JP2007181134A - 画像処理装置およびテーブル作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】色分解テーブルなどの変換テーブルの作成において、擬似輪郭の発生の可能性を低くでき、また、補間演算の負荷や時間をより少なくする。
【解決手段】LUTの作成に際して、LUTを構成する立方体が、先ず2つの三角柱に分割され(402)、それぞれの三角柱においてその表面の三角形と上面および底面に平行な内部三角形が規定される(403、405)。そして、それぞれの三角形を補間空間として三角形内部の格子点について格子点データが求められる(404、406)。これにより、立方体から補間空間を形成する際にできる境界面を1つにすることができ、この面を境に格子点データが不連続となる可能性を低くすることとができる。この結果、印刷された画像において擬似輪郭が生じる可能性を低くすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置およびテーブル作成方法に関し、詳しくは、テーブルの格子点データを補間によって定める場合の補間空間の定め方に関するものである。
画像処理に用いられるテーブルは、例えば、RGB色空間の信号値をプリンタの色材であるインクの信号値に変換するための色分解テーブルや入力デバイスと出力デバイスとの間の色域の調整を行うための色変換テーブルなどが代表的なものとして知られている。また、これらはルックアップテーブル(LUT)形態のものが一般的である。
このようなテーブルの作成方法の一従来例(特許文献1)は、例えば色分解テーブルを次のように作成する。先ず、RGB空間において規定される格子点で構成された立方体上で、ホワイト(W)の格子点と、プリンタの色材の一次色(C、M、Y)および2次色(R、B、G)に対応した格子点それぞれと、ブラック(Bk)の格子点を結ぶ6つの制御ラインを定める。また、ホワイトの格子点とブラックの格子点を結ぶ制御ラインを定める。そして、これら定めた制御ラインについて予めそれらのライン上の格子点データを求め、これらの格子点データ(例えば、C、Lc、M、Lm、Y、Bk)を用いてその他の格子点の格子点データを補間演算によって求めるものである。
特許文献1に記載される補間方法は、先ず、立方体を、図9(a)〜(f)に示すように、上記7つの制御ラインをそれぞれの辺とする6つの四面体に分割する。そして、それぞれの四面体について表面の4つの三角形を補間空間とし、その内部の格子点についてその三角形の辺上の格子点データを用いて補間を行い、格子点データを求める。さらに、四面体の内部については、その四面体を構成する三角形の1つに平行な三角形を格子点の間隔でとり、それぞれの三角形を同様に補間空間としてその内部の格子点の格子点データを求めるものである。
特開2002−033930号公報
しかしながら、上述した従来のテーブル作成方法では、補間空間の規定に際して立方体を6つの四面体に分割する。このため、分割で境界をなす面、すなわち、それぞれの四面体を結合して元の立方体を構成するときに2つの四面体の共通の面(以下では、このような分割に際して形成される共通の面を「分割面」とも言う)となる三角形が比較的多く存在する。例えば、図9(a)に示す四面体では三角形WRBkと三角形WMBkの2つの三角形であり、これらはそれぞれ他の1つの四面体と重複するから、図9(a)〜(f)に示す6つの四面体で合計12個の分割面が存在する。
このような分割面は異なる補間空間の境界をなすものである。このため、最終的に作成されたテーブルにおいて、この境界面を境に格子点データが不連続となることがある。そして、このような格子点データの不連続は、それらの格子点データに基づく色材で形成された画像において擬似輪郭を生じさせる場合がある。特許文献1に記載されるような6つの四面体を補間空間として用いるテーブル作成では、比較的多くの分割面があるため、それだけ擬似輪郭が発生する可能性も高くなるという問題がある。
また、それぞれの四面体における最終的な補間空間である三角形の数は、四面体表面とその内部とで比較的多いものとなる。このため、補間演算に要する時間および負荷がそれだけ増すことになる。さらに、これら三角形の補間空間は総てが同じ形ではない。このため、補間演算がそれに応じてより複雑になるという問題もある。
本発明は、上述した従来の問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、色分解テーブルなどのテーブルの作成において、擬似輪郭の発生の可能性を低くできる画像処理装置およびテーブル作成方法を提供することにある。また、本発明の目的は、補間演算の負荷や時間をより少なくできる画像処理装置およびテーブル作成方法を提供することにある。
