JP2874372B2 - フローインジェクション分析方法およびその分析制御装置 - Google Patents

フローインジェクション分析方法およびその分析制御装置

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JP2874372B2 JP7198591A JP7198591A JP2874372B2 JP 2874372 B2 JP2874372 B2 JP 2874372B2 JP 7198591 A JP7198591 A JP 7198591A JP 7198591 A JP7198591 A JP 7198591A JP 2874372 B2 JP2874372 B2 JP 2874372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は細管中を流れるキャリ
アー液の中にサンプル液を加え、下流に設けた検出器で
目的成分を検出するフローインジェクション分析方法お
よびその分析制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のフローインジェクション法
を用いた分析装置で、まず図7の概略の動作について述
べる。図7において、試験管T内に入っているサンプル
液SをサンプルループSRで定量し、キャリアー液L1
の流れで、定量したサンプル液Sを下流に押し流して混
合槽Mに導入させる。混合槽Mには試薬液L2も導入さ
れ、ここでサンプル液Sと試薬液L2が混合された後、
フローセルFに導入される。フローセルFで混合液の物
理的性状(発光や吸光度など)を検出器Kで計測する。
計測後、フローセルFの混合液はキャリアー液の流れに
よって廃液方向Dに排出される。
【0003】次に、上記分析装置の構成および動作を図
7から図10により詳細に述べる。図7から図10にお
いて、V1〜V5は第1〜第5の三方弁で、第1の三方弁
1の第3ポートcは試験管Tのサンプル液Sに浸漬さ
れたノズルNに接続されている。第1の三方弁V1の第
2ポートbと第2の三方弁V2の第3ポートcは管路T
1で接続される。第2の三方弁V2の第1ポートaには
第1の分注器B1が接続され、その弁V2の第2ポートb
には容器BT1内のキャリアー液L1が供給される。
【0004】第1の三方弁V1の第1ポートaと第4の
三方弁V4の第1ポートa間にはサンプルループSRが
接続される。第4の三方弁V4の第2ポートbと第5の
三方弁V5の第3ポートcは管路TB2で接続される。第
5の三方弁V5の第1ポートaには第3の分注器B3が接
続され、その弁V5の第2ポートbには容器BT3内のキ
ャリアー液L3が供給される。第3の三方弁V3の第1ポ
ートaには第2の分注器B2が接続され、その弁V3の第
2ポートbには容器BT2内のキャリアー液L2が供給さ
れる。第3の三方弁V3と第4の三方弁V4の第3ポート
cは混合槽Mに接続される。混合槽Mで混合された液は
フローセルFに導入され、検出器Kで物理的性状が計測
される。
【0005】上記のように構成された分析装置におい
て、まず、第1〜第5の三方弁V1〜V5のうち、V2
3,V5の各ポートの連通状態を図7に示すような方向
に形成する。その後、第1〜第3の分注器B1〜B3を動
作させて、キャリアー液L1,L3と試薬液L2を吸引す
る。吸引後、第1〜第5の三方弁V1〜V5の各ポートの
連通状態を図8に示すような方向にして、第3の分注器
3でノズルNからサンプル液Sを第4の三方弁V4と第
5の三方弁V5の間の管路TB2に来るまで吸引する。こ
のとき、第1,第2の分注器B1,B2も同様に操作して
キャリアー液L1と試薬液L2を吸引する。
【0006】次に第1〜第4の三方弁V1〜V4の各ポー
トの連通状態を図9に示すような方向にして第1の分注
器B1を動作させると、V1とV4間に吸引されてあるサ
ンプルループSR内のサンプル液Sのみキャリアー液L
1に乗って下流側に流れ混合槽Mに導入される。つま
り、サンプル液が定量されたことになる。混合槽Mには
第2の分注器B2によって吐出された試薬液(反応液)
が導入され、サンプル液と混合される。混合液はフロー
セルFに導入されて物理的性状が検出器Kで計測され
る。その後、フローセルFの廃液方向Dから混合液は排
出される。これと同時に第1の分注器B1によって吐出
されるキャリアー液L1によって、V2−V1−SR−V4
−M−F−Dの流路が洗浄される。
【0007】その後、V1,V4,V5の各ポートの連通
状態を図10のような方向にして、第3の分注器B3
動作させて、キャリアー液L3を吐出させる。なお、こ
の動作のときには予め、ノズルNは廃液方向DNに移動
させておく。前記キャリアー液L3によって、V5−V4
−SR−V1−N−DNの流路が洗浄される。次の表1は
前述した動作の工程表である。
【0008】
【表1】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記図7〜図10に示
