JP2874015B2 - 濃淡画像の処理方法 - Google Patents

濃淡画像の処理方法

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JP2874015B2 JP35927792A JP35927792A JP2874015B2 JP 2874015 B2 JP2874015 B2 JP 2874015B2 JP 35927792 A JP35927792 A JP 35927792A JP 35927792 A JP35927792 A JP 35927792A JP 2874015 B2 JP2874015 B2 JP 2874015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノクロおよびカラー
の濃淡画像を記録、伝送、再生する濃淡画像の処理方法
に関し、特に濃淡画像データの圧縮及び展開を行う濃淡
画像の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、濃淡画像を記録媒体に記録する
場合、例えばスキャナにより読み取られた画像を濃度デ
ータ等に変換し、ディジタル化して記録することが行わ
れているが、全ての画素情報を記録すると膨大な記憶容
量が必要となるので、従来より、かかる濃淡画像をスキ
ャナの画素より粗い記録単位に分割し、それぞれの記録
単位の区間の平均値を記録することが行われている。ま
た、画像を再生するときは、必要に応じて、平滑化やエ
ッジなどの鮮鋭化が行なわれている。
【0003】また、濃淡画像を符号化する技術として
は、全ての情報量を保存する保存型圧縮方式と、ある程
度の情報の損失を許容する非保存型圧縮方式とに大別さ
れる。前者にはDPCM(差分PCM)、予測符号化、
ブロック適応型可変長符号化、ビットプレーン符号化、
階層的符号化などの方法が知られ、後者には予測符号
化、変換符号化、ベクトル量子化、ブロックトランケー
ション符号化などの方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の濃淡画像の処理方法では、スキャナの画素より粗い
記録単位に分割して平均値を記録するので、記録単位内
の不連続的な濃度変化に対しては、十分に再生すること
ができないという問題点がある。
【0005】また、上記符号化技術はいずれも演算が複
雑であり、その変換効率も原画像の画質に大きく依存す
るという問題点がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、濃淡画
像を高い圧縮率で圧縮することができ、しかも簡便な方
法で原画像をできるだけ忠実に再生することができる濃
淡画像の処理方法を提供することを第1の目的とする。
【0007】また、本発明は、濃度が平滑に変化する場
合にも不連続に変化する場合にも原画像にできるだけ忠
実に記録、伝送、再生することができる濃淡画像の処理
方法を提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明に係る濃淡画像の処理方法は、画像を記
録又は伝送するときは、XY直交座標とこれらX軸及び
Y軸に直交する濃淡レベル軸とを有する3次元空間内の
曲面で2次元空間上の前記画像の濃淡レベル分布を表現
し、画像領域を底面として最低濃淡レベル以下から最高
濃淡レベル以上までの濃淡レベル範囲を高さとする立体
を形成すると共に、該立体を複数の直方体に分割し、こ
れら積層された各々の直方体の中で前記曲面より低濃度
側領域の体積に比例する各比例値を記録又は伝送し、画
像を再生するときは、前記各々の直方体のうち前記曲面
がよぎる直方体のそれぞれについて、該直方体の前記比
例値及び該直方体に隣接する直方体の前記比例値に基づ
いて前記直方体をよぎる曲面を再生し、これら曲面を連
結させることによって前記曲面全体を再生することを特
徴としている。また、前記直方体の一部を細分割するこ
とを特徴とするのも好ましい。
【0009】また、上記第2の目的を達成するために本
発明に係る濃淡画像の処理方法は、画像を記録又は伝送
するときは、XY直交座標とこれらX軸及びY軸に直交
する濃淡レベル軸とを有する3次元空間内の曲面で2次
元空間上の前記画像の濃淡レベル分布を表現し、画像領
域を底面として最低濃淡レベル以下から最高濃淡レベル
以上までの濃淡レベル範囲に所定の格子点を配し、各々
の格子点を重心とする3次元領域を形成すると共に、こ
れら三次元領域の中で前記曲面より低濃度側領域の体積
に比例する比例量を格子点の比例値として記録又は伝送
し、画像を再生するときは、前記各々の格子点の比例値
および該格子点に隣接する格子点の前記比例値に基づい
て前記曲面上における通過点を求めることにより、前記
曲面全体を再生することを特徴としている。また、一部
の格子点の配置密度が他の格子点の配置密度より高いこ
とを特徴とするのも好ましい。
【0010】さらに好ましくは、本発明は、前記画像を
記録又は伝送するときは、前記比例値を圧縮してから記
録又は伝送し、前記画像を再生するときは、前記圧縮さ
れた比例値を展開してから画像を再生することを特徴と
している。また、画像を再生する際に、前記比例値に拡
散処理を施すことを特徴とするのも好ましい。
【0011】さらに、本発明は、画像の濃淡レベルは画
像の輝度又は画像の濃度又は1画素当たりの打ち込み数
のうちのいずれか又はこれらの組合わせであることを特
徴とするのも好ましく、画像の濃淡レベルはカラー画像
の輝度、および色差情報であることを特徴とするのも好
ましい。
【0012】
【作用】本発明の第1の目的に係る構成によれば、濃淡
画像の濃淡レベルが分布三次元空間内の曲面で表現さ
れ、三次元空間がブロック化された直方体において曲面
より低濃度側の体積比率がその領域の濃淡データとして
算出される。したがって、曲面が存在する直方体より高
濃度側直方体の体積比率が最小値となり、曲面が存在す
る直方体より低濃度側の直方体が最大値となるので、濃
淡画像を高い圧縮率で圧縮することができる。また、直
方体の大きさを考慮することにより、原画像に忠実に再
生することができる。
【0013】また、本発明の第2の目的に係る構成によ
れば、格子点を中心とする立体の計算領域は共通領域を
有することとなり、格子点の比例値に基づいて濃淡画像
を処理することにより、濃度がなだらかに変化する場合
にも不連続に変化する場合にも原画像を忠実に記録、伝
送、再生することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1(a),(b)は本発明に係る濃淡画像の処
理方法が適用される画像記録装置及び画像再生装置の構
成を夫々示すブロック図である。
【0015】まず画像記録時においては、図1(a)に
示すように、スキャナ101で読み込まれた画像の輝度
が輝度/濃度変換器102で濃度データに変換される。
そしてこの後、画像格納装置103で後述する体積割合
(Rv)データ103が作成される。この作業はROM
104に格納された演算プログラムにより画像格納装置
103内のマイクロプロセッサで行なわれる。体積割合
(Rv)データは外部記憶装置105によりフレキシブ
ルディスク106に格納される。
【0016】一方、画像再生時においては、図1(b)
に示すように、フレキシブルディスク106から体積割
合(Rv)データが読み込まれ、画像再生装置107に
送られる。画像再生装置107では、ROM104から
体積割合展開プログラム及び曲面再生プログラムが読み
込まれ、各画素における濃度データが得られる。そして
これらデータを輝度データに変換しディスプレイインタ
フェース107aを介してグラフィックディスプレー1
09上に表示する。またプリンタドライバ107bによ
る画像処理により必要に応じて輝度データが打ち込み率
データに変換されインクジェットプリンタ110により
印字される。
【0017】尚、この他の装置例としては圧縮された体
積割合(Rv)データを伝送し、画像再生装置で前記体
積割合(Rv)データを受信し再生することも可能であ
る。この場合体積割合(Rv)データをアナログデータ
として伝送しても良い。また画像格納装置及び画像再生
装置は同一の又は別々のいずれのコンピュータで構成し
ても良い。この場合は後述する画像格納プログラム及び
画像再生プログラムは磁気記憶装置等に保存させても良
い。
【0018】以下、図2〜図8を参照しながら本発明に
係る濃淡画像の処理方法の一実施例(第1の実施例)に
ついて説明する。
【0019】図2は原画像の一例として、各画素が64
階調の略同心円状からなる512×512画素の濃淡デ
ータを予めコンピュータにより作成し、プリントアウト
した133mm×133mmの長方形領域の原画像である。
図3はこの原画像のX軸方向の濃度分布を示した図であ
って、中心の濃度が最も低く、OD値が0.09であ
る。そして濃度は点対称状に漸増し、中心から41.5
mmの位置でOD値が0.45から0.88まで上昇し、
41.5mmから外側の領域のOD値は一様に0.88で
ある。
【0020】しかして、このような濃淡レベルを有する
原画像を記録する場合は、スキャナ101により前記原
画像を読み取った後、輝度/濃度変換器102により濃
度データに変換し、ついで、ROM104に予め格納さ
れた画像格納プログラムにより画像格納装置103にお
いて、まずXY平面を32×32のセルに等分割し、さ
らに、OD値を0.0から1.0まで0.05毎に20
段階の濃度レベル幅に等分割する。すなわち、図4に示
すように各セルのZ軸(濃淡レベル軸)上に濃度レベル
幅ΔD(=0.05)を高さとする20個の直方体1−
1,…1−20を各セルのZ軸上に積層された立体を考
える。
【0021】図5及び図6は、直方体1の濃度分布曲面
を示し、図5に示すように、1つのセル内の濃度分布が
同一の濃度レベル幅内に分布している場合には、その濃
度レベル幅ΔDに対応する直方体1内において濃度分布
を示す曲面2より下側の体積割合Rvを計算する。ま
た、図6に示すように、1つのセル内の濃度分布が複数
の濃度レベル幅に分布している場合、例えば3個の直方
体1−1から1−3に濃度レベル幅が分布している場合
には、その各直方体1−1〜1−3について上記体積割
