JP2874382B2 - 冷媒加熱装置を具備した空気調和機の冷媒加熱量制御方法 - Google Patents

冷媒加熱装置を具備した空気調和機の冷媒加熱量制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷媒加熱装置を具備した
空気調和機の冷媒加熱量制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷媒加熱装置を具備した空気調和
機の冷媒加熱量制御方法は、たとえば特開平1−163
563号に示すようなものであった。図6に示すように
圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、減圧器4、第1
の逆止弁5、室外熱交換器6、第2の逆止弁9、を環状
に連結し、室内熱交換器3と減圧器4の間から圧縮機1
の吸入側へ二方弁7を介して冷媒加熱装置8を接続して
冷凍サイクルを構成し、暖房運転時は、圧縮機1、室内
側熱交換器2、冷媒加熱装置3、の順に冷媒が循環し、
室内側熱交換器3で放熱、冷媒加熱装置8で吸熱が行な
われる。冷媒循環量Gは圧縮機1を容量可変圧縮機とし
て図8に示すように室内設定温度Taと室内温度Tsと
の差Td1によって圧縮機1の運転周波数Gaを決めて
制御し、冷媒加熱量Qは、冷媒加熱装置8の熱交換器8
aの入口冷媒温度T2と出口冷媒温度T3を入口冷媒温
検出用サーミスタ13および出口冷媒温検出用サーミス
タ14によって検出し、図9に示すように出口冷媒温度
T3と入口冷媒温度T2との差Td2によって決められ
る。従って、Td2が大きくなれば加熱量を減少させ、
小さくなれば増加させてTd2がある一定の範囲内にな
るように冷媒加熱量Qを制御し、冷媒の過度な温度上昇
や圧縮機1への液バックが起きるのを防ごうとするもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷媒加熱装置を具備し
た空気調和機においては、暖房運転時に室内風量や室内
温度が変化して室内放熱量が変化した場合や、冷媒循環
量Gや冷媒加熱量Qを変更した場合、冷媒の圧力や温度
等の状態量は一旦オーバーシュートやアンダーシュート
を起こした後安定状態となる。室内放熱量や冷媒循環量
G、冷媒加熱量Qの変化割合が小さい場合は、冷媒の状
態量のオーバーシュートやアンダーシュートも小さいた
め無視することも可能であるが、変化割合が大きくなっ
てくると、これを考慮して冷媒循環量Gや冷媒加熱量Q
を制御しないと冷媒循環量Gや冷媒加熱量Qのハンチン
グが起きたり、冷媒の過度な温度上昇や圧縮機1への液
バックが起きる場合がある。また、冷媒循環量Gと冷媒
加熱量Qを同時に変更すると、冷媒循環量Gの変化と冷
媒加熱量Qの変化の間にずれが生じ冷媒循環量Gと冷媒
加熱量Qの変化割合によって冷媒の状態量のオーバーシ
ュートやアンダーシュートの大きさが変化してくる。従
って、暖房運転開始時、室内設定温度変更時、室内風量
変更時、安定時等の場合で、それぞれ室内放熱量、冷媒
循環量、冷媒加熱量の変化割合が違えば、冷媒の状態量
のオーバーシュートやアンダーシュートの大きさも違っ
てくるため、それぞれの場合に応じて、冷媒の状態量の
オーバーシュートやアンダーシュートが過大にならない
ようにする制御が必要になる。
【0004】ところが上記の様な従来の冷媒加熱装置を
具備した空気調和機の冷媒加熱量制御方法では、冷媒加
熱装置8の熱交換器8aの入口冷媒温度T2と出口冷媒
温度T3との差Td2によって、安定時の最適冷媒加熱
量Qを一義的に決めており、冷媒の状態量のオーバーシ
ュートやアンダーシュートが大きくなる過度時について
の考慮がなされていない。従って、室内放熱量Q1、冷
媒循環量G、冷媒加熱量Qの変化割合が小さい場合には
冷媒加熱量Qを最適に制御して、冷媒の急激な温度上昇
や圧縮機1への液バックが起きるのを防ぐことが出来る
が、室内放熱量Q1、冷媒循環量G、冷媒加熱量Qの変
化割合が大きい場合には冷媒の状態量のオーバーシュー
トやアンダーシュートに対応しきれなくなり、冷媒加熱
