JP2876297B2 - パイプ溶接用固定治具 - Google Patents
パイプ溶接用固定治具Info
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Description
管を溶接する時に使用するパイプ溶接用固定治具に関す
るものである。
合、パイプやエルボを建物形状に合わせて順次接合して
配管していく。この場合、予め一方の接合パイプの端部
をエキスパンド加工して外径を円筒状に拡大させるか、
またはフレアー加工を行なって端部をアール状に拡大さ
せて、ここに他方の接合パイプの端部を突合わせて、酸
素ガスとアセチレンガスを混合して燃焼させる溶接トー
チでロウ材を加熱して、突合わせて部分の全周を溶接し
ている。
た室内側から、屋外に設置した凝縮器に向かって順次パ
イプを接合していく場合、天井や壁に沿って長さを調整
したパイプをエルボを介して順次溶接していく。従来の
方法では、既に固定されたパイプに、新たに取付けるパ
イプやエルボを一人の作業者が手で支えて突合わせた状
態で、もう一人の作業者がトーチとロウ材を持ってパイ
プ突合わせ部分を加熱して溶接している。
要で、しかも2本のパイプを突合わせた状態で手で支え
ているため、芯ずれすることがあり、特に上向き溶接す
る場合は面倒であった。またパイプを水平状態で溶接す
る場合には、突合わせ部分がトーチで加熱されて軟化し
撓んでしまうことがある。
すると、接合部分の溶接が不完全となり、例えば冷媒と
してフロンガスを用いる場合には内圧が18Kg/cm2 程
度になるためガス漏れの原因となる。芯ずれを少なくす
るためには、パイプ端部を円筒状に拡大させて重なり部
分が大きくするエキスパンド加工が有効であるが細物の
場合、この加工を行なうエキスパンダー装置は高価で大
型であり、現場での作業性が悪い問題がある。
ので、溶接時の炎で壁や天井が焼け焦げるのを防止する
ため、防火シートを取付けたり、間隔を保持するための
台座を用いたりしなければならず、特に高さが45センチ
程度しかない狭い天井裏で溶接作業をする場合には、作
業姿勢が悪い上に、注意深く作業しなければならなかっ
た。
去し、芯出しが容易でパイプの撓みを防止して、簡単な
フレアー加工で確実に溶接でき、しかも上向き溶接や天
井裏などでの作業姿勢の悪い場所でも安全に且つ確実に
一人で溶接ができ、作業性を大幅に向上させたパイプ溶
接用固定治具を提供するものである。
パイプ溶接用固定治具は、2本の接合パイプを突合わせ
て夫々締付ける2個の固定部と、この両固定部を弾性的
に連結するU字形連結部材と、このU字形連結部材の開
口部側で前記両固定部を連結してその間隔を調整する間
隔調整部材とからなることを特徴とするものである。
治具を用いて、既に接続されているパイプに、新たなパ
イプを接続していく場合、既に接続されているパイプの
端部側を、一方の固定部に締付けて固定する。この後、
新たに接続するパイプの端部を既に接続されているパイ
プの端部の突合わせた状態で、他方の固定部に締付けて
固定する。次に両固定部を連結している間隔調整部材を
回転させると、U字形連結部材の弾性により、両固定部
の間隔が狭められ、ここに挟持されていた両パイプが強
く突合わせられる。この状態でトーチとロウ材を手に持
って突合わせ部分を加熱しながら全周を溶接するように
なっている。
を、支持枠と、この支持枠に取付けたV形状のパイプ受
け座と、支持枠に可動自在取付けたボルトと、このボル
トの先端に前記パイプ受け座と対向して取付けたパイプ
押えとから構成したことを特徴とするものである。
パイプ受け座とパイプ押えの平面との間で3点支持され
るので、軸方向が一致して芯出しが容易となり、強固に
突合わせることができる。また3点支持されるので外径
の異なるパイプにも適用することができる。
ないし図4を参照して詳細に説明する。図1はパイプ溶
接用固定治具を示すもので、これはステンレスの板材を
湾曲して形成したU字形連結部材1の開口部側の両端
に、ステンレスの板材をコ字形に折曲した支持枠2a、
2bが接合されている。このコ字形の支持枠2a、2b
のU字形連結部材1側の折曲片にはV形状のパイプ受け
座3a、3bが固定されている。また支持枠2a、2b
の他方の折曲片には締付けボルト4a、4bが可動自在
に螺合している。
リップリング5a、5bを介して正方形状のステンレス
板で形成されたパイプ押え6a、6bが、前記V形状の
パイプ受け座3a、3bと対向して上下動自在に取付け
られて固定部7a、7bが構成されている。また両固定
部7a、7bのコ字形の支持枠2a、2bの背面側には
ナット8a、8bが突設され、この両ナット8a、8b
にボルトで形成された間隔調整部材9が螺合し、間隔調
整部材9を回転させて、U字形連結部材1の弾性により
両固定部7a、7bの間隔を調整するようになってい
る。
パイプ10A、10Bを接続する場合について説明する。図
3に示すように壁11に沿って固定されている上部のパイ
プ10Aの下にパイプ10Bを取付ける場合、先ずパイプ10
Bの先端をフレアー加工して端部をアール状に拡大させ
ておく。次に既に固定されているパイプ10Aにパイプ溶
接用固定治具を取付ける。これは先ずパイプ10Aを、固
定部7aのV形状のパイプ受け座3aとパイプ押え6a
との間に挿入し、締付けボルト4aを回転させてパイプ
押え6aを伸出させて、これとパイプ受け座3aとの間
で締付けて固定すると、パイプ10Aとパイプ溶接用固定
治具が連結される。
るようにしておく。次に先端をフレアー加工したパイプ
10Bをパイプ10Aの下端に突合わせて手で支持する。こ
の状態で固定部7bの締付けボルト4bを回転させてパ
イプ押え6bを伸出させ、これとパイプ受け座3bとの
間でパイプ10Bを締付けて固定する。
ルトで形成された間隔調整部材9を回転させると図4に
示すように、固定部7a、7bを連結しているU字形連
結部材1の弾性により、固定部7a、7bの間隔が狭め
られ、ここに挟持されていたパイプ10A、10Bが強く突
合わせられる。この場合、パイプ10A、10Bは図2に示
すように、固定部7a、7bのV形状のパイプ受け座3
a、3bとパイプ押え6a、6bの平面との間で3点支
持されるので、軸方向が一致して芯出しが容易で、強固
に突合わせることができる。
チ12を持ち、他方の手でロウ材14を持って、パイプ10
A、10Bの突合わせ部分を炎13で加熱しながら壁11側か
らロウ付けして全周を溶接する。このように、芯出しし
て強く突合わせた状態で溶接し、溶接後、溶接部が温度
が下がって硬化するまで暫くそのままの状態で保持す
る。また溶接時に、突合わせ部分と壁11の間隔はU字形
連結部材1で保持されているので、壁11を炎13で焦がす
こともない。
イプ10Bを手で支える必要がないので一人の作業者で溶
接が行なえ、ガス漏れを確実に防止することができる。
また水平溶接の場合には、自重によってパイプ10A、10
Bが撓むことがあるので従来は台座を下に挟んで水平を
保持させていたが、本発明のパイプ溶接用固定治具を用
いればパイプ10A、10Bの突合わせ部分の前後が固定部
7a、7bで挟持させて、直線状に保持されているの
で、確実に溶接を行なうことができる。特に天井裏など
の狭い場所での水平溶接作業を行なう場合には、天井裏
に防火用シートを敷いて、この上にU字形連結部材1を
下にして溶接することにより、天井裏との間隔が保持さ
れ焦がすことがない。また本発明では、パイプ10A、10
Bを軸方向に一致させて芯出しし、強固に突合わせるこ
とができるので、パイプ端部の処理も、高価なエキスパ
ンダー装置を用いずに、安価で小型の装置を用いたフレ
アー加工で十分である。
接用固定治具によれば、芯出しが容易で撓みも防止で
き、簡単なフレアー加工でも確実に溶接でき、しかも上
向き溶接や天井裏などでの作業姿勢の悪い場所でも安全
に且つ確実に一人で溶接が行なえ作業性を大幅に向上さ
せることができる。
治具を示す斜視図である。
取付けている状態を示す正面図である。
下部のパイプを突合わせて溶接している状態を示す正面
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 2本の接合パイプを突合わせて夫々締付
ける2個の固定部と、この両固定部を弾性的に連結する
U字形連結部材と、このU字形連結部材の開口部側で前
記両固定部を連結してその間隔を調整する間隔調整部材
とからなることを特徴とするパイプ溶接用固定治具。 - 【請求項2】 固定部を、支持枠と、この支持枠に取付
けたV形状のパイプ受け座と、支持枠に可動自在取付け
た締付けボルトと、この締付けボルトの先端に前記パイ
プ受け座と対向して取付けたパイプ押えとからなること
を特徴とする請求項1記載のパイプ溶接用固定治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23342695A JP2876297B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | パイプ溶接用固定治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23342695A JP2876297B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | パイプ溶接用固定治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957491A JPH0957491A (ja) | 1997-03-04 |
JP2876297B2 true JP2876297B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=16954872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23342695A Expired - Fee Related JP2876297B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | パイプ溶接用固定治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876297B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101109597B1 (ko) * | 2005-10-19 | 2012-01-31 | 삼성전자주식회사 | 디지털 기기용 삼각대 어댑터 및 이를 구비한 삼각대 |
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-
1995
- 1995-08-18 JP JP23342695A patent/JP2876297B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101109597B1 (ko) * | 2005-10-19 | 2012-01-31 | 삼성전자주식회사 | 디지털 기기용 삼각대 어댑터 및 이를 구비한 삼각대 |
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JPH0957491A (ja) | 1997-03-04 |
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