JP2872853B2 - 冷蔵庫の扉製造方法 - Google Patents
冷蔵庫の扉製造方法Info
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- JP2872853B2 JP2872853B2 JP4049534A JP4953492A JP2872853B2 JP 2872853 B2 JP2872853 B2 JP 2872853B2 JP 4049534 A JP4049534 A JP 4049534A JP 4953492 A JP4953492 A JP 4953492A JP 2872853 B2 JP2872853 B2 JP 2872853B2
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- JP
- Japan
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- plate
- heat insulating
- insulating material
- refrigerator door
- back surface
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷蔵庫の扉、とくに扉
の前面を構成する前面板の変形の防止に関する製造方法
についてのものである。 【0002】 【従来の技術】図4〜図6は冷蔵庫の従来例を示すもの
で、図において、1は扉本体(以下本体という)、2は
本体1の前面部を形成する外面板、3は本体1の外周部
を形成し、外面板2を支持する外周枠、4は取手、5は
本体1内部に充填された発泡断熱材(以下断熱材とい
う)、6は断熱材5が外面板2に固着するのを防止する
ポリエチレンシートなどからなる離型片、7は外周枠3
の背面に取付けられたポケット部の側部である。以上の
ように構成され、離型片6は断熱材5が発泡固化すると
き発生するガス溜まりや巣のため平坦な表面が形成され
ないため、外面板2が部分的な変形を生じたり、運転時
に断熱材5が部分的に収縮して、外面板2が部分的な変
形を生ずるのを防止する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の扉本体1は以上
のように外面板2と断熱材5とが離型片6により離型さ
れており、発泡樹脂で形成された断熱材5と鋼板で形成
された外面板2とは収縮率が異なるので、庫内の温度が
低くなると断熱材5と外面板2の収縮率の差により、図
6に矢印Aで示されるように、断熱材5は離型片6とと
もに収縮し、その結果外面板2は外方に大きく湾曲し、
中央部がふくれあがるという欠点があった。 【0004】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、外面板と断熱材の全体の膨張
収縮を抑制する冷蔵庫の扉を簡単な工程で製造する冷蔵
庫の扉の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明による冷蔵庫の
扉製造方法は、冷蔵庫の扉の鋼板よりなる外面板を裏面
を上にして置くステップと、外面板の裏面上に鋼板より
なる補強板を重ね合わせて載置するステップと、外面板
および裏面側の外周部よりなる扉枠体の内部に断熱材を
充填させ補強板に断熱材を固着させるステップと、を備
えたものである。 【0006】 【作用】この発明においては、外面板と補強板の両鋼板
を重ね合わせて載置し、断熱材を充填させ発泡固化させ
て補強板に断熱材を固着させる冷蔵庫の扉の製造法であ
って、全体の膨張収縮を抑制する冷蔵庫の扉が単純な工
程で製造できる。 【0007】 【実施例】 実施例1. 以下、この発明の一実施例を図1により説明する。図に
おいて同一符号は同一または相当部分を示し、8は外面
板2の背面に接し、両側部を外周枠3の凹部3aにより
外面板2と結合され、断熱材5の前面に固着される鋼板
により形成された補強板である。ここで、冷蔵庫の扉本
体1は、鋼板よりなる外面板2を裏面を上にして置くス
テップと、外面板2の裏面上に鋼板よりなる補強板8の
重ね合わせ側のほぼ全面を重ね合わせて載置するステッ
プと、外面板2および裏面側の外周枠3より成る扉枠体
の内部に断熱材5を充填させ、発泡固化することにより
形成させるステップと、により製造される。以上のよう
に、外面板2は補強板8をほぼ全面に渡って重ね合わせ
ることにより補強されるので、補強板8に固着した発泡
断熱材5の膨張及び収縮は抑制され、外面板2の変形は
生じない。 【0008】実施例2.図2はこの発明の他の実施例を
示すもので、9は外面板2より外形寸法を縮小した補強
板である。このように構成しても同様の効果をうること
ができ、また補強板9の材料費を節減することができる
効果がある。 【0009】実施例3.図3はこの発明のさらに他の実
施例を示すもので、外周枠3と外面板2とを一体に構成
したもので、同様の効果をうることができ、また部品数
を減少することができる効果がある。 【0010】 【発明の効果】この発明は以上説明したように、外面板
と補強板の両鋼板を重ね合わせて載置し、断熱材を充填
させ発泡固化させて補強板に断熱材を固着させるので、
外面板と断熱材の全体の膨張収縮を抑制し、変形を防止
でき見栄えのよい冷蔵庫扉を非常に簡単な製造方法で得
られると言う効果がある。
の前面を構成する前面板の変形の防止に関する製造方法
についてのものである。 【0002】 【従来の技術】図4〜図6は冷蔵庫の従来例を示すもの
で、図において、1は扉本体(以下本体という)、2は
本体1の前面部を形成する外面板、3は本体1の外周部
を形成し、外面板2を支持する外周枠、4は取手、5は
本体1内部に充填された発泡断熱材(以下断熱材とい
う)、6は断熱材5が外面板2に固着するのを防止する
ポリエチレンシートなどからなる離型片、7は外周枠3
の背面に取付けられたポケット部の側部である。以上の
ように構成され、離型片6は断熱材5が発泡固化すると
き発生するガス溜まりや巣のため平坦な表面が形成され
ないため、外面板2が部分的な変形を生じたり、運転時
に断熱材5が部分的に収縮して、外面板2が部分的な変
形を生ずるのを防止する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の扉本体1は以上
のように外面板2と断熱材5とが離型片6により離型さ
れており、発泡樹脂で形成された断熱材5と鋼板で形成
された外面板2とは収縮率が異なるので、庫内の温度が
低くなると断熱材5と外面板2の収縮率の差により、図
6に矢印Aで示されるように、断熱材5は離型片6とと
もに収縮し、その結果外面板2は外方に大きく湾曲し、
中央部がふくれあがるという欠点があった。 【0004】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、外面板と断熱材の全体の膨張
収縮を抑制する冷蔵庫の扉を簡単な工程で製造する冷蔵
庫の扉の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明による冷蔵庫の
扉製造方法は、冷蔵庫の扉の鋼板よりなる外面板を裏面
を上にして置くステップと、外面板の裏面上に鋼板より
なる補強板を重ね合わせて載置するステップと、外面板