量Qがハンチングしてしまったり、冷媒の過度な温度上
昇や圧縮機1への液バックが発生してしまう場合があっ
た。
【0005】本発明は、上記従来の問題に鑑み、暖房運
転開始時、室内設定温度変更時、室内風量変更時、安定
時等のいかなる場合においても、冷媒加熱量がハンチン
グしてしまったり、冷媒の過度な温度上昇や圧縮機1へ
の液バックが起きたりしないように、冷媒加熱装置を具
備した空気調和機の冷媒加熱量を最適に制御することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、冷媒加熱装置を具備した空気調和機の冷媒
加熱装置の加熱量を、最小加熱量から最大加熱量まで段
階的に変更できるようにして、冷媒の状態量が第1の設
定値を越えたら第2の設定値以下になるまで第1の設定
時間毎に第1の設定量ずつ減少させ、第3の設定値以下
になったら第4の設定値を越えるまで第2の設定時間毎
に第2の設定量ずつ増加させ、第1および第2の設定時
間の少なくともどちらか一方を、過度時、安定時等の場
合に分けて少なくとも2つ以上設定するものである。
【0007】また、本発明は、第1および第2の設定量
の少なくとも一方を、立ち上がり時、過度時、安定時等
の場合に分けて少なくとも2つ以上設定するものであ
る。
【0008】また、本発明は、第1および第2の設定時
間の少なくともどちらか一方を冷媒の状態量または冷媒
の状態量の変化率の少なくともどちらか一方によって2
種類以上設定するものである。
【0009】また本発明は、第1および第2の設定量の
少なくともどちらか一方を冷媒の状態量または冷媒の状
態量の変化率の少なくともどちらか一方によって2種類
以上設定するものである。
【0010】
【作用】上記手段による作用は以下のとうりである。
【0011】本発明は、冷媒加熱装置を具備した空気調
和機の冷媒加熱装置の加熱量を、冷媒加熱装置の加熱量
を、最小加熱量から最大加熱量まで段階的に変更できる
ようにして、冷媒の状態量が第1の設定値を越えたら第
2の設定値以下になるまで第1の設定時間毎に第1の設
定量ずつ減少させ、第3の設定値以下になったら第4の
設定値を越えるまで第2の設定時間毎に第2の設定量ず
つ増加させ、第1および第2の設定時間の少なくともど
ちらか一方を、過度時、安定時等の場合に分けて少なく
とも2つ以上設定することにより、第1および第2の設
定時間を常に最適に設定することが可能となり冷媒温度
を常にある一定の範囲内に保つように冷媒加熱量を制御
できる。
【0012】また、本発明は、第1および第2の設定量
の少なくとも一方を、立ち上がり時、過度時、安定時等
の場合に分けて少なくとも2つ以上設定することによ
り、第1および第2の設定量を常に最適に設定すること
が可能となり冷媒温度を常にある一定の範囲内に保つよ
うに冷媒加熱量を制御できる。
【0013】また、本発明は、第1および第2の設定時
間の少なくともどちらか一方を冷媒の状態量または冷媒
の状態量の変化率の少なくともどちらか一方によって2
種類以上設定することにより、第1および第2の設定時
間を常に最適に設定することが可能となり冷媒温度を常
にある一定の範囲内に保つように冷媒加熱量を制御でき
る。
【0014】さらに本発明は、第1および第2の設定量
の少なくともどちらか一方を冷媒の状態量または冷媒の
状態量の変化率の少なくともどちらか一方によって2種
類以上設定することにより、第1および第2の設定量を
常に最適に設定することが可能となり冷媒温度を常にあ
る一定の範囲内に保つように冷媒加熱量を制御できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図および表を参照
しながら説明する。
【0016】まず本発明の第1の実施例について説明す
る。冷凍サイクルの構成は図1に示すように、従来例の
冷凍サイクルの冷媒加熱装置8の熱交換器8aの入口冷
媒温度検出用サーミスタ13と出口冷媒温度検出用サー
ミスタ14の代わりに冷媒加熱装置8の熱交換器8aの
温度検出用サーミスタ11を設けたものである。暖房運
転時の冷媒の流れおよび冷媒循環量Gの制御については
