JP2876201B2 - 複合セラミックスによるハンドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置 - Google Patents

複合セラミックスによるハンドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置

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JP2876201B2
JP2876201B2 JP34466696A JP34466696A JP2876201B2 JP 2876201 B2 JP2876201 B2 JP 2876201B2 JP 34466696 A JP34466696 A JP 34466696A JP 34466696 A JP34466696 A JP 34466696A JP 2876201 B2 JP2876201 B2 JP 2876201B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合セラミックス
によるハンドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱
臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法とその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハンドシャワーにおけるシャワー
水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素作
用を目的とした複合セラミックスは全く存在せず、実用
に供されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単一成分の
セラミックスを複数種混合して形成された複合セラミッ
クスにより、ハンドシャワーにおけるシャワー水の抗
菌、脱臭、トリハロメタン類除去および脱塩素を図るこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛇紋石20〜
30重量%およびマグネシア15〜25重量%を主材と
すると共に、角閃石20〜30重量%、シリカ15〜2
5重量%およびクリストバル石5〜15重量%を混合材
として前記主材に添加混入して形成された複合セラミッ
クスを、ハンドシャワーの通水路に装入するという方
法、蛇紋石5〜15重量%およびマグネシア20〜30
重量%を主材とすると共に、角閃石5〜15重量%、石
英閃緑石25〜35重量%および花崗斑石20〜30重
量%を混合材として前記主材に添加混入して形成された
複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路に装入す
るという方法、蛇紋石20〜30重量%およびマグネシ
ア20〜30重量%を主材とすると共に、角閃石25〜
35重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5
〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入して形
成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路
に装入するという方法、蛇紋石20〜30重量%および
マグネシア25〜35重量%を主材とすると共に、石英
閃緑石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重量%およ
びクリストバル石5〜15重量%を混合材として前記主
材に添加混入して形成された複合セラミックスを、ハン
ドシャワーにおけるシャワー水中に装入するという方
法、蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア25〜3
5重量%を主材とすると共に、角閃石20〜30重量
%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜15重
量%を混合材として前記主材に添加混入して形成された
複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路に装入す
るという方法、蛇紋石20〜30重量%およびマグネシ
ア15〜25重量%を主材とすると共に、角閃石20〜
30重量%、シリカ15〜25重量%およびクリストバ
ル石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入