そのために本発明では、3次元の色空間を規定する色信号に対応して出力色信号を得るために用いるテーブルを作成する画像処理装置であって、前記色信号によって規定される格子点で構成された、前記テーブルを構成する立方体において制御ラインを規定し、該制御ライン上の格子点データを求める制御ライン設定手段と、前記立方体を、当該立方体において規定される四角形を切断面として、前記制御ラインを辺として含む2つの三角柱に分割する分割手段と、該分割された2つの三角柱それぞれにおいて、当該三角柱の表面に前記制御ラインを辺として含む三角形を規定し、前記制御ライン上の格子点データを用いて補間演算してそれぞれの三角形内部における格子点の格子点データを求め、また、前記三角柱の内部に三角形を規定し、前記表面に規定された三角形内部の格子点データを用いた補間演算によって該三角形の内部における格子点の格子点データを求める補間手段と、前記格子点データが求められた三角形を合成して格子点データが規定された前記立方体を得る合成手段と、を具えたことを特徴とする。
また、3次元の色空間を規定する色信号に対応して出力色信号を得るために用いるテーブルを作成するためのテーブル作成方法であって、前記色信号によって規定される格子点で構成された、前記テーブルを構成する立方体において制御ラインを規定し、該制御ライン上の格子点データを求める制御ライン設定工程と、前記立方体を、当該立方体において規定される四角形を切断面として、前記制御ラインを辺として含む2つの三角柱に分割する分割工程と、該分割された2つの三角柱それぞれにおいて、当該三角柱の表面に前記制御ラインを辺として含む三角形を規定し、前記制御ライン上の格子点データを用いて補間演算してそれぞれの三角形内部における格子点の格子点データを求め、また、前記三角柱の内部に三角形を規定し、前記表面に規定された三角形内部の格子点データを用いた補間演算によって該三角形の内部における格子点の格子点データを求める補間工程と、前記格子点データが求められた三角形を合成して格子点データが規定された前記立方体を得る合成工程と、を有したことを特徴とする。
以上の構成によれば、テーブルの作成に際して、テーブルを構成する立方体が、先ず2つの三角柱に分割され、それぞれの三角柱においてその表面の三角形と、例えば上面および底面に平行な内部三角形が規定される。そして、それぞれの三角形を補間空間として三角形内部の格子点について格子点データが求められる。これにより、立方体から補間空間を形成する際にできる分割面は、分割に際して切断面と成る四角形の1つだけであり、作成されたテーブルにおいてこの面を境に格子点データが不連続となる可能性を低くすることとができる。また、最終的な補間空間である三角形の数は、三角柱表面とその内部とで比較的少ないものとなる。これにより、補間演算に要する時間および負荷がそれだけ少なくすることができる。さらに、これら三角形の補間空間は総てが同じ形とすることもでき、補間演算がそれに応じてより簡易になる。
この結果、色分解テーブルなどのテーブルの作成において、擬似輪郭の発生の可能性を低くでき、また、補間演算の負荷や時間をより少なくすることが可能と成る。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態に係わる色分解テーブルを作成するための構成を示すブロック図である。同図に示す構成は、具体的には図2、図3にて後述されるコンピュータシステムにおいて実行される処理を表したものである。
図1に示すように、第1形態にかかるルックアップテーブル(LUT)形態の色分解テーブルの作成は、先ず、制御ライン設定101によって、RGB信号で規定される格子点で構成された立方体上で7本の制御ラインが設定される。この設定では、最終的にそれぞれの制御ライン上の格子点について格子点データが設定される。次に、補間方向決定102によって、上記立方体において補間する方向、具体的には以下で示す三角柱の分割の方向を決定する。そして、三角柱形成103によって、上記決定した1つの分割の方向に従い、立方体表面の対角線を含む1つの切断面で上記立方体を2等分し三角柱を2つ規定する。さらに、三角形形成104によって、上記2分割したそれぞれの三角柱表面の上下面および側面に三角形を規定する。さらに、三角柱の内部に上下面に平行でかつ合同な三角形をLUTの格子点間隔に応じて形成する。三角形補間105は、これらの三角形をそれぞれ補間空間とし、上記制御ラインの格子点データを用いて補間演算を行い、三角形内部の格子点について格子点データを求める。
グリッド重み付け106は、上記のようにして求められた三方向それぞれの補間による格子点データに対して、格子点毎に重み付けを行う。そして、平均化処理107は重み付けられた格子点データを上記三方向について平均して最終的なLUTの格子点デーを得る。
図2は、本発明の画像処理装置の一実施形態を構成するコンピュータシステムを示す図である。同図において、分光光度計201は画像の読み取りを行うものであり、色分解テーブルの作成に際してパッチの濃度を読取りその信号をパーソナルコンピュータ202へ送ることができる。コンピュータシステムを構成するパーソナルコンピュータ202は、分光光度計201で読み取られた画像信号を入力し、編集・保管することができる。また、この得られた画像信号による情報をディスプレイ203に表示させ、あるいはプリンタ204から印刷出力させることができる。
図3は、図2に示すコンピュータシステムにおける主要部を、主に機能モジュールとして表したブロック図である。
同図において、301は、ユーザーが各種マニュアル指示等を入力するためのマウスおよびキーボード313とコンピュータシステム202との間で入出力を媒介するインターフェース(I/F)を示す。302は、コンピュータシステム202と分光光度計201との間で入出力を媒介するインターフェース(I/F)を示す。
303は、所定のプログラムに従いコンピュータシステム内部の各要素の動作の制御やデータ処理を実行するCUP示す。CPU303は図4にて後述する色分解テーブル作成処理をそのプログラムに従い実行する。304は、必要な画像処理等のプログラムを記憶しておくROMを示す。また、305はCPU303による処理実行において一時的にプログラムや処理データなどを格納しておくRAMを示す。
306は処理対象の画像を表示したり、操作者へのメッセージを表示したりするディスプレイ装置203の制御を行うディスプレイ制御装置を示す。307は、コンピュータシステム202とカラープリンタ204との間の信号の授受を媒介するインターフェース(I/F)を示す。308は、RAM305等に転送されて用いられるプログラムや画像データをあらかじめ格納したり処理後の画像データを保存したりすることのできるハードディスク(HD)を示す。309は、コンピュータシステムの各所に保持する様々なデータを外部機器へ伝送したり、外部機器からの様々なデータを受信したりするためのモデムやネットワークカード等の伝送機器314とコンピュータシステムをつなぐインターフェース(I/F)を示す。310は、外部記憶媒体の一つであるCD(あるいはCD−RあるいはCD−RWあるいはDVD)に記憶されたデータを読み込み、または書き出すためのCDドライブを示す。311は、CDドライブ310と同様、FDからの読み込み、FDへの書き出しをするためのFDドライブを示す。なお、CD、FD、DVD等に画像編集用のプログラム、あるいはプリンタ情報等が記憶されている場合には、これらの情報をHD308上にインストールし、必要に応じてRAM305に転送するようにしている。312は、外部ライン入力315やマイク316が接続され、外部からの音声データを入力するためのサウンドインターフェース(I/F)を示す。
図4は、本発明の第一の実施形態にかかる色分解テーブル作成処理を示すフローチャートである。本処理は、図4のフローチャートに示す手順を記述したプログラムが、ROM304または外部記憶装置308に格納されており、それをRAM305上に読み込まれることにより、CPU303がこのプログラムに従い実行するものである。
先ず、ステップS401で、図5(a)に示す、RGBの各信号で規定される立方体において、図5(b)に示すように、ホワイトの格子点(W)とブラックの格子点(Bk)を結ぶW−Bkラインを設定する。また、プリンタの色材色の一次色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に対応する格子点と格子点(W)、(Bk)とを結ぶW−C−Bk、W−M−Bk、W−Y−Bkラインを設定する。さらに、色材色の二次色であるレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)に対応した格子点と格子点(W)、(Bk)とを結ぶW−C−Bk、W−M−Bk、W−Y−Bk、W−R−Bk、W−G−Bk、W−B−Bkのラインを設定する。さらには、上記の各格子点を結ぶY−R、R−M、M−B、B−C、C−G、G−Yの6つの追加制御ラインを設定する。以上のように、7つの制御ラインおよび6つ追加制御ラインを設定する。そして、これらの制御ラインのそれぞれについて格子点データを求める。先ず、ライン上の格子点に対応するパッチをプリンタに印刷させ、その濃度を分光計201で読取る。そして、この読取り結果に基づき、各格子点(R、G、B)に対応する格子点データ(例えば、C、M、Y、K、Lc、Lm)を求める。この格子点データを求める方法は公知の方法のいずれをも用いることができる。このように求められた制御ライン上の格子点データは、外部記憶装置308、CDドライブ310、あるいはFDドライブ311上に記憶されている。または、これらのデータは、外部機器からの様々なデータを受信したりすることが可能なモデムやネットワークカード等の伝送機器314を介して取得することができる。
次に、ステップS402において、図5(a)に示す立方体を、図6(a)および(b)に示すように、三角柱の上面WMRYおよび底面CBBkGの対角線を対向する辺とする四角形WRBkCを切断面として2つの三角柱に分割する。
なお、この分割ステップおよびそれ以降のステップ407までの処理は、分割する切断面が異なるさらに2方向の分割による三角柱について同じ処理が繰返される。この切断面は、図5(b)において、四角形WMBkGと四角形WBBkYである。
