックスを、貯水槽内に装入
することを特徴とする複合セラミックスによる水道水の
抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法。 - 【請求項5】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
25〜35重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
0重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜
15重量%を混合材として前記主材に添加混入して製造
された複合セラミックスを、貯水槽内に装入することを
特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱
臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法。 - 【請求項6】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
15〜25重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
0重量%、シリカ15〜25重量%およびクリストバル
石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入し
て製造された複合セラミックスを多数の小孔を穿設した
装入体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽内に収納した
ことを特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗
菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置。 - 【請求項7】蛇紋石5〜15重量%およびマグネシア2
0〜30重量%を主材とすると共に、角閃石5〜15重
量%、石英閃緑石25〜35重量%および花崗斑石20
〜30重量%を混合材として前記主材に添加混入して製
造された複合セラミックスを多数の小孔を穿設した装入
体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽内に収納したこと
を特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱
臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置。 - 【請求項8】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
20〜30重量%を主材とすると共に、角閃石25〜3
5重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜
15重量%を混合材として前記主材に添加混入して製造
された複合セラミックスを多数の小孔を穿設した装入体
内に装入し、且つ該装入体を貯水槽内に収納したことを
特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱
臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置。 - 【請求項9】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
25〜35重量%を主材とすると共に、石英閃緑石5〜
15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびクリスト
バル石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混
入して製造された複合セラミックスを多数の小孔を穿設
した装入体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽内に収納
したことを特徴とする複合セラミックスによる水道水の
抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置。 - 【請求項10】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシ
ア25〜35重量%を主材とすると共に、角閃石20〜
30重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5
〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入して製
造された複合セラミックスを多数の小孔を穿設した装入
体内に装入し、且つ該装入体を貯水槽内に収納したこと
を特徴とする複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱
臭、トリハロメタン類除去および脱塩素装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1352398A JP2876315B1 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1352398A JP2876315B1 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2876315B1 true JP2876315B1 (ja) | 1999-03-31 |
JPH11197672A JPH11197672A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11835524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1352398A Expired - Fee Related JP2876315B1 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 複合セラミックスによる水道水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876315B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100835020B1 (ko) | 2007-04-11 | 2008-06-03 | 웅진코웨이주식회사 | 비타민 수용체 |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP1352398A patent/JP2876315B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11197672A (ja) | 1999-07-27 |
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---|---|---|---|
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