JPH09315718A - 直流エレベータの制御装置 - Google Patents

直流エレベータの制御装置

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Publication number
JPH09315718A
JPH09315718A JP8130057A JP13005796A JPH09315718A JP H09315718 A JPH09315718 A JP H09315718A JP 8130057 A JP8130057 A JP 8130057A JP 13005796 A JP13005796 A JP 13005796A JP H09315718 A JPH09315718 A JP H09315718A
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JP
Japan
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circuit
capacitor
power
voltage
overvoltage detection
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Pending
Application number
JP8130057A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Takei
智也 竹井
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Satoru Fukuda
哲 福田
Toshiaki Kurosawa
俊明 黒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主回路電流が不導通となった際に、主回路素
子の破損を防止することのできる直流エレベータの制御
装置の提供。 【解決手段】 第1および第2の電力変換器2、3の交
流端に接続した整流回路41、この整流回路41の出力
端に接続したコンデンサ42、および、整流回路41の
出力端と第1および第2の電力変換器2、3の出力端と
の間に介設される接続方向を換えた2組のダイオード4
3〜46を有する過電圧抑制回路4と、コンデンサ42
の両端電圧を検出し、この電圧が所定の電圧値を超えた
ときに過電圧検出信号を出力する過電圧検出部5と、過
電圧検出信号に応じて第1および第2の電力変換器2、
3の駆動信号を遮断する遮断手段と、過電圧検出信号に
応じて第1および第2の電力変換器2、3の出力端を短
絡するサイリスタ82、83を逆並列接続した短絡回路
8とを備えた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、エレベータの電力
変換器に係り、特に、駆動電動機に直流電動機を用いた
直流エレベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直流エレベータは、直流電動機の界磁も
しくは電機子電流を制御し、円滑な速度制御を実現して
いた。しかし、現在ではパワーエレクトロニクス技術、
マイコン制御技術の発展により誘導電動機のVVVF制
御が主流となっている。
【0003】一方、エレベータ業界では経年直流エレベ
ータの増加にともない、既存エレベータの全て、若しく
は一部を撤去し、制御、意匠などの刷新を図るモダニゼ
ーション業務が盛んになっている。
【0004】このモダニゼーションについて特に主回路
を含めた制御系の刷新に応用できる技術として、従来、
例えば特願昭63−183976号公報に記載されるよ
うに、直流電動機の電機子電流を一定に制御し、界磁電
流をPWM、すなわち、パルス幅変調して直流電動機を
可変速度制御するものが挙げられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のものでは、直流電動機の電気子電流を制御してこの
直流電動機を可変速度制御する場合に、何らかの原因で
主回路電流が不導通となる事態が発生すると、過電圧が
発生し、主回路素子の破壊を招く恐れがあった。
【0006】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、主回路電流が不
導通となった際に、主回路素子の破損を防止することの
できる直流エレベータの制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、複数の自己消弧素子より構成され、交流電
力を直流電力に変換し、それぞれ方向性の異なる直流電
流を直流電動機の電機子に供給する第1および第2の電
力変換器と、この電力変換器の出力側に接続され、直流
電流を平滑する直流リアクトルと、前記第1および第2
の電力変換器の出力電圧が電機子に供給されるともに、
大きさおよび方向を一定制御された界磁電流を供給され
ることで所定方向に回転駆動する直流電動機とを備える
直流エレベータの制御装置において、前記第1および第
2の電力変換器の交流端に接続した整流回路、この整流
回路の出力端に接続したコンデンサ、および、前記整流
回路の出力端と前記第1および第2の電力変換器の出力
端との間に介設される接続方向を換えた2組のダイオー
ドを有する過電圧抑制回路と、コンデンサの両端電圧を
検出し、この電圧が所定の電圧値を超えたときに過電圧
検出信号を出力する過電圧検出部と、前記過電圧検出信
号に応じて前記第1および第2の電力変換器の駆動信号
を遮断する遮断手段と、前記過電圧検出信号に応じて前