次に、ステップS403において、上記のように求めた2つの三角柱それぞれについて、ステップS401で設定された制御ラインを3辺とする三角形を形成する。例えば、図6(a)に示す三角柱では、三角形WMR(上面)、三角形CBBk(底面)、および三角柱の側面に形成される、三角形WCB、WMB、MBBk、MRBk、RBkC、およびRWCが形成される。同様の処理が同図(b)に示す三角柱についても行われ、形成された各三角形の座標および入力された格子点データとの関連付けはRAM305に記憶される。あるいは容量が大きい場合は外部記憶装置308などに格納される。
次のステップS404では、ステップS403で形成された2つの三角柱のそれぞれの三角形について補間を行い、三角形内部の格子点について格子点データを求める。
この三角形の内部補間は、例えば前述の特許文献1に記戴されている方法を用いることができる。この補間の方法は特に限定されない。例えば、図7に示すように、補間対象の三角形3辺の信号値のうち、最も大きな辺と2番目に大きな辺が接続する点からその対辺に向かう一方向の補間を行う方法であってもよい。
図7に示す補間方法は、本願人による、例えば特願2005−167405号に記載されている。この方法の概略は、図7において、頂点Aから辺BCへ向かう方向について補間をする場合、辺ABと辺ACのインク値(格子点データ)と、辺BCに平行で格子点を通る直線であるグリッド線を用いて、頂点Aに関する三角形内部の各格子点のインク値を求める。すなわち、グリッド線と辺ABおよび辺ACの交点のインク値から、それぞれの交点と格子点の距離の内分比によって、各格子点のインク値を求める補間を行うものである。
補間によって求められた各三角形内部の格子点データはRAM305に記憶されるか、容量が大きい場合は外部記憶装置308などに格納される。
次に、ステップS405において派生三角形を形成する。この派生三角形は、図6(a)に示す三角柱の場合、上面の三角形WMRと底面の三角形CBBkに平行で且つ合同な三角形を三角柱内にLUTの格子点の間隔に応じて規定されるものである。また、この処理は、図6(b)に示す三角柱についても同様に行われる。規定された三角形の座標データは、RAM305に記憶されるか、容量が大きい場合は外部記憶装置308などに格納される。
そして、ステップS406では、ステップS405で規定されたそれぞれ三角柱のそれぞれの三角形を補間空間として補間を行い、それぞれその内部の格子点の格子点データを求める。補間方法は、ステップS404における三角形補間と同様の方法を用いることができる。その際に使用される三角形の各辺の格子点データは、ステップS404の補間演算によって求められた三角柱表面の格子点データである。求めたそれぞれの三角形内部の格子点データは、RAM305に記憶されるか、容量が大きい場合は外部記憶装置308などに格納される。
次に、ステップS407において、ステップS403からステップS406まで各々処理をされてきたそれぞれの三角柱の三角形の格子点データを合成し、最後にステップS402で分割された2つの三角柱を合成して立方体に戻す。
以上のステップ402〜407の処理を、ステップ402にて前述したように分割の方向ごとに繰返す。これにより、最終的に3つの分割方向に応じた格子点データの立方体を得る。これら3種の立方体のLUTデータはRAM305に記憶されるか、容量が大きい場合は外部記憶装置308などに格納される。
ステップS408では、RAM305などに保存されている分割方向ごとの3つのLUTデータについて、それぞれの格子点データに重み付けする。そして、3つのLUTデータ間で同じ格子点のそれぞれ重み付けされた格子点データの平均をとる処理をする。なお、重み付けは、例えば、分割して三角柱を形成した際の切断面からの距離に応じ、グレイ軸(W-Bkライン)を挟む部分に多くの重みを持たせてもよく、あるいは、色相毎に設定する方法でも良い。
最後に、ステップS409において、ステップS408で重み付け平均によって得られた格子点データを最終的な立方体のLUTデータとし、RAM305または外部記憶装置308などに格納する。
以上のように、本実施形態によれば、LUTの作成に際して、LUTを構成する立方体が、先ず2つの三角柱に分割され、それぞれの三角柱においてその表面の三角形と上面および底面に平行な内部三角形が規定される。そして、それぞれの三角形を補間空間として三角形内部の格子点について格子点データが求められる。これにより、立方体から補間空間を形成する際にできる分割面は、図6(a)および(b)に示す例では、四角形WCBkRの1つだけであり、作成されたLUTにおいてこの面を境に格子点データが不連続となる可能性を低くすることとができる。特に、図9に示した従来例と比較すると、単純に分割面の数が従来例は12であるのに対し本実施形態の場合は1つであり、格子点データが不連続となる可能性をきわめて低くできる。この結果、印刷された画像において擬似輪郭が生じる可能性を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、最終的な補間空間である三角形の数は、三角柱表面とその内部とで比較的少ないものとなる。このため、補間演算に要する時間および負荷がそれだけ少なくすることができる。さらに、これら三角形の補間空間は総てが同じ形であることから、補間演算がそれに応じてより簡易になる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第二の実施形態にかかる色分解テーブルを作成するための構成を示すブロック図である。本実施形態は、立方体の分割を1つの方向、すなわち、1つの切断面のみで行うものである。これに応じて、図8に示す構成は、上記第1実施形態にかかる図1に示す構成における補間方向決定102、グリッド重み付け106および平均化処理107が除かれたものとなる。
