JP2875366B2 - エレベータの電力変換装置 - Google Patents

エレベータの電力変換装置

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JP2875366B2
JP2875366B2 JP2233273A JP23327390A JP2875366B2 JP 2875366 B2 JP2875366 B2 JP 2875366B2 JP 2233273 A JP2233273 A JP 2233273A JP 23327390 A JP23327390 A JP 23327390A JP 2875366 B2 JP2875366 B2 JP 2875366B2
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雅宏 紺谷
中村  清
博美 稲葉
定夫 保苅
真朗 中里
吉男 坂井
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は静電誘導形自己消弧素子で構成したエレベー
タの電力変換装置に関する。
〔従来の技術〕 従来装置は、特開平1−231666号公報に記載のよう
に、静電誘導形自己消弧素子のゲート電圧を異常電流検
出手段の異常信号を受けて、正常時のゲート電圧より低
い値にステップ状に制御するようになつていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は急峻なゲート電圧変化に伴なう急峻な
電流変化について十分な考慮がされておらず過電圧発生
の問題があつた。
また、複数個の並列接続時の素子特性ばらつきについ
ても十分な考慮がされておらず並列接続素子の電流減少
時の電流分担の違いからの素子破壊の問題があつた。
本発明の目的は過電圧発生の抑制と並列接続素子の電
流減少時の電流分担を均等にすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は逆変換器の入・
出力部に電流が所定値を越えた時に異常信号を発生する
第一の異常電流検出器を備えたものである。
また、前記交流電力の停電を検知する第3の異常検出
器と前記順変換器の入・出力部に電流が所定値を越えた
時に異常信号を発生する第二の異常電流検出器を備えた
ものである。
さらに、前記異常検出器の異常信号を受けて、前記ゲ
ート回路のゲート電圧を連続的に漸次減少するように制
御したものである。
〔作用〕
第一及び第二の異常電流検出器は、素子のコレクタ電
流を間接的に検出し、所定値を越えたことで異常信号を
発生する。また、第三の異常検出器は停電して電圧が所
定値以下になつたことで異常信号を発生する。
これらの異常信号を受けて、ゲート回路はゲート電圧
を連続的に漸次減少するように制御する。
これは、コレクタ電流の抑制だけでなく、急峻な電流
変化ではなく、緩やかな電流変化として過電圧発生を抑
制するように作用する。
従つて、並列接続素子の素子固有の特性ばらつき温度
変化による特性変化によつて電流減少時に生じる電流不
平衡をなくして電流分担を均等になるように作動する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。1
は三相の交流電源、2は交流電力を直流電力に変換する
順変換器、3は整流した直流を平滑化するコンデンサ、
4は平滑した直流を任意の電圧・周波数の交流電力に変
換する逆変換器、5は逆変換器の出力によつて回転する
エレベータ駆動電動機、5は駆動電動機に連結したシー
ブ、7は主索、8は乗りかご、9は平衡おもり、10は駆
動電動機の速度を検出するエンコーダ、11は乗りかごの
速度制御を司る制御装置、12は制御装置からの信号を受
けて、逆変換器を構成する静電誘導形自己消弧素子を駆
動するゲート回路、13は逆変換器の入力電流の異常を検
出する第一の異常電流検出器、14は逆変換器の出力電流
の異常を検出する第二の異常検出器、15は三相交流電源
の停電を検出する第三の異常検出器、16は記載しないエ
レベータの各種異常検出器からなるエレベータの電力変
換器である。
この構成で、基本的な動作を説明する。三相交流電源
1を順変換器2で直流電圧に変換し、コンデンサ3で平
滑化し、逆変換器4に印加する。
逆変換器は次のように動作する。
制御装置11は速度指令を発生し、速度指令と駆動電動
機5の速度をエンコーダ10で検出した実速度と比較して
ベクトル制御演算,パルス幅変調(PWM:Pulse Width Mo
dulation)演算を行ないPWMパルスを出力する。
ゲート回路12はPWMパルスを受けて、PWMパルスを増幅
し、逆変換器4を構成している静電誘導形自己消弧素子
(例えば、4−1)のゲートにゲート電圧を与え静電誘
導形自己消弧素子を駆動し、逆変換器4を駆動して、可
変電圧,可変周波数の三相交流電力を出力する。
駆動電動機5は三相交流電力を受けて円滑に速度制御
され、シーブ6を駆動して、巻掛けた主索7,主索の両端
の乗りかご8,平衡おもり9を滑らかに制御している。
ところで、エレベータは乗りかご8に人間を乗せて運
搬する輸送機であり、装置の故障,信頼性に対して十分
に考慮する必要がある。
逆変換器4はスイツチング動作の早い静電誘導形自己
消弧素子(以下、IGBT:Insulatd Gate Bipolar Transis
torと呼称する)で構成している。
IGBTを用いると、スイツチング動作が早いためチヨツ
ピング周波数を10KHz以上にできるため、装置,駆動電
動機の騒音低下を図るのに大きな効果がある。
しかし、スイツチング動作が早いことによる過大電圧
が発生することと過大な電流に対する耐量が小さいなど
の問題がある。
従つて、IGBTを駆使したシステム構成は十分に注意が
必要である。
第2図は、IGBTを駆動するベース回路の一例を、第3
図は、IGBTの保護動作を説明する図である。
ベース回路12は、制御装置11からPWMパルスをフオト
カプラPC−1で受ける。
フオトカプラPC−1がオン動作の時、トランジスタQ3
がオフ動作し、トランジスタQ1がオン動作して、IGBT4
−1のゲートGとエミツタE間にゲート電圧VGEが印加
され、IGBT4−1は導通して、コレクタ電流Icが流れ
る。
次に、フオトカプラPC−1がオフ動作の時、トランジ
スタQ3がオン動作し、トランジスタQ1はオフして、トラ
ンジスタQ2がオン動作して、IGBT4−1のゲートGとエ
ミツタE間にゲート電圧−VGEが印加され、IGBT4−1は
不導通となりコレクタ電流Icが遮断される。
この様な動作中の中で、逆変換器4のIGBT4−1とIGB
T4−2が何らかの原因で同時に導通するとコンデンサ3
の電位を短絡することになり、第3図(a)に示すよう
に、コレクタ電流は急激に過大な電流が流れてIGBT4−
1,IGBT4−2は電流耐量が小さいため破壊する恐れがあ
り、コレクタ電流Icのピーク値Icpを極力小さく抑制す
る必要がある。また、この過大な電流をオフすると、IG
BTのスイツチング動作が早いため、コレクタ電流Icは第
3図(a)のAの様に急峻に減少し、電流変化率dIc/dt
が大きくなり、回路インダクタンスとの間で発生する電
圧が、第3図(f)のAのように過大な電圧が発生し素
子耐圧VCE maxを越えて素子破壊する恐れがある。
このように、過大な電流耐量と過電圧耐量を考慮し
て、コレクタ電流Icを即刻、かつ、緩やかに減少させる
必要がある。
この動作は、素子を複数個並列接続した構成や素子の
特性ばらつき(例えば、スイツチング時のターンオフ時
間,コレクタ−エミツタ間の順電圧降下など)などがあ
つても素子破壊の起らない安定した保護ができる。
以下、その保護動作について説明する。
今、IGBTが通常に動作して、コレクタ電流Icが流れて
いたものが、何らかの原因でIGBT4−1,4−2が同時に導
通すると、3図(a)に示すように急峻に増加してIcp
へと流れる。
このときの電流は、第1図でコンデンサ3,IGBT4−1,I
GBT4−2,コンデンサ3の経路で流れる。従つて、第一の
以上電流検出器13の検出電流をICdに設定しているの
で、第3図のD点で異常検出動作を行ない検出器17への
異常信号を送る。検出器17は制御装置11とベース回路12
へ異常信号18を送る。ベース回路12は検出器17から受け
て、フオトカプラPC−2を動作させる。
フオトカプラPC−2の動作で、トランジスタQ4のベー
ス電圧VBは緩やかに立ち上り、トランジスタQ4の動作さ
せ、IGBT4−1のゲート電圧VGEを緩やかに連続的に減少
させる。
これは、IGBTのコレクタ電流Icを第3図(a)のBの
ように緩やかに減少するように作用する。
従つて、コレクタ−エミツタ間の電圧VCEPは第3図
(f)のBに示すように、はね上り電圧ΔVCEを低くで
き素子耐圧ΔVCE max以下に抑制でき、素子破壊に至る
ことなく保護ができる。
IGBTは第4図に示すように、ターンオフ時間が温度や
素子個々の特性ばらつきにより、A,B,C、特性のように
大きく異なる。このような素子特性のなかでもターンオ
フ時間の比較的短い特性Cで、しかも、温度の低い最も
ターンオフ時間の短い条件でも過電圧が素子耐圧VCE
maxを越えないように、コレクタ電流を緩やかに減少さ
せることで安定に保護することができる。
逆変換器4の負荷側で短絡故障が発生した時には、第