記第1および第2の電力変換器の出力端を短絡する短絡
素子を逆並列接続した短絡回路とを備えた構成にしてあ
る。
【0008】前記のように構成した本発明によれば、第
1および第2の電力変換器のいずれかで不導通が生じる
と、電流は過電圧抑制回路へ、すなわち、前記第1およ
び第2の電力変換器のいずれかから整流回路、この整流
回路からコンデンサ、および、2組のダイオードのいず
れかへと流れる。このとき、前記コンデンサにより前記
電流のエネルギが吸収され、急峻な過電圧の発生が抑制
される。また、過電圧検出部によりコンデンサの両端電
圧が検出されており、この電圧が所定の電圧値を超えた
ときに過電圧検出信号が出力され、遮断手段は第1およ
び第2の電力変換器の駆動信号を遮断するとともに、短
絡回路は前記第1および第2の電力変換器の出力端を短
絡する短絡素子を駆動する。このとき、前記短絡回路に
より直流リアクトルおよび直流電動機の電気子に蓄積さ
れたエネルギが消費される。これによって、主回路電流
が不導通となった際に、主回路素子の破損を防止するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の直流エレベータの
制御装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の直流エレベータの制御装置
の一実施形態を示す電気回路図、図2は図1の制御装置
にあって第1の電力変換器の動作中に不導通が生じた状
態を説明する説明図、図3は図1の制御装置にあって第
2の電力変換器の動作中に不導通が生じた状態を説明す
る説明図である。
【0011】直流エレベータの制御装置は図1に示すよ
うに、三相交流電源1と、複数のトランジスタ21〜2
6とダイオードとを直列接続したものを並列接続した構
成で、駆動回路27の出力する駆動信号によりトランジ
スタ21〜26を所定の順序で動作して交流電力を直流
電力に変換する第1の電力変換器2と、複数のトランジ
スタ31〜36とダイオードとを第1の電力変換器2と
逆方向に並列接続した構成で、駆動回路37の出力する
駆動信号によりトランジスタ31〜36を所定の順序で
動作して交流電力を直流電力に変換する第2の電力変換
器3と、第1の電力変換器2および第2の電力変換器3
の直流電流を平滑する直流リアクトル6と、電機子を備
える直流電動機7とを有している。
【0012】そして、本実施形態の直流エレベータの制
御装置は、第1の電力変換器2および第2の電力変換器
3の交流端に接続した複数のダイオード411〜416
から成る整流回路41、この整流回路41の出力端に接
続したコンデンサ42、および、整流回路41の出力端
と第1の電力変換器2および第2の電力変換器3の出力
端との間に介設される接続方向を換えた2組のダイオー
ド43〜46とを有する過電圧抑制回路4と、コンデン
サ42の両端電圧を検出し、所定の電圧値を超えたとき
に過電圧検出信号Vovを出力する過電圧検出部5と、
過電圧検出信号Vovに応じて第1の電力変換器2およ
び第2の電力変換器3の駆動信号を遮断する図示しない
遮断手段と、過電圧検出信号VOVに応じて第1の電力変
換器2および第2の電力変換器3の出力端を短絡する短
絡素子、すなわち、抵抗81と逆並列接続したサイリス
タ82、83から成る短絡回路8と、コンデンサ42の
電圧を極性の所定値に充電する初期充電回路9とを備え
ている。なお、図1にあって第1の電力変換器2の動作
したときの直流電流の方向はIFW、また、第2の電力変
換器3の動作しときの直流電流の方向はIRVとし、直流
電動機7の界磁電流は一定に制御しているものとする。
【0013】この実施形態にあっては、図2に示すよう
に第1の電力変換器2の電力変換動作中に駆動回路27
の出力するトランジスタ21の駆動信号が何らかの原因
で遮断され、トランジスタ21が不導通となった場合、
直流リアクトル6および直流電動機7の電機子のインダ
クタンスでIFWの方向に電流は流れ続けようとするが、
電流経路が絶たれているため回路電圧は上昇を始める。
この回路電圧がコンデンサ42の初期充電電圧より高く
なると、整流回路41のダイオード411−コンデンサ
42−ダイオード45の経路aで電流が流れ、このと
き、インダクタンスのエネルギはコンデンサ42に吸収
されて急峻な過電圧の発生が抑制される。
【0014】そして、過電圧検出部5によりコンデンサ
42の両端電圧が検出されており、この電圧が所定の電
圧値を超えたときに過電圧検出信号VOVが出力される。
過電圧検出信号VOVに応じて遮断手段は駆動回路27の
駆動信号を遮断するとともに、短絡回路8はサイリスタ
82、83を駆動する。これに伴い直流リアクトル6−
直流電動機7−サイリスタ83−抵抗81の経路bで電
流が流れ、このとき、直流リアクトル6および直流電動
機7の電気子に蓄積されたエネルギが消費される。
【0015】また、図3に示すように第2の電力変換器
3の電力変換動作中に駆動回路37の出力するトランジ
スタ34の駆動信号が何らかの原因で遮断され、トラン
ジスタ34が不導通となった場合、直流リアクトル6お
よび直流電動機7の電機子のインダクタンスでIRVの方
向に電流は流れ続けようとするが、電流経路が絶たれて
いるため回路電圧は上昇を始める。この回路電圧がコン
デンサ42の初期充電電圧より高くなると、整流回路4
1のダイオード411−コンデンサ42−ダイオード4
6の経路cで電流が流れ、このとき、インダクタンスの
エネルギはコンデンサ42に吸収されて急峻な過電圧の
発生が抑制される。
【0016】そして、過電圧検出部5によりコンデンサ
42の両端電圧が検出されており、この電圧が所定の電