(第3の実施形態)
上述の第一の実施形態では、立方体に設定する制御ラインは、7つの制御ラインおよび6つ追加制御ラインとしていたが、本発明の適用はこれに限られるものではない。例えば、追加制御ラインは設定せずに、7つの制御ラインを用いて補間することもできる。例えば、図6(a)に示す三角柱では、追加制御ラインMR、RY、YG、GC、CB、BMが設定されない。この場合、例えば、ラインMR上の格子点データは、格子点Mと格子点Rの格子点データを用いた1次元補間によって求めることができる。他の追加制御ラインについても同様にそれらの上の格子点データを求めることができる。これらのラインの格子点デーを求めた後の処理は、実施形態と同じである。
(他の実施形態)
上述の書く実施形態は、色変換テーブルの作成方法の例を説明したが、色域変換にかかる色変換テーブルなど他のテーブルの作成にも本発明を適用できることは以上の説明からも明らかである。
(さらに他の実施形態)
本発明は、上述した実施形態の機能を実現する、図4に示したフローチャートの手順を実現するプログラムコード、またはそれを記憶した記憶媒体によっても実現することができる。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSが実際の処理の一部または全部を行うものであってもよい。
更に、プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、CPUなどが実際の処理の一部または全部を行うものであってもよい。
本発明の第一の実施形態に係わる色分解テーブルを作成するための構成を示すブロック図である。 本発明の画像処理装置の一実施形態を構成するコンピュータシステムを示す図である。 図2に示すコンピュータシステムにおける主要部を、主に機能モジュールとして表したブロック図である。 本発明の第一の実施形態にかかる色分解テーブル作成処理を示すフローチャートである。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態にかかるLUTの立方体およびその上に規定される制御ラインを示す図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態にかかるLUTの立方体を分割して形成される2つの三角柱を説明する図である。 三角形内部の補間方法の一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態にかかる色分解テーブルを作成するための構成を示すブロック図である。 (a)〜(f)は、一従来例にかかる、立方体を分割して得られる6つの四面体を示す図である。
符号の説明
101、801 制御ライン設定
102 補間方向決定
103、802 三角柱形成
104、803 三角形形成
105、804 三角形補間
106 グリッド重み付け
107 平均化処理
201 分光光度計
202 コンピュータシステム
203 ディスプレイ
204 プリンタ

Claims (8)

  1. 3次元の色空間を規定する色信号に対応して出力色信号を得るために用いるテーブルを作成する画像処理装置であって、
    前記色信号によって規定される格子点で構成された、前記テーブルを構成する立方体において制御ラインを規定し、該制御ライン上の格子点データを求める制御ライン設定手段と、
    前記立方体を、当該立方体において規定される四角形を切断面として、前記制御ラインを辺として含む2つの三角柱に分割する分割手段と、
    該分割された2つの三角柱それぞれにおいて、当該三角柱の表面に前記制御ラインを辺として含む三角形を規定し、前記制御ライン上の格子点データを用いて補間演算してそれぞれの三角形内部における格子点の格子点データを求め、また、前記三角柱の内部に三角形を規定し、前記表面に規定された三角形内部の格子点データを用いた補間演算によって該三角形の内部における格子点の格子点データを求める補間手段と、
    前記格子点データが求められた三角形を合成して格子点データが規定された前記立方体を得る合成手段と、
    を具えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. それぞれ異なる前記切断面を規定して前記分割手段による分割から前記合成手段による立方体の取得までを複数回実行し、該複数回の実行によって得た立方体それぞれの格子点データに重み付けし、該重み付けされた格子点データを前記複数の立方体間で平均化し、格子点データが規定された前記立方体を得る平均化制御手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1に記戴の画像処理装置。
  3. 前記平均化制御手段は、前記切断面からの距離に応じ、当該立方体のグレイ軸を挟む平面に多くの重みを持たせることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 3次元の色空間を規定する色信号に対応して出力色信号を得るために用いるテーブルを作成するためのテーブル作成方法であって、
    前記色信号によって規定される格子点で構成された、前記テーブルを構成する立方体において制御ラインを規定し、該制御ライン上の格子点データを求める制御ライン設定工程と、
    前記立方体を、当該立方体において規定される四角形を切断面として、前記制御ラインを辺として含む2つの三角柱に分割する分割工程と、
    該分割された2つの三角柱それぞれにおいて、当該三角柱の表面に前記制御ラインを辺として含む三角形を規定し、前記制御ライン上の格子点データを用いて補間演算してそれぞれの三角形内部における格子点の格子点データを求め、また、前記三角柱の内部に三角形を規定し、前記表面に規定された三角形内部の格子点データを用いた補間演算によって該三角形の内部における格子点の格子点データを求める補間工程と、
    前記格子点データが求められた三角形を合成して格子点データが規定された前記立方体を得る合成工程と、
    を有したことを特徴とするテーブル作成方法。
  5. それぞれ異なる前記切断面を規定して前記分割工程による分割から前記合成工程による立方体の取得までを複数回実行し、該複数回の実行によって得た立方体それぞれの格子点データに重み付けし、該重み付けされた格子点データを前記複数の立方体間で平均化し、格子点データが規定された前記立方体を得る平均化制御工程をさらに有したことを特徴とする請求項4に記戴のテーブル作成方法。
  6. 前記平均化制御工程では、前記切断面からの距離に応じ、当該立方体のグレイ軸を挟む平面に多くの重みを持たせることを特徴とする請求項5に記載のテーブル作成方法。
  7. コンピュータに読取られることによって、該コンピュータを、3次元の色空間を規定する色信号に対応して出力色信号を得るために用いるテーブルを作成する画像処理装置として機能させるプログラムであって、前記画像処理装置は、
    前記色信号によって規定される格子点で構成された、前記テーブルを構成する立方体において制御ラインを規定し、該制御ライン上の格子点データを求める制御ライン設定手段と、
    前記立方体を、当該立方体において規定される四角形を切断面として、前記制御ラインを辺として含む2つの三角柱に分割する分割手段と、
    該分割された2つの三角柱それぞれにおいて、当該三角柱の表面に前記制御ラインを辺として含む三角形を規定し、前記制御ライン上の格子点データを用いて補間演算してそれぞれの三角形内部における格子点の格子点データを求め、また、前記三角柱の内部に三角形を規定し、前記表面に規定された三角形内部の格子点データを用いた補間演算によって該三角形の内部における格子点の格子点データを求める補間手段と、
    前記格子点データが求められた三角形を合成して格子点データが規定された前記立方体を得る合成手段と、
    を有したことを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータに読取られることによって、該コンピュータを、3次元の色空間を規定する色信号に対応して出力色信号を得るために用いるテーブルを作成する画像処理装置として機能させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記画像処理装置は、
    前記色信号によって規定される格子点で構成された、前記テーブルを構成する立方体において制御ラインを規定し、該制御ライン上の格子点データを求める制御ライン設定手段と、
    前記立方体を、当該立方体において規定される四角形を切断面として、前記制御ラインを辺として含む2つの三角柱に分割する分割手段と、
    該分割された2つの三角柱それぞれにおいて、当該三角柱の表面に前記制御ラインを辺として含む三角形を規定し、前記制御ライン上の格子点データを用いて補間演算してそれぞれの三角形内部における格子点の格子点データを求め、また、前記三角柱の内部に三角形を規定し、前記表面に規定された三角形内部の格子点データを用いた補間演算によって該三角形の内部における格子点の格子点データを求める補間手段と、
    前記格子点データが求められた三角形を合成して格子点データが規定された前記立方体を得る合成手段と、
    を有したことを特徴とする記憶媒体。
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