合Rvを計算する。
【0022】そして、本実施例では上述の如く算出され
た各体積割合Rvを8ビットの整数(=0〜255)に
規格化する。したがって、濃度分布を示す曲面2をよぎ
らない直方体では、曲面2より下側ではRv=255、
上側ではRv=0となる。この計算の後、32×32×
20個の全ての直方体の体積割合Rvを算出した後、か
かる体積割合Rvを圧縮し、外部記憶装置105を介し
てフロッピディスク106にディジタル情報として記憶
する。
【0023】図7及び図8は上記濃淡画像の画像格納装
置103への記憶手順を示す画像格納プログラムのフロ
ーチャートである。
【0024】まず、ステップS1では画素数M,Nを夫
々512宛に設定し、ステップS2ではセルサイズNw
を32に設定する。
【0025】次いでステップS3では濃度分割データを
設定する。すなわち、濃度レベル幅ΔDを0.05に設
定し、直方体の個数Mdを20に設定し、さらに各直方
体の高さHdを10に設定する。
【0026】次に、ROM104から濃度データD
(p,q)を読み込み(ステップS4)、次いで上述し
た画素数M,N、セルサイズNw、濃度レベル幅ΔD、
直方体の個数Mdを外部記憶装置105に出力する(ス
テップS5)。
【0027】次に、ステップS6ではY軸方向の濃度デ
ータqを「1」に設定しステップS7に進む。そして最
初はq=1であるのでステップS7の答は否定(NO)
となりステップS8に進み数式(1)で定義されるq1
値を算出する。
【0028】q1=q+Nw−1 …(1) さらに、ステップS9ではX軸方向の濃度データpを
「1」に設定し、ステップS10に進む。そして最初は
p=1であるのでステップS10の答は否定(NO)と
なりステップS12に進み数式(2)で定義されるp1
値を算出する。
【0029】p1=p+Nw−1 …(2) そして、夫々の直方体についてK値(K(1),K
(2),…K(Md)を「0」にリセットした後、画素
毎のK値を算出する(ステップS14)。
【0030】具体的には図9に示すように、ステップS
141〜S143でその直方体の属する濃度分布曲面の
下側の体積濃度K(m+1)を算出し、ステップS14
4〜S146に示すようにこれら濃度分布曲面の下側に
属する体積濃度を全て加算して体積濃度K(l)(l=
1,2,…Md)を算出する。
【0031】次いでステップS15に進み、数式(3)
に基づいてかかる体積濃度K(l)を8ビット整数に規
格化して体積割合Rv(l)を算出する。
【0032】
【数1】 そして、これらRv(l)(l=1,2,…Md)を外
部記憶装置105に出力し(ステップS16)、次いで
p(=1)にNwを加算して新たなp値を算出し、かか
るp値に基づいて再びステップS10〜ステップS17
のフローを実行する。
【0033】そして、その後のループでステップS10
の答が肯定(YES)、すなわち、p値がM(=51
2)を越えるとステップS11に進み、q(=1)にN
wを加算して新たなq値を算出し、かかるq値に基づい
て再びステップS7〜ステップS17のフローを実行
し、その後のループでステップS7の答が肯定(YE
S)、すなわちq値がN(=512)を越すと本プログ
ラムを終了する。すなわち、この方法は、従来例のよう
に画像を複数の平面領域に分割し、各分割領域の平均濃
度を求める方法とは本質的に異なるものである。
【0034】一方、画像の再生時には、フロッピディス
ク106からデータが読み込まれ、画像再生装置107
においてROM104から読み込まれた体積割合展開プ
ログラム及び画像再生プログラムが実行され、各画素の
濃度データが得られる。そして、この濃度データを輝度
データに変換してディスプレイインタフェース107a
を介してグラフィックディスプレイ109に表示させた
り、画像処理により打ち込み率データに変換してプリン
タドライバ107bを介してインクジェットプリンタ1
10に印字させる。
【0035】図10は画像再生プログラムの一例を示し
たフローチャートである。
【0036】このフローチャートの制御プログラムはR
OM104に格納され、CPU(中央演算処理装置)の
制御のもと実行される。
【0037】まず、ステップS21で画素数データM,
N、セルサイズNw、濃度レベル幅ΔD、直方体の個数
Mdを読み込み、さらにステップS22でセル数CX,
CYを計算する。
【0038】次いで、再生すべき濃度データD(p,
q)(1≦p≦M,1≦q≦N)を全て「0」に設定し
(ステップS23)、次いで、全直方体の体積割合Rv
(i,j,k)を外部記憶装置から読み出した後(ステップ
S24)、この体積割合Rv(i,j,k)から原画像と同
一の512×512画素の各画素の濃淡データを再生す
る(ステップS25)。ここで、iおよびjはセルの位
置を示し(1≦i≦32,1≦j≦32)、kは濃度レ
ベルを示す(1≦k≦20)。
【0039】濃淡データの再生は、具体的には図11に
示すように、体積割合Rv(i,j,k)が「255」か否
かを判別し(ステップS251)、Rv(i,j,k)=2
55の場合には、この直方体を画像平面に射影した範囲