圧値を超えたときに過電圧検出信号VOVが出力される。
過電圧検出信号VOVに応じて遮断手段は駆動回路37の
駆動信号を遮断するとともに、短絡回路8はサイリスタ
82、83を駆動する。これに伴い直流電動機7−直流
リアクトル6−抵抗81−サイリスタ82の経路dで電
流が流れ、このとき、直流リアクトル6および直流電動
機7の電気子に蓄積されたエネルギが消費される。
【0017】このように構成した実施形態では、主回路
電流が不導通となった際に、過電圧抑制回路4のコンデ
ンサ42によりエネルギを吸収することにより急峻な過
電圧の発生が抑制され、また、電力変換器2、3の駆動
信号が遮断されるとともに、短絡回路8のサイリスタ8
2、83により直流リアクトル6および直流電動機7の
電気子に蓄積されたエネルギが消費されることにより主
回路素子の破損を防止することができる。さらに、整流
回路41の出力端と第1の電力変換器2および第2の電
力変換器3の出力端との間に接続方向を換えた2組のダ
イオード43〜46を介設することにより、過電圧の発
生時の直流電流の方向に拘らず単一の回路で主回路素子
の破損を防止することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、主
回路電流が不導通となった際に、主回路素子の破損を防
止することができ、これによって、信頼性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直流エレベータの制御装置の一実施形
態を示す電気回路図である。
【図2】図1の制御装置にあって第1の電力変換器の動
作中に不導通が生じた状態を説明する説明図である。
【図3】図1の制御装置にあって第2の電力変換器の動
作中に不導通が生じた状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源 2 第1の電力変換器 3 第2の電力変換器 4 過電圧抑制回路 5 過電圧検出部 6 直流リアクトル 7 直流電動機 8 短絡回路 9 初期充電回路 27、37 駆動回路 41 整流回路 42 コンデンサ 43〜46 ダイオード VOV 過電圧検出信号 82、83 サイリスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 俊明 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の自己消弧素子より構成され、交流
    電力を直流電力に変換し、それぞれ方向性の異なる直流
    電流を直流電動機の電機子に供給する第1および第2の
    電力変換器と、この電力変換器の出力側に接続され、直
    流電流を平滑する直流リアクトルと、前記第1および第
    2の電力変換器の出力電圧が電機子に供給されるとも
    に、大きさおよび方向を一定制御された界磁電流を供給
    されることで所定方向に回転駆動する直流電動機とを備
    える直流エレベータの制御装置において、 前記第1および第2の電力変換器の交流端に接続した整
    流回路、この整流回路の出力端に接続したコンデンサ、
    および、前記整流回路の出力端と前記第1および第2の
    電力変換器の出力端との間に介設される接続方向を換え
    た2組のダイオードを有する過電圧抑制回路と、コンデ
    ンサの両端電圧を検出し、この電圧が所定の電圧値を超
    えたときに過電圧検出信号を出力する過電圧検出部と、
    前記過電圧検出信号に応じて前記第1および第2の電力
    変換器の駆動信号を遮断する遮断手段と、前記過電圧検
    出信号に応じて前記第1および第2の電力変換器の出力
    端を短絡する短絡素子を逆並列接続した短絡回路とを備
    えたことを特徴とする直流エレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記過電圧抑制回路のコンデンサに、こ
    のコンデンサの電圧を所定値に充電する初期充電回路を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の直流エレベータ
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記短絡回路の短絡素子は、サイリスタ
    から成ることを特徴とする請求項1記載の直流エレベー
    タの制御装置。
JP8130057A 1996-05-24 1996-05-24 直流エレベータの制御装置 Pending JPH09315718A (ja)

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JP8130057A JPH09315718A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 直流エレベータの制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001142904A (ja) * 1995-07-14 2001-05-25 Toppan Printing Co Ltd 広告情報の供給方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001142904A (ja) * 1995-07-14 2001-05-25 Toppan Printing Co Ltd 広告情報の供給方法

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