JPH05344771A - インバータ装置の直流制動方法 - Google Patents

インバータ装置の直流制動方法

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JPH05344771A
JPH05344771A JP4149126A JP14912692A JPH05344771A JP H05344771 A JPH05344771 A JP H05344771A JP 4149126 A JP4149126 A JP 4149126A JP 14912692 A JP14912692 A JP 14912692A JP H05344771 A JPH05344771 A JP H05344771A
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switching element
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induction motor
phase current
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Hiroshi Mochikawa
宏 餅川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、開閉手段を有し、半導体スイッチ
ング素子を用いて誘導電動機を駆動する3相電圧型イン
バータ装置において、出力3相端子のいずれか1つと正
側又は負側直流母線との間に前記開閉手段を配置し、直
流制動時に、この開閉手段をオンし、この開閉手段が接
続されていない他の2相の半導体スイッチング素子をオ
ン/オフ動作させ、それぞれの半導体スイッチング素子
に流れる電流が、それぞれの半導体スイッチング素子の
許容最大電流を越えないように、それぞれの半導体スイ
ッチング素子の許容最大電流を越えないように、それぞ
れの半導体スイッチング素子の通流率を調節し、その
後、2相の半導体スイッチング素子をオフさせ、電流
が、零又は十分減少した後、前記開閉手段をオフするよ
うにしたことを特徴とするものである。 【効果】 本発明によれば、開閉手段に流れ込む電流は
半導体スイッチング素子に流れる電流の2倍となり、誘
導電動機の制動力は約4倍に増大し、大きな制動力が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】半導体スイッチング素子を用いて
誘導電動機を駆動するインバータ装置の直流制動方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインバータ制御装置にお
いては、インバータの半導体スイッチング素子のみによ
る直流制動方式が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にインバータの半導体スイッチング素子のみによる直流
制動方式だとスイッチング素子の許容最大電流の制約か
ら、負荷の慣性が大きい場合には十分な制動力が得られ
ず、緊急停止時等に速やかに停止することができないと
いう問題があった。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、半導体スイッチング素子を用
いて誘導電動機を駆動する3相電圧型インバータ装置に
おいて、大きな制動力が得られるインバータ装置の直流
制動方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、開閉手段を有し、半導体スイッチング素
子を用いて誘導電動機を駆動する3相電圧型インバータ
装置において、出力3相端子のいずれか1つと正側又は
負側直流母線との間に前記開閉手段を配置し、直流制動
時に、この開閉手段をオンし、この開閉手段が接続され
ていない他の2相の半導体スイッチング素子をオン/オ
フ動作させ、それぞれの半導体スイッチング素子に流れ
る電流が、それぞれの半導体スイッチング素子の許容最
大電流を越えないように、それぞれの半導体スイッチン
グ素子の許容最大電流を越えないように、それぞれの半
導体スイッチング素子の通流率を調節し、その後、2相
の半導体スイッチング素子をオフさせ、電流が、零又は
十分減少した後、前記開閉手段をオフするようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成された本発明においては、開閉
手段には半導体スイッチング素子を制御している他の2
相に流れている電流が合成して流れ込む。このため、開
閉手段に流れ込む電流は半導体スイッチング素子に流れ
る電流の2倍となり、誘導電動機の制動力は4倍近く増
大し、大きな制動力が得られる。また、開閉手段は完全
に接点が閉路した状態でのみ通電し、直流制動運転が停
止し電流を零にした後に開路するため、遮断電流容量は
低くても良いので、比較的小型のものですむ。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1を参照し
て説明する。本実施例では、最も一般的なトランジスタ
を主スイッチング素子に使用した3相インバータの場合
について説明する。
【0008】図1に、本発明の一実施例の回路図を示
す。同図において、1は正側直流母線Pで、2は負側直
流母線N、3は主回路コンデンサであり、主回路コンデ
ンサ3は、直流母線PN間に配置され直流母線PN間の
電圧を保持する働きをもつ。4はU相正側主スイッチン
グ素子、5はU相負側主スイッチング素子、6はV相正
側主スイッチング素子、7はV相負側主スイッチング素
子、8はW相正側主スイッチング素子、9はW相負側主
スイッチング素子、10は誘導電動機である。4と5、6
と7、8と9は、相補的に動作し、片方がオンの時はも
う片方がオフとなり、誘導電動機10の端子電位は、正側
直流母線P1または負側直流母線N2のいずれか、とな
る。11は電磁リレー、12は制御回路、13は各主スイッチ
ング素子へのベース信号、14はU相電流検出信号、15は
V相電流検出信号、16は電磁リレーオン信号である。
