JP2876168B2 - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動装置

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JP2876168B2
JP2876168B2 JP6524098A JP52409894A JP2876168B2 JP 2876168 B2 JP2876168 B2 JP 2876168B2 JP 6524098 A JP6524098 A JP 6524098A JP 52409894 A JP52409894 A JP 52409894A JP 2876168 B2 JP2876168 B2 JP 2876168B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ブラシレスモータの回転子の位置を検出し
て回転駆動させる駆動装置に関する。
背景技術 従来、例えばVTRのドラムモータ(ブラシレスモー
タ)の駆動装置においては、映像ヘッドの切り換えのた
めに、モータ1回転当たり1パルスの回転位置信号を発
生する回転位置検出装置が設けられている。
この回転位置検出装置を備えた駆動装置の一例を示し
たのが図6であり、モータの位置検出は、モータのロー
タ21の外周面上に設けられたPGマグネット21aからの磁
界を、このロータ21の外周面に対向する位置に配置され
たPGセンサ22で検出し、このPGセンサ22からの出力信号
を増帽器23で増幅して、図7(a)に示されるような突
状の異形部を有する波形を得、この信号と閾値VTHとを
電圧比較回緒24において比較して、図7(b)に示され
るようなロータ21の1回転を1周期とするパルス信号を
得ることにより行われている。
しかしながら、上記ブラシレスモータの駆動装置にお
ける回転位置検出装置においては、以下の問題点があ
る. すなわち、上記ブラシレスモータの回転位置検出装置
においては、上述のようにPGマグネット21a、PGセンサ2
2が必要であり、しかもPGセンサ22とPGマグネット21aを
ブラシレスモータの回転位置検出装置用に新たに設けな
ければならないので、部品点数が増え、コストアップに
なるという問題がある。
また、PGセンサ22等の磁気検出器を用いた場合には基
板(プリント基板)上に電気配線が必要であり作業が煩
雑となり、しかも磁気検出器がロータマグネット21の外
周面に対向する位置に配置されていると共に基板上に電
気配線用の広いスペースを必要とするので基板の小型化
が図れないという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、部品点数が減少されコストダウンが
なされると共に、製造コストが低減され、しかも基板の
小型化が図れるブラシレスモータの駆動装置を提供する
ことを目的とする。
発明の開示 上記目的を達成するため第1発明は、正負方向に往復
通電されるm相の駆動コイル(L)と、この駆動コイル
(L)に対向すると共に、駆動用磁極のN極とS極とが
交互に着磁されて回転する駆動マグネット(1)と、前
記駆動用磁極(N,S,…)の少なくとも1つの磁極(N)
に施された同極の位置検出用磁気手段(N+)と、前記
駆動マグネット(1)に対向して配置され、前記駆動用
磁極(N,S,…)及び前記位置検出用磁気手段(N+)の
両方の磁界を検出して回転位置検出用の異形部分を含む
正弦波波形を出力する複数個の磁気検出器(2a,2b,2c)
と、この磁気検出器(2a,2b,2c)からの出力信号(u,v,
w)に従って前記駆動コイル(L)に駆動電流を通電す
るブラシレスモータ駆動回路(3)と、前記駆動コイル
(L)の任意の1相の逆起電圧波形(U,V,W,U′,V′,
W′)が基準電圧(COM)とクロスする点でハイとローと
が切り替わるサンプルホールド信号(B,P)、若しくは
すべての逆起電圧波形(U,V,W,U′,V′,′W)におけ
る基準電圧(COM)とのクロス点でハイとローとが切り
替わる逆起合成信号(S)及び前記磁気検出器(2a,2b,