して形成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの
通水路に着脱自在に備えられたアタッチメント部材に装
入するという手段、蛇紋石5〜15重量%およびマグネ
シア20〜30重量%を主材とすると共に、角閃石5〜
15重量%、石英閃緑石25〜35重量%および花崗斑
石20〜30重量%を混合材として前記主材に添加混入
して形成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの
通水路に着脱自在に備えられたアタッチメント部材に装
入するという手段、蛇紋石20〜30重量%およびマグ
ネシア20〜30重量%を主材とすると共に、角閃石2
5〜35重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリ
カ5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入し
て形成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通
水路に着脱自在に備えられたアタッチメント部材に装入
するという手段、蛇紋石20〜30重量%およびマグネ
シア25〜35重量%を主材とすると共に、石英閃緑石
5〜15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびクリ
ストバル石5〜15重量%を混合材として前記主材に添
加混入して形成された複合セラミックスを、ハンドシャ
ワーの通水路に着脱自在に備えられたアタッチメント部
材に装入するという手段、蛇紋石20〜30重量%およ
びマグネシア25〜35重量%を主材とすると共に、角
閃石20〜30重量%、石英閃緑石5〜15重量%およ
びシリカ5〜15重量%を混合材として前記主材に添加
混入して形成された複合セラミックスを、ハンドシャワ
ーの通水路に着脱自在に備えられたアタッチメント部材
に装入するという手段、のいずれかを採用することによ
り、上記課題を解決した。
【0005】
【発明の実施の形態】単一成分のセラミックスのうち、
マグネシアは95%の遠赤外線放射率を有すると共に、
大腸菌やブドウ状球菌に対して100%に近い抗菌率を
有するが、アンモニアや硫化水素に対する脱臭率は余り
高くなく、蛇紋石は94%の遠赤外線放射率を有すると
共に、ブドウ状球菌に対して100%に近い抗菌率を有
するが、大腸菌に対しては65%と中程度の抗菌率しか
なく、また硫化水素に対して100%の脱臭率を有する
が、アンモニアに対しては50%と中程度の脱臭率しか
有しておらず、更にシリカは、97%の遠赤外線放射率
を有すると共に、硫化水素に対して100%、アンモニ
アに対して94%の脱臭率を有するが、大腸菌およびブ
ドウ状球菌に対する抗菌率は余りないことが知られてい
る。
【0006】本発明者は前記観点から、単一成分のセラ
ミックスにつき、遠赤外線放射率、抗菌率および脱臭率
につき個々に測定し、前記各測定項目のうちいずれかの
項目において優れたセラミックスと、他のセラミックス
を混合して複合セラミックスとすれば、各セラミックス
の相乗効果により、遠赤外線放射特性、抗菌性および脱
臭性を兼ね備えた複合セラミックスが得られるのではな
いかと考え、鋭意研究の結果本発明に使用する複合セラ
ミックスを得た。
【0007】本発明に使用する複合セラミックスの素材
となる単一成分のセラミックスにつき、遠赤外線放射
率、抗菌率、脱臭率および水素イオン濃度についてそれ
ぞれ測定したところ、表1に示す測定値を得た。
【0008】
【表1】
【0009】表1の測定結果から、各セラミックスとも
遠赤外線放射率が93〜97%の範囲内で極めて高く、
水素イオン濃度も8.1〜9.8でいずれもアルカリ域
に属することが判った。そして、角閃石はブドウ状球菌
に対して82%の抗菌率を有するが、大腸菌に対しては
50%と中程度の抗菌率しかなく、またアンモニアと硫
化水素に対してそれぞれ50%と65%の中程度の脱臭
率しかなく、蛇紋石はブドウ状球菌に対しては98%の
抗菌率を有するが、大腸菌に対しては65%と中程度の
抗菌率しかなく、硫化水素に対しては100%の脱臭率
を有するが、アンモニアに対しては50%の中程度の脱
臭率しかないことが判った。
【0010】また、石英閃緑石は大腸菌およびブドウ状
球菌に対して75%と67%の中程度の抗菌率を有し、
アンモニアと硫化水素に対してそれぞれ65%と67%
の中程度の脱臭率を有し、花崗斑石は大腸菌およびブド
ウ状球菌に対しては65%と70%の中程度の抗菌率を
有し、アンモニアと硫化水素に対して60%と70%の
中程度の脱臭率を有する。更に、シリカは大腸菌に対し
ては15%、ブドウ状球菌に対して35%の抗菌率しか