【0009】通常のインバータ運転では制御回路12は電
磁リレーオン信号16を出さずに、電磁リレー11はオフさ
せておき、主スイッチング素子4〜9を用いて、PWM
制御により、誘導電動機10へ任意の電圧と周波数を与え
て駆動する。
【0010】次に、誘導電動機10が回転している時に急
速に回転を停止する必要が生じた場合には、制御回路12
は主スイッチング素子4〜9のベース信号13を一旦全て
オフし、誘導電動機10の電流を零にした後、電磁リレー
オン信号16を出して電磁リレー11をオンさせる。
【0011】その後、制御回路には主スイッチング素子
4をオン/オフさせ、U相電流がスイッチング素子4の
許容最大電流を越えないようにU相電流検出信号14を監
視し、U相電流検出信号14が大きくなった場合には、主
スイッチング素子4の通流率を下げて主スイッチング素
子5に逆並列に挿入されたフリーホイールダイオードの
通流率を上げてU相電流を低下させ、逆にU相電流検出
信号14が小さくなった場合には、主スイッチング素子4
の通流率を上げてU相電流を増大させる。
【0012】また、V相についてもU相と全く同様に、
V相電流がスイッチング素子6の許容最大電流を越えな
いようにV相電流検出信号15を監視し、スイッチング素
子6通流率を調節する。これにより、電磁リレー11に
は、U相電流とV相電流が合流して流れるため、誘導電
動機10から発生する制動力は、電流の2乗に比例するた
め、半導体スイッチング素子のみを通電した場合の4倍
となる。
【0013】その後、所定の時間が経過し、誘導電動機
10が停止した時点で主スイッチング素子4〜9を全てオ
フし、誘導電動機10の電流を零又は電磁リレー11の遮断
可能電流以下にした後、電磁リレーオン信号16を切って
電磁リレー11をオフさせることにより、電磁リレー11開
路時の接点アークが防止できる。また、U相電流及びV
相電流を検出する検出器は、過電流保護用に用意された
ものを利用できるので新たに付加する必要はない。
【0014】以上、本実施例では、急速に回転を停止す
る必要が生じた場合に即、本発明の方式を行うとして説
明したが、半導体スイッチング素子を用いたPWM制御
により、電圧と周波数を徐々に下げていく減速運転をあ
る程度行った後、本発明の方式に切り替えても良いのは
勿論である。また、電圧と周波数を徐々に下げていく減
速運転を行った場合、誘導電動機からエネルギーが回生
されるため主回路コンデンサの電圧が上昇するが、主回
路コンデンサの電圧が許容値まで達した時点で本発明の
方式に切り替えれば、主回路コンデンサの電圧を速やか
に減少でき、過電圧を防止できる。
【0015】また、以上の実施例では電流検出により過
電流を防止する構成としたが、通流率を固定してもモー
タ定数によりほぼ定まった電流しか流れないので、予め
過電流にならない通流率を設定することにより、電流制
御を行なわずに実施することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、開閉手段に流れ込む電流は半導体スイッチング素子
に流れる電流の2倍となり、誘導電動機の制動力は約4
倍に増大し、大きな制動力が得られる。また、開閉手段
は完全に接点が閉路した状態でのみ通電し、直流制動運
転が停止し電流を零にした後に開路するため、遮断電流
容量は低くても良いので、比較的小型で安価なものです
むばかりでなく、半導体スイッチング素子を用いたPW
M制御により電圧と周波数を徐々に下げていく減速運転
を行った場合に、主回路コンデンサの電圧が許容値まで
達した時点で本発明の方式に切り替えれば、主回路コン
デンサの過電圧を防止できるというような優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】従来例を示す回路図。
【符号の説明】
1…正側直流母線P 2…負側直流母線N 3…主回路コンデンサ 4〜9…U〜W相正及び負側の主スイッチング素子 10…誘導電動機 11…電磁リレー 12…制御回路 13…各主スイッチング素子へのベース信号 14…U相電流検出信号 15…V相電流検出信号 16…電磁リレーオン信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉手段を有し、半導体スイッチング素
    子を用いて誘導電動機を駆動する3相電圧型インバータ
    装置において、出力3相端子のいずれか1つと正側又は
    負側直流母線との間に前記開閉手段を配置し、この開閉
    手段を直流制動的にオンし、この開閉手段が接続されて
    いない他の2相の半導体スイッチング素子をオン/オフ
    動作させ、それぞれの半導体スイッチング素子に流れる
    電流が、それぞれの半導体スイッチング素子の許容最大
    電流を越えないように、それぞれの半導体スイッチング
    素子の通流率を調節し、その後、2相の半導体スイッチ
    ング素子をオフさせ、電流が、零又は十分減少した後、
    前記開閉手段をオフするようにしたことを特徴とするイ
    ンバータ装置の直流制動方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002374689A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Mitsubishi Electric Corp 電動機駆動装置及び洗濯機
JP2008118765A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Daikin Ind Ltd インバータ装置、空調機およびインバータ装置の制御方法

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JP2002374689A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Mitsubishi Electric Corp 電動機駆動装置及び洗濯機
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