2c)の出力信号(u,v,w)のすべてのゼロクロス点でハ
イとローとが切り替わる信号(T2)との論理積によって
得られるサンプルホールド信号(B′)のいずれかを用
いて、前記磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信号(u,v,
w)をサンプルホールドして得た第1の比較信号(k,x,
n)と、前記磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信号(u、
v,w)における各最大振幅部のうち少なくとも異形部分
を有する最大振幅部で上記第1の比較信号(k,x,n)と
クロスし、かつ異形部分を有しない最大振幅部では上記
第1の比較信号(k,x,n)とクロスしない相対的振幅関
係を得るように前記出力信号(u,v,w)を分圧して得た
第2の比較信号(m)と、を電圧比較することによって
前記磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信号(u,v,w)にお
ける異形部分に対応したパルスを含むパルス信号(E,
Y)を得、該パルス信号(E,Y)から異形成分以外のパル
スを取り除いて異形部分に対応したパルスのみを抽出し
た回転位置信号(H)を合成する合成手段(20)と、を
具備することによってインデックス検出出力を有する。
第2発明は、第1発明において、磁気検出器(2a,2b,
2c)の位置検出用磁気手段(N+)に対応した異形部分
の出力が1回転に1回凸状に変化してなる。
第3発明は、第1発明において、合成手段(20)は、
複数の磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信号(u,v,w)の
うち任意の1相分の出力信号(u)を増幅する増幅器
(6)と、駆動用コイル(L)の逆起電圧波形(U,V,
W)のいずれかと基準電圧(COM)とのクラス点でハイ又
はローに切り替わるサンプルホールド信号(B)と、こ
のサンプルホールド信号(B)を形成する逆起電圧波形
以外の逆起電圧波形(U,V,W)のうちの少なくとも1つ
と基準電圧(COM)とのクロス点でハイ又はローに切り
替わる矩形信号(G,J)と、を送出する逆起合成回路
(4)と、前記サンプルホールド信号(B)に従って前
記増幅器(6)の出力信号(u)をサンプリング/ホー
ルドして第1の比較信号(k)を出力するサンプルホー
ルド回路(5)と、前記増幅器(6)の出力信号(u)
を1/nに分圧して第2の比較信号(m)を出力する分圧
回路(7)と、前記第1の比較信号(k)と第2の比較
信号(m)とを電圧比較する比較器(8)と、この比較
器(8)の出力信号(E)及び前記逆起合成回路(4)
からの矩形信号(G,J)の論理積をとることにより前記
比較器(8)の出力信号(E)における異形部分対応パ
ルスのみを抽出して回転位置検出信号(H)として出力
するAND回路(9)と、からなる。
第4発明は、第1発明において、合成手段(20)は、
複数の磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信号(u,v,w)の
うち任意の1相分の出力信号(u)を増幅する増幅器
(6)と、駆動用コイル(L)の逆起電圧波形(U,V,
W)のいずれかと基準電圧(COM)とのクロス点でハイ又
はローに切り替わるように逆起合成信号(S)を送出す
る逆起合成回路(4)と、前記任意の1相以外の相の磁
気検出信号(v,w)のゼロクロス点で立上がり立ち下が
るように形成された第1のパルス信号(T1)、及び前記
逆起合成信号(S)に対して位相がずれるようにm相の
磁気検出信号(u,v,w)におけるそれぞれのゼロクロス
点でハイ又はローが切り替わる第2のパルス信号(T2)
を送出するホール出力合成回路(11)と、前記逆起合成
信号(S)と第2のパルス信号(T2)との論理和をとっ
てサンプルホールド信号(B′)を出力するOR回路(1
2)と、上記サンプルホールド信号(B′)に従って、
前記増幅器(6)の出力信号(u)をサンプリング/ホ
ールドして第1の比較信号(x)を出力するサンプルホ
ールド回路(5)と、前記増幅器(6)の出力信号
(u)を1/nに分圧して第2の比較信号(m)を出力す
る分圧回路(7)と、前記第1の比較信号(x)と第2
の比較信号(m)とを電圧比較する比較器(8)と、こ
の比較器(8)の出力信号(Y)及び前記ホール出力合
成回路(11)から出力される第1のパルス信号(T1)と
の論理積をとり回転位置検出信号(H)として出力する
AND回路(9)と、からなる。
そして、上記第1、第3、第4発明では、駆動用の磁
気検出器は位置検出用の磁気検出器としても流用され、
合成手段において、該磁気検出器からの出力信号と駆動
用コイルの逆起電圧波形と基準電圧とに基づいて、画転
位置信号としてのモータ1回転当たりのパルス信号が得
られる。
また、第2発明のように、磁気検出器の出力は1回転
に1回凸状に変化し、この凸状異形部分が合成手段によ
って回転位置信号のパルスとして得られる。
このように本発明によれば、従来用いられていたPGセ
ンサ及びPGマグネット等の部品点数が減少されコストダ
ウンがなされると共に、PGマグネットの取り付け並びに
PGセンサの基板実装が無くなって製造コストが低減さ
れ、しかもPGセンサ用のスペースとその配線スペースが
無くなって、基板の小型化が図られる。
図面の簡単な鋭明 図1は、本発明の一実施例を示すブラシレスモータの
駆動装置の模式図であり、 図2は、図1の回転動作を説明するためのタイミング
チャートであり、 図3は、本発明の他の実施例を示すブラシレスモータ
の駆動装置の回路動作を説明するためのタイミングチャ
ートであり、 図4は、本発明のさらに他の実施例を示すブラシレス
モータの駆動装置の模式図であり、 図5は、図4の回路動作を説明するためのタイミング
チャートであり、 図6は、従来技術を示すブラシレスモータの駆動装置
の機略構成図であり、 図7は、図6の回路動作を説明するためのタイミング
チャートである。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例を示すブラシレスモータの駆
動装置の模式図であり、本実施例に用いられるモータは
3相のブラシレスモータである。
同図において、符号1は駆動マグネットを示してお
り、この騒動マグネット1は図示されない回路基板に対
して回転可能に支承される図示されない回転軸と一体に
回転するようになっている。駆動マグネット1には騒動
用磁極のN極とS極とが交互に着磁されており、駆動用
磁極Nの内の一つには位置検出用磁気手段としての位置
検出用磁極N+の着磁が施されている。この位置検出用
磁極N+の着磁は、周囲の駆動用磁極Nよりも高い磁束
密度で着磁がなされている。
回路基板上における駆軌マグネット1に対向する位置
には、駆動用磁極N,S及び位置検出用磁極N+の両方の
磁界を検出する磁気検出器としてのホール素子2a,2b,2c
がそれぞれ設けられている。このホール素子2a,2b,2cの
それぞれの出力端には回路基板上に設けられる駆動ICが
接続されている。
この駆動ICは、ホール素子2a,2b,2cからの出力信号に
従って駆動用コイルLに駆動電流を送出するブラシレス
モータ駆動回路3と、ホール素子2a,2b,2cの出力端の内
の一つ(本実施例においてはU相)に接続されてその出
力信号を増幅する増幅器6と、駆動用コイルLに通電し
た際に誘起される逆起波形及びコイルLの中点電圧を取
り出して所定のパルス信号を送出する逆起合成回路4
と、この逆起合成回路4及び上記増幅器6の出力端に接
続されるサンプルホールド回路5と、増幅器6の出力端
に接続され振幅を1/nに分圧する分圧回路7と、一端が
分圧回路7の出力端に他端がサンプルホールド回路5の
出力端にそれぞれ接続されてこれら出力信号の電圧比較
を行う比較器8と、一端が比較器8の出力端に他端が逆
起合成回緒5の出力端にそれぞれ接続されてこれら出力
信号の論理積をとるANDゲート9とから構成されてお
り、増幅器8と、逆起合成回路4と、サンプルホールド
回回路と、分圧回路7と、比較器8及びANDゲート9に
より回転位置信号を合成する合成手段20が横成されてい
る。
なお、符号10はコンデンサを示している。
また、図1においては図が煩雑になるのを避けるため
に、ホール素子2a,2b,2cが駆動マグネット1の外周面に
対向する位置に、コイルLが駆動マグネット1外の位置
にそれぞれ描かれているが、実際はホール素子2a,2b,2c
は回路基板上における駆動マグネット1の駆動用磁極N,
Sに対向する位置に、コイルLは駆動マグネット1の内
周面に対向する位置にそれぞれ配置されている。
次に、このように構成されるブラシレスモータの回転
位置検出装置を備えた駆動装置の動作について説明す
る。
駆動コイルLに所定の電圧を印加すると駆動マグネッ
ト1が回転し、ホール素子2a,2b,2cに対して駆動マグネ
ット1のN極とS極とが交互に対向し、その磁界の方向
に応じてホール素子2a,2b,2cからは正弦波波形が出力さ
れるが、駆動マグネット1には上述の如く位置検出用着
磁N+が施されているので、U,V,W相のホール出力は図
2(C)に示される1回転に1回の凸状異形部分を構成
するピークを持つ正弦波様の波形となる。これら出力の
内U相の出力信号は増幅器6により増幅されてサンプル
ホールド回路5及び分圧回路7にそれぞれ入力される。
一方、上記ホール素子2a,2b,2cからの正弦波様の出力
はブラシレスモータ駆動回路3に入力され、これらの信
号に従って駆動用コイルLに駆動電流がそれぞれ送出さ
れて駆動マグネット1が回転する。
この際に誘起される逆起波形及びコイルLの中点電圧
は逆起合成回路4に入力され、該逆起合成回路4におい
て、ホール出力uに対して位相が電気角で約+30゜ずれ
た図2(A)に示される逆起波形Uと基準電圧としての
コイル中点電圧COMとの比較合成がなされて、図2
(B)に示されるパルス状のサンプルホールド信号が出
力される。すなわち、このサンプルホールド信号Bは、
前記駆動コイルLの逆起電圧波形Uと、基準電圧である
コイル中点電圧COMとのクロス点でハイとローとが切り
替わるように生成される。
また、逆起合成回路4においては、ホール出力uに対
して位相が電気角で約+90゜ずれた逆起波形、すなわち
図2(F)に示される−Vとコイル中点電圧COMとの比
較合成もなされており、図2(G)に示されるパルス信
号も出力される。
上記増幅器6で増幅されたU相のホール出力uはサン
プルホールド回路5に入力され、該サンプルホールド回
路5において、上記サンプルホールド信号によりタイミ
ングが取られて図2(C)に示される+側の波形に対し
てサンプリング及びホールドがなされ、図2(D)中の
符号kの波形として出力される。
一方、上記増幅器6で増幅されたU相のホール出力u
は分圧回路7に入力され、分圧回路7において、図2
(C)に示される−側の波形に対してその振幅が1/nに
分圧されて、図2(D)中の符号mの波形として出力さ
れる。すなわち、この信号mは、前記ホール出力uにお
ける各最大振幅部のうちの前記ピーク異形部分を有する
最大振幅部において上記信号kとクロスし、かつピーク
異形部分を有しない他の最大振幅部では上記信号kとク
ロスしないような相対的振幅関係に設定されている。
上記波形信号k及びmは比較器8に入力され、比較器
8において、図2(D)に示される電圧比較がなされ
て、波形信号kが波形mより大きい場合にオンに、波形
信号mが波形kより大きい場合にオフにそれぞれされ、
この比較器8からは図2(E)に示されるパルス信号が
出力される。
このパルス信号と上記逆起合成回路4からの図2
(G)に示されるパルス信号はANDゲート9に入力さ
れ、ANDゲート9において、論理積がとられ、ANDゲート
9からは図2(H)に示されるパルス信号が出力される
ことになる。
このパルス信号は、図2(C)及び(H)とを対照す
れば明らかなように、U相のホール出力uの凸状異形
部、すなわち位置検出用着磁N+がホール素子2aを横切
った際に生じる凸部に一致しており、従ってモータ1回
転当たりに1パルスの位置信号が得られることになる。
なお、図2中の各波形を示すアルファベットと図1中
に示されるアルファベットとはそれぞれ対応している。
このように本実施例においては、駆動用の磁気検出器
としてのホール素子2a,2b,2cを位置検出用の磁気検出と
しても流用し、合成手段20においてホール素子2a,2b,2c
からの出力信号とコイルの逆起電圧波形と基準電圧とし
てのコイルの中点電圧とにより回転位置信号を合成し
て、モータ1回転当たり1パルスの信号を得るようにし
ているので、従来用いられていたPGセンサ及びPGマグネ
ット等が不要となり、コストダウンが可能となると共
に、PGマグネットの取り付け並びにPGセンサの基板実装
が無くなって、製造コストの低減が可能となり、しかも
PGセンサ用のスペースとその配線スペースが不要となっ
て、基板の小型化を図ることが可能となっている。
ここで、逆起合成回路4において、ホール出力uに対
して位相が電気角で約+90゜ずれた逆起波形、すなわち
図2(I)に示される−Vと、ホール出力uに対して位
相が電気角で約−30゜ずれた逆起波形、すなわち図2
(I)に示される−Wと、コイル中点電圧COMとを比較
合成して、図2(J)に示されるパルス信号を得、この
信号を図2(G)に示されるパルス信号に代えて使用し
ても、上記と同様に図2(H)に示されるパルス位置信
号が得られることになる。
図3は本発明の他の実施例を示すブラシレスモータの
駆動装置の回路動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
この実施例においては、逆起合成回路4において、ホ
ール出力uに対して位相が電気角で約−30゜ずれた図3
(A)に示される逆起波形U′と基準電圧としてのコイ
ル中点電圧COMとの比較合成がなされて、図3(B)に
示されるパルス状のサンプルホールド信号がサンプルホ
ールド回路5に出力され、サンプルホールド回路5にお
けるサンプルホールドのタイミングが先の実施例と変え
られて、図3(C)に示される+側の波形に対してサン
プリング及びホールドがなされて、図3(D)中の符号
kの波形が得られ、一方増幅器6で増幅されたU相のホ
ール出力uは、分圧回路7において、図3(C)に示さ
れる+側の波形に対してその振幅が1/nに分圧されて、
図3(D)中の符号mの波形として出力され、比較器8
において、図3(D)に示される電圧比較がなされて、
波形信号mが波形kより大きい場合にオンに、波形信号
kが波形mより大きい場合にオフにそれぞれされて、図
3(E)に示されるパルス信号が出力され、ANDゲート
9において、このパルス信号と逆起合成回路4から出力
される先の実施例で説明した信号Jとの論理積がとら
れ、ANDゲート9からは図3(H)に示されるパルス信
号、すなわち先の実施例で説明した図2(H)に示され
るパルス信号と同様な位置信号が得られるようになって
いる。
従って、先の実施例と同様な効果が得ることができる
というのはいうまでもない。
ここで、逆起合成回路4からのサンプルホールド信号
を、図3(P)に示されるような、逆起波形U′とコイ
ル中点電圧COMとのクロスポイントでサンプルホールド
を行うパルス信号とし、このサンプルホールド信号によ
りU相のホール出力波形uをサンプルホールドして、図
3(Q)中の符号nの波形を得、比較器8において、こ
の波形nと上記波形mとの電圧比較を行って、波形信号
mが波形nより大きい場合にオンに、波形信号nが波形
mより大きい場合にオフにそれぞれして、図3(R)に
示されるパルス信号を出力するようにし、このパルス信
号Rを回転位置信号とすることも可能である。
図4は本発明のさらに他の実施例を示すブラシレスモ
ータの駆動装置の模式図である。
この実施例のブラシレスモータの駆動装置にあって
は、合成手段20は、ホール素子2a,2b,2cの出力端の内の
一つ(本実施例においてはU相)に接続されその出力信
号を増幅する増幅器6と、駆動用コイルLに通電した際
に誘起される逆起波形及びコイルLの中点電圧を取り出
して所定のパルス信号を送出する逆起合成回路4と、ホ
ール素子2a,2b,2cからの出力信号を比較合成して所定の
パルス信号を送出するホール出力合成回路1と、このホ
ール出力合成回路11及び逆起合成回路4の出力信号の論
理和をとるOR回路12と、このOR回路12からのパルス信号
に従って増幅器6の出力信号をサンプリング/ホールド
するサンルホールド回路5と、増幅器8の出力信号の振
幅を1/nに分圧する分圧回路7と、サンプルホールド回
路5及び分圧回路7の出力信号を電圧比較する比較器8
と、この比較器8及びホール出力合成回路11の出力信号
の論理積をとり回転位置検出信号として出力するAND回
路9と、から構成されている。他の構成に関しては、図
1に示した装置と全く同様であるので、ここでの説明は
省略する。
次に、このように構成されたブラシレスモータの駆動
装置の動作について説明する。
この実施例にあっても、図1で説明したのと同様に、
U,V,W相のホール出力は、図5(C)に示される1回転
に1回ピークを持つ正弦波様の波形となる。これら出力
の内U相の出力信号は増幅器6により増幅されたサンプ
ルホールド回路5及び分圧回路7にそれぞれ入力され
る。
一方、図5(C)に示される上記ホール素子2a,2b,2c
からの正弦波様の出力はブラシレスモータ駆動回路3に
入力され、これらの信号に従って駆動用コイルLに駆動
電流がそれぞれ送出されて駆動アグネット1が回転す
る。
この際に誘起される逆起波形及びコイルLの中点電圧
は逆起合成回路4に入力され、該逆起合成回路4におい
て、ホール出力u,v,wに対して位相が電気角で約+30゜
づつずれた図5(A)に示される逆起波形U,V,Wと基準
電圧としてのコイル中点電圧COMとの比較合成がなされ
て、図5(S)に示されるパルス状の信号が出力され
る。
また、図5(C)に示される上記ホール素子2a,2b,2c
からの正弦波様の出力はホール出力合成回路11にも入力
され、該ホール出力合成回路11において、ホール出力u,
v,wの比較合成がなされて図5(T2)に示されるパルス
信号が出力される。また、ホール出力v,wの比較合成も
なされて図5(T1)に示されるパルス信号も出力され
る。
この図5(T2)に示されるパルス信号と上記逆起合成
回路4からの図5(S)に示されるパルス信号はORゲー
ト12に入力され、ORゲート12において、論理和がとら
れ、ORゲート12からは図5(B′)に示されるパルス状
のサンプルホールド信号が出力される。すなわち、この
サンプルホールド信号B′は、前記逆起電圧波形U,V,W
と、基準電圧であるコイル中点電圧COMとのクロス点、
並びに前記ホール素子2a,2b,2cの出力信号u,v,wのゼロ
クロス点の両クロス点をトリガにしてハイとローとが切
り替わるように生成される。
上記増幅器6で増幅されたU相のホール出力uはサン
プルホールド回路5に入力され、該サンプホールド回路
5において、図5(B′)に示される上記サンプルホー
ルド信号によりタイミングが取られて図5(C1)に示さ
れる−側の波形に対してサンプリング及びホールドがな
され、図5(D′)中の符号xの波形として出力され
る。
一方、上記増幅器6で増幅されたU相のホール出力u
は分圧回路7に入力され、分圧回路7において、図5
(C1)に示される−側の波形に対してその振幅が1/nに
分圧されて、図5(D′)中の符号mの波形として出力
される。
上記波形信号x及びmは比較器8に入力され、比較器
8において、図5(D′)に示される電圧比較がなされ
て、波形信号xが波形mより大きい場合にオンに、波形
信号mが波形xより大きい場合にオフにそれぞれされ、
この比較器8からは図5(Y)に示されるパルス信号が
出力される。
このパルス信号と上記ホール出力合成回路11からの図
5(T1)に示されるパルス信号はANDゲート9に入力さ
れ、該ANDゲート9において、論理積がとられ、ANDゲー
ト9からは図5(H)に示されるパルス信号が出力され
ることになる。
このパルス信号は、図5(C1)及び(H)とを対照す
れば明らかなように、U相のホール出力uの凸部、すな
わち位置検出用着磁N+がホール素子2aを横切った際に
生じる凸部に一致しており、従ってモータ1回転当たり
に1パルスの位置信号が得られることになる。
このように、本実施例においても、先の実施例と同様
な効果を得ることができるというのはいうまでもない。
なお、上記各実施例においては、基準電圧としてコイ
ルの中点電圧を用いているが、これに限定されるもので
はなく、例えばコイル端子に抵抗をスター結線し、この
中点の電圧を用いることも可能である。
また、上記各実施例においては、位置検出用磁気手段
として駆動用磁極Nの内の一つにN+の着磁を施してい
るが、このN+の着磁に代えて位置検出用の突起を形成
し、この突起によりエアギャップを変化させて、図2
(C)、図3(C)、図5(C1)に示されるような凸状
異形部を得るようにしても良い。
また、上記各実施例においては、位置検出用磁気手段
をN極に設けているが、S極でも勿論良く、また2個所
以上あっても構わない。
また、上記各実施例においては、ホール素子2a,2b,2c
の出力の内の一つとしつU相出力を利用するようにして
いるが、U相出力に限定されるものではなく、V相出
力、W相出力を用いても良い。
産業上の利用可能性 以上本発明者によってなされた発明を各実施例に基づ
き具体的に説明したが、本発明は上記各実施例に限定さ
れることなく、その要旨を逸脱しない範朗で種々変形可
能であって、例えばホール素子以外の駆動用磁気検出器
を用いるブラシレスモータの駆動装置に対しても適用可
能であり、また平面対向型のブラシレスモータ等にも適
用可能であるというのはいうまでもない。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正負方向に往復通電されるm相の駆動コイ
    ル(L)と、 この駆動コイル(L)に対向すると共に、駆動用磁極の
    N極とS極とが交互に着磁されて回転する駆動マグネッ
    ト(1)と、 前記駆動用磁極(N,S,…)の少なくとも1つの磁極
    (N)に施された同極の位置検出用磁気手段(N+)
    と、 前記駆動マグネット(1)に対向して配置され、前記駆
    動用磁極(N,S,…)及び前記位置検出用磁気手段(N
    +)の両方の磁界を検出して回転位置検出用の異形部分
    を含む正弦波波形を出力する複数個の磁気検出器(2a,2
    b,2c)と、 この磁気検出器(2a,2b,2c)からの出力信号(u,v,w)
    に従って前記駆動コイル(L)に駆動電流を通電するブ
    ラシレスモータ駆動回路(3)と、 前記駆動コイル(L)の任意の1相の逆起電圧波形(U,
    V,W,U′,V′,W′)が基準電圧(COM)とクロスする点で
    ハイとローが切り替わるサンプルホールド信号(B,
    P)、若しくはすべての逆起電圧波形(U,V,W,U′,V′,
    W′)における基準電圧(COM)とのクロス点でハイとロ
    ーとが切り替わる逆起合成信号(S)及び前記磁気検出
    器(2a,2b,2c)の出力信号(u,v,w)のすべてのゼロク
    ロス点でハイとローとが切り替わる信号(T2)との論理
    積によって得られるサンプルホールド信号(B′)のい
    ずれかを用いて、前記磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信
    号(u,v,w)をサンプルホールドして得た第1の比較信
    号(k,x,n)と、前記磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信
    号(u,v,w)における各最大振幅部のうち少なくとも異
    形部分を有する最大振幅部で上記第1の比較信号(k,x,
    n)とクロスし、かつ異形部分を有しない最大振幅部で
    は上記第1の比較信号(k,x,n)とクロスしない相対的
    振幅関係を得るように前記出力信号(u,v,w)を分圧し
    て得た第2の比較信号(m)と、を電圧比較することに
    よって前記磁気検出器(2a,2b,2c)の出力信号(u,v,
    w)における異形部分に対応したパルスを含むパルス信
    号(E,Y)を得、該パルス信号(E,Y)から異形成分以外
    のパルスを取り除いて異形部分に対応したパルスのみを
    抽出した回転位置信号(H)を合成する合成手段(20)
    と、 を具備したインデックス検出出力を有するブラシレスモ
    ータの駆動装置。
  2. 【請求項2】磁気検出器(2a,2b,2c)の位置検出用磁気
    手段(N+)に対応した異形部分の出力が1回転に1回
    凸状に変化してなる請求項1記載のブラシレスモータの
    駆動装置。
  3. 【請求項3】合成手段(20)は、複数の磁気検出器(2
    a,2b,2c)の出力信号(u,v,w)のうち任意の1相分の出
    力信号(u)を増幅する増幅器(6)と、 駆動用コイル(L)の逆起電圧波形(U,V,W)のいずれ
    かと基準電圧(COM)とのクロス点でハイ又はローに切
    り替わるサンプルホールド信号(B)と、このサンプル
    ホールド信号(B)を形成する逆起電圧波形以外の逆起
    電圧波形(U,V,W)のうちの少なくとも1つと基準電圧
    (COM)とのクロス点でハイ又はローに切り替わる矩形
    信号(G,J)と、を送出する逆起合成回路(4)と、 前記サンプルホールド信号(B)に従って前記増幅器
    (6)の出力信号(u)をサンプリング/ホールドして
    第1の比較信号(k)を出力するサンプルホールド回路
    (5)と、 前記増幅器(6)の出力信号(u)を1/nに分圧して第
    2の比較信号(m)を出力する分圧回路(7)と、 前記第1の比較信号(k)と第2の比較信号(m)とを
    電圧比較する比較器(8)と、 この比較器(8)の出力信号(E)及び前記逆起合成回
    路(4)からの矩形信号(G,J)の論理積をとることに
    より前記比較器(8)の出力信号(E)における異形部
    分対応パルスのみを抽出して回転位置検出信号(H)と
    して出力するAND回路(9)と、 からなる請求項1記載のブラシレスモータの駆動装置。
  4. 【請求項4】合成手段(20)は、複数の磁気検出器(2
    a,2b,2c)の出力信号(u,v,w)のうち任意の1相分の出
    力信号(u)を増幅する増幅器(6)と、 駆動用コイル(L)の逆起電圧波形(U,V,W)のいずれ
    かと基準電圧(COM)とのクロス点でハイ又はローに切
    り替わるように逆起合成信号(S)を送出する逆起合成
    回路(4)と、 前記任意の1相以外の相の磁気検出信号(v,w)のゼロ
    クロス点で立上がり立ち下がるように形成された第1の
    パルス信号(T1)、及び前記逆起合成信号(S)に対し
    て位相がずれるようにm相の磁気検出信号(u,v,w)に
    おけるそれぞれのゼロクロス点でハイ又はローが切り替
    わる第2のパルス信号(T2)を送出するホール出力合成
    回路(11)と、 前記逆起合成信号(S)と第2のパルス信号(T2)との
    論理和をとってサンプルホールド信号(B′)を出力す
    るOR回路(12)と、 上記サンプルホールド信号(B′)に従って、前記増幅
    器(6)の出力信号(u)をサンプリング/ホールドし
    て第1の比較信号(x)を出力するサンプルホールド回
    路(5)と、 前記増幅器(6)の出力信号(u)を1/nに分圧して第
    2の比較信号(m)を出力する分圧回路(7)と、 前記第1の比較信号(x)と第2の比較信号(m)とを
    電圧比較する比較器(8)と、 この比較器(8)の出力信号(Y)及び前記ホール出力
    合成回路(11)から出力される第1のパルス信号(T1)
    との論理積をとり回転位置検出信号(H)として出力す
    るAND回路(9)と、 からなる請求項1記載のブラシレスモータの駆動装置。
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