ないが、硫化水素に対しては100%、アンモニアに対
して94%の高い脱臭率を有し、また更にマグネシアは
大腸菌およびブドウ状球菌に対していずれにも99.9
%と98%で、ほぼ100%に近い抗菌率を有するが、
アンモニアや硫化水素に対する脱臭率は25%と45%
で低く、クリストバル石は大腸菌およびブドウ状球菌に
対する抗菌率は45%と35%で低いが、アンモニアと
硫化水素に対する脱臭率はいずれも95%で高いことが
判った。
【0011】上記の測定結果より、遠赤外線放射率、抗
菌率および脱臭率において優れている蛇紋石およびマグ
ネシアをそれぞれ主材として採用し、これら2つの主材
にそれぞれ他の3種類のセラミックスを混合材として添
加混入することにより、遠赤外線放射特性を有すると共
に、抗菌性および脱臭性を有する外に、鉱物質の水溶液
への溶出性においても優れた複合セラミックスを得た。
【0012】すなわち、主材となる蛇紋石20〜30重
量%、マグネシア15〜25重量%に対して、混合材と
して角閃石20〜30重量%、シリカ15〜25重量%
およびクリストバル石5〜15重量%をそれぞれ添加混
入して得られた複合セラミックス、あるいは主材となる
蛇紋石5〜15重量%、マグネシア20〜30重量%に
対して、混合材として角閃石5〜15重量%、石英閃緑
石25〜35重量%および花崗斑石20〜30重量%を
それぞれ添加混入して得られた複合セラミックス、また
は主材となる蛇紋石20〜30重量%、マグネシア20
〜30重量%に対して、混合材として角閃石25〜35
重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜1
5重量%をそれぞれ添加混入して得られた複合セラミッ
クス、更に主材となる蛇紋石20〜30重量%、マグネ
シア25〜35重量%に対して、混合材として石英閃緑
石5〜15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびク
リストバル石5〜15重量%をそれぞれ添加混入して得
られた複合セラミックス、また更に主材となる蛇紋石2
0〜30重量%、マグネシア25〜35重量%に対し
て、混合材として角閃石20〜30重量%、石英閃緑石
5〜15重量%およびシリカ5〜15重量%をそれぞれ
添加混入して得られた複合セラミックスの遠赤外線放射
率、抗菌率および脱臭率をそれぞれ測定したところ、そ
れぞれよい測定結果が得られた。
【0013】そして、表2に示す最も好ましい各セラミ
ックスの混合比率で混合した複合セラミックスにつき、
前記測定項目の測定をしたところ、表3に示すような測
定値が得られた。また、常温(15℃)常圧の静水に浸
漬した状態での前記各複合セラミックスによる鉱物質の
水溶液への溶出量を測定したところ、表4に示すような
測定値が得られた。表2の最も好ましい各混合比率で得
られた複合セラミックスを、それぞれ複合セラミックス
A〜Eとして、表3および表4にもこれを適用した。
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】前記表3の測定結果から、複合セラミック
スA〜Eのいずれも、遠赤外線放射率は92.5〜9
5.5%と極めて高く、そして抗菌率が96〜98%、
脱臭率も93〜97%と極めて高いことが判った。
【0018】前記表1記載の水素イオン濃度を有する各
セラミックスを複合化した複合セラミックスの水素イオ
ン濃度は、表3に示すようにpH8.3〜8.7で非常
に安定したアルカリ性状を呈し、水素イオン濃度の経時
変化がない。更に、これら複合セラミックスはこれを構
成する単一成分の各セラミックスが保有する遠赤外線放
射によって、前記各セラミックス間の粒間(異なるセラ
ミックスとの間)に電界エネルギー(陽イオン)を発生
する機能を有する複合セラミックスになる。
【0019】更に、前記表3から前記複合セラミックス
は、遠赤外線放射によって電界エネルギー(陽イオン)
を発生する機能を有する複合セラミックスであり、アル
カリ域の水素イオンになり、1年以上という長時間に亘
って経時変化がなく安定しており、その結果前記複合セ
ラミックスは、遠赤外線放射特性を有する外に、抗菌性
および脱臭性を兼ね備えていることが判った。
【0020】また、表4の測定結果から常温常圧で各複
合セラミックスとも10〜20秒という極めて早い経時
で、カリウム、カルシウム、ナトリウムおよびマグネシ
ウム等の鉱物質が水溶液に溶出することが判った。な
お、表4には代表的な鉱物質のみしか例示していない
が、当然ながらその他の鉱物質も溶出する。
【0021】前記複合セラミックスの抗菌メカニズム
は、大腸菌、ブドウ状球菌等の一般生菌の表層(壁)は
陰イオンであって、そのため中性域(pH7.0〜7.
5)でしか生息が不可能であるが、本発明に使用する複
合セラミックスの最大の特性として遠赤外線放射によっ
て陽イオンを発生するので、陰イオンである菌体の表層
(壁)が、前記複合セラミックスの陽イオンによって破
壊されると同時に、菌体蛋白質が変性して、呼吸困難と
なって死滅するのである。
【0022】また、アンモニアおよび硫化水素等に対す
る複合セラミックスの脱臭メカニズムは、物理的吸着ま
たは化学的吸着等の一般的作用ではなく、遠赤外線放射
に基づく分解作用のため飽和状態にならないので、抗菌
力と同様に、脱臭力を半恒久的に有すると共に、毒性を
も有していない。
【0023】次に、本発明に使用する複合セラミックス
を通水路に装入するハンドシャワーは、特に限定する必
要はないが、図1,図2に示すものが推奨される。図1
は粒径3〜5mm程度の複合セラミックス1を装入する
アタッチメント部材2をハンドシャワー3の通水路に着
脱自在に備えた概略正面図であり、シャワー出口4から
噴射される水道水は、図示されていないガス湯沸し器等
で加熱され、温水として送水パイプ5に連結された接続
部6、アタッチメント部材2を通ってハンドシャワー3
に送水される。
【0024】図2はアタッチメント部材2部分の詳細を
示す拡大断面図である。アタッチメント部材2は外側ケ
ーシング7と該外側ケーシング7に被覆された内側ケー
シング8より成り、且つ該内側ケーシング8の天板9と
底板10にはそれぞれ1〜1.5mm程度の径の貫通小
孔11,12が多数穿設されると共に、該内側ケーシン
グ8内に前記複合セラミックス1が8分目程度装入さ
れ、天板9との間に隙間13が形成される。前記隙間1
3を形成することにより、水道水を前記内側ケーシング
8内に通水した場合、複合セラミックス1の多数の粒子
が該内側ケーシング8内において乱舞し、水道水との接
触面積が大となると共に、シャワーとして使用できる噴
射圧を維持することができるのである。
【0025】一方、外側ケーシング7の上・下方部はハ
ンドシャワー3の下端と接続部6とにそれぞれ設けられ
たねじ14,15に螺合固定されていると共に、外側ケ
ーシング7はその上,下端にそれぞれ湯水の通水路1
6,17を有している。更に、前記複合セラミックス1
を装入する内側ケーシング8はプラスチック材またはア
ルミ材から成り、外側ケーシング7に対して装着、取外
し自在となっており、そのため外側ケーシング7は中央
部付近に該外側ケーシング7を2つに分離できるようね
じ部から成る接合部18が形成されている。
【0026】次に、前記表2に示す粒径3〜5mm程度
の複合セラミックスを図1〜図2に示すようなハンドシ
ャワー3に備えられたアタッチメント部材2の内側ケー
シング8に装入し、温水を通水してテストした結果を表
5に示す。表5の測定値は表2に示す前記複合セラミッ
クスA〜Eをそれぞれ個々に装入してテストした平均値
である。そして、比較のため水道水の基準値を表6に示
す。なお、前記テストの条件は、内側ケーシング8の容
積4cm3 、複合セラミックス装入量15g、隙間1
3の高さ1cm、流速1.5m/秒で42℃の温水を通
水した。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】表5の測定結果によれば、前記複合セラミ
ックスをハンドシャワーに用いることにより、水道水中
に僅かではあるが存在していた一般細菌および残留塩素
が0となり、抗菌、脱塩素効果が認められ、且つトリハ
ロメタン類が全く検出されずトリハロメタン類除去効果
が認められると共に、水道水中に混入された塩素の臭い
も消え脱臭効果が認められた。そして、逆に水道水中で
は全く検出されなかったカルシウム、ナトリウム、カリ
ウムおよびマグネシウム等の鉱物質がシャワー水中に溶
出した。この鉱物質は代表的なもののみしか例示してい
ないが、当然ながらその他の鉱物質の溶出も認められ
た。前記表5による鉱物質の溶出量が表4の溶出量に比
して多いが、これはハンドシャワー内には常時42℃の
温水が通水されると共に、複合セラミックスの粒子が乱
舞し温水との接触面積が大きくなるために、常温(15
℃)常圧の静水に浸漬された表4の場合に比して当然、
鉱物質の溶出量は多くなるためである。そして、水素イ
オン濃度の変化はほとんど認められなかった。
【0030】従って、一般細菌に対して抗菌性を有する
と共に、トリハロメタン類が除去され、また特に毛髪に
とって有害な塩素が脱塩され、更に塩素臭が脱臭された
シャワー水となるので、水道水より更に安全に使用する
ことができる。
【0031】また、前記複合セラミックスを使用したハ
ンドシャワーのシャワー水中には、相当量のカルシウ
ム、ナトリウム、カリウムおよびマグネシウム等の鉱物
質の溶出が認められた。而して、人間の身体には生体電
気があり、個々の細胞がそれぞれに帯電していると共
に、前記鉱物質は負に帯電している。前記負に帯電した
鉱物質がシャワー水中に溶出しているため、これが身体
が持っている生体電気に反応し、細胞に電子的振動を与
える。この振動作用により、シャワー水を浴びると皮膚
および体内の細胞の新陳代謝を促し、常に若い細胞が生
まれるという効果を生じる。更に筋肉層、神経系、血流
等においても有効に作用する。
【0032】また、更に、前記複合セラミックスを使用
したハンドシャワーのシャワー水の水素イオン濃度は、
水道水がpH6.8に対してpH6.9でほとんど変化
なく中性域にある。一般にpH値が中性域に近いほど皮
膚にとってよいシャワー水といわれているので、極めて
理想的なシャワー水といえる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、本発明