した分析装置ではサンプル液の定量を、サンプルループ
SRの長さによって決定しているので、量を変える場合
にサンプルループSRの交換が必要となり、計測に多大
手数を要し、自動計測はできない欠点がある。また、分
注器が3個と三方弁が5個も必要となり、その制御が複
雑となるばかりでなく、コスト高にもなる。さらに装置
に使用される部品数が多いため、装置の小型化が図れな
い。
【0010】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、サンプルループの交換の必要をなくするとともに
分注器の吸引量を変るのみで任意のサンプル量が得られ
るようにし、しかも制御の簡素化を図るようにしたフロ
ーインジェクション分析方法およびその分析制御装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、第1発明は第1の分注器でキャリアー
液を、第2の分注器で試薬液をそれぞれ一定量、予め吸
引しておいた後、第1の分注器でさらに測定対象のサン
プル液を吸引し、しかる後、第1の分注器を液吐出方向
に動作させて、サンプル液をキャリアー液によって混合
槽まで導びき、混合槽で第2の分注器から吐出されて来
た試薬液とサンプル液とを混合させた後、フローセルで
混合液の物理的性状を検出するようにしたものである。
【0012】また、第2発明は第1,第2,第3の三方
弁と、この第1の三方弁の第1ポートと第2の三方弁の
第3ポートとを接続する管路と、第1の三方弁の第2ポ
ートに接続されたノズルと、このノズルが浸漬される測
定対象のサンプル液と、第2,第3の三方弁の第1ポー
トにそれぞれ各別に接続された第1,第2の分注器と、
第2,第3の三方弁の第2ポートにそれぞれ各別に供給
されるキャリアー液および試薬液と、第1の三方弁およ
び第3の三方弁のそれぞれの第3ポートに接続され、サ
ンプル液と試薬液とを混合させる混合槽と、この混合槽
で混合された液が供給され、内部で混合液の物理的性状
が検出器により計測されるフローセルとを備え、前記第
1,第2,第3の三方弁および第1,第2の分注器を制
御装置により制御したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】第1発明は第1の分注器で吸引したサンプル液
をキャリアー液によって混合槽に導びくとともに、混合
槽で試薬液と混合させ混合させた後、フローセルに導入
させる。フローセルで混合液の物理的性状を検出する。
【0014】第2発明は第1〜第3の三方弁と、第1,
第2の分注器とを制御し、第1の分注器でサンプル液を
吸引する。このサンプル液は予め第1の分注器で吸引し
てあったキャリアー液によって第1の三方弁を介して混
合槽に導びかれる。一方、第2の分注器により吸引して
おいた試薬液を第3の三方弁を介して混合槽に導びいて
サンプル液と混合させる。この混合液をフローセルに導
入させて検出器で計測する。
【0015】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面に基づいて説
明するに、図7と同一部分は同一符号を付して述べる。
図1において、第1の三方弁V1の第2ポートbをノズ
ルNに接続し、その弁の第1ポートaと第2の三方弁V
2の第3ポートcとをループRで接続する。第2の三方
弁V2の第1ポートaには第1の分注器B1が接続され、
その弁V2の第2ポートbには容器BT1に収納されたキ
ャリアー液L1が供給される。
【0016】第3の三方弁V3の第1ポートaには第2
の分注器B2が接続され、その弁V3の第2ポートbには
容器BT2に収納された試薬液L2が供給される。第3の
三方弁V3の第3ポートcと第1の三方弁V1の第3ポー
トcは混合槽Mに接続される。
【0017】上記のように構成された実施例の動作を述
べる。まず、第1〜第3の三方弁V1〜V3のうちV2
3のポートを図1のような連通状態にして、第1,第
3の分注器B1,B2を動作させる。すると、キャリアー
液L1および試薬液L2は第1,第2の分注器B1,B2
吸引される。ここで第1,第2の三方弁V1,V2と図2
のような連通状態にして、第1の分注器B1でノズルN
からサンプル液Sを吸引する。このときの、測定対象の
サンプル量は次式から求めることができる。
【0018】[測定対象のサンプル量]=[B1の吸引
量]−[ノズル先端からV1の0点までの容積] なお、第2の分注器B2も第1の分注器B1と同様に動作
して試薬液L2をさらに吸引する。次に、第1と第3の
三方弁V1.V3を動作させて、ポートを図3に示すよう
な連通状態にし、第1の分注器B1を動作させる。する
と、V1−V2間に吸引されてあった測定対象のサンプル
量がキャリアー液L1の流れに乗って混合槽Mに導入さ
れる。混合槽Mには第2の分注器B2によって吐出され
た試薬液L2が導入されて、サンプル液Sと混合され
る。混合液はフローセルFに導入された後、物理的性状
が検出器Kで計測される。計測後、混合液は廃液方向D
に流れて行く。
【0019】次に、第2の三方弁V2を動作させてポー
トを図4に示すような連通状態にして、第1の分注器B
1を動作させてキャリアー液L1を吸引する。この後、第
1,第2の三方弁V1,V2を動作させて、ポートを図5
に示すような連通状態にし、第1の分注器B1を動作さ
せた後、キャリアー液L1を吐出させ、ノズルNの洗浄
を行う。このとき、ノズルNの位置を廃液方向DNにし
ておく。以上の動作説明を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】図6は分注器の具体的な構成で、1はステ
ッピングモータで、このステッピングモータ1の回転運
動はカップリング2を介してボールネジ3に伝達されて
直線運動に変換される。ボールネジ3には移動台4が固
定されていて、ステッピングモータ1の回転に伴って移
動台4が上下動する。移動台4には逆L字形の伝達板5
を介して注射器6の移動部分7が接続されている。この
ような構成になっているので、ステッピングモータ1の
回転が注射器6の移動部分7の移動量になる。従って、
ステッピングモータが5相の場合、回転角が0.72°
までの分解能があり、ボールネジ3のリードを1mm、
注射器6の内径を10mmとすると分注器の分解能Bは
次式のようになる。
【0022】B=1/(360°/0.72°)×52
×3.14=0.157マイクロリットル この結果、分注器の吸引量を正確にすることができ、従
来のサンプルループSRを使用しなくても精度良くサン
プル液の定量ができる。なお、上記実施例には第1〜第
3の三方弁V1〜V3と第1,第2の分注器B1,B2は図
示省略してある制御装置により制御される。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
測定対象のサンプル量を変える場合にも分注器の吸引量
を変えることで任意の量が迅速に変更でき、しかも自動
計測も簡単にできるようになる。また、この発明によれ
ば、三方弁と分注器の個数も大幅に低減できるので、装
置の簡素化を図ることができるとともに制御も容易にな
り、コストの低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図、
【図2】この発明の動作を述べるための説明図、
【図3】この発明の動作を述べるための説明図、
【図4】この発明の動作を述べるための説明図、
【図5】この発明の動作の述べるための説明図、
【図6】分注器の具体的な構成を示す一部を破断して示
す側面図、
【図7】従来例を示す構成説明図、
【図8】従来例の動作説明図、
【図9】従来例の動作説明図、
【図10】従来例の動作説明図。
【符号の説明】
T…試験管、S…サンプル液、N…ノズル、V1,V2
3…第1〜第3の三方弁、L1…キャリアー液、L2
試薬液、B1,B2…第1,第2の分注器、M…混合槽、
F…フローセル、K…検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−167482(JP,A) 特開 昭55−40953(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 35/00 - 35/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の分注器でキャリアー液を、第2の
    分注器で試薬液をそれぞれ一定量、予め吸引しておいた
    後、第1の分注器でさらに測定対象のサンプル液を吸引
    し、しかる後、第1の分注器を液吐出方向に動作させて
    サンプル液をキャリアー液によって混合槽まで導びき、
    混合槽で第2の分注器から吐出されて来た試薬液とサン
    プル液とを混合させた後、フローセルで混合液の物理的
    性状を検出することを特徴とするフローインジェクショ
    ン分析方法。
  2. 【請求項2】 第1,第2,第3の三方弁と、この第1
    の三方弁の第1ポートと第2の三方弁の第3ポートとを
    接続する管路と、第1の三方弁の第2ポートに接続され
    たノズルと、このノズルが浸漬される測定対象のサンプ
    ル液と、第2,第3の三方弁の第1ポートにそれぞれ各
    別に接続された第1,第2の分注器と、第2,第3の三
    方弁の第2ポートにそれぞれ各別に供給されるキャリア
    ー液および試薬液と、第1の三方弁および第3の三方弁
    のそれぞれの第3ポートに接続され、サンプル液と試薬
    液とを混合させる混合槽と、この混合槽で混合された液
    が供給され、内部で混合液の物理的性状が検出器により
    計測されるフローセルとを備え、前記第1,第2,第3
    の三方弁および第1,第2の分注器を制御装置により制
    御したことを特徴とするフローインジェクション分析制
    御装置。
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