(これを当該セルという)の画素全てに対して濃度デー
タD(p,q)の値を数式(4)に示すように濃度レベ
ル幅ΔDだけ増加させる(ステップS252)。
【0040】 D(p,q)=D(p,q)+ΔD …(4) ここで、p,qは、{32(i−1)+1}≦p≦32
i,{32(j−1)+1}≦q≦32jを満たす全て
の整数である。
【0041】一方、体積割合Rv(i,j,k)≠255の
ときはRv(i,j,k)が0より大きいか否かを判別し
(ステップS253)、Rv(i,j,k)が0より大きく
ないときはRv(i,j,k)=0の場合であり、そのまま
図10のプログラムに戻る。
【0042】一方、ステップS253でRv(i,j,k)
が「0」より大きいと判断された場合、すなわち、0<
Rv(i,j,k)<255の場合には、まず、この点にお
ける体積割合Rvの微係数fx,fy,fzを求める(ス
テップS254)。本実施例では体積割合Rvの不連続
性を考慮して、隣接する周囲の直方体の情報をある程度
用い、数式(5)〜(8)のような計算をする。
【0043】
【数2】 但し、Rv(i,j,0)=225 ; Rv(i,
j,MD+1)=0; Rv(0,j,k)=0 ;
Rv(CX+1,j,k)=0; Rv(i,0,k)
=0 ; Rv(i,CY+1,k)=0とする。
【0044】本実施例の場合、直方体を通る濃度分布局
面を平面で近似したときの平面の法線はベクトル(f
x,fy,fz)の方向を向いており、したがって、この
平面の位置を上記ベクトルの方向に移動し、直方体の体
積に対する平面の体積割合がRv(i,j,k)/255に
最も近くなるように、具体的には5%程度の差になるよ
うに処理する。
【0045】次に、濃度平面の位置Px,Py,Pzの
位置決定と画素毎のDD値を算出する(ステップS25
5)。
【0046】具体的には図12において、セル内の各画
素(p,q){32(i−1)+1}≦p≦32i,
{32(j−1)+1}≦q≦32j}を通り、また、
濃度軸に平行な直線に対する曲面との交点(曲面交点)
をP′とし、該直方体1の下面との交点をP1、上面と
の交点をP2とする。また、曲面との交点P′が該直方
体1より上側にある場合にP′=P2とし、曲面交点
P′が該直方体1より下側にある場合にP′=P1とす
る。そして、得られた点P1、P2、P′を用いて数式
(9)により計算する。
【0047】
【数3】 なお、この説明では、濃度分布曲面が濃度軸に平行な場
合には曲面または平面の「下側」が「濃度が高いほう」
であり、「上側」が「濃度が低いほう」である。
【0048】次いで、ステップS256に示すように、
濃度データD(p,q)を算出し、本プログラムを終了
する。
【0049】図13は平面位置決定とDD値の演算手法
を示すフローチャートである。本図の処理では該当直方
体をNw3個の微小直方体に等分して計算を進める。
【0050】まずステップS2551では濃度曲面の通
過点(Px,Py,Pz)を直方体の中心と仮定し、ス
テップS2552では数式(10)を満たす微小直方体
の個数KOSUを「0」に設定し、U,Vに関するルー
プに入る。ステップS2553ではDD値を「0」に設
定する。ステップS2554では微小直方体の底面、す
なわち画素の中心を求め、Wに関するループに入る。ス
テップS2555では微小直方体の高さの中心を求め、
ステップS2556では数式(10)が成立するか否か
を判別する。
【0051】 (x−Px)fx+(y−Py)fy+(z−Pz)fz≧ …(10) 上記数式(10)が不成立のときはWに1を加えステッ
プS2555に戻り、上記数式(10)が成立するとき
はステップS2557でDD値に1.0を加算し、ステ
ップS2558でKOSUに1を加算してWに1を加え
てステップS2555に戻る。WがNwに達したら次の
(U,V)にしてステップS2553に戻る。U,Vが
(Nw,Nw)に達したら、すなわち全ての微小直方体
について処理が終了したらステップS2559に進む。
ステップS2556において、数式(11)が成立する
か否かを判別する。
【0052】
【数4】 そして、数式(11)が成立するときはステップS25
57に進み、平面位置を正側に修正してステップS25
52に戻る。
【0053】一方、数式(11)が不成立のときはステ
ップS2558に進み、数式(12)が成立するか否か
を判別する。
【0054】
【数5】 そして、数式(12)が成立するときはステップS25
59に進み、平面位置を負側に修正してステップS25
52に戻る。
【0055】一方、数式(12)が不成立のときはステ
ップS2560に進み、DD値を算出して図11のフロ
ーチャートに戻る。
【0056】このようにして、512×512画素の濃
度データを有する原画像を再生し、この濃度曲面分布か
ら公知の画像処理を行ってプリントアウトする。図14
はプリントアウト例を示し、原画像を比較的良好に再生
していることがわかる。特に、セルの幅よりかなり狭い
範囲における濃度のステップ状の変化なども良好に再生
されている。
【0057】また、本実施例における画像の記憶量は、
32×32×20×8ビット=20Kバイト(1K=1
