JP2873440B2 - サンドブラストによるアスファルト表層の模様化方法 - Google Patents

サンドブラストによるアスファルト表層の模様化方法

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JP2873440B2 JP7246329A JP24632995A JP2873440B2 JP 2873440 B2 JP2873440 B2 JP 2873440B2 JP 7246329 A JP7246329 A JP 7246329A JP 24632995 A JP24632995 A JP 24632995A JP 2873440 B2 JP2873440 B2 JP 2873440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】アスファルト舗装された駐車
場、構内通路、庭、公園、道路等に於いて、アスファル
トの黒ずんだ表層を容易に脱色模様化し、潤いと美観を
得る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】アスファルト舗装の彩色や模様化の技術
には、天然又は人工の有色骨材を埋め込むものや、結合
材に各種顔料を加えたカラーアスファルト等を用いるも
のがあり、彩色や彩色による模様により、路面の美的効
果や表示効果を果たしている。又、単に、舗装面に塗装
を施すものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アスファルト
舗装は、コンクリート舗装などに較べて経済的である事
を一つの特徴としており、従って、高価な傾向にある有
色骨材やカラーアスファルト等は、舗装に経済性を求め
る場合には適さない。又、単に塗装するのみでは、安っ
ぽく見えるなどして、美観に劣る傾向にある。又、塗装
を除き、多く彩色化や模様化は、舗装の際に施すもので
あり、従って、舗装の終了した後に、改めて舗装面の彩
色・模様化などを希望しても、対応できない事が多い。
【0004】そこで、以上の課題に対して、本願の目的
とするところは、容易、且つ、確実にアスファルト舗装
の表面の黒ずんだ色彩を取り除いて、色彩面での美観を
向上させ、しかも、模様状に取り除く事により、従来の
アスファルト舗装に較べて見た目に優れ、又、舗装工事
の際でも、既存の舗装面に対しても施す事のできる、経
済的な、アスファルト表層の模様化方法を提供する事に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を果すため請求項1記載の発明は、「骨材3を含
黒色のアスファルト表層1に、所望の模様形状に形成
した型材4を所望配置に布設し、アスファルト表層1の
上方から、サンドブラストにより、型材4に覆われてい
ない箇所の骨材からこの骨材に付着したアスファルトを
除去してアスファルト表層1の黒色を脱色することによ
舗装面の当該箇所を骨材色にし、この骨材色が型材4
に覆われて脱色されなかった黒色の舗装面と異なった色
彩となる事により、アスファルト表層1が色分けされて
色分け模様を現すこと」をその要旨とした。
【0006】請求項2記載の発明は、「骨材3が、白色
系の骨材である事」をその要旨とした。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の方法は、ブラスト
前の状態が黒色であるならどの様なアスファルト表層に
も用いる事ができる。対象とするアスファルト表層に
は、アスファルトの黒色と異なった色彩の骨材が用いて
ある現場であればよい。例えば、緑石等の有彩色を持つ
骨材であれば、カラーアスファルトの代替にもなり、
又、一風、異なった趣ともなるなど、舗装する場所に応
じて、様々に工夫する事ができる。
【0008】特に、請求項2に記載した白色系の骨材に
は、白御影石などが用いてある現場であれば、黒ずんだ
アスファルト舗装の脱色効果に適し、更に、アスファル
トの黒色と御影石の白色が無彩色同士の調和を生じて、
美観の面で、大変、効果を奏する。
【0009】又、本願の方法による模様化を予定せずに
舗装してある場合には、用いた骨材に、灰色など、黒色
に近い骨材もあるが、この様な舗装面であっても、本願
の方法でアスファルトを取り除くと、取り除いた部分の
地肌が、取り除かない部分と相当異なり、色彩的に顕著
な違いがなくても、見た目に大きく相違する。
【0010】型材は、サンドブラストによって砂を吹き
付けても、破損しない様なものであれば何でもよく、例
えば、ベニヤ板でも、ゴム板でも、厚手の紙でも適して
いる。ゴム板なら舗装面の凹凸曲面にに追従して覆う事
ができるので、単に布設するだけでよく、ベニヤ板なら
足で踏み押えながら、吹き付けを行えばよい。
【0011】型材の模様と配置は全く自由であるが、型
材で、幾何模様や具象的模様を型どりすると、背景に相
当する部分のアスファルトが取り除かれ、全体的にアス
ファルトとは異なった舗装に見えて、舗装面の美しさが
大幅に向上する。又、タイル状の型材をチェック模様状
に布設して、吹き付けを行えば、タイル貼りの簡易な模
造品に仕上がる。さらには、駐車場での境界線を、この
模様で描いたものであってもよい。
【0012】サンドブラストに用いる砂は、粒度の揃っ
たもので、又、土質を含まないものが、施工時にホコリ
を出さないので適していて、例えば、粒度1.5mm以
下のケイ砂等が好適である。尚、用いる砂の量は、出願
人が実際に試みたところ、30kg入り袋で、約2m2
の舗装面が処理できた。
【0013】尚、アスファルト舗装をする際には、本願
の模様化方法を用いる事を前提として、白色系や有彩色
系の骨材を選択した表層の舗装を行っておくと、一層、
美観に優れる。つまり、本願の方法によって露出させた
骨材が、模様化に適した色彩であるとは限らないため、
美観に適した色の骨材を用いて、模様化の効果を上げる
のである。
【0014】例えば、有彩色の骨材を有するアスファル
ト合材によりアスファルト表層を形成し、この表層に所
望の模様形状に形成した型材を所望配置に布設し、前記
アスファルト表層の上方から、サンドブラストにより、
前記型材に覆われていない箇所のアスファルトを除去し
て、前記骨材を露出させた事を特徴とするサンドブラス
トによるアスファルト表層の模様化方法などが挙げられ
る。
【0015】また例えば、舗装時に各種色彩の優れた石
を埋め込んで露出さておき、その後に、本願の方法を用
いればアスファルトの黒色と、骨材の色と、埋め込んだ
石の色とが、一層美観を向上させる。具体的には、有彩
色の骨材を有するアスファルト合材によりアスファルト
表層を敷均し、この表層上に白色または有彩色の石を模
様状にならべ、その後、転圧することによりアスファル
ト表層を形成する。次に、この表層に所望の模様形状に
形成した型材を所望配置に布設し、前記アスファルト表
層の上方から、サンドブラストにより、前記型材に覆わ
れていない箇所の骨材から、この骨材に付着したアスフ
ァルトを除去して舗装面をこの舗装面に露出した骨材の
色にし、骨材色が前記型材に覆われたアスファルト色の
舗装面と異なった色彩となる事を特徴とするサンドブラ
ストによるアスファルト表層の模様化方法などが挙げら
れる。
【0016】この際、埋め込む石を、型材を布設する際
の目印として用いる事ができ、一例を挙げれば、チェッ
ク模様の升の隅々となる箇所に小石を埋め込んでおき、
升状の型材を布設する際の目印にすれば、型材を正確で
迅速に布設することができる。更に、この埋め込む石の
色彩や大きさ・形状を色々と工夫すれば、美観向上の可
能性が高まる。また更に、この石は、天然石でも人工石
でもよく、厚さ2〜3cmのタイル状であればアスファ
ルト表層の厚さの範囲に収まり、埋め込んだ後は舗装面
とほぼ面一に揃うので好適である。
【0017】また上記の舗装とサンドブラストを併せた
方法に於て、有彩色の骨材の代わりに、白色系の骨材を
用て舗装した模様化方法でもよく、この骨材には白御影
石などが適している。
【0018】
【実施例】次に示す実施例は、駐車場に於ける例であ
り、アスファルト舗装した後に、本願の方法による模様
化を施したものである。この舗装の際には、白御影石を
粉砕したものを骨材3に用いたアスファルト合材によ
り、アスファルト表層を敷設してある。
【0019】図1は、本願方法の施工例を、手順を追っ
て端面図により示したものであり、図1(a)は本願の模
様化を施す前のアスファルト表層1の端面図を示し、図
1(b)は、模様を型どったゴム板による型材4を、所定
配置に布設したところを示している。この様に準備ので
きた舗装面2の上方から、図1(c)に示す様に、サンド
ブラストをかけてゆく。予定した舗装面2をすべて処理
したら型材4を取り除き、図1(d)に示す様に、骨材3
が露出して白っぽくなった処理部分Aと、アスファルト
が当初のまま残存した非処理部分Bとに分かれる。出来
上がった舗装面を、模式的に示すと、図2に示した様に
なり、白地に黒地が映えて、従来なら安っぽく見えたア
スファルトの黒地も、一見、アスファルトでない様に美
しく見える。
【0020】
【発明の効果】以上、述べた様に、本発明の模様化方法
によれば、アスファルト表層に、所望の模様形状に形成
した型材を所望配置に布設し、前記アスファルト表層の
上方から、サンドブラストにより、前記型材に覆われて
いない箇所の骨材から、この骨材に付着するアスファル
トを除去するので、結果的にアスファルトの黒い色を取
り除く脱色効果と共に舗装面を骨材色にする着色効果も
あり、この骨材色が前記型材に覆われたアスファルト色
の舗装面と異なった色彩となるので舗装面が色分けさ
れ、結果、色分け模様が現されることとなり、美的に優
れ、経済的にも優れる。
【0021】特に、白色系の骨材を用いたアスファルト
舗装面に、本願の方法を用いると、見た目が通常のアス
ファルト舗装と著しく異なり、骨材による白い舗装面
に、アスファルトによる黒い模様を配置すると、特に優
れて、美観を呈する事ができる。
【0022】又、型材を布設して、舗装面に模様を形成
するので、型材を所望の模様形状に切り出すだけでよ
く、或は、これらの型材を所望配置に布設するだけでよ
いため、自在、且つ、容易に模様を描く事ができる。
【0023】又、通常のアスファルト舗装の工事の際に
引き続いて行ってもよく、既に舗装済みの、既存のアス
ファルト舗装面に対して行ってもよく、適応範囲が広
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願方法の処理手順を示す説明図である。
【図2】 駐車場に本願方法を施した様子を平面図的に
示す模式図である。
【符号の説明】
1 アスファルト表層 2 舗装面 3 骨材 4 型材 5 サンドブラスト装置 A 処理部分 B 非処理部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材を含む黒色のアスファルト表層に、
    所望の模様形状に形成した型材を所望配置に布設し、前
    記アスファルト表層の上方から、サンドブラストによ
    り、前記型材に覆われていない箇所の骨材からこの骨材
    に付着したアスファルトを除去して前記アスファルト表
    層の黒色を脱色することにより舗装面の当該箇所を骨材
    色にし、この骨材色が前記型材に覆われて脱色されなか
    った黒色の舗装面と異なった色彩となる事により、前記
    アスファルト表層が色分けされて色分け模様を現すこと
    を特徴とするサンドブラストによるアスファルト表層の
    模様化方法。
  2. 【請求項2】 前記骨材が、白色系の骨材である事を特
    徴とする請求項1記載のサンドブラストによるアスファ
    ルト表層の模様化方法。
JP7246329A 1995-09-25 1995-09-25 サンドブラストによるアスファルト表層の模様化方法 Expired - Lifetime JP2873440B2 (ja)

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JP3015802B2 (ja) * 1988-12-28 2000-03-06 日本道路株式会社 舗道の表面処理方法

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