二の異常検出器14で検出して、前述と同様な方法で保護
動作を行なうことができる。
また、電源電圧が喪失した時には、第三の異常検出器
15で、停電を検出し、前述と同様な方法で保護動作を行
なう。
この他、エレベータ駆動システムでは各種の非常動作
があり、例えば、エレベータの各種異常検出器16によつ
て、前述と同様な方法で保護動作を行なう。
第5図は、本発明の他の一実施例を示す。この実施例
で前述の実施例と異なる点は、順変換器2が逆変換器4
と同様にIGBTで構成している。もう一点は変換器の構成
が複数個のIGBTを並列接続して構成している点である。
このような構成では異常電流の検出を順変換器2の入
・出力部で行なうようにした。
また、変換器を複数個の並列接続した構成にしても電
流の減少を連続的に行つているため、ターンオフ時の電
流バランスが大きく違うことなくできるため、安定に保
護することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、過大な電流を即刻、緩やかに連続的
に減少させることができるため、過電圧を発生すること
なく素子破壊のない信頼性の高いエレベータの電力変換
器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の回路図、第2図は本発明
のゲート回路図、第3図は本発明の動作説明図、第4図
はIGBT素子のターンオフ時間特性図、第5図は本発明の
他の実施例の回路図である。 12……ゲート回路、13,14,15……異常検出器、18……異
常信号、VCE……ゲート電圧、4−1,〜4−6……静電
誘導形自己消弧素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 清 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 稲葉 博美 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 保苅 定夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中里 真朗 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (72)発明者 坂井 吉男 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (72)発明者 高橋 秀明 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (56)参考文献 特開 平3−106217(JP,A) 特開 平1−231666(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力を直流電力に変換する順変換器,
    前記順変換器の出力電圧を平滑化するコンデンサ,前記
    直流電力を交流電力に変換するために静電誘導形自己消
    弧素子を含んだ逆変換器、前記逆変換器の出力に接続し
    てなる負荷、前記逆変換器の入・出力電流検出器,前記
    静電誘導形自己消弧素子のゲートに供給するゲート電圧
    を制御するゲート回路,前記各々の電流検出器が所定値
    を越えた時に異常信号を発生する第一及び第二の異常電
    流検出器,前記交流電力の停電を検出する第三の異常検
    出器からなる電力変換装置において、前記異常電流検出
    器からの異常信号を受けて前記ゲート回路のゲート電圧
    を連続的に、漸次、減少するように制御したことを特徴
    とする静電誘導形自己消弧素子で構成したエレベータの
    電力交換装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、電力変換器は複数の素
    子を並列接続して構成したエレベータの電力変換装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、順変換器は静電誘導形
    自己消弧素子,前記ゲート回路,前記順変換器の入・出
    力電流を検出し、所定値を越えた時に異常信号を発生し
    て、前記ゲート回路のゲート電圧を連続的に漸次減少す
    るように制御してなるエレベータの電力変換装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記電力変換装置は複
    数の素子を並列接続して構成してなるエレベータの電力
    変換装置。
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