024)であり、例えば512×512画素の原画像の
各画素がそれぞれ8ビットの濃淡データである場合の情
報量(=256Kバイト)の約1/13となる。また、
記憶容量をさらに減少させるために、例えば各セル(i,
j)において0<Rv(i,j,k)<255の直方体、又は
Rv=255であって直方体の6つの隣接面の少なくと
も1つがRv=0である直方体では、k1≦k≦k1+Δ
kのように濃度軸(Z軸)に沿って連続していることを
利用し、 k1とΔkと{Rv(i,j,k),k1≦k≦k1+Δk} を記憶するようにしてもよい。
【0058】この場合、k1は1から20であり、Δk
は0≦Δk≦(20−k1)であり、k1とΔkの組合せ
は210通りであるのでその情報量は1バイトであり、
また、(Δk+1)の平均値が約2であるので、1セル
についての情報量は約3バイトである。したがって、全
記憶量は約3Kバイトとなり、前記20Kバイトよりさ
らに約1/7に圧縮することができる。なお、画像再生
時には、体積割合Rvを記憶していない直方体について
は、 Rv(i,j,k)=255(k<k1),又はR(i,j,k)=
0(k>k1+Δk) とした後、前述した再生方法により所望の画像再生を行
うことができる。
【0059】また、他の記憶方法として、Rv=0の直
方体については2ビットの「00」、Rv=1の直方体
は2ビットの「01」、0<Rv<255の直方体は
「100000000(2進法)+Rv」(9ビット)
のビット列で表現し、これをさらに周知のランレングス
圧縮するようにしてもよい。
【0060】上記方法では、濃度分布曲面を直方体内で
平面と近似し、さらに画像の輪郭を直線近似している。
原画像の濃度変化をより忠実に再現するためには、濃度
の2階微分情報を再生させることと、画像の輪郭を曲線
で再生させることが必要になる。この場合には、例えば
前述した体積割合Rvの微係数fx,fy,fzの他に、
2階微分である∂2Rv/∂x2≡fxx,∂2Rv/∂y2
≡fyy,∂2Rv/∂z2≡fzz,∂2Rv/∂x∂y≡
fxy,∂2Rv/∂y∂z≡fyz,∂2Rv/∂z∂x≡
fzxを上述したfx,fy,fzと類似の方法で求め、
f(x,y,z)=const. {z=z(x,y)}をx
およびyで微分することによりこれら1階微分および2
階微分の微係数から直方体中心における∂z/∂x,∂
z/∂y,∂2z/∂x2,∂2z/∂x∂y,∂2z/∂
2を求める。
【0061】具体的には、数式(13)〜数式(17)
を用いて求める。
【0062】 ∂z/∂x=−fx/fz …(13) ∂z/∂y=−fy/fz …(14) fxx+2fzx(∂z/∂x)+fz(∂2z/∂x2) +fzz(∂z/∂x)2=0 …(15) fxy+fzx(∂z/∂y)+fyz(∂z/∂x) fz(∂2z/∂x∂y)+fzz(∂z/∂x)(∂z/∂y)=0 …(16) fyy+2fyz(∂z/∂y)+fz(∂2z/∂y2) +fzz(∂z/∂y)2=0 …(17) そして、|fz|<<|fx|かつ|fz|<<|fy|のとき
は、その直方体をよぎる濃度曲面がz軸に略平行、すな
わちそのセルにおいて濃度がステップ状に変化している
こととなり、zのx、yに対する1階および2階微分を
求める代わりに、xのy、zに対する1階および2階微
分を求めるか、またはyのz、xに対する1階および2
階微分を求める。すなわち、|fy|≦|fx|ならば前
者を選択し、|fx|≦|fy|ならば後者を選択する。
【0063】このようにして直方体中心における曲面の
1階及び2階微分係数が得られ、これらの微分係数から
その直方体内で曲面を外挿してゆく。
【0064】そして、このようにして得られた曲面の下
側の体積割合がこの直方体の体積割合Rvより大きい場
合、例えば5%程度以上大きい場合には、曲面を(f
x,fy,fz)方向に少し平行移動させ、小さい場合、
例えば5%程度以上小さい場合には、曲面を(−fx,
−fy,−fz)方向に少し平行移動することにより、実
際の体積割合Rvに近づけることができる。
【0065】なお、注目直方体のRv値が非常に小さい
場合(例えば10-2程度以下)には、上記方法により曲
面を高精度で再生することができない場合がある。この
場合には、fx,fy,fz等を計算する前に数式(1
8)に示す拡散式を用いてRv値を拡散することによ
り、曲面を高精度で再生することができる。
【0066】 Rvnew(i,j,k) =DI{Rv(i+1,j,k)+Rv(i−1,j,k) +Rv(i,j+1,k)+Rv(i,j−1,k) +Rv(i,j,k+1)+Rv(i,j,k−1) −6Rv(i,j,k)} Rv(i,j,k)=Rvnew(i,j,k) …(18) 但し、DIは拡散係数であり、安定性を考慮すると1/
6以下が選択される。この処理を数回繰り返すことによ
り、Rv値が小さな直方体の場合にも曲面を高精度で再
生することができる。したがって、上記実施例によれ
ば、原画像の濃度分布の勾配の違いを特に意識しなくて
も、濃度変化が急な領域ほど自然に記憶情報量が増加
し、結果的に原画像データを効率的に保存し、また、忠
実に再生することができる。
【0067】つぎに、図15および図16を参照して第
2の実施例を説明する。この実施例では図15に示すよ
うに、画像平面を規定するXY軸と、濃度レベルを規定
するZ軸により構成される三次元空間において、格子点
31が例えばΔx=2mm、Δy=2mm、Δz=0.05
の等間隔で設けられている。ここで、Z軸の数値の単位
はOD値である。そして、この格子点31を中心(重
心)とする縦が2Δx=横が2Δy=4mm、高さが2Δ
z=0.1の直方体33において濃度分布曲面32の下
側の体積割合Rvを計算し、この体積割合Rvを同様に
0〜255の8ビットで表現する。
【0068】本実施例においては、隣接する格子点31
を中心とする計算領域(2Δx×2Δy×2Δz)は、
共通の領域を有し、体積割合Rvの分布を滑らかにする
働きを有する。また、計算領域(2Δx×2Δy×2Δ
z)をより狭く設定すると、不連続の体積割合Rvがそ
のまま反映されるので、縦、横、高さがそれぞれ上述し
たΔx、Δy、Δzのときは第1の実施例と同一の効果
を奏することとなる。尚、本実施例においては計算領域
(2Δx×2Δy×2Δz)を著しく大きく設定する
と、体積割合Rvの変化が必要以上に滑らかになり、結
果的に濃度変化や形状がぼやけることになるため、各計
算領域の辺の長さは、格子点31間の距離の1.5〜
2.5倍程度が望ましい。また、格子点31が画像領域
の端の点と一致する場合には、計算領域として前述した
領域の内、画像領域を底面とする三次元領域の内側を考
えればよい。
【0069】しかして、このようにして得られた体積割
合RvをRv=0とRv=255の格子点を除いてディ
ジタルで記録すると、第1の実施例と同様に、記憶容量
を低減することができる。また、再生時には、0<Rv
<255の各格子点31から±x方向、±y方向、±z
方向の合計6方向の体積割合Rvを参照し、当該格子点
31と隣接する格子点31の体積割合Rvが所定値、例
えば「255/2」を挾んでいるか否かを判断する。挾
んでいる場合には濃度分布曲面32がこの2つの格子点
31の間に存在すると仮定し、内挿によりその点の位置
を求める。このようにして全ての格子点31について、
隣接する格子点31の間に存在する濃度分布曲面32を
求め、全体の濃度分布曲面を再現することができる。
【0070】この第2の実施例では、再現された濃度分
布曲面32は、平面又は双一次曲面(z=α+βx+γ
y+δxy)が連結されたものとなるが、第1の実施例
と異なり、必ず連続している。図16(a)は原画像を
示し、図16(b)は第2の実施例により図16(a)
の原画像を再生した画像を示している。この図からわか
るように、本実施例においては原画像に対してほぼ忠実
に再現している。
【0071】格子点31の体積割合Rvを求める他の方
法としては、体積割合Rvの関数Vを数式(19)によ
り内挿することができる。
【0072】
【数6】 ここで、Em(x)(m=0,1,2,3)はオーバーハウ
ザの3次多項式と呼ばれ、数式(20)〜(23)で示
され、領域の境界においてその値と1次微係数が連続に
なる。
【0073】 E0(x)=−0.5x+x2−0.5x3 …(20) E1(x)=1−2.5x2+1.5x3 …(21) E2(x)=0.5x+2x2−1.5x3 …(22) E3(x)=−0.5x2+0.5x3 …(23) なお、上式においてξ、η、ζは局所座標系であって、
図17に示すようにそれぞれX軸、Y軸、Z軸と平行で
ある。図中の点O1は注目格子点であって(ξ,η,
ζ)=(0,0,0)であり、0≦ξ≦1、0≦η≦
1、0≦ζ≦1の空間が上記数式(19)により内挿さ
れる。
【0074】なお、上式において(α,β,γ)は、局
所的格子点番号であり、下記数式(24)に示す関係に
ある。
【0075】
【数7】 したがって、ξ=−1,0,1,2;η=−1,0,
1,2;ζ=−1,0,1,2の計64点のRv値を用
いて内挿することができる。なお、図17において、
(α,β,γ)=(1,1,1)が注目格子点O1を示
し、点Pは(ξ,η,ζ)=(1,1,1)、(α,
β,γ)=(2,2,2)である。このように空間内の
体積割合分布が得られると、V(ξ,η,ζ)が所定
値、例えば「128」である点(ξ,η,ζ)の集合が
濃度分布曲面となる。また、注目格子点O1を画像領域
のエッジに対応する格子点を除く全ての格子点に移動す
ることにより、画像領域全域で濃度分布曲面を得ること
ができる。
【0076】なお、上記オーバーハウザの多項式を用い
た再生方法は、濃度分布曲面が全域に亘って連続であ
り、かつその勾配も連続するので再生時の忠実度が高い
という効果がある。尚、内挿関数としては上記オーバー
ハウザの多項式の代わりに、3重線形多項式やラグラン
ジェ多項式域或いはスプライン関数を用いてもよい。
【0077】つぎに、図18を参照して第3の実施例を
説明する。この第3の実施例では、図18(a)に示す
ように画像の輪郭が角を有する場合や、濃度がステップ
状に変化する場合に再生時の忠実度を向上するように構
成されている。この場合には、スキャナ101により読
み取った画像の輝度を輝度/濃度変換部102により濃
度に変換した後、画像格納装置103においてまず、図
18(a)に示すようにセル6−1〜6−4に分割す
る。
【0078】ついで、例えば矢印で示すように、セル6
−2の4辺に沿った画素の濃度を順次読み出し、濃度が
不連続的に変化している辺、具体的には例えばOD値で
0.2以上不連続的に変化している辺に対してフラグを
セットする。そして、フラグがセットされている辺が
「2」であって、且つその辺が隣接している場合、その
辺上の2点6−A、6−Bにおいてエッジの各向きを求
める。なお、このエッジの向きは、例えばソベルのオペ
レータ等を用いることにより求めることができる。
【0079】そして、2点6−A、6−Bにおけるエッ
ジの各向きが所定角度(例えば60°)以上の差がある
場合にこのセル6−2内に輪郭の角が存在するとみな
し、このセル6−2と、フラグがセットされた辺を有す
るセル6−1、6−4とこのセル6−1、6−4に隣接
するセル6−3を図18(b)に示すようにさらに2×
2の4つに細かく分割する。そして、この細かく分割さ
れた小セルについて、高さが濃度レベルである直方体を
定義し、第1の実施例と同様に記録する。
【0080】したがって、セルを細かく分割すると共
に、濃度レベル幅を細かく分割することにより濃度変化
が不連続な場合にも忠実に再生することができる。な
お、この場合にはセル情報を別途記憶しなければならな
いが、濃度がD1からD2に変化するときには、D1付近
からD2付近の2つの濃度レベル幅のみを細かく分割す
れば十分であるので、データ量が増加することを防止す
ることができる。
【0081】また、必要に応じてセルをさらに細かく分
割してもよく、また、かかるセルの細分割手法は、第2
の実施例において格子点における体積割合Rvを求める
場合にも適用することができる。また、セルサイズより
細かい線や格子模様のように、原画像において分割され
た濃淡レベル幅以上の変化の周期がセルサイズ以下の場
合にも、この第3の実施例を適用することができる。
【0082】つぎに、図19を参照して第4の実施例を
説明する。この第4の実施例では、一部のセルを細分割
したり、一部の格子点密度を細かくすることなく、画像
の輪郭が角を有する場合や、濃度がステップ状に変化す
る場合に再生時の忠実度を向上するように構成されてい
る。
【0083】まず、第1の実施例と同様に、濃度分布の
空間を直方体に分割してRv値を記憶するが、再生時に
はこのRvデータから図19に示すように、直方体の8
個の頂点におけるRv値の平均値をまず計算し、この平
均値から前述したオーバーハウザの多項式を用いて体積
割合分布を求め、この分布において体積割合が所定値
(=255/2)の点集合を求めることにより濃度分布
曲面71を得る。
【0084】この後、各直方体において濃度分布曲面7
1の下側の体積割合Rv′を計算し、Rv値と比較す
る。そして、Rv′=Rv(Rv′とRvの差が10%
程度以内)を満足せず、かつ直方体の面の各点7A、7
Bにおける濃度分布曲面71の傾きの差がお互いに開い
ている場合(例えば60°程度以上)は、それぞれの面
を外挿して交線を求め、角や折れ線を有する濃度分布曲
面72を得る。このように得られた濃度分布曲面72に
関して改めてRv値を算出すると、Rv′より元のRv
値に近づくので、再生時の忠実度を向上することができ
る。
【0085】なお、上記実施例では、濃淡データとして
濃度データを用いたが、代わりに輝度データを用いるこ
とができる。また、例えばインクジェットプリンタによ
り再生する場合には、ピクセルに対するインク打ち込み
量や打ち込み数の分布を求めることにより圧縮すること
ができ、また、この場合には再生データをそのままプリ
ンタに出力することができる。
【0086】また、上記実施例では、モノクロ画像につ
いて説明したが、カラー画像にも適用することができ、
この場合には例えばR、G、Bの3系統の輝度や、Y、
M、Cの3系統の濃度に適用することができる。なお、
カラー画像では記録容量が3倍になるが、輝度と色差情
報を1ピクセル当たり8ビットで表現することにより記
録容量を減少することができ、また、色差情報としては
xy色度図やu′v′色度図を用いることができる。こ
こで、これらの色度図を用いて8ビット/1ピクセルで
記録するためには、色度図を例えば「255」の領域に
分割すればよく、より微妙な色度を再現するために16
ビット/1ピクセルで記録するようにしてもよい。さら
に、図1ではマイクロプロセッサにより記録および再生
を行う場合を例にして説明したが、代わりにランダムロ
ジック回路等の専用の回路を用いることも可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明に係る濃
淡画像の処理方法によれば濃淡画像の高い圧縮での記録
と、忠実度の高い再生とを両立させることができる。ま
た濃度の分布が微妙に変化している場合もステップ状に
急変している場合も同様の忠実度で画像を再生すること
ができる。
【0088】さらに、本発明によればカラー画像の高精
度な記録、伝送、再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る濃淡画像の処理方法に適用される
の一実施例である画像記録再生装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】原画像の一例を示す説明図である。
【図3】図2の原画像のX軸方向の濃度分布を示すグラ
フである。
【図4】セル毎の濃度レベル幅を示す説明図である。
【図5】図4の各直方体における濃度分布曲面の一例を
示す説明図である。
【図6】他の濃度分布曲面を示す説明図である。
【図7】画像格納プログラムのフローチャート(1/
2)である。
【図8】画像格納プログラムのフローチャート(2/
2)である。
【図9】K値算出ルーチンのフローチャートである。
【図10】画像再生プログラムのフローチャートであ
る。
【図11】濃淡データの再生手順を示すフローチャート
である。
【図12】濃度分布の再生方法を示す説明図である。
【図13】平面位置決定とDD値演算手法を示すフロー
チャートである。
【図14】再生画像を示す説明図である。
【図15】第2の実施例を示す説明図である。
【図16】第2の実施例における現画像と再生画像を示
す説明図である。
【図17】第2の実施例の変形例を示す説明図である。
【図18】第3の実施例を示す説明図である。
【図19】第4の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 直方体 31 格子点

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録又は伝送するときは、XY直
    交座標とこれらX軸及びY軸に直交する濃淡レベル軸と
    を有する3次元空間内の曲面で2次元空間上の前記画像
    の濃淡レベル分布を表現し、画像領域を底面として最低
    濃淡レベル以下から最高濃淡レベル以上までの濃淡レベ
    ル範囲を高さとする立体を形成すると共に、該立体を複
    数の直方体に分割し、これら積層された各々の直方体の
    中で前記曲面より低濃度側領域の体積に比例する各比例
    値を記録又は伝送し、 画像を再生するときは、前記各々の直方体のうち前記曲
    面がよぎる直方体のそれぞれについて、該直方体の前記
    比例値及び該直方体に隣接する直方体の前記比例値に基
    づいて前記直方体をよぎる曲面を再生し、これら曲面を
    連結させることによって前記曲面全体を再生することを
    特徴とする濃淡画像の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記直方体の一部を細分割することを特
    徴とする請求項1記載の濃淡画像の処理方法。
  3. 【請求項3】 画像を記録又は伝送するときは、XY直
    交座標とこれらX軸及びY軸に直交する濃淡レベル軸と
    を有する3次元空間内の曲面で2次元空間上の前記画像
    の濃淡レベル分布を表現し、画像領域を底面として最低
    濃淡レベル以下から最高濃淡レベル以上までの濃淡レベ
    ル範囲に所定の格子点を配し、各々の格子点を重心とす
    る3次元領域を形成すると共に、これら三次元領域の中
    で前記曲面より低濃度側領域の体積に比例する比例量を
    格子点の比例値として記録又は伝送し、 画像を再生するときは、前記各々の格子点の比例値およ
    び該格子点に隣接する格子点の前記比例値に基づいて前
    記曲面上における通過点を求めることにより、前記曲面
    全体を再生することを特徴とする濃淡画像の処理方法。
  4. 【請求項4】 一部の格子点の配置密度が他の格子点の
    配置密度より高いことを特徴とする請求項3記載の濃淡
    画像の処理方法。
  5. 【請求項5】 画像を記録又は伝送するときは、前記比
    例値を圧縮してから記録又は伝送し、 前記画像を再生するときは、前記圧縮された比例値を展
    開してから画像を再生することを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の濃淡画像の処理方法。
  6. 【請求項6】 画像を再生する際に、前記比例値に拡散
    処理を施すことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載
    の濃淡画像の処理方法。
  7. 【請求項7】 画像の濃淡レベルは画像の輝度又は画像
    の濃度又は1画素当たりの打ち込み数のうちのいずれか
    又はこれらの組合わせであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の濃淡画像の処理方法。
  8. 【請求項8】 画像の濃淡レベルはカラー画像の輝度及
    び色差情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれかに記載の濃淡画像の処理方法。
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