および裏面側の外周部よりなる扉枠体の内部に断熱材を
充填させ補強板に断熱材を固着させるステップと、を備
えたものである。 【0006】 【作用】この発明においては、外面板と補強板の両鋼板
を重ね合わせて載置し、断熱材を充填させ発泡固化させ
て補強板に断熱材を固着させる冷蔵庫の扉の製造法であ
って、全体の膨張収縮を抑制する冷蔵庫の扉が単純な工
程で製造できる。 【0007】 【実施例】 実施例1. 以下、この発明の一実施例を図1により説明する。図に
おいて同一符号は同一または相当部分を示し、8は外面
板2の背面に接し、両側部を外周枠3の凹部3aにより
外面板2と結合され、断熱材5の前面に固着される鋼板
により形成された補強板である。ここで、冷蔵庫の扉本
体1は、鋼板よりなる外面板2を裏面を上にして置くス
テップと、外面板2の裏面上に鋼板よりなる補強板8の
重ね合わせ側のほぼ全面を重ね合わせて載置するステッ
プと、外面板2および裏面側の外周枠3より成る扉枠体
の内部に断熱材5を充填させ、発泡固化することにより
形成させるステップと、により製造される。以上のよう
に、外面板2は補強板8をほぼ全面に渡って重ね合わせ
ることにより補強されるので、補強板8に固着した発泡
断熱材5の膨張及び収縮は抑制され、外面板2の変形は
生じない。 【0008】実施例2.図2はこの発明の他の実施例を
示すもので、9は外面板2より外形寸法を縮小した補強
板である。このように構成しても同様の効果をうること
ができ、また補強板9の材料費を節減することができる
効果がある。 【0009】実施例3.図3はこの発明のさらに他の実
施例を示すもので、外周枠3と外面板2とを一体に構成
したもので、同様の効果をうることができ、また部品数
を減少することができる効果がある。 【0010】 【発明の効果】この発明は以上説明したように、外面板
と補強板の両鋼板を重ね合わせて載置し、断熱材を充填
させ発泡固化させて補強板に断熱材を固着させるので、
外面板と断熱材の全体の膨張収縮を抑制し、変形を防止
でき見栄えのよい冷蔵庫扉を非常に簡単な製造方法で得
られると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す横断面図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す横断面図である。
【図3】この発明のさらに他の実施例を示す横断面図で
ある。 【図4】冷蔵庫扉の従来例を示す斜視図である。 【図5】冷蔵庫扉の従来例を示す横断面図である。 【図6】従来例の冷蔵庫扉の外面板が湾曲した状態を示
す説明図である。 【符号の説明】 2 外面板 5 発泡断熱材 8 補強板
ある。 【図4】冷蔵庫扉の従来例を示す斜視図である。 【図5】冷蔵庫扉の従来例を示す横断面図である。 【図6】従来例の冷蔵庫扉の外面板が湾曲した状態を示
す説明図である。 【符号の説明】 2 外面板 5 発泡断熱材 8 補強板
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭57−202477(JP,A)
特開 昭59−21973(JP,A)
実開 昭52−10665(JP,U)
実開 昭60−54080(JP,U)
実開 昭60−25886(JP,U)
実開 昭54−32867(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
F25D 23/02 304 B
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.冷蔵庫の扉の鋼板よりなる外面板を裏面を上にして
置くステップと、前記外面板の裏面上に鋼板よりなる補
強板を重ね合わせて載置するステップと、前記外面板お
よび裏面側の外周部よりなる扉枠体の内部に断熱材を充
填させ補強板に断熱材を固着させるステップと、を備え
たことを特徴とする冷蔵庫の扉製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049534A JP2872853B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 冷蔵庫の扉製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4049534A JP2872853B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 冷蔵庫の扉製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10100585A Division JPS61259072A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 冷蔵庫の扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566083A JPH0566083A (ja) | 1993-03-19 |
JP2872853B2 true JP2872853B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=12833833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4049534A Expired - Lifetime JP2872853B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 冷蔵庫の扉製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872853B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013160388A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Sharp Corp | 冷蔵庫の扉、およびこれを備えた冷蔵庫 |
US20230081091A1 (en) * | 2020-02-25 | 2023-03-16 | Lg Electronics Inc. | Refrigerator |
KR20230083688A (ko) * | 2021-12-03 | 2023-06-12 | 엘지전자 주식회사 | 진공단열체 및 진공단열체의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2402730A1 (de) * | 1973-12-21 | 1975-07-03 | Ciba Geigy Ag | Reinigungsartikel fuer die verwendung im bad oder unter der dusche |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4049534A patent/JP2872853B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0566083A (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |