JP2873946B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2873946B2
JP2873946B2 JP9027189A JP2718997A JP2873946B2 JP 2873946 B2 JP2873946 B2 JP 2873946B2 JP 9027189 A JP9027189 A JP 9027189A JP 2718997 A JP2718997 A JP 2718997A JP 2873946 B2 JP2873946 B2 JP 2873946B2
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pachinko machine
microcomputer
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健吉 中島
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置に各種
図柄や文字などの表示態様を表示することのできるパチ
ンコ機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】周知のように、パチンコ機には、遊技者
に遊技状態を可視表示するためや装飾のために多くの表
示装置が設けてある。従来の表示装置としては、例えば
7セグメントの発光ダイオードの発光部位の組合せによ
り数字または英文字を表示態様として表示するいわゆる
デジタル表示器があり、また回転ドラムの外面に複数の
図柄や文字などを描き、表示窓に上記図柄などの一つを
臨ませ、上記ドラムの回転により図柄などの表示態様を
変化させる回転ドラム表示器などがある。更に、表示素
子として発光ダイオードを縦横例えば5×7個配設し、
発光部位を選択して表示するマトリクス表示器がある。
そして、上記デジタル表示器や回転ドラム表示器あるい
はマトリクス表示器を複数個連設して各表示を組合せる
ようにしたものもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の表示
装置は、マイクロコンピュータを備える制御装置によっ
て表示する表示態様を制御している。しかし、従来の制
御装置は、表示装置の表示素子を制御すると共に、セン
ター役物に設けた継続スイッチや10カウントスイッ
チ、始動口スイッチ、駆動ソレノイド、或は効果音や表
示灯などのパチンコ機全般に亙る制御を行わなければな
らず、マイクロコンピュータの作業容量が限界に近付い
ている。そこで、表示装置に表示制御を担当するマイク
ロコンピュータを設けることが考えられる。一方、パチ
ンコ機はノイズに対して劣悪な環境下で使用されてい
る。このため、従来のパチンコ機において暴走を防ぐた
めの手段としてインターバル割込(周期的割込)方式を
採用したものがある。そこで、パチンコ機本体の制御を
行うマイクロコンピュータ(以下、メインMPUとい
う)と、表示装置の表示制御を行うマイクロコンピュー
タ(以下、サブMPUという)とを設け、上記インター
バル割込方式により制御する場合には、メインMPUと
サブMPUとに夫々例えば割込信号の一つであるリセッ
ト信号を送出するための割込信号発生手段を設けなけれ
ばならない。従って、構成が複雑になってコスト高を招
いてしまう。しかも、メインMPUからサブMPUへ表
示データを転送して表示を行うように構成する場合に、
両MPU間で同期が取れずに表示データを取り逃がすこ
とがある。例えば、ノンマスカブルイントラプト(NM
I)処理で表示データを転送するように構成してもイン
ターバル割込の同期が取れていない状態では、NMIと
共に表示データをメインMPUが送出したとしても、サ
ブMPU側でデータを適切に受け取れなかったり、また
受け取れたとしても、次のインターバル割込までに適正
に処理しきれない状況が発生する。本発明は上記に鑑み
提案されたもので、メインMPUとサブMPUとを備え
るパチンコ機においてメインMPU側に設けた割込信号
発生手段によりサブMPUを制御するように構成したパ
チンコ機を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、プログラムを記憶したROMを備えてマイク
ロコンピュータによって制御されるパチンコ機におい
て、複数の表示素子を有する表示装置にはマイクロコン
ピュータを備えた表示処理部を設け、パチンコ機の制御
を行う制御装置のマイクロコンピュータ及び上記表示処
理部のマイクロコンピュータ対して、制御装置に設け
割込信号発生手段により割込処理を実行し、上記表示
処理部において各表示素子の制御を行ない、表示装置に
所定の図柄を表示するようにしたものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態について説明する。 【0006】本発明における表示装置1は、第1基板2
と第2基板3とを有し、第1基板2の前面には表示基板
4を添設し、第2基板3にはサブマイクロコンピュータ
ユニット(以下、サブMCUと略記する。)5を有する
表示処理部6を形成する。 【0007】第1基板2の前後表面にはプリント配線を
適宜施すと共に、後面にはトランジスタ、抵抗などのチ
ップ素子7…を配設して電気回路(主としてドライブ回
路)を形成し、周縁部には例えば雄型コネクタ8を配置
する。 【0008】表示基板4は、例えば20×20mm程度
の基板であって、この表示基板4の表面に縦横10×1
0個のレンズ部を備えない裸のLED素子9を配列す
る。尚、図1の実施の形態では表示基板4の前面に透光
性のあるカバー部材10を被着している。また、このカ
バー部材10に着色することもできる。 【0009】一方、第2基板3の前後面にはチップ素子
7及びサブMCU5や水晶発振子11などを配設して電
気回路を形成し、周縁には雌型コネクタ12を配置し、
この雌型コネクタ12と前記第1基板2の雄型コネクタ
8とを接続する。尚、図面の実施の形態によれば、第1
基板2と第2基板3とを背中合せに両コネクタ8、12
を接合し、支柱13を介して固定するようになっている
が、ケーブルを介して接続するようにしてもよい。 【0010】また、第2基板3の一縁には外部接続端子
14を設けて、この外部接続端子14を介してパチンコ
機15の制御装置16に接続可能とする。 【0011】上記のような表示装置1は、表示処理部6
を含めて例えば90×45×25mm以内に構成でき、
一つの表示基板4について10×10ドットの図柄表示
が可能である。 【0012】本発明において、表示装置1は、例えば図
4のブロック回路にて示すようにメインマイクロコンピ
ュータユニット(以下、メインMCUと略記する)17
を中心にして、PROM、入出力制御装置、並びに割込
信号発生手段の一つであるリセット手段としてのクロッ
ク回路、分周回路及びリセット回路などから構成される
制御装置16によって制御される。そして、本発明で
は、表示装置1にサブMCU5を有する表示処理部6を
形成して、制御装置16のメインMCU17の負担を軽
減させ回路構成及び配線接続を極めて簡単にしてい
る。 【0013】即ち、メインMCU17にはセンター役物
18などに設けた継続スイッチ19、10カウントスイ
ッチ20、始動口スイッチ21、駆動ソレノイド22、
あるいは電子音発生回路23、ランプ表示器24などの
制御を受け持たせる。一方、表示装置1に設けた表示処
理部6のサブMCU5には制御装置16から受信するデ
ータ及び割込信号に基づいて、表示基板4に配列した各
LED素子9の制御を受け持たせて、表示装置1に所定
の図柄、文字などの表示態様を表示させるのである。 【0014】そして、本発明では、ノイズ或は電源投入
時の不安定状態等による暴走を防ぐため、表示処理部6
は制御装置16からインターバル割込(周期的割込)信
号を受け取るように構成し、割込信号発生回路等を省略
して回路構成を簡略化している。 【0015】また、制御装置16において8ビットデー
タを上下4ビットデータに変換して、時分割的に2度転
送することにより接続本数を減らしている。そして、本
実施の形態においては、データ4本、電源2本、インタ
ーバル割込1本、NMI割込1本、制御信号(4ビット
データの上下、明暗、桁選択)3本の計11本の配線で
足りる。一方、従来のようにメインMCU17に頼る場
合には少なくとも40本の配線が必要である。また、表
示装置1の各LED素子9をメインMCU17で制御す
る場合には処理時間が長くなって表示がチラ付き、見難
いものになってしまう。 【0016】そして、表示装置1に内蔵した表示処理部
6では図5のフローチャートに示すように、I/Oポー
トを初期化し、今回の割込処理がパワーオンによるリセ
ットか、それ以降の周期的割込によるものかを判定し、
ラム(RAM)を初期化し、ノンマスカブルイントラプ
ト(NMI)により入力された上下4ビットデータを8
ビットデータに変換し、フリーランニングカウンタをリ
セットし、上記8ビットデータを図柄データに変換し
て、各ポートに明暗情報として出力し、各表示基板4の
LED行をスキャンするためのデータを更新し、例えば
横行を10回スキャンし、フリーランニングカウンタが
819より大きい時はジャンプさせて1回の発光時間を
819μSとする。一方、NMIでは割込データを対応
するメモリに格納して復帰する。 【0017】尚、LEDスキャン処理を上の行から順番
に行なわず、例えば、上段から1−3−5−7−9−2
−4−6−8−10と交互に表示すれば、遊技者の目の
残像現象により全体の図柄が見易くなる。 【0018】図6ないし図7は上記のような表示装置を
組み込んだセンター役物18の一例である。 【0019】センター役物18は、取付板25の中程に
横に並ぶ3つの表示窓26を有し、各表示窓26には前
記表示基板4が臨む。表示窓26と表示基板4との間に
は、表示基板4側を縮径させた遮蔽板27を上記取付板
25から連続して設ける。尚、上記センター役物18の
表示窓26の上側には、天入賞口28及び天下入賞口2
9を設け、該天入賞口28及び天下入賞口29の前面に
透光性のある化粧板30を添設し、該化粧板30の裏側
にはランプ基板31に取付けたランプ32を臨ませる。
また、上記各入賞口28、29には球通路33、34を
夫々連設する。表示窓26の下側には、発光ダイオード
からなる10カウント表示部35、継続球表示部36、
記憶個数表示部37を設ける。 【0020】上記のようなセンター役物18を配設した
パチンコ機15における遊技の一例は、遊技者が発射装
置38で弾発した打球が遊技盤15′に設けた始動口3
9に入賞し、始動口スイッチ21をオンして特別遊技が
開始し、センター役物18で表示する図柄が高速で変換
し、遊技者がタッチスイッチ40を操作して変換を停止
したときの図柄の組み合せにより大入賞口41を開放す
る。このように、特別遊技の表示に本発明における表示
装置1を使用すれば、制御装置16のメインMCU17
の負担が軽減されて高速処理が可能になり、従来の表示
器に比べきめ細かな表示が可能になると共に配線や制御
が簡単になる。 【0021】また、本実施の形態によれば、表示素子を
制御することによって表示装置が表示する図柄を流動的
に表示することが可能であって、従来にない新鮮な表示
が可能となる。 【0022】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しな
い限り適宜実施できる。例えば、表示素子としてLED
の他にランプや液晶等を使用することができる。また、
表示装置に「打止め」や「大当り」などの文字を表示さ
せることもできる。 【0023】 【発明の効果】本発明によれば、パチンコ機の制御装置
におけるメインマイクロコンピュータの負担を軽減させ
ることができると共に、制御装置のメインマイクロコン
ピュータ及び表示装置に設けた表示処理部のサブマイク
ロコンピュータに対して、制御装置に設けた割込信号発
生手段により割込処理を実行可能であり、制御系の構成
が簡単になるばかりではなく、コストの削減にも有効で
あり、安価なパチンコ機を提供可能である。しかも、ノ
イズ或は電源投入時の不安定状態等による暴走を防止可
能であり、安定した表示を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】前面側から見た表示装置の分解斜視図である。 【図2】後面側から見た表示装置の分解斜視図である。 【図3】表示装置に設けた回路のブロック図である。 【図4】制御装置のブロック図である。 【図5】表示処理部におけるフローチャートである。 【図6】表示装置を設けたセンター役物の正面図であ
る。 【図7】表示装置を設けたセンター役物の縦断面図であ
る。 【図8】表示装置を設けたセンター役物を配設した遊技
盤の正面図である。 【図9】パチンコ機の背面図である。 【符号の説明】 1 表示装置 5 サブMCU 6 表示処理部 9 表示素子 15 パチンコ機 16 制御装置 17 メインMCU

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.プログラムを記憶したROMを備えてマイクロコン
    ピュータによって制御されるパチンコ機において、 複数の表示素子を有する表示装置にはマイクロコンピュ
    ータを備えた表示処理部を設け、 パチンコ機の制御を行う制御装置のマイクロコンピュー
    及び上記表示処理部のマイクロコンピュータ対し
    て、制御装置に設けた割込信号発生手段により割込処理
    を実行し、 上記表示処理部において各表示素子の制御を行ない、表
    示装置に所定の図柄を表示するようにしたことを特徴と
    するパチンコ機。
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