方法に使用する複合セラミックスの作用により、ハンド
シャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロメ
タン類除去および脱塩素作用を図ることができるので、
極めて安全なシャワー水を提供することができる。更
に、本発明方法に使用する複合セラミックスから水道水
中には存しない鉱物質が溶出するため、シャワー水を浴
びることにより皮膚および体内の細胞の新陳代謝を促
し、常に若い細胞が生まれるという効果を生じると共
に、筋肉層、神経系、血流等においても有効に作用す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ハンドシャワー装置の概略正面図であ
る。
【図2】同アタッチメント部材部分の詳細を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 複合セラミックス、 2 アタッチメント部材、
3 ハンドシャワー、4 シャワー出口、 5 送水パ
イプ、 6 接続部、 7 外側ケーシング、 8 内
側ケーシング、 9 天板、 10 底板、 11,1
2 貫通小孔、 13 隙間、 14,15 ねじ、
16,17 通水路、 18 接合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 560 C02F 1/50 560B 560C 1/28 1/28 E F 1/30 1/30 1/68 510 1/68 510H 520 520K 520N 520S 520V 530 530B 540 540A 540B 540G // B05B 1/18 101 B05B 1/18 101 (56)参考文献 特開 昭61−8195(JP,A) 特開 平2−126817(JP,A) 特開 平5−92191(JP,A) 特開 平7−330422(JP,A) 特開 平7−204664(JP,A) 特開 平7−24444(JP,A) 実開 平4−9697(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/50 C02F 1/28 C02F 1/30 C02F 1/68

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
    15〜25重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
    0重量%、シリカ15〜25重量%およびクリストバル
    石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入し
    て形成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通
    水路に装入することを特徴とする複合セラミックスによ
    るハンドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、ト
    リハロメタン類除去および脱塩素方法。
  2. 【請求項2】蛇紋石5〜15重量%およびマグネシア2
    0〜30重量%を主材とすると共に、角閃石5〜15重
    量%、石英閃緑石25〜35重量%および花崗斑石20
    〜30重量%を混合材として前記主材に添加混入して形
    成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路
    に装入することを特徴とする複合セラミックスによるハ
    ンドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハ
    ロメタン類除去および脱塩素方法。
  3. 【請求項3】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
    20〜30重量%を主材とすると共に、角閃石25〜3
    5重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜
    15重量%を混合材として前記主材に添加混入して形成
    された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路に
    装入することを特徴とする複合セラミックスによるハン
    ドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロ
    メタン類除去および脱塩素方法。
  4. 【請求項4】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
    25〜35重量%を主材とすると共に、石英閃緑石5〜
    15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびクリスト
    バル石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混
    入して形成された複合セラミックスを、ハンドシャワー
    の通水路に装入することを特徴とする複合セラミックス
    によるハンドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱
    臭、トリハロメタン類除去および脱塩素方法。
  5. 【請求項5】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
