JP2875690B2 - ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法 - Google Patents
ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法Info
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- JP2875690B2 JP2875690B2 JP26667092A JP26667092A JP2875690B2 JP 2875690 B2 JP2875690 B2 JP 2875690B2 JP 26667092 A JP26667092 A JP 26667092A JP 26667092 A JP26667092 A JP 26667092A JP 2875690 B2 JP2875690 B2 JP 2875690B2
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- cable connection
- stress cone
- container
- rubber stress
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーブル接続部用ゴ
ムストレスコーン成形体の保管方法関する。
ムストレスコーン成形体の保管方法関する。
【０００２】
【従来の技術】ケーブル接続部用のゴムストレスコーン
成形体に用いられるゴムは、エチレンプロピレンゴム，
シリコーンゴム等であり、このようなゴムには１気圧条
件下において、ゴムの体積当り約１〜１０％（体積比）
の空気が溶解している。さらに、湿潤雰囲気中にこの成
形品を放置しておくと吸水する。吸気したり、吸水した
り、あるいは外傷を受けたりしないように従来はポリエ
チレン等の袋に成形体を入れ、さらに紙箱で包装して保
管するのが一般的であった。
成形体に用いられるゴムは、エチレンプロピレンゴム，
シリコーンゴム等であり、このようなゴムには１気圧条
件下において、ゴムの体積当り約１〜１０％（体積比）
の空気が溶解している。さらに、湿潤雰囲気中にこの成
形品を放置しておくと吸水する。吸気したり、吸水した
り、あるいは外傷を受けたりしないように従来はポリエ
チレン等の袋に成形体を入れ、さらに紙箱で包装して保
管するのが一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の保管方法では、
異物や水分等が混入し易く、外傷を受けるおそれもあ
り、さらには通常の大気中に置かれて保管されるため
に、既に成形体の体積当り１〜１０％の空気が溶解して
いる状態にあり、これを減らすことはできなかった。異
物や水分が付着していたり、空気の隙間が多量に存在す
る成形体を用いてケーブルを接続すると電気的信頼性が
低下する。
異物や水分等が混入し易く、外傷を受けるおそれもあ
り、さらには通常の大気中に置かれて保管されるため
に、既に成形体の体積当り１〜１０％の空気が溶解して
いる状態にあり、これを減らすことはできなかった。異
物や水分が付着していたり、空気の隙間が多量に存在す
る成形体を用いてケーブルを接続すると電気的信頼性が
低下する。
【０００４】そこで、この発明は、異物や水分の混入を
完全に防止し、空気の溶解量を減少させることのできる
ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法
を提供することを目的とする。
完全に防止し、空気の溶解量を減少させることのできる
ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、組立て前のケーブル接続部用ゴムスト
レスコーン成形体を真空引き可能な容器内に収容する工
程と、容器内を２０cmＨｇ以下の圧力に保つ工程とから
成るものである。
め、この発明は、組立て前のケーブル接続部用ゴムスト
レスコーン成形体を真空引き可能な容器内に収容する工
程と、容器内を２０cmＨｇ以下の圧力に保つ工程とから
成るものである。
【０００６】
【作用】減圧下の容器内に収容される成形体には異物や
水分の混入が生ぜず、２０cmＨｇ以下の圧力下において
空気の溶解量も減少する。このように保管された成形体
を組立てると、電気的信頼性の高い接続部を形成するこ
とができる。
水分の混入が生ぜず、２０cmＨｇ以下の圧力下において
空気の溶解量も減少する。このように保管された成形体
を組立てると、電気的信頼性の高い接続部を形成するこ
とができる。
【０００７】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【０００８】図１に示す例は、組立て前のケーブル接続
部用ゴムストレスコーン成形体１を真空引き可能な容器
２内に収容し、容器２内を２０cmＨｇ以下、好ましくは
１０cmＨｇ以下の圧力に保つことにより、成形体１を保
管した状態を示している。容器２内に収められる成形体
１は、ばね３により成形体１を容器２の底に押付けてお
く。この状態で容器２内を減圧する。成形体１の組立て
時にケーブルの絶縁体に接する面及びエポキシユニット
に接する面には予めシリコーンオイル等を塗布して容器
２内に保管する。
部用ゴムストレスコーン成形体１を真空引き可能な容器
２内に収容し、容器２内を２０cmＨｇ以下、好ましくは
１０cmＨｇ以下の圧力に保つことにより、成形体１を保
管した状態を示している。容器２内に収められる成形体
１は、ばね３により成形体１を容器２の底に押付けてお
く。この状態で容器２内を減圧する。成形体１の組立て
時にケーブルの絶縁体に接する面及びエポキシユニット
に接する面には予めシリコーンオイル等を塗布して容器
２内に保管する。
【０００９】具体的には、成形体１を製造後、容器２内
に成形体１を入れ、１０cmＨｇ以下で１０分間以上の減
圧脱気処理を行うことにより、成形体１を形成するゴム
中の溶解空気を減じておくことができる。このような状
態は施工現場において組立てるまで保持し、施工時に減
圧容器２を開け、成形体１をケーブルに挿入するなどし
て、ジョイントを組立てる。成形体１とケーブルの絶縁
体とが接する面及び成形体１とエポキシユニットとが接
する面に空気の隙間が生じても、ゴムに空気が溶解し易
いため、空気の隙間は組立て後１時間〜１日程度で消滅
した。
に成形体１を入れ、１０cmＨｇ以下で１０分間以上の減
圧脱気処理を行うことにより、成形体１を形成するゴム
中の溶解空気を減じておくことができる。このような状
態は施工現場において組立てるまで保持し、施工時に減
圧容器２を開け、成形体１をケーブルに挿入するなどし