従来例と同一なので説明を省略する。
【0017】冷媒加熱装置8での冷媒加熱量Qの制御
は、冷媒加熱装置の熱交換器8aの温度T1が図2に示
すCの温度ゾーンに保たれるように次のように制御して
いる。
【0018】まず、冷媒加熱量Qを最小加熱量Qmin
から最大加熱量Qmaxまでq毎にn段階に変更できる
ようにし、暖房運転開始時や室内暖房負荷が変化して圧
縮機1の運転周波数Gaに変更があった場合は、一旦、
図6に示す圧縮機1の運転周波数Gaによって決まるそ
の運転周波数Gaでの最大冷媒加熱量Qgで運転する。
【0019】次に冷媒加熱装置の熱交換器8aの温度T
1をサーミスタ11で検出し、冷媒加熱装置の熱交換器
8aの温度T1によって、図2に示す温度ゾーンに従っ
て下記(表1)に示すように冷媒加熱量の増減設定時間
saと増減量qaを設定する。
【0020】
【表1】
【0021】これに従って冷媒加熱量Qを運転周波数G
aでの最大冷媒加熱量Qgを上限として増減設定時間s
a毎に増減設定量qaずつ変更している。冷媒加熱装置
の熱交換器8aの温度T1が高くなり加熱を停止した場
合は、冷媒加熱量の増減量qaが正の値(増加)になる
温度までT1が下がったら最小加熱量Qminで加熱を
再開し、以降は(表1)の冷媒加熱量の増減設定時間s
aと増減量qaに従って加熱量を制御する。
【0022】ここで、冷媒加熱装置の熱交換器8aの温
度T1は、冷媒加熱装置の熱交換器8aの出口冷媒温度
T3、あるいは出口冷媒温度T3と入口冷媒温度T2の
差Td2と高い相関関係があり、しかも過度期の温度変
化が冷媒加熱装置の熱交換器8aの入口冷媒温度T2、
出口冷媒温度T3より早く現われるという利点もあり、
特に立ち上がり時や過度時における冷媒加熱量Qの制御
は、冷媒加熱装置の熱交換器8aの出口冷媒温度T3、
または出口温度T3と入口温度T2の差Td2によって
制御するより、冷媒加熱装置の熱交換器8aの温度T1
で制御した方が都合がよい。
【0023】(表1)からわかるように、増減設定時間
saと増減設定量qaは、運転開始からt1の間の立ち
上がり時は、冷媒循環量Gの立ち上がりに時間がかかり
冷媒加熱量Qが過剰になって冷媒温度が異常に高くなる
のを防ぐために、増減設定時間saを極く短く増減設定
量qaは絶対値を大きく設定している。また、運転開始
後t1からt2の間、室内風量を変更してからt3の間
さらに室内設定温度を変更してからt4の間は、冷媒状
態量が比較的大きく変動するため、これを速やかに補正
して冷媒加熱装置の熱交換器8aの温度T1をCの温度
ゾーンに近ずけるために、増減設定時間saを短く、増
減設定量qaの絶対値を中程度に設定している。さら
に、前記以外の場合は、冷媒の状態量は比較的安定して
いるため、冷媒加熱量Qを変更することによってかえっ
て安定状態を乱してしまうのを防ぐために、増減設定時
間saは長く、増減設定量qaは小さく設定している。
【0024】以上のようにして本発明の第1の実施例で
は、暖房運転開始時、室内設定温度変更時、室内風量変
更時、安定時等のいかなる場合においても、冷媒加熱装
置の熱交換器8aの温度T1を常に一定の範囲内に保つ
ように冷媒加熱量Qを制御して、冷媒加熱量Qがハンチ
ングしてしまったり、冷媒の過度な温度上昇や圧縮機1
への液バックが起きたりしないようにすることができ
る。
【0025】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。冷凍サイクルの構成は図3に示すように、第1の実
施例の冷凍サイクルに圧縮機1の吐出冷媒圧力Kを検出
する圧力センサ12を追加したものである。暖房運転時
の冷媒の流れおよび冷媒循環量Gの制御については従来
例と同一なので説明を省略する。
【0026】冷媒加熱装置8での冷媒加熱量Qの制御
は、増減設定時間saおよび増減設定量qaの設定以外
は第1の実施例と同一なので、増減設定時間saおよび
増減設定量qaの設定方法についてのみ説明する。
【0027】増減設定時間saおよび増減設定量qaの
設定は、まず、t秒毎に冷媒加熱装置の熱交換器8aの
温度T1をサーミスタ11で検出して冷媒加熱装置の熱
交換器8aの温度T1の変化率dTを算出し、圧力セン
サ12で圧縮機1の吐出冷媒圧力Kを検出する。次に、
冷媒加熱装置の熱交換器8aの温度T1、温度T1の変
化率dTおよび吐出圧力Kによって、図2に示す温度ゾ
ーン、図4に示す温度の変化率ゾーンおよび図5に示す
圧力ゾーンに従って下記(表2)に示すように設定す
る。
【0028】
【表2】
【0029】(表2)からわかるように、増減設定時間
saと増減設定量qaは冷媒加熱装置の熱交換器8aの
温度T1が図2に示すCの温度ゾーンにある時は安定状
態であると判断して、冷媒加熱量Qを変更することによ
ってかえって安定状態を乱してしまうのを防ぐために増
減設定時間saは長く、増減設定量qaは小さく設定
し、冷媒加熱装置の熱交換器8aの温度T1がCの温度
ゾーンから離れるに従って冷媒の状態量のオーバーシュ
ートやアンダーシュートが大きくなっていると判断し
て、速やかにこれを補正して冷媒加熱装置の熱交換器8
aの温度T1をCの温度ゾーンに近づけるために、増減
設定時間saを短く、増減設定量qaの絶対値を大きく
設定している。また、吐出冷媒圧力Kが図5に示すXの
圧力ゾーンにある時すなわち吐出冷媒圧力Kが低い場合
は、立ち上がり時で冷媒循環量Gが充分に多くなってい
ないと判断し、吐出冷媒圧力KがZの圧力ゾーンにある
時すなわち吐出冷媒圧力Kが高い場合は、室内放熱量Q
1が小さく過負荷状態になっていると判断して、冷媒加
熱量Qが過剰になって冷媒温度が異常に高くなるのを防
ぐために、冷媒加熱装置の熱交換器8aの温度T1がC
の温度ゾーンより高くなっている場合の増減設定時間s
a、増減設定量qaを吐出冷媒圧力KがYの圧力ゾーン
にある時すなわち吐出冷媒圧力Kが中程度の場合より、
増減設定時間saをより短く、増減設定量qaをより小
さく(減少量を大きく)している。さらに、冷媒加熱装
置の熱交換器8aの温度T1の変化率dTが小さい場合
は安定状態であると判断し、変化率dTが大きい場合は
過度状態であると判断して、変化率dTが小さい場合は
増減設定時間saは長く、増減設定量qaは小さくなる
ように補正して設定し、変化率dTが大きい場合は増減
設定時間saを短く、増減設定量qaの絶対値を大きく
なるように補正して設定している。
【0030】以上のようにして本発明の第2の実施例で
は、暖房運転開始時、室内設定温度変更時、室内風量変
更時、安定時等のいかなる場合においても、冷媒加熱装
置の熱交換器8aの温度T1を常に一定の範囲内に保つ
ように冷媒加熱量Qを制御して、冷媒加熱量Qがハンチ
ングしてしまったり、冷媒の過度な温度上昇や圧縮機1
への液バックが起きたりしないようにすることができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明の効果は以下のようになる。
【0032】本発明は、冷媒加熱装置の加熱量を、冷媒
加熱装置の加熱量を、最小加熱量から最大加熱量まで段
階的に変更できるようにして、冷媒の状態量が第1の設
定値を越えたら第2の設定値以下になるまで第1の設定
時間毎に第1の設定量ずつ減少させ、第3の設定値以下
になったら第4の設定値を越えるまで第2の設定時間毎
に第2の設定量ずつ増加させ、第1および第2の設定時
間を、立ち上がり時、過度時、安定時等のそれぞれの場
合において加熱量ができるだけ速く安定し、しかも冷媒
の状態量のオーバーシュートやアンダーシュートが大き
くならないように設定することにより冷媒温度を常にあ
る一定の範囲内に保つことが可能となり、冷媒加熱量が
ハンチングしてしまったり、冷媒の過度な温度上昇や圧
縮機への液バックが起きたりしないように、冷媒加熱量
を最適に制御することができる。
【0033】また本発明は、第1および第2の設定量
を、立ち上がり時、過度時、安定時等のそれぞれの場合
において加熱量ができるだけ速く安定し、しかも冷媒の
状態量のオーバーシュートやアンダーシュートが大きく
ならないように設定することにより冷媒温度を常にある
一定の範囲内に保つことが可能となり、冷媒加熱量がハ
ンチングしてしまったり、冷媒の過度な温度上昇や圧縮
機への液バックが起きたりしないように、冷媒加熱量を
最適に制御することができる。
【0034】また、本発明は、第1および第2の設定時
間の少なくともどちらか一方を冷媒の状態量または冷媒
の状態量の変化率の少なくともどちらか一方によって2
種類以上設定することにより、立ち上がり時、過度時、
安定時等のそれぞれの場合において加熱量ができるだけ
速く安定し、しかも冷媒の状態量のオーバーシュートや
アンダーシュートが大きくならないように第1および第
2の設定時間を設定することができ、冷媒温度を常にあ
る一定の範囲内に保つことが可能となって、冷媒加熱量
がハンチングしてしまったり、冷媒の過度な温度上昇や
圧縮機への液バックが起きたりしないように、冷媒加熱
量を最適に制御することができる。
【0035】さらに本発明は、第1および第2の設定量
の少なくともどちらか一方を冷媒の状態量または冷媒の
状態量の変化率の少なくともどちらか一方によって2種
類以上設定することにより、立ち上がり時、過度時、安
定時等のそれぞれの場合において加熱量ができるだけ速
く安定し、しかも冷媒の状態量のオーバーシュートやア
ンダーシュートが大きくならないように第1および第2
の設定量を設定することができ、冷媒温度を常にある一
定の範囲内に保つことが可能となって、冷媒加熱量がハ
ンチングしてしまったり、冷媒の過度な温度上昇や圧縮
機への液バックが起きたりしないように、冷媒加熱量を
最適に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の冷凍サイクル図
【図2】同冷媒加熱装置の熱交換器の温度ゾーン区分け
【図3】本発明の第2の実施例の冷凍サイクル図
【図4】同冷媒加熱装置の熱交換器の温度変化率ゾーン
区分け図
【図5】同吐出冷媒圧力の圧力ゾーン区分け図
【図6】同圧縮機運転周波数と最大冷媒加熱量の関係図
【図7】従来例の冷凍サイクル図
【図8】同室内温度と設定温の差と圧縮機運転周波数の
関係図
【図9】同冷媒加熱装置の熱交換器の入口出口冷媒温度
差と冷媒加熱量の関係図
【符号の説明】 1 圧縮機 3 室内側熱交換器 8 冷媒加熱装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒循環装置、室内側熱交換器、冷媒加熱
    装置の環状連結を有する空気調和装置において、前記冷
    媒加熱装置の加熱量を、最小加熱量から最大加熱量まで
    段階的に変更できるようにして、冷媒の状態量が第1の
    設定値を越えたら第2の設定値以下になるまで第1の設
    定時間毎に第1の設定量ずつ減少させ、第3の設定値以
    下になったら第4の設定値を越えるまで第2の設定時間
    毎に第2の設定量ずつ増加させ、第1および第2の設定
    時間の少なくともどちらか一方を、立ち上がり時、過度
    時、安定時等の場合に分けて少なくとも2つ以上設定し
    た冷媒加熱装置を具備した空気調和機の冷媒加熱量制御
    方法。
  2. 【請求項2】第1および第2の設定量の少なくともどち
    らか一方を、立ち上がり時、過度時、安定時等の場合に
    分けて少なくとも2つ以上設定した請求項1に記載した
    冷媒加熱装置を具備した空気調和機の冷媒加熱量制御方
    法。
  3. 【請求項3】第1および第2の設定時間の少なくともど
    ちらか一方を冷媒の状態量または冷媒の状態量の変化率
    の少なくともどちらか一方によって2種類以上設定した
    請求項1または2に記載した冷媒加熱装置を具備した空
    気調和機の冷媒加熱量制御方法。
  4. 【請求項4】第1および第2の設定量の少なくともどち
    らか一方を冷媒の状態量または冷媒の状態量の変化率の
    少なくともどちらか一方によって2種類以上設定した請
    求項1,2および3のいずれかに記載した冷媒加熱装置
    を具備した空気調和機の冷媒加熱量制御方法。
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