    25〜35重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
    0重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜
    15重量%を混合材として前記主材に添加混入して形成
    された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路に
    装入することを特徴とする複合セラミックスによるハン
    ドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロ
    メタン類除去および脱塩素方法。
  6. 【請求項6】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
    15〜25重量%を主材とすると共に、角閃石20〜3
    0重量%、シリカ15〜25重量%およびクリストバル
    石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入し
    て形成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通
    水路に着脱自在に備えられたアタッチメント部材に装入
    することを特徴とする複合セラミックスによるハンドシ
    ャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロメタ
    ン類除去および脱塩素装置。
  7. 【請求項7】蛇紋石5〜15重量%およびマグネシア2
    0〜30重量%を主材とすると共に、角閃石5〜15重
    量%、石英閃緑石25〜35重量%および花崗斑石20
    〜30重量%を混合材として前記主材に添加混入して形
    成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路
    に着脱自在に備えられたアタッチメント部材に装入する
    ことを特徴とする複合セラミックスによるハンドシャワ
    ーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類
    除去および脱塩素装置。
  8. 【請求項8】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
    20〜30重量%を主材とすると共に、角閃石25〜3
    5重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5〜
    15重量%を混合材として前記主材に添加混入して形成
    された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路に
    着脱自在に備えられたアタッチメント部材に装入するこ
    とを特徴とする複合セラミックスによるハンドシャワー
    におけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類除
    去および脱塩素装置。
  9. 【請求項9】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシア
    25〜35重量%を主材とすると共に、石英閃緑石5〜
    15重量%、花崗斑石20〜30重量%およびクリスト
    バル石5〜15重量%を混合材として前記主材に添加混
    入して形成された複合セラミックスを、ハンドシャワー
    の通水路に着脱自在に備えられたアタッチメント部材に
    装入することを特徴とする複合セラミックスによるハン
    ドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロ
    メタン類除去および脱塩素装置。
  10. 【請求項10】蛇紋石20〜30重量%およびマグネシ
    ア25〜35重量%を主材とすると共に、角閃石20〜
    30重量%、石英閃緑石5〜15重量%およびシリカ5
    〜15重量%を混合材として前記主材に添加混入して形
    成された複合セラミックスを、ハンドシャワーの通水路
    に着脱自在に備えられたアタッチメント部材に装入した
    ことを特徴とする複合セラミックスによるハンドシャワ
    ーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、トリハロメタン類
    除去および脱塩素装置。
  11. 【請求項11】アタッチメント部材が、外側ケーシング
    と内側ケーシングより成り、且つ該内側ケーシングの天
    板と底板にはそれぞれ貫通小孔が多数穿設されると共
    に、該内側ケーシング内に複合セラミックスが天板との
    間に隙間を有して装入される一方、外側ケーシングの上
    ・下部はハンドシャワーの下端と、送水パイプに連結す
    る接続部とにそれぞれ設けられたねじにより螺合固定さ
    れると共に、外側ケーシングはその上・下端にそれぞれ
    湯水の通水路を有し、更に前記内側ケーシングは外側ケ
    ーシングに対して装着、取外し自在に形成され、且つ前
    記外側ケーシングは接合部により分離可能に設けられた
    請求項6〜10のいずれかに記載の複合セラミックスに
    よるハンドシャワーにおけるシャワー水の抗菌、脱臭、
    トリハロメタン類除去および脱塩素装置。
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