て、ジョイントを組立てる。成形体１とケーブルの絶縁
体とが接する面及び成形体１とエポキシユニットとが接
する面に空気の隙間が生じても、ゴムに空気が溶解し易
いため、空気の隙間は組立て後１時間〜１日程度で消滅
した。
【００１０】図２は、成形体１を成形するゴム１０を厚
さ４０mm、長さ１００mm、幅１００mmのブロックとし、
このゴム１０の両面にガラス１１を載せ、容器２内にば
ね３で押付けた状態で収容した。この実験において、上
のガラス１１とゴム１０との間に空気の隙間として注射
器により０．２ccの一定量を発生させたものを比較例と
した。また、実施例１ないし３は、ガラス１１とゴム１
０との界面に予め充分脱気処理したシリコーンオイル
（５００Ｃｓｔ，脱ガス品）を塗布した。その結果は次
の表に示す通りである。
さ４０mm、長さ１００mm、幅１００mmのブロックとし、
このゴム１０の両面にガラス１１を載せ、容器２内にば
ね３で押付けた状態で収容した。この実験において、上
のガラス１１とゴム１０との間に空気の隙間として注射
器により０．２ccの一定量を発生させたものを比較例と
した。また、実施例１ないし３は、ガラス１１とゴム１
０との界面に予め充分脱気処理したシリコーンオイル
（５００Ｃｓｔ，脱ガス品）を塗布した。その結果は次
の表に示す通りである。
【００１１】
【表１】
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、組立て前のケーブル接続部用ゴムストレスコーン成
形体は異物や水分等の混入が最小限に抑えられ、容器内
を減圧することによりゴムに溶解した空気を減じておく
ことができる。このようにして保管されたケーブル接続
部用ゴムストレスコーン成形体は、組立て後もケーブル
絶縁体等との界面に空気の隙間が生ずるおそれがなく、
電気的信頼性が向上する。
ば、組立て前のケーブル接続部用ゴムストレスコーン成
形体は異物や水分等の混入が最小限に抑えられ、容器内
を減圧することによりゴムに溶解した空気を減じておく
ことができる。このようにして保管されたケーブル接続
部用ゴムストレスコーン成形体は、組立て後もケーブル
絶縁体等との界面に空気の隙間が生ずるおそれがなく、
電気的信頼性が向上する。
【図１】この発明の好適な実施例の説明図。
【図２】実験例を示す説明図。
１ ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体 ２ 容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福永 香 東京都江東区木場１丁目５番１号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 松田 隆夫 静岡県沼津市双葉町１−９ 藤倉電線株 式会社 沼津工場内 (56)参考文献 特開 昭62−7321（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−70438（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−316620（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−316621（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−25373（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02G 15/00 - 15/196
Claims (3)
- 【請求項１】 組立て前のケーブル接続部用ゴムストレ
スコーン成形体を真空引き可能な容器内に収容する工程
と、 容器内を２０cmＨｇ以下の圧力に保つ工程とから成るケ
ーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法。 - 【請求項２】 容器内の圧力を１０cmＨｇ以下の圧力に
保つことを特徴とする請求項１に記載のケーブル接続部
用ゴムストレスコーン成形体の保管方法。 - 【請求項３】 容器内に収容される上記成形体に脱気処
理をしたシリコーンオイルを塗布することを特徴とする
請求項１又は２に記載のケーブル接続部用ゴムストレス
コーン成形体の保管方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26667092A JP2875690B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26667092A JP2875690B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689627A JPH0689627A (ja) | 1994-03-29 |
| JP2875690B2 true JP2875690B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=17434064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26667092A Expired - Fee Related JP2875690B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ケーブル接続部用ゴムストレスコーン成形体の保管方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875690B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7160258B2 (en) | 2001-06-26 | 2007-01-09 | Entrack, Inc. | Capsule and method for treating or diagnosing the intestinal tract |
| JP2006211897A (ja) * | 2006-04-20 | 2006-08-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 常温収縮型ゴム絶縁筒の保管方法および使用方法 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP26667092A patent/JP2875690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0689627A (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |