JP2873308B2 - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

車両用ガラスアンテナ

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JP2873308B2
JP2873308B2 JP1145587A JP14558789A JP2873308B2 JP 2873308 B2 JP2873308 B2 JP 2873308B2 JP 1145587 A JP1145587 A JP 1145587A JP 14558789 A JP14558789 A JP 14558789A JP 2873308 B2 JP2873308 B2 JP 2873308B2
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antenna
diversity
antennas
reception
glass
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龍昭 谷口
慶二 高尾
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Matsuda KK
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Matsuda KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はダイバシティ受信およびノンダイバシティ受
信の両方に使用可能な車両用ガラスアンテナに関する。
(従来技術) 従来から、例えば実開昭58−61505号公報に記載され
ているように、車両のリヤガラスに指向性が相互に異な
るメインアンテナとサブアンテナを併設し、電波状況に
応じてこれらアンテナの受信信号を択一的に選択するラ
ジオ受信システムが知られており、これを、通常、ダイ
バシティ受信システムと称している。
ところで、量産車では、同一車種であっても、グレー
ドの違い等によって、ダイバシティ受信システムを採用
するものと採用しないもの(ノンダイバシティ)に分か
れることがある。その場合に、メインアンテナとしてダ
イバシティの効果が最も大きくなるような指向性のアン
テナを採用すると、ノンダイバシティでは受信感度が極
端に悪化してしまう。したがって、ダイバシティとノン
ダイバシティとでガラスアンテナに互換性を持たせよう
とすると、ダイバシティの効果を多少犠牲にしても指向
性の殆ど無いメインアンテナを用いなくてはならない。
また、これを避けるためにはアンテナパターンの異なる
2種類のリヤガラスを作り分けなくてはなくてはならな
くなる。
(発明の目的) 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
ダイバシティ受信システムに対しても、また、ダイバシ
ティ受信でないものに対しても、共通に使用することが
でき、しかも、いずれの場合においても良好な受信感度
を得ることのできる車両用ガラスアンテナを得ることを
目的とする。
(発明の構成) 本発明は、同一ガラス面上に設けたダイバシティ受信
用の相互に指向性が略直交する二つのアンテナからな
り、これら二つのアンテナをダイバシティ式のラジオ受
信機に接続し該ラジオ受信機にて前記二つのアンテナの
受信信号を択一的に選択してアンテナ信号として使用す
る車両用ガラスアンテナにおいて、ダイバシティ受信と
ノンダイバシティ受信とで前記二つのアンテナを共通に
使用するよう、前記二つのアンテナの給電点間に両アン
テナの受信信号を半波長ずらせて相互に干渉しない形で
合成しその合成信号をアンテナ信号としてノンダイバシ
ティ式のラジオ受信機に出力する整合器を取り付け自在
としたものである。
(作用) 本発明のガラスアンテナは、ダイバシティ受信装置を
備えたラジオ受信機とともに用いる場合には、二つのア
ンテナが受信機側の二つの入力端子にそれぞれ接続さ
れ、それら二つのアンテナの受信信号がラジオ受信機に
入力されて、ラジオ受信機にてそれら二つのアンテナの
受信信号が択一的に選択されてアンテナ信号として使用
され、一方、ダイバシティ受信装置を備えないラジオ受
信機とともに用いる場合には、二つのアンテナの給電点
の間に整合器が取り付けられ、この整合器によって二つ
のアンテナの受信信号が合成されて、その合成信号がラ
ジオ受信機にアンテナ信号として入力される。
相互に指向性が略直交する二つのアンテナは、ダイバ
シティ受信に使用したときは、一方を、放送局から送信
される電波の偏波面の方向に対応した指向性を有するメ
インアンテナとし、他方を、メインアンテナを補完する
サブアンテナとすることができ、この場合、ダイバシテ
ィ受信装置を備える受信機に接続したときは、電波の状
態に応じてこれら二つのアンテナの受信信号のうち感度
の高い方が自動的に選択使用される。また、これら二つ
のアンテナをノンダイバシティ受信に使用するよう整合
器を介してダイバシティでない受信機に接続したとき
は、二つのアンテナの受信信号が半波長ずらされて相互
に干渉しない形で合成され、指向性が少なくかつ利得の
大きい合成信号がアンテナ信号としてラジオ受信機に送
られる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の全体図である。この実施
例においては、オーディオセットとして、車室1内のフ
ロント部に設けられたフロアコンソール2に、ダイバシ
ティ式のラジオ受信機,CDプレーヤ,カセットデッキ等
を備えるオーディオ本体3が配設され、また、インスト
ルメントパネル4にはウーハアンプ5および左右一対の
フロントスピーカ6,7が設けられている。そして、後部
シート8の背部には一対のリヤスピーカ9,10と、ウーハ
アンプ11が設けられている。また、左右の後部ドア12,1
3にはドアスピーカ14,15が設けられ、後部シート8の中
央にはリヤコントロールスイッチ16が配設されている。
また、リヤガラス17には、上部にメインアンテナ18が
設けられ、下部にサブアンテナ19が設けられている。こ
れらのアンテナ18,19は、リヤガラス17の内側に形成さ
れたプリント線によって構成されたものであって、それ
らの給電点20,21は互いに近接して配置され、アンテナ
アンプ22を介して前記オーディオ本体3のラジオ受信機
に接続されている。
上記メインアンテナ18およびサブアンテナ19からなる
ガラスアンテナを備えたリヤガラス17は、また、ダイバ
シティ受信装置を有しない車両に対してもそのまま使用
することができる。その場合は、第2図に示すように、
メインアンテナ18の給電点20とサブアンテナ19の給電点
21の間に、可変コンデンサC1,一次側コイルL1,L′1,二
次側コイルL2およびコンデンサC2,C′からなるバラン
23を取り付け、このバラン23の出力端を受信機側に接続
する。このとき、両アンテナ18,19の受信信号は上記バ
ラン23において半波長ずらされて相互に干渉しない形で
合成され、その合成信号がアンテナ信号として使用され
る。
上記メインアンテナ18は、第3図に示すとおり、フロ
ント側(F)およびリヤ側(R)の方向には殆ど利得が
なく、それと直角の方向を軸とした8の字形の指向性を
示すものとされている。また、サブアンテナ19は、上記
メインアンテナ18とは指向性が略直交し、第4図に示す
とおり、フロント側(F)とリヤ側(R)に利得の大き
い8の字形の指向特性を示すもとのされている。これら
によって構成されたガラスアンテナは、そのままダイバ
シティ受信装置に接続することによってダイバシティの
効果が最大限に得られ、また、ノンダイバシティの場合
には、上記のようにバラン23を取り付けることによって
両アンテナ18,19の受信信号が半波長ずらされて相互に
干渉しない形で合成され、指向性が少なくかつ利得の大
きい合成信号がアンテナ信号としてラジオ受信機に送ら
れるため、常に感度の良い受信状態を得ることができ
る。
メインアンテナ18の給電点20とサブアンテナ19の給電
点21は、第5図に示すように共にL型形状とされ、これ
が一対の差込片を形成する形でリヤガラス17裏面に接着
固定している。そして、このガラスアンテナをダイバシ
ティ受信システムとして使用するときは、上記のように
差込片状に形成された給電点20,21にフィーダ線側のソ
ケット(図示せず)を接続する。また、このガラスアン
テナをノンダイバシティ用に使用するときは上述のよう
にバラン23を取り付ける。第5図には、このバラン23を
取り付けた状態が示されている。
バラン23は、第5図および第6図に示すように、表側
と裏側の一対のケーシング部材24,25の間に、回路パタ
ーンがプリントされた基板26を固定し、この基板26に直
付けした二つの雌形コレクタ27,28を裏側ケーシング25
を通して外部に臨ませるとともに、表側ケーシング24か
らフィーダ線29を取り出したものであって、ソケット状
とされ、差込片状に形成された上記給電点20,21に対し
取り付け自在である。
第7図は、本発明の他の実施例を示すものである。こ
の実施例の場合、ガラスアンテナ自体の構造は先の実施
例のものと同様であって、リヤガラス17の裏面にメイン
アンテナ18とサブアンテナ19が設けられているが、これ
をノンダイバシティ用として使用する際の整合器として
は、上記のようなバラン23の代わりに、フィーダ線29を
先端部でU字型に分岐させた同軸ケーブル30を用いるよ
うにしている。この同軸ケーブル30は、その分岐点から
両アンテナ18,19の給電点20,21までの長さに差を付ける
ことによって、二つのアンテナ18,19からの受信信号が
例えば半波長だけ位相がずれて伝達されるよう構成され
ている。この場合も、信号波の相互干渉を防ぎ、指向性
のない高感度の受信を行うことが可能である。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されているので、ダイバシ
ティ受信システムに対しても、また、ダイバシティ受信
でないものに対しても、同じ仕様のガラスアンテナを用
いて良好なラジオ受信を行うようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体図、第2図は同実施例
の要部構成図、第3図は同実施例におけるメインアンテ
ナの指向特性図、第4図は同実施例におけるサブアンテ
ナの指向特性図、第5図は同実施例におけるアンテナの
給電点および整合器の構造および取付状態を示す断面
図、第6図は同整合器の基板およびコネクタの斜視図、
第7図は他の実施例の要部構成図である。 17:リヤガラス、18:メインアンテナ、19:サブアンテ
ナ、20,21:給電点、23:バラン、26:基板、27,28:コネク
タ、29:フィーダ線、30:同軸ケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−3502(JP,A) 実開 昭61−156303(JP,U) 実開 平3−2709(JP,U) 実開 昭58−61505(JP,U) 実開 昭62−26911(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一ガラス面上に設けたダイバシティ受信
    用の相互に指向性が略直交する二つのアンテナからな
    り、これら二つのアンテナをダイバシティ式のラジオ受
    信機に接続し該ラジオ受信機にて前記二つのアンテナの
    受信信号を択一的に選択してアンテナ信号として使用す
    る車両用ガラスアンテナにおいて、 ダイバシティ受信とノンダイバシティ受信とで前記二つ
    のアンテナを共通に使用するよう、前記二つのアンテナ
    の給電点間に両アンテナの受信信号を半波長ずらせて相
    互に干渉しない形で合成しその合成信号をアンテナ信号
    としてノンダイバシティ式のラジオ受信機に出力する整
    合器を取り付け自在としたことを特徴とする車両用ガラ
    スアンテナ。
JP1145587A 1989-06-07 1989-06-07 車両用ガラスアンテナ Expired - Lifetime JP2873308B2 (ja)

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JP4800279B2 (ja) * 2007-09-21 2011-10-26 パイオニア株式会社 受信装置および受信方法
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